JP6387879B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関及び電動機を備えるハイブリッド車両に適用されるハイブリッド車両の制御装置の技術分野に関する。
この種の装置として、内燃機関から出力されるトルクに起因する振動を、電動機から出力されるトルクにより低減しようとするものが知られている。例えば特許文献1では、ハイブリッド車両の内燃機関を停止させる際に、内燃機関の回転数が共振周波数よりも十分低くなるまで、電動機からトルクを出力させるように制御する装置が開示されている。また特許文献2では、ハイブリッド車両の内燃機関を停止させる際に、トーショナルダンパの捩れ解放による振動を抑制するため、弾性エネルギーを考慮して電動機のトルクを制御する装置が開示されている。
特開平08−126115号公報 特開2014−213637号公報
本願発明者の研究するところによれば、上述した特許文献1及び2のように、内燃機関を停止させる際に振動を抑制するためのトルクを電動機から出力させた場合、電動機から出力されるトルクの周波数が共振周波数の√2倍以下になると、トルクの伝達特性によりトーショナルダンパの捩れ角変動が増幅されてしまうことが判明している。このため、電動機から出力されるトルクの周波数を全く考慮せずに制御を続けてしまうと、かえって振動が増幅されてしまうおそれがあるという技術的問題点が生ずる。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関を停止させる際に、ダンパの捩れ角変動を好適に抑制することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを課題とする。
本発明のハイブリッド車両の制御装置は上述した課題を解決するため、ダンパを介して動力伝達部にトルクを出力する内燃機関、及び前記動力伝達部にトルクを出力する電動機を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、前記内燃機関の停止要求に応じて、前記ダンパの捩れ角変動を小さくするための制振トルクを出力するように前記電動機を制御する制振制御手段と、前記制振トルクの周波数が前記ダンパの共振周波数の√2倍以下となった場合に、前記制振トルクの出力を中止するように前記電動機を制御する制振制御中止手段とを備える。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、動力源として内燃機関及び電動機を備えている。内燃機関は、例えばガソリンエンジンであり、ダンパを介して動力伝達部にトルクを出力することが可能に構成されている。電動機は、例えばモータ・ジェネレータであり、動力伝達部にトルクを出力することが可能に構成されている。なお、動力伝達部は、例えば遊星歯車機構であり、内燃機関及び電動機からのトルクをハイブリッド車両の駆動軸に伝達可能に構成されている。また、動力伝達部は、電動機からのトルクを内燃機関側に伝達することも可能とされている。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、このようなハイブリッド車両を制御する制御装置であって、例えば、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、各種プロセッサ又は各種コントローラ、或いは更にROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、バッファメモリ又はフラッシュメモリ等の各種記憶手段等を適宜に含み得る、単体の或いは複数のECU(Electronic Control Unit)等の各種処理ユニット、各種コントローラ或いはマイコン装置等各種コンピュータシステム等の形態を採り得る。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置の動作時には、内燃機関の停止要求に応じて停止制御が開始されると、電動機が所定のトルクを出力するように制御される。具体的には、制振制御手段により、ダンパの捩れ角変動を小さくするための制振トルクを出力するように、電動機が制御される。なお、「ダンパの捩れ角変動を小さくするための制振トルク」とは、内燃機関のトルク脈動に起因して発生するダンパの捩れ角の変動を多少なりとも小さくできるようなトルクであり、例えば内燃機関のトルク脈動に対して位相が180度ずれたトルク等が挙げられる。
上述したように、電動機が制振トルクを出力することで、内燃機関停止制御時のダンパの捩れ角変動は小さくされる。しかしながら、本願発明者の研究するところによれば、電動機から出力される制振トルクの周波数がダンパの共振周波数の√2倍以下になると、トルクの伝達特性によりダンパの捩れ角変動が増幅されてしまうことが判明している。このため、制振トルクの周波数を全く考慮せずに制御を続けてしまうと、かえって振動が増幅されてしまうおそれがある。
しかるに本発明では特に、制振トルクの周波数がダンパの共振周波数の√2倍以下となった場合には、制振制御中止手段により、制振トルクの出力を中止するように電動機が制御される。このため、制振トルクを出力したが故に、かえって振動が増幅されてしまうことを回避できる。
以上説明したように、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置によれば、ダンパの捩れ角の変動を確実に小さくできる状況において制振トルクが出力される。従って、内燃機関の停止制御時におけるダンパの捩れ角の変動を好適に抑制することができる。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
