JP6322260B1 - 自動ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】擦れ音の発生を防止したり擦れ音を大幅に軽減したりすることが可能な自動ドア装置を提供する。【解決手段】自動ドア装置21は、ドア4と、このドア4を開閉する駆動機構3とを有し、駆動機構3は、モータ5と、このモータ5からの駆動力を伝達する伝達機構6とを有する。また、伝達機構6は、主動プーリー22と、この主動プーリー22に巻き付くタイミングベルト24と、タイミングベルト24が巻き付く従動プーリー23とを有し、従動プーリー23は、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33が接触するベルト掛け面29を有する。このような自動ドア装置21において、ベルト掛け面29には、この全周にわたり喰い込み部K又は摩擦減少部Mが形成される。喰い込み部Kとしては、ベルト歯32の歯先33に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、摩擦減少部Mとしては、歯先33との摩擦を少なくさせるような部分に形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、ドアを開閉する駆動機構を有し、この駆動機構のうちの伝達機構として主動プーリーとタイミングベルトと従動プーリーとを有する自動ドア装置に関する。
図19において、従来の自動ドア装置1は、取り付け用のベース2と、このベース2に取り付けられる駆動機構3と、駆動機構3の駆動により開閉動するドア4とを有する(例えば下記特許文献1参照)。駆動機構3は、モータ5と、このモータ5からの駆動力を伝達する伝達機構6とを有する。伝達機構6は、主動プーリー7と、この主動プーリー7から離れた位置に回動自在に取り付けられる従動プーリー8と、これら主動プーリー7及び従動プーリー8に巻き付けられるタイミングベルト9と、図示しない減速機構とを有する。タイミングベルト9には、連結具10を介してドア4が取り付けられる。
従動プーリー8は、図20(a)に示す如く、ベルト掛け面11と、このベルト掛け面11の両側部に連続する一対のフランジ12とを有する。ベルト掛け面11は、平らで凹凸がなく且つ図20(a)の状態で見た時に幅方向が従動プーリー8の回転軸Lに平行となる面が全周にわたって形成される。従動プーリー8は、ベース2に固定される支持体13に対し回動自在に取り付けられる。尚、図20(b)における引用符号14はベルト歯を示す。また、引用符号15は歯先、引用符号16は歯溝、引用符号17はベルト本体を示す。
特開2008−156958号公報
上記従来技術にあっては、ドア4の開閉動が行われ続けることによりタイミングベルト9の歯先14とベルト掛け面11との間で回転方向の擦れが生じ、この擦れが原因で音(擦れ音)が出てしまうという問題点を有する。擦れ音が次第に大きくなり自動ドア装置1から洩れ出た場合には、例えば通行人に不快感を与えてしまうことになる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、擦れ音の発生を防止したり擦れ音を軽減したりすることが可能な自動ドア装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の自動ドア装置は、ドアと該ドアを開閉する駆動機構とを有し、該駆動機構はモータと該モータからの駆動力を伝達する伝達機構とを有し、該伝達機構は主動プーリーと該主動プーリーに巻き付くタイミングベルトと該タイミングベルトが巻き付く従動プーリーとを有し、該従動プーリーは前記タイミングベルトのベルト歯における歯先が接触するベルト掛け面を有する、自動ドア装置において、前記主動プーリーはプーリー本体と該プーリー本体の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯とを有して前記モータの近くに取り付けられ、前記従動プーリーは該従動プーリーにおけるプーリー本体の外周面になり且つ前記主動プーリーのような前記プーリー歯が設けられない断面円形の前記ベルト掛け面を有して前記主動プーリーから離れた位置に取り付けられ、前記断面円形の前記ベルト掛け面はこの全周にわたり喰い込み部又は摩擦減少部が存在する部分として形成され、前記喰い込み部としては前記歯先が多数凹んで喰い込ような多数の横溝形状の部分に形成される一方、前記摩擦減少部としては前記歯先が喰い込まず且つ該歯先との摩擦を少なくさせるような溝又は浅い凹部を含む部分に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、従動プーリーのベルト掛け面の全周に喰い込み部を形成してタイミングベルトを巻き付け、そして、モータからの駆動力を主動プーリーに伝達してタイミングベルトを動かしドアの開閉動を行うと、この時、タイミングベルトのベルト歯における歯先が恰も喰い込み部に喰い込んだ状態(別な言い方をすれば歯先がグリップした状態)になり、その結果、タイミングベルトと従動プーリーとが同期したように動き出す。すなわち、タイミングベルトの動きに合わせて従動プーリーが回転するようになる。これにより、歯先とベルト掛け面との間で回転方向の擦れが生じることはなく、擦れが原因となる音の発生に繋がってしまうこともない。
一方、従動プーリーのベルト掛け面に摩擦減少部を全周にわたり形成し、そして、上記のようなドアの開閉動を例えば長期間続けると(タイミングベルトを交換せずに長く使い続けると)、タイミングベルトのベルト歯における歯先がベルト掛け面をグリップしなくなることがあり、これにより、歯先とベルト掛け面との間で回転方向の擦れ(滑り)が生じてしまうようになる。しかしながら本発明では、ベルト掛け面の摩擦減少部が歯先との摩擦を少なくさせるような部分として形成され、擦れる部分が削減された状態になることから、擦れが原因となる音の発生も低減される(擦れ音が軽減される)。その結果、自動ドア装置から擦れ音が洩れ出るようなことはなく、例えば通行人に不快感を与えてしまうことも当然に起こることがない。
以上から分かるように、本発明では、従動プーリーのベルト掛け面に喰い込み部又は摩擦減少部を形成すればよい。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の自動ドア装置において、前記従動プーリーは前記ベルト掛け面の両側部に連続する一対のフランジを有し、該一対のフランジはこのフランジ基端からフランジ先端に向けて次第に各内面の間隔が広がるような部分に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、タイミングベルトが何らかの要因で偏ったとしても(フランジ側に位置ズレするような偏りがあったとしても)、一対のフランジはこの内面同士がテーパ形状になることから、ベルト歯におけるフランジ対向面との接触が起こり難くなる。すなわち、フランジとの擦れに対しても配慮することが可能になる。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の自動ドア装置において、前記タイミングベルトは前記ベルト歯におけるフランジ対向面に第二の摩擦減少部を有し、該第二の摩擦減少部としては前記一対のフランジの前記内面との摩擦を少なくさせるような部分に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、従動プーリーにおいてタイミングベルトが何らかの要因で偏り、そして、フランジ対向面がフランジに接触するような状態になったとしても、フランジ対向面の摩擦減少部(第二の摩擦減少部)がフランジの内面との摩擦を少なくさせる(小さくさせる)ことから、フランジに対しても擦れる部分が削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減される。
請求項4に記載の本発明は、請求項1、2又は3に記載の自動ドア装置において、前記タイミングベルトは前記歯先から歯溝にかけての歯斜面に第三の摩擦減少部を有し、該第三の摩擦減少部としては前記主動プーリーとの摩擦を少なくさせるような部分に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、従動プーリーだけでなく主動プーリーとの摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルトであることから、擦れる部分が削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減される。
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の自動ドア装置において、前記主動プーリーはプーリー歯先からプーリー歯溝にかけてのプーリー歯斜面に、又はプーリー歯に第四の摩擦減少部を有し、該第四の摩擦減少部としては前記タイミングベルトとの摩擦を少なくさせるような部分に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、従動プーリーだけでなく主動プーリーとの摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ような部分、すなわち第四の摩擦減少部を形成することから、タイミングベルトとの擦れる部分が削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減される。
請求項1〜5に記載された本発明によれば、それぞれ、擦れ音の発生を防止したり擦れ音を軽減したりすることができるという効果を奏する。
