JPH074335Y2 - 直動案内ユニットの潤滑装置 - Google Patents

直動案内ユニットの潤滑装置

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JPH074335Y2
JPH074335Y2 JP1989066896U JP6689689U JPH074335Y2 JP H074335 Y2 JPH074335 Y2 JP H074335Y2 JP 1989066896 U JP1989066896 U JP 1989066896U JP 6689689 U JP6689689 U JP 6689689U JP H074335 Y2 JPH074335 Y2 JP H074335Y2
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JP
Japan
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side plate
oil supply
hole
supply passage
direction change
Prior art date
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JP1989066896U
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English (en)
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JPH036124U (ja
Inventor
一彦 田中
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Nippon Thompson Co Ltd
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Nippon Thompson Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、トラックレール上をケーシングとその両端に
取り付けられた側板で構成されたスライドユニットが、
多数の転動体を介して無限に進退運動することのできる
直動案内ユニットに関する考案である。
特に転動体の方向転換路が形成された側板が上下に二分
割された形式のもので、側板を通してグリースなどの潤
滑剤を転動体に供給できる給油通路を有する形式の直動
案内ユニットの潤滑装置に関する考案である。
従来の技術 側板が上下に分割されている上位側板と下位側板とから
なる従来の直動案内ユニットにおける前記側板の給油通
路は、上位側板の外側面の中央位置に設けられたグリー
スニップル取付のグリースニップル孔から潤滑剤が給油
され、さらに給油溝および給油孔を経由して下位側板の
方向転換路へと給油される構成となっている。しかし、
上下位側板の間の給油通路の連結部分については、直動
案内ユニットの基本的機能に影響しないため、連結装置
を施していなかった。
よって、上下位側板の給油通路の連結部分では隙間が発
生するため、連結部分から潤滑剤が流失してしまうとい
う欠点があった。
考案が解決しようとする課題 以上のように従来の直動案内ユニットの潤滑装置は、期
待通りに潤滑剤がスライドユニット内の転動体まで届か
ず、運転中に転動体と転動体が転動する軌道面が短期間
に損傷するという問題があった。
課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するための手段として下記の構
成を備えるものである。
長尺状部材の両側面の長手方向に転動体用の軌道溝を形
成したトラックレールと、トラックレールの軌道溝に対
応した内周面に軌道溝を形成すると共に転動体用の無限
循環路が形成されているスライドユニットとを転動体を
介して無限転がり案内する直動案内ユニットにおいて、
前記スライドユニットは軌道溝とリターン孔とが形成さ
れたケーシングと、前記軌道溝とリターン孔とを連結す
る方向転換路が形成された側板とからなり、該側板は潤
滑剤の注入口であるグリースニップル孔と該グリースニ
ップル孔に連通し左右に延設された上給油通路とが形成
された横長桿状の上位側板と、前記方向転換路と該方向
転換路に連通開口する下給油通路とが形成され前記上位
側板の下部左右両側に取り付けられた一対の下位側板と
からなっており、前記上位側板のグリースニップル孔か
ら前記下位側板の方向転換路まで連通する前記上下両給
油通路によって連結されており、前記上給油通路と下給
油通路とを連結する両給油通路の連結部分にはOリング
用溝が囲繞凹設され、該Oリング用溝には潤滑剤洩れ防
止用のOリングが挿着されてなる連結装置が設けられて
いることを特徴とする直動案内ユニットの潤滑装置 作用 前記上位側板のグリースニップルから供給された潤滑剤
は上下両給油通路を通って方向転換路まで達するが、上
下位側板に形成された上下両給油通路の連結部分にOリ
ングを嵌合したので、前記連結部分に隙間があったとし
ても潤滑剤は流失いない。
実施例 第1図から第6図は本考案の実施例を示すものである。
第1図は本考案の1実施例を示す直動案内ユニット全体
を示す斜視図、第2図は側板を取り外した状態の第1図
の進行方向立面図、第3図はOリングを取り付けた部分
垂直断面を含む上位側板の背面図、第4図は第3図のAB
CD屈曲線断面図、第5図は下位側板に溝スペーサを嵌合
した状態の水平断面図、第6図は第5図に示す下位側板
の背面図である。
第1図に示すごとく、長尺状部材の両側面の長手方向に
軌道溝1aを形成したトラックレール1上を跨架したスラ
イドユニット10が自在に進退することのできる直動案内
ユニットであり、前記スライドユニット10は前記軌道溝
1aに対向する軌道溝2aを形成したケーシング2と、前記
両軌道溝1a,2a間を転動する転動体4,4と、前記ケーシン
グ2の進退方向両端に取り付けられた側板3,3とからな
っている。
前記側板3は横長桿状の上位側板3aとその下部左右両端
に取り付けられた一対の下位側板3b,3bとからなり、前
記上位側板には外側面の中央位置にグリースニップル5
が取り付けられている。
第2図は、側板3を取り外した状態の進行方向立面図で
ある。ケーシング2とトラックレール1にはそれぞれ対
応した位置に軌道溝1a,2aが長手方向に形成され、該両
