JP2534192B2 - Vリブドベルト及び動力伝達装置 - Google Patents

Vリブドベルト及び動力伝達装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は動力伝動用ベルトの一
つである平ベルト本体の下面に、ベルト長手方向に伸び
る複数本のV形リブを本体と一体に形成したVリブドベ
ルトおよびこのベルトを用いた動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】Vリブドベルトは動力伝動用平ベルトに
比べ、V形リブの存在によるプーリとの接触面の拡大
分,動力伝達力は増大する。しかし、V形リブ群の存在
は、ベルトをプーリに巻掛け走行せしめた折、特に小径
プーリにこのベルトを巻掛けた折、ベルトのV形リブ先
端部が幅方向に広がり、リブ角度は小さくなり、またプ
ーリの径が小さい程、リブ角度の減少する変化は大き
い。これに伴いベルトリブ部自体は細身となり、これが
原因で、ベルトリブ部はプーリとの関係で部分接触とな
り従動プーリの負荷が上昇し、接触角度が小さくなるた
めスリップによる発音が生じ易い。また、さらにベルト
張力の低下,延いては動力伝達能力の低下などVリブド
ベルト特有の解決すべき問題点を発生せしめる。
【0003】これらVリブドベルト上に派生する問題点
を解決するために、 (1)ベルトを小さい曲率半径にて屈曲せしめた時の、
リブ角度の減少を考慮して、予めベルトのリブ角度をプ
ーリのV溝角度より心持ち大きく設定したVリブドベル
ト。 (2)ベルトの各リブ底部および各リブ先端部にそれぞ
れアールを設けて、これら両部におけるアール部分を、
これに接する直線でベルトリブ部の側面部分を形成した
Vリブドベルト。 (3)ベルトのリブ先端部およびリブ側面部をV形リブ
断面の内側に中心点を有する共通の一個の円弧面で形成
したVリブドベルト。 などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記、種々考慮された
Vリブドベルトにあっても、さらに各ベルトには個別的
な問題点が依然残されている。具体的に、前記(1)の
構成からなるベルトにあっては、ベルトの曲げ径による
ベルトのリブ角度の変化が依然大きく、このベルトを径
が大きく異なる各種プーリに巻掛け使用する時、プーリ
のV溝角度をプーリ径に応じて変更しなければ、ベルト
とプーリとがスムーズに嵌合しない。
【0005】また前記(2)の構成からなるベルトにあ
っては、ベルトのリブ先端部分の変形は大きく緩和され
るも、リブ側面部の直線部分の変形は依然として大き
く、前記(1)と同様、ベルトとプーリとがスムーズに
嵌合しない。
【0006】また、前記(3)の構成からなるベルトに
あっては、ベルトの曲げ径によるベルトのV形リブ角度
の変化量は確かに小さくはなるが、リブ部の側面の形状
は曲率半径の大きい突状凸面に形成されていて、プーリ
のV溝側面との形状が余りに大きく相違しているため、
適正なる面接触が期待できず、動力伝達の効率面で実用
的でない。
【0007】またVリブドベルトと動力伝達機構との関
係における考案において、径の小さいプーリに合致する
ように、ベルトのリブ角度を大きく設定すると、径の大
きいプーリに対しては、ベルトのリブ角度が大きすぎ
て、ベルトとプーリとの正確な合致が困難となり、この
ようなプーリ部分に、クラッチ機構による慣性負荷が作
用するとベルトのスリップ音は一層増大する。このスリ
ップ音の発生を抑制するために、ベルトの張力を上げる
と、張力を上げた分だけプーリ軸の負担が増大し、ベア
リングを損傷したり、またベルト自体の寿命をも短縮せ
しめる結果となる。反対に径の大きいプーリに合致する
ように、ベルトのリブ角度を小さく設定すると、径の小
さいプーリに対しては、ベルトのリブ角度が小さくなり
すぎて、ベルトのリブ先端部のみが強くプーリに当る結
果となり、リブ先端の早期摩耗とこれに伴うベルトの張
力低下が発生する。
【0008】またベルトのプーリに対する巻き付け角度
を増大せしめると、該プーリ部におけるスリップや発音
は防止できるが全ての構成プーリのベルト巻き付け角度
の総和は360°に限定されているので、他のプーリ部
分における巻き付け角度が減少し、該プーリ部分にてス
リップや発音を生じ、さらに局部的に動力伝達能力を減
少せしめる結果となる。さらに巻き付け角度の総和を増
すために、ベルトを逆曲げせしめる背面プーリを入れる
と一個のプーリの増設が必要となり、その分コスト的に
も上昇し、さらに結果的にはベルトの寿命を大きく短縮
せしめる結果となる。
【0009】この発明は、前記各種Vリブドベルトに内
在する問題点およびVリブドベルトを用いた動力伝達装