本発明の自動ドア装置を示す図であり、(a)は自動ドア装置の正面図、(b)は(a)の主動プーリーの拡大図、(c)は(a)の従動プーリーの拡大図である。 ザラザラ形状を含む喰い込み部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例1)。 細かい凹凸形状を含む喰い込み部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例2)。 多数の横溝形状を含む喰い込み部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例3)。 複数の縦溝を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例4)。 図5の摩擦減少部に係る図であり、(a)は要部拡大図、(b)は縦溝の他の例を示す模式図、(c)はベルト掛け面を円弧状に形成した場合の要部拡大図である。 複数の斜めの溝を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例5)。 複数の曲線溝を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例6)。 網溝(格子状の溝)を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例7)。 複数の楕円形凹部を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である(実施例8)。 複数の溝を含む摩擦減少部が歯斜面に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である(実施例9)。 複数の溝を含む摩擦減少部が歯斜面及び歯先に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である(実施例10)。 複数の溝を含む摩擦減少部が歯斜面、歯先、及びフランジ対向面に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である(実施例11)。 複数の凹部を含む摩擦減少部が歯斜面に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である(実施例12)。 複数の溝を含む摩擦減少部がプーリー歯斜面に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である(実施例13)。 複数の溝を含む摩擦減少部がプーリー歯斜面及びベルト対向面に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である(実施例14)。 スリットを含む摩擦減少部がプーリー歯に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である(実施例15)。 複数の凹部を含む摩擦減少部がプーリー歯斜面に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である(実施例16)。 従来例の自動ドア装置を示す正面図である。 従来例の従動プーリーを示す図であり、(a)は図19の矢印B方向から見た拡大図、(b)は(a)の矢印C方向から見た図である。
自動ドア装置は、ドアと、このドアを開閉する駆動機構とを有し、駆動機構は、モータと、このモータからの駆動力を伝達する伝達機構とを有する。また、伝達機構は、主動プーリーと、この主動プーリーに巻き付くタイミングベルトと、タイミングベルトが巻き付く従動プーリーとを有し、従動プーリーは、タイミングベルトのベルト歯における歯先が接触するベルト掛け面を有する。
このような自動ドア装置において、ベルト掛け面には、この全周にわたり喰い込み部又は摩擦減少部が形成される。喰い込み部としては、ベルト歯の歯先に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される。一方、摩擦減少部としては、歯先との摩擦を少なくさせる(小さくさせる)ような部分に形成される。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明の自動ドア装置を示す図であり、(a)は自動ドア装置の正面図、(b)は(a)の主動プーリーの拡大図、(c)は(a)の従動プーリーの拡大図である。また、図2はザラザラ形状を含む喰い込み部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。
<自動ドア装置21の構成について>
図1(a)において、自動ドア装置21は、人の通行や物の搬入等のために左右方向にドア4が自動で開閉するよう構成される。自動ドア装置21は、取り付け用のベース2と、このベース2に取り付けられる駆動機構3と、駆動機構3を制御する図示しないコントローラと、駆動機構3の駆動により開閉動するドア4とを有する。
駆動機構3は、モータ5と、このモータ5からの駆動力を伝達する伝達機構6とを有する。伝達機構6は、主動プーリー22と、この主動プーリー22から離れた位置に回動自在に取り付けられる従動プーリー23と、これら主動プーリー22及び従動プーリー23に巻き付けられるタイミングベルト24と、図示しない減速機構とを有する。ドア4は、連結具10を介してタイミングベルト24に取り付けられる。
<図1について>
ここで、図1について補足説明をする。上記構成の自動ドア装置21を示す図1(a)は、実施例1に限らず他の実施例2〜16の共通図面であるものとする。そのため、実施例2以降の図面に図1(a)と同じ図を示すことは省略するものとする。また、図1(b)及び/又は図1(c)も同様に省略することができるものとする。
<主動プーリー22について>
図1(b)において、主動プーリー22は、プーリー本体25と、このプーリー本体25の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯26とを有する。このような主動プーリー22は、本実施例1において従来例の主動プーリー7(図19参照)と同じものが採用される(一例であるものとする。後述する実施例2〜12は従来例の主動プーリー7と同じものであるが、実施例13〜16の主動プーリー22に関しては、本発明の特徴部分が付加されるため、若干異なった形状のものになる)。主動プーリー22は、従来例と同じ状態に取り付けられる。
<従動プーリー23について>
図1(c)において、従動プーリー23は、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
従動プーリー23は、ベース2に固定される支持体13(図20参照)に対し回動自在に取り付けられる。すなわち、従動プーリー23は、従来例と同じ状態に取り付けられる。尚、従動プーリー23は、自動ドア装置21の設置当初から取り付けられるもの、又は、従来例の従動プーリー8(図19及び図20参照)を交換して取り付けられるもの、である。
図1(c)及び図2において、一対のフランジ28は、ベルト掛け面29の両側部に連続する部分として形成される。また、一対のフランジ28は、それぞれ環状の鍔となるように形成される。このような一対のフランジ28の外面同士は、平行となるように形成される。一方、一対のフランジ28の内面30同士は、非平行となるように形成される。すなわち、フランジ基端(根元)からフランジ先端に向けて次第に各内面30の間隔が広がるようなテーパ形状の部分に形成される。
<タイミングベルト24について>
図1(b)及び図1(c)において、タイミングベルト24は、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。尚、タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。このようなタイミングベルト24としては、公知のものが採用される。すなわち、従来例のタイミングベルト9(図19及び図20参照)と同じものが採用される(一例であるものとする。実施例9〜12は本発明の特徴部分が付加されるため、若干異なった形状のものになる)。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、この巻き付け部分の内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32の歯先33がベルト掛け面29に対して接触するようになる。
<本発明の特徴部分(喰い込み部K)について>
図2において、実施例1の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される喰い込み部Kである。喰い込み部Kは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33に恰も喰い込ませるような部分であって、実施例1ではザラザラ形状37(サンドペーパーのような形状)を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33をグリップさせる部分を含んで形状される。
尚、喰い込み部Kは、図示のようにベルト掛け面29の幅方向全体に形成されるだけでなく、一又は複数本の状態でベルト掛け面29の全周にわたり形成されてもよいものとする。
