JP2017178228A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関が停止する過程で、トーショナルダンパの共振を回避できるハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】制御装置は、内燃機関の停止要求があると判定された場合に、クランク角を取得し(S2)、そのクランク角に対応した第1モータ・ジェネレータの指令トルクを算出し(S3)、算出された指令トルクを第1モータ・ジェネレータ6に指令する(S6)、共振回避制御を実施する。共振回避制御を開始する場合、指令トルクの大きさが所定範囲内か否かを判定し(ステップS5)、指令トルクの大きさが所定範囲内の場合に指令トルクを第1モータ・ジェネレータに指令して(S7)、共振回避制御を開始する。【選択図】図5
Description
本発明は、内燃機関とモータ・ジェネレータとを備えたハイブリッド車両に適用されるハイブリッド車両の制御装置に関する。
ハイブリッド車両の制御装置として、内燃機関が出力するエンジントルクのトルク脈動と逆位相のモータトルクをモータ・ジェネレータから出力させて内燃機関のトルク脈動を抑制するものが知られている(特許文献1)。
4気筒以下の内燃機関は5気筒以上の内燃機関に比べてトルク脈動の周波数が減少するため、停止過程でエンジントルクが入力されるトーショナルダンパが共振する問題があった。特許文献1の制御装置のように、内燃機関のトルク脈動と逆位相のモータトルクをモータ・ジェネレータから出力させてもトルク脈動の周波数を変更できないのでトーショナルダンパの共振を回避できないおそれがある。
そこで、本発明は、内燃機関が停止する過程でトーショナルダンパの共振を回避できるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の制御装置は、4気筒以下の内燃機関とモータ・ジェネレータとを備え、前記内燃機関のエンジントルクがトーショナルダンパを介して伝達経路に伝達され、かつ前記モータ・ジェネレータのモータトルクが前記伝達経路に伝達されるハイブリッド車両に適用されるハイブリッド車両の制御装置において、前記内燃機関の停止要求があった場合に、停止に至る過程の前記内燃機関のエンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれた同周期のモータトルクが出力されるように前記モータ・ジェネレータを制御する共振回避制御を実施可能であり、前記共振回避制御を開始する場合に、前記共振回避制御の開始時に前記モータ・ジェネレータが出力すべき前記モータトルクの大きさ又は前記共振回避制御の開始時における前記内燃機関のクランク角に基づいて前記モータトルクの出力の可否を判定するものである。
この制御装置によれば、内燃機関が停止要求に応じて停止する過程で、エンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれた同周期のモータトルクがモータ・ジェネレータから出力されるので、見かけ上、トーショナルダンパに入力されるトルクの周波数が変わる。これにより、内燃機関が停止する過程でトーショナルダンパに入力されるトルクの周波数が上昇して、トーショナルダンパの共振を回避することができる。そして、この共振回避制御を実施する場合には、その開始時にモータ・ジェネレータが出力すべきモータトルクの大きさ又はその開始時における内燃機関のクランク角に基づいてモータトルクの出力の可否が判定される。したがって、その判定条件を適宜設定することにより、過大なモータトルクが出力されることによってハンチングを引き起こしたり、かえって、車両振動が悪化したりすることを防止できる。
(第1の形態)
図1に示すように、車両1は複数の動力源を組み合わせたハイブリッド車両として構成されている。車両1は、内燃機関3と、2つのモータ・ジェネレータ4、5とを走行用の動力源として備えている。内燃機関3は2つの気筒2を備えた直列2気筒の火花点火型の内燃機関として構成されている。内燃機関3は2気筒の4ストローク1サイクルエンジンであるので、各気筒2の点火間隔はクランク角で360度に設定されている。
図1に示すように、車両1は複数の動力源を組み合わせたハイブリッド車両として構成されている。車両1は、内燃機関3と、2つのモータ・ジェネレータ4、5とを走行用の動力源として備えている。内燃機関3は2つの気筒2を備えた直列2気筒の火花点火型の内燃機関として構成されている。内燃機関3は2気筒の4ストローク1サイクルエンジンであるので、各気筒2の点火間隔はクランク角で360度に設定されている。
