JP6414624B2 - 救命艇 - Google Patents

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Description

本発明は、救命艇に関し、特に、津波に対する避難用に適した救命艇に関する。
船舶の安全性確保については、SOLAS条約(救命海上における人命の安全のための国際条約)により、船舶には全員が乗船できるだけの救命艇を備えることが定められている。救命艇としては、オープン型のものやエンクローズ型のもの等、種々の形態のものが採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された救命艇は、エンクローズ型の救命艇に関するものである。かかるエンクローズ型の救命艇は、一般に、船体形状をなした本体部と、該本体部の上部を覆う天蓋部と、により構成されている。また、特許文献1に記載された救命艇は、天蓋部の内側に配置された発泡スチロールを有しており、該発泡スチロールは、救命艇に対する浮力部材及び乗員に対する緩衝材としての機能を有している。
実開昭61−54996号公報
ところで、津波が到来した場合、地上には、病人、老人や子供等のように、自力で高台に避難できない者も多数存在している。したがって、病院、老人福祉施設、幼稚園や保育園等の施設近傍に、上述したような救命艇を予め設置しておくことは、人命救助の観点から有効である。津波は多くの瓦礫を含んでいることから、オープン型の救命艇よりも、特許文献1に記載されたようなエンクローズ型の救命艇を使用することが好ましい。
しかしながら、上述した救命艇は、船舶の座礁や転覆等の海難事故時に当該船舶からの離脱を目的として建造されたものであり、津波に対する避難用として使用するには強度が弱いという問題があった。例えば、津波は多数の瓦礫を含んでおり、漂流中に瓦礫と衝突する可能性があるだけでなく、地上にはビルや橋脚等の多数の建造物が存在しており、漂流中にこれらの建造物と衝突する可能性もある。
また、津波の伝播速度は、V=√(gh)により表される。ここで、V:津波の伝播速度(m/s)、g:重力加速度(m/s)、h:水深(m)、である。かかる計算式によれば、例えば、水深10mの場合における津波の伝播速度は約10m/s、水深5mの場合における津波の伝播速度は約7m/sと求めることができ、津波の伝播速度は速いことが容易に理解できる。
したがって、救命艇がこの速い速度を有する津波の遡上や引き波によって漂流している場合、ビルや橋脚等の建造物に高速で衝突したり、建造物に引っ掛かっているところに高速の瓦礫が突っ込んできたりする場合もあり得る。このような事象は通常の海難事故では生じ得ない事象であり、従来の救命艇は上述した事象に対応できるような設計にはなっていない。
本発明は、上述した問題点に鑑み創案されたものであり、遡上する津波や引き波によって漂流した場合であっても船体の破損を抑制することができる、救命艇を提供することを目的とする。
本発明によれば、乗員を収容する空間を形成する下部構造体と、該下部構造体の上部を覆う上部構造体と、により構成される密閉型の救命艇において、喫水線近傍の前記下部構造体又は前記上部構造体の外周に配置された緩衝体を備え、前記緩衝体は、前記下部構造体に配置される下部緩衝体と、前記上部構造体に配置される上部緩衝体と、前記下部構造体並びに前記下部構造体及び前記上部構造体の繋ぎ目部分に掛け渡され前記下部緩衝体を締め付け固定する下部ベルト部材と、前記上部構造体及び前記繋ぎ目部分に掛け渡され前記上部緩衝体を締め付け固定する上部ベルト部材と、を有することを特徴とする救命艇が提供される。
前記下部構造体と前記上部構造体との繋ぎ目に沿って該繋ぎ目を覆う金属製の補強材を有していてもよい。
前記上部緩衝体及び前記下部緩衝体は、それぞれ複数のブロック体に分割されており、該ブロック体は、内部に緩衝材を収容可能な袋体と、該袋体の幅方向の変形を抑制する規制部材と、を有していてもよい。
前記下部構造体は、底面の左舷側及び右舷側に配置された防舷材を有していてもよい。