実施形態に係るハイブリッド車両の全体構成を示す概略構成図である。 実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の制御内容を示す概念図である。 4気筒内燃機関における各行程及びエンジントルクの変動を示す概念図である。 実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の動作時における各種パラメータの変動を比較例と共に示すタイムチャートである。 トーショナルダンパのトルク伝達特性を示すグラフである。 実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<ハイブリッド車両の構成>
始めに、図1を参照し、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置が適用されるハイブリッド車両の構成について説明する。ここに図1は、本実施形態に係るハイブリッド車両の全体構成を示す概略構成図である。
図1において、本実施形態に係るハイブリッド車両1は、その動力源として、エンジン3、並びに第1モータ・ジェネレータ4及び第2モータ・ジェネレータ5を備えている。
エンジン3は、本発明に係る「内燃機関」の一例であり、2つの気筒2を備えた直列2気筒の火花点火型のエンジンとして構成されている。エンジン3は、2気筒の4ストローク1サイクルエンジンであるので、各気筒2の点火間隔はクランク角で360度に設定されている。
第1モータ・ジェネレータ4は、ステータ4a及びロータ4bを有する。ステータ4aはケース10に固定されている。第1モータ・ジェネレータ4は動力分割機構6にて分割されたエンジン3の動力を受けて発電する発電機として機能するとともに、交流電力にて駆動される電動機としても機能する。同様に、第2モータ・ジェネレータ5は、ケース10に固定されたステータ5a及びロータ5bを有し、電動機及び発電機としてそれぞれ機能する。第1モータ・ジェネレータ4は、本発明に係る「電動機」の一例である。
エンジン3、第1モータ・ジェネレータ4及び第2モータ・ジェネレータ5は、伝達経路Tpに設けられた動力分割機構6に連結されている。動力分割機構6は、本発明に係る「動力伝達部」の一例であり、シングルピニオン型の遊星歯車機構として構成されている。動力分割機構6は、外歯歯車のサンギアSと、サンギアSと同軸に配置された内歯歯車のリングギアRと、これらのギアS、Rに噛み合うピニオンPを自転及び公転可能に保持するプラネットキャリアCとを有している。エンジン3が出力するエンジントルクは、伝達経路Tpに設けられた動力分割機構6のプラネットキャリアCにトーショナルダンパ17を介して伝達される。
第1モータ・ジェネレータ4のロータ4bは、動力分割機構6のサンギアSに連結されている。動力分割機構6からリングギアRを介して出力されたトルクは、出力ギア20に伝達される。出力ギア20から出力されたトルクは、各種の伝達機構を介して不図示の駆動輪に伝達される。
ハイブリッド車両1の各部の制御は、「ハイブリッド車両の制御装置」の一例である、電子制御装置(ECU)30にて制御される。ECU30は、エンジン3及び各モータ・ジェネレータ4、5等に対して各種の制御を行う。
ECU30には、ハイブリッド車両1の各種情報が入力される。例えば、ECU30には、第1モータ・ジェネレータ4の回転角度に応じた信号を出力する第1レゾルバ31の出力信号と、第2モータ・ジェネレータ5の回転角度に応じた信号を出力する第2レゾルバ32の出力信号と、アクセルペダル34の踏み込み量に対応する信号を出力するアクセル開度センサ33の出力信号と、ハイブリッド車両1の車速に応じた信号を出力する車速センサ35の出力信号と、エンジン3のクランク角に対応する信号を出力するクランク角センサ36の出力信号とがそれぞれ入力される。
ECU30は、アクセル開度センサ33の出力信号と車速センサ35の出力信号とを参照して運転者が要求する要求駆動力を計算し、その要求駆動力に対するシステム効率が最適となるように各種のモードを切り替えながらハイブリッド車両1を制御する。例えば、エンジン3の熱効率が低下する低負荷領域では、エンジン3の燃焼を停止して第2モータ・ジェネレータ5を駆動するEVモードが選択される。また、エンジン3だけではトルクが不足する場合は、エンジン3とともに第2モータ・ジェネレータ5を走行用駆動源とするハイブリッドモードが選択される。
<制振トルク出力制御>
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置が実行する制振トルク出力制御の基本的事項について説明する。ここに図2は、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の制御内容を示す概念図である。また図3は、4気筒エンジンにおける各行程及びエンジントルクの変動を示す概念図である。
図2には、エンジン3の各気筒2の行程、エンジン3からトーショナルダンパ17に入力される入力トルク、第1モータ・ジェネレータ4からトーショナルダンパ17に入力される入力トルク、及びこれらの入力トルクを合成した合成トルクのクランク角に応じた変化が1サイクル示されている。なお、図2及び図3においては、実機の細かなトルク変動や各気筒のトルクのばらつき等を捨象した模式的なトルク波形として示されている。
