JPH10318353A - プーリ - Google Patents

プーリ

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Publication number
JPH10318353A
JPH10318353A JP13094097A JP13094097A JPH10318353A JP H10318353 A JPH10318353 A JP H10318353A JP 13094097 A JP13094097 A JP 13094097A JP 13094097 A JP13094097 A JP 13094097A JP H10318353 A JPH10318353 A JP H10318353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
timing belt
outer periphery
air
noise
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13094097A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Hirooka
秀樹 広岡
Teruaki Shiromoto
輝昭 城本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP13094097A priority Critical patent/JPH10318353A/ja
Publication of JPH10318353A publication Critical patent/JPH10318353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプーリにおいては、ギヤのようにギヤ
ボックスの中では使用されないために騒音面で問題があ
る。この低騒音化のためにタイミングベルトの歯面に窪
みや凹凸などを設け、プーリ歯面内に封じ込められて圧
縮される空気を逃がすことにより低騒音化を行っている
が、このようなタイミングベルトは一般の溝のないフラ
ットなタイミングベルトに比べて接触面積が減少するた
め、タイミングベルトの耐久性の面で問題がある。 【解決手段】 外周にタイミングベルトが噛合して巻回
され回転するプーリ1における外周に溝3を周方向に連
続して刻設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイミングベルト
を介して駆動力を伝達する場合などに適用されるプーリ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5はタイミングベルトを介
して駆動力を伝達する場合などに使用されている従来の
プーリの説明図である。図において、プーリ1はタイミ
ングベルト3を介して駆動力が伝達されるようになって
おり、タイミングベルト3を用いるプーリ1はギヤなど
と異なって潤滑油を必要とせず、またVベルトや平ベル
トなどを用いるプーリと異なって大容量の伝達力を伝え
ることが可能なため、多くの製品に適用されている。
【0003】一般に、プーリ歯面2の形状はタイミング
ベルト3の歯面に嵌合するように溝のないフラットなも
のになっている。或いは、タイミングベルト3の低騒音
化のためにタイミングベルト3の歯面に窪みや凹凸など
を設け、プーリ1とタイミングベルト3との噛み合い時
にプーリ歯面2内に封じ込められる圧縮空気を逃がすよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のプーリにおいては、ギヤのようにギヤボッ
クスの中では使用されないために騒音面で問題がある。
一例として、図5にタイミングベルト3に近接1mの位
置における周波数分析の結果を示す。同図に示すよう
に、タイミングベルト3とプーリ1との噛み合い成分N
z(N:回転数、z:歯数)および噛み合い成分Nzの
高次成分による騒音が卓越して見受けられる。
【0005】この低騒音化のためにタイミングベルト3
の歯面に窪みや凹凸などを設け、プーリ歯面2内に封じ
込められて圧縮される空気を逃がすことにより低騒音化
を行っているが、このようなタイミングベルト3は一般
の溝のないフラットなタイミングベルトに比べて接触面
積が減少するため、タイミングベルト3の耐久性の面で
問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプーリは上
記課題の解決を目的にしており、外周にタイミングベル
トが噛合して巻回され回転するプーリにおける上記外周
に溝が周方向に連続して刻設されている。
【0007】また、本発明に係るプーリは、外周にタイ
ミングベルトが噛合して巻回され回転するプーリにおけ
る上記外周に凸部が周方向に連続して設けられている。
【0008】また、本発明に係るプーリは、外周にタイ
ミングベルトが噛合して巻回され回転するプーリにおけ
る上記タイミングベルトが噛合する上記外周のプーリ歯
面に上記タイミングベルトの幅方向にわたって溝が刻設
されている。
【0009】タイミングベルトと噛合して回転するプー
リから発生する騒音の主要原因の1つは、プーリとタイ
ミングベルトとの噛み合い時にタイミングベルトとプー
リとの間の空気がプーリ歯面内に封じ込められて圧縮さ
れるためと考えられており、このような騒音を解決する
手段として上記のようにプーリの外周に周方向に連続し
て溝、或いは凸部を設け、或いはプーリ歯面にプーリの
幅方向にわたって溝を設けるなどし、これらの溝や、凸
部によりプーリとタイミングベルトとの間に形成される
隙間などから空気を逃がすことにより、空気がプーリ歯
面内に封じ込められて圧縮されることがなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の第一の形態
に係るプーリの説明図、図2は本発明の実施の第二の形
態に係るプーリの説明図、図3は本発明の実施の第三の
形態に係るプーリの説明図である。図において、これら
各実施の形態に係るプーリはタイミングベルトを介して
駆動力を伝達する場合などに使用されるもので、プーリ
における低騒音化のためにプーリの外周、或いはプーリ
歯面に溝や凸部などを設け、これらの溝や、凸部により
プーリとタイミングベルトとの間に形成される隙間など
から空気を逃がすことにより、タイミングベルトの耐久
性を低下させることなくプーリにおける低騒音化を可能
にしている。図における符号1はプーリ、2はプーリ1
外周のプーリ歯面、3はプーリ1の外周に周方向に、或
いはプーリ歯面2にプーリ1の幅方向に設けられた溝
(凹部)、4はプーリ1の外周に周方向に設けられた凸
部である。
【0011】図1において、第一の実施の形態に係るプ
