JP6391275B2 - プリンタ装置、制御装置、制御方法、プログラム - Google Patents

プリンタ装置、制御装置、制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、熱転写型プリンタ装置、熱転写型プリンタ装置の制御方法に関する。特に、色素系のインクシートで印画された自然画像に、日付・名前等の文字や飾り枠、もしくは、色素系のインクシートで印画した自然画像とは異なる自然画像などの画像情報を保護コート層により印刷が行える熱転写型プリンタ装置とその制御方法に関する。
従来、コンピュータの出力装置やデジタル映像の出力装置としてのプリンタ装置は、記録方式に応じて、熱転写型プリンタ装置、インクジェットプリンタ装置、レーザープリンタ装置、ワイヤードットプリンタ装置などに分類できる。そのうち、熱転写型プリンタ装置は、インクシートおよび記録紙を用い、主走査方向に配列された複数個の発熱体を選択的に駆動して、インクシートと記録紙とを副走査方向に搬送することにより、記録紙にドットライン状に印画を行うものである。近年、入力側であるデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、スキャナ等の画像を扱う入力機器の進歩に伴い、熱転写型プリンタ装置に対する注目度が高くなっている。熱転写型プリンタ装置は、静止画を記録するスチルカメラやビデオカメラなどによって撮像された電子画像情報を、コンピュータまたは記録媒体を介してプリント出力するのに好適なプリンタ装置だからである。
熱転写型プリンタ装置(感熱昇華型プリンタ装置)は、1つの画素の濃度を制御する熱の量を容易に変更できるため、1つの画素に対し比較的容易に多階調性を得ることができ、滑らかで高画質な画像を得ることができる。また、近年の熱転写型プリンタ装置においては、記録手段としてのサーマルヘッドの性能や記録紙材料の性能も向上しており、銀塩写真に対して見劣りしない画像プリントを得ることができる、自然画像用のプリンタとして注目されている。
ところで、特許文献1には、プリンタ装置に設けられているメモリに予め記憶された凹凸パターンデータを用いて、サーマルヘッドの印加電圧を変化させることにより、ラミネートフィルム上に凹凸を形成することが開示されている。また、特許文献1には、複数種類用意された印画データを用いて保護コート層(ラミネートフィルム)にも印画を行い、印画物表面に印画データに応じた凹凸を形成して、絹目パターンなどを実現する熱転写型プリンタ装置が開示されている。これにより、仕上がりの風合いに関しても、銀塩写真と同様の画像プリントを得ることができるようになってきている。
特許第3861293号公報
しかし、従来の方法では、どのような保護コート層用画像に対しても、良好な画質を維持しながらも、印画物上に良好な凹凸柄模様を形成することはできなかった。そこで、以上のような技術的課題を鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、良好な画質を維持しつつ、なおかつ、印画物表面に良好な凹凸柄模様を形成することができるプリンタ装置を提案するものである。また、ユーザー所望の任意の画像による凹凸形成に対しても、良好に実施することが可能なプリンタ装置とその制御方法を提案するものである。
前記課題を解決するため、本発明は、色素系インクに画像が印刷された記録紙の上に、入力画像データに基づいて、保護コートを印刷するプリンタ装置であって、入力画像データを複数の領域に分ける領域分け手段と、入力画像データの階調値を印刷制御データに変換するための変換情報を用いて、前記入力画像データを前記印刷制御データに変換する変換手段と、前記変換手段により得られた前記印刷制御データに基づいて、前記保護コートの印刷を行う印刷手段と、を有し、前記変換手段は、第1の変換情報と第2の変換情報とを含み複数の変換情報を有し、前記領域分け手段により分けられた領域毎に、異なる変換情報を用いて前記入力画像データを前記印刷制御データに変換し、前記第1の変換情報と前記第2の変換情報は、前記入力画像データの同じ範囲の階調値を異なる範囲の印刷制御データに変換するための変換情報であることを特徴とする。
本発明によれば、良好な画質を維持しつつ、なおかつ、印画物表面に良好な凹凸柄模様を形成することができる。また、ユーザー所望の任意の画像による凹凸形成に対しても、良好に実施することが可能になる。
本発明の実施形態にかかる熱転写型プリンタ装置100の構成を模式的に示す図である。 熱転写型プリンタ装置100の外観構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態にかかるインクシート6の構成を説明する模式図である。 熱転写型プリンタ装置100の機能構成を示すブロック図である。 熱転写型プリンタ装置100の印刷動作を示すフローチャート及び各印画工程で取り扱う画像データを模式的に示した図である。 熱転写型プリンタ装置100の印画動作時の状態を模式的に示す図である。 熱転写型プリンタ装置100のインクシートのバックフィード時の状態を模式的に示す図である。 熱転写型プリンタ装置100の排紙動作時の状態を模式的に示す図である。 熱転写型プリンタ装置100の保護コート印画工程のシーケンス動作を示すフローチャートである。 光沢印刷モード、半光沢印刷モードで使用するLUT0を示す図である。 第1の実施形態におけるLUT1、LUT2を示す図である。 第2の実施形態におけるLUT1、LUT2を示す図である。 第3の実施形態におけるLUT1、LUT2(LUT21、LUT22)を示す図である。 第4の実施形態におけるLUT1、LUT2を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明において、「印刷」とは、使用者からの印刷指示に基づいて印画を行い、排紙するまでの一連の全体動作を指すものとする。また、「印画」とは、印刷動作のうち、記録紙に対してインクシートに塗布されたインクを熱転写することにより画像を記録紙に記録する動作を指すものとする。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、本実施形態にかかるプリンタ装置100の概略構成を説明する。プリンタ装置100は、熱転写型プリンタ装置である。
