JPWO2012042620A1 - スライドファスナー用スライダー - Google Patents

スライドファスナー用スライダー Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012042620A1
JPWO2012042620A1 JP2012536066A JP2012536066A JPWO2012042620A1 JP WO2012042620 A1 JPWO2012042620 A1 JP WO2012042620A1 JP 2012536066 A JP2012536066 A JP 2012536066A JP 2012536066 A JP2012536066 A JP 2012536066A JP WO2012042620 A1 JPWO2012042620 A1 JP WO2012042620A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
handle
puller
slide fastener
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012536066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5718931B2 (ja
Inventor
嘉一 濱田
嘉一 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Publication of JPWO2012042620A1 publication Critical patent/JPWO2012042620A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5718931B2 publication Critical patent/JP5718931B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/26Sliders
    • A44B19/30Sliders with means for locking in position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/26Sliders
    • A44B19/262Pull members; Ornamental attachments for sliders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/26Sliders
    • A44B19/30Sliders with means for locking in position
    • A44B19/303Self-locking sliders, e.g. slider body provided with locking projection or groove, friction means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/26Sliders
    • A44B19/30Sliders with means for locking in position
    • A44B19/306Sliders with means for locking in position in the form of a locking spring member actuated by the pull member
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/26Sliders
    • A44B19/30Sliders with means for locking in position
    • A44B19/308Sliders with means for locking in position in the form of a spring-actuated locking member actuated by the pull member
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/25Zipper or required component thereof
    • Y10T24/2561Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material
    • Y10T24/2566Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material including position locking-means attached thereto
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/25Zipper or required component thereof
    • Y10T24/2561Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material
    • Y10T24/2566Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material including position locking-means attached thereto
    • Y10T24/257Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material including position locking-means attached thereto having surface engaging element shifted by reorientation of pull tab
    • Y10T24/2571Resilient or spring biased element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/25Zipper or required component thereof
    • Y10T24/2561Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material
    • Y10T24/2586Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material including pull tab attaching means

Landscapes

  • Slide Fasteners (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

構造を簡素化して、小型化及び軽量化することができ、且つ操作性の向上を図ることができるスライドファスナー用スライダーを提供する。一対のファスナーエレメントを噛合・分離させるスライダー本体11と、スライダー本体11の引手取付部20,21に取り付けられる引手12と、一端がファスナーエレメントに係止してスライダー本体11の移動を阻止する停止爪13と、を備え、ばね部32と、引手12が、スライダー本体11の一方側に平伏する平伏状態から起立状態に回動するとき、ばね部32の弾性力により引手12を平伏状態に戻す方向に付勢するカム部45と、起立状態からの引手12の更なる回動を阻止する規制部30,47と、を備え、スライダー本体11の他方側に平伏することを阻止する。

