JP6403882B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボチャージャを備えた内燃機関(エンジン)の制御装置に関し、特に内燃機関の排気バイパス通路に設けられたウエストゲートバルブの開度を目標開度にフィードバック制御する制御装置に関するものである。
ターボチャージャ等の過給機を備えた内燃機関には、タービンに流れ込む排気ガスの流路を迂回するように配置された、排気バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブ(Waste Gate Valve;以下、主としてWGVと略称する。)が設けられている。このWGVの開度に応じて排気バイパス通路に流れる排気ガスの流量が調整されることにより、タービン及びタービンと一体に回転するコンプレッサの出力が調整され、コンプレッサが圧縮する吸入空気の圧力が所望の過給圧に制御される。
なお、以下の説明では、図1の符号を参照しながら説明する。
近年では、モータを内蔵した電動式アクチュエータ34の採用により、WGV31の開度を自由に設定できるようにした制御装置50が知られている。この中でも特に、内燃機関10の運転状態に応じて最適な過給圧を得るためのWGV31の目標開度を決定し、WGV31の目標開度とポジションセンサ53で検出したWGV31の実開度とが一致するようにフィードバック制御する制御装置を開示したものがある(例えば、特許文献1参照)。
WGV31目標開度は、内燃機関の運転状態を示す諸情報に基づいて決定されるようになっており、例えば、特許文献1の制御装置では、内燃機関の回転速度NEとスロットル開度TAのマップデータに基づいてWGV31目標開度が決定される。
ポジションセンサ53は、アクチュエータ34の位置を検出するもので、このアクチュエータ34に連動して開閉するWGV31の作動位置を電気信号として出力する。例えば、図5に示す出力特性を持ったポジションセンサ53では、横軸をアクチュエータ34の作動位置AOPとし、縦軸をポジションセンサ出力電圧Vsとすると、WGV31が排気バイパス通路30を完全に塞ぐ位置のときに、Vs=Vminを出力するように調整されて組み付けられており、このときのWGV開度Pvが0%に設定されている。
そして、その位置から、アクチュエータ制御範囲ACRの上限までアクチュエータ34を動かすと、ポジションセンサ53の出力電圧がVrngだけ増加するように設計されている。従って、アクチュエータ34を制御範囲ACRの上限まで動かしたときのポジションセンサ出力電圧Vs=Vmin+Vrng=Vmaxとなる。
すなわち、ポジションセンサ53の出力電圧Vsは、アクチュエータ34の作動位置に応じて、VminからVmin+Vrngまでを出力し、Vs=VminのときをWGV開度Pv=0%(WGV31全閉位置CP)、Vs=maxのときをWGV開度Pv=100%(WGV31全開位置OP)と定義できる。
従って、WGV31の実開度Pvは、ポジションセンサ出力電圧Vsから、下記の式(1)により得られる。
Pv=(Vs−Vmin)÷Vrng×100 ・・・・・・式(1)
ここで、
Pv :WGV開度(%)
Vs :ポジションセンサ出力電圧(V)
Vmin:全閉位置(V)
Vmax:全開位置(V)
Vrng=Vmax−Vmin:アクチュエータ制御範囲の下限から上限まで動かしたときの出力電圧幅。
なお、WGV31の全閉位置CPは、WGV31とアクチュエータ34を接続する際の組み付け公差や部材の熱膨張や摩耗などに起因して、ずれてくる可能性がある。このようなずれの発生を考慮して、アクチュエータ34の作動可能範囲AORは、アクチュエータ制御範囲ACRよりも広目に設計されている。ポジションセンサ53も、アクチュエータ34が作動可能範囲AORの両端の位置となったときの出力電圧である最低電圧VLから最大電圧VHまで出力できるようになっている。
また、WGV31の開度が目標開度と一致するようにアクチュエータ34を制御する方法としては、一般的には、目標開度と実開度とに基づいた比例積分演算(PI)、或いは、比例積分演算に微分演算を組み合わせた演算(PID)やFF(フィードフォワード)演算を組み合わせたフィードバック制御が用いられる。フィードバック制御を用いるのは、目標開度と実開度とに偏差を生じたときでも、目標開度と実開度とが一致するようにアクチュエータ34の操作量を自動的に補正し、目標開度と実開度との偏差を解消するためである。
図6は、比例積分演算にFF演算を組み合わせたフィードバック制御を用いて、WGV31の目標開度をステップ状に変化させたときの目標開度と実開度の挙動、及びフィードバック制御の各演算結果の一例を示したタイムチャートである。なお、説明を簡単にするため、微分演算は省略している。
図6における(1)〜(6)は、共に横軸を時間とし、縦軸は、それぞれ上から順に、目標開度Svと実開度Pvの挙動、積分項、比例項、FF項、フィードバック補正量、及びアクチュエータ操作量の各演算結果を波形グラフで示しており、下記の式(2)と式(3)から演算される。アクチュエータ操作量Mv[n]は、式(2)の通り、アクチュエータ操作量Mvの前回値Mv[n−1]にフィードバック補正量△Mv[n]を加算して求められる。
また、フィードバック補正量△Mv[n]は、式(3)の通り、目標開度Sv[n]と実開度Pv[n]との偏差に積分ゲインKiを乗じて求められる積分項と、実開度の今回値Pv[n]と実開度の前回値Pv[n−1]との偏差に比例ゲインKpを乗じて求められる比例項と、目標開度の今回値Sv[n]と前回値Sv[n−1]との偏差にFFゲインKfを乗じて求められるFF項の3つの演算項の合計がフィードバック補正量△Mv[n]として求められる。
