JP6415213B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無端ベルトを有する画像形成装置に関する。
無端ベルトの内側面に転写ローラを当接させ、無端ベルトに担持された記録材が転写ローラを通過する際に、中間転写ベルトから記録材へトナー像を転写する画像形成装置が広く用いられている(特許文献1)。
ゴム材料の弾性層を有する転写ローラを用いて感光ドラムから中間転写ベルト、又は中間転写ベルトから記録材へトナー像を転写する画像形成装置が広く用いられている(特許文献2)。
特開2012−128228号公報 特開2001−273815号公報
無端ベルトの内側面に転写ローラを当接させた画像形成装置において、ゴム材料の弾性層を有する転写ローラを採用すると、転写ローラの弾性層から種々の液体物質が滲み出して無端ベルトに付着することがある。高温環境で画像形成を行った後に長期間放置すると、滲み出た液体物質が固化、粘着化して、無端ベルトの起動トルクを高めてしまうことがある。
そこで、放置されている間も、一定時間ごとに自律的に無端ベルトを空回転させて、無端ベルトにおける転写ローラの接触位置を転写ローラから離れた位置へ移動してずらせることが提案された。しかし、無端ベルトを空回転させて転写ローラの接触位置が停止した位置がたまたま駆動ローラに接触する位置だった場合、そのまま放置すると、駆動ローラに無端ベルトが固着して、無端ベルトの起動トルクがさらに高くなることが判明した。
本発明は、画像形成後に長時間放置しても、駆動ローラと無端ベルトの固着が抑制されて、無端ベルトの起動トルクが高まりにくい画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、トナー像を形成し、前記像担持体に担持させるトナー像形成部と、記録材を担持して移動する無端ベルトと、ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、前記第1の当接位置で前記像担持体との間に前記無端ベルトを挟持して記録材にトナー像を転写する転写ローラと、ゴム材料の表層を有し、第2の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、回転することで前記無端ベルトを移動させる駆動ローラと、前記駆動ローラが所定時間停止状態にあるときに、前記駆動ローラの駆動を開始し、前記駆動ローラが前記所定時間停止状態にあるときに前記第1の当接位置にあった前記無端ベルトの領域を前記第1の当接位置及び前記第2の当接位置以外の位置に移動させて前記駆動ローラの駆動を停止させる移動モードを実行する実行部と、を備えるものである。
また、本発明の画像形成装置は、像担持体と、トナー像を形成し、前記像担持体に担持させるトナー像形成部と、トナー像を担持して移動する無端ベルトと、ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、前記第1の当接位置で前記像担持体との間に前記無端ベルトを挟持して前記無端ベルトにトナー像を転写する転写ローラと、ゴム材料の表層を有し、第2の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、回転することで前記無端ベルトを移動させる駆動ローラと、前記転写ローラの周囲温度を検出する温度センサと、前記駆動ローラが所定時間停止状態にあるときに、前記駆動ローラの駆動を開始し、前記駆動ローラが前記所定時間停止状態にあるときに前記第1の当接位置にあった前記無端ベルトの領域を前記第1の当接位置及び前記第2の当接位置以外の位置に移動させて前記駆動ローラの駆動を停止させる移動モードを実行する実行部と、を備え、前記実行部は、前記温度センサの検出結果に基づいて、周囲温度が第1温度のときに第1時間ごとに前記無端ベルトを移動させ、周囲温度が前記第1温度よりも高い第2温度のときに前記第1時間よりも短い第2時間ごとに前記無端ベルトを移動させるものである。
また、本発明の画像形成装置は、像担持体と、トナー像を形成し、前記像担持体に担持させるトナー像形成部と、トナー像を担持して移動する無端ベルトと、ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、前記第1の当接位置で前記像担持体との間に前記無端ベルトを挟持して前記無端ベルトにトナー像を転写する転写ローラと、ゴム材料の表層を有し、第2の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、回転することで前記無端ベルトを移動させる駆動ローラと、前記駆動ローラが所定時間停止状態にあるときに、前記駆動ローラの駆動を開始し、前記駆動ローラが前記所定時間停止状態にあるときに前記第1の当接位置にあった前記無端ベルトの領域を前記第1の当接位置及び前記第2の当接位置以外の位置に移動させて前記駆動ローラの駆動を停止させる移動モードを実行する実行部と、を備え、前記実行部は、累積画像形成数が第1の数のときに第1時間ごとに前記無端ベルトを移動させ、前記累積画像形成数が前記第1の数よりも多い第2の数のときに前記第1時間よりも短い第2時間ごとに前記無端ベルトを移動させるものである。