Description

本発明は、スライドファスナー用スライダーに関し、より詳細には、通常時、即ち、スライダーの摺動を行わないとき、スライダー本体に対して引手が平伏状態に保持されるスライドファスナー用スライダーに関する。
従来、スライダー本体に対して引手を平伏状態に保持するようにしたスライドファスナー用スライダーが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のスライドファスナー用スライダーは、スライダー胴体の上翼板から突出する軸受に引手を介してピンを嵌挿し、このピンにヒンジばねを設置することにより、ヒンジばねの弾性力で引手を常に平伏状態に維持する。また、スライダー胴体、ばね付き停止爪、カム面が設けられる引手、カム面に弾性力を付与する板ばね、及びスライダー胴体に嵌合して板ばねを収容するカバー体とからなり、カム面に作用する板ばねの弾性力により、引手を常に平伏状態に維持する。
日本国特開平3−295502号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスライドファスナー用スライダーは、構造が複雑であり、また、ヒンジばねを設置可能とするためスライダーが大型化して重量が大きく、小型化することが困難であった。また、自動組み立てを考慮した形状になっておらず、人手による組付け作業となるため、大量生産することが困難であった。また、引手が、後口側、肩口側のいずれの側にも平伏可能であるため、使用法によっては平伏していた引手が立ち上り、勝手にスライダーが移動してしまう可能性があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造を簡素化して、小型化及び軽量化することができ、且つ操作性の向上を図ることができるスライドファスナー用スライダーを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)一対のファスナーエレメントを噛合・分離させるスライダー本体と、スライダー本体の引手取付部に取り付けられる引手と、一端がファスナーエレメントに係止してスライダー本体の移動を阻止する停止爪と、を備えるスライドファスナー用スライダーであって、ばね部と、引手が、スライダー本体の一方側に平伏する平伏状態から起立状態に回動するとき、ばね部の弾性力により引手を平伏状態に戻す方向に付勢するカム部と、起立状態からの引手の更なる回動を阻止する規制部と、を備え、スライダー本体の他方側に平伏することを阻止することを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
(2)規制部は、引手に形成される引手側規制部と、スライダー本体に形成されるスライダー側規制部と、から構成され、引手側規制部とスライダー側規制部が当接することにより、引手の起立状態からの更なる回動を阻止することを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー用スライダー。
(3)引手は、軸部と、軸部に連結される一対の連結杆と、一対の連結杆に連結される掴み部と、を有し、引手側規制部は、引手の軸部及び連結杆の少なくとも一方に設けられることを特徴とする(1)又は(2)に記載のスライドファスナー用スライダー。
(4)引手側規制部及びカム部は、軸部、連結杆、及び掴み部により画成される引手開口部に向けて延設されることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(5)規制部は、ばね部とカム部との接触位置が、カム部のカム面の始点から終点の範囲内において、引手の回動を阻止することを特徴とする請求項(1)〜(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(6)スライダー本体は、スライダー胴体と、スライダー胴体に固定されるカバー体と、から構成され、カバー体は、停止爪及びばね部を収容する収容部と、軸部と接触して引手を回動自在に保持する仕切板が設けられる開口部と、を有し、スライダー側規制部は、開口部の周壁に形成されることを特徴とする請求項(1)〜(5)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(7)スライダー側規制部は、引手取付部に設けられることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(8)スライダー側規制部は、スライダー本体の上翼板に立設されることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(9)引手の軸部は、停止爪を介してばね部の弾性力により上翼板に接触して保持されることを特徴とする(1)〜(8)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(10)平伏状態は、引手がスライダー本体の後口側に平伏する状態であり、引手側規制部は、平伏状態における引手の上面側に形成され、スライダー側規制部は、引手がスライダー本体の肩口方向に回動するとき、引手の上面に対向する位置に形成されることを特徴とする(1)〜(9)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
本発明のスライドファスナー用スライダーによれば、ばね部と、引手がスライダー本体の一方側に平伏する平伏状態から起立状態に回動するとき、ばね部の弾性力により引手を平伏状態に戻す方向に付勢するカム部と、起立状態からの引手の更なる回動を阻止する規制部と、を備え、スライダー本体の他方側に平伏することを阻止するため、引手の操作時を除いて、常に引手を一方側、例えば、後口側に平伏させた状態に保持することができる。また、引手が反対側、例えば、肩口側に倒れることを防止することができ、操作性を向上することができる。さらに、上記機能が簡素な構造によって達成されるため、スライダーを小型化及び軽量化することができると共に、スライダー10を自動組立て装置で組み立てることが可能となる。
本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第1実施形態を示す分解斜視図である。 図1の引手の平面図である。 図2に示す引手のA−A線断面図である。 図2に示す引手のB−B線断面図である。 引手が平伏状態のときのスライドファスナー用スライダーの拡大側面図である。 引手が平伏状態のときのスライドファスナー用スライダーの縦断面図である。 引手が起立状態のときの、カム部に作用するばね部の弾性力によって、引手が平伏状態側に付勢される状態を示すスライドファスナー用スライダーの拡大縦断面図である。 規制部によって、起立状態にある引手の回動が阻止される状態を示すスライドファスナー用スライダーの拡大側面図である。 第1実施形態のスライドファスナー用スライダーの第1変形例を示す拡大側面図である。 図9に示すスライドファスナー用スライダーの拡大縦断面図である。 第1実施形態のスライドファスナー用スライダーの第2変形例を示す分解斜視図である。 図11に示すスライドファスナー用スライダーの拡大縦断面図である。 本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第2実施形態を示す分解斜視図である。 図13に示すスライドファスナー用スライダーの縦断面図である。 本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第3実施形態を示す分解斜視図である。 図15に示すスライドファスナー用スライダーの拡大縦断面図である。 本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第4実施形態を示す分解斜視図である。 図17に示すスライドファスナー用スライダーの縦断面図である。
