JP6394406B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ダンパ装置に関する。
例えば、エンジンの出力軸と、トランスミッションの入力軸との間に設けられるダンパ装置が知られる。ダンパ装置は、例えば、出力軸と入力軸とにそれぞれ接続された二つの回転体と、これらの回転体の間に介在する弾性体や摩擦材とを有する。このようなダンパ装置は、エンジンから入力される回転の変動を弾性体や摩擦材によって減衰させる。
エンジンの始動時にダンパ装置の回転数が共振回転数となると、共振が発生し、ダンパ装置に作用するトルクが増大するおそれがある。このようなダンパ装置の共振による振動や騒音を抑制するため、例えば、ダンパ装置の捩れ剛性を低減させたり、ダンパ装置の慣性モーメントを増大させたりすることで共振回転数を低減させる技術が知られる。
特許第4106153号公報 特公平4−57906号公報
上述のようなダンパ装置の共振による振動や騒音を抑制する構造は、例えば、ダンパ装置を重くしたり、複雑にしたりすることがある。このため、ダンパ装置の共振による振動や騒音を抑制する、より簡単な手段があれば有意義である。
本発明が解決する課題の一例は、始動時においてダンパ装置の共振による振動や騒音を抑制できるダンパ装置を提供することである。
実施形態のダンパ装置は、原動機の駆動力によって回転する第1の回転軸と、第2の回転軸と、の間に設けられるダンパ装置であって、前記第1の回転軸に接続可能であるとともに、回転中心回りに回転可能な第1の回転体と、前記第2の回転軸に接続可能であるとともに、前記回転中心回りに回転可能な第2の回転体と、圧縮された状態で前記第1の回転体と前記第2の回転体の間に介在し、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間の、前記原動機がアイドル状態になるまでの始動時における最大トルクと、前記原動機がアイドル状態から停止するまでの最大トルクと、のうち値が大きい方よりも大きい設定トルクにより、弾性的に圧縮する第1の弾性部と、を備える。これにより、原動機がアイドル状態になるまでの始動時と、原動機がアイドル状態から停止するまでの間とにおいて、第1の回転体が第2の回転体に対して相対的に回転することが制限される。よって、始動時と、原動機がアイドル状態から停止するまでの間とにおいて、ダンパ装置の共振による振動や騒音が抑制される。
また、上記ダンパ装置は、前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか一方に圧縮された状態で支持され、前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか他方との間に隙間を設けるように配置され、前記第2の回転体に対して前記第1の回転体が所定の角度まで相対的に回転したときに前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか他方に接触し、前記第2の回転体に対して前記第1の回転体がさらに相対的に回転することにより弾性的に圧縮する第2の弾性部をさらに備える。よって、ダンパ装置にトルクが入力されることによる、第1及び第2の回転体が相対的に静止する状態から相対的に回転する状態への移行が滑らかになり、当該移行時の振動や騒音が抑制される。
また、上記ダンパ装置では、前記第1の弾性部は、前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか一方に圧縮された状態で支持され、前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか他方との間に隙間を設けるように配置される。隙間が設けられることで、第2の回転体に対して第1の回転体が一定量だけ相対的に回転可能なため、例えばアイドル時に、原動機の回転変動が第2の回転軸に直接伝わることが抑制され、騒音や振動が抑制される。
また、上記ダンパ装置は、前記第2の回転体に対して前記第1の回転体が、回転中心回りの一方向に相対的に回転することを制限する制限部、をさらに備える。例えば原動機の始動時に、モータが第2の軸を回転させることで、ダンパ装置を介して原動機の第1の回転軸を回転させる場合がある。この場合にトルク差が生じる方向における第1及び第2の回転体の相対的な回転を制限部が制限することで、始動時においてダンパ装置の共振による振動や騒音がより確実に抑制される。
また、上記ダンパ装置は、前記第2の回転体に接続され、回転中心回りに回転可能な第3の回転体と、前記第2の回転軸に接続可能であるとともに、前記回転中心回りに回転可能な第4の回転体と、前記第3の回転体と前記第4の回転体の間に介在し、前記第4の回転体に対して前記第3の回転体が相対的に回転することにより弾性的に圧縮する第3の弾性部と、をさらに備える。よって、ダンパ装置全体の捩れ剛性が低減され、振動や騒音の発生が抑制される。
図1は、第1の実施の形態に係る車両の構造を概略的に示す図である。 図2は、第1の実施形態のダンパ装置を部分的に切り欠いて示す正面図である。 図3は、第1の実施形態のエンジンの始動時におけるクランクシャフトの回転数と第1のダンパ部の第1のスプリングに入力されるトルクとを示すグラフである。 図4は、第1の実施形態の第1のダンパ部に入力されるトルクと第1のダンパ部の捩り角との関係を示すグラフである。 図5は、第2の実施の形態に係るダンパ装置を部分的に切り欠いて示す正面図である。 図6は、第2の実施形態の第1のダンパ部を概略的に示す正面図である。 図7は、第2の実施形態の第1のダンパ部に入力されるトルクと第1のダンパ部の捩り角との関係を示すグラフである。 図8は、第2の実施形態の、第2のプレートに対して第1のプレートが相対的に所定の角度まで回転した第1のダンパ部を概略的に示す正面図である。 図9は、第2の実施形態の、第2のプレートに対して第1のプレートがさらに回転した第1のダンパ部を概略的に示す正面図である。 図10は、第3の実施の形態に係るダンパ装置を部分的に切り欠いて示す正面図である。 図11は、第3の実施形態の第1のダンパ部に入力されるトルクと第1のダンパ部の捩り角との関係を示すグラフである。 図12は、第3の実施形態の、第2のプレートに対して第1のプレートが相対的に所定の角度まで回転した第1のダンパ部を概略的に示す正面図である。 図13は、第3の実施形態の、回転可能トルクよりも大きいトルク差が生じた第1のダンパ部を概略的に示す正面図である。 図14は、第4の実施の形態に係るダンパ装置を部分的に切り欠いて示す正面図である。 図15は、第4の実施形態の第1のダンパ部に入力されるトルクと第1のダンパ部の捩り角との関係を示すグラフである。
