JP2019168070A - Vリブドベルト - Google Patents

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信広 小山
Nobuhiro Koyama
信広 小山
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Abstract

【課題】異音を抑制する。【解決手段】Vリブドベルト1は、無端状の本体部10と、本体部10の内周面11または外周面に設けられ、本体部10の回転方向に延在し、回転方向に離隔して複数設けられるリブ20と、回転方向に隣り合う2つのリブ20の間に設けられ、2つのリブ20の一方に一端部が接続され、2つのリブ20の他方に他端部が接続され、一端部と他端部の間に屈曲部が形成された連結部40と、を備える。摩耗粉は隙間Saに進入し、Vリブドベルト1が駆動プーリや従動プーリに当接していない領域で、隙間Saから排出される。【選択図】図3

Description

本発明は、Vリブドベルトに関する。
エンジンでは、補機類にクランクシャフトの回転動力を伝達するため、プーリ間にVリブドベルトが張架されている。Vリブドベルトには、例えば、特許文献1に記載されているようにV字型のリブが形成される。
特開2000−102988号公報
上記のリブは、ゴム組成物で構成されるため、プーリとの摩擦により摩耗粉が生じることがある。例えば、リブとプーリの面圧が高くなると、摩耗粉がリブに凝着し、リブの摩擦係数が高くなってしまう。これにより、異音が生じることがあった。
本発明は、異音を抑制することが可能なVリブドベルトを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のVリブドベルトは、無端状の本体部と、本体部の内周面または外周面に設けられ、本体部の回転方向に延在し、回転方向に並んで複数設けられるリブと、回転方向に隣り合う2つのリブの間に設けられ、2つのリブの一方に一端部が接続され、2つのリブの他方に他端部が接続され、一端部と他端部の間に屈曲部が形成された連結部と、を備える。
連結部と、本体部との間に間隙が形成されてもよい。
連結部は、S字型であってもよい。
本発明によれば、異音を抑制することが可能となる。
Vリブドベルトが張架された駆動プーリおよび従動プーリの斜視図である。 Vリブドベルトの回転方向に垂直な断面図である。 Vリブドベルトの部分抽出図である。 リブおよび連結部をリブの先端面側から見た図である。 隙間の配置を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、Vリブドベルト1が張架された駆動プーリ2および従動プーリ3の斜視図である。図1に示すVリブドベルト1、駆動プーリ2、従動プーリ3は、例えば、自動車のエンジンにおける補機の駆動に用いられる。ただし、Vリブドベルト1は、自動車のエンジン以外の装置に搭載されてもよい。図1では、従動プーリ3が1つ設けられる構成を図示したが、従動プーリ3が複数設けられてもよい。
Vリブドベルト1は、無端状の本体部10を有する。本体部10は、例えば、ゴム組成物で構成され、駆動プーリ2、従動プーリ3に張架される(架け渡される)。本体部10の内周面11は、駆動プーリ2の外周面2a、従動プーリ3の外周面3aに当接する。
駆動プーリ2の外周面2aには、周方向に沿って溝部2bが形成される。従動プーリ3の外周面3aには、周方向に沿って溝部3bが形成される。Vリブドベルト1の内周面11には、リブ20が設けられる。リブ20は、駆動プーリ2の溝部2b、従動プーリ3の溝部3bにそれぞれ嵌合する。
駆動プーリ2は、例えば、クランクシャフトに設けられるクランクプーリなどで構成される。従動プーリ3は、例えば、オルタネータやウォータポンプなどの補機を駆動させる。ただし、従動プーリ3は、Vリブドベルト1の走行方向を転換させるガイドとして機能するアイドラプーリや、Vリブドベルト1のテンションを調整するテンショナプーリであってもよい。
駆動プーリ2、従動プーリ3は、互いに平行な回転軸回りに回転可能となっている。駆動プーリ2が回転すると、Vリブドベルト1が図1中、矢印の向きに回転する。そして、Vリブドベルト1を介して従動プーリ3に回転動力が伝達される。こうして、従動プーリ3が回転する。
また、上記のように、リブ20が溝部2b、3bに嵌合することから、Vリブドベルト1と駆動プーリ2、従動プーリ3との接触面積(すなわち、摩擦力)が大きくなり、伝達可能なトルクが増加する。
図2は、Vリブドベルト1の回転方向に垂直な断面図である。図2に示すように、Vリブドベルト1の本体部10の内部には、外周面12側に心線30が埋め込まれる。心線30は、例えば、本体部10よりも引張強度が高い繊維などで形成される。心線30は、本体部10の回転方向(長手方向)に延在する。心線30は、Vリブドベルト1の幅方向(図2中、左右方向、駆動プーリ2の回転軸方向、短手方向)に並んで複数配される。
リブ20は、本体部10の回転方向に延在する。また、リブ20は、Vリブドベルト1の幅方向に並んで複数列(ここでは、例えば、6列)配される。リブ20の断面形状は、先端面21に向って先細りとなる台形である。すなわち、リブ20には、先端面21に向って互いに近づく2つのテーパ面22が形成される。また、溝部2b、3bは、リブ20が嵌合する断面形状である。そのため、クサビ効果によって摩擦力が大きくなり、伝達可能なトルクが増加する。