ーリは図に示すように、タイミングベルトとプーリ1と
の間の圧縮空気を逃がす手段としてプーリ1の外周にプ
ーリ1の周方向(回転方向)に連続して3本の溝3が刻
設されている。(図は、2つのプーリ歯面2のみを示し
ている。)なお、この溝3の本数は3本に限られず、プ
ーリ1の幅および回転数などによって適宜に決められ
る。
【0012】タイミングベルトによってプーリ1に発生
する騒音の主要発生原因の1つとして、タイミングベル
トとプーリ1との噛み合い時にタイミングベルトとプー
リ1との間の空気がプーリ歯面2内に封じ込められて圧
縮されるために発生すると考えられている。本プーリに
おいては、この問題を解決する手段としてプーリ1の外
周に周方向の溝3を刻設し、この溝3を介してタイミン
グベルトとプーリ1との間の空気を外部へ逃がすように
しており、従来のプーリの構造ではプーリとタイミング
ベルトとの間に隙間が少なく空気が圧縮され易くなって
いるのに対し、このような溝3を設けることにより空気
がプーリ歯面2内に封じ込められて圧縮されることがな
くなり、プーリ1における低騒音化が図られる。また、
従来のプーリにおいてはタイミングベルト側の歯面に窪
みや凹凸などが設けられているのに対し、このような溝
3をプーリ1側の外周に設けることにより、プーリ1が
金属製であるために耐久性の問題は殆ど起こらない。
【0013】図2において、第二の実施の形態に係るプ
ーリは図に示すように、逆にプーリ1の外周に周方向に
連続して2本の凸部4を突設した構造になっており、こ
の凸部4によってプーリ1とタイミングベルトとの間に
隙間が形成される。なお、この凸部4の本数は2本に限
られず、プーリ1の幅および回転数などによって適宜に
決められる。
【0014】このように、凸部4によってプーリ1とタ
イミングベルトとの間に隙間が形成されることにより、
第一の実施の形態に係るプーリと同様の作用および効果
を得ることができる。
【0015】また、図3において、第三の実施の形態に
係るプーリは図に示すように、プーリ歯面2の底部にプ
ーリ1の幅方向に(軸方向に)わたって1本の溝3を刻
設した構造になっている。なお、この溝3の本数は1本
に限られず、プーリ1の幅および回転数などによって適
宜に決められる。
【0016】このように、プーリ歯面2の底部にプーリ
1の幅方向にわたって刻設された溝3により、第一の実
施の形態に係るプーリと同様の作用および効果を得るこ
とができる。
【0017】従来のプーリにおいては、ギヤのようにギ
ヤボックスの中では使用されないために騒音面で問題が
ある。この低騒音化のためにタイミングベルトの歯面に
窪みや凹凸などを設け、プーリ歯面内に封じ込められて
圧縮される空気を逃がすことにより低騒音化を行ってい
るが、このようなタイミングベルトは一般の溝のないフ
ラットなタイミングベルトに比べて接触面積が減少する
ため、タイミングベルトの耐久性の面で問題がある。
【0018】これに対し、上述の各実施の形態に係るプ
ーリにおいては、このプーリ1とタイミングベルトとの
噛み合いにより発生する騒音を低減するため、外周にタ
イミングベルトが巻回され互いに噛合しながら高速で回
転する駆動用のプーリ1におけるプーリ1の外周に周方
向に複数の溝3を刻設し、或いはこのプーリ1の外周に
周方向に複数の凸部4を突設し、或いはこのプーリ1に
おけるプーリ歯面2の歯底に軸方向に溝3を刻設するな
どしており、タイミングベルトの耐久性を劣化させるこ
となく、従来のプーリにおいて低騒音化のためにタイミ
ングベルトの歯面に窪みや凹凸などを設けてプーリとタ
イミングベルトとの間の圧縮空気を逃がすようにした場
合と同様に、騒音が5dB程度低減すると考えられる。こ
のようなプーリ1を使用することによりプーリ1におけ
る低騒音化が図られ、作業環境などが改善される。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るプーリは前記のよに構成さ
れており、プーリの外周に周方向に連続して溝、或いは
凸部を設け、或いはプーリ歯面にプーリの幅方向にわた
って溝を設けるなどし、これらの溝や、凸部によりプー
リとタイミングベルトとの間に形成される隙間などから
空気を逃がすことにより、空気がプーリ歯面内に封じ込
められて圧縮されることがなくなるので、タイミングベ
ルトの耐久性を劣化させることなく、プーリにおける低
騒音化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の第一の形態に係るプーリ
の斜視図である。
【図2】図2(a)は本発明の実施の第二の形態に係る
プーリの斜視図、同図(b)は同図(a)におけるB−
B矢視断面図である。
【図3】図3は本発明の実施の第三の形態に係るプーリ
の斜視図である。
【図4】図4(a),(b)は従来のプーリの斜視図、
同図(c),(d)はそのタイミングベルトの断面図で
ある。
【図5】図5はその作用説明図である。
【符号の説明】
1 プーリ 2 プーリ歯面 3 溝(凹部) 4 凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にタイミングベルトが噛合して巻回
    され回転するプーリにおいて、上記外周に溝が周方向に
    連続して刻設されたことを特徴とするプーリ。
  2. 【請求項2】 外周にタイミングベルトが噛合して巻回
    され回転するプーリにおいて、上記外周に凸部が周方向
    に連続して設けられたことを特徴とするプーリ。
  3. 【請求項3】 外周にタイミングベルトが噛合して巻回
    され回転するプーリにおいて、上記タイミングベルトが
    噛合する上記外周のプーリ歯面に上記タイミングベルト
    の幅方向にわたって溝が刻設されたことを特徴とするプ
    ーリ。
JP13094097A 1997-05-21 1997-05-21 プーリ Withdrawn JPH10318353A (ja)

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JP13094097A JPH10318353A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 プーリ

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JP13094097A JPH10318353A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 プーリ

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ID=15046247

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803