以下に、第1の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、実施形態に係る構成要素や、当該要素の説明について、複数の表現を併記することがある。当該構成要素及び説明について、記載されていない他の表現がされることは妨げられない。さらに、複数の表現が記載されない構成要素及び説明について、他の表現がされることは妨げられない。
図1は、第1の実施の形態に係る車両1の構造を概略的に示す図である。図2は、第1の実施形態のダンパ装置2を部分的に切り欠いて示す正面図である。なお、図1は、図2のF1−F1線に沿ってダンパ装置2の断面を示す。
ダンパ装置2は、例えば四輪自動車のような車両1に搭載される。なお、ダンパ装置2はこれに限らず、他の装置に搭載されても良い。図1に示すように、車両1は、ダンパ装置2と、エンジン3と、トランスミッション4と、フライホイール5と、スタータモータ6とを備える。エンジン3は、原動機の一例である。
エンジン3は、例えばガソリンエンジンである。エンジン3は、回転中心Ax回りに回転可能なクランクシャフト31を有する。クランクシャフト31は、第1の回転軸の一例である。エンジン3は、ガソリンのような燃料の燃焼によって駆動力を生じさせ、当該駆動力によりクランクシャフト31を回転中心Ax回りに回転させる。
本明細書において、回転中心Axに直交する方向を回転中心Axの径方向、回転中心Axに沿う方向を回転中心Axの軸方向、回転中心Ax回りに回転する方向を回転中心Axの周方向とそれぞれ称する。
トランスミッション4は、エンジン3の回転を例えば車軸や車輪に伝達可能である。トランスミッション4は、回転中心Ax回りに回転可能な入力軸41を有する。入力軸41は、第2の回転軸の一例である。入力軸41が回転中心Ax回りに回転させられることで、トランスミッション4は、当該回転を車軸や車輪に伝達可能である。
フライホイール5は、エンジン3のクランクシャフト31の端部に、例えばボルト51によって取り付けられる。フライホイール5は、回転中心Axの径方向に延びる円盤状に形成される。フライホイール5は、ギア部52を有する。ギア部52は、フライホイール5の外周端に設けられる複数の歯を有する。
スタータモータ6は、モータ軸61と、ピニオン62とを有する。スタータモータ6は、駆動することで、モータ軸61を回転させることが可能である。ピニオン62は、モータ軸61に、当該モータ軸61の軸心方向に移動可能に取り付けられる。
エンジン3が駆動を開始する際、ピニオン62はモータ軸61の軸心方向に移動させられ、フライホイール5のギア部52と噛み合う。この状態でスタータモータ6が駆動することで、スタータモータ6はフライホイール5を介してエンジン3のクランクシャフト31を回転させる。エンジン3が燃料の燃焼によって駆動するとき、ピニオン62は、モータ軸61の軸心方向に移動させられ、フライホイール5のギア部52から外れる。
ダンパ装置2は、フライホイール5を介してエンジン3のクランクシャフト31に取り付けられるとともに、トランスミッション4の入力軸41に取り付けられる。すなわち、ダンパ装置2は、エンジン3のクランクシャフト31と、トランスミッション4の入力軸41との間に設けられる。
エンジン3は、ダンパ装置2を介して、トランスミッション4の入力軸41を回転させることができる。同様に、トランスミッション4は、ダンパ装置2を介して、エンジン3のクランクシャフト31を回転させることができる。ダンパ装置2は、エンジン3及びトランスミッション4の回転変動を減衰させる。
以下、ダンパ装置2について詳しく説明する。ダンパ装置2は、エンジン3側の第1のダンパ部21と、トランスミッション4側の第2のダンパ部22と、クラッチ部23とを有する。なお、ダンパ装置2はこれに限らない。図2は、ダンパ装置2のうち第1のダンパ部21を示す。
第1のダンパ部21は、エンジン3側の第1のプレート211と、トランスミッション4側の第2のプレート212と、八つのシート213(図2に示す)と、四つの第1のスプリング214と、レシーブプレート215と、複数のボルト216と、第1の摩擦部217とを有する。第1のプレート211は、第1の回転体の一例である。第2のプレート212は、第2の回転体の一例である。第1のスプリング214は、第1の弾性部の一例である。なお、シート213及び第1のスプリング214の数はこれに限らない。
第1のプレート211は、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。なお、第1のプレート211の形状はこれに限らない。第1のプレート211は、外側板211aと、第1の内側板211bと、第2の内側板211cと、複数のリベット211dとを有する。
外側板211aは、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。外側板211aの外周部分は、フライホイール5に近づくように曲げられる。外側板211aの当該外周部分は、例えば複数のボルトによって、フライホイール5に取り付けられる。すなわち、第1のプレート211は、フライホイール5を介して、エンジン3のクランクシャフト31に接続される。
外側板211aの内周部分は、フライホイール5から離間している。外側板211aの内周部分の、フライホイール5に向く面に、第1の内側板211bが取り付けられる。さらに、外側板211aの内周部分の、フライホイール5の反対側(図1の右方)に向く面に、第2の内側板211cが取り付けられる。
第1及び第2の内側板211b,211cは、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。第1及び第2の内側板211b,211cの外径は、外側板211aの外径よりも小さい。第1及び第2の内側板211b,211cの内径は、外側板211aの内径よりも小さい。
第1の内側板211bと第2の内側板211cとは、リベット211dにより、外側板211aを介して互いに接続される。回転中心Axの軸方向において、第1の内側板211bは、第2の内側板211cから離間している。
リベット211dにより互いに接続された外側板211a、第1の内側板211b、及び第2の内側板211cは、回転中心Ax回りに一体的に回転可能である。すなわち、第1のプレート211は、回転中心Ax回りに回転可能である。
第1の内側板211bに、四つの第1の開口部211eが設けられる。同じく、第2の内側板211cに、四つの第1の開口部211eが設けられる。第1の開口部211eは、回転中心Axの周方向に延びるとともに、回転中心Axの周方向に略等間隔に配置される。なお、第1の開口部211eはこれに限らない。
