JP4770566B2 - 回転体支持構造及びアイドラプーリ支持構造並びに回転体支持ユニット - Google Patents
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Description
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、回転体(例えばベルト駆動システム上のアイドラプーリ)を支持する回転体支持部(ボス部)に対して、外力の作用時に応力が集中する位置及びその周辺部に対して予め軸心方向の圧縮力を付与しておくことにより曲げ剛性を高めておき、この応力集中位置に作用する荷重の緩和を図るようにしている。
具体的に、本発明は、雌ネジが形成された取付孔を有する回転体支持部の端面に、中心部に締結具挿通孔が形成された回転体のベアリング部を当接させた状態で、このベアリング部の締結具挿通孔から上記回転体支持部の取付孔に亘って締結具を挿通し、この締結具の外周面に形成されている雄ネジを上記雌ネジにねじ込んで締結具の頭部と回転体支持部の端面との間で上記ベアリング部のインナレースを挟持することにより、上記回転体を回転体支持部に回転自在に支持させる回転体支持構造を前提とする。この回転体支持構造に対し、上記回転体に作用する外力が回転体支持部に対する曲げ荷重として作用する場合に、回転体支持部の外周面上における上記曲げ荷重の応力集中位置よりも上記取付孔の深さ方向の奥側の領域のみにおいて、上記回転体支持部の取付孔の雌ネジに対して締結具の雄ネジをねじ込んだ構成としている。
図1は、本実施形態に係る自動車用エンジンの補機類を駆動させるためのベルト駆動システム1の概略構成を示す図である。この図1に示すように、このベルト駆動システム1は、エンジン本体の前面側(縦置き型エンジンにおける前面側)に取り付けられたチェーンカバー2の前側に配設されており、本実施形態において特徴とする支持構造によって支持されるアイドラプーリ(回転体)61は、このチェーンカバー2に支持されている。
次に、本発明の特徴であるアイドラプーリ61の支持構造について複数の実施形態について説明する。
先ず、第1実施形態について説明する。図4は、本実施形態に係るアイドラプーリ61の支持構造を示す断面図(図1におけるIV−IV線に沿った断面図)である。この図に示すように、アイドラプーリ61はベアリング部64を備えており、このベアリング部64を介してチェーンカバー2に回転自在に支持されている。
次に、本発明の効果を確認するために行った実験及びその結果について説明する。本実験は、図6に示す従来のアイドラプーリ支持構造によるものと、図4に示した上記実施形態に係るアイドラプーリ支持構造によるものとを比較する実験であり、各支持構造によって支持されたアイドラプーリ61,aを備えたベルト駆動システムを駆動させた場合に、アイドラプーリ61,aに掛かる荷重(ベルト張力によって曲げモーメントとして作用する荷重)を増大させていった場合のアイドラプーリ軸心の傾き角度の変化を計測したものである。尚、図6に示す従来のアイドラプーリ支持構造として、図6(a)のものは比較的小径のボルト(本実施形態で採用しているボルトと略同径のボルト)を使用した支持構造のものであり、図6(b)のものは比較的大径のボルト(例えば図6(a)のものに対して1.3倍程度の外径を有するボルト)を使用した支持構造のものである。また、この図6では図10で示したものと同一の部材には同一の符号を付している。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態は、プーリ取り付けボス21の中心部に形成されている取付孔22の内面の形状が上述した第1実施形態のものと異なっている。その他の構成は第1実施形態のものと同様であるので、ここでは取付孔22の内面の形状について主に説明する。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は、プーリ取り付けボス21の中心部に形成されている取付孔22の内面の形状及びボルト7の軸部73に形成されている雄ネジ72の形成領域が上述した第1実施形態のものと異なっている。その他の構成は第1実施形態のものと同様であるので、ここでは第1実施形態との相違点について主に説明する。
以上説明した各実施形態は自動車用エンジンの補機類を駆動させるためのベルト駆動システム1における一つのアイドラプーリ61の支持構造として本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、このベルト駆動システムに備えられた複数(本実施形態では2つ)のアイドラプーリ61,62の支持構造に適用してもよい。また、オートテンショナ用アイドラプーリ63の支持構造に適用することも可能である。更には、上記オルタネータプーリ41、ウォータポンププーリ42、エアコンプーリ43等の支持構造に適用することも可能である。
22 取付孔
23 雌ネジ
5 Vリブドベルト(伝動ベルト)
61 アイドラプーリ(回転体)
64 ベアリング部