図1において、プリンタ装置100は、記録紙Pが積載された用紙カセット1と、インクシート6とが着脱可能に搭載される。そして、プリンタ装置100は、用紙カセット1とインクシート6とを搭載して印刷を行う。プリンタ本体101には、サーマルヘッド4とプラテンローラ5が、記録紙Pとインクシート6を挟んで対向するように配置されている。サーマルヘッド4の長手方向と、プラテンローラ5の回転軸とは、略平行である。そして、プリンタ装置100は、サーマルヘッド4をプラテンローラ5側に移動・近接させて印画を行う。本実施形態においては、プラテンローラ5は、プリンタ本体101のベースフレーム102に固定されサーマルヘッド4は可動式であるプリンタ装置100を示す。ただし、本発明は、このような構成に限るものではない。すなわち、サーマルヘッド4がプリンタ本体101のベースフレーム102に固定され、プラテンローラ5が可動式であってもよい。また、サーマルヘッド4およびプラテンローラ5ともに可動式であってもよい。いずれの方式のプリンタ装置であっても、本発明の効果を有する。
プリンタ本体101には、給紙ローラ2と分離部3とが設けられる。給紙ローラ2と分離部3とは、用紙カセット1に積載された複数の記録紙Pのうちの最上の1枚だけを給送する機構である。これにより、最上の1枚の記録紙Pだけが、他の記録紙Pから分離・給送され、サーマルヘッド4とプラテンローラ5の間へ搬送される。プリンタ本体101には、印画時に所定の速度で記録紙Pを搬送する機構として、グリップローラ7とピンチローラ8が設けられている。図示していないモータによりグリップローラ7を等速度で回転させて、グリップローラ7の表面に形成された微小な突起により記録紙Pを把持して用紙搬送する。用紙搬送の方向には、印画時の方向と、次の印画の前に印画開始位置まで引き戻す方向と、の2種類がある。これらは反対の搬送方向である。さらに、プリンタ本体101には、印画終了後、プリンタ本体101の外部への記録紙を排出する排紙機構として、排紙ローラ対9が設けられている。図示していないモータにより、排紙ローラ対9のうちの下方のローラを排紙方向に回転させ、印画が完了した記録紙P(印画物)を排出する(排紙)。これにより、使用者は、プリンタ本体101の外部において印画物を得ることができる。
図2は、プリンタ装置100の外観構成を模式的に示す図であり、特に、プリンタ装置100のユーザーインタフェースについて説明する図である。図2に示すように、プリンタ装置100には、操作部10と表示部12とが設けられる。操作部10は、使用者が各種印刷コマンドを設定するために操作する部分である。表示部12は、印刷画像データの表示や印刷に必要な設定データを入力するためのメニューの表示などを行う。なお、本実施形態において、表示部12は、凹凸柄模様を形成した場合の模式的な印刷画像(いわゆるイメージ画像)も表示することができる。これにより、使用者は、印刷前に印画物がどのようなものになるかを、予め知ることができる。このように、主に、操作部10と表示部12とが、プリンタ装置100のユーザーインタフェースを構築している。なお、操作部10の詳細については、後述する。
ここで、プリンタ装置100に適用されるインクシート6の構成について、図3を参照して説明する。図3は、インクシート6の構成を模式的に示す平面図である。図3に示すように、インクシート6には、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)などの色素系インク面14が形成される。さらに、インクシート6には、保護コートインク面15が形成される。そして、各色の色素系インク面14および保護コートインク面15の間には、識別帯16が設けられる。識別帯16は、後述するインクシート頭出し動作時に用いられる。
次に、プリンタ装置100の機能構成について、図4を参照して説明する。図4は、プリンタ装置100の機能構成を模式的に示すブロック図である。601は、プリンタ装置100全体を制御するメインコントローラである。602は、用紙検出センサである。用紙検出センサ602は、給紙ローラ2近傍に配置され、用紙カセット1から給紙された記録紙Pの先端部が排出されたかどうかを検出する。メインコントローラ601は、用紙検出センサ602からの検出信号を利用して、印画開始タイミングを判定する。すなわち、メインコントローラ601は、用紙検出センサ602により記録紙Pの先端部が検出されたタイミングから用紙サイズに応じて所定時間が経過した後を、印画開始タイミングであると認識する。そして、メインコントローラ601は、その印画開始タイミングでサーマルヘッド4を駆動させ、印画を開始することができる。603は、インクシート頭出しセンサである。インクシート頭出しセンサ603は、インクシート6のそれぞれの色素系インク面14と保護コートインク面15の先端部に塗布された識別帯16(図3参照)を検出する。メインコントローラ601は、インクシート巻上げモータ615によるインクシート6の巻き上げ動作を、インクシート頭出しセンサ603の検出結果に基づいて制御する。604は、機内温度センサである。機内温度センサ604は、プリンタ本体101の内部の温度を検出する。605は、サーマルヘッド温度センサである。サーマルヘッド温度センサ605は、サーマルヘッド4の温度を検出する。サーマルヘッド駆動回路613がサーマルヘッド4に投入する投入エネルギーは、各色の色素系インク面14毎に、機内温度センサ604とサーマルヘッド温度センサ605の検出結果に基づいて制御される。すなわち、メインコントローラ601は、機内温度センサ604とサーマルヘッド温度センサ605の検出結果をもとに、各色の色素系インク面14用の温度毎のLUTを、後述の記憶部(ROM606)から求める。メインコントローラ601は、求められたLUTを用いて、入力画像データから印刷制御データを導出して印画制御を行うのである。具体的には、LUTを用いて、入力画像データからサーマルヘッド駆動用パルスデータに変換して、印刷制御データを生成する。保護コートインク面15の印画時についても、色素系インク面14の印画と同様に行われる。
