JP2002139114A - ベルト駆動システム - Google Patents

ベルト駆動システム

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JP2002139114A
JP2002139114A JP2000336768A JP2000336768A JP2002139114A JP 2002139114 A JP2002139114 A JP 2002139114A JP 2000336768 A JP2000336768 A JP 2000336768A JP 2000336768 A JP2000336768 A JP 2000336768A JP 2002139114 A JP2002139114 A JP 2002139114A
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JP
Japan
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belt
pulley
block
drive system
groove surface
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JP2000336768A
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English (en)
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Hidehiko Aihara
英彦 相原
Takahiko Murase
孝彦 邨瀬
Osamu Shimizu
修 清水
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Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/166V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝動能力を犠牲にせずにベルトノイズを良好
に低減させることのできるベルト駆動システムの提供を
目的とする。 【構成】 駆動プーリ及び従動プーリの各ベルト溝面に
ブロックベルトを巻き掛けてなるベルト駆動システムに
おいて、ブロックベルトのブロックが当接するプーリの
ベルト溝面6に、間隔aが100μm以上の幅で、深さ
bが2μm以上の溝6a,6aをプーリ円周方向に沿っ
て複数形成して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一対のプーリ間に高
負荷伝動用のブロックベルトを掛け渡してなるベルト駆
動システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来より、CVTと呼ばれ
る自動車等用の無段変速機に使用されるベルトは、極め
て高いトルクの伝動能力を必要とするため、各種の高負
荷ベルトが知られている(例えば特開昭55−2759
5号、特開昭56−76745号、特開昭59−771
47号の各公報参照)。また、エンドレスの一対の張力
帯と、多数のブロックとで構成され、ブロックを張力帯
に対しベルト長手方向に係止固定してなるブロックベル
トと呼ばれる高負荷伝動用ベルトについても提案がなさ
れている(特開昭60−49151号、特開昭61−2
06847号、特開昭62−54348号の各公報参
照)。
【0003】この種のブロックベルトにおいては、伝動
可能な負荷に関連するプーリ推力を各ブロックで受ける
構造であり、各ブロック左右両側の当接面とプーリのベ
ルト溝面との間の動摩擦係数(以下、単に摩擦係数μと
いう)は、伝動能力を高める観点から高く設定する必要
がある。しかしながら、摩擦係数μが高く、しかも、推
力による面圧が上昇すると、ベルトノイズが高くなり、
近年の静寂性の要求が高まる中でベルト走行時の騒音レ
ベルの高さが問題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、多数のブロックが張力
帯に対しベルト長手方向に係止固定されてなる高負荷伝
動用ブロックベルトを、駆動プーリ及び従動プーリの各
ベルト溝面に当接状に巻きかけてなるベルト駆動システ
ムにおいて、前記ブロックベルトのブロックの前記ベル
ト溝面に対する当接面は樹脂材で構成されているととも
に、前記プーリのうち、少なくとも一方のプーリのベル
ト溝面には、深さ2μm以上の溝を100μm以上の間
隔で円周方向に複数形成したことである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、例えば自動車の変速機(CVT)として
使用される高負荷伝動用のベルト駆動システムAを模式
的に示すものである。図において、1,2はそれぞれ互
いに並行に配置支持された駆動軸及び従動軸であって、
駆動軸1には可変プーリからなる駆動プーリ3が、また
従動軸2には同様の従動プーリ7がそれぞれ設けられて
いる。駆動プーリ3は、駆動軸1に回転一体にかつ摺動
不能に固定されたフランジ状の固定シーブ4と、該固定
シーブ4に対向するように駆動軸1に摺動可能にかつ回
転一体にスプライン等により結合されたフランジ状の可
動シーブ5とからなり、これら両シーブ4,5間には所
定の楔角(例えば26°)を有する断面V字状のベルト
溝面6が形成されている。
【0006】一方、従動プーリ7は、駆動プーリ3と同
様の構成であり、従動軸2に回転一体にかつ摺動不能に
固定された固定シーブ8と、該固定シーブ8に、上記駆
動プーリ3における固定シーブ4に対する可動シーブ5
の対向方向と逆方向でもって対向するように従動軸2に
摺動可能にかつ回転一体に結合された可動シーブ9とか
らなり、これらの両シーブ8,9間には、駆動プーリ3
と同じ楔角を有するベルト溝面10が形成されている。
【0007】そして、駆動プーリ3及び従動プーリ7の
ベルト溝面6,10間には、図2および図3に示すよう
なブロックベルトBが巻き掛けられている。ブロックベ
ルトBは、内部に心線が埋設されたエンドレスの平ベル
トからなる一対の張力帯11,11と、左右側面に張力