第1の内側板211bの第1の開口部211eの大きさ及び形状は、第2の内側板211cの第1の開口部211eの大きさ及び形状と略同一である。第1の内側板211bの第1の開口部211eは、第2の内側板211cの対応する第1の開口部211eに重なるように配置される。
第2のプレート212は、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。なお、第2のプレート212の形状はこれに限らない。第2のプレート212の内周部分は、第1のプレート211の第1の内側板211bと第2の内側板211cとの間に配置される。第2のプレート212の外周部分は、第1及び第2の内側板211b,211cの外周端から回転中心Axの径方向に延びる。第2のプレート212の外周部分は、第1のプレート211の外側板211aよりも、フライホイール5から離間している。
第2のプレート212に、四つの第2の開口部212aが設けられる。第2の開口部212aは、回転中心Axの周方向に延びるとともに、回転中心Axの周方向に略等間隔に配置される。なお、第2の開口部212aはこれに限らない。
回転中心Axの周方向において、第2の開口部212aの長さは、第1の開口部211eの長さと略同一である。ダンパ装置2にトルクが作用しない状態において、第2の開口部212aは、第1及び第2の内側板211b,211cの対応する第1の開口部211eに重なるように配置される。
図2に示すように、重ねられて配置された第1及び第2の開口部211e,212aに、二つのシート213がそれぞれ配置される。シート213は、重ねられて配置された第1及び第2の開口部211e,212aの、回転中心Axの周方向における両端部にそれぞれ配置される。
シート213は、支持壁213aと、凸部213bとをそれぞれ有する。支持壁213aは、第1の開口部211aを形成する第1及び第2の内側板211b,211cによって揺動可能に支持されることができる。さらに、支持壁213aは、第2の開口部212aを形成する第2のプレート212によっても、揺動可能に支持されることができる。このため、シート213は、第1及び第2の内側板211b,211cと、第2のプレート212と、の少なくとも一方に支持される。凸部213bは、支持壁213aから、回転中心Axの周方向に突出する。
四つの第1のスプリング214は、重ねられて配置された第1及び第2の開口部211e,212aにそれぞれ配置され、回転中心Axの周方向に延びる。第1のスプリング214の両端部は、シート213によってそれぞれ支持される。第1のスプリング214の内部に、シート213の凸部213bが挿入される。
第1のスプリング214は、シート213を介して、第1及び第2の内側板211b,211cと、第2のプレート212との、少なくとも一方に支持される。これにより、第1のスプリング214は、回転中心Axの周方向において、第1のプレート211と第2のプレート212との間に介在する。
回転中心Axの周方向における第1及び第2の開口部211e,212aの長さは、第1のスプリング214の自然長よりも短い。このため、第1のスプリング214は、予め圧縮された状態で、第1のプレート211と第2のプレート212との間に介在させられる。すなわち、第1のスプリング214は、ダンパ装置2にトルクが作用しないときも、第1のプレート211及び第2のプレート212の少なくとも一方によって圧縮されている。
レシーブプレート215は、回転中心Axの周方向に延びる円環状に形成される。図1に示すように、レシーブプレート215の外周部分は、第2のプレート212の外周部分に、複数のボルト216によって取り付けられる。
レシーブプレート215は、第2のプレート212よりも、フライホイール5から離間している。レシーブプレート215は、フライホイール5の反対側(図1における右方)に向く接触面215aを有する。接触面215aは、略平坦に形成されるが、例えば凹凸や傾斜を有しても良い。
第1の摩擦部217は、第1のプレート211と第2のプレート212との間に介在する。第1の摩擦部217は、例えば、第1及び第2のプレート211,212のいずれか一方に取り付けられ、第1及び第2のプレート211,212のいずれか他方に押し付けられる。これにより、第1の摩擦部217は、摩擦抵抗トルク(ヒステリシストルク)を生じさせ、第2のプレート212に対する第1のプレート211の相対的な回転を抑制する。
このような第1のダンパ部21において、第1のプレート211と第2のプレート212とは、第1のスプリング214を介して、互いにトルク(回転)を伝達することが可能である。例えば、エンジン3のクランクシャフト31が回転することにより、第1のプレート211から、第1のスプリング214を介して、第2のプレート212にトルクが伝達する。これにより、第1のプレート211と第2のプレート212とは、ともに回転中心Ax回りに回転する。
さらに、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転することにより、第1のプレート211と第2のプレート212との間に介在する第1のスプリング214が弾性的に圧縮する。これにより、第1のダンパ部21は、エンジン3のクランクシャフト31の回転の変動を減衰可能である。第1のダンパ部21の詳しい作用については後述する。
第2のダンパ部22は、クラッチディスクとして利用される。第2のダンパ部22は、エンジン3側の第3のプレート221と、トランスミッション4側の第4のプレート222と、第2のスプリング223と、第2の摩擦部224と、二つの摩擦板225とを有する。第3のプレート221は、第3の回転体の一例である。第4のプレート222は、第4の回転体の一例である。第2のスプリング223は、第3の弾性部の一例である。
第3のプレート221は、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。なお、第3のプレート221の形状はこれに限らない。第3のプレート221は、外側板221aと、第1の内側板221bと、第2の内側板221cと、複数のリベット221dとを有する。
外側板221aは、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。外側板221aの外周部分の両面に、摩擦板225がそれぞれ取り付けられる。摩擦板225は、クラッチフェーシングとして利用される。
外側板221aの内周部分の、フライホイール5に向く面に、第1の内側板221bが取り付けられる。さらに、回転中心Axの軸方向において、第2の内側板221cが、第1の内側板221bに隙間を介して重なるように配置される。
