JP6384083B2 - リニアガイド装置用給油装置、リニアガイド装置 - Google Patents
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スライダの長手方向の端部に配置されており、前記スライダ内の転動体の転動方向を転換するための方向転換路を有するエンドキャップと、
潤滑剤を保持し、前記エンドキャップに隣接して配置された容器とからなり、
前記エンドキャップには、前記方向転換路から前記容器へ向かって延びた貫通孔が形成されており、
前記容器には、前記エンドキャップの前記貫通孔に連通する開口が形成されており、
前記潤滑剤は、前記容器の前記開口と前記エンドキャップの前記貫通孔を経て前記方向転換路内に給油され、
前記容器は、前記潤滑剤を含浸した多孔質成形体からなり突起部を有する潤滑部材を保持し、
前記潤滑部材の前記突起部は、前記容器の前記開口から突出し、前記エンドキャップの前記貫通孔に挿入されて前記方向転換路内に露呈しており、
前記潤滑部材の前記突起部の先端は、前記方向転換路の転動溝に沿って曲面を形成していることを特徴とするリニアガイド装置用給油装置を提供する。
また、本発明は、
スライダの長手方向の端部に配置されており、前記スライダ内の転動体の転動方向を転換するための方向転換路を有するエンドキャップと、
潤滑剤を保持し、前記エンドキャップに隣接して配置された容器とからなり、
前記エンドキャップには、前記方向転換路から前記容器へ向かって延びた貫通孔が形成されており、
前記容器には、前記エンドキャップの前記貫通孔に連通する開口が形成されており、
前記潤滑剤は、前記容器の前記開口と前記エンドキャップの前記貫通孔を経て前記方向転換路内に給油され、
多孔質成形体からなる柱状の潤滑部材を有し、
前記潤滑部材は前記容器の前記開口内から前記エンドキャップの前記貫通孔内にわたって延在しており、
前記潤滑部材の一方の先端は前記方向転換路内に露呈し、前記方向転換路の転動溝に沿って曲面を形成しており、
前記容器には、前記開口の周囲に凹みが形成されており、
前記潤滑部材の他方の先端には、前記他方の先端を取り巻くように密閉部材が取り付けられており、
前記密閉部材は前記容器の前記凹みに嵌合していることを特徴とするリニアガイド装置用給油装置を提供する。
また、本発明は、
スライダの長手方向の端部に配置されており、前記スライダ内の転動体の転動方向を転換するための方向転換路を有するエンドキャップと、
潤滑剤を保持し、前記エンドキャップに隣接して配置された容器とからなり、
前記エンドキャップには、前記方向転換路から前記容器へ向かって延びた貫通孔が形成されており、
前記容器には、前記エンドキャップの前記貫通孔に連通する開口が形成されており、
前記潤滑剤は、前記容器の前記開口と前記エンドキャップの前記貫通孔を経て前記方向転換路内に給油され、
多孔質成形体からなる柱状の潤滑部材を有し、
前記潤滑部材は前記容器の前記開口内から前記エンドキャップの前記貫通孔内にわたって延在しており、
前記潤滑部材の一方の先端には、潤滑剤を含浸可能で弾性変形可能な高分子材料で構成された筒状部品が取り付けられており、
前記筒状部品の先端は、前記エンドキャップの前記方向転換路の転動溝に沿った形状をしており、前記方向転換路内に露呈していることを特徴とするリニアガイド装置用給油装置を提供する。
前記リニアガイド装置用給油装置を備えたことを特徴とするリニアガイド装置を提供する。
本発明の各実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置を備えたリニアガイド装置を添付図面に基づいて説明する。
本明細書においては、リニアガイド装置の案内レールを水平にした状態において、案内レールの長手方向に対して水平方向へ直角に交差する方向を幅方向とし、長手方向及び幅方向に対して垂直に交差する方向を上下方向とする。また、案内レールの長手方向へ延在する上側の面、下側の面及び幅方向側の面をそれぞれ上面、下面及び側面とし、長手方向の端部側の面を端面とする。
図1に示す本実施形態のリニアガイド装置1は、数値制御工作機や数値制御測定機等に好適なものであり、案内レール2と、案内レール2に沿って移動可能なスライダ3とからなる。
案内レール2は、略四角型の部材からなり、その両側面には長手方向へ延びる転動溝2aが2本ずつ形成されている。
スライダ3は、スライダ本体4と、スライダ本体4の長手方向(図1(b)の左右方向)の両端部に、スライダ本体4側から順に取り付けられたエンドキャップ5、潤滑剤容器7、及びサイドシール8とからなる。
斯かるスライダ本体4の転動溝4aと案内レール2の転動溝2aとは、不図示の転動体の転動路を形成している。なお、この転動路には転動体として複数のボールが装填されている。
