JP6408645B1 - 摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】擦れ音の発生を防止したり擦れ音を格段に減少させたりすることが可能な自動ドア装置を提供する。
【解決手段】摩擦減少部37付き従動プーリー23を備えた自動ドア装置21は、ドア4と、このドア4を開閉する駆動機構3とを有し、駆動機構3は、モータ5と、このモータ5からの駆動力を伝達する伝達機構6とを有する。また、伝達機構6は、主動プーリー22と、この主動プーリー22に巻き付くタイミングベルト24と、タイミングベルト24が巻き付く従動プーリー23とを有し、従動プーリー23は、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33が接触するベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29には、この全周にわたり摩擦減少部37を形成する。摩擦減少部37としては、歯先33との摩擦を少なくさせるような部分に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドアを開閉する駆動機構を有し、この駆動機構のうちの伝達機構として主動プーリーとタイミングベルトと従動プーリーとを有する自動ドア装置に関する。詳しくは、従動プーリーに摩擦減少部を設けた自動ドア装置に関する。
図12において、従来の自動ドア装置1は、取り付け用のベース2と、このベース2に取り付けられる駆動機構3と、駆動機構3の駆動により開閉動するドア4とを有する(例えば下記特許文献1参照)。駆動機構3は、モータ5と、このモータ5からの駆動力を伝達する伝達機構6とを有する。伝達機構6は、主動プーリー7と、この主動プーリー7から離れた位置に回動自在に取り付けられる従動プーリー8と、これら主動プーリー7及び従動プーリー8に巻き付けられるタイミングベルト9と、図示しない減速機構とを有する。タイミングベルト9には、連結具10を介してドア4が取り付けられる。
従動プーリー8は、図13(a)に示す如く、ベルト掛け面11と、このベルト掛け面11の両側部に連続する一対のフランジ12とを有する。ベルト掛け面11は、平らで凹凸がなく且つ図13(a)の状態で見た時に幅方向が従動プーリー8の回転軸Lに平行となる面が全周にわたって形成される。従動プーリー8は、ベース2に固定される支持体13に対し回動自在に取り付けられる。尚、図13(b)における引用符号14はベルト歯を示す。また、引用符号15は歯先、引用符号16は歯溝、引用符号17はベルト本体を示す。
特開2008−156958号公報
上記従来技術にあっては、ドア4の開閉動が行われ続けることによりタイミングベルト9の歯先14とベルト掛け面11との間で擦れが生じ、この擦れが原因で音(擦れ音)が出てしまうという問題点を有する。擦れ音が次第に大きくなり自動ドア装置1から洩れ出た場合には、例えば通行人に不快感を与えてしまうことになる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、擦れ音の発生を防止したり擦れ音を格段に減少させたりすることが可能な自動ドア装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置は、ドアと該ドアを開閉する駆動機構とを有し、該駆動機構は、モータと該モータからの駆動力を伝達する伝達機構とを有し、該伝達機構は、主動プーリーと該主動プーリーに巻き付くタイミングベルトと該タイミングベルトが巻き付く従動プーリーとを有し、該従動プーリーは、この回転軸に直交する面でプーリー本体の断面を見た状態において円形の外周面となり、且つ、前記タイミングベルトのベルト歯が落ち込まずに該ベルト歯における歯先のみが接触する面となるベルト掛け面を有し、該ベルト掛け面には、この全周にわたり摩擦減少部を形成し、該摩擦減少部としては、前記タイミングベルトが前記ベルト掛け面を周方向に走行するとともに、前記タイミングベルトが前記ベルト掛け面の両側部に連続する一対のフランジ間を前記回転軸に平行な方向に移動する際に、該移動における前記回転軸に平行な方向での前記歯先との摩擦を少なくさせるような部分に形成し、該摩擦を少なくさせるような部分としては、前記回転軸に直交する面で前記ベルト掛け面の断面を円形に見た状態で凸部及び凹部を連続させる形状に形成し、且つ、前記外周面の位置になる前記凸部の頂部を前記回転軸に対し平行又は傾く方向にのばす形状に形成し、且つ、前記外周面の位置になる前記頂部の幅を前記ベルト掛け面に巻き付いた状態の前記歯先の幅よりも小さくするような形状に形成し、且つ、隣り合う前記頂部同士のピッチを前記ベルト掛け面に巻き付いた状態の隣り合う前記歯先同士のピッチよりも短くするような形状に形成し、且つ、前記凹部を前記外周面の位置から前記回転軸の側に凹ます形状に形成することを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、ベルト掛け面の摩擦減少部を、タイミングベルトの歯先との摩擦を少なくさせるような部分として形成し、この部分によって擦れる部分の削減(接触面積の削減)を図ることから、擦れが原因となる音(擦れ音)の発生を防止又は格段に減少させたりすることができる。従って、自動ドア装置から擦れ音が洩れ出るようなことはなく、例えば通行人に不快感を与えてしまうこともない。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置において、前記頂部を滑らかな状態に形成することを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、歯先が接する頂部を滑らかな状態に形成することから、歯先との摩擦を更に少なくさせるような部分にすることができ、以て擦れが原因となる音の発生を防止することができる。