第1及び第2の内側板221b,221cは、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。第1及び第2の内側板221b,221cの外径は、外側板221aの外径よりも小さい。第1及び第2の内側板221b,221cの内径は、外側板221aの内径よりも小さい。
第1の内側板221bと第2の内側板221cとは、リベット221dにより、外側板221aを介して互いに接続される。回転中心Axの軸方向において、第1の内側板221bと第2の内側板221cとの間に、外側板221aが配置される。
リベット221dにより互いに接続された外側板221a、第1の内側板221b、及び第2の内側板221cは、回転中心Ax回りに一体的に回転可能である。すなわち、第3のプレート221は、回転中心Ax回りに回転可能である。
第1の内側板221bに、四つの第3の開口部221eが設けられる。同じく、第2の内側板221cに、四つの第3の開口部221eが設けられる。第3の開口部221eは、回転中心Axの周方向に延びるとともに、回転中心Axの周方向に略等間隔に配置される。なお、第3の開口部221eはこれに限らない。
第1の内側板221bの第3の開口部221eの大きさ及び形状は、第2の内側板221cの第3の開口部221eの大きさ及び形状と略同一である。第1の内側板221bの第3の開口部221eは、第2の内側板221cの対応する第3の開口部221eに重なるように配置される。
第4のプレート222は、回転中心Axの周方向に延びる略円環状に形成される。なお、第4のプレート222の形状はこれに限らない。第4のプレート222は、第3のプレート221の第1の内側板221bと第2の内側板221cとの間に配置される。
第4のプレート222に、四つの第4の開口部222aが設けられる。第4の開口部222aは、回転中心Axの周方向に延びるとともに、回転中心Axの周方向に略等間隔に配置される。なお、第4の開口部222aはこれに限らない。
回転中心Axの周方向において、第4の開口部222aの長さは、第3の開口部221eの長さと略同一である。ダンパ装置2にトルクが作用しない状態において、第4の開口部222aは、第1及び第2の内側板221b,221cの対応する第3の開口部221eに重なるように配置される。
四つの第2のスプリング223は、重ねられて配置された第3及び第4の開口部221e,222aにそれぞれ配置され、回転中心Axの周方向に延びる。第2のスプリング223の両端部は、例えば第3及び第4の開口部221e,222aに配置されたシートによってそれぞれ支持される。
第2のスプリング223は、例えばシートを介して、第1及び第2の内側板221b,221cと、第4のプレート222との、少なくとも一方に支持される。これにより、第2のスプリング223は、回転中心Axの周方向において、第3のプレート221と第4のプレート222との間に介在する。第2のスプリング223は、第3及び第4のプレート221,222の少なくとも一方に、予め圧縮された状態で支持されても良いし、圧縮されていない状態で支持されても良い。
第4のプレート222に、挿通孔222bがさらに設けられる。挿通孔222bは、回転中心Axに沿って設けられる。言い換えると、挿通孔222bは、第4のプレート222の中心部に設けられる。
挿通孔222bに、トランスミッション4の入力軸41が挿入される。挿通孔222bと入力軸41とに、例えばスプラインが形成される。これにより、第4のプレート222と入力軸41との間でトルクの伝達が可能となる。すなわち、第4のプレート222は、入力軸41に接続され、入力軸41と一体に回転中心Ax回りに回転可能である。
第2の摩擦部224は、第3のプレート221と第4のプレート222との間に介在する。第2の摩擦部224は、第3及び第4のプレート221,222のいずれか一方に取り付けられ、第3及び第4のプレート221,222のいずれか他方に押し付けられる。これにより、第2の摩擦部224は、摩擦抵抗トルクを生じさせ、第4のプレート222に対する第3のプレート221の相対的な回転を抑制する。
このような第2のダンパ部22において、第3のプレート221と第4のプレート222とは、第2のスプリング223を介して、互いにトルクを伝達することが可能である。第3のプレート221及び第4のプレート222の少なくとも一方にトルクが入力されることにより、第3のプレート221と第4のプレート222とは、ともに回転中心Ax回りに回転する。
さらに、第4のプレート222に対して第3のプレート221が相対的に回転することにより、第3のプレート221と第4のプレート222との間に介在する第2のスプリング223が弾性的に圧縮する。これにより、第2のダンパ部22は、第3のプレート221及び第4のプレート222に入力される回転の回転変動を減衰可能である。
本実施形態において、第2のダンパ部22の第2のスプリング223のバネ定数は、第1のダンパ部21の第1のスプリング214のバネ定数と異なる。さらに、第2のダンパ部22の共振回転数は、第1のダンパ部21の共振回転数と異なる。なお、第1及び第2のダンパ部21,22はこれに限らない。
クラッチ部23は、クラッチカバー組立体として利用され、第2のダンパ部22とともに乾式単板クラッチとして利用される。なお、クラッチ部23はこれに限らない。クラッチ部23は、カバー231と、ダイヤフラムスプリング232と、二つのリング部材233と、プレッシャプレート234と、を有する。
カバー231は、ダイヤフラムスプリング232の一部、リング部材233、及びプレッシャプレート234を覆う。カバー231は、ボルト216によって、第1のダンパ部21のレシーブプレート215に取り付けられる。このように、第2のプレート212、レシーブプレート215、及びカバー231は互いに接続される。
ダイヤフラムスプリング232は、例えば金属によって作られ、略円環状に形成される。なお、ダイヤフラムスプリング232はこれに限らない。ダイヤフラムスプリング232は、二つのリング部材233によって、挟持されるとともに変位可能(移動可能、揺動可能、回動可能)に支持される。ダイヤフラムスプリング232は、例えばレリーズベアリングに押されることで、リング部材233に支持された部分を支点として揺動可能である。
プレッシャプレート234は、第2のダンパ部22の第3のプレート221の外側板221aに面する。摩擦板225が取り付けられた外側板221aは、第1のダンパ部21のレシーブプレート215と、プレッシャプレート234との間に配置される。二つの摩擦板225は、レシーブプレート215の接触面215aと、プレッシャプレート234に面する。
ダイヤフラムスプリング232は、プレッシャプレート234を、摩擦板225が取り付けられた第3のプレート221の外側板221aに向かって押す。これにより、摩擦板225が取り付けられた外側板221aは、プレッシャプレート234と、レシーブプレート215の接触面215aとによって挟まれる。
