JP5919231B2 - マルチフィルム敷設機のフィルム覆土機構 - Google Patents
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Description
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、フィルムロール11からマルチフィルムMを繰り出すフィルム繰出機構13の左右両側に、先端側に押圧輪50と覆土板51とが装着された左右一対の支持アーム52が支軸53廻りに上下揺動自在に支持されて、押圧輪50及び覆土板51が接地される作業姿勢Xと押圧輪50及び覆土板51がフィルムロール11の上方に持ち上げられる退避姿勢Yとに姿勢変更可能とされるマルチフィルム敷設機のフィルム覆土機構であって、
前記支持アーム52は、作業姿勢Xにしたときにフィルムロール11の前方から上方を通って後方に突出するように屈曲形成されていて、マルチフィルム敷設機1の機体側に前部が支軸53を介して支持された前アーム部57と、この前アーム部57の後部に前部が連結されかつ押圧輪50と覆土板51とが装着された後アーム部58とを有し、作業姿勢Xから前アーム部57を支軸53廻りに上方揺動したときに後アーム部58が前アーム部57に対して接近するように、後アーム部58は前アーム部57に横軸83廻り屈曲自在に連結されている点にある。
前アーム部57が支軸53廻りに揺動するときに押圧輪50及び覆土板51がフィルムロール11の上方で前アーム部57に遠近移動するように、制御リンク107の一端部が支持部材60の支軸53の後方で第1連結軸113を介して連結されると共に、制御リンク107の他端部が後アーム部58の前記横軸83の後方で第2連結軸115を介して連結されている点にある。
図1〜図11は本発明の第1実施形態を示している。図2において、マルチフィルム敷設機1はロータリ管理機4に装着されており、ロータリ管理機4は、エンジン2と、エンジン2に続くミッションケース3とを備え、これらの上方に左右一対の運転ハンドル5が設けられ、下方に走行駆動輪6が設けられ、ミッションケース3から走行駆動輪6に回転力を伝えて走行できるようになっている。また、ミッションケース3の後方にロータリ耕耘装置7と畝成形器8とが設けられている。
繰出機構13と、フィルムロール11の下方に設けられたフィルム押圧ローラ15と、フィルム繰出機構13の左右両側に設けられた左右一対のフィルム覆土機構17とを備えている。
ロータリ耕耘装置7は、ロータリ機枠19とロータリ耕耘部20とロータリカバー21とを備えている。
フィルム繰出機構13は、マルチフィルムMが巻回されたフィルムロール11と、このフィルムロール11を左右方向の軸心廻りに回転自在に支持するロール軸30とを備えている。
即ち、支持筒体23に縦取付杆39が上方突設され、この縦取付杆39の上部に取付筒43が上下調整自在に外嵌固定され、取付筒43に前後支持杆40が後方に突設され、前後支持杆40の後部に縦支持杆44が下方に突設され、この縦支持杆44に側面視L字状に屈曲したローラ支持具45が下方側に突設され、ローラ支持具45の先端部に左右一対のローラ軸47が左右方向外方に突設されており、このローラ軸47にフィルム押圧ローラ15が軸心廻りに回転自在に外嵌保持され、フィルムロール11から繰り出されたマルチフィルムMを畝の上面に押圧するようになっている。
機体側のツールバー24の左右両端部に支持アーム52を支持するための支持部材60が具備されている。各支持部材60は、左右一対の支持板61と左右支持板61の前側下部から左右方向内方に突設された支持横杆62とを備え、支持横杆62がツールバー24の保持筒体26に左右方向に位置調整自在に挿通固定されており、これにより、支持部材60がツールバー24の左右両端部に左右に位置調整自在に取り付けられている。左右の支持板61と支持横杆62とは溶接等により互いに固着されている。
支持アーム52は、作業姿勢Xにしたときにフィルムロール11の前方から上方を通って後方に突出するようにその中途部が円弧状に屈曲形成されていて、機体側に前部が支軸
53を介して支持された前アーム部57と、押圧輪50と覆土板51とが装着された後アーム部58とを有している。
左右の連結板81の前アーム部57側の幅方向の他端部(前端部)間に第2ストッパー86が溶接等に固着されている。この第2ストッパー86は、退避姿勢Y時に後アーム部58の前部が上側から接当して押圧輪50及び覆土板51が前アーム部57と干渉しないように後アーム部58を前アーム部57に対して近接方向側への屈曲を規制する。
図7及び図8に示すように、制御リンク107の一端部にボルト109の頭部が溶接等により固着され、このボルト109が支持部材60の左右支持板61の支軸53の後方に取付孔を介して挿通され、このボルト109にナット110を螺合して締め付けることにより、制御リンク107の一端部が第1連結軸113で支持部材60に連結されている。
而して、制御リンク107は、支持アーム52の支軸53廻りの揺動に伴って第1連結軸113廻りに揺動し、支持アーム52を作業姿勢Xにしたときに、制御リンク107が支持アーム52に略沿うようになっており、このときに制御リンク107は支持アーム52と同様にフィルムロール11の前方から上方を通って後方に突出するようにその中途部が円弧状に屈曲形成されている。