図7(b)に示すように、スライダ本体4の両側の脚部には、スライダ本体4の長手方向(図7(b)の紙面垂直方向)へ貫通しており、断面が円形の戻し路4bが2本ずつ形成されている。また、スライダ本体4の両端面にはネジ穴11、12が2箇所ずつ形成されている。
サイドシール8は、図8に示すように略コ字状をした樹脂製又はゴム製の板部材であって、案内レール2の両側面及び上面に跨嵌する形状をしている。斯かる形状のサイドシール8により、スライダ3を案内レール2上で直線運動させた際に、案内レール2の両側面や上面に付着している塵、埃、ゴミ等の異物を除去することができる。なお、サイドシール8には、スライダ本体4のネジ穴12に対向する位置に、円形の貫通穴9がそれぞれ形成されている。
本実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置は、スライダ3内へ潤滑剤を給油するものであり、エンドキャップ5と、潤滑剤容器7と、後述する潤滑部材15とによって構成されている。
エンドキャップ5の方向転換路5aには、図6(a)に示すように、スライダ3の長手方向(図6(a)の左右方向)へ延びる円形の貫通孔16が形成されている(図2(a)も参照。)。
潤滑剤容器7の正面には、図3(a)に示すように、4つの凹部18に対向し、かつエンドキャップ5の4つの貫通孔16に対向する位置に、筒状部19がそれぞれ一体的に形成されている。筒状部19は、図6(a)に示すように、スライダ3の長手方向内側(図6(a)の右方向)へ延びており、エンドキャップ5における方向転換路5aの貫通孔16に嵌合する円筒形状をしている。筒状部19内の円形開口(中空部)は、対向する凹部18の底面を貫通している。
なお、潤滑剤容器7には、スライダ本体4の2つのネジ穴12に対向する位置に、円形の貫通穴20がそれぞれ形成されている。
潤滑部材15を保持した凹部18は、図3(c)に示すように、潤滑剤容器7の背面側より蓋22が取り付けられて密封される。蓋22は、図5に示すように、潤滑剤容器7と同じ樹脂製の板部材からなり、潤滑剤容器7の2つの凹部18を一度に密封するために長方形状をしている。なお、蓋22には、潤滑剤容器7の貫通穴20に対向する位置に円形の貫通穴23が形成されている。
ここで、スライダ本体4の長手方向(図6の左右方向)における潤滑剤容器7の筒状部19と潤滑部材15の突起部21となる凸部21の長さは、筒状部19及び突起部21とエンドキャップ5の方向転換路5aの転動溝との間に段差が生じないようにそれぞれ設計されている。そして、潤滑剤容器7の筒状部19の先端面及び潤滑部材15の突起部21の先端面は、図6(b)に示すようにエンドキャップ5の方向転換路5aの転動溝に沿った曲面形状にそれぞれ加工されている。
なお、予め潤滑剤容器7は、各凹部18に潤滑部材15を挿入し、背面側より蓋22を取り付けて密封しておく。
この構成により、スライダ3を案内レール2上で直線運動させた際に、方向転換路5aを転動する転動体が潤滑部材15の突起部21の先端面に接触して潤滑剤を塗布されることにより、スライダ3内へ給油することができる。
図10に示す第2実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置を備えたリニアガイド装置100について、上記第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
本実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置は、エンドキャップ5と、潤滑剤容器70と、潤滑部材150とによって構成されている。
図13(a)に示すように、潤滑剤容器7の凹部18に保持される潤滑部材150は、凹部18に嵌合する略立方体形状をしており、スライダ30の長手方向内側(図13(a)の右方向)へ延在し潤滑剤容器70の円形開口25から外部へ突き出る突起部210が一体的に形成されている。突起部210は、図13(b)に示すように、潤滑剤容器70の円形開口25及びエンドキャップ5の貫通孔16に嵌合する円柱形状をしている。
ここで、スライダ本体4の長手方向(図13(b)の左右方向)における潤滑部材150の突起部210の長さは、該突起部210とエンドキャップ5の方向転換路5aの転動溝との間に段差が生じないように設計されている。そして、潤滑部材150の突起部210の先端面は、図13(b)に示すようにエンドキャップ5の方向転換路5aの転動溝に沿った曲面形状に加工されている。
なお、予め潤滑剤容器70は、各凹部18に潤滑部材150を挿入し、背面側より蓋22を取り付けて密封しておく。
手順1:上記第1実施形態におけるスライダ3の組み立て手順の手順1と同様である(図14(a)を参照。)。
手順3:上記第1実施形態におけるスライダ3の組み立て手順の手順3と同様である(図14(c)を参照。)。