プレッシャプレート234とレシーブプレート215とが、摩擦板225が取り付けられた外側板221aを挟むことで、摩擦により、第1のダンパ部21の第2のプレート212と、第2のダンパ部22の第3のプレート221との間でトルクの伝達が可能となる。言い換えると、第2のプレート212が、第3のプレート221に接続される。第2のプレート212は、第3のプレート221、第2のスプリング223、及び第4のプレート222を介して、入力軸41に接続される。
上記のように、本明細書において、接続された二つの部材(例えば第2のプレート212及び第3のプレート221)は、例えばボルトのような手段によって互いに固定される必要は無く、互いにトルク(回転)が伝達可能であれば良い。さらに、接続された二つの部材の間に他の部材が介在しても良い。
ダイヤフラムスプリング232がレリーズベアリングに押されると、ダイヤフラムスプリング232が揺動し、プレッシャプレート234から離れる。これにより、プレッシャプレート234が、摩擦板225が取り付けられた外側板221aから離間する。言い換えると、第2のプレート212と第3のプレート221との接続が解除される。このように、第2のプレート212は、第3のプレート221に取り外し可能に接続される。
以上のように、第1のダンパ部21がフライホイール5を介してエンジン3のクランクシャフト31に取り付けられ、第2のダンパ部22がトランスミッション4の入力軸41に取り付けられる。言い換えると、第2のダンパ部22が、第1のダンパ部21のトランスミッション4側(出力側)に取り付けられる。このため、ダンパ装置2はクランクシャフト31と入力軸41との間に介在する。
例えばエンジン3がクランクシャフト31を回転させると、第1のプレート211から、第2のプレート212、第3のプレート221、及び第4のプレート222にトルクが伝達され、第4のプレート222が入力軸41を回転させる。このように、エンジン3のクランクシャフト31と、トランスミッション4の入力軸41とは、ダンパ装置2を介して、互いにトルク(回転)を伝達可能である。第1のダンパ部21と第2のダンパ部22は、ダンパ装置2に入力される回転の回転変動をそれぞれ減衰可能である。
以下に、第1のダンパ部21の作用について詳しく説明する。図3は、第1の実施形態のエンジン3の始動時における、時間経過に伴うクランクシャフト31の回転数と第1のダンパ部21の第1のスプリング214に入力されるトルクとを示すグラフである。本明細書において、エンジン3の始動時とは、エンジン3のクランクシャフト31がスタータモータ6によって回転させられてから、エンジン3が燃料の燃焼によりクランクシャフト31を自力で回転させ、アイドル状態(アイドリング)になるまでの期間を示す。
図3は、クランクシャフト31の回転数を二点鎖線で示し、第1のスプリング214に入力されるトルクを実線で示す。図3に示すように、スタータモータ6がフライホイール5を介してクランクシャフト31を回転させることで、クランクシャフト31の回転数が時間経過とともに増加する。さらに、エンジン3が燃料の燃焼によりクランクシャフト31を自力で回転させることで、クランクシャフト31の回転数がさらに増加する。
クランクシャフト31が回転することで、クランクシャフト31からフライホイール5を介して、第1のダンパ部21の第1のプレート211にトルクが入力され、第1のプレート211から第1のスプリング214にトルクが入力される。なお、エンジン3の始動が完了し、エンジン3がアイドル状態になると、第1のスプリング214に入力されるトルクは大よそ0Nmとなる。
図3に示すように、第1のスプリング214に入力されるトルクは、正方向及び負方向に増減し、波状のグラフを形成する。図3における正方向のトルクは、回転中心Ax回りの一方向(正回転方向)のトルクを示す。負方向のトルクは、回転中心Ax回りの他方向(逆回転方向)のトルクを示す。以下、図3に一点鎖線で示すように、エンジン3の始動時におけるトルクの正の最大値をTP+、トルクの負の最大値をTP−と称する。トルクの最大値TP+,TP−は、始動時における最大トルクの一例である。
図4は、第1の実施形態の第1のダンパ部21に入力されるトルクと第1のダンパ部21の捩り角との関係を示すグラフである。本明細書において、捩り角とは、第1のプレート211に対する第2のプレート212の相対的な回転角度を示す。
図4に示すように、第1のダンパ部21の第1のプレート211に、正方向又は負方向へのトルクが入力され、第1のプレート211と第2のプレート212との間のトルク差(第1のスプリング214に入力されるトルク)の絶対値が所定の回転可能トルクTmに達すると、第1のプレート211は、第2のプレート212に対して相対的に回転し始める(捩り角が増大する)。回転可能トルクTmは、設定トルクの一例である。言い換えると、第1のプレート211と第2のプレート212との間の、回転可能トルクTm以上のトルク差により、第1のスプリング214が弾性的に圧縮し、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転する。
回転可能トルクTmは、トルクの最大値TP+,TP−の絶対値よりも大きい。このような回転可能トルクTmは、予め圧縮された第1のスプリング214に作用する荷重(予圧縮荷重)によって設定される。予め圧縮された第1のスプリング214は、当該予圧縮荷重より大きい荷重が作用することで圧縮される。回転可能トルクTmがトルクの最大値TP+,TP−の絶対値よりも大きくなるように圧縮された状態で、第1のスプリング214は、第1のプレート211と第2のプレート212との間に介在させられる。
回転可能トルクTmは、例えば、エンジン3の諸元表に示される最大トルクの10〜80%の範囲に設定される。回転可能トルクTmがエンジン3の諸元表に示される最大トルクの20〜70%の範囲に設定されると、より好ましい。なお、回転可能トルクTmはこれに限らない。
