JP4017553B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、苗植付装置を走行機体に昇降自在に連結するとともに、次の植付行程の指標を田面に形成する線引きマーカを、作業用接地姿勢と前記苗植付装置の上昇作動に連動して田面から持ち上がった格納姿勢とに起伏自在に前記走行機体に支持させてある乗用型田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
(第1従来技術) 格納姿勢に線引きマーカをロックするロック金具とそのロック金具のロック状態を解除するロック切換具との連係は次のようになっていた。つまり、前後方向への揺動によって苗植付装置を走行機体に対して、上昇作動状態、中立停止状態、下降作動状態、及び、植付状態へ切換え設定する昇降操作レバー(40)を設けるとともに、前記線引きマーカ(5L,5R)を前記格納姿勢にロックするロック金具(35L又は35R)をロック状態とロック解除状態とに切換えるロック切換具を構成するに、左右にスライド移動するアングル状のスライダ(50)を設けていた。このスライダ(50)には左右一対の接当部(50L、50R)を設け、植付位置で昇降操作レバー(40)を左右一方に操作することによって、左右反対方向にスライダ(50)が移動し、一方の接当部(50L、50R)がロック金具(35L又は35R)に接当作用してロック解除状態に切換える(例えば、特許文献1参照。)。
(第2従来技術) ロック金具(35L、35R)を昇降操作レバー(40)の近傍に配置するとともに、線引きマーカ(5L又は5R)に対してワイヤ機構(32L、32R)を介して連係されているロック係止片(33L、33R)をロック金具(35L、35R)に係合すべく近接配置していた。
(第3従来技術) 線引きマーカ(5L,5R)を接地作用姿勢に付勢するバネ(31)は線引きマーカ(5L,5R)を支持するフレームの外方に表出する状態で設けてあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−196614号公報(段落番号〔0034〕、〔0035〕図6、10,11)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(第1従来技術) スライダは左右に移動するだけであり、前後に揺動する昇降操作レバーとそのスライダとの連係構造は次ぎのようなものにならざるを得なかった。つまり、スライダ(50)に係合凹部を形成した係合具(51)を設け、この係合具(51)に向けて昇降操作レバー(40)より操作アーム(40a)を延出し、昇降操作レバー(40)が植付位置に操作された状態で操作アーム(40a)が係合具(51)に係合するように構成されていた。
このような構成を採っているので、昇降操作レバー(40)が植付位置に操作された状態で操作アーム(40a)が係合具(51)に正確に係合させることが難しく、係合状態が十分でない為に操作感覚が良好なものではなかった。
【0005】
(第2従来技術) ロック金具が直接線引きマーカに作用してなく、線引きマーカが格納姿勢に設定された際に、ワイヤ機構の張力でその格納姿勢に維持される構成となっているので、ワイヤ機構に緩みが生ずると格納姿勢にフラツキが生じ、好ましい現象ではなかった。
(第3従来技術) また、コイルバネが表出しているので、夾雑物を挟み込み易い等の問題があった。
【0006】
本発明の目的は、昇降操作レバーとロック切換具との連係を円滑に行え、かつ、線引きマーカを接地作用姿勢に付勢するバネの表出による不都合を回避できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1にかかる発明の特徴構成は、冒頭に記載した乗用型の田植機において、前記苗植付装置を前記走行機体に対して、上昇作動状態、中立停止状態、下降作動状態、及び、植付作動状態へ切換え設定する昇降操作レバーを設けるとともに、前記線引きマーカを前記格納姿勢にロックするロック金具と、このロック金具をロック状態とロック解除状態とに切換えるロック切換具とを連係し、
前記昇降操作レバーの駆動ロッド部を前記ロック切換具に係合し