上述した本発明の救命艇によれば、救命艇の喫水線近傍の外周に沿って緩衝体を配置したことにより、救命艇が遡上する津波や引き波によって漂流し、建造物や瓦礫等の障害物に衝突した場合であっても、衝突時のエネルギー吸収及び衝突荷重の低減を図ることができ、船体の破損を抑制することができる。
本発明の第一実施形態に係る救命艇を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図、である。 図1に示した緩衝体の一例を示す斜視図であり、(a)は第一例、(b)は第二例、(c)は第三例、(d)は第四例、(e)は第五例、(f)は第六例、を示している。 図1に示した緩衝体の取付方法を示す断面図であり、(a)は第一例、(b)は第二例、を示している。 本発明の他の実施形態に係る救命艇を示す平面図であり、(a)は第二実施形態、(b)は第三実施形態、(c)は第四実施形態、を示している。 本発明の第五実施形態に係る救命艇を示す図であり、(a)は平面図、(b)は船首部補強体の斜視図、(c)は船首部補強体の第一変形例、(d)は船首部補強体の第二変形例、を示している。 本発明の第六実施形態に係る救命艇を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は船首部補強体の斜視図、を示している。 本発明の他の実施形態に係る救命艇を示す部分断面図であり、(a)は第七実施形態、(b)は第八実施形態、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図7を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係る救命艇を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図、である。
本発明の第一実施形態に係る救命艇1は、図1(a)〜(c)に示したように、乗員を収容する空間を形成する下部構造体11と、下部構造体11の上部を覆う上部構造体12と、により構成される密閉型の救命艇であって、喫水線L近傍の下部構造体11及び上部構造体12の外周に緩衝体2を配置したことを特徴とする。また、下部構造体11は、底面の左舷側及び右舷側に配置された防舷材3を有する。
図1(a)〜(c)に示した救命艇1は、従来から使用されている船舶の海難事故用のエンクローズ型(密閉型)の救命艇を改良したものである。下部構造体11は、水上に浮揚し略船体形状を有する。下部構造体11の内部には、図示しないが、乗員が着座する座席、食料や飲料等を保管する倉庫等が配置されている。また、下部構造体11は、船体中心に配置されたキール11aを有し、必要に応じて、左舷側及び右舷側の底面にビルジキールを有していてもよい。上部構造体12は、下部構造体11の上部を密閉するように覆うカバー部材である。上部構造体12には、乗員の出入口12a、採光用又は監視用の窓12b、換気用の換気ダクト12c等が形成されている。なお、上部構造体12の形状及び構成は、図示したものに限定されるものではない。
防舷材3は、漂流初期における浮上や着底を繰り返すような不安定な挙動をする場合、漂流中に座礁する場合、引き波後に着底する場合等における船底の破損を抑制する部品である。図1(a)及び(c)に示したように、防舷材3は、例えば、キール11aを挟んだ両側に船体長さ方向に二列に配置される。防舷材3は、座礁時に地面に接触する部品であること、水が引いたときに救命艇1を支持する部品であることを考慮し、例えば、硬質ゴムにより構成される。防舷材3は、キール11aやビルジキールよりも先に地面に接触する必要があることから、これらの部品よりも下方の位置まで配置される。なお、必要に応じて、ビルジキールは省略してもよいし、防舷材3にビルジキールの機能を持たせるようにしてもよい。