置全般に亘って発生する前記問題点を改善するために、
ベルトのリブ部両側面を、特に大きいアールにて緩やか
に膨出する曲面をもって形成することにより、各種径の
異るプーリに巻掛けられた折にも、ベルトのV形リブの
リブ角度の変化に左右されること少なく、さらにプーリ
のV溝の溝角度に左右されること少なく(JASO,S
AE,RMAなどに代表される国際的な規格で定められ
たV形プーリのV溝の公差角度は概ね40±1°と規定
されている)、あるいはプーリ径が大きく相違するも単
一V溝角度を有する各種プーリに対しても適正なる広域
に亘る面接触を保ち、これにより、ベルト駆動時に発生
するベルト鳴き(スリップ音)の発生を抑制し、ベルト
張力を維持し、効率的な動力伝達性能を保持しうるVリ
ブドベルトおよび同ベルトを用いた動力伝達装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るVリブドベルトおよびこのベルトを
用いた動力伝達装置は以下のような構成を採用してい
る。平ベルト本体の下面にはベルト長手方向に伸びる複
数本のV形リブがベルト本体と一体に形成されており、
このV形リブにあって、プーリと接する各リブの両側
面は凸状に大きなアールにて緩やかに膨出する曲面を呈
している。より詳しくは、プーリと接する各リブの側
面部分は、一方はV形リブ断面の外側に中心点を有する
アール形リブ底を形成する円弧に外接すると共に、他方
はV形リブ断面の内側に中心点を有するアール形リブ先
端を形成する円弧に内接する、その中心点をV形リブ断
面の外側に位置せしめた凸状の大形円弧によって形成さ
れていることを特徴とする。
【0011】また、このVリブドベルトを用いた動力伝
達装置は、直径40mmから180mmと、その間に大
きい直径差がある駆動プーリおよび補機にそれぞれ取付
けた複数の従動プーリをもって構成されており、このう
ち少なくとも一つの補機と従動プーリ間にはクラッチ機
構を介在せしめ、その負荷をプーリ回転中に増減可能と
した駆動機構中に、前記Vリブドベルトを各プーリ間に
掛装したことを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明に係るVリブドベルトをV溝付プーリ
に巻掛け、走行せしめるに当り、ベルトのV形リブ部は
プーリに巻掛けられると、リブ部先端のリブ角度は小さ
く変形し、これに伴いV形リブの側面部分は細身のもの
となる。この発明はベルトのV形リブ部の緩やかな膨出
曲面を呈した側面部がプーリのV溝と嵌合接触した折、
該側面部の緩やかな膨出曲面が、V形リブ先端部におけ
るリブ角度の減少に伴い派生したVリブ部の細身化分を
吸収して平面化し、ベルトのV形リブ部はプーリのV溝
の側面部と全面的に接触し、V形リブ部の部分的接触に
伴い派生するベルトのV形リブ部における局部的応力集
中を排し、ベルトのプーリ上でのスリップ、これに続く
ベルトの張力の低下現象を確実に阻止する。
【0013】
【実施例】まず、この発明に係るVリブドベルトの具体
的実施例を図面を用いて説明する。図1はこの発明を実
施したVリブドベルトの一部の斜視図、図2は同ベルト
を構成するV形リブの拡大端面図である。Vリブドベル
ト(1)は平ベルト本体(2)とその下面にて一体成形
され、長手方向に伸びる複数本、例えば四本のV形リブ
(3)にて構成されている。平ベルト本体(2)は、ゴ
ム層(4)内に低伸度高強力なロープ状抗張体(5)を
並列状に埋設せしめ、該ゴム層(4)の上面には、少な
くとも一枚のゴム付き帆布(6)が積層貼着されてい
る。
【0014】平ベルト本体(2)の下面にあって、ベル
ト本体(2)を構成するゴム層(4)と同一素材により
構成された、本発明の要部が存在するV形リブ(3)
は、プーリのV溝と接触する両側面をして大きいアール
にて緩やかに膨出する凸状の大形曲面をもって形成した
ことを特徴とする。
【0015】各V形リブ(3)の側面部(8)の上下両
端部の一端は、V形リブ断面の外側に中心点(9)を有
する、リブの上部両側に位置するアール形リブ底(1
0)を形成する円弧に外接すると共に、他端はV形リブ
断面の内側に中心点(11)(11)を有する、リブの
先端に位置する一対のアール形リブ先端(12)(1
2)を形成する円弧に内接し、その中心点(7)をV形
リブ断面の外側に有する緩やかな膨出曲面からなる凸状
大形円弧面によって形成されている。
【0016】ここで四本のリブを有するこの発明を実施
したVリブドベルト(1)のさらに詳しい具体的数値を
もって示す一実施例を開示すると、リブ底(10)を形
成する中心点(9)をもってするアールは0.15m
m、リブ先端(12)を形成する中心点(11)をもっ
てするアールは0.5〜1.0mm、また凸状の大形円