上述のように、回転可能トルクTmがエンジン3の始動時におけるトルクの最大値TP+,TP−の絶対値よりも大きいため、エンジン3の始動時において、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転することが抑制される。言い換えると、第1のダンパ部21は、剛体のように、入力されたトルクをほぼ直接第2のダンパ部22を介して入力軸41に伝達する。なお、回転可能トルクTmは、エンジン3の始動時におけるトルクの最大値Tp+,Tp−の絶対値より大きいのみならず、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの期間におけるトルクの最大値の絶対値よりも大きい。すなわち、回転可能トルクTmは、エンジン3の始動時における最大トルクTp+,Tp−と、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの最大トルクと、のうち値が大きい方よりも大きい。このため、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの間においても、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転することが抑制される。
エンジン3の始動が完了し、トランスミッション4がエンジン3の回転を車軸や車輪に伝える状態になると、第1のプレート211と第2のプレート212との間のトルク差が回転可能トルクTmよりも大きくなることがある。この場合、第1のスプリング214は、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転することにより弾性的に圧縮する。これにより、第1のダンパ部21は回転変動を減衰させる。
第1の実施の形態に係るダンパ装置2において、第1のスプリング214は、第1のプレート211と第2のプレート212との間の、エンジン3がアイドル状態になるまでの始動時における最大トルクTP+,TP−と、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの最大トルクと、のうち値が大きい方よりも大きいトルク差(回転可能トルクTm)により、弾性的に圧縮する。これにより、エンジン3がアイドル状態になるまでの始動時と、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの間と、において、第1のプレート211が第2のプレート212に対して相対的に回転することが制限される。従って、エンジン3の始動時及びエンジン3がアイドル状態から停止するまでの間において、ダンパ装置2の共振による振動や騒音が抑制される。このようなダンパ装置2であれば、ダンパ装置2の慣性(質量)を増加させる必要が無いため、ダンパ装置2や車両1が軽量化され、ダンパ装置2が搭載される車両1の燃費向上が可能である。さらにダンパ装置2の部品点数を増加させる必要が無いため、ダンパ装置2のコストの低減が可能となる。
第3及び第4のプレート221,222と、第2のスプリング223と、を有する第2のダンパ部22が第1のダンパ部21のトランスミッション4側(出力側)に設けられる。すなわち、第2のダンパ部22が、第1のダンパ部21の出力側に直列に接続される。これにより、ダンパ装置2全体の捩れ剛性が低減され、歯打ち音やこもり音の発生が抑制される。
クラッチ部23は、第2のダンパ部22の第3のプレート221と、第1のダンパ部21の第2のプレート212との間の接続を解除可能である。このため、エンジン3の始動時にクラッチ部23が第3のプレート221と第2のプレート212との間の接続を解除することで、始動時におけるダンパ装置2の共振による振動や騒音は抑制される。
以下に、第2の実施の形態について、図5乃至図9を参照して説明する。なお、以下の複数の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図5は、第2の実施の形態に係るダンパ装置2を部分的に切り欠いて示す正面図である。図5に示すように、第2の実施形態の四つの第1のスプリング214は、二つの第1のスプリング214Aと、二つの第1のスプリング214Bとを含む。第1のスプリング214Aは、第1の弾性部の一例である。第1のスプリング214Bは、第2の弾性部の一例である。
さらに、第1の内側板211bの四つの第1の開口部211eは、二つの第1の開口部211eAと、二つの第1の開口部211eBとを含む。同じく、第2の内側板211cの四つの第1の開口部211eは、二つの第1の開口部211eAと、二つの第1の開口部211eBとを含む。また、第2のプレート212の四つの第2の開口部212aは、二つの第2の開口部212aAと、二つの第2の開口部212aBとを含む。
第1のスプリング214A、第1の開口部211eA、及び第2の開口部212aAは、第1の実施形態の第1のスプリング214、第1の開口部211e、及び第2の開口部212aとそれぞれ同一である。一方、以下に説明するように、第1のスプリング214B、第1の開口部211eB、及び第2の開口部212aBは、第1の実施形態の第1のスプリング214、第1の開口部211e、及び第2の開口部212aとそれぞれ異なる。
回転中心Axの周方向における第2の開口部212aBの長さは、第1のスプリング214Bの自然長よりも短い。第1のスプリング214Bは、予め圧縮された状態で第2のプレート212の第2の開口部212aBに配置され、シート213を介して第2のプレート212に支持される。
図6は、第2の実施形態の第1のダンパ部21を概略的に示す正面図である。図6に示すように、回転中心Axの周方向において、第1の開口部211eBの長さは、第2の開口部212aBの長さよりも長い。このため、ダンパ装置2にトルクが作用していない状態では、回転中心Axの周方向において、第1のプレート211(第1及び第2の内側板211b,211c)と、シート213に支持された第1のスプリング214Bとの間に隙間Gが設けられる。
以下に、第2の実施形態の第1のダンパ部21の作用について説明する。図7は、第2の実施形態の第1のダンパ部21に入力されるトルクと第1のダンパ部21の捩り角との関係を示すグラフである。
第1の実施形態と同様に、第1のダンパ部21の回転可能トルクTmがエンジン3の始動時におけるトルクの最大値TP+,TP−の絶対値と、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの最大トルクの絶対値と、のうち値が大きい方よりも大きいため、エンジン3の始動時及びエンジン3がアイドル状態から停止するまでの間において、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転することが抑制される。このため、エンジン3の始動時と、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの間とにおいて、第1のダンパ部21は、剛体のように、入力されたトルクをほぼ直接第2のダンパ部22を介して入力軸41に伝達する。