本発明の画像形成装置では、無端ベルトにおける転写ローラの当接位置が転写ローラにも駆動ローラにも当接しない位置へ変更される。このため、当接位置の変更後に長時間放置しても駆動ローラと無端ベルトの固着が抑制されて、無端ベルトの起動トルクが高まりにくい。
画像形成装置の構成の説明図である。 二次転写ベルトユニットの接離機構の説明図である。 二次転写外ローラの構成の説明図である。 実施の形態1の制御のフローチャートである。 実施の形態1における二次転写ベルトの移動量の説明図である。 実施の形態2の制御のフローチャートである。 実施の形態3の制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト40の上向き面に沿って画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト40に転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト40に転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム1C、1Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト40に転写される。
中間転写ベルト40に転写された四色のトナー像は、転写部Nへ搬送されて記録材Pへ二次転写される。記録材Pは、記録材カセット35から取り出されて、分離ローラ36で1枚ずつに分離されて、レジストローラ13へ送り込まれる。レジストローラ13は、中間転写ベルト40のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを転写部Nへ送り込む。上流上ガイド14及び上流下ガイド15は、記録材Pがレジストローラ13から転写部Nへ搬送されるまでの搬送パスを規制する。
四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、二次転写ベルト12から曲率分離した後に、搬送ベルト61に搬送されて定着装置60へ送り込まれる。分離爪32は、二次転写ベルト12から分離した記録材Pが二次転写ベルト12に再び静電的に巻きつくのを防ぐ。
定着装置60は、ヒータ60cを設けた定着ローラ60aと加圧ローラ60bが形成するニップで所定の加圧力と熱量を与えて、記録材Pにトナー像を溶融固着させる。定着装置60によって画像が定着された記録材は、画像形成装置100の機体外へ排出される。
(画像形成部)
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置5Y、5M、5C、5Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部PYについて説明し、他の画像形成部PM、PC、PKに関する重複した説明を省略する。
画像形成部PYは、感光ドラム1Yを囲んで、帯電装置3Y、露光装置4Y、現像装置5Y、一次転写ローラ6Y、ドラムクリーニング装置7Yを配置している。感光ドラム1Yは、アルミニウム製シリンダの外周面に感光層を形成しており、所定のプロセススピードで矢印A方向に回転する。
帯電装置3Yは、感光ドラム1Yを一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置4Yは、画像データを走査線に展開した画像信号に基づいて発生させたレーザービームを回転ミラーで走査して感光ドラム1Yの表面に画像の静電潜像を書き込む。現像装置5Yは、マイナスに帯電させたトナーを感光ドラム1Yの静電潜像に移転させて、静電潜像をトナー像に現像する。現像剤補給部51Yは、画像形成に伴って現像装置5Yから取り出されただけのトナーを現像装置5Yに補給する。
一次転写ローラ6Yは、感光ドラム1Yに向かって中間転写ベルト40を押圧して、感光ドラム1Yと中間転写ベルト40の間に一次転写部を形成する。一次転写ローラ6Yに正極性の直流電圧を印加することで、感光ドラム1Yに担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト40へ転写される。
ドラムクリーニング装置7Yは、感光ドラム1Yにクリーニングブレードを摺擦させて、感光ドラム1Yの表面に付着した転写残トナーを回収する。
(中間転写ベルト)
中間転写ベルト40は、駆動ローラ43、テンションローラ41、および二次転写内ローラ42に張架される。中間転写ベルト40は、駆動ローラ43に駆動されて矢印G方向へ250〜300[mm/sec]の回転速度で回転する。中間転写ベルト40は、周長が2000mm、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの直径は、80mmである。
中間転写ベルト40は、厚さ70μmのポリイミド、ポリカーボネート等の樹脂材料の単層ベルトである。中間転写ベルト40は、帯電防止剤のカーボンブラックを適当量含有させて体積抵抗率を1×10〜1×1014[Ω・cm]に調整してある。
テンションローラ41は、回転軸の両端に配置した加圧ばね41sによって中間転写ベルト40に向かって突き出すように付勢されて、中間転写ベルト40に搬送方向で20〜50N(2〜5kgf)程度のほぼ一定の張力を付与する。ベルトクリーニング装置45は、中間転写ベルト40にクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト40の表面の転写残トナーを回収する。