前記昇降操作レバーの前記した各作動状態への切換操作に連動して、前記ロック切換具を前記ロック状態及び前記駆動ロッド部との係合状態を維持した状態で追従移動させるとともに、前記昇降操作レバーを前記切換操作方向とは異なるロック解除操作方向に操作することによって、前記ロック切換具をロック解除状態に切換可能に構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0008】
〔作用〕
昇降操作レバーが各作動状態を設定すべく作動しても、ロック切換具が追従移動するので、昇降操作レバーとロック切換具との位置関係は変化しない。したがって、昇降操作レバーをいずれの操作位置において操作してもロック切換具との位置関係は一定の関係にあるので、違和感なくロック切換具に対する操作を行うことができる。
【0009】
〔効果〕
昇降操作レバーとロック切換具との連係が変化することはなく、円滑にロック切換具への操作を行うことができ、ロック金具の作動不良等も回避できる。
【0010】
〔構成〕
請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求項1にかかる発明において、前記ロック切換具に対して左右線引きマーカ夫々のロック金具を連係するとともに、前記植付作動状態を現出する植付操作位置においてのみ、前記昇降操作レバーを前記切換操作方向とは異なるロック解除操作方向での正逆操作によって、前記ロック切換具を正逆一方に作動させて、前記左右一方のロック金具を選択的にロック解除状態に切換えるべく構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0011】
〔作用〕
昇降操作レバーが植付操作位置に操作された状態であっても、ロック切換具と昇降操作レバーとの位置関係に変化はないので、植付操作位置で昇降操作レバーを切換操作方向とは異なるロック解除操作方向での正逆一方への操作によって、解除する左右一方のロック金具を選択してロック解除操作できる。
【0012】
〔効果〕
このように、昇降操作レバーを植付操作位置においてロック解除操作方向が切換操作方向とは異なる方向に操作するものであっても、常に、昇降操作レバーとロック切換具とが一定の位置関係を維持しているので、ロック解除操作を円滑に迅速に行うことができる。
【0013】
〔構成〕
請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求項1又は2にかかる発明において、前記昇降操作レバーと同一揺動軸芯位置に一体的に取付てあるロック切換具と、前記苗植付装置に揺動自在に取り付けた左右線引きマーカの揺動支点に近接して配置される夫々の左右ロック金具とを、ワイヤ機構で連係してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0014】
〔作用効果〕
ロック金具を線引きマーカの近くに配置するとともに、ロック金具を線引きマーカに直接作用させてその線引きマーカを格納姿勢に設定する構成を採ることができるので、安定した格納姿勢を維持できるとともに、ロック金具とロック切換具とをワイヤ機構で連係してあるので、ワイヤ機構の引き回し位置に制約が少なく、連係構造が容易に構築できる。
【0015】
〔構成〕
請求項4にかかる発明の特徴構成は、請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の発明において、前記線引きマーカを揺動自在に支持する支持フレーム内に、前記線引きマーカを作業用接地姿勢に付勢するバネを収納している点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0016】
〔作用効果〕
線引きマーカを支持する支持フレーム内に付勢するバネを設けてあるので、バネがフレームの表側に出ることはなく、圃場面の夾雑物等を挟み込むことはない。しかも、線引きマーカを支持する支持フレームをバネのカバーとして利用しているので、専用のカバーを設ける必要もない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に4条植え用の乗用型田植機の全体側面を示している。この乗用型田植機は、走行機体1の前部に操縦ハンドル5、運転座席3を挟んで後部に昇降リンク機構6を介して苗植付装置2を昇降自在に連結するとともに、運転座席3の後方に施肥装置7を設け、苗植付装置2の左右両側に、次の植付行程の指標を田面に形成する線引きマーカー4を設けて構成してある。