なお、潤滑剤容器7、70及び蓋22はともに樹脂製であるが、これに限られず金属製としてもよい。
ポリオレフィンは比重が1以下で軽量である。したがって、潤滑部材15、150をポリオレフィンで構成することにより、潤滑部材15、150から潤滑剤容器7、70へかかる負荷が小さくなるため、潤滑剤容器7、70に対して有効である。
また、ポリオレフィンは絶縁性が高い。したがって、スライダ3、30が案内レール2上を走行した時にエンドキャップ5の方向転換路5aと転動体との摩擦により静電気が生じた場合でも、ポリオレフィンで構成した潤滑部材15、150で絶縁することができる。このため、静電気によって潤滑剤容器7、70が破損してしまうことを防止することができる。
また、図6(b)に示したように潤滑剤容器7の筒状部19と潤滑部材15の突起部21とを嵌合させる構成の場合、軟質であるPEを潤滑部材15の材料に用いることで、筒状部19に突起部21を嵌めやすくなるので好ましい。なお、PEに剛性をもたせるために、PEにPPをコンパウンドすることがより好ましい。
図15に示す第3実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置を備えたリニアガイド装置101について、上記第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
本実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置は、図16(a)に示すように、エンドキャップ5と、潤滑剤容器7と、潤滑部材151とによって構成されている。
また、本実施形態では潤滑剤容器7の凹部18に潤滑部材151と押さえ部品41が挿入された後、潤滑剤42が隙間なく充填される。しかしこれに限られず、潤滑剤42の代わりに潤滑剤を含浸した多孔質成形体や潤滑剤を含浸した多孔質弾性体を凹部18に隙間なく配置する構成としてもよい。なおこのことは、後述する第4実施形態においても同様である。
図20に示す第4実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置を備えたリニアガイド装置102について、上記第2、第3実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
本実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置は、図21(a)に示すように、エンドキャップ5と、潤滑剤容器70と、潤滑部材152とによって構成されている。
図24に示す第5実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置を備えたリニアガイド装置103について、上記第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
本実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置は、図25に示すように、エンドキャップ5と、潤滑剤容器73と、潤滑部材153とによって構成されている。
潤滑剤容器73は、図25に示すように、上記第1実施形態における潤滑剤容器7の筒状部19内の中空部を、潤滑部材153の突起部213が嵌合できるようにテーパー形状にしたものである。
また、本実施形態における潤滑部材153は、上記第2実施形態のリニアガイド装置100に適用することもできる(図27を参照。)。この場合、第2実施形態における潤滑剤容器70の円形開口25及びエンドキャップ5の貫通孔16を潤滑部材153の突起部213が嵌合できるようにテーパー形状とする。
図28に示す第6実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置を備えたリニアガイド装置104について、上記第2実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
本実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置は、図29に示すように、エンドキャップ54と、潤滑剤容器74と、潤滑部材154とによって構成されている。
なお、潤滑部材154の長さは、後述するように潤滑部材154にOリング45を装着してエンドキャップ54の貫通孔164に挿入した際に、潤滑部材154とエンドキャップ54の方向転換路5aの転動溝との間に段差が生じないように設計されている。具体的には、潤滑部材154の長さは、エンドキャップ54の貫通孔164の長さよりもOリング45の厚み分だけ大きく設計されている。
なお、予め潤滑剤容器74は、各凹部18に潤滑剤42を充填し、背面側より蓋22を取り付けておく。