内燃機関3と第1モータ・ジェネレータ4とは伝達経路Tpに設けられた動力分割機構6に連結されている。第1モータ・ジェネレータ4はステータ4aとロータ4bとを有する。ステータ4aはケース10に固定されている。第1モータ・ジェネレータ4は動力分割機構6にて分割された内燃機関3の動力を受けて発電する発電機として機能するとともに、交流電力にて駆動される電動機としても機能する。同様に、第2モータ・ジェネレータ5はケース10に固定されたステータ5aとロータ5bとを有し、電動機及び発電機としてそれぞれ機能する。第1モータ・ジェネレータ4は本発明に係るモータ・ジェネレータに相当する。
動力分割機構6はシングルピニオン型の遊星歯車機構として構成されている。動力分割機構6は、外歯歯車のサンギアSと、サンギアSと同軸に配置された内歯歯車のリングギアRと、これらのギアS、Rに噛み合うピニオンPを自転及び公転可能に保持するプラネットキャリアCとを有している。内燃機関3が出力するエンジントルクは伝達経路Tpに設けられた動力分割機構6のプラネットキャリアCにトーショナルダンパ17を介して伝達される。
第1モータ・ジェネレータ4のロータ4bは動力分割機構6のサンギアSに連結されている。動力分割機構6からリングギアRを介して出力されたトルクは出力ギア20に伝達される。出力ギア20から出力されたトルクは各種の伝達機構を介して不図示の駆動輪に伝達される。
車両1の各部の制御はコンピュータとして構成された電子制御装置(ECU)30にて制御される。ECU30は内燃機関3及び各モータ・ジェネレータ4、5等に対して各種の制御を行う。ECU30には車両1の各種の情報が入力される。例えば、ECU30には、第1モータ・ジェネレータ4の回転角度に応じた信号を出力する第1レゾルバ31の出力信号と、第2モータ・ジェネレータ5の回転角度に応じた信号を出力する第2レゾルバ32の出力信号と、アクセルペダル34の踏み込み量に対応する信号を出力するアクセル開度センサ33の出力信号と、車両1の車速に応じた信号を出力する車速センサ35の出力信号と、内燃機関3のクランク角に対応する信号を出力するクランク角センサ36の出力信号とがそれぞれ入力される。
ECU30は、アクセル開度センサ33の出力信号と車速センサ35の出力信号とを参照して運転者が要求する要求駆動力を計算し、その要求駆動力に対するシステム効率が最適となるように各種のモードを切り替えながら車両1を制御する。例えば、内燃機関3の熱効率が低下する低負荷領域では内燃機関3の燃焼を停止して第2モータ・ジェネレータ5を駆動するEVモードが選択される。また、内燃機関3だけではトルクが不足する場合は、内燃機関3とともに第2モータ・ジェネレータ5を走行用駆動源とするハイブリッドモードが選択される。
本形態は、内燃機関3の停止過程で実施される第1モータ・ジェネレータ4の制御に特徴がある。まず、本形態の制御に関する基本的事項について図2及び図3を参照しながら説明する。図2には、内燃機関3の各気筒2の行程、内燃機関3からトーショナルダンパ17に入力される入力トルク、第1モータ・ジェネレータ4からトーショナルダンパ17に入力される入力トルク、及びこれらの入力トルクを合成した合成トルクのクランク角に応じた変化が1サイクル示されている。なお、図2及び図3においては、実機の細かなトルク変動や各気筒のトルクのばらつき等を捨象した模式的なトルク波形として示されている。
図2に示したように、内燃機関3の各気筒2の行程は図示の通りであり、#1気筒と#2気筒との間の点火間隔はクランク角で360度である。内燃機関3からトーショナルダンパ17に入力される入力トルクは図示のように変化し、各気筒2の膨張行程で正のピークを、各気筒2の圧縮行程で負のピークをそれぞれ有し、これらのピーク間の入力が0となる不連続なトルクの波形Teとなる。この波形Teは内燃機関3が出力するエンジントルクのトルク脈動に相当する。
一方、本形態の制御は、エンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれた同周期のモータトルクを第1モータ・ジェネレータ4から出力させる。そのため、第1モータ・ジェネレータ4からトーショナルダンパ17に入力される入力トルクは図示の通り波形Teに対して180度位相がずれた波形Tmとなる。