二次転写内ローラ42は、転写部Nに位置する中間転写ベルト40の内側面を支持して、二次転写内ローラ42に支持された中間転写ベルト40と二次転写ベルト12との間にトナー像の転写部Nを形成する。二次転写内ローラ42は、アルミの芯金に、EPDMのソリッドゴムを1mm被覆したものを用いた。
(二次転写ベルトユニット)
図2は二次転写ベルトユニットの接離機構の説明図である。図2中、(a)は当接状態、(b)は離間状態である。図1に示すように、二次転写ベルトユニット56と中間転写ベルト40との間にトナー像の転写部Nが形成される。二次転写ベルト12が記録材Pを担持して転写部Nを通過する過程で中間転写ベルト40から記録材Pへトナー像が転写される。二次転写ベルト12を用いることで、転写部Nにおいて記録材を安定的に搬送することができ、トナー像の転写後、中間転写ベルト40から記録材Pを容易に分離できる。
図2の(a)に示すように、二次転写ベルト12は、二次転写外ローラ10、分離ローラ21、テンションローラ22、及び駆動ローラ23に張架される。接離機構56Mは、回転中心軸57を中心に二次転写ベルトユニット56を回動して中間転写ベルト40から二次転写ベルト12を接離させることが可能である。加圧カム58が矢印E方向に回転すると、図2の(b)に示すように、二次転写外ローラ10が矢印C方向に下降して、中間転写ベルト40から二次転写ベルト12が離間する。中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12の停止状態では、二次転写内ローラ42及び二次転写外ローラ10による中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12の加圧が解除されている。
二次転写ベルト12は、単層構造で厚みは0.07〜0.1mmである。二次転写ベルト12の周長は200mmである。二次転写ベルト12は、ポリイミド、ポリカーボネートなどの樹脂材料に帯電防止剤のカーボンブラックを適当量含有させて体積抵抗率を1×10〜1×1014[Ω・cm]に調整した樹脂材料で形成される。二次転写ベルト12は、ポリイミドで、厚さ80μmである。二次転写ベルト12は、引っ張り試験法(JIS K 6301)で測定したヤング率の値が100MPa以上10GPa未満である。
二次転写外ローラ10には、出力電流が可変の二次転写電源11が接続される。電源11は、一例として+40〜60μAの転写電流が流れるように、出力電圧を定電流制御される。電源11は、二次転写外ローラ10に転写電圧を印加して、中間転写ベルト40に担持されたトナー像を二次転写ベルト12上の記録材Pへ二次転写させる。トナー像の二次転写に伴って記録材Pは、二次転写ベルト12へ静電気的に吸着される。
図1に示すように、駆動ローラ23は、駆動モータM23に駆動されて二次転写ベルト12を矢印B方向に回転させる。テンションローラ22は、両端を加圧ばねで二次転写ベルト12に向かって付勢されて、二次転写ベルト12に所定の張力を付与する。
図2の(a)に示すように、分離ローラ21は、二次転写外ローラ10の下流に二次転写ベルト12の湾曲面を形成する。二次転写ベルト12上の記録材Pは、分離ローラ21に到達した後、分離ローラ21の周面に沿った二次転写ベルト12の湾曲面で、二次転写ベルト12から曲率分離する。
(二次転写外ローラ)
図3は二次転写外ローラの構成の説明図である。図3に示すように、二次転写外ローラ10は、ステンレス丸棒の芯金10aの外周に弾性層としての中間層10b及び上層10cを設け、上層10cの表面にコート層10dを形成した4層構成のローラである。二次転写外ローラ10は、外径24mmである。
中間層10bは、エピクロロヒドリンゴムとNBRゴムの混合し発泡させたスポンジゴムを用いた厚さ5mmの層である。表層10cは、エピクロロヒドリンゴムとNBRゴムを混合したソリッドゴムを用いた厚さ1mm層である。上層10cは、10点平均表面粗さRzが6.0〜12.0[μm]、Asker−C硬度が30〜40程度である。コート層10dは、フッ素樹脂PTFEをウレタンに分散したフッ素コート材料を20μmコーティングしている。
中間層10b及び上層10cは各種の配合剤を混合されている。二次転写外ローラ10は、常温常湿環境(N/N:23℃、50%RH)にて2kVを印加して測定した抵抗値が1×10〜1×10[Ω]である。
主な配合剤としては、以下のような成分があげられる。
イオン導電剤 :抵抗調整に使用する
補強剤 :硬さ・引張り強さ、耐摩耗性などを高める為に使用する
軟化剤 :ゴムに可塑性を与え、圧延・押出等の加工を改善する為に使用する
加硫剤 :硫黄でゴム分子を繋ぎ、粘性を弾性に変える為に使用する
図2の(a)に示すように、二次転写ベルトユニット56は、中間転写ベルト40に加圧した状態で長時間放置すると、二次転写ベルト12の部分Qに二次転写外ローラ10のブリード物が付着する。ゴム成型品に起こる「ブリード現象」は、ゴム成型品が、時間が経つと、表面に油がでてきて、粘着性を発揮する現象である。エピクロロヒドリンゴムとNBRゴムの混合物に上述した配合剤を添加したソリッドゴムや発泡ゴムのゴム成型品もブリード現象を生じる。二次転写外ローラ10の表面に出てくるブリード物は、配合剤の物質がゴム基材を溶解して液体として滲み出したものである。