64b ボルト挿通孔(締結具挿通孔)
7 ボルト(締結具)
71 頭部
72 雄ネジ
A 外力
D 雌ネジ形成領域
E カウンタボア領域
F 応力集中位置
Claims (7)
- 雌ネジが形成された取付孔を有する回転体支持部の端面に、中心部に締結具挿通孔が形成された回転体のベアリング部を当接させた状態で、このベアリング部の締結具挿通孔から上記回転体支持部の取付孔に亘って締結具を挿通し、この締結具の外周面に形成されている雄ネジを上記雌ネジにねじ込んで締結具の頭部と回転体支持部の端面との間で上記ベアリング部のインナレースを挟持することにより、上記回転体を回転体支持部に回転自在に支持させる回転体支持構造において、
上記回転体に作用する外力が回転体支持部に対する曲げ荷重として作用する場合に、回転体支持部の外周面上における上記曲げ荷重の応力集中位置よりも上記取付孔の深さ方向の奥側の領域のみにおいて、上記回転体支持部の取付孔の雌ネジに対して締結具の雄ネジがねじ込まれていることを特徴とする回転体支持構造。 - 上記請求項1記載の回転体支持構造において、
締結具の頭部と回転体支持部の端面との間で上記ベアリング部のインナレースを挟持した状態では、回転体に作用する外力が回転体支持部に対する曲げ荷重として作用する場合に、回転体支持部の外周面上における上記曲げ荷重の応力集中位置及びその位置よりも上記取付孔の深さ方向の開口側の領域にあっては、回転体支持部の取付孔に雌ネジが形成されていない構成及び締結具の外周面に雄ネジが形成されていない構成のうち少なくとも何れか一方が適用されていることを特徴とする回転体支持構造。 - 雌ネジが形成された取付孔を有するボス部の端面に、中心部にボルト挿通孔が形成され且つ伝動ベルトが掛けられるアイドラプーリのベアリング部を当接させた状態で、このベアリング部のボルト挿通孔から上記ボス部の取付孔に亘ってボルトを挿通し、このボルトの雄ネジを上記雌ネジにねじ込んでボルトの頭部とボス部の端面との間でアイドラプーリのベアリング部のインナレースを挟持することにより、上記アイドラプーリをボス部に対して回転自在に支持するアイドラプーリ支持構造において、
上記アイドラプーリに作用するベルト張力がボス部に対する曲げ荷重として作用する場合に、ボス部の外周面上における上記曲げ荷重の応力集中位置よりも上記取付孔の深さ方向の奥側の領域のみにおいて、上記ボス部の取付孔の雌ネジに対してボルトの雄ネジがねじ込まれていることを特徴とするアイドラプーリ支持構造。 - 上記請求項3記載のアイドラプーリ支持構造において、
ボルトの頭部とボス部の端面との間でアイドラプーリのベアリング部のインナレースを挟持した状態では、アイドラプーリに作用するベルト張力がボス部に対する曲げ荷重として作用する場合に、ボス部の外周面上における上記曲げ荷重の応力集中位置及びその位置よりも上記取付孔の深さ方向の開口側の領域にあっては、ボス部の取付孔に雌ネジが形成されていない構成及びボルトの外周面に雄ネジが形成されていない構成のうち少なくとも何れか一方が適用されていることを特徴とするアイドラプーリ支持構造。 - 上記請求項3または4記載のアイドラプーリ支持構造において、
アイドラプーリのベアリング部には軸方向に凹陥する凹陥部が形成されている一方、ボス部の先端部分の外径寸法は上記凹陥部の内径寸法よりも小さく設定されていて、この凹陥部の底面をボス部の端面に当接させた状態で、アイドラプーリのベアリング部のボルト挿通孔からボス部の取付孔に亘ってボルトを挿通して、ボルトの頭部とボス部の端面との間でアイドラプーリのベアリング部のインナレースを挟持した構成とされていることを特徴とするアイドラプーリ支持構造。 - 上記請求項1または2記載の回転体支持構造において回転体のベアリング部のインナレースを挟持することにより、この回転体を支持する回転体支持部及び締結具より成る回転体支持ユニットであって、
上記締結具の頭部と回転体支持部の端面との間で回転体のベアリング部のインナレースを挟持した状態では、上記回転体支持部は、回転体に作用する外力が回転体支持部に対する曲げ荷重として作用する場合に、回転体支持部の外周面上における前記曲げ荷重の応力集中位置及びその位置よりも上記取付孔の深さ方向の開口側の領域にあっては取付孔に雌ネジが形成されていないことを特徴とする回転体支持ユニット。 - 上記請求項1または2記載の回転体支持構造において回転体のベアリング部のインナレースを挟持することにより、この回転体を支持する回転体支持部及び締結具より成る回転体支持ユニットであって、
上記締結具の頭部と回転体支持部の端面との間で回転体のベアリング部のインナレースを挟持した状態では、上記締結具は、回転体に作用する外力が回転体支持部に対する曲げ荷重として作用する場合に、回転体支持部の外周面上における前記曲げ荷重の応力集中位置及びその位置よりも上記取付孔の深さ方向の開口側の領域にあっては外周面に雄ネジが形成されていないことを特徴とする回転体支持ユニット。
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