緩衝体2は、救命艇1が建造物や瓦礫と衝突した際に、船体に生じる衝撃及び乗員に生じる加速度を低減する機能を有する。緩衝体2は、弾性力を有し、水による性能低下が少ないものが好ましい。緩衝体2としては、例えば、発泡樹脂(ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、EVAフォーム、PETフォーム等)、ゴム、木材、ハニカム材、空気バネ、ダンパ(バネ式、オイル式等)を使用することができる。特に、緩衝体2として独立気泡構造を有する発泡樹脂を使用することにより、吸水性を抑制することができ、吸水による緩衝特性、重量、重心等の変動を抑制することができ、緩衝体2の性能を効果的に保持することができる。なお、緩衝体2は、救命艇1の配置箇所に応じて異なる素材を使用するようにしてもよい。
また、緩衝体2は、衝突時のエネルギー吸収及び衝突荷重の低減を主たる機能とするが、船としての指向性(流れに沿って下流に船首部を向けて流される性質)や乗員の乗り心地等の観点から、救命艇1の動揺特性や転覆時の復原性等に支障が生じないように、重心、重量、形状等の条件が適宜設定される。このように緩衝体2の形状や配置を調整することにより、救命艇1の復原性を担保することができるとともに、救命艇1及び衝突した相手方に生じる衝撃を吸収することができ、救命艇1及び衝突した相手方の破損を低減することができる。
ところで、救命艇1は、遡上する津波や引き波によって押し流されており、遡上する津波や引き波は、地上に存在する建造物によって複雑な流れを有していることも多い。したがって、救命艇1は、必ずしも船首部方向に進行するとは限らない。すなわち、救命艇1は、船首部、船尾部、船則部の全方位において障害物(建造物や瓦礫等)と衝突する可能性があることから、図示したように、緩衝体2は、救命艇1の船首部、船尾部及び船則部の全周を覆うように配置される。
また、緩衝体2は、図1(a)及び(c)に示したように、救命艇1の喫水線L近傍に配置される。ここで、「喫水線L近傍」とは、喫水線Lを含む鉛直方向の一定範囲内を意味し、一定範囲は救命艇1の漂流時の動揺特性等を考慮して設定される。このように、喫水線Lの近傍に緩衝体2を配置することにより、救命艇1が浮揚した状態で最も外側に位置する部分を保護することができ、水面に浮遊する瓦礫等の障害物に対して効果的に作用させることができる。なお、緩衝体2は、必ずしも下部構造体11及び上部構造体12の両方に配置する必要はなく、救命艇1の構造によっては、下部構造体11又は上部構造体12のいずれか一方にのみ緩衝体2を配置してもよいし、下部構造体11又は上部構造体12のいずれか一方の外周の全周に緩衝体2を配置して、いずれか他方の外周の一部(例えば、船側部)にのみ緩衝体2を配置するようにしてもよい。
ここで、図2は、図1に示した緩衝体の一例を示す斜視図であり、(a)は第一例、(b)は第二例、(c)は第三例、(d)は第四例、(e)は第五例、(f)は第六例、を示している。緩衝体2は、救命艇1の全周を連続的に被覆可能な構成であってもよいし、図2(a)〜(f)に示したようなブロック体21に分割して複数のブロック体21を敷き詰めることにより全周を被覆可能な構成であってもよい。なお、緩衝体2を複数のブロック体21に分割した場合には、隣接するブロック体21同士を接着剤、面ファスナー、ベルト部材等で接続するようにしてもよい。
図2(a)に示した緩衝体2(ブロック体21)の第一例は、ブロック体21が内部に緩衝材22を収容可能な袋体23を有しているものである。かかる袋体23は、例えば、緩衝材22が発泡樹脂である場合に、発泡樹脂の欠損や崩落を抑制するための機能を有する。袋体23は、例えば、高強度繊維に編まれたものであってもよいし、ゴムシートやビニールシートにより形成されたものであってもよい。袋体23内に収容される緩衝材22は、ブロック体21である緩衝体2の外形と同じ外形を有するように形成されていてもよいし、所定の形状(直方体、円柱、球等)を有する複数の小さなブロック形状を有していてもよい。袋体23の目の粗さは、収容する緩衝材22の材質や形状によって任意に設定される。なお、緩衝材22が自身で形状を保持することができ、欠損等を生じないものである場合には、袋体23を省略することができる。