帯11,11を嵌合する切欠状の嵌合溝と、左右側面に
プーリのベルト溝面6,10に当接する当接面12b,
12bとを有する多数のブロック12,12で構成され
ている。尚、各ブロック12の当接面12b,12bは
樹脂材12aで構成されている。
【0008】図示しないモーター等からなる変速機構に
より、駆動及び従動プーリ3,7の各可動シーブ5,9
をそれぞれ固定シーブ4,8に対して接離させて、各プ
ーリ3,7のプーリ径(ブロックベルトBに対する有効
半径)を変更する。例えば駆動プーリ3の可動シーブ5
を固定シーブ4に接近させ、かつ従動プーリ7の可動シ
ーブ9を固定シーブ8から離隔させた時には、駆動プー
リ3のプーリ径を従動プーリ7よりも大きくすることに
より、駆動軸1の回転を従動軸2に増速して伝動するこ
とができる。一方、逆に、図示のように、駆動プーリ3
の可動シーブ5を固定シーブ4から離隔させ、かつ従動
プーリ7の可動シーブ9を固定シーブ8に接近させたと
きには、駆動プーリ3のプーリ径を小にし、従動プーリ
7のプーリ径を大きくすることにより、駆動軸1の回転
を減速して従動軸2に伝えることができるものである。
【0009】なお、本例では、図4に拡大図で示すよう
に、例えばベルト溝面6に、間隔aが100μm以上の
幅で、深さbが2μm以上の溝6a,6a,6aを、プ
ーリ円周方向に沿って複数形成した。即ち、このような
溝6a,6aは、駆動プーリ3を構成するシーブ4,5
のベルト溝面6に形成させておいても、また、従動プー
リ7のシーブ8,9のベルト溝面10に形成させておい
ても、またさらには、駆動プーリ3,従動プーリ7の両
方のベルト溝面6,10に形成させておいても良い。
【0010】発明者らは、発明品1として、溝6a,6
aの間隔aが100μmで、溝6aの深さbが2μmの
プーリを作成するとともに、発明品2として、間隔aが
300μmで、深さbが10μmのプーリを作成し、さ
らに発明品3として、間隔aが450μmで、深さbが
30μmのプーリを作成して、このような駆動プーリ3
と従動プーリ7間に、ブロックベルトBを巻き掛けて、
ベルトを走行させ、騒音テストを行い、図5に示すよう
な結果を得た。
【0011】即ち、溝6a,6aを有しない従来品のプ
ーリに比べて、発明品1では、ベルトノイズが低減し、
発明品2では、さらにベルトノイズが減少し、発明品3
では、もっとベルトノイズが減少する結果が得られ、ベ
ルト溝面6の円周方向に沿って、間隔が100μm以上
の幅で、深さが2μm以上の溝6a,6aを形成させる
ことで、ベルトノイズを低減させることができる確信を
得た。
【0012】また、発明者らは、発明品1,2,3につ
いて、従来品との動摩擦係数μの違いを実験し、図6に
示すような結果を得た。図6に示すように、従来品と発
明品では、平均動摩擦係数μは共に0.2であり変化が
なく、従来品ではスティックスリップが大で、発明品で
はスティックスリップが小になる結果が得られた。な
お、スティックスリップとは、摩擦摺動時にスティック
(付着)とスリップ(滑り)の状態が周期的に現れて円
滑な摺動が阻害される現象であり、発明品では、溝6
a,6aを円周方向に沿って間隔をおいて形成したこと
により、スティックスリップを小さくすることができ
て、これによりベルトノイズが低減したものと考えられ
る。
【0013】なお、従来品と発明品では、平均動摩擦係
数μは変わらないために、伝動能力に変化はないものと
なり、伝動能力を犠牲にせずに、スティックスリップを
減少させることでベルトノイズを有効に低減させること
ができたのである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、多数のブロックが張力帯に対
しベルト長手方向に係止固定されてなる高負荷伝動用ブ
ロックベルトを、駆動プーリ及び従動プーリの各ベルト
溝面に当接状に巻きかけてなるベルト駆動システムにお
いて、ブロックベルトのブロックのベルト溝面に対する
当接面は樹脂材で構成されているとともに、プーリのう
ち、少なくとも一方のプーリのベルト溝面には、深さ2
μm以上の溝を100μm以上の間隔で円周方向に複数
形成したことにより、動摩擦係数を低下させることな
く、即ち伝動能力を犠牲にせずに、スティックスリップ
を減少させることでベルトノイズを低減させることがで
き、無段変速機における駆動システムに有効に用いるこ
とができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト駆動システムを模式的に示す概略図であ
る。
【図2】ブロックベルトの斜視図である。
【図3】ブロックの断面図である。
【図4】ベルト溝面に円周方向に沿って溝を形成させた
状態の拡大構成図である。
【図5】従来品と発明品のベルトノイズを比較する比較
図である。
【図6】従来品と発明品の動摩擦係数を比較する比較図
である。
【符号の説明】
A 無段変速システム B ブロックベルト a 円周方向に沿って形成した溝の間隔 b 溝の深さ 3 駆動プーリ 6,10 ベルト溝面 6a 溝 7 従動プーリ 12 ブロック 12b 当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 修 名古屋市熱田区川並町2番12号 愛知機械 工業株式会社内 Fターム(参考) 3J031 AB03 BA04 BB01 CA02 3J050 AA03 BA03 CD08 CE01 DA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のブロックが張力帯に対しベルト長
    手方向に係止固定されてなる高負荷伝動用ブロックベル
    トを、駆動プーリ及び従動プーリの各ベルト溝面に当接
    状に巻きかけてなるベルト駆動システムにおいて、前記
    ブロックベルトのブロックの前記ベルト溝面に対する当
    接面は樹脂材で構成されているとともに、前記プーリの
    うち、少なくとも一方のプーリのベルト溝面には、深さ
    2μm以上の溝を100μm以上の間隔で円周方向に複
    数形成したことを特徴とするベルト駆動システム。
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