JP2007247732A - プーリ - Google Patents

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Tomoyoshi Izutsu
智善 井筒
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Abstract

【課題】ベルト案内面に巻き掛けられる伝達ベルトに安定した張力を付与し、その走行安定性を向上させたプーリを提供する。
【解決手段】転がり軸受20に取り付けた一対のプーリ分割体11と、この一対のプーリ分割体11の外周面に圧入固定する円筒部材12とから構成される。前記プーリ分割体11は、同心円上に位置する内径側円筒部13と外径側円筒部14とを環状のフランジ部15で連結したものである。一対のプーリ分割体11が、その各フランジ部15を突き合わされるとともに、各外径側円筒部14の外周面に円筒部材12が圧入固定される。圧入固定された円筒部材12が、外径側円筒部14の外周面中央部の凹部19を覆うので、ベルト案内面21に巻き掛けられる伝達ベルトに対して凹部19による局部的に大きな張力が掛からない。これにより、伝達ベルトに安定した張力が付与され、走行安定性が向上する。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関のカム軸やオルタネータ等の自動車補機類を駆動する伝達ベルト等の移動を案内するプーリに関するものである。
一般に、内燃機関のカム軸やオルタネータ等の自動車補機類を駆動する伝達ベルトを案内するためにプーリが使用されている。このプーリの一形態として、鋳物に代えて、鋼板等の1枚の板材(板金)をプレス等により塑性加工して形成したプーリが知られている。
このプーリは、図3に示すように、同心円上に位置する転がり軸受40が嵌合する内径側円筒部22と外径側円筒部23との同じ側の端部を、環状の湾曲するフランジ部24で連結したものである。前記外径側円筒部23の、前記フランジ部24の反対側の端部に径方向外向きの鍔25が形成され、外径側円筒部23の外周面がベルト案内面26となっている。
上記の図3に示すプーリでは、一枚の板材をプレス等により塑性加工しているため、ベルト案内面26の片側(外径側円筒部23の片側)だけにしか鍔25を設けることができない。このため、鋳物等の材料でベルト案内面26を切削することにより両側に鍔を形成して対応する必要があり、このベルト案内面26の切削に手間とコストが掛かるという問題があった。
上記の問題を解決するプーリの他の形態として、例えば特許文献1には、鋼板等の一枚の板材(板金)をプレス等により塑性加工して形成した一対のプーリ分割体を組み合わせてなるプーリが記載されている。
上記のプーリ分割体を組み合わせたプーリは、図4に示すように、転がり軸受40に一対のプーリ分割体30を組み合わせて形成される。この各プーリ分割体30は、同心円上に位置する内径側円筒部31と外径側円筒部32とを、径方向に間隔をもって環状のフランジ部33で連結したものである。この一対のプーリ分割体30が、そのフランジ部33を互いに突き合わすことによりプーリが形成される。
上記外径側円筒部32の、前記フランジ部33の反対側の端部に径方向外向きの鍔35が形成され、外径側円筒部32の外周面がベルト案内面34となっている。このベルト案内面34に上述の自動車補機類を駆動する伝達ベルトが巻き掛けられる。
上記のプーリ分割体30を組み合わせたプーリは、そのベルト案内面34の両端に鍔35が形成される。このため、図3に示すプーリのようにベルト案内面を切削することにより両側に鍔を形成する必要がなくなり、切削による手間とコストが省くことができる。
特開平11−325222号公報
しかし、プレス等により成形したプーリ分割体30を組み合わせたプーリは、図4に示すように、ベルト案内面34となる外径側円筒部32の外周面中央部(一対のプーリ分割体30の各外径側円筒部32の突き合わせ部)に凹部36が形成される。
上記ベルト案内面34に凹部36が形成されているので、ベルト案内面34に伝達ベルトが巻き掛けられ自動車補機類を駆動する際に、この凹部を形成する湾曲部分(外径側円筒部32とフランジ部33との連結部分)に伝達ベルトが摺接し、この伝達ベルトに対して局部的に大きな張力が掛かる。これにより、伝達ベルトの寿命が低下したり、騒音が発生したりするなど伝達ベルトの安定走行性が悪くなるという問題があった。
そこで、この発明は、ベルト案内面に巻き掛けられる伝達ベルトに安定した張力を付与し、その走行安定性を向上させたプーリを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、同心円上に位置する内径側円筒部と外径側円筒部とを環状のフランジ部で連結した一対のプーリ分割体が、その前記各フランジ部を突き合わされるとともに、前記外径側円筒部の外周面に円筒部材が圧入され、前記円筒部材の外周面に伝達ベルトが巻き掛けられる構成を採用したのである。
上記構成によると、上記のプーリは、その外径側円筒部の外側に円筒部材が圧入されることにより、この円筒部材が外径側円筒部の中央部の凹部を覆うこととなる。このため、ベルト案内面となる円筒部材の外周面に伝達ベルトが巻き掛けられ自動車補機類を駆動しても、伝達ベルトに対して凹部の存在による局部的に大きな張力が掛からず、安定した張力が付与される。これにより、伝達ベルトの走行安定性が向上し、このプーリの適用範囲が広くなる。