【0018】
苗植付装置2の昇降操作構造について説明する。図3及び図4に示すように、操縦ハンドル5の右側方に昇降操作レバー8を設けてあり、昇降操作レバー8を案内ガイド溝aに沿って揺動操作すると、苗植付装置2を走行機体1に対して上昇作動状態、中立停止状態、下降作動状態、植付状態に操作することができる。昇降操作レバー8には昇降制御弁9が連係機構によって連係されており、昇降制御弁9からの圧油供給を受けて伸長作動する引き上げ式の油圧シリンダ10によって昇降リンク機構6を昇降駆動して、苗植付装置2を昇降作動させる。
昇降操作レバー8は前記作動状態を前後揺動によって設定する上昇操作位置U、中立停止位置N、下降操作位置D、植付操作位置に切換操作されるが、植付操作位置において左右に揺動操作されることによって、左右線引きマーカ4,4を接地作用姿勢に切換えることができる。
【0019】
左右線引きマーカ4、4の構造について説明する。図5及び図6に示すように、昇降リンク機構6の後端縦リンク6Aの下端部にローリング作動自在に、走行機体1からの植付動力を受け取るフィードケース11を支持するとともに、このフィードケース11から左右に向けて角パイプ状の支持フレーム12を延出してある。支持フレーム12の左右端から丸パイプ13を延出してあり、丸パイプ13に線引きマーカ4、及び、線引きマーカ4を格納姿勢に維持するロック金具14、線引きマーカ4を接地作用姿勢側に付勢するコイルバネ15等を取付ている。
【0020】
図6及び図8に示すように、丸パイプ13の先端にチャンネル状のブラケット13Aを固着してあり、ブラケット13Aに前後向きの支点ピン16を介して線引きマーカ4の基端取付板4Aをその支点ピン16周りで上下揺動可能に取り付けてある。基端取付板4Aに対して支点ピン16に沿った状態でロック用の係止ピン17が架設してあり、係止ピン17に対して線引きマーカ4の丸棒状本体4Bが差込み固着してあり、基端取付板4Aと丸棒状本体4Bとが一体で回動する。基端取付板4Aの下端部に係止凹部4Cを形成し、この係止凹部4Cにコイルバネ15を係止して、線引きマーカ4を接地作用姿勢に付勢する。
【0021】
コイルバネ15は丸パイプ13内に収納してあり、夾雑物等がコイルバネ15に挟まること等を防止できる。このように、コイルバネ15は丸パイプ13内に収納してあるので、サイドフロートとの間に夾雑物等が詰まることが少なく、かつ、コイルバネ15が丸パイプ13の外側に設けてある場合に比べて、サイドフロート自体の揺動角を大きく採ることができる。また、コイルバネ15が丸パイプ13の外側に設けられていない分他の機器の設置スペースとして確保できる。
【0022】
ブラケット13Aに対して、線引きマーカ4を支持した支点ピン16と平行な状態で支持ピン18を架設するとともに、この支持ピン18にロック金具14を回転可能に支持してある。ロック金具14はトーションバネ19によってロック側に付勢されており、ロック用の係止ピン17に係合することによって、線引きマーカ4を格納姿勢に保持する。
【0023】
線引きマーカ4の基端取付板4Aに対して、コイルバネ15の付勢力に抗して格納姿勢に引き上げ操作するレリーズワイヤ20を連係するとともに、レリーズワイヤ20の他端を昇降リンク機構6のロアーリンク6Bに連係し、苗植付装置2を上昇する毎に線引きマーカ4を上昇作動可能に構成してある。レリーズワイヤ20は、丸パイプ13上に設けた支持ブラケット13Bと昇降リンク機構6の後端リンク6Aの上端に形成したリンクブラケット6aとに亘って設けられたアウタワイヤ20Bと、そのアウタワイヤ20B内にスライド移動するインナーワイヤ20Aとで構成してある。
【0024】
以上のような構成により、図9(イ)、(ロ)に示すように、昇降リンク機構6が畦際旋回時において上昇操作されると、インナーワイヤ端が連結されたロアーリンク6Bの連結部位とアウターワイヤ端を取り付けた後端リンク6Aの上端位置との間隔が拡大することにより、線引きマーカ4の基端取付板4Aにおけるインナーワイヤ取付部位と丸パイプ上のアウタワイヤ端との間隔が狭まるところから、つまり、インナーワイヤ20Aが引き操作されるところから、線引きマーカ4が上昇操作される。線引きマーカ4が上昇操作されると、取付基端板4Aの係止ピン17がロック金具14に作用して、そのロック金具14と係合して、線引きマーカ4の格納姿勢が維持される。