以上説明したように、トナー像形成部の一例である感光ドラム1Yは、トナー像を形成し、像担持体の一例である中間転写ベルト40に担持させる。無端ベルトの一例である二次転写ベルト12は、記録材を担持して移動する。
転写ローラの一例である二次転写外ローラ10は、ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で二次転写ベルト12の内面に当接する。二次転写外ローラ10は、第1の当接位置で中間転写ベルト40との間に二次転写ベルト12を挟持して記録材にトナー像を転写する。駆動ローラの一例である駆動ローラ23は、ゴム材料の表層を有し、第2の当接位置で二次転写ベルト12の内面に当接し、回転することで二次転写ベルト12を移動させる。張架ローラの一例である分離ローラ21が二次転写ベルト12の移動方向における二次転写外ローラ10と駆動ローラ23の間で二次転写ベルト12を張架する。
(予備実験)
画像形成装置100を40℃100%の高温高湿環境で12時間放置する実験を行った。放置後、二次転写ベルト12の部分Qにおいて二次転写ベルト12と二次転写外ローラ10とがブリード物によって、固着状態となり、二次転写ベルト12の起動トルクが増えた。
そこで、固着によって起動トルクが許容限界に達しない6時間ごとに、駆動モータM23を回転させて、二次転写ベルト12と二次転写外ローラ10の接触位置を変える制御を付加した。そして、1万枚の画像形成と6時間放置とを交互に繰り返す耐久実験を行った。すると、A4サイズ横送り画像の転写枚数の累積値が10万枚で、二次転写ベルト12と駆動ローラ23の固着により、駆動モータM23による二次転写ベルト12の起動が不可能になった。
そこで、固着の場所を調べたところ、二次転写ベルト12と二次転写外ローラ10の間ではなく、二次転写ベルト12と二次転写外ローラ10の間で固着が発生していた。二次転写外ローラ10は、表面にフッ素コート材料をコーティングされているため、固着の程度が軽微であるが、駆動ローラ23は、表面をゴム材料にして摩擦駆動力を確保しているため、ブリード物による固着が強くなる。6時間ごとの移動において、二次転写ベルト12の二次転写外ローラ10に対する接触位置がたまたま駆動ローラ23に接触する位置へ移動すると、その後の6時間の放置で強固な固着が発生していた。
そこで、6時間ごとの二次転写ベルト12の回転における駆動モータM23の回転時間を調整して、二次転写外ローラ10に当接していた領域が、テンションローラ22と駆動ローラ23の中間位置に停止するようにした。このようにして、1万枚の画像形成と6時間の放置を繰り返す耐久実験を行ったところ、今回は、A4サイズ横送り画像の転写枚数の累積値50万枚でも、二次転写ベルト12と駆動ローラ23の固着が発生しなかった。
つまり、二次転写ベルト12の二次転写外ローラ10に接触していた領域が1回目の移動で駆動ローラ23に接触して停止すると、その後、6時間の放置でも二次転写ベルト12が駆動ローラ23に固着する。しかし、二次転写ベルト12の二次転写外ローラ10に接触していた領域が、時間をあけて、2回目、3回目の移動で駆動ローラ23に接触して停止した場合は、駆動ローラ23と二次転写ベルト12の固着力が弱まる。
二次転写ベルト12の二次転写外ローラ10に接触していた領域がローラに対して非接触な位置で6時間放置されると、ブリード物が二次転写ベルト12上で揮発して、粘着性が下がり、二次転写ベルト12が駆動ローラ23に付着し難くなると考えられる。二次転写ベルト12の二次転写外ローラ10に接触していた領域が6時間乾燥された後であれば、駆動ローラ23に接触して停止して6時間の放置がされた後でも駆動ローラ23に固着しないで済む。
これにより、二次転写ベルト12の間欠的な回転を実行した際の二次転写ベルト12が二次転写外ローラ10及び駆動ローラ23に固着するまでの耐久時間が長くなり、二次転写ベルト12や二次転写外ローラ10及び駆動ローラ23の交換寿命が長くなる。
(実施の形態1の制御)
図4は実施の形態1の制御のフローチャートである。図5は実施の形態1における二次転写ベルトの移動量の説明図である。
図1を参照して図4に示すように、制御部50は、印刷ジョブの最後の画像形成が終了して、実行待ちの印刷ジョブが無くなると、感光ドラム1Y、1M、1C、1K、中間転写ベルト40、及び二次転写ベルト12を停止させる。制御部50は、接離機構56Mを作動させて二次転写ベルトユニット56を中間転写ベルト40から離間し、二次転写ベルト12の停止時間のタイムカウントを開始する。
制御部50は、二次転写ベルト12が停止している間(S101のY)、停止時間をタイムカウントする(S102)。
制御部50は、停止時間が閾値Tm(所定時間)に達すると(S103のY)、離間状態のまま二次転写ベルト12の回転駆動を開始し(S104)、移動時間t1が経過すると二次転写ベルト12の回転駆動を停止する(S105)。
制御部50は、停止時間のタイムカウントをリセットして、新たに閾値Tmまでのタイムカウントを開始する(S106)。