手順1:図32(a)に示すように、樹脂製で断面が円形のOリング45に潤滑部材154を挿入する。そして、潤滑部材154の上述した曲面形状に加工された先端面と反対側の端部にOリング45を配置する。
手順3:上記第2実施形態におけるスライダ30の組み立て手順の手順1と同様である(図33(a)を参照。)。
手順5:上記第2実施形態におけるスライダ30の組み立て手順の手順3と同様である(図33(c)を参照。)。
図34に示す第7実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置を備えたリニアガイド装置105について、上記第6実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
本実施形態に係るリニアガイド装置用給油装置は、図35(a)に示すように、エンドキャップ55と、潤滑剤容器75と、潤滑部材155とによって構成されている。
なお、予め潤滑剤容器75は、各凹部18に潤滑剤42を充填し、背面側より蓋22を取り付けておく。
手順1:図38(a)に示すように、潤滑部材155の一端にチューブ47を装着する。
手順3:上記第6実施形態におけるスライダ34の組み立て手順の手順3、即ち上記第2実施形態におけるスライダ30の組み立て手順の手順1と同様である(図39(a)を参照。)。
手順5:上記第6実施形態におけるスライダ34の組み立て手順の手順5、即ち上記第2実施形態におけるスライダ30の組み立て手順の手順3と同様である(図39(c)を参照。)。
また、上記各実施形態では、転動体としてボールを備えたリニアガイド装置1、100〜105を示しているが、これに限られず、転動体としてころを備えたリニアガイド装置を構成することもできる。
2 案内レール
3、30〜35 スライダ
5、54、55 エンドキャップ
5a 方向転換路
7、70、73〜75 潤滑剤容器
8 サイドシール
15、150〜155 潤滑部材
16、164 エンドキャップの貫通孔
18 潤滑剤容器の凹部
21、210〜213 潤滑部材の突起部
Claims (18)
- スライダの長手方向の端部に配置されており、前記スライダ内の転動体の転動方向を転換するための方向転換路を有するエンドキャップと、
潤滑剤を保持し、前記エンドキャップに隣接して配置された容器とからなり、
前記エンドキャップには、前記方向転換路から前記容器へ向かって延びた貫通孔が形成されており、
前記容器には、前記エンドキャップの前記貫通孔に連通する開口が形成されており、
前記潤滑剤は、前記容器の前記開口と前記エンドキャップの前記貫通孔を経て前記方向転換路内に給油され、
前記容器は、前記潤滑剤を含浸した多孔質成形体からなり突起部を有する潤滑部材を保持し、
前記潤滑部材の前記突起部は、前記容器の前記開口から突出し、前記エンドキャップの前記貫通孔に挿入されて前記方向転換路内に露呈しており、
前記潤滑部材の前記突起部の先端は、前記方向転換路の転動溝に沿って曲面を形成していることを特徴とするリニアガイド装置用給油装置。 - 前記多孔質成形体が弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載のリニアガイド装置用給油装置。
- 前記容器は、前記開口の位置に筒状部を有し、
前記容器の前記開口から突出した前記潤滑部材の前記突起部が、前記筒状部内の中空部に嵌合し、
前記容器の前記筒状部が前記エンドキャップの前記貫通孔に嵌合し、前記潤滑部材の前記突起部及び前記容器の前記筒状部が前記エンドキャップの前記方向転換路内に露呈しており、
前記潤滑部材の前記突起部の先端及び前記容器の前記筒状部の先端が、前記エンドキャップの前記方向転換路の転動溝に沿って曲面を形成していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリニアガイド装置用給油装置。 - 前記容器の前記開口から突出した前記潤滑部材の前記突起部は、前記エンドキャップの前記貫通孔に嵌合していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリニアガイド装置用給油装置。
- 前記潤滑部材の前記突起部がテーパー形状であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のリニアガイド装置用給油装置。
- 前記容器は、前記潤滑部材を保持する凹部と、前記凹部を閉塞する蓋部材とを有し、
前記凹部の底面に前記開口が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリニアガイド装置用給油装置。 - 前記潤滑部材は、前記凹部の底面に嵌合する板状部と、前記突起部とからなることを特徴とする請求項6に記載のリニアガイド装置用給油装置。
