JP6414932B2 - スライドドアのアシスト引手 - Google Patents

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本発明は、スライドドアの開放操作力を軽減して、ドアを軽快に開放するためのアシスト引手に関する。本発明におけるスライドドアとは、引戸、サッシ窓、片引き窓等に代表される、引違い開閉されるウイング全般を含む概念である。
この種のアシスト引手は、特許文献1に開示されている。そこでは、縦長の固定部と、固定部に対して左右スライドする操作部と、操作部の左右スライド動作を受けて伸縮変形するリンク構造と、リンク構造の出力端に軸支されるローラー(当接部)と、リンク構造を復帰付勢するばねなどでアシスト引手を構成している。リンク構造は、固定部に組付けられるリンクピンでX字状に連結される一対の大リンクと、大リンクの片方のリンク腕に対してX字状に連結されて、リンク端同士が連結される一対の小リンクで、パンタグラフ状の平行リンク機構として構成してあり、大リンクの自由端にローラーが軸支されている。一対の小リンクのリンク端と、小リンクが連結された一対のリンク腕のリンク端には、それぞれスライドピンが固定してあり、これら4個のピンは固定部に設けた上下方向のガイド溝で、上下スライドのみ可能に案内してある。操作部は、大リンクのリンク端に連結される金属製のベース板と、ベース板に締結されるプラスチック製のカバーとで構成してあり、固定部の上下端に設けた案内部でカバーを左右スライド可能に案内している。
特許文献2のアシスト引手は、縦長のベース部と、ベース部に対して左右スライドするハンドル部と、ハンドル部の左右スライド動作を受けて左右回動する上下一対の回動レバーと、回動レバーでスライド操作されるコ字形の中継部材および押圧部と、回動レバーを復帰付勢する捩じりコイルばねなどで構成してある。上下一対の回動レバーを同期して回動させるために、両レバーの隣接部分にレバー連結機構を設けている。レバー連結機構としては、各レバーに部分的なギヤ歯を設けて、ギヤ同士の噛合いによって回動レバーを同期して回動させる構造と、各レバーに設けたU字状の係合溝をピンで連結して、回動レバーを同期して回動させる構造が開示してある。ハンドル部は、上下に長い手掛け部と、その一側上下に設けた連結部とで門形に形成してあり、連結部はベース部に設けたフード部(ガイド枠部)でスライド自在に案内してある。
特許第3927938号公報(段落番号0022、図5) 特許第5578656号公報(段落番号0021〜0035、図5、図10)
特許文献1のアシスト引手は、操作部の開放操作力を一対の大リンクの倍力作用によって増幅するので、スライドドアを初動抵抗に抗して軽快に開放できる。また、操作部を平行移動させてスライドドアの開放初期動作をアシストするので、レバーを中心軸の回りに傾動操作する形態のアシスト引手に比べて、操作部を違和感なく円滑に開放操作でき、さらに、操作部の操作ストロークを小さくできる利点もある。しかし、大リンク、小リンク、ローラー、および復帰ばねを、それぞれ一対ずつ設ける必要があるので、引手の全体構造が複雑化し、組立てに手間がかかることもあって製造コストが嵩むのを避けられない。また、引手全体の外郭形状が大きく、さらに全厚寸法が分厚いため違和感を与えやすく、とくにアシスト引手を既存のスライドドアに装着する場合に室内の雰囲気が損なわれやすい。
その点、特許文献2のアシスト引手は、ハンドル部のスライド動作を、上下一対の回動レバーと中継部材でスライド動作に変換して、押圧部を押出し操作するので、特許文献1のアシスト引手に比べて、引手の全体構造を簡素化し小形化できる。また、一対のギヤでレバー連結機構を構成するアシスト引手の場合には、回動レバーを厚み方向に重ねる必要がないので引手の全厚寸法を小さくできる。しかし、特許文献1のアシスト引手に比べると、開放操作するときハンドル部がぎくしゃくして平行移動しにくいため、ハンドル部を円滑に開放操作できず操作性に問題がある。これは、回動レバーがベース部に設けたレバー回動支軸で回動可能に拘束してあるだけで、ハンドル部と回動レバーの連結部、およびレバー連結機構のそれぞれが、余裕隙間の分だけ自由にずれ動く余地があるからである。とくに、U字状の係合溝とピンを介して回動レバーを同期回動させるレバー連結機構の場合には、係合溝とピンが滑る余地があるため、ハンドル部がぎくしゃくしやすい。回動レバーや中継部材、あるいは連結部およびギヤ連結部を高精度に加工すると、余裕隙間をある程度は小さくしてずれ動きを抑止できるが、加工コストが嵩んでアシスト引手が高コスト化してしまう。また、回動レバーをベース部の内部で回動させるので、引手の左右幅が大きくなる不利がある。さらに、回動レバーの先端がU字状(二又状)であるため、U字部分が破損し易い点にも不利がある。