【0025】
次に、ロック金具14に対する操作構造について説明する。図10及び図11に示すように、ハンドルポスト5A内の側板5Bより横向きに支軸21を延出するとともに、支軸21に対してスリーブ21Aを回転自在に外嵌してある。スリーブ21Aに略矩形の断面を有する回転ブラケット22を固着するとともに、この回転ブラケット22に対して前記支軸21と直交する姿勢の基端軸部8Aを差し込んで、昇降操作レバー8が支持されている。昇降操作レバー8は、前記した基端軸部8Aとその基端軸部8Aから屈折させて立ち上げた本体部8Bと、本体部8Bの先端に形成した握り部8Cとからなり、基端軸部8Aの軸芯周りで回転ブラケット22に対して左右揺動自在に構成されており、かつ、回転ブラケット22とともに支軸21の軸芯周りで前後揺動自在に構成してある。
【0026】
回転ブラケット22から基端軸部8Aに平行に支持軸23を延出するとともに、支持軸23の先端側にロック切換具24をその支持軸23周りで揺動自在に取り付けてある。昇降操作レバー8の本体部8Bから支持軸23に平行に駆動ロッド部8Dを延出し、駆動ロッド部8Dの延出端をロック切換具24に係合させてある。ここで、昇降操作レバー8を基端軸部8Aの軸芯周りで左右揺動自在に操作すると、ロック切換具24がその操作方向に揺動する。
【0027】
次に、ロック金具14とロック切換具24との連係について説明する。図11及び図12に示すように、ロック切換具24より左右両側に向けて支持ピン24A,24Aを設けるとともに、夫々の支持ピン24Aに対してその支持ピン24Aと直交する軸芯周りで揺動するU字金具25を取り付け、このU字金具25とロック金具14とをワイヤ機構26によって連係してある。つまり、このU字金具25とロック金具14とをインナーワイヤ26Aで連係し、このインナーワイヤ26Aをアウターワイヤ26Bで保持してある。尚、U字金具25とロック金具14とのワイヤ機構26による連係形態は、左のU字金具25は右のロック金具14に連係され、右のU字金具25は左のロック金具14に連係され、夫々、襷架け状態で連係されている。
【0028】
昇降操作構造について説明する。図10及び図11に示すように、回転ブラケット22より後方に向けて駆動アーム27を延出するとともに、駆動アーム27の先端に連係ロッド28を連係し、その連係ロッド28を操作カム板29に連動連係してある。昇降制御弁9のスプール9Aを苗植付装置2の下降状態を設定する下降位置に向けて突出付勢するとともに、そのスプール9Aを操作カム板29のカム部29Aで付勢力に抗して押し込み操作すると、昇降制御弁9が苗植付装置2の中立停止状態を現出する中立位置、上昇状態を現出する上昇位置に切換えられる。接地センサに基づく昇降制御は、詳しい説明は省略するが、整地フロートにおけるセンタフロート30Aを後支点周りで上下揺動自在に支持するとともに、このセンタフロート30Aの接地圧変動にも拘わらずその接地圧を一定に維持すべくセンタフロート30Aの姿勢を基準姿勢に維持すべく苗植付装置2を昇降作動させる制御をいう。
【0029】
以上のように、昇降操作レバー8と左右の線引きマーカ4,4とを連係することによって、次のような作動状態となる。図10及び図11に示すように、昇降操作レバー8を上昇操作位置Uに設定すると、操作カム板29のカム部29Aがスプール9Aを押し込み操作して、スプール9Aが上昇位置Uに設定される。この状態より昇降操作レバー8を中立位置Nに操作すると、カム部29Aがスプール9Aから離間する方向に揺動してスプール9Aの突出を許容し、昇降制御弁9は中立状態を現出する。この場合に、昇降操作レバー8の中立位置への揺動作動によって、回転ブラケット22が支軸21周りで揺動するが、回転ブラケット22に支持軸23を介して支持されているロック切換具24も一体で揺動する。したがって、駆動ロッド部8Dとロック切換具24との位置関係に変更はない。
【0030】
図12に示すように、昇降操作レバー8を中立停止位置Nより下降位置Dに操作すると、スプール9Aが付勢力によって突出して、昇降制御弁9が下降状態を現出する。更に、昇降操作レバー8を植付位置に操作すると、昇降制御弁9はセンタフロート30に連係されて昇降制御に移行する。以上、昇降操作レバー8の揺動作動によっても、駆動ロッド部8Dとロック切換具24との位置関係に変更はない。