606は、ROM(記憶部)である。ROM606は、メインコントローラ601に接続されている。ROM606には、制御プログラムなどの各種コンピュータプログラムや、プリンタ装置100の制御に用いられる各種設定情報やLUTなどが格納される。607はRAMである。RAM607は、メインコントローラ601の演算処理用のワークメモリとして用いられる。メインコントローラ601は、ROM606に格納された制御プログラムを読み出し、RAM607に展開して実行する。これにより、各部が制御される。保護コートインク面15の印画時における柄模様形成領域と背景領域の領域分けや、各領域でそれぞれに対応したサーマルヘッド駆動用パルスデータに変換するための制御プログラムなども、ROM606に格納されている。詳細は後述する。つまり、メインコントローラ601がROM606に格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、後述する処理が実現される。保護コートインク面15の印画時に柄模様形成領域と背景領域が混在する入力画像データや、入力画像データをそれぞれの領域に対応したサーマルヘッド駆動用パルスデータに変換した後のデータもRAM607に一旦格納する。そして、このサーマルヘッド駆動用パルスデータに応じて、ドライバコントローラ612、サーマルヘッド駆動回路613、及び、サーマルヘッド4を動作させて印画制御を行い、所望の印画物を取得する。
608は、用紙搬送モータドライバである。用紙搬送モータドライバ608は、メインコントローラ601の制御にしたがって、駆動モータ614を駆動する。駆動モータ614は、回転機構を介して、給紙ローラ2、グリップローラ7、排紙ローラ対9等に結合されている。そして、これらのローラを駆動させることにより記録紙Pを搬送する。609は、インクシート巻上げモータドライバである。インクシート巻上げモータドライバ609は、メインコントローラ601の制御にしたがって、インクシート巻上げモータ615の回転を制御する。インクシート6が装着された状態では、不図示のインクシートの巻き取りローラとインクシート巻上げモータ615とが回転機構を介して結合される。そして、インクシート巻上げモータドライバ609は、メインコントローラ601の制御によって、インクシート6の巻き取りや巻き上げを行う。610は、表示制御部である。表示制御部610は、印刷する画像データや印刷に必要な設定データを入力するためのメニューを、表示部12に表示するための制御を行う。本実施形態では、表示制御部610は、後述する保護コート層の柄模様印刷モードが選択されたとき、通常のフルカラー印刷画像上に柄模様を配して、使用者が直観的にイメージできる模式的な画像データの表示部12への表示制御も行う。
611Y、611M、611C、611OCは、イメージバッファである。611Yは、イエローの画像データを一時的に格納するイエローイメージバッファである。611M、611C、611OCは、それぞれマゼンタ、シアン、保護コート層の画像データを一時的に格納するイメージバッファである。イメージバッファ611Y、611M、611C、611OCは、画像データ入力部616またはROM606を介して受信された画像データを格納する。なお、各色のイメージバッファ611Y、611M、611Cに格納される画像データと、保護コート層のイメージバッファ611OCに格納される画像データとは、通常は、異なった内容である。各色のイメージバッファ611Y、611M、611Cに格納される画像データは、フルカラー印刷するための画像データである。保護コート層のイメージバッファ611OCに格納される画像データは、後述する光沢印刷モードや、印画物表面に凹凸を形成する半光沢印刷モード、柄模様印刷モードで保護コートインク面15の印画を行うための画像データである。
613は、サーマルヘッド駆動回路である。サーマルヘッド駆動回路613は、ドライバコントローラ612の制御にしたがって、サーマルヘッド4に内蔵される発熱体を駆動する。メインコントローラ601に接続されたドライバコントローラ612が、イメージバッファ611Y〜611OCにビットマップ形式で記録された画像データを用いて、サーマルヘッド駆動回路613を制御する。これにより、印画が行われる。具体的には、メインコントローラ601が、イメージバッファ611Y〜611OCの入力画像データをサーマルヘッド駆動用パルスデータに変換する。そして、ドライバコントローラ612が、このサーマルヘッド駆動用パルスデータ人に基づいてサーマルヘッド駆動回路613を制御して印画を行う。以上が、プリンタ装置100の構成の説明である。
次に、このプリンタ装置100の基本的な印刷動作について説明する。図5は、本実施形態における基本的な印刷動作を示すフローチャートと、各印画工程で取り扱う画像データを示す模式図である。
給紙シーケンスS501においては、記録紙Pをサーマルヘッド4とプラテンローラ5との間に搬送する。具体的には、メインコントローラ601は、使用者による印刷開始ボタン11の押下を検出すると、用紙搬送モータドライバ608を制御し、給紙ローラ2を駆動する。これにより、用紙カセット1に積載された記録紙Pのうちの最上の1枚が、給紙ローラ2と分離部3によって、他の記録紙Pから分離・給送され、サーマルヘッド4とプラテンローラ5との間へ搬送される。以上が、給紙シーケンスS501である。図1は、この工程におけるプリンタ装置100の内部の状態に相当する。
YMC印画工程シーケンスS502は、色素系インク面14により印画を行う工程である。この工程は、フローチャートの右側に示す「YMC印画工程で印画する画像」のような自然画などをフルカラーで印画する工程である。この工程においては、従来の熱転写プリンタ装置と同様の方法で印画する。色素系インクでのフルカラー印画の対象となる画像を、Y、M、Cそれぞれの色のデータに変換する。そして、それぞれの色のデータに基づいてサーマルヘッドを駆動して、対応する色のインクを記録紙に転写させる。Y、M、Cの全ての色を記録紙に重ねて転写することで、フルカラー画像を得ることができる。