以下、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの各実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明において、スライダーの幅が広い側であってファスナーエレメントが分離して出てくる側を肩口側とし、スライダーの幅が狭い側であってファスナーエレメントが噛合して出てくる側を後口側とする。また、肩口側を前、後口側を後ろとし、スライダーの摺動方向を前後方向、前後方向と直交且つ不図示のファスナーテープと平行な方向を左右方向(幅方向)、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。
(第1実施形態)
まず、図1〜図12を参照して、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第1実施形態について説明する。
本実施形態のスライドファスナー用スライダー10(以下、単にスライダーとも言う)は、図1に示すように、スライダー本体11と、引手12と、停止爪13と、を備える。スライダー本体11は、スライダー胴体14とカバー体15とから構成される。
スライダー胴体14は、平面視略台形板状に形成され、上下方向に離間して並行に配置される上翼板16及び下翼板17と、この上下翼板16,17を連結する案内柱19と、を備える。両翼板16,17には、その左右側縁に沿って設けられ、上翼板16に形成された上フランジと、下翼板17に形成された下フランジからなる左右一対のフランジ18を備えている。案内柱19は、両翼板16,17を肩口側の幅方向中央部において連結しており、両翼板16,17の間には、案内柱19を分岐点としたY字形のエレメント案内路24が形成されている。スライダー胴体14の上翼板16の上面における前後部位には、前取付柱20及び後取付柱21が立設されている。前取付柱20及び後取付柱21は後述する引手保持体として構成されるカバー体15を取り付ける部材として上面に一体的に成形されており、前取付柱20及び後取付柱21間には、後述する引手12の軸部41が、回動自在に嵌合する空間部としての凹溝22が形成される。なお、凹溝22に引手12の軸部41が挿入された状態において、前取付柱20及び後取付柱21にカバー体15が取り付けられることによって、前取付柱20、後取付柱21、及びカバー体15が引手取付部となる。
前取付柱20の前端側左右両側面、及び後取付柱21の後端側左右両側面には、カバー体15を加締め固定するための溝20a,21aがそれぞれ形成されている。上翼板16の上面には、前取付柱20及び後取付柱21の間に一対の縦壁21bが突設されている。一対の縦壁21bは、後取付柱21の前端面の左右端部から前取付柱20の方へ延びており、凹溝22の手前まで形成されている。また、縦壁21bの上面は、後取付柱21の上面よりも低く形成されている。一対の縦壁21bの前取付柱20側の内側面には、それらを連結する連結壁21cが形成されており、一対の縦壁21b及び連結壁21cにより画成される略コの字状の凹部23を有する。一対の縦壁21b、連結壁21c、及び後取付柱21により囲まれた上翼板16には、上翼板16を上下方向に貫通し、エレメント案内路24に開口する爪孔35が形成されている。また、上翼板16には、案内柱19の上側であって前取付柱20よりも前方側に段部20dが形成されており、後述するカバー体15の前壁突起25eが挿入可能である(図6参照)。
カバー体15は、略長方形状の天井部26と、天井部26の四方から下方に向けて延設されて、左右を囲む略長方形状の側壁25aと、前後を囲む略矩形形状の前壁25b及び後壁25cと、から構成されており、その内部に形成され、停止爪13を収容する収容部27(図6参照)を有する。さらに、収容部27の底面、即ち、天井部26の裏面には、後述する停止爪13の第1脚部13bをガイドしながら付勢させるためのガイド溝26aが形成されている。また、前壁25bには、後壁25c及び側壁25aよりも長く形成された前壁突起25eが形成されている。また、左右の側壁25aには、側壁下面から天井部26に向けて略U字状の開口部28を有している。また、開口部28の側壁端面とは反対側の天井部26側、即ち、上側縁部には、側壁25aの表面よりも収容部27側に位置する表面を有する仕切板29が設けられており、この仕切板29は、軸部41と接触して引手12を回動自在に保持する。また、開口部28の前壁(周壁)の前方側には、後述するスライダー側規制部30が形成されている。
また、スライドファスナー用スライダー10の組み立てとしては、凹溝22に引手12の軸部41が挿入され、軸部41を上方から囲うようにして停止爪13がスライダー胴体14に配置され、さらに、引手12の軸部41と停止爪13の全体を覆うようにしてカバー体15が被せられる。そして、カバー体15は、側壁25aの前後のかしめ部25dが幅方向内側に押圧されることで、前後取付柱20,21の溝20a,21aにかしめ固定されてスライダー胴体14に取り付けられる。これにより、引手12は、軸部41を中心としてスライダー本体11に回動自在に取り付けられる。
引手12は、図2〜図4に示すように、軸部41と、一端が軸部41に連結される一対の連結杆42と、一対の連結杆42の他端に連結される掴み部43と、を有し、軸部41、一対の連結杆42、及び掴み部43により、略矩形状の引手開口部44が画成される。
また、軸部41の軸方向中央には、カム部45が引手開口部44に向けて延設されている。そして、カム部45は、カム面45aを有しており、このカム面45aは、その始点SPとなる上面側から、終点EPとなる下面側にかけて、軸部41の軸中心Oからの距離Rが次第に大きくなるように形成されている。また、カム面45aは、後述するばね部32と協働して、引手12を平伏状態に戻す方向に付勢する。
また、図2及び図4に示すように、カム部45の両側であって、軸部41と連結杆42とが連結する引手開口部44側の内角部には、引手側規制部47が、引手開口部44に向けて延設されている。引手側規制部47は、カバー体15のスライダー側規制部30と共に、規制部を構成し、引手側規制部47がスライダー側規制部30に当接することによって、引手12の過度の回動を防止する。
上述した引手12は、カム部45が後述するばね部32に接触可能な位置とし、引手側規制部47がスライダー側規制部30に接触可能な位置とし、カム部45とスライダー側規制部30との間の軸部41に仕切板29が入り込むようにスライダー胴体14にカバー体15によって保持されることとなる。
停止爪13は、例えば、銅合金、あるいはステンレスなどの金属材料で製作されており、図1に示すように、ばね部32と一体の部材として形成されている。停止爪13は、先端に形成される爪部13aと、爪部13aから図中の右上方に屈曲し、全体として略ヘの字状に延設される1本の第1脚部13bとから構成される。ばね部32は、爪部13aから第1脚部13bとは分岐し、第1脚部13bよりも屈曲し、第1脚部13bの両側から延設した一対の第2脚部32a,32bを有する。第2脚部32a,32bは、第1脚部13bより低く延設されている。第2脚部32a,32bの先端部は、下方へ屈曲しており、先端で第2脚部32a,32b同士は連結している。