Mv[n]=Mv[n−1]+△Mv[n] ・・・・・・・式(2)
ここで、
Mv[n] :操作量(今回値)
Mv[n−1]:操作量(前回値)
△Mv[n] :フィードバック補正量(今回値)
△Mv[n]=積分項+比例項+FF項
=(Sv[n]−Pv[n])×Ki
+(Pv[n]−Pv[n−1])×Kp
+(Sv[n]−Sv[n−1])×Kf
・・・・・・・式(3)
ここで、
Sv[n] :目標開度(今回値)
Sv[n−1]:目標開度(前回値)
Pv[n] :実開度(今回値)
Pv[n−1]:実開度(前回値)
Ki :積分ゲイン
Kp :比例ゲイン(但し、Kp<0)
Kf :FFゲイン
なお、[n]は今回の制御タイミングでの演算値、[n−1]は前回の制御タイミングでの演算値を示す。
前述のフィードバック制御では、積分項は、目標開度と実開度の定常的な偏差を解消するように作用する。比例項は、目標開度と実開度の偏差が収束する度合に応じて、FF項によって与えられた操作量を減量するように作用する。そして、FF項は、目標開度が変化したときに目標開度の変化量に応じて発生する目標開度と実開度の偏差を解消するように作用する。
このようにして求められた積分項と比例項とFF項とが合算されたフィードバック補正量により、アクチュエータ34の操作量が補正され、WGV31の目標開度と実開度とが一致するように制御される。
また、WGV31の全閉位置は、WGV31とアクチュエータ34を接続する際の組み付け公差や部材の熱膨張や摩耗などに起因して、ずれてくる可能性があると上述したが、WGV31の全閉位置がずれると、制御上の目標開度と実開度とが一致していたとしても、実際に排気バイパス通路30を流れる排気ガスの流量がずれてしまい、結果、コンプレッサが圧縮する吸入空気の圧力が所望の過給圧からずれてしまうという問題を生じる。そこで、過給圧の制御性の悪化を防ぐために、WGV開度の全閉位置を学習して対処することが必要となる。
WGV開度の全閉位置を学習する方法としては、例えば、全閉位置の下限側へのずれの発生により、ポジションセンサ53の出力電圧が最低値VL(図5参照。)となる条件を予め測定等により把握しておく。そして、内燃機関10の運転状態に基づいて決定される内燃機関要求開度が0%(WGV31全閉)に設定されたときには、内燃機関要求開度に代えて、式(1)のVsに最低値VLを代入して求められる開度を目標開度に置き換えてフィードバック制御を行なうようにする。
これにより、真の全閉位置が、ばらつき範囲内のどこにあったとしても、排気バイパス通路30を完全に塞ぐ作動位置にWGV31が押し当てられる状態を作り出すことができる。
そして、最低値VLに基づいて変換された目標開度に向かって制御されたときの実開度が、それ以上、変化しなくなったか否かを判定する。そして、そのときを、真の全閉位置であると判断し、そのときのポジションセンサ出力電圧を全閉学習位置として更新するというような方法が採られる。
これを、図7に示す、WGV開度の「全閉位置学習」を実行したときの目標開度及び実開度の動作タイムチャートにより説明する。なお、このタイムチャートは、横軸を時間とし、縦軸は、ポジションセンサ出力電圧Vs及び式(1)によって変換されるWGV31の実開度Pvの例を示している。
図7の<期間A>では、制御装置50としては、現在、全閉学習位置Vminを1.5Vと認識している。また、Vrngは2V(設計値)であったとすると、<期間A>におけるWGV開度Pvは、下記の式(4)により得られる。
Pv(%) = (Vs−Vmin)÷Vrng×100
・・・・・・・・・式(4)
= (Vs−1.5)÷2×100
なお、<期間A>の時刻t1以前では、内燃機関要求開度Sengが100%であることから、目標開度は、Vs=3.5Vの位置に設定されている。
そして、時刻t1の時点で、内燃機関要求開度Seng(点線で図示。)が100%から0%(式(4)によりVsに逆算すると3.5Vから1.5V。)に変化したため、全閉学習制御では、目標開度Svを、内燃機関要求開度Sengである0%から、全閉位置の下限側へのずれの発生によってポジションセンサ出力電圧が最低値VLとなるときの全閉学習用目標開度Slrnに置き換える。
今、仮に、VL=1.1Vであったとすると、式(4)により、(VL−1.5)÷2×100=−20%が求められ、制御装置50では、−20%に向かって実開度Pvがフィードバック制御される。
ここで、真の全閉位置が、制御装置50が認識している全閉学習位置Vmin(=1.5V)ではなく、Vs=1.3Vの位置にずれていたとすると、WGV31の実開度Pvは、全閉学習制御によって置き換えられた目標開度Slrnである−20%(Vs=1.1Vの位置)に向かってフィードバック制御されるものの、−10%(Vs=1.3Vの位置)以下には下がらなくなり、時刻t2以降では、WGV31の開度が−10%で停滞した状態となる。
このとき、制御装置50は、排気バイパス通路30を完全に塞ぐ作動位置にWGV31が押し当てられているために、WGV31の開度が−10%で停滞していることを、静止判定時間△Tという保護期間を設けて判定する。ここで、静止判定時間△Tを設けている理由は、真の全閉位置の学習を誤判定しないようにするためであり、所定時間である△Tの間、WGV開度Pvが動かなくなったことを、ポジションセンサ53の出力電圧Vsから確実に判定するために設定される。従って、静止判定時間△Tが経過していない時刻t2〜t4の中間の時点t3では、まだ、全閉学習位置は更新されない。
そして、時刻t4では、時刻t2から静止判定時間△Tが経過したことで、真の全閉位置がVs=1.3Vであると判断し、全閉学習位置Vminを、1.5Vから1.3Vに更新して全閉学習制御を終了する。併せて、内燃機関目標開度Sengについても、時刻t4の時点で、本来の内燃機関要求開度である0%に戻される。
