JP7019174B2 - フック装置の装着用アタッチメントカプラ - Google Patents
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Description
アタッチメントとしては、掘削用バケット,掴み爪装置,振動破砕機,カッター装置等、各種アタッチメントが提案されている。
これらのアタッチメントの交換作業を簡単で且つ迅速に行うために、パワーショベルのアームの先端に連結するアタッチメントカプラが、例えば特許文献1等に開示されている。
また、種々の作業に対応できるように、クレーン機能を備えたパワーショベルが、例えば特許文献2,3等に提案されている。
クレーン機能に関しては、日本クレーン協会規格(JCAS:Japan Crane Association Standard)が制定公表されており、同規格に適合するものでなければならない。
ブームの先端部とアーム11の後部側の回動連結部となる枢支軸11aとが回動自在に連結され、ブームに備えたアームシリンダーのロッド(図示を省略する)にアーム11の後端部11bが回動自在に連結されている。
これにより、アームシリンダーの伸縮に合せてアーム11が枢支軸11aを回動中心に上下方向に揺動する。
アーム11の先端側であって、先端部より少し基部側にリフトリンク14の一端側が連結され、リフトリンク14の他端側にフロントリンク15が連節されている。
バケット12の基部は、ピン12aにてフロントリンク15と連結され、ピン12bにてアームの先端部と連結されている。
また、リフトリンク14とフロントリンク15との連節部13cは、バケットシリンダー13のロッド13bと連結され、バケットシリンダー13の基部13aはアーム11と連結されている。
これにより、バケットシリンダーが伸縮すると、バケット12がピン12bを回動中心にして回動する。
クレーンモードにおいては、フック31に吊り下げられる荷等の荷重が加わるが、その許容範囲が定められている。
この許容範囲は、ピン12aの回動半径Rの影響を受ける。
また、この許容範囲はアーム11の枢支軸11aと、ピン12bとを結んだ基準線からオフ角θの影響を受ける。
本発明において逃げ部とは、フック装置のフック部が自由に垂下できるようにアタッチメントカプラに逃げ空間を設けてあることをいう。
アタッチメントとしては、バケット,掴み爪装置(グラッパー),振動破砕機,カッター装置等が例として挙げられる。
本明細書においては、アームのアタッチメントカプラ側を先端側と表現し、アームを先端側から見て、左右方向及び上下方向と表現する。
また、フック装置が吊り下げ姿勢の状態では前記第1軸着部の上下方向の回動半径がパワーショベルのアームにアタッチメントカプラを使用しない状態の第1軸着部の上下方向の回動半径と同一になるように制御する制御手段を有するのが好ましい。
アーム11の構造は、図4に示したものと共通しているので、同じ符号を用いて一部説明を省略する。
なお、支点部23はピン等にて連結されているが、図1では、このピンの表示を省略してある。
第1アーム21と第2アーム22との内側には、シリンダー装置等の伸縮具24を有し、この伸縮具の伸縮動作により、一対のアームの下端側に設けた第1U字部21dと、第2U字部22bとの間隔が近接及び離間動作を行う。
伸縮具34を縮小し、この第1U字部21dと第2U字部22bとをバケットの一対のピン12a,12bとの間に挿入し、伸縮具24を伸長させると、上記一対のU字部の内側に一対のピン12a,12bがそれぞれ納まり、アタッチメントカプラにアタッチメントが装着される。
これにより、フック装置30の先端側のフック部31が回動自在に垂下される。
なお、フック部31は、左右方向の動きも許容出来るように、フック装置の連結部33と基部32とが枢着部32aにて枢着されている。
第1アーム21のベース部21aには、一部を切り欠くことで逃げ部21bを形成してあり、フック部31及び基部32がこの第1アームと干渉しないようにしてある。
この逃げ部21bは、フック部が第1アーム21に当たるのを防止するためのものであり、本実施例に限定されるものではなく、各種形状の許容空間部であってよい。
これにより、バケットシリンダーの操作により、アタッチメントカプラ(アタッチメント)が第2軸着部Bを回動中心にして回動操作される。
この際にクレーンモードにすると、図2に示すように回動半径R及び基準線からのオフ角θが、図4に示したバケット12をアーム11に直接連結した場合の回動半径R,オフ角θと一致するように、制御手段にて制御されている。
これにより、パワーショベルに設定されたクレーンモードの制御パラメータを変更することなく、アタッチメントカプラを使用することができる。
11a 枢支軸
12 バケット
13 バケットシリンダー
14 リフトリンク
15 フロントリンク
20 アタッチメントカプラ
21 第1アーム
21a ベース部
21b 逃げ部
21c 軸着プレート
22 第2アーム
23 支点部
30 フック装置
31 フック部
A 第1軸着部
B 第2軸着部
Claims (1)
- フック装置の装着可能なパワーショベルに用いられるアタッチメントカプラであって、
パワーショベルのアームは先端側に一端を連結したリフトリンクと当該リフトリンクの他端に連節したフロントリンクとを備え、
前記アタッチメントカプラはアタッチメントに連結する前後方向に一対の第1アームと第2アームとが支点部にて開閉可能に枢着してあり、
前記第1アームは前記フロントリンク及びフック装置の基端部と第1軸着部にて相互に軸着してあり、
前記第2アームは前記パワーショベルのアームの先端部と第2軸着部にて軸着してあり、
前記第1アームは前記フック装置を吊り下げた際にフック装置のフック部が干渉しないように逃げ部を有し、
前記第1アームは前記第1軸着部を構成する左右に一対の軸着プレートをベース部から立設してあり、
前記ベース部に前記フック部の逃げ部を設けてあり、
前記左右に一対の軸着プレートは相互に対向する位置に設けた一対の連結孔を有し、前記フロントリンクは円筒状の連結部を有し、前記フック装置の基部は後方に設けた円筒状の連結部を有し、
前記フロントリンクの円筒状の連結部と、前記フック装置の基部の後方に有する円筒状の連結部とが前記一対の軸着プレートに設けた一対の連結孔の間にピンを用いて回動連結されていることを特徴とするフック装置の装着用アタッチメントカプラ。
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JP2018024560A JP7019174B2 (ja) | 2018-02-14 | 2018-02-14 | フック装置の装着用アタッチメントカプラ |
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2018
- 2018-02-14 JP JP2018024560A patent/JP7019174B2/ja active Active
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