本発明の摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置によれば、擦れ音の発生を防止したり擦れ音を格段に減少させたりすることができるという効果を奏する。
本発明の摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置の一実施形態を示す図であり、(a)は自動ドア装置の正面図、(b)は(a)の主動プーリーの拡大図、(c)は(a)の従動プーリーの拡大断面図である(実施例1)。 タイミングベルトが巻き付いた状態の従動プーリーの拡大断面図である。 タイミングベルトが巻き付いた状態の従動プーリーの拡大断面図である。 タイミングベルトが巻き付いた状態の従動プーリーの斜視図である。 従動プーリーの拡大図である。 (a)、(b)は従動プーリーのフランジ間をタイミングベルトが移動しながら走行する状態を示す図である。 実験例であり、従動プーリーに巻き付く部分に対応するタイミングベルトの歯先の状態を示す斜視図である。 従動プーリーの変形例を示す斜視図である(実施例2)。 図8の従動プーリーとタイミングベルトとの接触状態を示す模式図である。 従動プーリーの変形例を示す斜視図である(実施例3)。 図10の従動プーリーとタイミングベルトとの接触状態を示す模式図である。 従来例の自動ドア装置を示す正面図である。 従来例の従動プーリーを示す図であり、(a)は図12の矢印B方向から見た拡大図、(b)は(a)の矢印C方向から見た図である。
摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置は、ドアと、このドアを開閉する駆動機構とを有し、駆動機構は、モータと、このモータからの駆動力を伝達する伝達機構とを有する。また、伝達機構は、主動プーリーと、この主動プーリーに巻き付くタイミングベルトと、タイミングベルトが巻き付く従動プーリーとを有し、従動プーリーは、タイミングベルトのベルト歯における歯先が接触するベルト掛け面を有する。ベルト掛け面には、この全周にわたり摩擦減少部を形成する。摩擦減少部としては、歯先との摩擦を少なくさせるような部分に形成する。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明の摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置の一実施形態を示す図である。また、図2〜図4はタイミングベルトが巻き付いた状態の従動プーリーの図、図5は従動プーリーの図、図6は従動プーリーのフランジ間をタイミングベルトが移動しながら走行する状態を示す図である。また、図7は実験例であり、従動プーリーに巻き付く部分に対応するタイミングベルトの歯先の状態を示す斜視図である。
<自動ドア装置21の構成について>
図1(a)において、自動ドア装置21は、人の通行や物の搬入等のために左右方向にドア4が自動で開閉するよう構成される。自動ドア装置21は、取り付け用のベース2と、このベース2に取り付けられる駆動機構3と、駆動機構3を制御する図示しないコントローラと、駆動機構3の駆動により開閉動する上記のドア4とを有する。
駆動機構3は、モータ5と、このモータ5からの駆動力を伝達する伝達機構6とを有する。伝達機構6は、主動プーリー22と、この主動プーリー22から離れた位置に回動自在に取り付けられる従動プーリー23と、これら主動プーリー22及び従動プーリー23に巻き付けられるタイミングベルト24と、図示しない減速機構とを有する。ドア4は、連結具10を介してタイミングベルト24に取り付けられる。
<主動プーリー22について>
図1(b)において、主動プーリー22は、プーリー本体25と、このプーリー本体25の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯26とを有する。このような主動プーリー22は、本実施例において従来例の主動プーリー7(図12参照)と同じものが採用される。主動プーリー22は、従来例と同じ状態に取り付けられる。
<従動プーリー23について>
図1(c)において、従動プーリー23は、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分(後述する摩擦減少部37)が全周にわたり存在する部分としても形成される。
従動プーリー23は、ベース2に固定される支持体13(図13参照)に対し回動自在に取り付けられる。すなわち、従動プーリー23は、従来例と同じ状態に取り付けられる。尚、従動プーリー23は、自動ドア装置21の設置当初から取り付けられたり、従来例の従動プーリー8(図12及び図13参照)を交換して取り付けたりするものである。
図1(c)及び図2において、一対のフランジ28は、ベルト掛け面29の両側部に連続する部分として形成される。また、一対のフランジ28は、それぞれ環状の鍔となるように形成される。このような一対のフランジ28の外面同士は、平行となるように形成される。一方、一対のフランジ28の内面30同士は、非平行となるように形成される。すなわち、フランジ基端(根元)からフランジ先端に向けて次第に各内面30の間隔が広がるようなテーパ形状の部分に形成される。
<タイミングベルト24について>
図1(b)、図1(c)、図2、及び図3において、タイミングベルト24は、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。尚、タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。また、寸法W1は歯先33の幅の寸法を示す。また、寸法P1は隣り合う歯先33同士のピッチを示す。寸法に関し、タイミングベルト24は従動プーリー23に巻き付けられると後述する圧縮の力が掛かることから、その時の寸法をW2、P2とするものとする(W1>W2、P1>P2)。