本発明の目的は、アシスト引手の全体構造を簡素化してコストダウンと、引手構造の小形化と薄形化を実現し、さらに、スライドドアを円滑にしかも軽快に開放操作できる操作性に優れたスライドドアのアシスト引手を提供することにある。
本発明に係るスライドドアのアシスト引手は、スライドドア2の閉じ端側に装着されるベース体8と、ベース体8に組付けられるアシスト機構9と、ベース体8の外面に配置されてアシスト機構9を待機状態から作動状態に切換え操作するハンドル10を備えている。アシスト機構9は、ベース体8で出退スライド可能に支持した蹴出し体27と、蹴出し体27を出退操作する上下一対の倍力レバー28と、倍力レバー28を待機状態に復帰付勢する復帰ばね29を備えている。図1に示すように、蹴出し体27と一対の倍力レバー28は連結ピン30で同行移動可能に連結されて、連結ピン30がベース体8に設けた出退ガイド溝20で出退スライド自在に案内されている。倍力レバー28の先端とハンドル10は、いずれか一方に設けた入力ピン37と、他方に設けた入力ガイド溝46で連結してある。倍力レバー28の上下中途部とベース体8とは、いずれか一方に設けた支点ピン38と、他方に設けた支点ガイド溝22で連結してある。倍力レバー28がハンドル10で傾動操作されて、蹴出しブロック27および連結ピン30が出退ガイド溝20に沿って進出移動する状態において、入力ピン37と入力ガイド溝46、および支点ピン38と支点ガイド溝22がそれぞれ相対移動して、倍力レバー28の傾動に伴う軌跡差を吸収することを特徴とする。
四角形状に形成された蹴出し体27の倍力レバー28との連結面側に、連結ピン30とスライド突起31を一体に設けて、連結ピン30およびスライド突起31を出退ガイド溝20でスライド案内する(図7参照)。ベース体8の一側に、蹴出し体27の出入りを許す出退口14と、蹴出し体27の上下周面をスライド自在に案内する出退ガイド壁17を設ける。蹴出し体27は、前記出退ガイド壁17と出退ガイド溝20の3者で、出退スライド可能に案内してある。
ベース体8に、アシスト機構9を収容する収容凹部13を凹み形成する。収容凹部13の周囲を囲む周側壁の一方に、倍力レバー28の出入りを許すアーム開口15と、倍力レバー28とハンドル10の連結部を待機状態において収容するポケット凹部16を形成する。作動状態において、ベース体8から突出する倍力レバー28の中途部に、アーム開口15の開口端縁との接当干渉を避ける逃げ切欠36を設ける(図6参照)。
ハンドル10は、金属製のハンドルベース44と、ハンドルベース44の外面を覆うハンドルカバー45で構成する。倍力レバー28に入力ピン37と支点ピン38を固定する。ハンドルベース44に入力ピン37をガイドする入力ガイド溝46を形成し、ベース体8に支点ピン38をガイドする支点ガイド溝22を形成する。
ハンドルカバー45の上下壁の内面に、上下に対向するスライド突起52を設ける。図10に示すように、スライド突起52はベース体8の上下の端壁に設けたガイド溝53で出退スライド可能に案内する。
復帰ばね29を収容する上下一対のばね受部18を、出退ガイド壁17に隣接して設ける。倍力レバー28は、ハンドル10に連結される長寸の操作側アーム34と、蹴出し体27に連結される短寸の駆動側アーム35を一体に備えている。駆動側アーム35とばね受部18との間に、圧縮コイルばねからなる復帰ばね29を配置して倍力レバー28を復帰付勢する。待機状態において、蹴出し体27および駆動側アーム35の側面は、収容凹部13の周側壁で受止められている。
倍力レバー28の駆動側アーム35の中途部に段落部を形成して、段落部と駆動側アーム35の先端との間に段落面40を形成する。一対の倍力レバー28は、段落面40同士が対向する状態で蹴出し体27に連結されて、一対の操作側アーム34をベース体8に設けたボス23および支持リブ24で同一平面上に支持する。待機状態における操作側アーム34の一部を、アーム開口15の開口周縁壁で支持する。