弧面からなるリブの側面(8)を形成する中心点(7)
をもってするアールは4.0〜6.0mmである。また
中心点(11)とする円弧との内接点および中心点
(9)とする円弧との外接点を結ぶリブ側面の直線(接
線)の交叉角度θは40±3°である。
【0017】また、このV形リブ(3)内にはナイロ
ン,ビニロン,ポリエステル,芳香族ポリアミド,綿,
パルプなどの短繊維糸の単体あるいはこれらの混合糸か
らなる短繊維(13)がベルト幅方向への配向性をもっ
て埋設されている。
【0018】なお、アール形リブ先端につき、前記説明
にては左右一対の円弧にて構成されている場合もって説
明したが、該リブ先端を一個の円弧にて形成することも
可能である。しかし、前記左右一対の円弧をもって構成
されるアール形リブ先端の方が、ベルト両側面部(8)
の平坦化に結び付き易くこの発明を達成する上からは明
らかに優れた効果を奏し得る。
【0019】つぎに、下記表1に示す具体的データをも
って構成されたこの発明を実施したVリブドベルト(4
PK870)(以下実施例という)と、前述した従来の
技術の欄中、(2)番目の側面を直線形状とした従来の
Vリブドベルト(以下比較例という)とを用いることに
より、下記のとおりの具体的な測定結果を得た。
【表1】
【0020】径を種々変化せしめたプーリを用いて、静
的ベルト曲げによるベルトリブ部の角度変化を求めた折
の測定結果は図3に示すグラフのとおりである。同グラ
フにより、実施例のベルトにあっては、ベルトの曲げ径
の増加に対してのV形リブのリブ角度の変化は非常に小
さいが、比較例のベルトにあっては、V形リブのリブ角
度の変化は大きいことが実証されている。
【0021】つぎに、以上詳記したVリブドベルト
(1)を用いる動力伝達装置について説明する。この動
力伝達装置(15)は、その直径が大きく相違する駆動
プーリと複数の従動プーリにて構成される駆動機構に一
本のVリブドベルトを掛装したもので、図4に示すよう
にモーター(16)には直径120〜160mmの駆動
プーリ(Dr)が、補機としての発電機(17)には直
径40〜70mmの従動プーリ(Dn)が、また同じく
補機としてのエアーコンプレッサー(18)には直径9
0〜180mmの従動プーリ(Df)の各プーリが所定
の形態をもってレイアウトされ、エアーコンプレッサー
(18)と従動プーリ(Df)間には、クラッチ機構
(19)が介在し、エアーコンプレッサーの負荷がプー
リ(Df)の回転中に増減可能に構成されている。
【0022】またこれら各プーリのプーリ溝角度はSA
E,RMA,JASOなどの国際規格に沿って40±1
°に設定されている。以上の構成よりなるプーリ群間に
は前記Vリブドベルト(1)が掛装される。
【0023】図4に示す構成よりなる動力伝達機構にあ
って、より具体的数値をもって開示された動力伝達装
置、即ち径120mmの駆動プーリ(Dr)、径60m
mの補機用従動プーリ(Dn)およびクラッチ機構(1
9)を付設せしめた径95mmの同じく補機用プーリ
(Df)をもって構成された補機駆動装置に、前記表1
および図3をもって明示した二本のベルト(4PK87
0型ベルト)を順次装架し、クラッチ機構を稼動せしめ
て慣性負荷を付与せしめた状態にて駆動プーリ(Dr)
の回転速度変化に伴う各ベルトの鳴き(スリップ音)テ
ストの測定結果につき、図5に示すグラフを得た。なお
このグラフと関連して発音が生じ始める時の張力を鳴き
限界張力という。
【0024】同グラフより、ベルト張力が高い折には、
発音はないが、ベルトの張力が低くなると発音が発生し
て来る。実施例のベルトは、ベルトスリップ時、V形リ
ブ先端の抵抗を小さく設定されていることにより、ベル
ト発音時のベルト張力が比較例のベルトに比べ非常に小
さいことが実証され、より具体的に、駆動プーリ(D
r)の5000rpm回転時、両ベルト間には張力にお
いて、7.8kgfの差の存在することが確認された。
【0025】
【発明の効果】この発明に係るVリブドベルトは小径の
V溝付きプーリに巻掛けられた折、ベルトのV形リブ上
に発生するリブ角度の減少、これに伴い派生するリブ全
体の細身変形傾向にも、この緩やかに膨出するV形リブ
側面が、リブ部の極端な細身変形分を吸収緩和し、平坦
化したベルトリブ部の側面部がプーリのV溝に対して全
体的に広域的な適正なる接触を保ち、ベルトリブ部側面
における部分的応力集中を排除することにより、ベルト
のスリップ音の発生に呼応して生ずるベルト張力の低下
を阻止し、これによりベルトの動力伝達性能を維持し、
かつこれを向上せしめることができる。
【0026】また、ベルトのアール形リブ先端の存在は
ベルトライフの延命効果があると共に、ベルトリブ側面