図13に示すように、昇降操作レバー8を植付位置に操作した状態で、基端軸部8Aの軸芯を中心として左右方向の一方に昇降操作レバー8を操作すると、駆動ロッド部8Dの作動でロック切換具24が支持軸23周りで昇降操作レバー8の揺動方向に揺動作動する。そうすると、ロック切換具24に取付けられている左右の支持ピン24A、24Aとともに、左右のU字金具25,25が天秤揺動する。つまり、昇降操作レバー8が右側に揺動操作された場合には、右側のU字金具25が下降し左側のU字金具25が引き上げられて、この左側のU字金具25がインナーワイヤ26Aを引張り右ロック金具14を係止ピン17より離間させる。したがって、ロック解除された右側の線引きマーカ4はコイルバネ15の付勢力によって接地作用姿勢に切り換わる。昇降操作レバー8を左側に揺動操作すると、今度は左側の線引きマーカ4が接地作用姿勢に切り換わる。
押し下げられた反対側のU字金具25は、インナーワイヤ26A又は26Bが弛みを生じることによってロック金具14をロック解除方向に操作することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】昇降操作レバーの操作連係機構を示す側面図
【図4】昇降操作レバーの案内ガイドを示す平面図
【図5】線引きマーカーの取付状態を示す正面図
【図6】線引きマーカーの取付状態を示す平面図
【図7】線引きマーカーの取付部の拡大平面図
【図8】線引きマーカーを作用姿勢と格納姿勢とに切換えた状態を示す正面図
【図9】昇降リンクと線引きマーカーのロック金具とに連係構造を示す側面図
【図10】昇降操作レバーと線引きマーカーとの連係構造を示す正面図
【図11】昇降操作レバーを上昇位置に操作した状態を示す側面図
【図12】昇降操作レバーを下降位置に操作した状態を示す側面図
【図13】昇降操作レバーを植付位置に設定して右側のロックを解除して,線引きマーカーを作用姿勢に切換えた状態を示す正面図
【符号の説明】
1 走行機体
2 苗植付装置
4 線引きマーカ
8 昇降操作レバー
12 支持アーム
14 ロック金具
15 付勢するバネ
24 ロック切換具
26 ワイヤ機構

Claims (4)

  1. 苗植付装置を走行機体に昇降自在に連結するとともに、次の植付行程の指標を田面に形成する線引きマーカを、作業用接地姿勢と前記苗植付装置の上昇作動に連動して田面から持ち上がった格納姿勢とに起伏自在に前記走行機体に支持させてある乗用型田植機であって、
    前記苗植付装置を前記走行機体に対して、上昇作動状態、中立停止状態、下降作動状態、及び、植付作動状態へ切換え設定する昇降操作レバーを設けるとともに、前記線引きマーカを前記格納姿勢にロックするロック金具と、このロック金具をロック状態とロック解除状態とに切換えるロック切換具とを連係し、
    前記昇降操作レバーの駆動ロッド部を前記ロック切換具に係合し
    前記昇降操作レバーの前記した各作動状態への切換操作に連動して、前記ロック切換具を、前記ロック金具のロック状態及び前記駆動ロッド部との係合状態を維持した状態で追従移動させるとともに、前記昇降操作レバーを前記切換操作方向とは異なるロック解除操作方向に操作することによって、前記ロック切換具を、前記ロック金具のロック解除状態に対応した操作位置に切換可能に構成してある乗用型田植機。
  2. 前記ロック切換具に対して左右線引きマーカ夫々のロック金具を連係するとともに、前記植付作動状態を現出する植付操作位置においてのみ、前記昇降操作レバーを前記切換操作方向とは異なるロック解除操作方向での正逆操作によって、前記ロック切換具を正逆一方に作動させて、前記左右一方のロック金具を選択的にロック解除状態に切換えるべく構成してある請求項1記載の乗用型田植機。
  3. 前記昇降操作レバーと同一揺動軸芯位置に一体的に取付てあるロック切換具と、前記苗植付装置に揺動自在に取り付けた左右線引きマーカの揺動支点に近接して配置される夫々の左右ロック金具とを、ワイヤ機構で連係してある請求項1又は2記載の乗用型田植機。
  4. 前記線引きマーカを揺動自在に支持する支持フレーム内に、前記線引きマーカを作業用接地姿勢に付勢するバネを収納している請求項1〜3に記載の内のいずれか一つに記載の乗用型田植機。
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