<喰い込み部Kの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周にザラザラ形状37を含む喰い込み部Kを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、この時、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33が恰も喰い込み部Kのザラザラ形状37に喰い込んだ状態(実施例1では十個程度の歯先33がグリップした状態)になり、その結果、タイミングベルト24と従動プーリー23とが同期したように動き出す。すなわち、タイミングベルト24の動きに合わせて従動プーリー23が回転するようになる。これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れが生じることはなく、擦れが原因となる音の発生に繋がってしまうこともない。
以上、図1及び図2を参照しながら説明してきたように、実施例1の本発明によれば、ザラザラ形状37を含む喰い込み部Kにて擦れ音の発生を防止することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例1の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)が形成され、
該喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成され、
該喰い込ませるような部分としては、ザラザラ形状(37)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図3は細かい凹凸形状を含む喰い込み部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図3において、従動プーリー23は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
<本発明の特徴部分(喰い込み部K)について>
図3において、実施例2の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される喰い込み部Kである。喰い込み部Kは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33に恰も喰い込ませるような部分であって、実施例2では細かい凹凸形状38(ローレット加工をしたような形状)を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33をグリップさせる部分を含んで形状される。
<喰い込み部Kの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に細かい凹凸形状38を含む喰い込み部Kを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、この時、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33が恰も喰い込み部Kの細かい凹凸形状38に喰い込んだ状態(実施例2では十個程度の歯先33がグリップした状態)になり、その結果、タイミングベルト24と従動プーリー23とが同期したように動き出す。すなわち、タイミングベルト24の動きに合わせて従動プーリー23が回転するようになる。これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れが生じることはなく、擦れが原因となる音の発生に繋がってしまうこともない。
以上、図3を参照しながら説明してきたように、実施例2の本発明によれば、細かい凹凸形状38を含む喰い込み部Kにて擦れ音の発生を防止することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21(図1(a)参照)を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例2の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)が形成され、
該喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成され、
該喰い込ませるような部分としては、細かい凹凸形状(38)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例3を説明する。図4は多数の横溝形状を含む喰い込み部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図4において、従動プーリー23は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
<本発明の特徴部分(喰い込み部K)について>
図4において、実施例3の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される喰い込み部Kである。喰い込み部Kは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33に恰も喰い込ませるような部分であって、実施例3では多数の横溝形状39を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33をグリップさせる部分を含んで形状される。
<喰い込み部Kの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に多数の横溝形状39を含む喰い込み部Kを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、この時、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33が恰も喰い込み部Kの多数の横溝形状39に喰い込んだ状態(実施例3では十個程度の歯先33がグリップした状態)になり、その結果、タイミングベルト24と従動プーリー23とが同期したように動き出す。すなわち、タイミングベルト24の動きに合わせて従動プーリー23が回転するようになる。これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れが生じることはなく、擦れが原因となる音の発生に繋がってしまうこともない。
以上、図4を参照しながら説明してきたように、実施例3の本発明によれば、多数の横溝形状39を含む喰い込み部Kにて擦れ音の発生を防止することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21(図1(a)参照)を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例3の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)が形成され、
該喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成され、
該喰い込ませるような部分としては、多数の横溝形状(39)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
となる。
以下、図面を参照しながら実施例4を説明する。図5は複数の縦溝を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。また、図6は図5の摩擦減少部に係る図であり、(a)は要部拡大図、(b)は縦溝の他の例を示す模式図、(c)はベルト掛け面を円弧状に形成した場合の要部拡大図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図5において、従動プーリー23は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
<本発明の特徴部分(摩擦減少部M)について>
図5及び図6(a)において、実施例4の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される摩擦減少部Mである。摩擦減少部Mは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例4では複数の縦溝40を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33との擦れを削減するための部分を含んで形状される。複数の縦溝40は、例えば図中の寸法関係で形成される。
尚、摩擦減少部Mは、図6(b)で模式的に示すような四角の山と谷を含む複数の縦溝40に限らず、台形の山と谷や、半円形の山と谷を含む図示形状であってもよいものとする。この他、ベルト掛け面29を水平面でなく、図6(c)に示す如くの曲面CV(円弧面)にし、その上で複数の縦溝40を含む摩擦減少部Mを形成してもよいものとする(曲面CVは他の実施例に適用することも可能である)。
<摩擦減少部Mの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に複数の縦溝40を含む摩擦減少部Mを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を例えば長期間続けると(タイミングベルト24を交換せずに長く使い続けると)、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33がベルト掛け面29をグリップしなくなることがあり、これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れ(滑り)が生じてしまうようになる。しかしながら本発明では、ベルト掛け面29の摩擦減少部Mが歯先33との摩擦を少なくさせるような部分として形成され、擦れる部分が削減された状態になることから、擦れが原因となる音の発生も低減される(擦れ音が軽減される)。その結果、自動ドア装置21(図1(a)参照)から擦れ音が洩れ出るようなことはない。