停止爪13の爪部13aは、スライダー胴体14の爪孔35に挿入され、エレメント案内路24に出没自在である。また、第1脚部13bは、その先端がガイド溝26aに挿入された状態でカバー体15の天井部26の裏面に当接する(図6参照)。そして、爪部13aは、引手12が引かれると(起立状態)、エレメント案内路24から脱出してスライダー10の移動を許容し、引手12が倒されると(平伏状態)、エレメント案内路24に突入すると共に、エレメント案内路24内に存在する不図示のファスナーエレメント間に突入して、スライダー10の移動を阻止する。
ばね部32である左右一対の第2脚部32a,32bによって画成される開口部のうち、先端側がロの字状に大きく開口しており、前取付柱20の上面であって前方側端部中央に設けられる突起部20bに挿入、係合される。また、ばね部32は、天井部26の裏面に付勢する第1脚部13bとの間に生じる弾性力によって、カム部45を上翼板16の上面側に押圧し、引手12の平伏状態を保持する。
また、図5及び図6に示すように、引手12が後口側に倒れた平伏状態では、引手12のカム部45の一部がスライダー胴体14の凹部23に入り込んで収容されると共に、カム部45の上面がばね部32によって上翼板16の上面側に押圧されている。これにより、引手12は、後口側に平伏する平伏状態に維持される。また、このとき、停止爪13の爪部13aは、上翼板16の爪孔35を介してエレメント案内路24に突入して、スライダー10の移動を阻止する。
また、図7及び図8に示すように、平伏状態の引手12が操作されて、軸部41を中心に回動(図7中の時計回転方向)して起立状態になると、ばね部32の弾性力に抗して、カム部45のカム面45aによってばね部32が上方に押し上げられる。これにより、停止爪13の爪部13aは、エレメント案内路24から脱出して、スライダー10の移動を許容する。
このとき、ばね部32の弾性力は、引手12のカム面45aに作用しているので、引手12は、常に引手12が最初に平伏していた位置(本実施形態では後方側)に付勢されている。従って、引手12を開放すると、引手12は起立状態から反時計回転方向に回動して、後口側に平伏する平伏状態に戻される。ここで、仮に、ばね部32とカム面45aとの接触位置が、カム面45aの終点EPを越えてしまうと、引手は最初に平伏していた位置とは反対側、即ち、肩口側に平伏する状態となってしまうか、起立状態のまま、どちらの方向にも引手12が倒れなくなってしまう。しかし、本実施形態では、ばね部32とカム面45aとの接触位置が、カム面45aの始点SPから終点EPの範囲内に収まるように、引手12の回動を阻止する規制部を備えている。よって、引手12を、図8に示す起立状態から更に時計回転方向に回動させようとしても、引手12の引手側規制部47がスライダー側規制部30に当接して、引手12の回動を阻止する。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、ばね部32と、引手12がスライダー本体11の後口側に平伏する平伏状態から起立状態に回動するとき、ばね部32の弾性力により引手12を平伏状態に戻す方向に付勢するカム部45と、起立状態からの引手12の更なる回動を阻止する引手側規制部47及びスライダー側規制部30と、を備え、スライダー本体11の他方側に平伏することを阻止するため、引手12の操作時を除いて、常に引手12を後口側に平伏させた状態に保持することができる。また、引手12が肩口側に倒れることを防止することができ、操作性を向上することができる。さらに、上記機能が簡素な構造によって達成されるため、スライダー10を小型化及び軽量化することができると共に、スライダー10を自動組立て装置で組み立てることが可能となる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、規制部は、引手12に形成される引手側規制部47と、スライダー本体11に形成されるスライダー側規制部30と、から構成され、引手側規制部47とスライダー側規制部30が当接することにより、引手12の起立状態からの更なる回動を阻止するため、引手12の過度の回動を確実に防止することができ、スライダー10の操作性を向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、引手側規制部47が引手12の軸部41に設けられるため、特別な規制部材を配設することなく、引手12の過度の回動を防止することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、引手側規制部47及びカム部45が、軸部41、連結杆42、及び掴み部43により画成される引手開口部44に向けて延設されるため、引手12を操作する際、引手側規制部47及びカム部45が操作の障害にならず、引手12を容易に操作することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、スライダー側規制部30及び引手側規制部47は、ばね部32とカム部45との接触位置が、カム部45のカム面45aの始点SPから終点EPの範囲内において、引手12の回動を阻止するため、ばね部32とカム部45との接触位置が、カム面45aから外れることがない。これにより、カム面45aに作用するばね部32の弾性力により、引手12を後口側に平伏する平伏状態に確実に戻すことができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、スライダー側規制部30が、カバー体15の開口部28の周壁の前壁に形成されるため、特別な規制部材を配設することなく、引手12の過度の回動を防止することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、平伏状態は、引手12がスライダー本体11の後口側に平伏する状態であり、引手側規制部47は、平伏状態における引手12の上面側に形成され、スライダー側規制部30は、引手12がスライダー本体11の肩口方向に回動するとき、引手12の上面に対向する位置に形成されるため、通常時、引手12を後口側に平伏した状態に維持することができ、スライダー10の操作性を向上することができる。
(第1変形例)
本実施形態の第1変形例として、引手12は図9及び図10に示す引手12Aであってもよい。この引手12Aは、その軸部41の厚さtが、上記引手12より薄く形成されており、引手12Aの平伏状態において、引手12Aの軸部41とばね部32との間に、隙間Cが設けられている。即ち、引手12A(軸部41)は、この隙間C分のガタがある状態で前後取付柱20,21間の凹溝22に嵌合されている。しかし、本変形例では、カバー体15の仕切板29が軸部41に接触、あるいは、軸部41と仕切板29との隙間がほぼ0となるように下方に延設されており、これにより、軸部41のガタつきを防止している。つまり、本発明は、必ずしも引手12がばね部32によって押圧されている必要はなく、引手12がフリーな状態において平伏状態を維持している構成であればよい。
(第2変形例)
本実施形態の第2変形例として、引手12及びスライダー胴体14は、図11及び図12に示す引手12B及びスライダー胴体14Aであってもよい。この引手12Bでは、引手側規制部47Bが、軸部41の連結杆42から離間する位置に形成されている。また、スライダー胴体14Aでは、その前取付柱20の上面の左右側縁に沿って凸状のスライダー側規制部20cがそれぞれ形成されている。