本発明に係るアシスト引手においては、出退スライド可能な蹴出し体27と、蹴出し体27を出退操作する上下一対の倍力レバー28と、倍力レバー28を待機状態に復帰付勢する復帰ばね29などでアシスト機構9を構成した。こうしたアシスト引手によれば、平行リンク機構で開放操作力を増幅する特許文献1のアシスト引手に比べて、アシスト引手の全体構造を簡素化し、さらに組立ての手間を省いてコストダウンを実現できる。加えて、アシスト機構9の構成部品が少ない分だけ、アシスト引手の小形化と薄形化を実現できる。
また、本発明に係るアシスト引手においては、蹴出し体27と一対の倍力レバー28を連結ピン30で同行移動可能に直結し、ハンドル10で傾動操作される倍力レバー28の動作を、連結ピン30を介して蹴出し体27に直接伝えるようにした。さらに、蹴出し体27および連結ピン30が出退ガイド溝20に沿って進出移動するとき、入力ピン37と入力ガイド溝46、および支点ピン38と支点ガイド溝22がそれぞれ相対移動することにより、倍力レバー28の傾動に伴う軌跡差を吸収できるようにした。こうしたアシスト引手によれば、倍力レバー28の傾動に伴う軌跡差を円滑に吸収しながら、入力ピン37と入力ガイド溝46、および支点ピン38と支点ガイド溝22の、相対移動時の不必要なずれ動きを規制した状態で、ハンドル10の姿勢を平行に維持できる。従って、回動レバーをベース部に設けたレバー回動支軸で回動可能に軸支する特許文献2のアシスト引手に比べて、ハンドル10がぎくしゃくするのを解消して、アシスト引手の操作性を向上しスライドドア2を軽快に開放操作できる。
蹴出し体27の倍力レバー28との連結面側に、連結ピン30とスライド突起31を一体に設けて、これら両者30・31を出退ガイド溝20でスライド案内した。また、ベース体8の一側に出退口14と出退ガイド壁17を設けて、蹴出し体27を出退ガイド壁17と出退ガイド溝20の3者で、出退スライド可能に案内するようにした。こうしたアシスト引手によれば、進出移動時の蹴出し体27をがたつきのない安定した状態でスライド案内して、連結ピン30の中心がずれ動くのを確実に防止できる。因みに、傾動するときの倍力レバー28は、連結ピン30を位置基準にした状態で、支点ピン38を中心にして傾動する。そのため、上記のように連結ピン30の進出動作が安定すると、倍力レバー28の傾動動作を常に一定にして、蹴出し体27を的確に進出操作でき、スライドドア2をさらに円滑かつ軽快に開放操作できる。
収容凹部13の周側壁の一方にアーム開口15とポケット凹部16が形成してあるアシスト引手において、倍力レバー28の中途部に、アーム開口15の開口端縁との接当干渉を避ける逃げ切欠36を設けるようにした。こうしたアシスト引手によれば、倍力レバー28が作動状態に切換えられた状態において、逃げ切欠36がアーム開口15と交差して倍力レバー28がベース体8の外へ突出する。そのため、逃げ切欠36を設けた分だけアーム開口15の上下長さを小さくして、塵埃などがアーム開口15から収容凹部13内へ入りこむのを極力避けることができる。
倍力レバー28に入力ピン37と支点ピン38を固定し、ハンドルベース44に入力ガイド溝46を形成し、ベース体8に支点ガイド溝22を形成すると、アシスト機構9をコンパクト化し、同機構9を収容するベース体8を小形化できる。例えば、倍力レバー28に入力ガイド溝46および支点ガイド溝22を形成し、ハンドルベース44およびベース体8に入力ピン37と支点ピン38を固定する場合には、各ガイド溝46・22を形成する必要上、倍力レバー28の左右幅や上下長さを大きくする必要がある。そのため、上記構成のアシスト引手に比べてアシスト機構9が大形化し、同機構9を収容するベース体8が大形化するのを避けられない。
ハンドルカバー45に設けた上下一対のスライド突起52を、ベース体8に設けたガイド溝53で出退スライド可能に案内すると、ハンドルカバー45が傾動しようとするのをスライド突起52およびガイド溝53で規制できる。従って、ハンドル10がぎくしゃくするのをさらに確実に解消して、ハンドル10を常に適正な姿勢に保持した状態で左右に平行移動させることができる。