以上、図5及び図6を参照しながら説明してきたように、実施例4の本発明によれば、複数の縦溝40を含む摩擦減少部Mにて擦れ音を軽減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21(図1(a)参照)を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例4の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり摩擦減少部(M)が形成され、
該摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の縦溝(40)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例5を説明する。図7は複数の斜めの溝を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図7において、従動プーリー23は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
<本発明の特徴部分(摩擦減少部M)について>
図7において、実施例5の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される摩擦減少部Mである。摩擦減少部Mは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例5では複数の斜めの溝41を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33との擦れを削減するための部分を含んで形状される。
<摩擦減少部Mの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に複数の斜めの溝41を含む摩擦減少部Mを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を例えば長期間続けると(タイミングベルト24を交換せずに長く使い続けると)、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33がベルト掛け面29をグリップしなくなることがあり、これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れ(滑り)が生じてしまうようになる。しかしながら本発明では、ベルト掛け面29の摩擦減少部Mが歯先33との摩擦を少なくさせるような部分として形成され、擦れる部分が削減された状態になることから、擦れが原因となる音の発生も低減される(擦れ音が軽減される)。その結果、自動ドア装置21(図1(a)参照)から擦れ音が洩れ出るようなことはない。
以上、図7を参照しながら説明してきたように、実施例5の本発明によれば、複数の斜めの溝41を含む摩擦減少部Mにて擦れ音を軽減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21(図1(a)参照)を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例5の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり摩擦減少部(M)が形成され、
該摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の斜めの溝(41)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例6を説明する。図8は複数の曲線溝を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図8において、従動プーリー23は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
<本発明の特徴部分(摩擦減少部M)について>
図8において、実施例6の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される摩擦減少部Mである。摩擦減少部Mは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例6では複数の曲線溝42を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33との擦れを削減するための部分を含んで形状される。
<摩擦減少部Mの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に複数の曲線溝42を含む摩擦減少部Mを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を例えば長期間続けると(タイミングベルト24を交換せずに長く使い続けると)、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33がベルト掛け面29をグリップしなくなることがあり、これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れ(滑り)が生じてしまうようになる。しかしながら本発明では、ベルト掛け面29の摩擦減少部Mが歯先33との摩擦を少なくさせるような部分として形成され、擦れる部分が削減された状態になることから、擦れが原因となる音の発生も低減される(擦れ音が軽減される)。その結果、自動ドア装置21(図1(a)参照)から擦れ音が洩れ出るようなことはない。
以上、図8を参照しながら説明してきたように、実施例6の本発明によれば、複数の曲線溝42を含む摩擦減少部Mにて擦れ音を軽減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21(図1(a)参照)を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例6の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり摩擦減少部(M)が形成され、
該摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の曲線溝(42)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例7を説明する。図9は網溝(格子状の溝)を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図9において、従動プーリー23は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
<本発明の特徴部分(摩擦減少部M)について>
図9において、実施例7の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される摩擦減少部Mである。摩擦減少部Mは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例7では網溝(格子状の溝)43を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33との擦れを削減するための部分を含んで形状される。
<摩擦減少部Mの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に網溝(格子状の溝)43を含む摩擦減少部Mを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を例えば長期間続けると(タイミングベルト24を交換せずに長く使い続けると)、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33がベルト掛け面29をグリップしなくなることがあり、これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れ(滑り)が生じてしまうようになる。しかしながら本発明では、ベルト掛け面29の摩擦減少部Mが歯先33との摩擦を少なくさせるような部分として形成され、擦れる部分が削減された状態になることから、擦れが原因となる音の発生も低減される(擦れ音が軽減される)。その結果、自動ドア装置21(図1(a)参照)から擦れ音が洩れ出るようなことはない。
以上、図9を参照しながら説明してきたように、実施例7の本発明によれば、網溝(格子状の溝)43を含む摩擦減少部Mにて擦れ音を軽減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21(図1(a)参照)を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例7の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり摩擦減少部(M)が形成され、
該摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、網溝(格子状の溝)(43)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例8を説明する。図10は複数の楕円形凹部を含む摩擦減少部が形成された従動プーリーの図であり、(a)は従動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)は従動プーリーを矢印A方向から見た図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<従動プーリー23について>