図2(b)に示した緩衝体2(ブロック体21)の第二例は、図2(a)に示したブロック体21の表面にネット部材24を配置したものである。ネット部材24は、例えば、高強度繊維により形成される網状シートにより構成される。かかるネット部材24は、ブロック体21の変形や袋体23の破損を抑制するための機能を有し、少なくともブロック体21の前面(救命艇1との接触面を除く面)を覆うように配置される。ネット部材24は、ブロック体21の全体を収容可能な袋状に形成されていてもよいし、袋体23の縁部に形成された取付部に係止可能なシート形状を有していてもよい。
図2(c)に示した緩衝体2(ブロック体21)の第三例は、図2(a)に示したブロック体21を帯部材25により固縛したものである。かかる帯部材25は、ブロック体21の変形を抑制するための機能を有し、少なくともブロック体21の前面(救命艇1との接触面を除く面)を覆うように配置される。帯部材25は、例えば、上下方向及び左右方向に複数配置されることが好ましいが、必要に応じて、上下方向のみ又は左右方向のみに配置するようにしてもよいし、ブロック体21の形状によっては斜め掛けにしてもよい。また、帯部材25は、ブロック体21の全周に掛け回されて締め付けられる構成であってもよいし、袋体23の縁部に形成された取付部に係止可能な構成であってもよい。
図2(d)に示した緩衝体2(ブロック体21)の第四例は、図2(b)に示したネット部材24を有するブロック体21を帯部材25により固縛したものである。かかる構成によれば、さらにブロック体21の変形を抑制することができる。その他の構成は、図2(c)に示したブロック体21と同じである。
図2(e)に示した緩衝体2(ブロック体21)の第五例は、図2(c)に示したブロック体21における袋体23の幅方向の変形を抑制する規制部材26を有するものである。なお、図中、規制部材26は、両端に黒丸を有する一点鎖線で表示している。かかる規制部材26は、例えば、袋体23の幅方向の両端部に縫合される紐部材(ステッチ)であり、この紐部材の張力によって袋体23の外方への膨張を抑制する機能を有する。かかる構成により、ブロック体21のクッション性を向上させることができる。規制部材26は、例えば、高強度繊維により構成される。規制部材26は、例えば、図示したように、左右方向幅を規制するように、上下方向に適当な間隔で複数配置される。また、図示しないが、規制部材26は、上下方向幅を規制するように、左右方向に適当な間隔で複数配置されていてもよい。なお、規制部材26は、帯部材25に接続されていてもよいし、図2(a)に示したブロック体21に配置されていてもよい。
図2(f)に示した緩衝体2(ブロック体21)の第六例は、図2(d)に示したブロック体21における袋体23の幅方向の変形を抑制する規制部材26を有するものである。かかる構成によれば、袋体23の外方への膨張を抑制することができ、ブロック体21のクッション性を向上させることができる。規制部材26は、ネット部材24に接続されていてもよい。その他の構成は、図2(e)に示したブロック体21と同じである。
次に、上述した緩衝体2の取付方法について、図3を参照しつつ説明する。ここで、図3は、図1に示した緩衝体の取付方法を示す断面図であり、(a)は第一例、(b)は第二例、を示している。なお、図3(a)及び(b)に示した断面図は、救命艇1の部分断面図を図示している。
図3(a)及び(b)に示した緩衝体2の取付方法は、緩衝体2を下部構造体11及び上部構造体12に配置された係止部材6に掛け渡されたベルト部材4によって締め付け固定するようにしたものである。また、緩衝体2を取り付ける前に、比較的強度の弱い繋ぎ目13に沿って繋ぎ目13の全周を覆う金属製の補強材5を救命艇1に接続するようにしてもよい。一般に、繋ぎ目13は、下部構造体11と上部構造体12との重ね合わせ部にボルト・ナット等の締結具13aを接続することによって構成される。また、この繋ぎ目13の外周にはゴム製の防舷材13bが配置されていることが多い。