この結果、時刻t4以降では、全閉学習位置がVmin=1.3Vに修正され、<期間B>におけるWGV開度Pvは、下記の式(5)から得られるようになる。
Pv(%) = (Vs−Vmin)÷Vrng×100
= (Vs−1.3)÷2×100
・・・・・・・・・式(5)
以上で説明した全閉学習制御を適用することにより、WGV31の全閉位置が正しい位置に更新されるため、排気バイパス通路30を流れる排気ガスの流量がずれることが防止されて過給圧の制御性の悪化は回避される。
特許第4434057号公報
上述した全閉学習制御を適用することにより、WGVの全閉位置が正しい位置に更新されるため、排気バイパス通路を流れる排気ガスの流量がずれることが防止されて過給圧の制御性の悪化は回避される点については、何ら問題となるところはない。
しかしながら、全閉学習位置の更新の前後の演算タイミングで演算されるフィードバック演算項を詳細に検討すると、以下のような問題が潜んでいることが判る。
図7の時刻t4の前後、すなわち、<期間A>から<期間B>へ切り替わる時点の前後における全閉学習位置、目標開度、実開度は、下記の表1の値となっている。
Figure 0006403882
表1の値より、時刻t4の直後である<期間B>における各フィードバック演算項を、式(5)に従って計算してみると以下のような演算結果が生成され、各値が合算されてアクチュエータ34の補正量に反映される。
積分項=(Sv[n]−Pv[n])×Ki=0
比例項=(Pv[n]−Pv[n−1])×Kp=10%×Kp
FF項=(Sv[n]−Sv[n−1])×Kf=20%×Kf
ところが、全閉学習位置が更新される時点t4の直前では、WGV31は、真の全閉位置(Vs=1.3Vの位置)にあり、全閉学習位置が更新された時点t4の直後は、既に内燃機関要求開度である0%(Vs=1.3Vの位置)に到達しているので、学習位置が更新された直後のアクチュエータ操作量としては、直前の制御タイミングで演算された操作量から変える必要はなく、前回の演算タイミングで演算された操作量を保持することで十分な筈である。
しかしながら、全閉学習位置の更新と目標開度の切り替えによって、目標開度及び実開度の変換値が変化したために、上記のように、比例項とFF項が不必要な値を生成し、これらがフィードバック補正量に加算されることで、WGV31の作動位置を動かすように作用する。この結果、フィードバック補正量△Mvがアクチュエータ操作量に加えられ、図7においてXで示されるような実開度の変動が発生するという問題が生じる。
その結果、コンプレッサによって圧縮される吸入空気の圧力が所望の過給圧からずれてしまうという課題が発生する。
また、静止判定時間△Tが経過するよりも前に、内燃機関要求開度Sengが0%から0%でなくなった場合には、全閉学習位置Vminが更新される前に全閉学習制御が終了することになる。例えば、静止判定時間△Tが経過するよりも前に、内燃機関要求開度Sengが0%から5%に変化した場合、全閉学習位置が更新されずに全閉学習制御が終了する。これにより、目標開度は、全閉学習用の目標開度である−20%から、内燃機関要求開度Sengである5%に戻される。そして、この前後における全閉学習位置、目標開度、実開度は、下記の表2の値となっている。
Figure 0006403882
上記の表2の値より、全閉学習制御終了直後から静止判定時間△Tが経過するよりも前の時点(例えば、t3)におけるフィードバック補正量ΔMvの各演算項を、上記の式(4)に従って計算すると、以下のようになり、各値が合算されてアクチュエータの補正量にΔMv反映される。
積分項=(Sv[n]−Pv[n])×Ki=15%×Ki
比例項=(Pv[n]−Pv[n−1])×Kp=0
FF項=(Sv[n]−Sv[n−1])×Kf=25%×Kf
この場合についても、本来なら、全閉学習制御の終了直前の実開度−10%を、全閉学習制御終了直後の目標開度5%にフィードバック制御してやればよいはずである。すなわち、目標開度Svと実開度Pvとが一致している状態から、目標開度Svが15%変化したときと同じ量のフィードバック補正量ΔMvを生成すればよい筈である。
従って、比例項の演算結果は問題ないが、FF項が不必要な値となる。このFF項がフィードバック補正量ΔMvに加算されアクチュエータ操作量に加えられ、目標開度Svへの追従性能が悪化するという問題が生じる。
その結果、コンプレッサによって圧縮される吸入空気の圧力が所望の過給圧からずれてしまうという課題が発生する。
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたものであり、WGV開度の全閉学習位置を学習するための全閉学習制御を終了する制御タイミングにより演算される不必要なフィードバック演算量により、WGVの開度が目標開度からずれることを防止できる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る内燃機関の制御装置は、内燃機関の運転状態に関する情報と、前記内燃機関の排気バイパス通路に設けられたウエストゲートバルブの開度を制御するアクチュエータの位置に関する情報とを入力し、前記運転状態に基づいて前記ウエストゲートバルブに対する内燃機関要求開度を求め、前記内燃機関要求開度を前記ウエストゲートバルブの目標開度として前記アクチュエータをフィードバック制御する内燃機関の制御装置において、前記内燃機関要求開度が全閉のとき、前記ウエストゲートバルブが前記排気バイパス通路を完全に塞ぐ全閉状態になるように前記ウエストゲートバルブの目標開度を全閉学習用の目標開度に変換して全閉学習制御を行い、以て前記アクチュエータの位置の変化が無い状態が設定時間継続したとき、前記全閉状態になり前記全閉学習制御が終了したと見做し、この時点で前記フィードバック制御の補正量を減少させる。