そして、本変形例では、図12に示すように、引手12Bが平伏状態から起立状態に回動すると、引手12Bの引手側規制部47Bが、スライダー胴体14Aのスライダー側規制部20cに当接して、引手12Bの過度の回動を防止する。つまり、本発明の規制部の位置は限定されず、引手側規制部は、引手の一部、好ましくは、引手の軸部に形成されており、スライダー側規制部は、スライダー本体の一部に形成されていればよく、それはカバー体側であってもスライダー胴体側であってもよい。
(第2実施形態)
次に、図13及び図14を参照して、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のスライドファスナー用スライダー50は、図13及び図14に示すように、スライダー本体51と、引手12と、停止爪13及びばね部32が一体に形成される板ばね52とから構成されている。
スライダー本体51は、上下方向に離間して並行に配置される上翼板16及び下翼板17と、両翼板16,17の左右側縁に沿って設けられる左右一対のフランジ18と、両翼板16,17を肩口側の幅方向中央部において連結する案内柱19と、上翼板16の上面に突設される前後一対の前取付柱20及び後取付柱21と、を備える。なお、凹溝22に引手12の軸部41が挿入された状態で前取付柱20及び後取付柱21に板ばね52が取り付けられることによって、前取付柱20、後取付柱21、及び板ばね52が引手取付部となる。また、本実施形態では、上翼板16の上面には、前取付柱20の左右両側面に隣接して、スライダー側規制部53がそれぞれ立設されている。
板ばね52は、一枚の板部材を略U字状に折り曲げることにより形成され、ばね部32の先端部に停止爪13が設けられ、停止爪13の先端部に爪部13aが設けられている。また、板ばね52は、前後一対の前取付柱20及び後取付柱21にかしめにより固定される。
ばね部32は、略U字状の折り返し部32eを境にして形成される上ばね部32cと下ばね部32dとからなる。また、下ばね部32dは、中間部が略ヘの字状に形成されて、引手12のカム部45の上面に当接し、カム部45を下方に押圧する。これにより、引手12は、カム部45に作用するばね部32の弾性力によって、図14中の反時計回転方向に回動するように付勢されている。
このように構成されたスライダー50では、ばね部32の弾性力が、常に引手12のカム部45に作用して、引手12を図14中の反時計回転方向に付勢しているので、引手12は後口側に平伏する平伏状態に維持される。また、このとき、停止爪13の爪部13aは、上翼板16の爪孔35を介してエレメント案内路24に突入して、スライダー50の移動を阻止する。
引手12が操作されて、平伏状態から起立状態に回動されると、ばね部32の弾性力に抗して、カム部45のカム面45aによって下ばね部32dが上方に押し上げられる。これにより、停止爪13の爪部13aは、エレメント案内路24から脱出して、スライダー50の移動を許容する。
このとき、ばね部32の弾性力は、引手12のカム面45aに作用しているので、引手12は、図14中の反時計回転方向に付勢されている。従って、引手12を開放すると、引手12は起立状態から反時計回転方向に回動して、後口側に平伏する平伏状態に戻される。また、引手12を、起立状態から更に時計回転方向に回動させようとすると、引手12の引手側規制部47がスライダー側規制部53に当接して、引手12の回動を阻止する。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
つまり、本発明のスライダーは、カバー体、スライダー胴体、引手、及び停止爪の4点によって構成されるだけではなく、既存の種々のスライダー、例えば、スライダー胴体51、引手12、及びカバー体と停止爪とばね部を兼用した板ばね52の3点構成としても良い。
(第3実施形態)
次に、図15及び図16を参照して、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のスライドファスナー用スライダー60は、図15及び図16に示すように、スライダー本体11と、引手12と、停止爪61と、ばね部である板ばね62とから構成されている。
停止爪61は、スライダー胴体14の前取付柱20に係止される係止基部61aと、係止基部61aから後方に延び、板ばね62の弾性力が上方から作用する本体部61bと、本体部61bの後端部から下方に延びる爪部61cと、を有する。また、前取付柱20の上面には、係止基部61aを係止させる係止凹部63が形成されている。なお、凹溝22に引手12の軸部41が挿入された状態で前取付柱20及び後取付柱21にカバー体15が取り付けられることによって、前取付柱20、後取付柱21、及びカバー体15が引手取付部となる。
板ばね62は、停止爪61の上方に配置される略長方形の板状部材であり、その長手方向両端部に、カバー体15に係止される一対の突片62aがそれぞれ形成される。また、カバー体15の天井部26の内側面には、一対の突片62aを係止させる係止凸部64が前後にそれぞれ形成されている。また、板ばね62は、停止爪61の本体部61bの上面に当接し、停止爪61を介して引手12のカム部45を下方に押圧する。これにより、引手12は、停止爪61を介してカム部45に作用する板ばね62の弾性力によって、図16中の反時計回転方向に回動するように付勢されている。
このように構成されたスライダー60では、板ばね62の弾性力が、常に引手12のカム部45に作用して、引手12を図16中の反時計回転方向に付勢しているので、引手12は後口側に平伏する平伏状態に維持される。また、このとき、停止爪61の爪部61cは、上翼板16の爪孔35を介してエレメント案内路24に突入して、スライダー60の移動を阻止する。さらに、引手12の軸部41は、停止爪61を介して伝達される板ばね62の弾性力により、上翼板16の一部である前後取付柱20,21間の凹溝22上に接触して、ガタのない状態で保持されている。
引手12が操作されて、平伏状態から起立状態に回動されると、板ばね62の弾性力に抗して、カム部45のカム面45aによって停止爪61が上方に押し上げられる。これにより、停止爪61の爪部61cは、エレメント案内路24から脱出して、スライダー60の移動を許容する。
このとき、板ばね62の弾性力は、引手12のカム面45aに作用しているので、引手12は、図16中の反時計回転方向に付勢されている。従って、引手12を開放すると、引手12は起立状態から反時計回転方向に回動して、後口側に平伏する平伏状態に戻される。また、引手12を、起立状態から更に時計回転方向に回動させようとすると、引手12の引手側規制部47がカバー体15のスライダー側規制部30に当接して、引手12の回動を阻止する。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
つまり、本発明のスライダーは、停止爪にばね部が一体的に形成されているだけではなく、停止爪とばね部が別体で構成されていてもよい。
(第4実施形態)
次に、図17及び図18を参照して、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のスライドファスナー用スライダー70は、図17及び図18に示すように、スライダー本体71と、引手12Cと、停止爪13及びばね部32が一体に形成される板ばね72とから構成されている。