これらの波形Te及び波形Tmを合成した波形Tcは連続的となり、トーショナルダンパ17に入力されるトルクの周波数が内燃機関3のエンジントルクだけが入力される場合と比べて上昇する。つまり、見かけ上、図3に示した4気筒内燃機関のエンジントルクのトルク波形と同等となる。
本形態の場合、内燃機関3が停止する過程において所定のエンジン回転数でエンジントルクの周波数がトーショナルダンパ17の共振点を通るが、図2に示した制御を実施してトーショナルダンパ17に入力される入力トルクの周波数が上昇することでトーショナルダンパ17の共振点を避けることができる。そのため、内燃機関3が停止する過程でトーショナルダンパ17の共振を回避できる。これにより、図4の実線で示したように、本形態の制御を実施しない破線の比較例と比べて、内燃機関3の停止直前のトーショナルダンパ17のねじれ角の増加が抑制される。
以上の制御はECU30が図5の制御ルーチンを実行することにより実現される。図5の制御ルーチンのプログラムはECU30に記憶されており、適時に読み出されて所定間隔で繰り返し実行される。
ステップS1において、ECU30は内燃機関3に対する停止要求があるか否かを判定する。停止要求はハイブリッドモードからEVモードへの切り替え時等の所定条件が成立した場合に発生する。停止要求がある場合はステップS2に進み、そうでない場合は以後の処理をスキップして今回のルーチンを終了する。なお、停止要求があった場合、ECU30は図5のルーチンと並行して実施される不図示のルーチンに従って内燃機関3に対する停止制御を開始する。停止制御はフューエルカットを伴う周知のものであり詳細は省略する。
ステップS2において、ECU30はクランク角センサ36を参照して内燃機関3の現在のクランク角を取得する。ステップS3において、ECU30はステップS2で取得したクランク角に基づいて第1モータ・ジェネレータ4から出力させるべきモータトルク(指令トルク)を算出する。その算出方法は後述する。そして、ステップS4において、本ルーチンで実施される共振回避制御の実施状態を表示する状態フラグAがONかOFFかを判定する。状態フラグAがONの場合は共振回避制御の実施中を意味し、状態フラグAがOFFの場合は共振回避制御の開始前を意味する。状態フラグAがONの場合はステップS6に進み、ECU30はステップS3で算出した指令トルクが出力されるように第1モータ・ジェネレータ4へトルク指令を行う。一方、状態フラグAがOFFの場合は、ステップS5に進み共振回避制御の開始の可否、つまり第1モータ・ジェネレータ4が出力すべきモータトルクの出力の可否を判断する。本形態では、ステップS3で算出した指令トルクの大きさが所定範囲内か否かを判断する。所定範囲はその指令トルクを第1モータ・ジェネレータ4に指令した場合に出力されるモータトルクが過大なものとならないように適宜設定される。
指令トルクの大きさが所定範囲内の場合はモータトルクが過大なものとならないのでステップS7に進み、ECU30はステップS3で算出した指令トルクが出力されるように第1モータ・ジェネレータ4へトルク指令を行って共振回避制御を開始する。そして、ステップS8において、ECU30は状態フラグAをONに設定してステップS9に進む。一方、指令トルクの大きさが所定範囲外の場合は、その指令トルクを第1モータ・ジェネレータ4に指令するとモータトルクが過大となるので、そのような場合は共振回避制御の開始をディレーして処理をステップS2に戻す。
ステップS9において、ECU30は、内燃機関3のエンジン回転数が所定範囲内か否かを判定する。この所定範囲は共振回避制御の終了を判定するために設定されている。エンジン回転数が所定範囲外の場合は共振回避制御を続行するため処理をステップS2に戻す。一方、エンジン回転数が所定範囲内の場合はステップS10に進み、ECU30は共振回避制御を終了するとともに内燃機関3の停止制御を完了する。そして、ステップS11において、ECU30は状態フラグAをOFFに設定してルーチンを終了する。