長寸の操作側アーム34と、短寸の駆動側アーム35で倍力レバー28を形成し、駆動側アーム35とばね受部18との間に、圧縮コイルばねからなる復帰ばね29を配置すると、復帰ばね29の小形化とばね掛け構造の簡素化を同時に実現できる。短寸の駆動側アーム35の傾動ストロークは、長寸の操作側アーム34の傾動ストロークに比べて充分に小さいので、復帰ばね29が備えているべき伸縮ストロークを小さくでき、さらに、復帰ばね29を圧縮した状態で、ばね端を駆動側アーム35とばね受部18にあてがえばよく、ばね構造およびばね掛け構造を簡素化できるからである。また、待機状態において、蹴出し体27および駆動側アーム35の側面を収容凹部13の周側壁で受止めて、待機状態における倍力レバー28とハンドル10の姿勢を常に一定にして、アシスト引手の外観の体裁を向上できる。
駆動側アーム35に段落面40を形成し、段落面40同士が対向する状態で一対の倍力レバー28を蹴出し体27に連結し、操作側アーム34をベース体8に設けたボス23および支持リブ24で同一平面上に支持した。こうしたアシスト引手によれば、倍力レバー28が待機状態から作動状態へ傾動するとき、操作側アーム34が厚み方向へぐら付くのを防止して、倍力レバー28を的確に傾動させることができるので、倍力レバー28による操作力の増幅と、蹴出し体27の進出操作とをさらに円滑に行える。また、待機状態における操作側アーム34の一部を、アーム開口15の開口周縁壁で支持することにより、ハンドル10が開放操作されてスライドし始めるとき、操作側アーム34がアーム開口15の周囲壁の内面に接当し引っ掛かるのを防止できるので、ハンドル10を常に円滑に開放操作できる。
本発明に係るアシスト引手の縦断正面図である。 アシスト引手の適用例を示す正面図である。 アシスト引手の適用例を示す横断平面図である。 アシスト引手の分解斜視図である。 待機状態のアシスト引手を示す縦断正面図である。 作動状態のアシスト引手を示す縦断背面図である。 図5におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図5におけるC−C線断面図である。 図5におけるD−D線断面図である。 待機状態のアシスト引手を示す外観図である。 作動状態のアシスト引手を示す外観図である。
(実施例) 図1ないし図12は、本発明に係るアシスト引手の実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図1および図3に示す交差矢印と、矢印の近傍に表記した前後・左右・上下の表示に従う。図2において符号1は開口枠、2は開口枠1に沿って引違開閉されるガラス戸(スライドドア)である。ガラス戸2は、上下に長い四角形状の戸枠3と、戸枠3に嵌込まれた板ガラス4と、図示していない戸車または吊車などで構成してある。符号6はクレセント錠である。開口枠1および戸枠3の周囲には、雨水や騒音を遮断するための複数のシール構造が設けてあり、これらのシール構造の摩擦抵抗が、閉じ状態のガラス戸2を開放するときの初動抵抗となる。また、高度の断熱機能を発揮するために、板ガラス4が内外2重に配置してあるガラス戸の場合には、全体重量が大きくなるため初動抵抗はさらに増加する。
上記の初動抵抗に抗してガラス戸2を軽快に開放するために、戸枠3の閉じ端側の縦枠部5にアシスト引手を設けている。左側のアシスト引手と右側のアシスト引手は同じ構造で、縦枠部5に対する装着姿勢が異なるだけであるので、以下では左側のアシスト引手についてのみ説明する。アシスト引手は、縦枠部5に固定されるベース体8と、ベース体8に組付けられるアシスト機構9と、ベース体8の外面に配置されてアシスト機構9を待機状態(図5に示す状態)から作動状態(図1に示す状態)に切換え操作するハンドル10を備えている。
図4において、ベース体8は、縦長のプラスチック成型品からなるベース本体11と、ベース本体11の取付け面側を覆うカバー板12を備えている。ベース本体11には、アシスト機構9を収容する収容凹部13が凹み形成されており(図6参照)、収容凹部13の周囲を囲む周側壁の一方に後述する蹴出しブロック27用の出退口14が開口され、周側壁の他方の上下にアーム開口15と入江状のポケット凹部16が形成してある。出退口14は周側壁の上下中央に形成してあり、その内部に出退ガイド壁17と、上下一対のばね受部18が形成してある。