閾値Tmは、タイムカウント開始時における温度センサTSの検出温度に応じて変更される。温度センサTSは、二次転写外ローラ10の周囲温度を検出する。
Figure 0006415213
表1に示すように、環境温度が高いほどブリード物が増えるので、閾値Tmが短く設定され、二次転写ベルト12の回転が頻繁に実行される。
また、二次転写ベルト12の内側面に二次転写外ローラ10のブリード物が溜まってくると、二次転写外ローラ10、駆動ローラ23との固着を発生し易くなる。このため、閾値Tmは、二次転写外ローラ10を用いた累積画像形成数に応じて調整される。カウンタの一例である制御部50のカウンタ機能は、二次転写外ローラ10を用いた累積画像形成数をカウントする。
Figure 0006415213
表2に示すように、表1の閾値Tmに表2の補正係数を乗じて、タイムカウントの閾値Tmが設定される。新品状態から画像の転写回数の累積値が増えるほど固着し易くなるので、画像の転写回数の累積値が増えるほど閾値Tmが短くなる。
図5の(a)に示すように、二次転写ベルト12の移動時間t1は、0.1秒に設定され、その間に、二次転写ベルト12は約20mm回転する。二次転写ベルト12の二次転写外ローラ10に接触していた領域E1は、図5の(b)に示すように、6時間後の回転駆動で位置E2へ移動し、図5の(c)に示すように、さらに6時間後の回転駆動で位置E3へ移動する。二次転写外ローラ10に当接していた領域F2が分離ローラ21に達する手前に来たタイミングで駆動ローラ23を停止させる。図5の(d)に示すように、さらに6時間後、二次転写外ローラ10に当接していた領域G2が分離ローラ21に達する手前に来たタイミングで駆動ローラ23を停止させる。
以上説明したように、タイマの一例である制御部50のタイマ機能は、駆動ローラ23の回転が停止されたときからの時間を計測する。実行部の一例である制御部50は、駆動ローラ23が停止状態にあるときに、タイマ機能による計測結果に基づいて駆動ローラ23の回転を開始して停止させる移動モードを実行する。移動モードでは、停止状態にあるときに第1の当接位置にあった二次転写ベルト12の領域E1を第1の当接位置及び第2の当接位置以外の位置(E2)に移動させて駆動ローラ23の回転を停止させる。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1の画像形成装置100では、所定時間ごとに自律的に移動モードを実行するので、二次転写ベルト12に付着した二次転写外ローラ10のブリード物が駆動ローラ23に付着しにくい。駆動ローラ23に固着して二次転写ベルト12が回転しなくなる事態が回避される。
実施の形態1の移動モードでは、第1の当接位置が駆動ローラ23に達する前に二次転写ベルト12を停止させる。このため、駆動ローラ23の表面にブリード物が付着することを回避できる。
実施の形態1の移動モードでは、第1の当接位置が分離ローラ21に達する前に二次転写ベルト12を停止させる。このため、分離ローラ21の表面を介してブリード物が二次転写ベルト12に塗布されることを回避できる。
実施の形態1の移動モードでは、温度センサTSの検出結果に基づいて、周囲温度が第1温度のときに第1時間ごとに二次転写ベルト12を移動させる。しかし、周囲温度が第1温度よりも高い第2温度のときには第1時間よりも短い第2時間ごとに二次転写ベルト12を移動させる。このため、温度が高いほどブリード物が増える現象に対応できる。
実施の形態1の移動モードでは、カウンタ機能のカウント値に基づいて、累積画像形成数が第1の数のときに第1時間ごとに二次転写ベルト12を移動させる。しかし、累積転写枚数が第1の数よりも多い第2の数のときには第1時間よりも短い第2時間ごとに二次転写ベルト12を移動させる。このため、累積画像形成数が増えるほど二次転写ベルト12に既に付着したブリード物と粘着して起動が難しくなる現象に対応できる。
<実施の形態2>
図1に示すように、実施の形態1では、二次転写ベルト12と駆動ローラ23の固着を問題とした。しかし、画像形成装置100は、一次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが、二次転写外ローラ10と同様な配合剤を含むスポンジローラを使用して二次転写外ローラ10と同一の構造を有する。このため、中間転写ベルト40と一次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kの間でブリード物に関する実施の形態1と同様の問題が発生する。そこで、中間転写ベルト40についても二次転写ベルト12を離間させた状態で単独に移動モードを実行させて、駆動ローラ43への固着を回避するように中間転写ベルト40を停止させている。
画像形成装置100は、トナー像形成部の一例である露光装置4Y及び現像装置5Yがトナー像を形成し、像担持体の一例である感光ドラム1Yに担持させる。無端ベルトの一例である中間転写ベルト40は、トナー像を担持して移動する。転写ローラの一例である一次転写ローラ6Yは、ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置の一例である一次転写部で二次転写ベルト12の内面に当接する。一次転写ローラ6Yは、一次転写部で感光ドラム1Yとの間に中間転写ベルト40を挟持して中間転写ベルト40にトナー像を転写する。駆動ローラの一例である駆動ローラ43は、ゴム材料の表層を有し、第2の当接位置で中間転写ベルト40の内面に当接し、回転することで中間転写ベルト40を移動させる。