本発明による内燃機関の制御装置は、内燃機関要求開度が全閉のとき、全閉状態になるようにウエストゲートバルブの目標開度を全閉学習用の目標開度に変換し、アクチュエータの位置の変化が無い状態が設定時間継続したことから全閉状態になり全閉学習制御が終了したと見做し、この時点でフィードバック制御の補正量を減少させるように構成したので、ウエストゲートバルブ開度の全閉学習位置を学習するための全閉学習制御を終了する制御タイミングの前後で演算される不必要なフィードバック演算量により、ウエストゲートバルブの開度が目標開度からずれることを防止することができる。
本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置が適用される、従来より知られた内燃機関の系統全体を示した構成図である。 本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による内燃機関の制御装置の動作を示したフローチャートである。 アクチュエータの作動位置とポジションセンサの出力電圧との関係を示した特性グラフ図である。 フィードバック制御を用いて、WGVの目標開度をステップ状に変化させたときのWGVの実開度の挙動及び各フィードバック制御演算項を示すタイムチャートである。 WGV開度の全閉位置を学習する方法及び全閉学習制御の実行を終了したときの課題を説明するためのタイムチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置が適用される内燃機関システムの構成を示している。図中、内燃機関10の吸気通路11の入口には、エアクリーナ12が取り付けられている。エアクリーナ12の下流側には、吸入空気量を検出するためのエアーフローセンサ51が設けられている。
エアーフローセンサ51の下流側には、ターボチャージャ20が設けられている。ターボチャージャ20は、コンプレッサ201とタービン202とを備えている。コンプレッサ201とタービン202とは、連結軸によって一体に連結されている。コンプレッサ201は、タービン202に入力される排気ガスのエネルギによって回転駆動される。そして、コンプレッサ201の更に下流側には、圧縮された空気を冷却するためのインタークーラ(IC)13が配置されている。インタークーラ13の更に下流側には、スロットルバルブ14が配置されている。なお、インタークーラ13とスロットルバルブ14との間には、ターボチャージャ20によって過給された吸入空気の圧力を検出するためのスロットル上流圧力センサ52が設けられている。
また、内燃機関10の排気系は、排気通路15を備えている。排気通路15の途中には、ターボチャージャ20のタービン202が設けられている。また、排気通路15には、タービン202をバイパスしてタービン202の入口側と出口側とを接続する排気バイパス通路30が設けられている。この排気バイパス通路30には、排気バイパス弁としてのWGV31が配置されている。また、タービン202の下流側には、排気ガスを浄化するための排気浄化触媒16が配置されている。
排気バイパス通路30に配置されているWGV31は、ジョイント部材32の一端に機械的に接続されている。ジョイント部材32の他端は、排気バイパス弁駆動装置としてのアクチュエータ34の出力軸33に機械的に接続されている。そして、アクチュエータ出力軸33の近傍には、WGV31の開弁位置に相関するアクチュエータ34の位置情報を検出するためのポジションセンサ53が備えられている。
なお、この実施の形態1ではポジションセンサ53は、アクチュエータ34とは別体に構成されているが、アクチュエータ34に内蔵されていてもよい。
さらに、本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置は、制御装置50を備えている。制御装置50の入力部には、前述したエアーフローセンサ51、スロットル上流圧力センサ52、及びポジションセンサ53のほか、図示しないクランク角センサやスロットル開度センサ等のセンサ類が、内燃機関10の運転状態を検出するために接続されている。
制御装置50の出力部には、アクチュエータ34のほか、図示しないインジェクタや点火コイル等のアクチュエータが、内燃機関10の運転状態を制御するために接続されている。制御装置50は、前述の各種入力情報に基づいて、前述した各種アクチュエータを駆動することにより、内燃機関10の燃焼状態や出力トルクを最適に制御する。
アクチュエータ34には、正転又は逆転可能なモータが内蔵されており、また、このモータの回転運動を直線運動に変換して出力するアクチュエータ出力軸33が設けられている。このアクチュエータ出力軸33は、モータの通電方向に応じて軸方向に移動可能となっている。アクチュエータ出力軸33を、WGV31側に向かって押し出す方向にモータに通電すれば、ジョイント部材32を介してWGV31を開弁側(図1では左側。)に移動させることができる。これとは逆に、アクチュエータ出力軸33を、アクチュエータ34側に引き込む方向にモータに通電すれば、ジョイント部材32を介してWGV31を閉弁側(図1では右側。)に移動させることができる。
また、アクチュエータ出力軸33の側部の近傍には、ポジションセンサ53が設けられており、このポジションセンサ53によって検出されるアクチュエータ出力軸33の軸方向の位置が、WGV31の作動位置、つまりWGV31の作動位置として制御装置50に取り込まれるように構成されている。