保護コート印画工程シーケンスS503は、透明な保護コートインクからなる保護コートインク面15を用いて印画を行う工程である。プリンタ装置100は、色素系インクにより印画された画像を被覆するように、透明な保護コート層を形成する。この保護コート印画工程シーケンスS503では、フローチャートの右側の図に示す「保護コート印画工程で印画する画像」のような、S502とは異なる画像に基づいて印画する。保護コート印画工程では、画像全体が同じ階調を有する光沢用画像、保護コート層が網目調となるように生成された半光沢用画像、または、飾り枠などを印画するための柄模様画像を使用して印画を行う。なお、保護コート層を形成するための光沢用画像、半光沢用画像、柄模様画像は、色素系インクにより印刷する画像と同様に、0〜255の階調を有することができる。
YMC印画工程シーケンスS502と保護コート印画工程シーケンスS503の基本的な動作は、次のとおりである。図6と図7は、YMC印画工程シーケンスS502および保護コート印画工程シーケンスS503におけるプリンタ装置100の状態を模式的に示す図である。
まず、図6に示すように、メインコントローラ601は、サーマルヘッド4とプラテンローラ5とを駆動し、インクシート6と記録紙Pを、サーマルヘッド4とプラテンローラ5とで挟んで接触させる。そして、メインコントローラ601は、サーマルヘッド4の発熱によりインクシート6上のインクを記録紙Pの表面に熱転写させながら、印画方向の下流に設けられた1対のグリップローラ7とピンチローラ8で記録紙Pを搬送する。
図7は、複数あるインク面14,15(例えば、イエロー・マゼンタ・シアン・保護コート)の1色目の印画が終了した後の状態を模式的に示す図である。メインコントローラ601は、1色目の印画を終えたあとに次色の印画を行うために、サーマルヘッド4を駆動して記録紙Pとインクシート6に加えていた力を解放する。そして、メインコントローラ601は、グリップローラ7とピンチローラ8を印刷動作時とは逆方向に回転させ、記録紙Pを印刷開始位置まで戻す。
その後、メインコントローラ601は、2色目以降のインクについても、図6と図7に示すように前記動作を繰り返し、1色目と同様の動作で印画する。このようにして、プリンタ装置100は、YMC印画工程シーケンスS502において、イエロー・マゼンタ・シアンの3色を重ねてフルカラー印画(YMC印画)を行う。そして、プリンタ装置100は、YMC印画工程シーケンスS502の終了後、保護コート層の印画を行う保護コート印画工程シーケンスS503に遷移する。保護コート印画工程シーケンスS503の内容については後述する。保護コート印画工程シーケンスS503において、色素系インクにより形成された画像が保護コート層により被覆される。
保護コート印画工程シーケンスS503が完了した後、排紙シーケンスS504に遷移する。図8は、排紙シーケンスS504におけるプリンタ装置100の状態を模式的に示す図である。保護コート印画工程シーケンスの終了後(印画終了後)、メインコントローラ601は、排紙ローラ対9を駆動し、排紙ローラ対9により印画物を挟む。そして、排紙ローラ対9のうち下方のローラを排紙方向に回転させることにより、排紙口から印画物を排紙する。印画物の排紙が終了すると、印刷動作が終了する。
次に、保護コート印画工程シーケンスS503について説明する。プリンタ装置100は、印画物表面に凹凸状態を形成することができ、凹凸の形成により光の反射状態を変えることができる。そして、プリンタ装置100では、保護コート層の印刷モードを切り替えたり、柄模様画像を変えたりすることにより、多種の凹凸状態を形成することができる。
保護コート層の印刷モードには、光沢性を有した印刷物を得る光沢印刷モード、半光沢な印刷物を得る半光沢印刷モード、半光沢かつ飾り枠のような柄模様が形成された印刷物を得る柄模様印刷モードがある。これらの各印刷モードで印刷を行って印画物を得るための制御プログラム(コンピュータプログラム)は、あらかじめROM606に格納されている。そして、メインコントローラ601は、ROM606に格納される制御プログラムを読み出して実行する。使用者は、前記複数の印刷モードから任意の印刷モードを選択する操作を行う。メインコントローラ601は、使用者に選択された印刷モードに応じた印画物を印刷できる。
使用者は、少なくとも保護コート層の印画前(たとえば、印刷開始ボタン11の押下前)に、どの印刷モードを選択したかの操作をプリンタ本体101に対し行う。プリンタ装置100には、入力インターフェースとして、図2に示すように、印刷モードセレクトボタン13が付設してある。メインコントローラ601は、使用者による印刷モードセレクトボタン13の押下を検出する毎に印刷モードを順次切替え、切替えた印刷モードを表示部12に表示する。本実施形態においては、印刷モードの表示として、たとえば、メインコントローラ601は、光沢印刷モードに切り替えた場合には「光沢」の文字を表示部12に表示する。半光沢印刷モードに切り替えた場合には「半光沢」の文字を表示部12に表示する。柄模様印刷モードに切り替えた場合には「柄模様」の文字を表示部12に表示する。併せて、メインコントローラ601は、各印刷モードでの印画結果をユーザーが直観的にイメージできるようなイメージ画像を、前記文字と合わせて表示部12に表示する。
本実施形態では、2カ所の印刷モードセレクトボタン13が付設されている。この2つの印刷モードセレクトボタン13の違いは、印刷モードセレクトボタン13の押下毎の印刷モードの切替り順序が逆になっているということである。また、メインコントローラ601は、2つの印刷モードセレクトボタン13が同時に所定時間以上(たとえば3秒以上)長押しされたことを検出すると、表示部12に現在表示中の印刷モードをプリンタ装置100の印刷モードに設定する。なお、入力インターフェースの構成は、上記構成に限定されるものではない。たとえば、プリンタ装置100が、入力インターフェースとして、タッチパネル付きの液晶表示装置を有していてもよい。この場合には、メインコントローラ601は、選択可能な印刷モードを液晶表示装置に表示させて、使用者による選択操作(タッチパネルへのタッチ)を検出する構成が適用できる。