引手12Cは、軸部41、一対の連結杆42、及び掴み部43を備え、軸部41の軸方向中央には、カム部45が引手開口部44に向けて延設されている。また、本実施形態では、一対の連結杆42自体に引手側規制部73が設けられている。
スライダー本体71は、上下方向に離間して並行に配置される上翼板16及び下翼板17と、両翼板16,17の左右側縁に沿って設けられる左右一対のフランジ18と、両翼板16,17を肩口側の幅方向中央部において連結する案内柱19と、上翼板16の上面に立設され、引手12Cの軸部41を回動自在に保持する引手取付部である左右一対の引手取付柱74と、板ばね72を保持する収容溝75と、収容溝75の前端部に立設される左右一対のかしめ部76と、を備える。また、本実施形態では、上翼板16の上面には、左右一対の引手取付柱74の幅方向外側面に隣接して、スライダー側規制部77がそれぞれ立設されている。また、左右一対の引手取付柱74は、図18に示すように前後方向にかしめられることにより、引手12Cを保持する。
板ばね72は、一枚の板部材を折り曲げることにより形成され、ばね部32の先端部に停止爪13が設けられ、停止爪13の先端部に爪部13aが設けられている。また、板ばね72は、スライダー本体71の左右一対のかしめ部76を内側にかしめることにより、スライダー本体71に固定される。
ばね部32は、スライダー本体71の収容溝75に収容される基板部32gと、基板部32gの後端部から上方に延び且つ後方に延びるカバー部32hと、を備える。そして、カバー部32hは、引手12Cのカム部45の上面に当接し、カム部45を下方に押圧する。これにより、引手12Cは、カム部45に作用するばね部32の弾性力によって、図18中の反時計回転方向に回動するように付勢されている。
このように構成されたスライダー70では、ばね部32の弾性力が、常に引手12Cのカム部45に作用して、引手12Cを図18中の反時計回転方向に付勢しているので、引手12Cは後口側に平伏する平伏状態に維持される。また、このとき、停止爪13の爪部13aは、上翼板16の爪孔35を介してエレメント案内路24に突入して、スライダー70の移動を阻止する。
引手12Cが操作されて、平伏状態から起立状態に回動されると、ばね部32の弾性力に抗して、カム部45のカム面45aによってカバー部32hが上方に押し上げられる。これにより、停止爪13の爪部13aは、エレメント案内路24から脱出して、スライダー70の移動を許容する。
このとき、ばね部32の弾性力は、引手12Cのカム面45aに作用しているので、引手12Cは、図18中の反時計回転方向に付勢されている。従って、引手12Cを開放すると、引手12Cは起立状態から反時計回転方向に回動して、後口側に平伏する平伏状態に戻される。また、引手12Cを、起立状態から更に時計回転方向に回動させようとすると、引手12Cの引手側規制部73(連結杆42)がスライダー側規制部77に当接して、引手12Cの回動を阻止する。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
つまり、本発明のスライダーは、引手は前後取付柱とカバー体によってスライダー本体に回動自在に枢支されるだけではなく、左右一対の引手取付柱によってのみスライダー本体に回動自在に枢支されていてもよい。また、本発明のスライダーは、引手の軸部に引手側規制部を有しているのではなく、連結杆の一部が引手側規制部となってもよい。
その他、本発明のスライドファスナー用スライダーは、本件技術内容を超えない範囲で適時設計変更可能である。
例えば、上記実施形態では、引手12のカム部45はいずれも軸部41に形成されているが、軸部41にカム面を有していればよく、軸部41自体を、例えば、楕円、長円、丸みを帯びた三角形、四角形、及び五角形などの湾曲を有する非真円形状としてもよい。
10 スライドファスナー用スライダー
11 スライダー本体
12,12A,12B,12C 引手
13 停止爪
14,14A スライダー胴体
15 カバー体(引手取付部)
16 上翼板
20 前取付柱(引手取付部)
20c スライダー側規制部
21 後取付柱(引手取付部)
27 収容部
28 開口部
29 仕切板
30 スライダー側規制部
32 ばね部
41 軸部
42 連結杆
43 掴み部
44 引手開口部
45 カム部
45a カム面
47 引手側規制部
47B 引手側規制部
50 スライドファスナー用スライダー
51 スライダー本体
52 板ばね
53 スライダー側規制部
60 スライドファスナー用スライダー
61 停止爪
62 板ばね(ばね部)
70 スライドファスナー用スライダー
71 スライダー本体
74 引手取付柱(引手取付部)
77 スライダー側規制部
73 引手側規制部
72 板ばね
SP 始点
EP 終点

Claims (10)

  1. 一対のファスナーエレメントを噛合・分離させるスライダー本体(11,51,71)と、
    前記スライダー本体の引手取付部に取り付けられる引手(12,12A,12B,12C)と、
    一端が前記ファスナーエレメントに係止して前記スライダー本体の移動を阻止する停止爪(13,61)と、を備えるスライドファスナー用スライダー(10,50,60,70)であって、
    ばね部(32,62)と、
    前記引手が、前記スライダー本体の一方側に平伏する平伏状態から起立状態に回動するとき、前記ばね部の弾性力により前記引手を前記平伏状態に戻す方向に付勢するカム部(45)と、
    前記起立状態からの前記引手の更なる回動を阻止する規制部(30,47,47B,20c,53,73,77)と、を備え、前記スライダー本体の他方側に平伏することを阻止することを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
  2. 前記規制部(30,47,47B,20c,53,73,77)は、
    前記引手(12,12A,12B,12C)に形成される引手側規制部(47,47B,73)と、
    前記スライダー本体(11,51,71)に形成されるスライダー側規制部(30,20c,53,77)と、から構成され、
    前記引手側規制部と前記スライダー側規制部が当接することにより、前記引手の前記起立状態からの更なる回動を阻止することを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー用スライダー(10,50,60,70)。
  3. 前記引手(12,12A,12B,12C)は、軸部(41)と、前記軸部に連結される一対の連結杆(42)と、前記一対の連結杆に連結される掴み部(43)と、を有し、
    前記引手側規制部(47,47B,73)は、前記引手の前記軸部及び前記連結杆の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドファスナー用スライダー(10,50,60,70)。
  4. 前記引手側規制部(47,47B)及び前記カム部(45)は、
    前記軸部(41)、前記連結杆(42)、及び前記掴み部(43)により画成される引手開口部(44)に向けて延設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10,50,60)。
  5. 前記規制部(30,47,47B,20c,53,73,77)は、
    前記ばね部(32,62)と前記カム部(45)との接触位置が、前記カム部のカム面(45a)の始点(SP)から終点(EP)の範囲内において、前記引手(12,12A,12B,12C)の回動を阻止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10,50,60,70)。