収容凹部13の内部の上下には上下一対のねじボス19が形成され、出退口14と先の周側壁との間の凹部壁に左右方向に延びる出退ガイド溝20が形成してある(図6参照)。また、ばね受部18に隣接して縦長長円状の支点ガイド溝22を備えたボス23が形成され、ボス23の上方および下方からポケット凹部16にわたって、倍力レバー28を支持する支持リブ24が形成してある。ベース本体11のハンドル10との対向面には、支点ガイド溝22の周囲を囲む状態のピン受座25が凹み形成してある(図4参照)。ポケット凹部16は、倍力レバー28とハンドル10の連結部を待機状態において収容するために設けてある。
アシスト機構9は、ベース体8で出退スライド可能に支持した蹴出しブロック(蹴出し体)27と、蹴出しブロック27を出退操作する上下一対の倍力レバー28と、倍力レバー28を待機位置へ復帰付勢する復帰ばね29を備えている。
蹴出しブロック27は四角形状のプラスチック成型品からなり、その前面側に連結ピン30とスライド突起31が一体に設けてある。蹴出しブロック27の上下周面は、先の出退ガイド壁17で案内支持してあり、連結ピン30およびスライド突起31は、先の出退ガイド溝20でスライド案内されている。このように、蹴出しブロック27を一対の出退ガイド壁17と出退ガイド溝20でスライド案内することにより、蹴出しブロック27をがたつきのない安定した状態でスライド案内することができる。また、蹴出しブロック27が出退口14から突出した状態においては、蹴出しブロック27の半分以上の部分を一対の出退ガイド壁17と出退ガイド溝20で支持して、蹴出しブロック27を安定した状態で支持できる。
倍力レバー28は、ステンレス板材を素材とするプレス成型品からなり、ハンドル10に連結される先すぼまり状の長寸の操作側アーム34と、蹴出しブロック27に連結される短寸の駆動側アーム35を一体に備えている。操作側アーム34の中途部には、アーム開口15の開口端縁との接当干渉を避ける半円状の逃げ切欠36が形成してあり、その先端に入力ピン37が固定され、アーム基端に支点ピン38用のピン穴42が形成してある(図4参照)。駆動側アーム35の中途部には段落部が形成されて、段落部と駆動側アーム35の先端との間に段落面40が形成され、段落面40の先端に連結ピン30用のピン穴41が形成してある。支点ピン38から入力ピン37までの中心間距離は、支点ピン38からピン穴41(連結ピン30)までの中心間距離の約2倍に設定してある。従って、倍力レバー28が支点ピン38の周りに傾動するとき、入力ピン37に加えられた操作力は連結ピン30において約2倍に増幅される。
上下一対の倍力レバー28は、段落面40同士が対向する状態でピン穴41を連結ピン30に係合することにより、蹴出しブロック27と同行移動可能に連結してある。また、倍力レバー28とハンドル10は、操作側アーム34に固定した入力ピン37をハンドル10の入力ガイド溝46に係合することにより、操作側アーム34がハンドル10に同行して傾動できるように連結してある。倍力レバー28とベース体8は、支点ピン38を支点ガイド溝22に係合して、支点ピン38が支点ガイド溝22に沿ってスライド移動できるように連結してある。
復帰ばね29は圧縮コイルばねからなり、ばね受部18と駆動側アーム35との間に配置されて、倍力レバー28を待機状態へ向かって復帰付勢する。ばね受部18に装着した復帰ばね29を、ベース本体11に固定したカバー板12で押え保持することにより、復帰ばね29がばね受部18から脱落するのを防止している。待機状態において、蹴出しブロック27および駆動側アーム35の側面は、出退口14と対向する収容凹部13の周側壁で受止められている(図5参照)。
アシスト機構9は、倍力レバー28がハンドル10で傾動操作されるとき、倍力レバー28は支点ピン38の回りに傾動して、倍力作用を発揮しながら蹴出しブロック27を進出操作する。このとき、蹴出しブロック27および連結ピン30は出退ガイド溝20に案内されて直線状に進出移動するため、連結ピン30と支点ピン38、および連結ピン30と入力ピン37の中心同士を結ぶピン間距離の垂直成分が徐々に増加する。こうした垂直成分の増加を吸収するために、支点ピン38が支点ガイド溝22に沿ってスライド移動し、かつ、入力ピン37が入力ガイド溝46に沿ってスライド移動する。このように、倍力レバー28が支点ピン38の回りに傾動するときの、入力ピン37および支点ピン38の軌跡差は入力ガイド溝46および支点ガイド溝22で吸収するが、両ピン37・38の移動方向が各ガイド溝46・22に沿う方向へ限定されるので、各ピン30・37・38が自由にずれ動くのを規制できる。