次に、保護コート印画工程シーケンスS503の内容について説明する。図9は、保護コート印画工程シーケンスS503の内容を示したフローチャートである。なお、この保護コート印画工程シーケンスS503において使用する各LUT(Look Up Table)は、あらかじめROM606に格納されている。そして、メインコントローラ601は、必要に応じてこれらをROM606から読み出して使用する。
メインコントローラ601は、保護コート印画工程シーケンスS503の開始コマンドの入力を検出すると、保護コート印画工程シーケンスS503、つまり、図9のS901〜S908の処理を開始する。
シーケンスS901においては、メインコントローラ601は、現在設定されている印刷モードが、柄模様印刷モードであるか否かを判定する。柄模様印刷モードではないと判定した場合(光沢印刷モード、または、半光沢印刷モードに設定されている場合)には、メインコントローラ601は、保護コート層用の画像データを、保護コートのイメージバッファ611OCに格納する(S907)。ここで、光沢印刷モードの場合は、光沢用画像データを、半光沢モードの場合は、半光沢用画像データをイメージバッファ611OCに格納する。光沢用画像データは、同じ階調値を有する画像データであり、全画素が入力階調170を有する画像データである。このような光沢用画像データに基づいて印画することにより、保護全面に対して、同じ駆動パルスにより同じ熱量が与えられるので、凹凸がない光沢性を有する保護コート層が形成される。半光沢用画像データは、高階調の画素と低階調の画素とが数画素毎に交互に配置され、高画素のデータが網目状に配置されているような画像データである。このような半光沢用画像データを用いて印画することにより、保護コート層全面に凹凸が形成されて、保護コート層が半光沢状態で形成される。そして、保護コート用の入力画像データの格納が完了すると、シーケンスS907に進む。
シーケンスS907においては、メインコントローラ601は、ROM606に格納されている通常の保護コート用のLUT(LUT0)を用いて、イメージバッファ611OCに格納した保護コート用の入力画像データを、サーマルヘッド駆動用パルスデータD0に変換する。
通常のLUT(LUT0)について、図10を参照して説明する。図10は、光沢印刷モードおよび半光沢印刷モードにおいて、保護コート用の入力画像デーの入力階調データを、サーマルヘッド駆動パルス数に変換するためのLUT(LUT0)を模式的に示した図である。ここで、サーマルヘッド駆動パルスとは、サーマルヘッドを駆動させるときの駆動制御信号である。本実施形態では、パルス数が大きくなると、サーマルヘッドを駆動させうる時間が長くなり、サーマルヘッドからインクシートに与えられる熱量が大きくなる。サーマルヘッド駆動パルスを制御することにより、サーマルヘッドからインクシートに与えられる熱量を制御し、記録紙に転写されるインクの量(濃度)を制御することができる。LUT0では、入力階調が大きくなるにつれて、サーマルヘッド駆動パルス数が大きくなるように設定されている。本実施形態では、入力階調は0〜255、サーマルヘッド駆動パルス数は0〜P3までの値を有しており、入力階調とサーマルヘッド駆動パルス数は比例している。
シーケンスS907では、イメージバッファ611OCに格納した保護コート用の入力画像データのそれぞれの画素の入力階調値を、LUT0を使用することにより、入力階調値に対応するパルスデータに変換して、サーマルヘッド駆動用パルスデータD0を生成する。
ここで、保護コート層は、P1未満のパルス数でサーマルヘッドを駆動した場合、熱量が足りずに、記録紙Pに転写されない。つまり、入力階調がT1以下の場合は、保護コート層が転写されない。保護コート層が転写されない、サーマルヘッド駆動パルス数が0〜P1の領域を保護コート層非形成領域と呼ぶことにする。駆動パルス数がP1以上でサーマルヘッドを駆動させた場合は、保護コート層が転写される。しかし、サーマルヘッド駆動パルス数がP2以上の場合(入力階調がT2以上の場合)は、記録紙Pに熱変形が起きたり、また、熱を与えすぎたことにより保護コート層の表面が荒れてしまったりして、保護コート層の表面に凹凸が形成される。ここで、P2>P1、T2>T1である。この熱変形が発生するサーマルヘッド駆動パルス数P2〜P3の領域を、熱変形領域と呼ぶことにする。
P1〜P2の間の駆動パルス数でサーマルヘッドを駆動させる場合は、熱変形が起きずに保護コートが形成されるため、光沢のある保護コート層を形成することができる。このサーマルヘッド駆動パルス数P1〜P2の領域を光沢領域と呼ぶことにする。光沢用印刷モードで使用する光沢用画像データは、全ての画素の階調が170である。入力階調170は、T1以上T2未満であるであるため、光沢性の高い保護コート層が形成されるようになる。
半光沢印刷モードで使用される半光沢用画像データは、前述したように、低階調画素と高階調画素とが数画素毎に交互に配置されていると説明した。ここで、低階調画素は、階調値がT1〜T2間の光沢領域の階調値であり、高階調画素は、階調値がT2以上255以下の熱変形領域の階調値である。そのため、低階調画素の位置には、光沢のある保護コートが形成されるが、高階調画素の位置には、凹凸のある光沢性が低い保護コートが形成される。そのため、記録紙P全体でみると、保護コートは半光沢状態で形成される。低階調画素と高階調画素とを用いることにより、熱変形が起きて凹凸ができる部分とできない部分とが網目状にあることで、隣り合う画素位置間での凹凸の変化が大きくなって、半光沢の効果高めることができる。また、網目の目が小さいので、網目状の凹凸により下のカラー画像を視認し難くするようなことはない。