図10において、従動プーリー23は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、プーリー本体27と、このプーリー本体27に一体化する一対のフランジ28とを有する。また、従動プーリー23は、プーリー本体27の外周面としてベルト掛け面29を有する。ベルト掛け面29は、タイミングベルト24の巻き付け部分として、また、タイミングベルト24が走行する部分として形成される。さらに、ベルト掛け面29は、本発明の特徴部分が全周にわたり存在する部分としても形成される。
<本発明の特徴部分(摩擦減少部M)について>
図10において、実施例8の本発明の特徴部分は、従動プーリー23におけるベルト掛け面29の全周にわたって形成される摩擦減少部Mである。摩擦減少部Mは、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯先33に対し、この歯先33との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例8では複数の楕円形凹部44を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯先33との擦れを削減するための部分を含んで形状される。尚、楕円形凹部44は、楕円形の浅い凹部に限らず、例えば真円形状の浅い凹部であってもよいものとする。
<摩擦減少部Mの作用・効果について>
上記構成及び構造において、従動プーリー23のベルト掛け面29の全周に楕円形凹部44を含む摩擦減少部Mを形成してタイミングベルト24を巻き付け、そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を例えば長期間続けると(タイミングベルト24を交換せずに長く使い続けると)、タイミングベルト24のベルト歯32における歯先33がベルト掛け面29をグリップしなくなることがあり、これにより、歯先33とベルト掛け面29との間で回転方向の擦れ(滑り)が生じてしまうようになる。しかしながら本発明では、ベルト掛け面29の摩擦減少部Mが歯先33との摩擦を少なくさせるような部分として形成され、擦れる部分が削減された状態になることから、擦れが原因となる音の発生も低減される(擦れ音が軽減される)。その結果、自動ドア装置21(図1(a)参照)から擦れ音が洩れ出るようなことはない。
以上、図10を参照しながら説明してきたように、実施例8の本発明によれば、楕円形凹部44を含む摩擦減少部Mにて擦れ音を軽減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21(図1(a)参照)を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例7の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり摩擦減少部(M)が形成され、
該摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、楕円形凹部(44)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例9を説明する。図11は複数の溝を含む摩擦減少部が歯斜面に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<タイミングベルト24について>
図11において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。ベルト歯32には、本発明の特徴部分が形成される。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32の歯先33が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第三の摩擦減少部M3)について>
図11において、実施例9の本発明の特徴部分は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35に形成される第三の摩擦減少部M3である。第三の摩擦減少部M3は、主動プーリー22におけるプーリー歯26のプーリー歯斜面45に対し、このプーリー歯斜面45との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例9では複数の溝46を含んで形成される。別な言い方をすれば、プーリー歯斜面45との擦れを削減するための部分を含んで形状される。尚、溝46の図示本数は一例であり、例えば幅方向中央に一本だけであってもよいものとする。
<第三の摩擦減少部M3の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数の溝46を含む第三の摩擦減少部M3を有するタイミングベルト24を、主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第三の摩擦減少部M3とプーリー歯26のプーリー歯斜面45とが接触する。第三の摩擦減少部M3は、プーリー歯26のプーリー歯斜面45との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
実施例9の本発明では、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22との摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減される。
以上、図11を参照しながら説明してきたように、実施例9の本発明によれば、実施例1〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22との摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例9の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記タイミングベルト(24)は、前記歯先(33)から歯溝(34)にかけての歯斜面(35)に第三の摩擦減少部(M3)を有し、
該第三の摩擦減少部(M3)としては、前記主動プーリー(22)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の溝(46)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例10を説明する。図12は複数の溝を含む摩擦減少部が歯斜面及び歯先に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<タイミングベルト24について>
図12において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。ベルト歯32には、本発明の特徴部分が形成される。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第三の摩擦減少部M3)について>
図12において、実施例10の本発明の特徴部分は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35及び歯先33に形成される第三の摩擦減少部M3である。第三の摩擦減少部M3は、主動プーリー22におけるプーリー歯26のプーリー歯斜面45及びプーリー歯溝47に対し、このプーリー歯斜面45及びプーリー歯溝47との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例10では複数の溝48を含んで形成される。別な言い方をすれば、プーリー歯斜面45及びプーリー歯溝47との擦れを削減するための部分を含んで形状される。尚、溝48の図示本数は一例であり、例えば幅方向中央に一本だけであってもよいものとする。
<第三の摩擦減少部M3の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数の溝48を含む第三の摩擦減少部M3を有するタイミングベルト24を、主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第三の摩擦減少部M3とプーリー歯26のプーリー歯斜面45及びプーリー歯溝47とが接触する。第三の摩擦減少部M3は、プーリー歯26のプーリー歯斜面45及びプーリー歯溝47との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
実施例10の本発明では、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22との摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減される。
以上、図12を参照しながら説明してきたように、実施例10の本発明によれば、実施例1〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22との摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例10の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記タイミングベルト(24)は、前記歯先(33)から歯溝(34)にかけての歯斜面(35)及び前記歯先(33)に第三の摩擦減少部(M3)を有し、
該第三の摩擦減少部(M3)としては、前記主動プーリー(22)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の溝(48)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例11を説明する。図13は複数の溝を含む摩擦減少部が歯斜面、歯先、及びフランジ対向面に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<タイミングベルト24について>