中間転写ベルト40は、厚さ70μmのポリイミド、ポリカーボネート等の樹脂材料の基層の上に、厚さ120〜180μmのゴム材料の弾性層を配置し、弾性層の上に厚さ5〜10μmの表層を配置している。中間転写ベルト40は、合計の厚みは200〜250μm、周長が2000mmである。弾性層のゴム材料は、ウレタンゴム、クロロプレンゴム等である。表層は、フッ素樹脂材料を含有し、中間転写ベルト40の表面へのトナーの付着力を小さくして、転写部Nでトナーを記録材Pへ転写し易くする。駆動ローラ43は、直径46mmのステンレスパイプの表面にNBRゴムの表層を設けている。
(実施の形態2の制御)
図6は実施の形態2の制御のフローチャートである。図1を参照して図6に示すように、制御部50は、印刷ジョブの最後の画像形成が終了して、実行待ちの印刷ジョブが無くなると、感光ドラム1Y、1M、1C、1K、中間転写ベルト40、及び二次転写ベルト12を停止させる。制御部50は、接離機構56Mを作動させて二次転写ベルトユニット56を中間転写ベルト40から離間し、二次転写ベルト12の停止時間のタイムカウントを開始する。制御部50は、中間転写ベルト40が停止している間(S201のY)、停止時間をタイムカウントする(S202)。
制御部50は、停止時間が閾値Tm(所定時間)に達すると(S203のY)、中間転写ベルト40の回転駆動を開始し(S204)、移動時間t1が経過すると中間転写ベルト40の回転駆動を停止する(S205)。制御部50は、停止時間のタイムカウントをリセットして、新たに閾値Tmまでのタイムカウントを開始する(S206)。
以上説明したように、タイマの一例である制御部50のタイマ機能は、駆動ローラ43の回転が停止されたときからの時間を計測する。実行部の一例である制御部50は、駆動ローラ43が停止状態にあるときに、タイマ機能の計測結果に基づいて駆動ローラ43の回転を開始して停止させる移動モードを実行する。移動モードでは、停止状態にあるときに一次転写部にあった二次転写ベルト12の領域を一次転写部及び駆動ローラ43に当接する位置以外の位置に移動させて駆動ローラ43の回転を停止させる。このため、中間転写ベルト40に付着した一次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kのブリード物が駆動ローラ43に固着して中間転写ベルト40が回転し難くなりにくい。
<実施の形態3>
図1に示すように、実施の形態1、2では、中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を個別の閾値Tmで個別の移動時間t1だけ移動させた。これに対して、実施の形態3では、中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を同一タイミングで同一時間だけ回転して停止させる。これ以外の構成及び制御は実施の形態1と同一のため、重複する説明を省略する。
実施の形態3の画像形成装置100は、図1に示すように、トナー像形成部の一例である露光装置4Y、現像装置5Yは、トナー像を形成し、感光ドラム1Yに担持させる。第1の無端ベルトの一例である中間転写ベルト40は、トナー像を担持して移動する。第2の無端ベルトの一例である二次転写ベルト12は、記録材を担持して移動する。
第1の転写ローラの一例である一次転写ローラ6Yは、ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で中間転写ベルト40の内面に当接する。一次転写ローラ6Yは、第1の当接位置で感光ドラム1Yとの間に中間転写ベルト40を挟持して中間転写ベルト40にトナー像を転写する。第2の転写ローラの一例である二次転写外ローラ10は、ゴム材料の弾性層を有し、第2の当接位置で二次転写ベルト12の内面に当接する。二次転写外ローラ10は、第2の当接位置で中間転写ベルト40との間に二次転写ベルト12を挟持して記録材にトナー像を転写する。
第1の駆動ローラの一例である駆動ローラ43は、ゴム材料の表層を有し、第3の当接位置で中間転写ベルト40の内面に当接し、回転することで中間転写ベルト40を移動させる。第2の駆動ローラの一例である駆動ローラ23は、ゴム材料の表層を有し、第4の当接位置で二次転写ベルト12の内面に当接し、回転することで二次転写ベルト12を移動させる。
第1の張架ローラの一例であるテンションローラ41は、中間転写ベルト40の移動方向における一次転写ローラ6Yと駆動ローラ43の間で中間転写ベルト40を張架する。第2の張架ローラの一例である分離ローラ21は、二次転写ベルト12の移動方向における二次転写外ローラ10と駆動ローラ23の間で二次転写ベルト12を張架する。
温度センサTSは、一次転写ローラ6Yと二次転写外ローラ10の少なくとも一方の周囲温度を検出する。制御部50のカウンタ機能は、一次転写ローラ6Y及び二次転写外ローラ10を用いた累積画像形成数をカウントする。
(実施の形態3の制御)