シーケンスS907の処理が完了したら、シーケンスS908に進む。シーケンスS908においては、メインコントローラ601は、サーマルヘッド駆動回路613及びサーマルヘッド4を動作させて、保護コート層の印画を行う。光沢印刷モード、または、半光沢印刷モードの場合は、S907で変換したサーマルヘッド駆動用パルスデータD0を用いて、サーマルヘッド駆動回路613及びサーマルヘッド4を動作させて、保護コート層の印画を行う。また、本実施形態では、光沢用画像データは、面一様な階調による画像データとしたが、例えば、隣り合う画素の階調が光沢領域内で連続的に滑らかに変化している画像データを用いてもよい。あらかじめ複数種類の光沢用画像データを用意しておくことにより、種々の光沢性(光沢度、写像性)を有する印画物の出力も可能となる。
シーケンスS901において、柄模様印刷モードを選択と判定した場合(プリンタ本体101が柄模様モードに設定されている場合)の処理について説明する。光沢印刷モードおよび半光沢印刷モードでは、記録紙P全体が同様の光沢効果となるように保護コート層の印画を行った。それに対し、柄模様印刷モードでは、飾り枠などの柄模様画像データを用いて、保護コート層に飾り枠などの柄模様を印画することができる。柄模様画像データの各画素は0〜255階調値のうちの任意の階調値をとることができ、柄模様画像データは、複数の階調値を有している多階調画像データである。
シーケンスS901において柄模様印刷モードであると判断された場合には、メインコントローラ601は、飾り枠などの柄模様画像データを、保護コートのイメージバッファ611OCに保護コート用の入力画像データとして格納する。その後、シーケンスS902に進む。
シーケンスS902(領域判別処理)においては、メインコントローラ601は、イメージバッファ611OCに格納した柄模様画像データを、柄模様形成領域と背景領域に分ける領域分けを行う。この領域判別処理では、柄模様画像データに対してエッジ検出処理を行い、エッジ検出処理については、公知の技術を用いて、例えば、隣り合う画素の階調値の差が大きい部分をエッジであると判定することにより行う。検出したエッジに基づいて、柄模様画像データを柄模様形成領域と背景領域に分ける。エッジ検出により複数の領域に分られた後に、どの領域を柄模様形成領域とし、どの領域を背景領域とするかは、領域の大きさ、領域内の階調値、領域内に使用されている階調値の幅、または、領域内の階調値の変化の大きさ、あるいは、これらの組み合わせに基づいて決定する。
本実施形態では、画像のエッジ検出により領域分けを行ったが、予め、柄模様画像データに領域情報を付加されている情報から、柄模様形成領域と背景領域とを識別するようにしてもよい。また、柄模様形成領域と背景領域とをユーザーに選択させるようにしてもよい。この場合、柄模様画像データにおいて柄模様形成領域と背景領域と指定するためのユーザーインタフェースを提供する。エッジ検出により領域分けを行う場合には、予め柄模様画像データに領域情報を付加しなくてもよいので、任意の画像データを、柄模様画像データとして使用することができる。その後、図9のシーケンスS903に進む。
シーケンスS903〜S905においては、メインコントローラ601は、柄模様画像データの各画素の階調データを、サーマルヘッド駆動パルスデータへ変換する処理を行う。本実施形態においては、領域分けされた一方の領域と他方の領域である柄模様形成領域と背景領域とで異なるLUTを使用する。まず、シーケンスS903において、柄模様画像データの柄模様形成領域の各画素の階調データを、LUT1を用いてサーマルヘッド駆動パルスデータD1に変換する。そして、次に、シーケンスS904において、柄模様画像データの背景領域の各画素の階調データを、LUT2を用いてサーマルヘッド駆動パルスデータD2に変換する。そして、シーケンスS905において、柄模様形成領域のサーマルヘッド駆動パルスデータD1と背景領域のサーマルヘッド駆動パルスデータD2とをマージして、柄模様形成領域と背景領域とを含んだ印刷領域全体のサーマルヘッド駆動パルスデータD3を作成する。
そして、シーケンスS908に進み、柄模様印刷モードの場合は、S905において作成したサーマルヘッド駆動パルスデータD3に基づいて保護コート層の印画を行う。
次に、シーケンスS903、S904で使用するLUT1、LUT2について、図11を参照して説明する。図11は、LUT1、LUT2を示す図である。LUT1は、入力階調0〜255に対して、熱変形領域のサーマルヘッド駆動パルス数が対応付けられている。それに対して、LUT2は、入力階調0〜255に対して光沢領域のサーマルヘッド駆動パルス数が対応付けられている。また、本実施形態では、LUT1およびLUT2は、どちらも、入力階調とサーマルヘッド駆動パルス数は、比例の関係となっている、しかし、入力階調が大きくなるにつれて、サーマルヘッド駆動パルス数が大きくなるように対応付けられていればよい。
本実施形態では、このように、1面の保護インクを転写する際に、柄模様形成領域と背景領域とで異なるLUTを使用している。光沢印刷モードや半光沢印刷モードにおいては、予め保護コート印画用の画像データは、ROM606に格納され、それぞれのモードに適した画像データ用意されている。しかし、柄模様印刷モードにおいて使用する柄模様画像データは、0〜255の任意の階調値を有することができるようにするため、柄模様形成領域と背景領域とで異なるLUTを使用するように構成している。光沢印刷モードや半光沢印刷モードにおいて使用する通常のLUT0(図10)を使用する場合、凹凸が形成しやすい熱変形領域は、入力階調がT2〜255の間と限られてしまう。また、入力階調0〜T1の場合は、保護コートが転写されなくなってしまう。そのため、0〜255の任意の階調値を有することが可能な柄模様画像データについては、LUT0を用いてサーマルヘッド駆動パルスデータに変換すると、高階調領域のみで凹凸が形成され、低階調領域では保護コートが転写されなくなってしまう。そのため、本実施形態では、柄模様形成領域と判定された画素全てについて熱変形領域となるように、LUT1では、入力階調0〜255に対して、熱変形領域のサーマルヘッド駆動パルス数を対応付けている。これにより、柄模様形成領域では、熱変形がおきるため、くっきりとした凹凸を形成できるようになる。ここで、柄模様画像データの全領域を柄模様形成領域とすれば、LUT1のみを用いて各画素の入力階調をサーマルヘッド駆動パルスデータに変換すればよい。しかし、この場合、全面に柄模様画像データに基づいたくっきりとした凹凸が形成されてしまう。全面に柄模様画像データに基づいた凹凸が形成されてしまうと、下のカラー画像が視認し難くなってしまう。そこで、本実施形態では、柄模様画像データを柄模様形成領域と背景領域に分け、背景領域については、LUT2を使用して、光沢領域のサーマルヘッド駆動パルスで駆動されるようにしている。LUT2では、入力階調0〜255に対して、光沢領域のサーマルヘッド駆動パルス数を対応付けている。光沢領域では、熱変形領域ほどの凹凸を形成することはできないが、視認できるかできないか程度の小さい凹凸を発生することができる。そのため入力階調に応じて異なるサーマルヘッド駆動パルス数を対応させている。