図2は、図1に示した本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置50をブロック図で示している。この図2に従い、図7を参照して、先ず、WGV31の基本制御に関連する構成と動作について説明する。
内燃機関要求開度決定部501では、内燃機関の回転数やスロットル開度の他、エアーフローセンサ51で検出される吸入空気量、スロットル上流圧力センサ52により検出される過給圧等の内燃機関10の運転状態を示す複数の情報が入力され、それらに基づいて、WGV31の内燃機関要求開度Sengを決定する。これは、公知の技術である。
目標開度設定部502では、内燃機関要求開度決定部501で決定された内燃機関要求開度Sengを、WGV31の目標開度Svとして設定する。実開度変換部503には、ポジションセンサ53で検出されたWGV31の作動位置を示す電気信号Vsが入力される。この位置信号Vs及びWGV31の全閉学習位置Vminに基づいて、実開度変換部503は、ポジションセンサ53により検出されたWGV31の作動位置を実開度Pvに変換する。
フィードバック補正量演算部504では、目標開度設定部502で設定された目標開度Svと、実開度変換部503で変換された実開度Pvとに基づいて、所定の演算タイミング毎にフィードバック制御を実施して、アクチュエータ操作量Mvを補正するためのフィードバック補正量△Mvを演算する。
アクチュエータ操作量演算部505では、前回の演算タイミングにおいてアクチュエータ駆動部506から出力されたアクチュエータ操作量Mv[n−1]と、フィードバック補正量演算部504で演算されたフィードバック補正量△Mvとを加算して、今回の制御タイミングにおいてアクチュエータに出力するためのアクチュエータ操作量Mv[n]を演算する(式(2)参照。)。
アクチュエータ駆動部506では、アクチュエータ操作量演算部504で演算されたアクチュエータ操作量Mv[n]をアクチュエータ34に出力し、アクチュエータ34は、アクチュエータ操作量Mv[n]に従って駆動される。
なお、アクチュエータ34の操作量とは、アクチュエータ34に内蔵されたモータの通電方向及び通電量を支持するパラメータであり、例えば、PWM信号(−100%〜+100%のオンデューティ信号等)で与えられる。
次に、WGV31の全閉位置の学習制御に関連する動作について説明する。
全閉学習制御部507では、内燃機関要求開度決定部501で決定された内燃機関要求開度Sengが0%(すなわち全閉要求)であるか否かを判定する。その結果、内燃機関要求開度Sengが0%であった場合には、内燃機関要求開度Sengに代えて、全閉学習用目標開度Slrnを、WGV31の目標開度として設定するように、目標開度設定部502に指令を出す。
目標開度設定部502は、全閉学習用目標開度SlrnをWGV31の目標開度Svに設定する指令を受けた場合には、目標開度Svを内燃機関要求開度Sengから全閉学習用目標開度Slrnに切り替えて、フィードバック補正量演算部504に出力する。なお、内燃機関要求開度決定部501で決定された内燃機関要求開度Sengが0%でなくなると、目標開度設定部502に対する目標開度Svの切り替え指令が解除され、目標開度設定部502では、内燃機関要求開度Sengを目標開度Svに戻して再設定する。
また、全閉学習制御部507では、全閉学習用目標開度Slrnに切り替えられた目標開度Svに対して、アクチュエータ34が駆動されている間に、ポジションセンサ53の出力電圧Vsが、静止判定時間△Tだけ継続して静止を継続したか否かを判定する。
具体的には、上記の背景技術で説明した通り、ポジションセンサ53の出力電圧Vsが停滞した状態が静止判定時間△T以上継続したことを以て、WGV31が真の全閉位置に押し当たっていると判定する。これは、「全閉学習制御終了」を指す。
そして、WGV31が真の全閉位置に押し当たっていると判断できたときには、目標開度設定部502に対する目標開度Svの切り替え指令を解除するとともに、現在のポジションセンサ53の出力電圧Vsを、全閉学習位置Vminとして更新するよう実開度変換部503に指令を出す。実開度変換部503は、全閉学習位置Vminを更新するよう指令を受けた場合には、現在のポジションセンサ53の出力電圧Vsを、全閉学習位置Vminとして更新する。これ以降、実開度変換部503は、更新された全閉学習位置Vminとして、ポジションセンサ53の出力電圧VsをWGV31の開度Pvに変換する。
また、全閉学習制御部507では、全閉学習位置Vminの更新を、実開度変換部503に指令すると同時に、フィードバック補正量演算部504に対して、今回の演算タイミングで演算するフィードバック補正量△Mvを減量するよう指令を出す。その結果、フィードバック補正量演算部504では、今回の制御タイミングにおいて演算されるフィードバック補正量△Mvを内部において減量する。
次に、本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置50の動作を、図3に示すフローチャートに従って説明する。なお、この図3の流れは、基本的に上述した図2の機能と対応している。
図3において、ステップS101では、内燃機関10の回転数やスロットル開度の他、エアーフローセンサ51で検出される吸入空気量、スロットル上流圧力センサ52により検出される過給圧等の内燃機関10の運転状態を示す複数の情報が読み込まれる。
ステップS102では、ステップS101で読み込まれた内燃機関10の運転状態の各種情報に基づいて、WGV31の内燃機関要求開度Sengが決定される。そして、ステップS103では、ポジションセンサ53の検出電圧Vsが読み込まれる。