図2に示すように、エンジン3の各気筒2の行程は図示の通りであり、#1気筒と#2気筒との間の点火間隔はクランク角で360度である。エンジン3からトーショナルダンパ17に入力される入力トルクは図示のように変化し、各気筒2の膨張行程で正のピークを、各気筒2の圧縮行程で負のピークをそれぞれ有し、これらのピーク間の入力が0となる不連続なトルクの波形Teとなる。この波形Teはエンジン3が出力するエンジントルクのトルク脈動に相当する。
一方で、本実施形態では、エンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれた同周期のモータトルクを、制振トルクとして第1モータ・ジェネレータ4から出力させる。そのため、第1モータ・ジェネレータ4からトーショナルダンパ17に入力される入力トルクは図示の通り波形Teに対して180度位相がずれた波形Tmとなる。
これらの波形Te及び波形Tmを合成した波形Tcは連続的となり、トーショナルダンパ17に入力されるトルクの周波数は、エンジン3のエンジントルクだけが入力される場合と比べて上昇する。つまり、見かけ上、図3に示した4気筒エンジンのエンジントルクのトルク波形と同等となる。
本実施形態の場合、エンジン3が停止する過程において所定のエンジン回転数でエンジントルクの周波数がトーショナルダンパ17の共振点を通るが、図2に示した制振トルク出力制御の実施によりトーショナルダンパ17に入力される入力トルクの周波数が上昇することで、トーショナルダンパ17の共振点を避けることができる。そのため、エンジン3が停止する過程で、トーショナルダンパ17の共振を回避できる。
次に、図4を参照して、上述した制振トルク出力制御によるトーションダンパ17の捩れ角への影響について説明する。ここに図4は、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の動作時における各種パラメータの変動を比較例と共に示すタイムチャートである。なお、図4では、本実施例に係るパラメータの変動を実線で表し、比較例に係るパラメータの変動を破線で表している。
図4において、エンジン停止制御時には、エンジン3の回転数が徐々に低下するように制御される。この際、本実施形態では、上述したように、第1モータ・ジェネレータ4から制振トルクを出力させる。なお、制振トルクは、クランク角センサ36によってクランク角を監視して、フィードバック制御を行いながら出力される。
第1モータ・ジェネレータ4から制振トルクを出力させることで、トーショナルダンパ17に入力される入力トルクの周波数が上昇し、トーショナルダンパ17の共振を好適に回避できる。これにより、本実施形態では、制振トルクを出力させない比較例と比べて、エンジン3の停止直前のトーショナルダンパ17の捩れ角の変動が抑制される。
<トーショナルダンパのトルク伝達特性>
次に、図5を参照して、トーショナルダンパのトルク伝達特性、及びそれに起因して発生する問題点について詳細に説明する。ここに図5は、トーショナルダンパのトルク伝達特性を示すグラフである。
図5に示すように、トーショナルダンパ17におけるトルクの伝達率ゲインは、トルクの周波数に応じて変動する。より具体的には、トーショナルダンパ17におけるトルクの伝達率ゲインは、トルクの周波数が共振周波数となるまでは、トルクの周波数が大きくなるほど増加する。一方で、トルクの周波数が共振周波数を超えた後は、トルクの周波数が大きくなるほど値減少する。
ここで特に、図を見ても分かるように、トルクの周波数が共振周波数の√2倍以下である場合、トーショナルダンパ17におけるトルクの伝達率ゲインは、1より大きくなる。このため、トルクの周波数が共振周波数の√2倍以下である場合には、制振トルクを出力することにより、かえってトーショナルダンパ17の捩れ角の変動が増幅されてしまうおそれがある。
このような不都合を回避するために、本実施形態では、所定の条件に応じて制振トルクの出力を中止する処理を実行する。
<制振トルク出力中止制御>
以下では、図6を参照して、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置が実行する制振トルクの出力を中止させる制御について、エンジン停止制御の流れと共に説明する。ここに図6は、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。
図6において、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の動作時には、先ずエンジン3に対する停止要求があるか否かが判定される(ステップS101)。なお、エンジン3の停止要求は、例えばハイブリッドモード(即ち、エンジン3と、第1モータ・ジェネレータ4及び第2モータ・ジェネレータ5を駆動して走行するモード)からEVモード(即ち、エンジン3を停止させ、第1モータ・ジェネレータ4及び第2モータ・ジェネレータ5のみを駆動して走行するモード)への切り替え時等の所定条件が成立した場合に発生する。
エンジン3に対して停止要求がない場合(ステップS101:NO)、一連の処理は終了する。一方、エンジン3に対して停止要求がある場合(ステップS101:YES)、エンジン3の停止制御が開始される(ステップS102)。エンジン3の停止制御は、例えばフューエルカットを伴う周知のものとして実行できるため、ここでの詳細な説明は省略する。
エンジン3の停止制御が開始されると、クランク角センサ36を参照してエンジン3のクランク角が取得される(ステップS103)。