以上のような処理をおこなうことで、柄模様印刷モードにおいて、保護コート層に、柄模様画像データに基づいて凹凸模様を形成することが可能となる。なお、本実施形態では、柄模様印刷モードでは、柄模様画像データを柄模様形成領域と背景領域とに分けて異なるLUTを使用した。しかし、柄模様画像データの全領域を柄模様形成領域としてLUT1を使用して保護コートの印画を行う印刷モードを用意してもよい。また、柄模様形成領域と背景領域とに分ける全領域を柄模様形成領域とするかをユーザーに選択させるような構成にしてもよい。
また、本実施形態では、保護コート用画像デーの入力階調データをサーマルヘッド駆動パルス数に変換するための変換情報として、LUT(Look Up Table)を用いた。しかし、保護コート用画像データがとりうる入力階調データそれぞれについて、変換されるサーマルヘッド駆動パルス数が対応付けられている変換情報であれば、どのような形式であってもよい。保護コート用画像データがとりうる入力階調データから、サーマルヘッド駆動パルス数を算出可能な関数を用いてもよい。つまり、入力階調をサーマルヘッド駆動パルス数に変換するための変換用データであれば、LUT形式でなく、どのような形式の変換用データであってもよい。例えば、図1lのように、LUT1に関して、0階調値のときのサーマルヘッド駆動パルス数であって、サーマルヘッド駆動パルス数の最小値を最少駆動パルス数HL1とする。そして、入力階調値が0〜255の間で変化する場合の、サーマルヘッド駆動パルス数が取りうるパルス数の範囲Sd1(入力階調が255階調値の場合のサーマルヘッド駆動パルス数と、入力階調が0階調の場合のサーマルヘッド駆動パルス数との差)とする。この最少駆動パルス数HL1とパルス数の範囲Sd1をROMに記憶しておき、この情報を使用することで、以下のように、入力階調に対応するサーマルヘッドの駆動パルス数を求めることができる。
Figure 0006391275
LUT2についても、同様に、最少駆動パルス数HL2、パルス数の範囲Sd2の情報を使用して、入力階調をサーマルヘッドの駆動パルス数に変換することができる。
LUT0についても同様である。
(第2の実施形態)
基本的な構成は第1の実施形態と同じであるため、異なる部分のみを説明する。第2の実施形態では、柄模様印刷モードにおいて、図12のようなLUTを用いる。LUT2は、第1の実施形態と異なり、入力階調0〜255に対して、特定の同じサーマルヘッド駆動パルスが割り当てられている。つまり、背景領域は、すべて同じ特定の駆動パルスが与えられる。そのため、第1の実施形態と比較して、背景領域の保護コート層の光沢性を高くすることができる。
(第3の実施形態)
基本的な構成は上述の実施形態と同じであるため、異なる部分のみを説明する。第3の実施形態では、柄模様印刷モードにおいて、図13のようなLUTを用いる。第3の実施形態では、背景領域を更に、背景領域1と、背景領域2の2つに分ける。そのため背景領域に使用するLUT2として、LUT21とLUT22の2つのLUTを使用する。背景領域1にはLUT21を使用し、背景領域2にはLUT22を使用する。本実施形態で使用するLUTについて、図13を参照して説明する。柄模様領域に適応するLUT1は上述の実施形態と同じであるため、説明を省略する。LUT21と、LUT22は、それぞれ、入力階調0〜255に対して、光沢領域のパルス数が対応付けられている。LUT21と、LUT22とでは、光沢領域のうち、異なる範囲のパルス数が対応付けられており、LUT21は、LUT22よりも、パルス数が大きいパルス数の範囲が対応付けられている。このように、背景領域をさらに複数の領域に分けて、領域ごとに異なる範囲のパルス数が対応付けられているLUTを用いることにより、背景領域の保護コート層により複雑な印画を行うことができる。
なお、本実施形態では、背景領域を更に複数の領域に分けて異なるLUTを使用してサーマルヘッド駆動パルスに変換したが、熱変形領域を複数の領域に分けて、領域毎に異なるLUTを用いてもよい。しかし、熱変形領域のサーマルヘッド駆動パルス数の範囲は、光沢領域よりも小さいので、複数に分けることにより、1つのLUTを使用して印刷したときに形成可能な凹凸が小さくなってしまう。
(第4の実施形態)
基本的な構成は上述の実施形態と同じであるため、異なる部分のみを説明する。第4の実施形態では、柄模様印刷モードにおいて、図14のようなLUT11、LUT2を用いる。第4の実施形態では、まず、柄模様形成領域、背景領域について、それぞれの領域で使用されている入力画素値の最大値と最小値を演算する。ここで、演算して得られた結果を、柄模様領域の入力階調の最小値T11、最大値をT12、背景領域の入力階調の最小値をT21、最大値をT22とする。そして、LUT1における最少駆動パルス数をHL1、パルス数の範囲Sd1とし、LUT2における最少駆動パルス数をHL2、パルス数の範囲Sd2とする。このときのLUT1は、
Figure 0006391275
となる。同様に、LUT2は、
Figure 0006391275