続く、ステップS104では、ステップS102で決定された内燃機関要求開度Seng=0%、すなわち全閉要求、であるか否かを判定する。ここで、内燃機関要求開度Sengが0%でない場合(NOの場合)にはステップS105に進んで全閉学習フラグFをF=0にリセットし、内燃機関要求開度が0%の場合(YESの場合)にはステップS106に進んで全閉学習フラグFをF=1にセットする。
そして、次のステップS107では、全閉学習フラグFの状態を判定し、F=0の場合(NOの場合)はステップS108に進み、F=1の場合(YESの場合)はステップS114に進む。
ステップS107において、F=0の場合(NOの場合)、内燃機関要求開度が0%でないことから、全閉学習制御は実行されず、ステップS108〜S111の各処理が実施される。
ステップS108では、目標開度Svに内燃機関要求開度Sengが設定される。ステップS109では、カウンタCをC=0にクリアする。カウンタCは、全閉学習を実行するときのWGV31の静止判定時間ΔTの判定に使用されるカウンタであり、全閉学習フラグFがF=0の場合には無用であるが、念のため、C=0にクリアする。
ステップS110では、現在の全閉学習位置Vminに基づいてポジションセンサ53の出力電圧Vsを、上述した図5のマップに従って実開度Pvに変換する。ステップS111では、ステップS108で設定された目標開度Sv(現在は、Sv=Seng)と、ステップS110で変換された実開度Pvと、それらの前回値とに基づいて、上記の式(3)により、フィードバック補正量△Mvを演算する。
そして、ステップS112では、アクチュエータ操作量の前回値Mv[n−1]と、ステップS111で演算されたフィードバック補正量△Mvとから、アクチュエータ操作量Mv[n]を上記の式(2)により演算する。
次の、ステップS113では、ステップS112で演算されたアクチュエータ操作量Mv[n]をアクチュエータ34に出力し、今回の演算タイミングでの処理を抜ける。
ステップS107において、F=1の場合(YESの場合)、内燃機関要求開度Sengが0%であることから、全閉学習制御を実行するための処理として、ステップS114〜S123の本発明による各処理が実施される。
まず、ステップS114では目標開度Svに全閉学習用の目標開度Slrnが設定され、ステップS115へと進む。なお、全閉学習用の目標開度Slrnとは、全閉位置の下限側へのずれによってポジションセンサ53の出力電圧Vsが最低値となるVLを使って求められる開度であり、図7に示すように、真の全閉位置Vminが、ばらつき範囲内のどこにあったとしても、排気バイパス通路30を完全に塞ぐ作動位置にWGV31を確実に押し当てるようにフィードバック制御するために使用する目標開度である。
次のステップS115では、ポジションセンサ53の出力電圧Vsの今回値と、所定時間前に検出されたVsとの偏差の絶対値が、設定値よりも小さいか否かを判定する。これは、今回のVsと所定時間前に検出されたVsとの差分の絶対値である|△Vs|=|△Vs[n]−Vs[n−1]|が十分小さいか否かを判定する処理であり、Vsが実質的に変化しなくなったか否か、すなわち、排気バイパス通路30を完全に塞ぐ作動位置にWGV31を確実に押し当てているかどうかを見る処理である。
|△Vs|が設定値よりも大きい場合(NOの場合)は、Vsに変動があるとしてステップS116に進み、カウンタCをC=0にクリアしてステップS118に進む。一方、|△Vs|が設定値よりも小さい場合(YESの場合)には、Vsが実質的に変化しなくなったと見做されるので、ステップS117に進んで、カウンタCをC=C+1にインクリメントしてステップS118に進む。
そして、ステップS118では、|△Vs|が設定値よりも小さい状態が静止判定時間△T以上継続したか否か、すなわちC≧ΔTか否かを判定する。
以上、ステップS115〜S118の処理は、図7に示すように、全閉学習用の目標開度Slrnに向かってWGV31の開度がフィードバック制御されている状態のときに、WGV31の開度が、或るところで留まり、変化しなくなった時間がΔTを越えたか否かを判定することが目的である。
ステップS118では、カウンタCが静止判定時間△T以上継続したか否かが判定されるが、カウンタCが静止判定時間△T以上でない場合(NOの場合)には、WGV31は、未だ、真の全閉位置に押し当てられていない状態にあると判断し、ステップS118からステップS110〜S113へと進む。これらのステップS110〜S113については、上述したとおりである。
一方、ステップS118において、カウンタCが静止判定時間△T以上だった場合(YESの場合)には、WGV31が、真の全閉位置に押し当てられていると判断し、ステップS119〜S123へ進み、その後、ステップS112〜S113へと進む。
ステップS119では、インクリメントされたカウンタCをC=0にクリアし、ステップS120では、目標開度Svが内燃機関要求開度Sengに戻される。そして、ステップS121では、全閉学習位置Vminを、ポジションセンサ53の出力電圧Vsに更新し、ステップS122では、ステップS121で更新された全閉学習位置Vminに基づいてポジションセンサ53の出力電圧Vsを実開度Pvに変換する。そして、ステップS123では、本来、演算すべき、フィードバック補正量△Mvを減量する処理を行う。本実施の形態1では、一例として、△Mv=0にしている。すなわち、式(3)の積分項は0であるが、比例項及びFF項も全てを0にする。
なお、このステップS119〜S123の処理は、ステップS104における内燃機関要求開度Sengが0%の間は継続され、内燃機関要求開度Sengが0%でなくなったときに、ステップS104→S105→S107→S108を通って実行されなくなる。