図7は実施の形態3の制御のフローチャートである。図1を参照して図7に示すように、制御部50は、印刷ジョブの最後の画像形成が終了して、実行待ちの印刷ジョブが無くなると、感光ドラム1Y、1M、1C、1K、中間転写ベルト40、及び二次転写ベルト12を停止させる。制御部50は、接離機構56Mを作動させて二次転写ベルトユニット56を中間転写ベルト40から離間し、二次転写ベルト12及び中間転写ベルト40の停止時間のタイムカウントを開始する。
制御部50は、二次転写ベルト12及び中間転写ベルト40が停止している間(S301のY)、二次転写ベルト12及び中間転写ベルト40の停止時間をタイムカウントする(S302)。
制御部50は、停止時間が閾値Tmに達すると(S303のY)、二次転写ベルト12及び中間転写ベルト40の回転駆動を開始させる(S304)。移動時間t1が経過すると二次転写ベルト12及び中間転写ベルト40の回転駆動を停止する(S305)。
制御部50は、停止時間のタイムカウントをリセットして、新たに閾値Tmまでのタイムカウントを開始する(S306)。
以上説明したように、タイマの一例である制御部50のタイマ機能は、駆動ローラ43及び駆動ローラ23の回転が停止されたときからの時間を計測する。実行部の一例である制御部50は、駆動ローラ43及び駆動ローラ23が停止状態にあるときに、タイマ機能の計測結果に基づいて駆動ローラ43及び駆動ローラ23の回転を開始させる移動モードを実行する。
移動モードでは、停止状態にあるときに第1の当接位置にあった中間転写ベルト40の領域を第1の当接位置及び第3の当接位置以外の位置に移動させて駆動ローラ43の回転を停止させる。また、停止状態にあるときに第2の当接位置にあった二次転写ベルト12の領域を第2の当接位置及び第4の当接位置以外の位置に移動させて駆動ローラ23の回転を停止させる。
以上説明したように、実施の形態3の移動モードでは、中間転写ベルト40における一次転写ローラ6Yの当接位置が駆動ローラ43に達する前に中間転写ベルト40を停止させる。このとき、同時に、二次転写ベルト12における二次転写外ローラ10の当接位置が駆動ローラ23に達する前に二次転写ベルト12を停止させる。このため、移動モードの回数及び継続時間が節約され、電力消費が少なくて済む。
実施の形態3の移動モードでは、中間転写ベルト40における一次転写ローラ6Yの当接位置がテンションローラ41に達する前に中間転写ベルト40を停止させる。このとき、同時に、二次転写ベルト12における二次転写外ローラ10の当接位置が分離ローラ21に達する前に二次転写ベルト12を停止させる。
実施の形態3の移動モードでは、温度センサTSの検出結果に基づいて、周囲温度が第1温度のときに第1時間ごとに中間転写ベルト40及び前記第2の無端ベルトを移動させる。しかし、周囲温度が第1温度よりも高い第2温度のときには第1時間よりも短い第2時間ごとに中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を移動させる。
実施の形態3の移動モードでは、カウンタ機能のカウント値に基づいて、累積画像形成数が第1の数のときに第1時間ごとに中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を移動させる。しかし、累積画像形成数が第1の数よりも多い第2の数のときには第1時間よりも短い第2時間ごとに中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を移動させる。
<その他の実施の形態>
上述した実施の形態1、2、3は、本発明の実施の形態の一例にすぎず、本発明は、上述した実施の形態1、2、3の具体的な構成及び制御には限定されない。
二次転写ベルト12及び中間転写ベルト40は、図1の構成には限定されない。二次転写ベルト12及び中間転写ベルト40は、PEEK、PEN、PETといった樹脂シート材料を用いてもよい。樹脂材料の基材の上にゴム材料の50μmから500μm程度の弾性層を配置してもよい。表層に、フッ素コート等、離型性の高い材料をコートしてもよい。
像担持体は、中間転写ベルトに限らず、感光ドラムであってもよい。タイマは、停止時間に応じたパラメータを読み取り可能な手段に置き換え可能である。カウンタは、通電時間を累積するタイマを含む。
1Y、1M、1C、1K 感光ドラム
3Y、3M、3C、3K 帯電ローラ
4Y、4M、4C、4K 露光装置
5Y、5M、5C、5K 現像装置
6Y、6M、6C、6K 一次転写ローラ
10 二次転写外ローラ、11 二次転写電源、12 二次転写ベルト
13 レジストローラ、21 分離ローラ
22 テンションローラ、23 駆動ローラ
40 中間転写ベルト、41 テンションローラ
42 二次転写内ローラ、43 駆動ローラ
50 制御部、56 二次転写ベルトユニット
60 定着装置、M23 駆動モータ、N 転写部、P 記録材

Claims (8)

  1. 像担持体と、
    トナー像を形成し、前記像担持体に担持させるトナー像形成部と、
    記録材を担持して移動する無端ベルトと、
    ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、前記第1の当接位置で前記像担持体との間に前記無端ベルトを挟持して記録材にトナー像を転写する転写ローラと、