補強材5は、これらの締結具13a及び防舷材13bを覆うように配置される。具体的には、補強材5は、鋼材等の金属材により構成された断面略コ字状の形状を有する部品であり、先端部には救命艇1の表面と接触可能に折り曲げられた接触面を有している。また、補強材5の脚部は、上下で段違いに形成されており、上側の脚部内面は、上部構造体12の段差部に接触するように配置される。かかる補強材5は、例えば、接着剤により接続されるが、場合によっては、リベットやボルト等に締結具によって接続するようにしてもよい。なお、補強材5は、必要に応じて省略することができる。
図3(a)に示した緩衝体2の取付方法の第一例では、緩衝体2は、下部構造体11に配置される下部緩衝体2aと、上部構造体12に配置される上部緩衝体2bと、を有している。また、下部構造体11、上部構造体12及び補強材5の表面には係止部材6が配置されている。係止部材6は、例えば、ベルト部材4を掛け回すことができるロッド部61と、ロッド部61を支持する少なくとも一対の支持部62と、により構成される。支持部62は、例えば、接着剤により下部構造体11、上部構造体12及び補強材5の表面に接続されるが、場合によっては、リベットやボルト等に締結具によって接続するようにしてもよいし、溶接により接続するようにしてもよい。また、ロッド部61及び支持部62の全体を一本のパイプ材によって形成するようにしてもよい。かかる係止部材6は、繋ぎ目13と略平行に又は繋ぎ目13と一定の距離を有する水平方向に連続的に配置されていてもよいし、緩衝体2の配置に応じて断続的に配置されていてもよい。
図3(a)に示した緩衝体2の取付方法の第一例では、下部構造体11に接続された係止部材6と上部構造体12に接続された係止部材6との間に、補強材5に接続された係止部材6を有している。したがって、下部緩衝体2aは、下部構造体11及び補強材5に配置された係止部材6に掛け渡された下部ベルト部材4aによって締め付け固定され、上部緩衝体2bは、上部構造体12及び補強材5に配置された係止部材6に掛け渡された上部ベルト部材4bによって締め付け固定される。
このように緩衝体2を上下に二分することによって、緩衝体2(ブロック体21)の小型化及び軽量化を図るとともに、繋ぎ目13に沿って緩衝体2(ブロック体21)を容易に配置することができる。なお、補強材5に配置された係止部材6は、下部緩衝体2aと上部緩衝体2bとの隙間を小さくするために、ベルト部材4(下部ベルト部材4a及び上部ベルト部材4b)を挿通可能な通し孔を有する板部材によって形成するようにしてもよい。
図3(b)に示した緩衝体2の取付方法の第二例では、緩衝体2は、図3(a)に示した下部緩衝体2aと上部緩衝体2bとを一体に形成した形状を有している。したがって、繋ぎ目13に接続された補強材5の上から緩衝体2が救命艇1に固定される。具体的には、下部構造体11及び上部構造体12の表面には係止部材6が配置されており、これらの係止部材6にベルト部材4を掛け回すことによって緩衝体2は締め付け固定される。係止部材6は、図3(a)に示したものと同じ構成を有する。また、補強材5は、必要に応じて省略することができる。かかる取付方法は、例えば、救命艇1が小型である場合や、繋ぎ目13に係止部材6を配置できないような場合に最適である。
次に、本発明の他の実施形態に係る救命艇1について、図4〜図7を参照しつつ説明する。ここで、図4は、本発明の他の実施形態に係る救命艇を示す平面図であり、(a)は第二実施形態、(b)は第三実施形態、(c)は第四実施形態、を示している。図5は、本発明の第五実施形態に係る救命艇を示す図であり、(a)は平面図、(b)は船首部補強体の斜視図、(c)は船首部補強体の第一変形例、(d)は船首部補強体の第二変形例、を示している。図6は、本発明の第六実施形態に係る救命艇を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は船首部補強体の斜視図、を示している。図7は、本発明の他の実施形態に係る救命艇を示す部分断面図であり、(a)は第七実施形態、(b)は第八実施形態、を示している。なお、図4(a)〜(c)、図5(a)、図6(a)及び(b)において、点線は、緩衝体2を複数のブロック体21に分割した場合の境界面を図示している。