以上のステップにより、全閉学習位置Vminの更新、及び、全閉学習位置Vminの更新に伴う、目標開度Svの内燃機関要求開度Sengへの切り替え、更には、フィードバック補正量△Mvの減量が実施される。
以上の動作により、WGV開度の全閉位置の学習制御を終了する制御タイミングで演算される不必要なフィードバック補正量が減量され、WGV開度が目標開度からずれることが防止され、結果、コンプレッサによって圧縮される吸入空気の圧力が所望の過給圧からずれることが防止される。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2による内燃機関の制御装置の動作を説明する。なお、本発明の実施の形態2による内燃機関の制御装置が適用される内燃機関のシステム構成図及び内燃機関の制御装置を示す機能ブロック図は、図1及び図2と同様である。
但し、この実施の形態2では、図2の動作に差異がある。すなわち、全閉学習制御部507は、上記の静止判定時間ΔTが継続する前に、内燃機関要求開度Sengが全閉0%でなくなったとき、目標開度Svを内燃機関要求開度Sengに戻すように目標開度設定部502に指示する。そして、全閉学習制御部507は、フィードバック補正量演算部504に対してフィードバック制御の補正量を減少させる指令を与える。
その他の処理は、実施の形態1と同様である。
次に、本発明の実施の形態2による内燃機関の制御装置の動作を、図4に示すフローチャートに従って説明する。
図4は、本発明の実施の形態2による内燃機関の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。図4において、ステップS101〜S123までは、前述した実施の形態1による内燃機関の制御装置の動作を説明した図3のフローチャートと同一であるため、ステップS101〜S123の詳細は省略する。
本発明の実施の形態2では、前述した図3のステップS108とS109の間に、分岐ブロックであるステップS201が追加される。ステップS201の分岐ブロックにおける一方の出力は、ステップS109に接続され、他方の出力は、新たに追加されたステップS202に接続され、ステップS202〜S204の処理を実施できるようになっている。また、ステップS204の出力は、ステップS112に接続されている。
本発明の実施の形態1における図3において、ステップS107では、全閉学習フラグFの状態を判定し、F=0の場合(NOの場合)はステップS108に進むことは上述したとおりである。ステップS107において、F=0の場合(NOの場合)、内燃機関要求開度が0%でないことから、全閉学習制御は実行されず、ステップS108へ進み、ステップS108では、目標開度Svに内燃機関要求開度Sengが設定されるが、本発明の実施の形態2における図4においては、ステップS108の後、ステップS201の処理が実行される。
すなわち、ステップS201では、全閉学習フラグFの前回値F[n−1]と現時点のカウンタCの状態から、F[n−1]=1かつC≠0か否かが判定される。今は、ステップS107にて、全閉学習フラグFはF=0であることが判定済みである。このことから、F[n−1]=1という状態は、前回の演算タイミングでF=1だったものが、今回の演算タイミングでF=0に変化したことを示す。かつ、カウンタCがC≠0であるということは、前回の演算タイミングの時点で、静止判定の処理が幾らか進んでいたことを示す。すなわち、ステップS201でYESと判定されるのは、内燃機関要求開度Sengが0%になったことにより、全閉学習制御が開始された後、静止判定時間ΔTが継続する前に内燃機関要求開度Sengが全閉0%でなくなったことを意味する。従って、全閉学習位置Vminが更新に至る前に内燃機関要求開度Sengが0%でなくなったことにより、全閉学習制御が終了されたと見做すことができる。
従って、ステップS201でYESと判定された場合には、ステップS201からステップS202へ進み、ステップS202では、ステップS109と同様に、カウンタCをC=0にクリアする。
続く、ステップステップS203では、ステップS110と同様に、現在の全閉学習位置Vminに基づいてポジションセンサ53の出力電圧Vsを実開度Pvに変換して、ステップS204へ進む。
そして、ステップS204では、ステップS123と同様に、フィードバック補正量△Mvを減量する。なお、ステップS204についても、本実施の形態1同様に、一例として、△Mv=0にしている。
以上のステップにより、全閉学習制御が開始された後、全閉学習位置Vminが更新に至る前に内燃機関要求開度が0%でなくなったことにより、全閉学習制御が終了された直後に演算されるフィードバック補正量△Mvの減量が実施される。
そして、ステップS204から、上述したステップS112〜S113へと進む。
なお、ステップS201にて、NOと判定された場合には、図3のステップS109〜S113と同様の処理が実施されて処理を抜ける。
以上の動作により、WGV開度の全閉位置の学習制御を終了する制御タイミングで演算される不必要なフィードバック補正量を減量され、WGV開度が目標開度からずれることが防止され、結果、コンプレッサによって圧縮される吸入空気の圧力が所望の過給圧からずれることが防止される。
なお、図3及び図4のステップS123及びS204では、積分項と比例項とFF項の各演算項が加算された形のフィードバック補正量△Mvを0にする例を示したが、不必要なフィードバック補正量を生成する原因となる演算項を演算するときのフィードバックゲイン(積分ゲインKi、比例ゲインKp、FFゲインKf)を0にして各演算項を演算するようにしても良い。特に、図4のステップS204においては、上記の積分項、比例項、及びFF項の内、積分項の15%を残し、比例項のゲインKpと、FF項のゲインKfのみを0にしてもよい。