の緩やかな膨出曲面はリブ先端のアール形リブの円弧面
と内接することにより、ベルト側面のプーリのV溝との
広域的面接触を向上せしめる上で大きく貢献し、延いて
はベルトの効率的な動力伝達能力の向上に大きく寄与し
ている。
【0027】またこの発明に係る動力伝達装置にあって
は、一本のVリブドベルトをそれぞれ径の大きさにおい
て大きく相違する複数のプーリに掛装し、装置を駆動せ
しめた折、各プーリとベルト間に大きいスリップ現象
も、また異常な発音も少なく、装置を構成する各種補機
もそれぞれ各機の性能を十分発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したVリブドベルトの一部の斜
視図である。
【図2】同ベルトを構成する一本のV形リブの拡大端面
図である。
【図3】静的ベルト曲げによるベルトのリブ角度の変化
を示すグラフである。
【図4】この発明を実施した動力伝達装置の概略図であ
る。
【図5】図4に示す装置を用いての駆動プーリの回転速
度変化に伴うVリブドベルトのベルト鳴き(ベルトスリ
ップ音)の発生状況を示すグラフである。
【符号の説明】
1 Vリブドベルト 2 平ベルト本体 3 V形リブ 7 リブの側面部を求めるための中心点 8 リブの側面部 9 リブ底を求めるための中心点 10 リブ底 11 リブ先端を求めるための中心点 12 リブ先端 15 動力伝達装置 16 モーター 17 発電機(補機) 18 エアーコンプレッサー(補機) 19 クラッチ機構 Dr 駆動プーリ Dn 従動プーリ Df 従動プーリ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平ベルト本体の下面に、ベルト長手方向
    に伸びる複数本のV形リブを一体に形成したベルトにあ
    って、プーリと接触する各リブの両側面は、その一端は
    アール形リブ先端を形成する円弧に内接すると共に、他
    端はアール形リブ底を形成する円弧に外接し、かつ大き
    いアールにて緩やかに膨出する大形曲面にて構成されて
    いることを特徴とするVリブドベルト。
  2. 【請求項2】 平ベルト本体の下面に、ベルト長手方向
    に伸びる複数本のV形リブを一体に形成したベルトにあ
    って、プーリと接する各リブの両側面は、その一端は
    V形リブ断面の内側に中心点を有するアール形リブ先端
    を形成する円弧に内接すると共に、他端はV形リブ断面
    の外側に中心点を有するアール形リブ底を形成する円弧
    に外接し、その中心点をV形リブ断面の外側に位置せし
    めた凸状の大形円弧によって形成されていることを特徴
    とするVリブドベルト。
  3. 【請求項3】 アール形リブ先端を形成する円弧との内
    接点およびアール形リブ底を形成する円弧との外接点を
    結ぶリブ両側面の直線(接線)の交叉角度θは40±3
    °に設定されている請求項1または2記載のVリブドベ
    ルト。
  4. 【請求項4】 直径40〜180mmと、その間に大き
    い直径差がある駆動プーリおよび補機にそれぞれ取付け
    た複数の従動プーリをもって構成され、かつ少なくとも
    一つの補機と従動プーリ間にクラッチ機構を介在せし
    め、その負荷をプーリ回転中に増減可能とした駆動機構
    中に、請求項1記載のVリブドベルトを各プーリ間に掛
    装した動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 直径40〜180mmと、その間に大き
    い直径差がある駆動プーリおよび補機にそれぞれ取付け
    た複数の従動プーリをもって構成され、かつ少なくとも
    一つの補機と従動プーリ間にクラッチ機構を介在せし
    め、その負荷をプーリ回転中に増減可能とした駆動機構
    中に、請求項2記載のVリブドベルトを各プーリ間に掛
    装した動力伝達装置。
  6. 【請求項6】 VリブドベルトのVリブはアール形リブ
    先端を形成する円弧との内接点およびアール形リブ底を
    形成する円弧との外接点を結ぶリブ両側面の直線の交叉
    角θは40±3°の範囲に、一方プーリのV溝のリブ溝
    角度は40±1°の範囲にそれぞれ設定されている請求
    項4または5記載の動力伝達装置。
  7. 【請求項7】 動力伝達装置を構成する補機の一つは発
    電機であり、さらにクラッチ機構を付設せしめた補機は
    エアーコンプレッサーである請求項4または5記載の動
    力伝達装置。
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