タイミングベルト24としては、公知のものが採用される。すなわち、従来例のタイミングベルト9(図12及び図13参照)と同じものが採用される(一例であるものとする。例えば従来と異なる材質のものであってもよい)。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、この巻き付け部分の内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32の歯先33がベルト掛け面29に対して接触するようになる。また、タイミングベルト24は、図6を参照しながら後述するが、ドア4の開閉動に伴い一対のフランジ28間を移動しながら走行するような状態にもなる。
<摩擦減少部37について>
図1ないし図5において、摩擦減少部37は、本発明の特徴部分であって、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される。摩擦減少部37は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせるための部分であって、図2及び図3に示すように、従動プーリー23の回転軸38(図13の回転軸Lと同じ)に直交する面でベルト掛け面29の断面を見た状態で、凸部39及び凹部40を周方向に連続させるような形状に形成される。
また、摩擦減少部37は、凸部39の頂部41を上記回転軸38に対し平行な方向にのばすような形状に形成される(凹部40も回転軸38に対し平行な方向にのばすような形状に形成される)。すなわち、摩擦減少部37は、ベルト掛け面29の幅方向にのびる凸条及び溝が多数存在するような形状に形成される。また、摩擦減少部37は、頂部41の幅W3がベルト掛け面29に巻き付いた状態の歯先33の幅W2よりも小さく(W2>W3)形成される。また、摩擦減少部37は、隣り合う頂部41同士のピッチP3がベルト掛け面29に巻き付いた状態の隣り合う歯先33同士のピッチP2よりも短く(P2>P3)形成される。また、摩擦減少部37は、頂部41が滑らかな状態に形成される。また、摩擦減少部37は、凹部40が歯先33を落ち込ませないような形状に形成される。すなわち、本実施例1においては凹部40の開口幅W4が歯先33の幅W2よりも小さく(W2>W4)形成される(後述する実施例2、3の場合はこの限りでないものとする)。
尚、頂部41は、本実施例において幅狭の平面形状に形成されるが、緩やかな曲面や、例えば半円弧形状に形成されてもよいものとする。この他の形状としては、頂部41がエッジになるような形状(幅の無い尖った形状)に形成されてもよいものとする(但し、タイミングベルト24が従動プーリー23のフランジ28間を移動(図6を参照しながら後述する)するため、この移動の妨げにならなければ可能であるものとする)。
<摩擦減少部37の作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に凸部39及び凹部40を周方向に連続させるような状態で摩擦減少部37を形成し、この摩擦減少部37にタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4を開閉動させると、この時、タイミングベルト24は図6に示すような動きが生じる。すなわち、従動プーリー23のフランジ28間を移動するような動きが生じる(この動きに関しては、耐久試験において観測されている。また、図7に示すように歯先33の痕42からも移動が生じていることが分かる。尚、わざと痕42がつくような実験をしたことによるものである)。
<考察>
タイミングベルト24が上記のようにフランジ28間を移動しながら走行する際、従来例では擦れて音が発生していたと考えられる。この場合、本実施例のような形状の摩擦減少部37を形成することで歯先33との擦れ(摩擦)が格段に小さくなるのは勿論である。従って、擦れが原因となる音(擦れ音)の発生を防止又は格段に減少させることができる。自動ドア装置21からは擦れ音が洩れ出るようなことがなく、例えば通行人に不快感を与えてしまうこともない。
この他、摩擦減少部37であれば、歯先33との間で従動プーリー23の回転方向の擦れ(摩擦)も格段に小さくなるのは勿論であり、上記同様、擦れが原因となる音の発生を防止又は格段に減少させることができる。
<自動ドア装置21としての効果について>
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である自動ドア装置21によれば、摩擦減少部37付きの従動プーリー23を備えることから、擦れ音の発生を防止したり擦れ音を格段に軽減したりすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図8は従動プーリーの変形例を示す斜視図である。また、図9は図8の従動プーリーとタイミングベルトとの接触状態を示す模式図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図8及び図9において、実施例2の従動プーリー23は、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。このような、ベルト掛け面29には、摩擦減少部37が全周にわたって形成される。
<実施例2の摩擦減少部37について>