これは、図2において、全閉学習制御部507が、フィードバック補正量演算部504に対して減量指令を与えるだけで、フィードバック補正量演算部504自身が、内部に記憶する積分ゲインKi、比例ゲインKp、FFゲインKf等を切り替えることにより実現される。
或いは、課題となっている実開度の変動の発生が、許容レベルに抑制されるような小さな値にフィードバックゲインを切り替えて各演算項を演算するようにしても良い。

Claims (7)

  1. 内燃機関の運転状態に関する情報と、前記内燃機関の排気バイパス通路に設けられたウエストゲートバルブの開度を制御するアクチュエータの位置に関する情報とを入力し、前記運転状態に基づいて前記ウエストゲートバルブに対する内燃機関要求開度を求め、前記内燃機関要求開度を前記ウエストゲートバルブの目標開度として前記アクチュエータをフィードバック制御する内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関要求開度が全閉のとき、前記ウエストゲートバルブが前記排気バイパス通路を完全に塞ぐ全閉状態になるように前記ウエストゲートバルブの目標開度を全閉学習用の目標開度に変換して全閉学習制御を行い、以て前記アクチュエータの位置の変化が無い状態が設定時間継続したとき、前記全閉状態になり前記全閉学習制御が終了したと見做し、この時点で前記フィードバック制御の補正量を減少させ
    前記設定時間が継続する前に、前記内燃機関要求開度が全閉でなくなったとき、前記目標開度を前記内燃機関要求開度に戻し、前記目標開度に従って前記ウエストゲートバルブを制御すると同時に、前記補正量を減少させ
    内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関の運転状態に基づいて、前記内燃機関要求開度を決定する内燃機関要求開度決定部と、
    前記内燃機関要求開度を前記ウエストゲートバルブの目標開度として設定する目標開度設定部と、
    前記内燃機関要求開度が全閉に設定されたときには、前記ウエストゲートバルブが前記排気バイパス通路を完全に塞ぐ全閉状態になるように前記ウエストゲートバルブの目標開度を全閉学習用の目標開度に変換するとともに、前記全閉状態が前記設定時間継続されたことを前記アクチュエータの位置の変化から検出したときに、前記アクチュエータの位置によって示される前記ウエストゲートバルブの作動位置を全閉学習位置として更新する全閉学習制御を実行する全閉学習制御部と、
    前記全閉学習位置に基づいて、前記ウエストゲートバルブの作動位置を実開度に変換する実開度変換部と、
    演算タイミング毎に、前記目標開度と前記実開度の偏差を解消するためのフィードバック補正量を演算するフィードバック補正量演算部と、
    前記フィードバック補正量と、前回の演算タイミングで前記アクチュエータに出力されたアクチュエータ操作量とを加算することにより、今回の演算タイミングで前記アクチュエータに出力するためのアクチュエータ操作量を演算するアクチュエータ操作量演算部と、
    前記アクチュエータ操作量を前記アクチュエータへ出力するアクチュエータ駆動部と、
    を備え、
    前記内燃機関要求開度が全閉になったことを受けて前記全閉学習制御部は前記補正量の減量指令を前記フィードバック補正量演算部に与え、これを受けた前記フィードバック補正量演算部は、前記設定時間が経過した前記全閉学習制御の終了時に前記補正量を減少させ
    前記設定時間が継続する前に、前記内燃機関要求開度が全閉でなくなったとき、前記目標開度設定部は、前記目標開度を前記内燃機関要求開度に戻し、前記実開度変換部は、前記目標開度に従って前記ウエストゲートバルブを制御し、前記フィードバック補正量演算部は、前記補正量を減少させ
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記全閉学習制御部は、前記設定時間が継続する前に、前記内燃機関要求開度が全閉でなくなったことを受けて、前記目標開度を前記内燃機関要求開度に戻すように前記目標開度設定部に通知すると同時に、前記フィードバック補正量演算部に対して前記減量指令を与えることにより、前記補正量を減少させる
    請求項に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記補正量をゼロに減少させる
    請求項1からのいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記フィードバック制御の各演算項の全ゲインを、前記ウエストゲートバルブの実開度の変動の発生が、許容レベルに抑制されるような小さな値にすることにより、前記補正量を減少させる
    請求項1からのいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記フィードバック制御の各演算項の全ゲインをゼロにすることにより前記補正量をゼロにする
    請求項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記フィードバック制御の各演算項の内、比例項及びFF項のみのゲインをゼロにすることにより前記補正量を減少させる
    請求項1から6のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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