図4(a)に示した第二実施形態に係る救命艇1は、緩衝体2が、船首部に配置される船首部緩衝体2fと、船尾部に配置される船尾部緩衝体2rと、船側部に配置される船側部緩衝体2sと、を有し、船首部緩衝体2f及び船尾部緩衝体2rの水平方向厚さDf,Drが、船側部緩衝体2sの水平方向厚さDsよりも大きく形成されたものである。救命艇1は、船体形状を有していることから、遡上する津波や引き波に押し流される場合であっても、船首部方向又は船尾部方向に向かって移動することが多く、その方向に速度が出やすい傾向にある。したがって、救命艇1は、船首部又は船尾部から建造物や瓦礫等の障害物と接触する可能性が高く、その衝撃も大きくなりやすい。
そこで、船首部緩衝体2fの水平方向厚さDf及び船尾部緩衝体2rの水平方向厚さDrを、船側部緩衝体2sの水平方向厚さDsよりも大きく形成することによって、船体前後方向のエネルギー吸収性能を向上させるようにしている。また、船首部緩衝体2fの水平方向厚さDf及び船尾部緩衝体2rの水平方向厚さDrは想定される津波の大きさや水深等に応じて適宜設定されるものであり、例えば、船首部緩衝体2fの水平方向厚さDf>船尾部緩衝体2rの水平方向厚さDr≧船側部緩衝体2sの水平方向厚さDsの関係を有するように設定される。なお、船首部緩衝体2fの水平方向厚さDf>船尾部緩衝体2rの水平方向厚さDrとしたのは救命艇1の船としての指向性(流れに沿って下流に船首部を向けて流される性質)を考慮したものである。
図4(b)に示した第三実施形態に係る救命艇1は、第二実施形態における船首部緩衝体2f及び船尾部緩衝体2rを複数のブロック体21により構成したものである。上述したように、船首部緩衝体2f及び船尾部緩衝体2rには高い衝撃吸収性能が求められることから、三次元的に一体化された発泡樹脂等によって形成されることが好ましいが、図示したように、船首部緩衝体2f及び船尾部緩衝体2rを複数のブロック体21により構成するようにしてもよい。かかる構成により、個々の緩衝体2の小型化、軽量化及び取付作業の容易化を図ることができる。また、ブロック体21の境界面21aを略放射状に形成することにより、前方又は後方からの衝撃を吸収しやすくすることができる。
図4(c)に示した第四実施形態に係る救命艇1は、第三実施形態における船首部緩衝体2f及び船尾部緩衝体2rを二列に分割したものである。船首部緩衝体2f及び船尾部緩衝体2rは、救命艇1に接続される内側ブロック体21bと、内側ブロック体21bの表面に配置される外側ブロック体21cと、により構成される。このように、ブロック体21を内側ブロック体21b及び外側ブロック体21cの二列に構成することにより、ブロック体21の小型化、軽量化及び取付作業の容易化を図ることができる。外側ブロック体21cは、内側ブロック体21bに接続するようにしてもよいし、内側ブロック体21bを挟んで救命艇1に接続するようにしてもよい。なお、船首部緩衝体2f及び船尾部緩衝体2rは、三列以上に分割するようにしてもよい。
上述した第二実施形態〜第四実施形態に示した救命艇1において、ブロック体21の分割数は任意に設定することができ、ブロック体21としては、図2(a)〜(f)に図示したものを適宜選択して使用することができる。また、船側部緩衝体2sを構成するブロック体21を内外二列に分割するようにしてもよい。
図5(a)及び(b)に示した第五実施形態に係る救命艇1は、補強材5に接続されるとともに船首部前方に張り出した船首部補強体7を有し、緩衝体2を船首部補強体7の内側及び外側に配置したものである。船首部補強体7の内外に配置される緩衝体2は、第四実施形態に示した内側ブロック体21b及び外側ブロック体21cに相当する。図5(a)において、船首部補強体7は緩衝体2の内部に埋もれていることから、一点鎖線で図示している。また、図5(b)に示したように、船首部補強体7は、例えば、船首部の前方に配置される荷重受部71と、補強材5に接続される連結部72と、を有する。なお、荷重受部71と連結部72との接続部には、必要に応じてブラケットや斜材等の補強を施すようにしてもよい。