図13において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。ベルト歯32には、本発明の特徴部分が形成される。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例4〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第三の摩擦減少部M3及び第二の摩擦減少部M2)について>
図13において、実施例10の本発明の特徴部分は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35に形成される第三の摩擦減少部M3と、ベルト歯32のフランジ対向面36に形成される第二の摩擦減少部M2との二種類である。
第三の摩擦減少部M3は、主動プーリー22におけるプーリー歯26のプーリー歯斜面45に対し、このプーリー歯斜面45との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例11では複数の溝46を含んで形成される。別な言い方をすれば、プーリー歯斜面45との擦れを削減するための部分を含んで形状される。
一方、第二の摩擦減少部M2は、主動プーリー22に一対のフランジ(図示省略)を形成した場合、この一対のフランジの内面との摩擦を少なくさせるような部分であって、また、実施例4〜8の従動プーリー23における一対のフランジ28(例えば図5及び図6参照)の内面30に対し、この内面30との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例11では溝49を含んで形成される。
<第三の摩擦減少部M3及び第二の摩擦減少部M2の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数の溝48を含む第三の摩擦減少部M3を有するとともに、溝49を含む第二の摩擦減少部M2を有するタイミングベルト24を、主動プーリー22及び実施例4〜8の従動プーリー23に巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第三の摩擦減少部M3とプーリー歯26のプーリー歯斜面45とが接触する。第三の摩擦減少部M3は、プーリー歯26のプーリー歯斜面45との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。一方、第二の摩擦減少部M2は、タイミングベルト24が何らかの要因で偏った場合に、例えば主動プーリー22のどちらかのフランジとの摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が更に削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
実施例11の本発明では、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22や、フランジとの摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減される。
以上、図13を参照しながら説明してきたように、実施例11の本発明によれば、実施例4〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22との摩擦や、フランジとの摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例11の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記タイミングベルト(24)は、前記歯先(33)から歯溝(34)にかけての歯斜面(35)及び前記歯先(33)に第三の摩擦減少部(M3)を有するとともに、前記ベルト歯(32)におけるフランジ対向面(36)に第二の摩擦減少部(M2)を有し、
前記第三の摩擦減少部(M3)としては、前記主動プーリー(22)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の溝(48)を含んで形成される一方、
前記第二の摩擦減少部(M2)としては、前記主動プーリー(22)及び/又は前記従動プーリー(23)の一対のフランジ(28)の内面(30)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、溝(49)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
実施例11の説明では、第三の摩擦減少部M3及び第二の摩擦減少部M2を有するタイミングベルト24が採用されるが、第二の摩擦減少部M2のみのタイミングベルト(図示省略)であってもよいものとする。
以下、図面を参照しながら実施例12を説明する。図14は複数の凹部を含む摩擦減少部が歯斜面に形成されたタイミングベルトに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図(円内は要部拡大図)、(b)はタイミングベルトの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<タイミングベルト24について>
図14において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。ベルト歯32には、本発明の特徴部分が形成される。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第三の摩擦減少部M3)について>
図14において、実施例12の本発明の特徴部分は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35に形成される第三の摩擦減少部M3である。第三の摩擦減少部M3は、主動プーリー22におけるプーリー歯26のプーリー歯斜面45に対し、このプーリー歯斜面45との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例12では複数の凹部50を含んで形成される。別な言い方をすれば、プーリー歯斜面45との擦れを削減するための部分を含んで形状される。尚、凹部50の図示の数は一例であり、例えば幅方向中央に一つだけであってもよいものとする。
<第三の摩擦減少部M3の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数の凹部50を含む第三の摩擦減少部M3を有するタイミングベルト24を、主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第三の摩擦減少部M3とプーリー歯26のプーリー歯斜面45とが接触する。第三の摩擦減少部M3は、プーリー歯26のプーリー歯斜面45との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
実施例12の本発明では、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22との摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減される。
以上、図14を参照しながら説明してきたように、実施例12の本発明によれば、実施例1〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、従動プーリー23だけでなく主動プーリー22との摩擦も少なくさせる(小さくさせる)ようなタイミングベルト24を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例12の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記タイミングベルト(24)は、前記歯先(33)から歯溝(34)にかけての歯斜面(35)及び前記歯先(33)に第三の摩擦減少部(M3)を有し、
該第三の摩擦減少部(M3)としては、前記主動プーリー(22)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の凹部(50)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例13を説明する。図15は複数の溝を含む摩擦減少部がプーリー歯斜面に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<主動プーリー22について>
図15において、主動プーリー22は、プーリー本体25と、このプーリー本体25の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯26とを有する。尚、プーリー歯26における引用符号45はプーリー歯斜面、引用符号47はプーリー歯溝を示す。また、引用符号51はプーリー歯先を示す。プーリー歯26は、本発明の特徴部分が存在する部分としても形成される。
<タイミングベルト24について>
図15において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第四の摩擦減少部M4)について>