ハンドル10は、ステンレス製のハンドルベース44と、ハンドルベース44の外面を覆うハンドルカバー45で構成する。ハンドルベース44は、凹断面がコ字状の上下に長い枠体からなり、その上下端寄りに縦長の入力ガイド溝46と、ハンドルカバー45を締結するためのビス穴47が形成され、さらに、中途部に上下一対の連結穴48が形成してある。ハンドルカバー45は、ベース体8の外郭形状に一致する中空のプラスチック成型品からなり、その外面に手掛凹部49が凹み形成され、内部の上下に先のビス穴47に対応するねじボス50が形成してある(図10参照)。また、ハンドルカバー45の内面の中途部には、先の連結穴48に係合する上下一対のピン51が突設してある(図8参照)。ハンドル10が待機状態にあるとき、ハンドルカバー45の右側壁54は、図7に示すようにベース本体11の右側面を覆っている。
ハンドル10をベース体8に対して左右方向へ平行移動させるために、ハンドルカバー45の上下壁とベース体8の上下の端壁との間にハンドルガイド構造を設けている。図10においてハンドルガイド構造は、ハンドルカバー45の上下壁の内面に、上下に対向する状態で設けたスライド突起52と、ベース体8の上下の端壁に設けたガイド溝53とからなる。スライド突起52およびガイド溝53の断面はそれぞれ5角形状に形成してあり、ガイド溝53のスライド方向の一端がアーム開口15側の側面において開口している。上記のように、ハンドルカバー45の上下端に設けたスライド突起52を、ベース体8の上下のガイド溝53で案内支持すると、ハンドルカバー45が傾動しようとするのをハンドルガイド構造で規制できるので、ハンドル10を常に適正な姿勢に保持した状態で、左右に平行移動させることができる。
ベース体8と、アシスト機構9と、ハンドル10は、例えば以下の要領で組立てることができる。倍力レバー28には、予め入力ピン37が圧入固定してある。まず、一対の倍力レバー28の駆動側アーム35をアーム開口15の側から収容凹部13内に差し込み、段落面40同士が対向する状態で駆動側アーム35を重ねて、両アーム35のピン穴41を位置決めする。この状態で、蹴出しブロック27を出退ガイド壁17の間に嵌めながら、その連結ピン30をピン穴41に係合し、さらに連結ピン30の突端とスライド突起31を出退ガイド溝20に係合して、一対の倍力レバー28と蹴出しブロック27を一体化する。この状態の一対の操作側アーム34は、ベース本体11に設けたボス23および支持リブ24で同一平面上に支持されている。
次に、ピン受座25の側から支点ピン38を支点ガイド溝22に挿通し、さらにピン穴42に係合したのち、支点ピン38の突端にストップリング55を装着して、倍力レバー28をベース本体11に組み付ける。一対の倍力レバー28をアーム開口15の外へ突出させた状態で、ハンドルベース44の入力ガイド溝46を入力ピン37に係合したのち、入力ピン37の突端にストップリング56を装着して、倍力レバー28をハンドルベース44と一体化する。この後、スライド突起52をガイド溝53に係合させながら、ハンドルカバー45をハンドルベース44に被付け、これら両者44・45をビス57で締結する(図10参照)。この状態のハンドルベース44は入力ピン37で受止められて、ベース本体11と小さな隙間を間にして対向している。
最後に、ばね受部18と駆動側アーム35の間に復帰ばね29を装着し、カバー板12をベース本体11にビス58(図4参照)で締結してアシスト引手を完成する。復帰ばね29で待機状態に位置保持された倍力レバー28は、図5に示すように、逃げ切欠36に隣接する操作側アーム34の側縁がアーム開口15の開口周縁壁で支持されている。アシスト引手は、ハンドル10を作動状態にして、ベース本体11のねじボス19に挿通したビス61を縦枠部5に形成したねじ下穴にねじ込むことにより戸枠3に固定できる。その際に、開口枠1の断面構造によっては、図3に示すように、ベース本体11と縦枠部5との間に調整板59を配置して、蹴出しブロック27の当たり位置を調整し、さらに蹴出しブロック27の進出位置に接当体60を配置するとよい。