また、上記円筒部材の軸方向端部に径方向外向きの鍔が設けられた構成とすることができる。このようにすると、プーリ分割体は、その外径側円筒部に鍔を設ける必要がなくなるので、外径側円筒部の外周面を同一径にでき、プレス等により容易に成形することができる。さらに、前記円筒部材が合成樹脂製であると、この円筒部材を射出成形等により成形することができ、量産性が向上する。
この発明は、以上のように構成したので、伝達ベルトに対して局部的に大きな張力が掛からず、安定した張力が付与されるので、伝達ベルトの走行安定性が向上する。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の実施形態のプーリを図1に示す。この実施形態のプーリ10は、図1に示すように、転がり軸受20に取り付けた一対のプーリ分割体11と、この一対のプーリ分割体11の外周面に圧入固定する円筒部材12とから構成される。
上記一対のプーリ分割体11は、一定の厚みを有する鋼板等からなる1枚の板材(板金)をプレス等により塑性加工して成形したものである。このプーリ分割体11は、内径側円筒部13、外径側円筒部14及びフランジ部15とからなる。
上記内径側円筒部13は、上記転がり軸受20に嵌め合わされるものであり、上記フランジ部15は、円環状をなし、その内周縁部において内径側円筒部13の一端部に一体に形成されている。
上記外径側円筒部14は、内径側円筒部13よりも幅の広い円筒状に形成され、内径側円筒部13の外側に所定の間隔をもって同心円上に位置され、この外径側円筒部14の一方の端部において、内径側円筒部13と対向するように上記フランジ部15の外周縁部に一体に形成される。前記外径側円筒部14の、上記フランジ部15に対して反対側端部に径方向外向きの鍔16が設けられる。
この鍔16は、上記一対のプーリ分割体11と後述する円筒部材12とを組み合わせてプーリ10を形成した際に、円筒部材12の両端部を挟むように設けられる。この鍔16により、前記円筒部材12の外周面に形成されるベルト案内面21に巻き掛けられた伝達ベルト(図示省略)がベルト案内面21から脱落するのを防止する。
上記フランジ部15には、一対のプーリ分割体11を相互に固定するための取り付け孔17が所定の間隔ごとに複数箇所設けられる。この一対のプーリ分割体11のフランジ部15が、この取り付け孔17の位置を一致させた状態で突き合わされ、リベット18により固定される。なお、取り付け孔17にボルトを挿通しナットを締結して固定してもよい。
上記円筒部材12は、円筒状をなす合成樹脂製であり、上記一対のプーリ分割体11が組み合わされる際に各外径側円筒部14の外周面に圧入され、外径側円筒部14の鍔16の間に挟まれた状態で固定されるものである。上記円筒部材12は、合成樹脂製であるため、射出成形などにより成形することができ、量産性が向上する。
この円筒部材12は、一対のプーリ分割体11の外径側円筒部14の外周面に圧入固定されて、外径側円筒部14の外周面中央部に形成された凹部19を覆う。この円筒部材12の外周面(ベルト案内面21)に伝達ベルトが巻き掛けられると、前記凹部19が覆われているので、伝達ベルトに対して局部的に大きな張力が掛からず、安定した張力が付与される。このように、伝達ベルトに安定した張力が付与されることで、その走行安定性を向上させることができるので、このプーリ10の適用範囲が広くなる。
次に、この発明の他の実施形態のプーリ10を図2に示す。このプーリ10は、上記一対のプーリ分割体11の外径側円筒部14に鍔16が設けられていない点、および上記円筒部材12の両端部に軸方向外向きの鍔16が設けられた点において、上述の実施形態と相違する。その他の構成は上述の実施形態と同様である。
この実施形態のプーリ10は、その円筒部材12の両端部に鍔16が設けられているので、ベルト案内面の両端に鍔が形成されていないプーリにこの円筒部材12を圧入固定すると、そのプーリ10のベルト案内面21となる円筒部材12の外周面の両端に鍔16が形成される。これにより、プーリ分割体11は、その外径側円筒部に鍔を設ける必要がなくなるので、外径側円筒部の外周面を同一径にでき、プレス等により容易に成形することができる。
実施形態のプーリを示す断面図 他の実施形態のプーリを示す断面図 従来のプーリを示す断面図 従来のプーリを示す断面図
符号の説明
10 プーリ
11 プーリ分割体
12 円筒部材
13 内径側円筒部
14 外径側円筒部
15 フランジ
16 鍔
17 取り付け孔
18 リベット
19 凹部
20 転がり軸受
21 ベルト案内面
22 内径側円筒部
23 外径側円筒部
24 フランジ部
25 鍔
26 ベルト案内面
30 プーリ分割体
31 内径側円筒部
32 外径側円筒部
33 フランジ部
34 ベルト案内面
35 鍔
36 凹部

Claims (3)

  1. 同心円上に位置する内径側円筒部(13)と外径側円筒部(14)とを環状のフランジ部(15)で連結した一対のプーリ分割体(11)が、その前記各フランジ部(15)を突き合わされるとともに、前記外径側円筒部(14)の外周面に円筒部材(12)が圧入され、前記円筒部材(12)の外周面に伝達ベルトが巻き掛けられるようにしたプーリ。
  2. 上記円筒部材(12)の軸方向端部に径方向外向きの鍔(16)が設けられた請求項1に記載のプーリ。
  3. 上記円筒部材(12)が合成樹脂製である請求項1または2に記載のプーリ。
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