図8は、第2の実施形態の、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に所定の角度θまで回転した第1のダンパ部21を概略的に示す正面図である。エンジン3の始動が完了し、トランスミッション4がエンジン3の回転を車軸や車輪に伝える状態になると、第1のプレート211と第2のプレート212との間に、回転可能トルクTmよりも大きいトルク差が生じることがある。この場合、第1のスプリング214Aは、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転することにより弾性的に圧縮する。一方、第1のスプリング214Bは、第1のプレート211から離間しており、圧縮されない。
第1のプレート211と第2のプレート212との間にさらに大きいトルク差が生じると、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に所定の角度θまで回転する。このとき、図8に示すように、シート213に支持された第1のスプリング214Bは、第1のプレート211に接触する。
図9は、第2の実施形態の、第2のプレート212に対して第1のプレート211がさらに回転した第1のダンパ部21を概略的に示す正面図である。図9に示すように、第1のプレート211と第2のプレート212との間にさらに大きいトルク差が生じると、第1のスプリング214Bも、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転することにより弾性的に圧縮する。このように、第1のダンパ部21は、第1のプレート211と第2のプレート212との間に生じるトルク差が増大することで、第1のスプリング214Aが圧縮する状態から、第1のスプリング214Aと第1のスプリング214Bとが共に圧縮する状態に移行する。言い換えると、第1のスプリング214Aと第1のスプリング214Bとが順次圧縮される。
第2の実施形態のダンパ装置2において、第1のスプリング214Bは、第2のプレート212に対して第1のプレート211が所定の角度θまで回転したときに第1のプレート211の第1及び第2の内側板211b,211cに接触して圧縮される。このように、第1のスプリング214Aが圧縮された後に第1のスプリング214Bが圧縮されるため、第1のダンパ部21は、二段階の捩れ剛性を有する。このため、ダンパ装置2にトルクが入力されることによる、第1及び第2のプレート211,212が相対的に静止する状態(予圧縮領域)から相対的に回転する状態(ダンパ作動領域)への移行が滑らかになる。したがって、ダンパ装置2が搭載される車両1に振動が発生することやダンパ装置2が騒音を発生させることが抑制される。
以下に、第3の実施の形態について、図10乃至図13を参照して説明する。図10は、第3の実施の形態に係るダンパ装置2を部分的に切り欠いて示す正面図である。図10に示すように、第3の実施形態の第1のスプリング214、第1の開口部211e、及び第2の開口部212aは、第2の実施形態の第1のスプリング214B、第1の開口部211eB、及び第2の開口部212aBとそれぞれ同一である。
第1のスプリング214は、予め圧縮された状態で、シート213を介して第2のプレート212に支持される。ダンパ装置2にトルクが作用していない状態では、回転中心Axの周方向において、第1のプレート211の第1及び第2の内側板211b,211cと、シート213に支持された第1のスプリング214との間に隙間Gが設けられる。
以下に、第3の実施形態の第1のダンパ部21の作用について説明する。図11は、第3の実施形態の第1のダンパ部21に入力されるトルクと第1のダンパ部21の捩り角との関係を示すグラフである。図12は、第3の実施形態の、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に所定の角度θまで回転した第1のダンパ部21を概略的に示す正面図である。
第1のプレート211の第1及び第2の内側板211b,211cと、第1のスプリング214との間に隙間Gが設けられるため、第1のダンパ部21にトルクが入力されると、第2のプレート212に対して第1のプレート211が相対的に回転する。第2のプレート212に対して第1のプレート211が、所定の角度θまで相対的に回転すると、シート213に支持された第1のスプリング214は、第1のプレート211に接触する。
第1の実施形態と同様に、第1のダンパ部21の回転可能トルクTmがエンジン3の始動時におけるトルクの最大値TP+,TP−の絶対値と、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの最大トルクの絶対値と、のうち値が大きい方よりも大きいため、エンジン3の始動時及びエンジン3がアイドル状態から停止するまでの間において、第1のスプリング214は弾性的に圧縮されない。このため、第2のプレート212に対して、第1のプレート211が所定の角度θよりも大きく相対的に回転することが制限される。従って、エンジン3の始動時と、エンジン3がアイドル状態から停止するまでの間とにおいて、第1のダンパ部21は、剛体のように、入力されたトルクをほぼ直接第2のダンパ部22を介して入力軸41に伝達する。
図13は、第3の実施形態の、回転可能トルクTmよりも大きいトルク差が生じた第1のダンパ部21を概略的に示す正面図である。エンジン3の始動が完了し、トランスミッション4がエンジン3の回転を車軸や車輪に伝える状態になると、第1のプレート211と第2のプレート212との間に回転可能トルクTmよりも大きいトルク差が生じることがある。この場合、図13に示すように、第1のスプリング214が弾性的に圧縮し、第2のプレート212に対して第1のプレート211が所定の角度θよりも大きく相対的に回転できる。
第3の実施形態のダンパ装置2において、第1のスプリング214は、第2のプレート212に圧縮された状態で支持され、第1のプレート211の第1及び第2の内側板211b,211cとの間に隙間Gを設けるように配置される。このため、回転可能トルクTmより小さいトルク差が第1のプレート211と第2のプレート212との間に生じた場合、第2のプレート212に対して第1のプレート211が一定量だけ相対的に回転可能となる。
例えばアイドル状態のような第1のプレート211と第2のプレート212との間に生じるトルク差が小さい状態では、第1のスプリング214が圧縮され難い。このため、仮に隙間Gが無い場合、第1及び第2のプレート211,212が相対的に回転し難く、ダンパ装置2がエンジン3の回転変動を減衰し難い。これにより、エンジン3の回転変動が、トランスミッション4に直接伝わり、トランスミッション4で歯打ち音が生じるおそれがある。
しかし、本実施形態のような隙間Gが設けられることで、第2のプレート212に対して第1のプレート211が一定量だけ相対的に回転可能なため、エンジン3の回転変動が、トランスミッション4に直接伝わることが抑制される。従って、トランスミッション4で歯打ち音が生じることが抑制される。