    ゴム材料の表層を有し、第2の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、回転することで前記無端ベルトを移動させる駆動ローラと
    記駆動ローラが所定時間停止状態にあるときに、前記駆動ローラの駆動を開始し、前記駆動ローラが前記所定時間停止状態にあるときに前記第1の当接位置にあった前記無端ベルトの領域を前記第1の当接位置及び前記第2の当接位置以外の位置に移動させて前記駆動ローラの駆動を停止させる移動モードを実行する実行部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記実行部は、前記移動モードにおいて、前記領域が前記駆動ローラに達する前に前記無端ベルトを停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記無端ベルトの移動方向における前記転写ローラと前記駆動ローラの間で前記無端ベルトを張架する張架ローラを備え、
    前記実行部は、前記領域が前記張架ローラに達する前に前記無端ベルトを停止させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写ローラの周囲温度を検出する温度センサを備え、
    前記実行部は、前記温度センサの検出結果に基づいて、周囲温度が第1温度のときに第1時間ごとに前記無端ベルトを移動させ、周囲温度が前記第1温度よりも高い第2温度のときに前記第1時間よりも短い第2時間ごとに前記無端ベルトを移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写ローラを用いた累積画像形成数をカウントするカウンタを備え、
    前記実行部は、前記カウンタのカウント値に基づいて、前記累積画像形成数が第1の数のときに第1時間ごとに前記無端ベルトを移動させ、前記累積画像形成数が前記第1の数よりも多い第2の数のときに前記第1時間よりも短い第2時間ごとに前記無端ベルトを移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体から前記無端ベルトを離間する離間機構を備え、
    前記移動モード時において、前記像担持体と前記無端ベルトは離間することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 像担持体と、
    トナー像を形成し、前記像担持体に担持させるトナー像形成部と、
    トナー像を担持して移動する無端ベルトと、
    ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、前記第1の当接位置で前記像担持体との間に前記無端ベルトを挟持して前記無端ベルトにトナー像を転写する転写ローラと
    ム材料の表層を有し、第の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、回転することで前記無端ベルトを移動させる駆動ローラと、
    前記転写ローラの周囲温度を検出する温度センサと、
    前記駆動ローラが所定時間停止状態にあるときに、前記駆動ローラの駆動を開始し、前記駆動ローラが前記所定時間停止状態にあるときに前記第1の当接位置にあった前記無端ベルトの領域を前記第1の当接位置及び前記第2の当接位置以外の位置に移動させて前記駆動ローラの駆動を停止させる移動モードを実行する実行部と、を備え、
    前記実行部は、前記温度センサの検出結果に基づいて、周囲温度が第1温度のときに第1時間ごとに前記無端ベルトを移動させ、周囲温度が前記第1温度よりも高い第2温度のときに前記第1時間よりも短い第2時間ごとに前記無端ベルトを移動させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 像担持体と、
    トナー像を形成し、前記像担持体に担持させるトナー像形成部と、
    トナー像を担持して移動する無端ベルトと、
    ゴム材料の弾性層を有し、第1の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、前記第1の当接位置で前記像担持体との間に前記無端ベルトを挟持して前記無端ベルトにトナー像を転写する転写ローラと、
    ゴム材料の表層を有し、第2の当接位置で前記無端ベルトの内面に当接し、回転することで前記無端ベルトを移動させる駆動ローラと、
    前記駆動ローラが所定時間停止状態にあるときに、前記駆動ローラの駆動を開始し、前記駆動ローラが前記所定時間停止状態にあるときに前記第1の当接位置にあった前記無端ベルトの領域を前記第1の当接位置及び前記第2の当接位置以外の位置に移動させて前記駆動ローラの駆動を停止させる移動モードを実行する実行部と、を備え、
    前記実行部は、累積画像形成数が第1の数のときに第1時間ごとに前記無端ベルトを移動させ、前記累積画像形成数が前記第1の数よりも多い第2の数のときに前記第1時間よりも短い第2時間ごとに前記無端ベルトを移動させることを特徴とする画像形成装置。
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