荷重受部71は、図5(b)に示したように、鋼材等の金属材によって骨組みされる枠体であってもよいし、図5(c)の第一変形例に示したように、鋼板等の金属板やポリカーボネイト板等の合成樹脂板によって形成される面体であってもよい。連結部72は、船側部に配置される補強材5にボルト等の締結具や溶接等によって接続される。連結部72の長さは、荷重受部71を安定して保持できる長さに設定される。
かかる構成により、外側ブロック体21cに障害物が衝突した際における衝突荷重を荷重受部71で受け止めることができ、連結部72を介して補強材5に伝達することができ、衝突荷重を分散させることができる。したがって、救命艇1の一部に衝突荷重が局部的に作用しないようにすることができ、救命艇1の破損を抑制することができる。また、船首部補強体7を配置することにより、内側ブロック体21bに伝達される荷重を低減することができ、内側ブロック体21bの構造の簡素化や長寿命化を図ることができる。
図5(d)に示した第五実施形態の第二変形例は、荷重受部71を平板形状に形成したものである。荷重受部71は、図5(b)及び(c)に示したように、船首部形状に合わせて湾曲させるようにしてもよいし、図5(d)に示したように、船体の幅方向に展開された平板により形成するようにしてもよい。かかる第二変形例によれば、船首部が建造物や瓦礫等の障害物に衝突した際に、緩衝体2(外側ブロック体21c)を救命艇1の外側にはみ出ないように衝突方向に圧縮変形させることができ、エネルギー吸収性能を向上させることができる。
図6(a)〜(c)に示した第六実施形態に係る救命艇1は、補強材5に接続されるとともに船首部前方に張り出した船首部補強体7を有し、緩衝体2を船首部補強体7の外側に配置したものである。補強材5は、図6(a)に示したように、必ずしも下部構造体11と上部構造体12との繋ぎ目13の全周を覆う必要はなく、繋ぎ目13の水平部分に沿って外周を覆うように配置されていてもよい。また、全ての補強材5が繋ぎ目13に密着している必要はなく、部分的(例えば、船体角部等)に繋ぎ目13から離隔して外周を囲うように配置されていてもよい。
かかる第六実施形態における緩衝体2は、図6(a)及び(b)に示したように、複数のブロック体21に分割されている。船首部補強体7の前方に配置されるブロック体21は、他の部分よりも大きな衝撃を吸収する必要があることから、例えば、略半円柱形状の船首部ブロック体21fにより構成することが好ましい。
船首部補強体7は、図6(c)に示したように、船首部の前方に配置される荷重受部71と、補強材5に接続される連結部72と、荷重受部71と連結部72との接続部に配置された補強用の斜材73と、を有している。なお、図6(b)において、説明の便宜上、船首部補強体7を実線で図示している(実際は、緩衝体2の内部に埋まっている)。
救命艇1は船体形状を有していることから、船首部側を進行方向前方として移動することが多いものと予測され、救命艇1の正面から建造物や瓦礫等の障害物に衝突する可能性が高い。そこで、本実施形態では、平板上の荷重受部71を船首部前方に配置するとともに、船首部補強体7の外側に緩衝体2(船首部ブロック体21f)を配置している。船首部補強体7の内側は、構造的に衝撃力が伝達し難いことから、緩衝体2の配置を省略することができ、施工時の作業負担を軽減することができる。
荷重受部71の横幅W、高さH、板厚、素材等の条件は、例えば、必要吸収エネルギーと許容荷重とのバランスを考慮して適宜設定される。ただし、荷重受部71の横幅Wは、救命艇1の船幅よりも小さくすることが好ましく、荷重受部71の高さHは下部構造体11の高さよりも小さくすることが好ましい。また、図6(b)に示したように、荷重受部71の高さHと緩衝体2(船首部ブロック体21f)の高さを一致させるようにしてもよいし、荷重受部71を緩衝体2(船首部ブロック体21f)で覆うようにしてもよい。
図7(a)に示した第七実施形態に係る救命艇1は、緩衝体2として空気バネ27を使用したものである。空気バネ27は、繋ぎ目13に沿って下部構造体11及び上部構造体12の両方又はいずれか一方に配置される。空気バネ27は、接着剤によって接続することが好ましいが、場合によっては、ボルト等に締結具によって接続するようにしてもよい。かかる構成によっても、建造物や瓦礫等の障害物に衝突した場合であっても、船体の破損を抑制することができる。