図15において、実施例13の本発明の特徴部分は、主動プーリー22におけるプーリー歯26に形成される第四の摩擦減少部M4である。第四の摩擦減少部M4は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35に対し、この歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例13では複数の溝52を含んで形成される。別な言い方をすれば、歯斜面35との擦れを削減するための部分を含んで形状される。尚、溝52の図示本数は一例であり、例えば幅方向中央に一本だけであってもよいものとする。
<第四の摩擦減少部M4の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数の溝52を含む第四の摩擦減少部M4を有する主動プーリー22、及び、実施例1〜8の従動プーリー23にタイミングベルト24を巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第四の摩擦減少部M4とタイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35とが接触する。第四の摩擦減少部M4は、ベルト歯32の歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
以上、図15を参照しながら説明してきたように、実施例13の本発明によれば、実施例1〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、タイミングベルト24との摩擦を少なくさせる(小さくさせる)ような主動プーリー22を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例13の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記主動プーリー(22)は、プーリー歯先(51)からプーリー歯溝(47)にかけてのプーリー歯斜面(45)に第四の摩擦減少部(M4)を有し、
該第四の摩擦減少部(M4)としては、前記タイミングベルト(24)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の溝(52)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例14を説明する。図16は複数の溝を含む摩擦減少部がプーリー歯斜面及びベルト対向面に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<主動プーリー22について>
図16において、主動プーリー22は、プーリー本体25と、このプーリー本体25の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯26と、プーリー本体25に一体化する一対のプーリーフランジ53とを有する。尚、プーリー歯26における引用符号45はプーリー歯斜面、引用符号47はプーリー歯溝を示す。また、引用符号51はプーリー歯先を示す。プーリー歯26及び一対のプーリーフランジ53は、本発明の特徴部分が存在する部分としても形成される。
<タイミングベルト24について>
図15において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第四の摩擦減少部M4及び第五の摩擦減少部M5)について>
図16において、実施例14の本発明の特徴部分は、主動プーリー22におけるプーリー歯26に形成される第四の摩擦減少部M4と、一対のプーリーフランジ53の内面に形成される第五の摩擦減少部M5との二種類である。
第四の摩擦減少部M4は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35に対し、この歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例14では複数の溝52を含んでプーリー歯斜面45に形成される。別な言い方をすれば、歯斜面35との擦れを削減するための部分を含んで形状される。
一方、第五の摩擦減少部M5は、タイミングベルト24における一対のフランジ対向面36との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例14では溝54を含んで形成される。
<第四の摩擦減少部M4及び第五の摩擦減少部M5の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数の溝52を含む第四の摩擦減少部M4を有する主動プーリー22、及び、実施例1〜8の従動プーリー23にタイミングベルト24を巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第四の摩擦減少部M4とタイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35とが接触する。第四の摩擦減少部M4は、ベルト歯32の歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。一方、第五の摩擦減少部M5は、タイミングベルト24が何らかの要因で偏った場合に、タイミングベルト24のフランジ対向面36との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が更に削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
以上、図16を参照しながら説明してきたように、実施例14の本発明によれば、実施例1〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、タイミングベルト24との摩擦を少なくさせる(小さくさせる)ような主動プーリー22を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例14の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記主動プーリー(22)は、プーリー歯先(51)からプーリー歯溝(47)にかけてのプーリー歯斜面(45)に第四の摩擦減少部(M4)を有するとともに、プーリーフランジ(53)の内面に第五の摩擦減少部(M5)を有し、
前記第四の摩擦減少部(M4)としては、前記タイミングベルト(24)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の溝(52)を含んで形成される一方、
前記第五の摩擦減少部(M5)としては、前記タイミングベルト(24)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、溝(54)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例15を説明する。図17はスリットを含む摩擦減少部がプーリー歯に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<主動プーリー22について>
図17において、主動プーリー22は、プーリー本体25と、このプーリー本体25の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯26とを有する。尚、プーリー歯26における引用符号45はプーリー歯斜面、引用符号47はプーリー歯溝を示す。また、引用符号51はプーリー歯先を示す。プーリー歯26は、本発明の特徴部分が存在する部分としても形成される。
<タイミングベルト24について>
図17において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第四の摩擦減少部M4)について>
図17において、実施例15の本発明の特徴部分は、主動プーリー22におけるプーリー歯26に形成される第四の摩擦減少部M4である。第四の摩擦減少部M4は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35に対し、この歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例15では複数のスリット55を含んでプーリー歯26に形成される。別な言い方をすれば、歯斜面35との擦れを削減するための部分を含んで形状される。尚、スリット55の図示の数は一例であり、例えば幅方向中央に一つだけであってもよいものとする。
<第四の摩擦減少部M4の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数のスリット55を含む第四の摩擦減少部M4を有する主動プーリー22、及び、実施例1〜8の従動プーリー23にタイミングベルト24を巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第四の摩擦減少部M4とタイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35とが接触する。第四の摩擦減少部M4は、ベルト歯32の歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
以上、図17を参照しながら説明してきたように、実施例15の本発明によれば、実施例1〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、タイミングベルト24との摩擦を少なくさせる(小さくさせる)ような主動プーリー22を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例13の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記主動プーリー(22)は、プーリー歯(26)に第四の摩擦減少部(M4)を有し、