  6. 前記スライダー本体(11)は、スライダー胴体(14,14A)と、前記スライダー胴体に固定されるカバー体(15)と、から構成され、
    前記カバー体は、
    前記停止爪(13,61)及び前記ばね部(32,62)を収容する収容部(27)と、
    前記軸部(41)と接触して前記引手(12,12A,12B)を回動自在に保持する仕切板(29)が設けられる開口部(28)と、を有し、
    前記スライダー側規制部(30)は、前記開口部の周壁に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10,60)。
  7. 前記スライダー側規制部(20c)は、前記引手取付部(20)に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  8. 前記スライダー側規制部(53,77)は、前記スライダー本体(51,71)の上翼板(16)に立設されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(50,70)。
  9. 前記引手(12)の軸部(41)は、前記停止爪(61)を介して前記ばね部(62)の弾性力により前記上翼板(16)に接触して保持されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(60)。
  10. 前記平伏状態は、前記引手(12,12A,12B,12C)が前記スライダー本体(11,51,71)の後口側に平伏する状態であり、
    前記引手側規制部(47,47B,73)は、前記平伏状態における前記引手の上面側に形成され、
    前記スライダー側規制部(30,20c,53,77)は、前記引手が前記スライダー本体の肩口方向に回動するとき、前記引手の上面に対向する位置に形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10,50,60,70)。
JP2012536066A 2010-09-29 2010-09-29 スライドファスナー用スライダー Active JP5718931B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/067004 WO2012042620A1 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 スライドファスナー用スライダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012042620A1 true JPWO2012042620A1 (ja) 2014-02-03
JP5718931B2 JP5718931B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=45892124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012536066A Active JP5718931B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 スライドファスナー用スライダー

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9095192B2 (ja)
EP (1) EP2622983B1 (ja)
JP (1) JP5718931B2 (ja)
KR (1) KR101439071B1 (ja)
CN (1) CN103124504B (ja)
ES (1) ES2729980T3 (ja)
HK (1) HK1182908A1 (ja)
TW (1) TWI455696B (ja)
WO (1) WO2012042620A1 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2614744B1 (en) * 2010-09-06 2017-03-22 YKK Corporation Slide fastener and slider for slide fastener
ES2582630T3 (es) * 2011-06-17 2016-09-14 Ykk Corporation Cursor para cierre de cremallera
CN104754979B (zh) * 2012-10-22 2017-06-23 Ykk株式会社 拉链用拉头
WO2014080532A1 (ja) * 2012-11-26 2014-05-30 Ykk株式会社 スライドファスナー用スライダー
DE112013007232B4 (de) * 2013-07-11 2022-09-29 Ykk Corporation Reißverschlussschieber
WO2015063937A1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 Ykk株式会社 スライダー
TWM509559U (zh) * 2014-12-05 2015-10-01 Chung Chwan Entpr Co Ltd 具有多個破孔特徵的帽蓋結構及拉鍊頭組合結構
WO2016135903A1 (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 Ykk株式会社 スライドファスナー用スライダー
TWM512945U (zh) * 2015-07-03 2015-12-01 Lung Chou Ind Co Ltd 拉鏈頭結構
US10064456B2 (en) * 2015-07-03 2018-09-04 Chung Chwan Enterprise Co., Ltd. Zip slider structure
US10098421B2 (en) * 2015-11-30 2018-10-16 Chung Chwan Enterprise Co., Ltd. Zipper head assembly structure and sliding member thereof
JP3206107U (ja) * 2016-06-17 2016-09-01 Ykk株式会社 スライドファスナーのスライダーカバーおよびスライダーセット
CN106307831B (zh) * 2016-08-22 2021-06-29 福建晋江浔兴拉链科技有限公司 一种拉链用拉头
CN110944540B (zh) * 2017-07-19 2022-06-21 Ykk株式会社 滑动拉链的拉头
TWI679948B (zh) * 2017-08-07 2019-12-21 中傳企業股份有限公司 拉鍊頭組合結構及其彈性件
TWI643574B (zh) * 2017-11-24 2018-12-11 中傳企業股份有限公司 帽蓋結構及拉鍊頭組合結構
JP2020508138A (ja) * 2017-12-27 2020-03-19 ヘ イ,チ ジッパー用ファスナー
CN108652142B (zh) * 2018-06-15 2020-10-27 浙江伟星实业发展股份有限公司 一种拉头及一种拉链
WO2020026334A1 (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 Ykk株式会社 スライドファスナー用のスライダー