となる。このように、柄模様画像データの階調値に合わせてLUTを設定することにより、使用されている階調値にのみ設定可能なサーマルヘッドパルス数の範囲Sdを対応付けるので、凹凸が大きくなるように、保護コート層の柄模様を印刷することができるようになる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。上述の実施形態では、熱転写プリンタ装置について説明したが、熱転写プリンタ装置とPC等の制御装置とを組み合わせた印刷システムにより本発明を実施してもよい。この場合、画像の選択や表示等を制御装置において、実行する。また、保護コート用の画像データの生成や、柄模様領域や背景領域への領域分け、サーマルヘッド駆動パルスへの変換処理を制御装置で実行してもよい。また、上述の実施形態を組み合わせて、各実施形態で説明した柄模様印刷モードのうちの複数あるいは全てを備えるように実現してもよい。

Claims (11)

  1. 色素系インクに画像が印刷された記録紙の上に、入力画像データに基づいて、保護コートを印刷するプリンタ装置であって、
    入力画像データを複数の領域に分ける領域分け手段と、
    入力画像データの階調値を印刷制御データに変換するための変換情報を用いて、前記入力画像データを前記印刷制御データに変換する変換手段と、
    前記変換手段により得られた前記印刷制御データに基づいて、前記保護コートの印刷を行う印刷手段と、
    を有し、
    前記変換手段は、第1の変換情報と第2の変換情報とを含み複数の変換情報を有し、前記領域分け手段により分けられた領域毎に、異なる変換情報を用いて前記入力画像データを前記印刷制御データに変換し、
    前記第1の変換情報と前記第2の変換情報は、前記入力画像データの同じ範囲の階調値を異なる範囲の印刷制御データに変換するための変換情報であることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記入力画像データは、複数の階調値を有する画像データであり、
    前記変換手段は、前記変換情報に基づいて、前記入力画像データの各画素の階調値を、それぞれの階調値に対応する印刷制御データに変換することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記印刷制御データは、前記印刷手段を駆動させるためのパルスデータであることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記変換手段は、領域毎に異なる変換情報を用いることにより、一方の領域は、保護コートの印刷により熱変形が起こる印刷制御データに変換し、他方の領域は、保護コートが光沢状態で印刷される印刷制御データに変換することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  5. 前記領域分け手段は、入力画像データのエッジ検出をおこない、検出したエッジに基づいて領域分けを行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  6. 前記変換情報は、変換される印刷制御データの最小値と、変換される印刷制御データの値の範囲とを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  7. 前記領域分け手段により領域分けした各領域の入力画像データに含まれる階調値を判定する判定手段をさらに有し、
    前記変換手段は、前記変換情報と、前記入力画像データに含まれる階調値の最小値と最大値とに基づいて、前記入力画像を前記印刷制御データに変換することを特徴とする請求項に記載のプリンタ装置。
  8. 前記複数の変換情報のうちの少なくとも1つは、複数の階調値を特定の値の印刷制御データに変換するための変換情報であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  9. 色素系インクに画像が印刷された記録紙の上に、入力画像データに基づいて、保護コートを印刷するプリンタ装置を制御するための制御装置であって、
    入力画像データを複数の領域に分ける領域分け手段と、
    入力画像データの階調値を印刷制御データに変換するための変換情報を用いて、前記入力画像データを前記印刷制御データに変換する変換手段と、を有し
    前記変換手段は、第1の変換情報と第2の変換情報とを含み複数の変換情報を有し、前記領域分け手段により分けられた領域毎に、異なる変換情報を用いて前記入力画像データを前記印刷制御データに変換し、
    前記第1の変換情報と前記第2の変換情報は、前記入力画像データの同じ範囲の階調値を異なる範囲の印刷制御データに変換するための変換情報であることを特徴とする制御装置。
  10. 色素系インクに画像が印刷された記録紙の上に、入力画像データに基づいて、保護コートを印刷するプリンタ装置を制御するための制御方法であって、
    入力画像データを複数の領域に分ける領域分け工程と、
    入力画像データの階調値を印刷制御データに変換するための変換情報を用いて、前記入力画像データを前記印刷制御データに変換する変換工程と、
    を有し
    前記変換工程では、前記領域分け手段により分けられた領域毎に、第1の変換情報と第2の変換情報を含み複数の異なる変換情報を用いて前記入力画像データを前記印刷制御データに変換し、
    前記第1の変換情報と前記第2の変換情報は、前記入力画像データの同じ範囲の階調値を異なる範囲の印刷制御データに変換するための変換情報であることを特徴とする制御方法。
  11. 色素系インクに画像が印刷された記録紙の上に、入力画像データに基づいて、保護コートを印刷するプリンタ装置のコンピュータに、
    入力画像データを複数の領域に分ける領域分け工程と、
    入力画像データの階調値を印刷制御データに変換するための変換情報を用いて、前記入力画像データを前記印刷制御データに変換する変換工程と、を有し
    前記変換工程では、前記領域分け手段により分けられた領域毎に、第1の変換情報と第2の変換情報を含み複数の異なる変換情報を用いて前記入力画像データを前記印刷制御データに変換する工程と、
    を実行させ
    前記第1の変換情報と前記第2の変換情報は、前記入力画像データの同じ範囲の階調値を異なる範囲の印刷制御データに変換するための変換情報であることを特徴とするプログラム。
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