第2及び第3の実施形態において、隙間Gは、第1のスプリング214(214B)と、第1のプレート211の第1及び第2の内側板211b,211cとの間に設けられる。しかし、隙間Gは、第1のスプリング214(214B)と、第2のプレート212との間に設けられても良い。
以下に、第4の実施の形態について、図14及び図15を参照して説明する。図14は、第4の実施の形態に係るダンパ装置2を部分的に切り欠いて示す正面図である。図14に示すように、第4の実施形態の第1のプレート211は、第1のストッパ部211fを有する。さらに、第2のプレート212は、第2のストッパ部212bを有する。第1及び第2のストッパ部211f,212bは、制限部の一例である。
第1のプレート211の第1のストッパ部211fは、第2のプレート212の第2の開口部212aに配置される。第2のプレート212の第2のストッパ部212bは、第2の開口部212aの、回転中心Axの周方向の端部である。なお、第1及び第2のストッパ部211f,212bはこれに限らない。
ダンパ装置2にトルクが作用しない状態において、第1のストッパ部211fは、第2のストッパ部212bに接触する。これにより、第1及び第2のストッパ部211f,212bは、第2のプレート212に対して第1のプレート211が、回転中心Ax回りの一方向である逆回転方向に相対的に回転することを制限する。一方、第1及び第2のストッパ部211f,212bは、第2のプレート212に対して第1のプレート211が正回転方向に相対的に回転することを許容する。
図15は、第4の実施形態の第1のダンパ部21に入力されるトルクと第1のダンパ部21の捩り角との関係を示すグラフである。図15に示すように、負方向(逆回転方向)のトルクが第1のダンパ部21に入力されたとしても、第1のダンパ部21の捩り角は0radのままである。なお、捩り角が負方向に僅かに増大しても良い。
第4の実施形態のダンパ装置2において、第1及び第2のストッパ部211f,212bは、第2のプレート212に対して第1のプレート211が逆回転方向に相対的に回転することを制限する。例えばハイブリッドシステムでは、エンジン3の始動時に、スタータモータ6の代わりに、トランスミッション4側に設けられたモータが入力軸41を回転させることで、ダンパ装置2を介してエンジン3のクランクシャフト31を回転させることがある。この場合、第1のプレート211と第2のプレート212との間にトルク差が生じる方向は、逆回転方向である。第1及び第2のストッパ部211f,212bが逆回転方向における第1及び第2のプレート211,212の相対的な回転を制限することで、始動時においてダンパ装置2の共振による振動や騒音がより確実に抑制される。
エンジン3の始動が完了し、トランスミッション4がエンジン3の回転を車軸や車輪に伝える状態(例えば車両1の走行中)において、第1のプレート211と第2のプレート212との間に逆回転方向のトルク差は生じ難い。このため、第1及び第2のストッパ部211f,212bが逆回転方向における第1及び第2のプレート211,212の相対的な回転を制限したとしても、第1のダンパ部21は十分に回転変動を減衰できる。
上述の本発明の実施形態は、発明の範囲を限定するものではなく、発明の範囲に含まれる一例に過ぎない。本発明のある実施形態は、上述の実施形態に対して、例えば、具体的な用途、構造、形状、作用、及び効果の少なくとも一部について、発明の要旨を逸脱しない範囲において変更、省略、及び追加がされたものであっても良い。
2…ダンパ装置、3…エンジン、211…第1のプレート、211f…第1のストッパ部、212…第2のプレート、212b…第2のストッパ部、214,214A,214B…第1のスプリング、221…第3のプレート、222…第4のプレート、223…第2のスプリング、31…クランクシャフト、41…入力軸、Ax…回転中心、G…隙間。

Claims (5)

  1. 原動機の駆動力によって回転する第1の回転軸と、第2の回転軸と、の間に設けられるダンパ装置であって、
    前記第1の回転軸に接続可能であるとともに、回転中心回りに回転可能な第1の回転体と、
    前記第2の回転軸に接続可能であるとともに、前記回転中心回りに回転可能な第2の回転体と、
    圧縮された状態で前記第1の回転体と前記第2の回転体の間に介在し、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間の、前記原動機がアイドル状態になるまでの始動時における最大トルクと、前記原動機がアイドル状態から停止するまでの最大トルクと、のうち値が大きい方よりも大きい設定トルクにより、弾性的に圧縮する第1の弾性部と、
    を具備するダンパ装置。
  2. 前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか一方に圧縮された状態で支持され、前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか他方との間に隙間を設けるように配置され、前記第2の回転体に対して前記第1の回転体が所定の角度まで相対的に回転したときに前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか他方に接触し、前記第2の回転体に対して前記第1の回転体がさらに相対的に回転することにより弾性的に圧縮する第2の弾性部をさらに具備する、請求項1のダンパ装置。
  3. 前記第1の弾性部は、前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか一方に圧縮された状態で支持され、前記第1の回転体及び前記第2の回転体のいずれか他方との間に隙間を設けるように配置される、請求項1のダンパ装置。
  4. 前記第2の回転体に対して前記第1の回転体が、回転中心回りの一方向に相対的に回転することを制限する制限部、をさらに具備する請求項1乃至請求項3のいずれか一つのダンパ装置。
  5. 前記第2の回転体に接続され、回転中心回りに回転可能な第3の回転体と、
    前記第2の回転軸に接続可能であるとともに、前記回転中心回りに回転可能な第4の回転体と、
    前記第3の回転体と前記第4の回転体の間に介在し、前記第4の回転体に対して前記第3の回転体が相対的に回転することにより弾性的に圧縮する第3の弾性部と、
    をさらに具備する請求項1乃至請求項4のいずれか一つのダンパ装置。
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