上述したステップS3におけるモータトルクの算出は、予めクランク角とモータトルクとが対応づけられたマップを利用して行われる。このマップは停止制御開始から終了までのクランク角毎のエンジントルクを予め調査した調査結果に基づいて作成され、ECU30に記憶されている。そして、このマップには、算出すべきモータトルクとして、あるクランク角のエンジントルクから180度位相がずれたエンジントルクに動力分割機構6のギア比を乗じて得たトルクがクランク角毎に対応づけられている。したがって、ステップS2で現在のクランク角を取得し、ステップS3でこのマップに基づいて現在のクランク角に応じた指令トルクを算出し、かつその指令トルクをステップS6又はステップS7で第1モータ・ジェネレータ4に指令する一連の処理を、ステップS9でトルク回避制御の終了が判定されるまで繰り返すことによって、停止制御中のエンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれたモータトルクが第1モータ・ジェネレータ4から出力される。これにより、内燃機関3が停止要求に応じて停止する過程で、エンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれた同周期のモータトルクが第1モータ・ジェネレータ4から出力されるので、見かけ上、トーショナルダンパ17に入力されるトルクの周波数が4気筒の内燃機関の場合と同じ周波数にすることができる。これにより、内燃機関3が停止する過程でトーショナルダンパ17に入力されるトルクの周波数が上昇して、トーショナルダンパ17の共振を回避することができる。
そして、共振回避制御を開始する場合に、ステップS3で算出された指令トルクの大きさが所定範囲外の場合はその開始がディレーされるので、過大なモータトルクが第1モータ・ジェネレータ4から出力されることが回避される。これにより、過大なモータトルクが出力されることによってハンチングを引き起こしたり、かえって、車両振動が悪化したりすることを防止できる。
(第2の形態)
次に、図6を参照しながら、本発明の第2の形態を説明する。図6から明らかなように、第2の形態は第1の形態の図5の制御ルーチンにステップS21を追加したものに相当する。それ以外の処理は第1の形態と同一であるので説明を省略する。また、第2の形態の物理的構成も第1の形態と同じであるので図1が適宜参照される。
次に、図6を参照しながら、本発明の第2の形態を説明する。図6から明らかなように、第2の形態は第1の形態の図5の制御ルーチンにステップS21を追加したものに相当する。それ以外の処理は第1の形態と同一であるので説明を省略する。また、第2の形態の物理的構成も第1の形態と同じであるので図1が適宜参照される。
第1の形態ではエンジン回転数が所定範囲内になっていることを共振回避制御の終了条件としているが、その条件の成立時における指令トルクが大きい状態で直ちに共振回避制御を終了してモータトルクを0にするとその終了前後でモータトルクの変化が過大となり車両振動が悪化する可能性がある。
そこで、第2の形態は、共振回避制御の終了条件が成立した後も、なお終了直前の指令トルクの大きさが所定範囲外である場合、ECU30は共振回避制御の終了をディレーして処理をステップS2に戻し、終了前後でモータトルクの変化が過大になることを回避する。この所定範囲は終了前後のモータトルクの変化として許容可能な範囲に適宜設定されている。第2の形態によれば、第1の形態と同じ効果を得ることができ、さらに共振回避制御の終了前後でモータトルクの変化が過大になることを回避できるので車両振動が悪化することを防止できる。
(第3の形態)
次に、図7を参照しながら、本発明の第3の形態を説明する。図7から明らかなように、第3の形態は第1の形態の制御ルーチンのステップS5の判定処理をステップS31の判定処理に置き換えたものに相当する。それ以外の処理は第1の形態と同一であるので説明を省略する。また第3の形態の物理的構成も第1の形態と同じであるので図1が適宜参照される。
次に、図7を参照しながら、本発明の第3の形態を説明する。図7から明らかなように、第3の形態は第1の形態の制御ルーチンのステップS5の判定処理をステップS31の判定処理に置き換えたものに相当する。それ以外の処理は第1の形態と同一であるので説明を省略する。また第3の形態の物理的構成も第1の形態と同じであるので図1が適宜参照される。
第1の形態では指令トルクの大きさを基準として共振回避制御の開始の可否を判断したが、第3の形態ではクランク角が所定範囲内にあるか否かを基準としてモータトルクの出力の可否を判定する。上述したように、指令トルクとクランク角とは算出マップにて対応付けられているため、クランク角を参照することによって指令トルクが過大となるか否かを判断できる。したがって、ステップS31の所定範囲は、指令トルクが過大とならないクランク角の範囲として設定されている。