軌道溝1a,2a間には多数のボール4,4が挿入されている。
さらに前記両軌道溝1a,2a間のボール4,4は下位側板3bに
形成された方向転換路3c(想像線で表示)を通ってリタ
ーン孔2cへと移動する。
前述の実施例では、2条列の直動案内ユニットを示して
いるが、4条列方式のものでも実施可能であり、転動体
をボールではなく、ころとする形式でも本考案を実施で
きる。
第3図は、Oリング6を組み付けた部分垂直断面を含む
上位側板3aをケーシング2側から見た立面図である。該
上位側板3aの上部左右の中央にはグリースニップル5を
取り付けるためのグリースニップル孔5aがあり、このニ
ップル孔5aに連結して上給油通路の鈎状の給油溝5bが左
右に長く形成されている。
該給油溝5bの下方へ屈曲した両先端部には、同じく上給
油通路の一部をなし下位側板3bへ向かってL字状に形成
された給油孔5cが形成されている。該給油孔5cの下位側
板3bとの連結部分には、Oリング6を挿入するためのO
リング用溝5dが囲繞形成され、該溝5dにOリング6が下
位側板3b側へ一部を下方へ突出させた状態で嵌合されて
いる。
第4図は第3図中ABCD屈曲線断面図である。前記上位側
板3aは取付孔8,8が穿設され、該取付孔8に挿入される
ボルトによって前記ケーシング2の両端部に強く固着さ
れるため、ケーシング2との間隙は殆どなく、給油溝5b
からグリースが流失する量は微量であり、実用上問題は
ならない。
第5図は下位側板3bのU字状溝に半円形状の溝スペーサ
7を嵌合して方向転換路3cを形成した状態を示す下位側
板3bの水平断面図であり、第6図は第5図に示す下位側
板3bをケーシング2側から見た背面図である。
前記下位側板3bに形成されたL字状の下給油通路5eは上
端が上位側板3aの給油孔5cに対峙開口して形成され、下
端は方向転換路3cに開口されている。
考案の効果 本考案は次の効果を有する。
簡単な上下両給油通路の連結装置で上位側板内に給油
された潤滑剤を上下両給油通路の連結部分から全く洩れ
ることなく効率よく下位側板内の方向転換路へ給油する
ことができる。
上位側板および下位側板は樹脂の射出成形によって成
形するので、上下両給油通路の連結装置は成形型の簡単
な追加で実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の実施例を示すものである。 第1図は本考案の1実施例を示す直動案内ユニット全体
を示す斜視図、第2図は側板を取り外した状態の第1図
の進行方向立面図、第3図は、Oリングを取り付けた部
分垂直断面を含む上位側板の背面図、第4図は第3図中
のABCD屈曲線断面図、第5図は下位側板に溝スペーサを
嵌合した状態の水平断面図、第6図は第5図に示す下位
側板の背面図である。 1:トラックレール、1a,2a:軌道溝、2:ケーシング、2b:
取り付けねじ穴、2c:リターン孔、3:側板、3a:上位側
板、3b:下位側板、3c:方向転換路、4:ボール、5:グリー
スニップル、5a:グリースニップル孔、5b:給油溝(上給
油通路)、5c:給油孔(下給油通路)、5d:Oリング用
溝、5e:下給油通路、6:Oリング、8:取付孔(上位側
板)、9:取付孔(下位側板)、10:スライドユニット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状部材の両側面の長手方向に転動体用
    の軌道溝を形成したトラックレールと、トラックレール
    の軌道溝に対応した内周面に軌道溝を形成すると共に転
    動体用の無限循環路が形成されているスライドユニット
    とを転動体を介して無限転がり案内する直動案内ユニッ
    トにおいて、前記スライドユニットは軌道溝とリターン
    孔とが形成されたケーシングと、前記軌道溝とリターン
    孔とを連結する方向転換路が形成された側板とからな
    り、該側板は潤滑剤の注入口であるグリースニップル孔
    と該グリースニップル孔に連通し左右に延設された上給
    油通路とが形成された横長桿状の上位側板と、前記方向
    転換路と該方向転換路に連通開口する下給油通路とが形
    成され前記上位側板の下部左右両側に取り付けられた一
    対の下位側板とからなっており、前記上位側板のグリー
    スニップル孔から前記下位側板の方向転換路まで連通す
    る前記上下両給油通路によって連結されており、前記上
    給油通路と下給油通路とを連結する両給油通路の連結部
    分にはOリング用溝が囲繞凹設され、該Oリング用溝に
    は潤滑剤洩れ防止用のOリングが挿着されてなる連結装
    置が設けられていることを特徴とする直動案内ユニット
    の潤滑装置。
JP1989066896U 1989-06-08 1989-06-08 直動案内ユニットの潤滑装置 Expired - Lifetime JPH074335Y2 (ja)

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JPH036124U JPH036124U (ja) 1991-01-22
JPH074335Y2 true JPH074335Y2 (ja) 1995-02-01

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JP5089315B2 (ja) * 2007-10-02 2012-12-05 ヤマハリビングテック株式会社 浴室ドア
JP6384083B2 (ja) * 2013-03-27 2018-09-05 日本精工株式会社 リニアガイド装置用給油装置、リニアガイド装置
JP6384085B2 (ja) * 2014-03-28 2018-09-05 日本精工株式会社 直動案内装置

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JPS5876824U (ja) * 1981-11-18 1983-05-24 日本精工株式会社 軌道案内軸受
JPS6425525U (ja) * 1987-08-07 1989-02-13

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JPH036124U (ja) 1991-01-22

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