以上のように構成したアシスト引手によれば、一対の倍力レバー28と蹴出しブロック27でアシスト機構9を構成するので、リンク構造を平行リンク機構で構成した特許文献1のアシスト引手に比べて、引手の全体構造を簡素化し、さらに組立ての手間を省いてコストダウンを実現できる。また、アシスト機構9の構成部品が少ない分だけ、アシスト引手の小形化と薄形化を実現できる。また、待機状態における倍力レバー28の操作側アーム34は、ベース本体11に設けたボス23および支持リブ24で支持され、さらに、操作側アーム34の逃げ切欠36より上側の側縁部分が、アーム開口15の開口周縁壁で支持されている。そのため、ハンドル10が開放操作されてスライドし始めるとき、操作側アーム34がアーム開口15の周囲壁の内面に接当し引っ掛かるのを防止でき、ハンドル10を常に円滑に開放操作できる。
倍力レバー28がハンドル10で傾動操作される状態においては、一対の倍力レバー28を蹴出しブロック27に連結ピン30で直結し、倍力レバー28が傾動するときの入力ピン37および支点ピン38の軌跡差を、入力ガイド溝46および支点ガイド溝22で吸収する。詳しくは、連結ピン30およびスライド突起31が出退ガイド溝20に沿って水平に進出移動するとき、入力ピン37および支点ピン38が、入力ガイド溝46および支点ガイド溝22に沿って垂直にスライド移動する。このように浮動支点構造として構成したアシスト機構9によれば、各ピン30・37・38の動きが各ガイド溝20・46・22に沿う方向へ限定されるので、各ピン30・37・38が自由にずれ動くのを規制できる。従って、倍力レバー28の傾動姿勢を常に一定にして、出退時のハンドル10を常に平行移動させ、ハンドル10がぎくしゃくするのを解消して、アシスト引手の操作性を向上できる。
図6に示すように、倍力レバー28が作動状態に切換った状態では、逃げ切欠36がアーム開口15と交差して操作側アーム34がベース本体11の外へ突出する。そのため、逃げ切欠36を設けた分だけアーム開口15の上下長さを小さくして、塵埃などがアーム開口15から収容凹部13内へ入りこむのを極力避けることができる。
図11は待機状態のアシスト引手を示す外観図であり、図12は作動状態のアシスト引手を示す外観図である。いずれの場合にも、底面図は平面図と対称であるため省略してある。アシスト引手の実際の外形寸法は、縦寸法が229mm、横寸法が31mm、厚み寸法が24mmである。
上記の実施例では、倍力レバー28に入力ピン37と支点ピン38を固定し、ハンドルベース44およびベース体8に、入力ガイド溝46および支点ガイド溝22を形成するので、アシスト機構9をコンパクト化し、同機構9を収容するベース体8を小形化できる。例えば、倍力レバー28に入力ガイド溝46および支点ガイド溝22を形成し、ハンドルベース44およびベース体8に入力ピン37と支点ピン38を固定してアシスト機構9を構成することは可能である。しかし、その場合には、各ガイド溝46・22を形成する必要上、倍力レバー28の左右幅や上下長さを大きくする必要がある。そのため、実施例で説明したアシスト引手に比べてアシスト機構9が大形化し、同機構9を収容するベース体8が大形化するのを避けられない。
蹴出し体27は四角形のプラスチックブロックで構成する必要はなく、例えばローラー状に構成してあってもよい。例えば、プラスチックブロックの進出側端に少なくとも1個のローラーを回転自在に軸支して、ローラーの周面が開口枠1に接当する構造とすることができる。ベース本体11および蹴出し体27は、プラスチック成型品である必要はなく、金属製のダイキャスト成型品で形成することができる。
1 開口枠
2 スライドドア(ガラス戸)
8 ベース体
9 アシスト機構
10 ハンドル
11 ベース本体
14 出退口
20 出退ガイド溝
22 支点ガイド溝
27 蹴出し体(蹴出しブロック)
28 倍力レバー
29 復帰ばね
30 連結ピン
31 スライド突起
37 入力ピン
38 支点ピン
46 入力ガイド溝

Claims (7)

  1. スライドドア(2)の閉じ端側に装着されるベース体(8)と、ベース体(8)に組付けられるアシスト機構(9)と、ベース体(8)の外面に配置されてアシスト機構(9)を待機状態から作動状態に切換え操作するハンドル(10)を備えており、
    アシスト機構(9)は、ベース体(8)で出退スライド可能に支持した蹴出し体(27)と、蹴出し体(27)を出退操作する上下一対の倍力レバー(28)と、倍力レバー(28)を待機状態に復帰付勢する復帰ばね(29)を備えているアシスト引手であって、