かかる第七実施形態において、空気バネ27に替えてバネダンパやオイルダンパを使用するようにしてもよいし、繋ぎ目13に補強材5を配置するようにしてもよいし、発泡樹脂等により構成されるブロック体21と併用するようにしてもよい。
図7(b)に示した第八実施形態に係る救命艇1は、緩衝体2としてゴムダンパ28を使用したものである。ゴムダンパ28は、繋ぎ目13に沿って下部構造体11及び上部構造体12の両方又はいずれか一方に配置される。ゴムダンパ28は、接着剤によって接続することが好ましいが、場合によっては、ボルト等に締結具によって接続するようにしてもよい。かかる構成によっても、建造物や瓦礫等の障害物に衝突した場合であっても、船体の破損を抑制することができる。
かかる第八実施形態において、ゴムダンパ28に替えてハニカム材や木材を使用するようにしてもよいし、繋ぎ目13に補強材5を配置するようにしてもよいし、発泡樹脂等により構成されるブロック体21と併用するようにしてもよい。
ところで、図3(a)及び(b)に示した緩衝体2の取付方法において、ブロック体21をベルト部材4で固縛する方法について説明したが、ブロック体21は、接着剤や面ファスナーで下部構造体11及び上部構造体12に直に固定するようにしてもよいし、これらとベルト部材4とを併用するようにしてもよい。ブロック体21を直に固定する場合、ブロック体21を形成してから下部構造体11及び上部構造体12に接着剤や面ファスナーで固定するようにしてもよいし、緩衝材22を収容する袋体23を予め下部構造体11及び上部構造体12に接着剤や面ファスナーで固定しておき緩衝材22を袋体23に詰め込んでから開口部を塞ぐようにしてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、津波に対する避難用以外の救命艇(例えば、船舶に常備される救命艇等)にも適用することができる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 救命艇
2 緩衝体
2a 下部緩衝体
2b 上部緩衝体
2f 船首部緩衝体
2r 船尾部緩衝体
2s 船側部緩衝体
3 防舷材
4 ベルト部材
4a 下部ベルト部材
4b 上部ベルト部材
5 補強材
6 係止部材
7 船首部補強体
11 下部構造体
12 上部構造体
13 繋ぎ目
21 ブロック体
22 緩衝材
23 袋体
26 規制部材

Claims (4)

  1. 乗員を収容する空間を形成する下部構造体と、該下部構造体の上部を覆う上部構造体と、により構成される密閉型の救命艇において、
    喫水線近傍の前記下部構造体又は前記上部構造体の外周に配置された緩衝体を備え、
    前記緩衝体は、前記下部構造体に配置される下部緩衝体と、前記上部構造体に配置される上部緩衝体と、前記下部構造体並びに前記下部構造体及び前記上部構造体の繋ぎ目部分に掛け渡され前記下部緩衝体を締め付け固定する下部ベルト部材と、前記上部構造体及び前記繋ぎ目部分に掛け渡され前記上部緩衝体を締め付け固定する上部ベルト部材と、を有する、
    ことを特徴とする救命艇。
  2. 前記下部構造体と前記上部構造体との繋ぎ目に沿って該繋ぎ目を覆う金属製の補強材を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の救命艇。
  3. 前記上部緩衝体及び前記下部緩衝体は、それぞれ複数のブロック体に分割されており、該ブロック体は、内部に緩衝材を収容可能な袋体と、該袋体の幅方向の変形を抑制する規制部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の救命艇。
  4. 前記下部構造体は、底面の左舷側及び右舷側に配置された防舷材を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の救命艇。
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