- 前記突起部を構成する多孔質成形体の空孔率が、前記板状部を構成する多孔質成形体の空孔率よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載のリニアガイド装置用給油装置。
- 前記凹部に前記板状部の位置を固定するための押さえ部品を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のリニアガイド装置用給油装置。
- 前記押さえ部品は多孔質成形体で構成されており、
前記潤滑部材と前記押さえ部品を収容した前記凹部に、潤滑剤又は潤滑剤を含浸した多孔質成形体がさらに収容されていることを特徴とする請求項9に記載のリニアガイド装置用給油装置。 - スライダの長手方向の端部に配置されており、前記スライダ内の転動体の転動方向を転換するための方向転換路を有するエンドキャップと、
潤滑剤を保持し、前記エンドキャップに隣接して配置された容器とからなり、
前記エンドキャップには、前記方向転換路から前記容器へ向かって延びた貫通孔が形成されており、
前記容器には、前記エンドキャップの前記貫通孔に連通する開口が形成されており、
前記潤滑剤は、前記容器の前記開口と前記エンドキャップの前記貫通孔を経て前記方向転換路内に給油され、
多孔質成形体からなる柱状の潤滑部材を有し、
前記潤滑部材は前記容器の前記開口内から前記エンドキャップの前記貫通孔内にわたって延在しており、
前記潤滑部材の一方の先端は前記方向転換路内に露呈し、前記方向転換路の転動溝に沿って曲面を形成しており、
前記容器には、前記開口の周囲に凹みが形成されており、
前記潤滑部材の他方の先端には、前記他方の先端を取り巻くように密閉部材が取り付けられており、
前記密閉部材は前記容器の前記凹みに嵌合していることを特徴とするリニアガイド装置用給油装置。 - 前記エンドキャップの前記方向転換路には、前記貫通孔が複数形成されており、
前記容器には、前記開口及び前記凹みが前記貫通孔と同数形成されており、
前記密閉部材が取り付けられた前記潤滑部材は、複数の前記貫通孔のそれぞれに配置されていることを特徴とする請求項11に記載のリニアガイド装置用給油装置。 - スライダの長手方向の端部に配置されており、前記スライダ内の転動体の転動方向を転換するための方向転換路を有するエンドキャップと、
潤滑剤を保持し、前記エンドキャップに隣接して配置された容器とからなり、
前記エンドキャップには、前記方向転換路から前記容器へ向かって延びた貫通孔が形成されており、
前記容器には、前記エンドキャップの前記貫通孔に連通する開口が形成されており、
前記潤滑剤は、前記容器の前記開口と前記エンドキャップの前記貫通孔を経て前記方向転換路内に給油され、
多孔質成形体からなる柱状の潤滑部材を有し、
前記潤滑部材は前記容器の前記開口内から前記エンドキャップの前記貫通孔内にわたって延在しており、
前記潤滑部材の一方の先端には、潤滑剤を含浸可能で弾性変形可能な高分子材料で構成された筒状部品が取り付けられており、
前記筒状部品の先端は、前記エンドキャップの前記方向転換路の転動溝に沿った形状をしており、前記方向転換路内に露呈していることを特徴とするリニアガイド装置用給油装置。 - 前記エンドキャップの前記方向転換路には、前記貫通孔が複数形成されており、
前記容器には、前記開口が前記貫通孔と同数形成されており、
前記筒状部品が取り付けられた前記潤滑部材は、複数の前記貫通孔のそれぞれに配置されていることを特徴とする請求項13に記載のリニアガイド装置用給油装置。 - 前記容器は、前記潤滑剤を保持する凹部と、前記凹部を閉塞する蓋部材とを有し、
前記凹部の底面に前記開口が形成されていることを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載のリニアガイド装置用給油装置。 - 前記エンドキャップは、前記方向転換路を複数有し、
複数の前記方向転換路には、それぞれに前記貫通孔が形成されており、
前記容器は、前記凹部を、前記エンドキャップの前記貫通孔と同数備えていることを特徴とする請求項6〜10、15のいずれか一項に記載のリニアガイド装置用給油装置。 - 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のリニアガイド装置用給油装置を備えたことを特徴とするリニアガイド装置。
- 前記スライダは、前記容器に隣接して配置されたサイドシールを有し、
前記サイドシール、前記容器及び前記エンドキャップには、スライダ本体の長手方向の端部に形成されたネジ穴に対向する貫通穴がそれぞれ形成されており、
ネジが前記サイドシール、前記容器及び前記エンドキャップの前記貫通穴を順に通って前記スライダ本体の前記ネジ穴に取り付けられていることを特徴とする請求項17に記載のリニアガイド装置。
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