CN109198809B (zh) * 2018-10-30 2021-07-13 浙江伟星实业发展股份有限公司 一种快脱拉头及具有该拉头的拉链
TW202126214A (zh) * 2020-01-10 2021-07-16 中傳企業股份有限公司 拉鏈頭組合結構及其滑動件
ES2936276T3 (es) * 2020-02-28 2023-03-15 Riri Sa Cursor para un cierre de cremallera
EP4162834A4 (en) * 2020-06-08 2023-07-19 Ykk Corporation PUSH

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1721144A (en) * 1925-03-20 1929-07-16 Mishawaka Rubber & Woolen Mfg Lock for quick-operating fasteners
US2261131A (en) * 1938-12-06 1941-11-04 Talon Inc Slider for slide fasteners
US3133328A (en) * 1961-11-16 1964-05-19 Scovill Manufacturing Co Lock slider for zipper fasteners
JPH0761288B2 (ja) * 1990-04-12 1995-07-05 ワイケイケイ株式会社 スライドファスナー用停止機構付きスライダー
JP3393568B2 (ja) * 1995-08-31 2003-04-07 ワイケイケイ株式会社 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP3622885B2 (ja) 1997-12-18 2005-02-23 Ykk株式会社 停止装置付スライダー用の開離嵌挿具
JP3714534B2 (ja) 2001-04-23 2005-11-09 Ykk株式会社 停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP4149369B2 (ja) 2003-12-10 2008-09-10 Ykk株式会社 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP4307356B2 (ja) * 2004-10-07 2009-08-05 Ykk株式会社 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP4628227B2 (ja) 2005-09-12 2011-02-09 Ykk株式会社 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP4799452B2 (ja) 2007-03-16 2011-10-26 Ykk株式会社 スライドファスナー用スライダー
KR200450413Y1 (ko) * 2007-10-03 2010-10-01 충 츠완 엔터플라이즈 컴퍼니 리미티드 지퍼 슬라이더
CN201226874Y (zh) * 2008-07-28 2009-04-29 张岳恩 拉链松紧调节装置
CN101766375B (zh) * 2010-01-19 2012-01-11 浙江义乌华大压铸有限公司 一种隐形拉链头自动组装机

Also Published As

Publication number Publication date
TWI455696B (zh) 2014-10-11
TW201212841A (en) 2012-04-01
ES2729980T3 (es) 2019-11-07
EP2622983A1 (en) 2013-08-07
WO2012042620A1 (ja) 2012-04-05
HK1182908A1 (zh) 2013-12-13
KR20130063534A (ko) 2013-06-14
US20130174387A1 (en) 2013-07-11
KR101439071B1 (ko) 2014-09-05
US9095192B2 (en) 2015-08-04
CN103124504B (zh) 2015-12-16
JP5718931B2 (ja) 2015-05-13
CN103124504A (zh) 2013-05-29
EP2622983B1 (en) 2019-03-20
EP2622983A4 (en) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5718931B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP5318228B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP5501252B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP4152254B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
US7650674B2 (en) Slider for slide fastener with automatic stopper
US7337510B2 (en) Slider for slide fastener provided with automatic locking device
JP5898680B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP5387907B2 (ja) 薄型スライダー
JP2008173344A (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP5496301B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
WO2019016900A1 (ja) スライドファスナーのスライダー
JP5237005B2 (ja) 引出し装置
WO2014073099A1 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP2013006083A (ja) スライドファスナー用スライダー
JPH0810015A (ja) スライドファスナー用の自動停止機構付きスライダー
JP2009162893A (ja) 開閉蓋のロック装置
JP4037396B2 (ja) 液体貯留ポット
JP5268579B2 (ja) 窓用付属金具の操作具
JP2003182280A (ja) ルースリーフ綴具
JP2004044390A (ja) 扉錠
JP2003027807A (ja) ラッチ装置
JP2008005121A (ja) 携帯機器のスライド機構及び携帯機器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131224

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140912

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5718931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150