    蹴出し体(27)と一対の倍力レバー(28)は連結ピン(30)で同行移動可能に連結されて、連結ピン(30)がベース体(8)に設けた出退ガイド溝(20)で出退スライド自在に案内されており、
    倍力レバー(28)の先端とハンドル(10)は、いずれか一方に設けた入力ピン(37)と、他方に設けた入力ガイド溝(46)で連結されており、
    倍力レバー(28)の上下中途部とベース体(8)とは、いずれか一方に設けた支点ピン(38)と、他方に設けた支点ガイド溝(22)で連結されており、
    倍力レバー(28)がハンドル(10)で傾動操作されて、蹴出し体(27)および連結ピン(30)が出退ガイド溝(20)に沿って進出移動する状態において、入力ピン(37)と入力ガイド溝(46)、および支点ピン(38)と支点ガイド溝(22)がそれぞれ相対移動して、倍力レバー(28)の傾動に伴う軌跡差を吸収することを特徴とするスライドドアのアシスト引手。
  2. 四角形状に形成された蹴出し体(27)の倍力レバー(28)との連結面側に、連結ピン(30)とスライド突起(31)が一体に設けられて、連結ピン(30)およびスライド突起(31)が出退ガイド溝(20)でスライド案内されており、
    ベース体(8)の一側に、蹴出し体(27)の出入りを許す出退口(14)と、蹴出し体(27)の上下周面をスライド自在に案内する出退ガイド壁(17)が設けられており、
    蹴出し体(27)が、前記出退ガイド壁(17)と出退ガイド溝(20)の3者で、出退スライド可能に案内してある請求項1に記載のスライドドアのアシスト引手。
  3. ベース体(8)に、アシスト機構(9)を収容する収容凹部(13)が凹み形成されており、
    前記収容凹部(13)の周囲を囲む周側壁の一方に、倍力レバー(28)の出入りを許すアーム開口(15)と、倍力レバー(28)とハンドル(10)の連結部を待機状態において収容するポケット凹部(16)が形成されており、
    作動状態において、ベース体(8)から突出する倍力レバー(28)の中途部に、アーム開口(15)の開口端縁との接当干渉を避ける逃げ切欠(36)が設けてある請求項2に記載のスライドドアのアシスト引手。
  4. ハンドル(10)が、金属製のハンドルベース(44)と、ハンドルベース(44)の外面を覆うハンドルカバー(45)で構成されており、
    倍力レバー(28)に入力ピン(37)と支点ピン(38)が固定され、ハンドルベース(44)に入力ピン(37)をガイドする入力ガイド溝(46)が形成され、ベース体(8)に支点ピン(38)をガイドする支点ガイド溝(22)が形成してある請求項2または3に記載のスライドドアのアシスト引手。
  5. ハンドルカバー(45)の上下壁の内面に、上下に対向するスライド突起(52)が設けられており、
    前記スライド突起(52)がベース体(8)の上下の端壁に設けたガイド溝(53)で出退スライド可能に案内してある請求項4に記載のスライドドアのアシスト引手。
  6. 復帰ばね(29)を収容する上下一対のばね受部(18)が、出退ガイド壁(17)に隣接して設けられており、
    倍力レバー(28)は、ハンドル(10)に連結される長寸の操作側アーム(34)と、蹴出し体(27)に連結される短寸の駆動側アーム(35)を一体に備えており、
    駆動側アーム(35)と前記ばね受部(18)との間に、圧縮コイルばねからなる復帰ばね(29)を配置して倍力レバー(28)が復帰付勢されており、
    待機状態において、蹴出し体(27)および駆動側アーム(35)の側面が、収容凹部(13)の周側壁で受止められている請求項3から5のいずれかひとつに記載のスライドドアのアシスト引手。
  7. 倍力レバー(28)の駆動側アーム(35)の中途部に段落部が形成されて、段落部と駆動側アーム(35)の先端との間に段落面(40)が形成されており、
    一対の倍力レバー(28)は、段落面(40)同士が対向する状態で蹴出し体(27)に連結されて、一対の操作側アーム(34)がベース体(8)に設けたボス(23)および支持リブ(24)で同一平面上に支持されており、
    待機状態における操作側アーム(34)の一部が、アーム開口(15)の開口周縁壁で支持してある請求項6に記載のスライドドアのアシスト引手。
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