図3は、Vリブドベルト1の部分抽出図である。図3に示すように、リブ20は、本体部10の回転方向(図3中、左右方向)に離隔して複数設けられる。図3には、Vリブドベルト1のうち、本体部10の回転方向に並んだ2つのリブ20近傍が抽出して示される。
本体部10の回転方向に隣り合う2つのリブ20の間には、隙間Saが形成される。隙間Saは、本体部10の回転方向に離隔して複数形成される。隙間Saには、連結部40が設けられる。連結部40は、例えば、リブ20と素材が同じであって、リブ20と一体成型される。
連結部40のうち、リブ20の先端面21側の一端面41は、例えば、リブ20の先端面21と面一である。連結部40のうち、リブ20の基端側の他端面42は、例えば、本体部10の内周面11から離隔する。すなわち、連結部40の他端面42と、本体部10の内周面11との間には、間隙Sbが形成される。
図4は、リブ20および連結部40をリブ20の先端面21側から見た図である。図4に示すように、連結部40のうち、本体部10の回転方向(図4中、左右方向)の一端部43は、2つのうち、一方のリブ20に接続される。連結部40の他端部44は、2つのうち、他方のリブ20に接続される。
連結部40は、リブ20の先端面21側から見たとき、S字型(S字サイプ)である。すなわち、連結部40には、2つの屈曲部45が形成される。2つの屈曲部45は互いに逆向きに屈曲している。
ところで、リブ20は、上記のようにゴム組成物で構成される。駆動プーリ2や従動プーリ3の溝部2b、3bに、リブ20のテーパ面22が擦れると、テーパ面22が削れて摩耗粉(図4中、黒丸で示す)が生じる。例えば、駆動プーリ2と従動プーリ3とのアライメントのずれなどによって、テーパ面22と外周面2a、3aとの面圧が高くなることがある。高い面圧により摩耗粉がテーパ面に凝着すると、テーパ面の摩擦係数が高まり、異音が生じてしまう。
本実施形態では、隣り合うリブ20の間に隙間Saが形成される。そのため、図4に矢印で示すように、摩耗粉は隙間Saに進入する。隙間Saに進入した摩耗粉は、Vリブドベルト1が駆動プーリ2や従動プーリ3に当接していない領域で、隙間Saから排出される。そのため、異音が抑制される。
また、隙間Saによってリブ20の剛性が低下する。これにより、リブ20が変形し易くなり、テーパ面22と外周面2a、3aとの面圧が抑制される。そのため、異音がさらに抑制される。リブ20の変形時には、連結部40が伸長してリブ20を引っ張ることで、隣り合うリブ20間の連動性(剛性)が最低限確保される。連結部40の長さや肉厚によって、リブ20の剛性が適宜調整される。
また、屈曲部45が伸びることで連結部40が伸長可能であるため、連結部40が直線形状である場合に比べてリブ20が変形し易い。これにより、テーパ面22と外周面2a、3aとの面圧がさらに抑制される。特に、連結部40が2つの屈曲部45を有するS字型であることから、リブ20が変形し易く面圧が一層抑制される。
図5は、隙間Saの配置を説明するための図である。図5(a)に示すように、本実施形態のVリブドベルト1では、本体部10の回転方向(図5中、左右方向)に隣り合うリブ20の間に形成された隙間Saは、本体部10の幅方向(図5中、上下方向)に平行に直線状に並んでいる。ただし、図5(b)に示す変形例のVリブドベルト1Aのように、隙間Saが本体部10Aの幅方向(図5中、上下方向)に対して、傾斜した向きに直線状に並んでいてもよい。また、隙間Saが直線状に並んでいなくてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態および変形例では、リブ20が本体部10の内周面11に形成される場合について説明した。しかし、リブ20は、本体部10の外周面12に形成されてもよい。
例えば、上述した実施形態および変形例では、連結部40と、本体部10、10Aとの間に間隙Sbが形成される場合について説明した。しかし、間隙Sbは必須の構成ではない。間隙Sbが形成されず、連結部40の他端面42と、本体部10、10Aの内周面11が当接(一体化)していてもよい。ただし、間隙Sbを設けることで、リブ20が変形し易くなり面圧が抑制される。
また、上述した実施形態および変形例では、連結部40は、S字型である場合について説明した。しかし、連結部40は、S字型以外の形状であってもよい。ただし、連結部40をS字型とすることで、リブ20が変形し易くなり面圧が抑制される。
本発明は、Vリブドベルトに利用できる。
Sa 隙間
Sb 間隙
1、1A Vリブドベルト
10、10A 本体部
11 内周面
12 外周面
20 リブ
40 連結部
43 一端部
44 他端部
45 屈曲部

Claims (3)

  1. 無端状の本体部と、
    前記本体部の内周面または外周面に設けられ、前記本体部の回転方向に延在し、前記回転方向に並んで複数設けられるリブと、
    前記回転方向に隣り合う2つのリブの間に設けられ、前記2つのリブの一方に一端部が接続され、前記2つのリブの他方に他端部が接続され、前記一端部と前記他端部の間に屈曲部が形成された連結部と、
    を備えるVリブドベルト。
  2. 前記連結部と、前記本体部との間に間隙が形成される請求項1に記載のVリブドベルト。
  3. 前記連結部は、S字型である請求項1または2に記載のVリブドベルト。
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