第3の形態によれば、第1の形態と同様に、内燃機関3が停止する過程でトーショナルダンパ17に入力されるトルクの周波数が上昇して、トーショナルダンパ17の共振を回避することができる。そして、共振回避制御を開始する場合に、クランク角が所定範囲外の場合はその開始がディレーされるので、過大なモータトルクが第1モータ・ジェネレータ4から出力されることが回避される。これにより、過大なモータトルクが出力されることによってハンチングを引き起こしたり、かえって、車両振動が悪化したりすることを防止できる。
(第4の形態)
次に、図8を参照しながら、本発明の第4の形態を説明する。図8から明らかなように、第4の形態は第3の形態の制御ルーチンにステップS41を追加したものに相当する。それ以外の処理は第3の形態又は第1の形態と同一であるので説明を省略する。また第4の形態の物理的構成も第1の形態と同じであるので図1が適宜参照される。
次に、図8を参照しながら、本発明の第4の形態を説明する。図8から明らかなように、第4の形態は第3の形態の制御ルーチンにステップS41を追加したものに相当する。それ以外の処理は第3の形態又は第1の形態と同一であるので説明を省略する。また第4の形態の物理的構成も第1の形態と同じであるので図1が適宜参照される。
第3の形態ではエンジン回転数が所定範囲内になっていることを共振回避制御の終了条件としているが、その条件の成立時における指令トルクが大きい状態で直ちに共振回避制御を終了してモータトルクを0にするとその終了前後でモータトルクの変化が過大となり、車両振動が悪化する可能性がある。
そこで、第4の形態は、共振回避制御の終了条件が成立した後も、なお終了直前のクランク角が所定範囲外である場合、ECU30は共振回避制御の終了をディレーして処理をステップS2に戻し、終了前後でモータトルクの変化が過大になることを回避する。この所定範囲は終了前後のモータトルクの変化として許容可能な範囲に適宜設定されている。
本発明は上記の各形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。本発明の適用対象としては、図1に示した形態のハイブリッド車両に限らない。例えば、一つのモータ・ジェネレータが内燃機関に直結された形態のハイブリッド車両に対しても本発明を適用できる。また、上記形態では4気筒以下の内燃機関として2気筒の内燃機関を対象としているが、本発明は2気筒以外の内燃機関、すなわち1気筒の内燃機関、3気筒の内燃機関及び4気筒の内燃機関を対象として実施することも可能である。これらの2気筒以外の内燃機関であっても、本発明の共振回避制御の実施により見かけ上のエンジントルクのトルク波形が変わるのでトーショナルダンパの共振を回避できる可能性がある。もっとも、本発明は2気筒の内燃機関を対象とすることが最も好ましい。
1 ハイブリッド車両
3 内燃機関
4 第1モータ・ジェネレータ(モータ・ジェネレータ)
17 トーショナルダンパ
30 ECU
Tp 伝達経路
3 内燃機関
4 第1モータ・ジェネレータ(モータ・ジェネレータ)
17 トーショナルダンパ
30 ECU
Tp 伝達経路
Claims (1)
- 4気筒以下の内燃機関とモータ・ジェネレータとを備え、前記内燃機関のエンジントルクがトーショナルダンパを介して伝達経路に伝達され、かつ前記モータ・ジェネレータのモータトルクが前記伝達経路に伝達されるハイブリッド車両に適用されるハイブリッド車両の制御装置において、
前記内燃機関の停止要求があった場合に、停止に至る過程の前記内燃機関のエンジントルクのトルク脈動と180度位相がずれた同周期のモータトルクが出力されるように前記モータ・ジェネレータを制御する共振回避制御を実施可能であり、
前記共振回避制御を開始する場合に、前記共振回避制御の開始時に前記モータ・ジェネレータが出力すべき前記モータトルクの大きさ又は前記共振回避制御の開始時における前記内燃機関のクランク角に基づいて前記モータトルクの出力の可否を判定する、ハイブリッド車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016072021A JP2017178228A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016072021A JP2017178228A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | ハイブリッド車両の制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=60009142
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