該第四の摩擦減少部(M4)としては、前記タイミングベルト(24)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数のスリット(55)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
以下、図面を参照しながら実施例16を説明する。図18は複数の凹部を含む摩擦減少部がプーリー歯斜面に形成された主動プーリーに係る図であり、(a)は主動プーリーの拡大図、(b)は主動プーリーの拡大斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<主動プーリー22について>
図18において、主動プーリー22は、プーリー本体25と、このプーリー本体25の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯26とを有する。尚、プーリー歯26における引用符号45はプーリー歯斜面、引用符号47はプーリー歯溝を示す。また、引用符号51はプーリー歯先を示す。プーリー歯26は、本発明の特徴部分が存在する部分としても形成される。
<タイミングベルト24について>
図18において、タイミングベルト24は、自動ドア装置21(図1(a)参照)を構成する部材であって、帯状で無端のベルト本体31と、このベルト本体31の内周面側に等ピッチで設けられる複数のベルト歯32とを有する。タイミングベルト24における引用符号33は歯先を示す。また、引用符号34は歯溝、引用符号35は歯斜面、引用符号36はフランジ対向面を示す。
タイミングベルト24は、テンションが掛かるような状態で主動プーリー22及び実施例1〜8の従動プーリー23に巻き付けられる。巻き付けが行われると、内周面の側には圧縮の力が生じ、逆に外周面の側には引っ張りの力が生じるようになる。また、モータ5(図1(a)参照)からの駆動力がタイミングベルト24に作用すると、上記とは別の引っ張りの力が生じるようにもなる。タイミングベルト24は、以上のような力が生じた状態でベルト歯32が主動プーリー22のプーリー歯26に接触・噛み合うようになる。
<本発明の特徴部分(第四の摩擦減少部M4)について>
図18において、実施例16の本発明の特徴部分は、主動プーリー22におけるプーリー歯26に形成される第四の摩擦減少部M4である。第四の摩擦減少部M4は、タイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35に対し、この歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分であって、実施例16では複数の凹部56を含んでプーリー歯斜面45に形成される。別な言い方をすれば、歯斜面35との擦れを削減するための部分を含んで形状される。尚、凹部56の図示の数は一例であり、例えば幅方向中央に一つだけであってもよいものとする。
<第四の摩擦減少部M4の作用・効果について>
上記構成及び構造において、複数の凹部56を含む第四の摩擦減少部M4を有する主動プーリー22、及び、実施例1〜8の従動プーリー23にタイミングベルト24を巻き付けると、この時、タイミングベルト24のベルト歯32と主動プーリー22のプーリー歯26とが噛み合うようになる。そして、モータ5からの駆動力を主動プーリー22に伝達してタイミングベルト24を動かしドア4の開閉動を行うと、第四の摩擦減少部M4とタイミングベルト24におけるベルト歯32の歯斜面35とが接触する。第四の摩擦減少部M4は、ベルト歯32の歯斜面35との摩擦を少なくさせるような部分として形成されることから、擦れる部分が削減された状態になる。従って、擦れが原因となる音の発生低減に寄与する。
以上、図18を参照しながら説明してきたように、実施例16の本発明によれば、実施例1〜8の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、タイミングベルト24との摩擦を少なくさせる(小さくさせる)ような主動プーリー22を採用することから、擦れる部分が更に削減され、その結果、擦れが原因となる音の発生も低減することができるという効果を奏する。これにより、自動ドア装置21を通行する人や、自動ドア装置21の傍らにいる人などに対して不快感を与えてしまうことはない。
尚、実施例13の特徴をまとめると次のようになる。すなわち、
『ドア(4)と該ドア(4)を開閉する駆動機構(3)とを有し、
該駆動機構(3)は、モータ(5)と該モータ(5)からの駆動力を伝達する伝達機構(6)とを有し、
該伝達機構(6)は、主動プーリー(22)と該主動プーリー(22)に巻き付くタイミングベルト(24)と該タイミングベルト(24)が巻き付く従動プーリー(23)とを有し、
該従動プーリー(23)は、前記タイミングベルト(24)のベルト歯(32)における歯先(33)が接触するベルト掛け面(29)を有する、
自動ドア装置(21)において、
前記ベルト掛け面(29)には、この全周にわたり喰い込み部(K)又は摩擦減少部(M)が形成され、
前記喰い込み部(K)としては、前記歯先(33)に対し恰も喰い込ませるような部分に形成される一方、
前記摩擦減少部(M)としては、前記歯先(33)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
さらに、前記主動プーリー(22)は、プーリー歯先(51)からプーリー歯溝(47)にかけてのプーリー歯斜面(45)に第四の摩擦減少部(M4)を有し、
該第四の摩擦減少部(M4)としては、前記タイミングベルト(24)との摩擦を少なくさせるような部分に形成され、
該摩擦を少なくさせるような部分としては、複数の凹部(56)を含んで形成される
ことを特徴とする自動ドア装置(21)。』
になる。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
2…取り付け用のベース、 3…駆動機構、 4…ドア、 5…モータ、 6…伝達機構、 10…連結具、 21…自動ドア装置、 22…主動プーリー、 23…従動プーリー、 24…タイミングベルト、 25…プーリー本体、 26…プーリー歯、 27…プーリー本体、 28…フランジ、 29…ベルト掛け面、 30…内面、 31…ベルト本体、 32…ベルト歯、 33…歯先、 34…歯溝、 35…歯斜面、 36…フランジ対向面、 37…ザラザラ形状、 38…凹凸形状、 39…横溝形状、 40…縦溝、 41…斜めの溝、 42…曲線溝、 43…網溝、 44…楕円形凹部、 45…プーリー歯斜面、 46…溝、 47…プーリー歯溝、 48…溝、 49…溝、 50…凹部、 51…プーリー歯先、 52…溝、 53…プーリーフランジ、 54…溝、 55…スリット、 56…凹部、 K…喰い込み部、 M…摩擦減少部、 M2…第二の摩擦減少部、 M3…第三の摩擦減少部、 M4…第四の摩擦減少部、 M5…第五の摩擦減少部

Claims (5)

  1. ドアと該ドアを開閉する駆動機構とを有し、該駆動機構はモータと該モータからの駆動力を伝達する伝達機構とを有し、該伝達機構は主動プーリーと該主動プーリーに巻き付くタイミングベルトと該タイミングベルトが巻き付く従動プーリーとを有し、該従動プーリーは前記タイミングベルトのベルト歯における歯先が接触するベルト掛け面を有する、自動ドア装置において、
    前記主動プーリーはプーリー本体と該プーリー本体の外周面に等ピッチで設けられる複数のプーリー歯とを有して前記モータの近くに取り付けられ、
    前記従動プーリーは該従動プーリーにおけるプーリー本体の外周面になり且つ前記主動プーリーのような前記プーリー歯が設けられない断面円形の前記ベルト掛け面を有して前記主動プーリーから離れた位置に取り付けられ、
    前記断面円形の前記ベルト掛け面はこの全周にわたり喰い込み部又は摩擦減少部が存在する部分として形成され、
    前記喰い込み部としては前記歯先が多数凹んで喰い込ような多数の横溝形状の部分に形成される一方、前記摩擦減少部としては前記歯先が喰い込まず且つ該歯先との摩擦を少なくさせるような溝又は浅い凹部を含む部分に形成される
    ことを特徴とする自動ドア装置。
  2. 請求項1に記載の自動ドア装置において、
    前記従動プーリーは前記ベルト掛け面の両側部に連続する一対のフランジを有し、
    該一対のフランジはこのフランジ基端からフランジ先端に向けて次第に各内面の間隔が広がるような部分に形成される
    ことを特徴とする自動ドア装置。
  3. 請求項2に記載の自動ドア装置において、
    前記タイミングベルトは前記ベルト歯におけるフランジ対向面に第二の摩擦減少部を有し、
    該第二の摩擦減少部としては前記一対のフランジの前記内面との摩擦を少なくさせるような部分に形成される
    ことを特徴とする自動ドア装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の自動ドア装置において、
    前記タイミングベルトは前記歯先から歯溝にかけての歯斜面に第三の摩擦減少部を有し、
    該第三の摩擦減少部としては前記主動プーリーとの摩擦を少なくさせるような部分に形成される
    ことを特徴とする自動ドア装置。
  5. 請求項4に記載の自動ドア装置において、
    前記主動プーリーはプーリー歯先からプーリー歯溝にかけてのプーリー歯斜面に、又はプーリー歯に第四の摩擦減少部を有し、
    該第四の摩擦減少部としては前記タイミングベルトとの摩擦を少なくさせるような部分に形成される
    ことを特徴とする自動ドア装置。
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