その後、左右の支持アーム52先端部のアーム操作レバー70を把持して、左右の支持アーム52を下方に引き下げることにより、再び左右支持アーム52を作業姿勢Xにし、
マルチフィルムMを被覆した畝の隣りにロータリ管理機4乃至マルチフィルム敷設機1で新たな畝を形成してマルチフィルムMを被覆して行けばよい。
また、姿勢変更する際に、摺動体96が支持バー88を前後に摺動することにより、付勢部材105が大きく伸長するのを抑制して、支持アーム52をより軽い力で支軸53廻りに揺動できるようになり、この点からも支持アーム52をより一層簡単に姿勢変更することが可能になる。
図12は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態は、第1実施形態の制御リンク107に代えて不安定切換機構117を設けたもので、不安定切換機構117は、前アーム部57の先端部(後部)に突設した取付片118と、取付片118と後アーム部58の中途部とに連結したコイルバネ119とを備え、前アーム部57を支軸53廻りに作業姿勢X側に揺動しながら後アーム部58を横軸83廻りに伸長したとき、コイルバネ119が後アーム部58を前アーム部57に対して横軸83廻りに離間方向へ付勢し、前アーム部57を支軸53廻りに退避姿勢Y側に揺動しながら後アーム部58を横軸83廻りに屈曲したとき、コイルバネ119が後アーム部58を前アーム部57に対して近接方向に付勢するように構成されている。その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
11 フィルムロール
13 フィルム繰出機構
17 フィルム覆土機構
24 ツールバー
50 押圧輪
51 覆土板
52 支持アーム
53 支軸
57 前アーム部
58 後アーム部
60 支持部材
83 横軸
85 第1ストッパー
86 第2ストッパー
88 支持バー
96 摺動体
105 付勢部材
107 制御リンク
113 第1連結軸
115 第2連結軸
M マルチフィルム
X 作業姿勢
Y 退避姿勢
Claims (3)
- フィルムロール(11)からマルチフィルム(M)を繰り出すフィルム繰出機構(13)の左右両側に、先端側に押圧輪(50)と覆土板(51)とが装着された左右一対の支持アーム(52)が支軸(53)廻りに上下揺動自在に支持されて、押圧輪(50)及び覆土板(51)が接地される作業姿勢(X)と押圧輪(50)及び覆土板(51)がフィルムロール(11)の上方に持ち上げられる退避姿勢(Y)とに姿勢変更可能とされるマルチフィルム敷設機のフィルム覆土機構であって、
前記支持アーム(52)は、作業姿勢(X)にしたときにフィルムロール(11)の前方から上方を通って後方に突出するように屈曲形成されていて、マルチフィルム敷設機(1)の機体側に前部が支軸(53)を介して支持された前アーム部(57)と、この前アーム部(57)の後部に前部が連結されかつ押圧輪(50)と覆土板(51)とが装着された後アーム部(58)とを有し、作業姿勢(X)から前アーム部(57)を支軸(53)廻りに上方揺動したときに後アーム部(58)が前アーム部(57)に対して接近するように、後アーム部(58)は前アーム部(57)に横軸(83)廻り屈曲自在に連結され、
機体側のツールバー(24)の左右両端部に支持部材(60)が具備され、この支持部材(60)に前アーム部(57)の前部が支持されると共に、前記後アーム部(58)と支持部材(60)との間に4節リンク機構を構成する制御リンク(107)が連結され、
前アーム部(57)が支軸(53)廻りに揺動するときに押圧輪(50)及び覆土板(51)がフィルムロール(11)の上方で前アーム部(57)に遠近移動するように、制御リンク(107)の一端部が支持部材(60)の支軸(53)の後方で第1連結軸(113)を介して連結されると共に、制御リンク(107)の他端部が後アーム部(58)の前記横軸(83)の後方で第2連結軸(115)を介して連結されていることを特徴とするマルチフィルム敷設機のフィルム覆土機構。 - 前アーム部(57)と後アーム部(58)との間に、作業姿勢(X)時に後アーム部(58)を前アーム部(57)に対して離間方向側への伸張を規制する第1ストッパー(85)が設けられると共に、退避姿勢(Y)時に押圧輪(50)及び覆土板(51)が前アーム部(57)と干渉しないように後アーム部(58)を前アーム部(57)に対して近接方向側への屈曲を規制する第2ストッパー(86)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマルチフィルム敷設機のフィルム覆土機構。
- 前記支持部材(60)に前後方向に長い支持バー(88)が設けられ、支持バー(88)に摺動体(96)が前後摺動自在に保持され、支持アーム(52)を作業姿勢(X)側に揺動したときに摺動体(96)を後方摺動させて前アーム部(57)を作業姿勢(X)方向に付勢すると共に、支持アーム(52)を退避姿勢(Y)側に揺動したときに摺動体(96)を前方摺動させて前アーム部(57)を退避姿勢(Y)方向に付勢するように、摺動体(96)と前アーム部(57)との間に付勢部材(105)が連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチフィルム敷設機のフィルム覆土機構。
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