図8及び図9において、実施例2の摩擦減少部37は、実施例1と同様、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせる部分であって、実施例1との違いは、従動プーリー23の回転軸38に対し傾く方向に凸部39及び凹部40をのばしたことである(斜めの凸部39及び凹部40である。尚、寸法関係やピッチは実施例1と同じである。ここではその説明を省略するものとする)。
実施例2の摩擦減少部37は、図9に示すように歯先33との接触面積Sを小さくしていることから、実施例1と同様の効果を奏するのは勿論である。
<自動ドア装置21としての効果について>
以上、図8及び図9を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である自動ドア装置21(図1参照)によれば、実施例2の摩擦減少部37付きの従動プーリー23を備えることから、擦れ音の発生を防止したり擦れ音を格段に減少させたりすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例3を説明する。図10は従動プーリーの変形例を示す斜視図である。また、図11は図10の従動プーリーとタイミングベルトとの接触状態を示す模式図である。尚、上記実施例1、2と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図10及び図11において、実施例3の従動プーリー23は、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。このような、ベルト掛け面29には、摩擦減少部37が全周にわたって形成される。
<実施例3の摩擦減少部37について>
図10及び図11において、実施例3の摩擦減少部37は、実施例1、2と同様、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせる部分であって、実施例1、2との違いは、従動プーリー23の回転軸38に対し平行であるものの、一方のフランジ28側の凸部39及び凹部40と、他方のフランジ28側の凸部39及び凹部40とが、ベルト掛け面29の中央位置で図示のようにずれて千鳥状の配置になっていることである(千鳥配置の凸部39及び凹部40である。尚、寸法関係やピッチは実施例1、2と同じである。ここではその説明を省略するものとする)。
実施例3の摩擦減少部37は、図11に示すように歯先33との接触面積Sを小さくしていることから、実施例1、2と同様の効果を奏するのは勿論である。
<自動ドア装置21としての効果について>
以上、図10及び図11を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である自動ドア装置21(図1参照)によれば、実施例3の摩擦減少部37付きの従動プーリー23を備えることから、擦れ音の発生を防止したり擦れ音を格段に減少させたりすることができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
2…取り付け用のベース、 3…駆動機構、 4…ドア、 5…モータ、 6…伝達機構、 10…連結具、 21…自動ドア装置、 22…主動プーリー、 23…従動プーリー、 24…タイミングベルト、 25…プーリー本体、 26…プーリー歯、 27…プーリー本体、 28…フランジ、 29…ベルト掛け面、 30…内面、 31…ベルト本体、 32…ベルト歯、 33…歯先、 34…歯溝、 35…歯斜面、 36…フランジ対向面、 37…摩擦減少部、 38…回転軸、 39…凸部、 40…凹部、 41…頂部、 42…痕

Claims (2)

  1. ドアと該ドアを開閉する駆動機構とを有し、
    該駆動機構は、モータと該モータからの駆動力を伝達する伝達機構とを有し、
    該伝達機構は、主動プーリーと該主動プーリーに巻き付くタイミングベルトと該タイミングベルトが巻き付く従動プーリーとを有し、
    該従動プーリーは、この回転軸に直交する面でプーリー本体の断面を見た状態において円形の外周面となり、且つ、前記タイミングベルトのベルト歯が落ち込まずに該ベルト歯における歯先のみが接触する面となるベルト掛け面を有し、
    該ベルト掛け面には、この全周にわたり摩擦減少部を形成し、
    該摩擦減少部としては、前記タイミングベルトが前記ベルト掛け面を周方向に走行するとともに、前記タイミングベルトが前記ベルト掛け面の両側部に連続する一対のフランジ間を前記回転軸に平行な方向に移動する際に、該移動における前記回転軸に平行な方向での前記歯先との摩擦を少なくさせるような部分に形成し、
    該摩擦を少なくさせるような部分としては、前記回転軸に直交する面で前記ベルト掛け面の断面を円形に見た状態で凸部及び凹部を連続させる形状に形成し、且つ、前記外周面の位置になる前記凸部の頂部を前記回転軸に対し平行又は傾く方向にのばす形状に形成し、且つ、前記外周面の位置になる前記頂部の幅を前記ベルト掛け面に巻き付いた状態の前記歯先の幅よりも小さくするような形状に形成し、且つ、隣り合う前記頂部同士のピッチを前記ベルト掛け面に巻き付いた状態の隣り合う前記歯先同士のピッチよりも短くするような形状に形成し、且つ、前記凹部を前記外周面の位置から前記回転軸の側に凹ます形状に形成する
    ことを特徴とする摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置。
  2. 請求項1に記載の摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置において、
    前記頂部を滑らかな状態に形成する
    ことを特徴とする摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置。
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