エンジン3のクランク角が取得されると、取得されたクランク角に基づいて、第1モータ・ジェネレータ4から出力させるべきモータトルク(即ち、制振トルク)が算出される(ステップS104)。
モータトルクが算出されると、算出されたモータトルクを出力するように第1モータ・ジェネレータ4が制御される(ステップS105)。
ここで特に、ステップS104におけるモータトルクの算出は、予めクランク角とモータトルクとが対応づけられたマップを利用して行われる。このマップは、停止制御開始から終了までのクランク角毎のエンジントルクを予め調査した調査結果に基づいて作成され、ECU30に記憶されている。そして、このマップには、算出すべきモータトルクとして、あるクランク角のエンジントルクから180度位相がずれたエンジントルクに動力分割機構6のギア比を乗じて得たトルクが、クランク角毎に対応づけられている。
従って、ステップS103で現在のクランク角を取得し、ステップS104でこのマップに基づいて現在のクランク角に応じたモータトルクを算出し、かつそのモータトルクをステップS105で第1モータ・ジェネレータ4から出力させる一連の処理により、停止制御中のエンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれたモータトルクが第1モータ・ジェネレータ4から出力される。
以上の各処理によれば、エンジン3が停止要求に応じて停止する過程で、エンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれた同周期のモータトルクが第1モータ・ジェネレータ4から出力されるので、見かけ上、トーショナルダンパ17に入力されるトルクの周波数が4気筒のエンジンの場合と同じ周波数にすることができる。これにより、エンジン3が停止する過程でトーショナルダンパ17に入力されるトルクの周波数が上昇して、トーショナルダンパ17の共振を回避することができる。
なお、ハイブリッド車両の制御装置であるECU30は、上記ステップS103からS105を実行することにより、本発明に係る「制振制御手段」として機能する。
本実施形態では更に、ステップS105の第1モータ・ジェネレータ4の制御(即ち、制振トルクの出力制御)が開始された後、制振トルクがトーショナルダンパ17の共振周波数の√2倍以下であるか否かが判定される(ステップS106)。
そして特に、制振トルクがトーショナルダンパ17の共振周波数の√2倍以下である場合(ステップS106:YES)、制振トルクの出力が停止される(ステップS107)。なお、制振トルクがトーショナルダンパ17の共振周波数の√2倍以下でない場合(ステップS106:NO)、ステップS107の処理は省略される(即ち、制振トルクの出力は維持される)。
既に説明したように、制振トルクの周波数が共振周波数の√2倍以下である場合には、制振トルクを出力することにより、かえってトーショナルダンパ17の捩れ角の変動が増幅されてしまうおそれがある(図5参照)。これに対し、本実施形態では、制振トルクの周波数が共振周波数の√2倍以下である場合に、制振トルクの出力が中止される。これにより、トーショナルダンパ17の捩れ角の変動を好適に抑制することができる。
なお、ハイブリッド車両の制御装置であるECU30は、上記ステップS106及びS107を実行することにより、本発明に係る「制振制御中止手段」として機能する。
上述した一連の処理は、エンジン3の停止制御が終了するまで繰り返し実行される。具体的には、エンジン3の停止制御が終了していないと判定されると(ステップS108:NO)、ステップS103以降の処理が再び開始される。一方で、エンジン3の停止制御が終了したと判定されると(ステップS108:YES)、一連の処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置によれば、エンジン3の停止制御時におけるトーショナルダンパ17の捩れ角の変動を好適に抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うハイブリッド車両の制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1 ハイブリッド車両
2 気筒
3 エンジン
4 第1モータ・ジェネレータ
5 第2モータ・ジェネレータ
6 動力分割機構
17 トーショナルダンパ
20 出力ギア
30 ECU
31 第1レゾルバ
32 第2レゾルバ
33 アクセル開度センサ
34 アクセルペダル
35 車速センサ
36 クランク角センサ
Tp 伝達経路

Claims (1)

  1. ダンパを介して動力伝達部にトルクを出力する2気筒の内燃機関、及び前記動力伝達部にトルクを出力する電動機を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記内燃機関の停止要求に応じて、前記内燃機関のトルク波形を見かけ上4気筒の内燃機関のトルク波形とするために前記ダンパの入力トルクの周波数を上昇させる制振トルクを出力するように前記電動機を制御する制振制御手段と、
    前記ダンパの入力トルクの周波数が前記ダンパの共振周波数の√2倍以下となった場合に、前記制振トルクの出力を中止するように前記電動機を制御する制振制御中止手段と
    を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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