JP6383214B2 - 結像光学系及びそれを備えた光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、結像光学系及びそれを備えた光学装置に関する。
60°前後から50°前後の画角を有する撮影レンズとして、広角レンズや標準レンズ(以下、「広角撮影レンズ」という)がある。広角撮影レンズの光学系には、従来、レトロフォーカスタイプの光学系又はガウスタイプの光学系が広く用いられてきた。
レトロフォーカスタイプの光学系は、負の屈折力を有する前群と正の屈折力を有する後群とから構成されている。レトロフォーカスタイプの光学系は、十分な長さのバックフォーカスが確保できるという特徴を有している。
一方、ガウスタイプの光学系は、特徴的な一組の接合レンズを有する。一方の接合レンズは、最も像側に負レンズを有し、最も像側の面が像側に凹面を向けている。また、他方の接合レンズは、最も物体側の面が物体側に凹面を向けている。
ガウスタイプの光学系を2つの群に分けると、一方の接合レンズから物体側の群(以下、「物体側群」という)と他方の接合レンズから像側の群(以下、「像側群」という)とに分けることができる。
なお、ガウスタイプの光学系では、屈折力の重心が光学系の像側寄りにある。すなわち、ガウスタイプの光学系では、物体側群の屈折力と像側群の屈折力は共に正の屈折力であるが、物体側群よりも像側群の方で屈折力が大きくなっている。
従来の広角撮影レンズの光学系では、画角が広くなるほど、屈折力配置が非対称になる傾向が強くなる。そのため、従来の広角撮影レンズの光学系では、画角が広くなるほど、コマ収差、非点収差及び倍率色収差が悪化し易い。なお、屈折力配置とは、正の屈折力と負の屈折力の並び方のことである。
また、従来の広角撮影レンズの光学系では、Fナンバーが小さくなるほど、相対的にレンズ面の曲率が大きくなる。そのため、従来の広角撮影レンズの光学系では、Fナンバーが小さくなるほど、球面収差、コマ収差及び軸上色収差が多く発生する傾向があった。
また、従来の広角撮影レンズの光学系では、正の屈折力を有する後群の有効口径が大型化するといった問題もあった。
これらの問題を解決した広角撮影レンズが、各種提案されている。提案されている広角撮影レンズでは、Fナンバーが1.4程度になっている。画角が広くFナンバーが小さい広角撮影レンズの光学系として、特許文献1〜6に開示された光学系がある。
特開2012−226309号公報 特開2004−101880号公報 特開2009−109723号公報 特開2010−039340号公報 特開2010−097207号公報 特開2011−059290号公報
特許文献1や特許文献2の光学系ではFナンバーが1.24であるため、Fナンバーが小さい光学系が実現できている。しかしながら、画角が63.6°であるため、特許文献1や特許文献2の光学系では、画角が十分に広い光学系が実現できていない。
また、特許文献3、特許文献4、特許文献5及び特許文献6の光学系では、Fナンバーが1.4であるが、これ以上Fナンバーを小さくしようとするか、又は画角を広くしようとすると、上述した諸収差の補正がさらに困難となる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系及びそれを備えた光学装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の結像光学系は、
距離が長い方の拡大側の共役点と距離が短い方の縮小側の共役点との共役関係を形成する結像光学系であって、
結像光学系は、拡大側から順に、
負の屈折力を有する第1レンズ群と、
正の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と、
第4レンズ群と、
第5レンズ群と、から構成され、
第2レンズ群内に、開口絞りを有し、
第1レンズ群は、最も拡大側に位置する第1の負レンズと、最も縮小側に位置する第1の接合レンズと、を有し、
第2レンズ群は、拡大側から順に、第2の接合レンズと、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、を有し、
第3レンズ群は、拡大側から順に、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、第3の接合レンズと、を有し、
レンズ成分は、光路中にて拡大側面と縮小側面のみが空気に接するレンズブロックであって、
第1の接合レンズは最も縮小側に負レンズを有し、最も縮小側の面が縮小側に凹面を向けており、
第2の接合レンズは正の屈折力を有し、最も拡大側の面が拡大側に凹面を向けており、
第3の接合レンズは正の屈折力を有し、縮小側に負レンズを有し、
フォーカスの際、第1レンズ群、第2レンズ群及び第5レンズ群は静止し、第3レンズ群と第4レンズ群が移動し、
第2レンズ群と第3レンズ群との間の距離、第3レンズ群と第4レンズ群との間の距離及び第4レンズ群と第5レンズ群との間の距離が変化することを特徴とする。
また、本発明の光学装置は、
光学系と、縮小側に配置された撮像素子と、を有し、
撮像素子は撮像面を有し、且つ光学系によって撮像面上に形成された像を電気信号に変換し、
光学系が上述の結像光学系であることを特徴とする。
また、本発明の光学装置は、
光学系と、縮小側に配置された表示素子と、を有し、
表示素子は表示面を有し、
表示面上に表示された画像は、光学系によって拡大側に投影され、
光学系が上述の結像光学系であることを特徴とする。
本発明によれば、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系及びそれを備えた光学装置を提供することができる。
実施例1に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)は、無限遠物体合焦時のレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は、無限遠物体合焦時の収差図である。 実施例2に係る結像光学系の断面図と収差図であって、(a)は、無限遠物体合焦時のレンズ断面図、(b)、(c)、(d)及び(e)は、無限遠物体合焦時の収差図である。 撮像装置の断面図である。 撮像装置の外観を示す前方斜視図である。 撮像装置の後方斜視図である。 撮像装置の主要部の内部回路の構成ブロック図である。 投影装置の断面図である。
以下に、本発明に係る結像光学系及びそれを備えた光学装置の実施形態及び実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態及び実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施形態の結像光学系は、距離が長い方の拡大側の共役点と距離が短い方の縮小側の共役点との共役関係を形成する結像光学系であって、結像光学系は、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、第4レンズ群と、第5レンズ群と、から構成され、第2レンズ群内に、開口絞りを有し、第1レンズ群は、最も拡大側に位置する第1の負レンズと、最も縮小側に位置する第1の接合レンズと、を有し、第2レンズ群は、拡大側から順に、第2の接合レンズと、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、を有し、第3レンズ群は、拡大側から順に、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、第3の接合レンズと、を有し、レンズ成分は、光路中にて拡大側面と縮小側面のみが空気に接するレンズブロックであって、第1の接合レンズは最も縮小側に負レンズを有し、最も縮小側の面が縮小側に凹面を向けており、第2の接合レンズは正の屈折力を有し、最も拡大側の面が拡大側に凹面を向けており、第3の接合レンズは正の屈折力を有し、縮小側に負レンズを有することを特徴とする。なお、レンズ成分の概念には、単レンズ、接合レンズ、複合レンズが含まれる。
本実施形態の結像光学系の説明では、所定のレンズ群を用いて説明する。所定のレンズ群は、負の屈折力を有し、最も拡大側に位置するレンズから第1の接合レンズまでの間にあるすべてのレンズで構成されている。よって、所定のレンズ群は第1レンズ群に対応する。
本願実施形態の結像光学系とガウスタイプの光学系とを比較しながら、本願実施形態の結像光学系について説明する。以下の説明では、拡大側に物体側が対応し、縮小側に像側が対応する。
上述のように、ガウスタイプの光学系は、特徴的な一組の接合レンズを備えている。ここで、一方の接合レンズは、最も像側に負レンズを有し、最も像側の面が像側に凹面を向けている。
一方、本実施形態の結像光学系も、特徴的な一組の接合レンズ、すなわち、第1の接合レンズと第2の接合レンズとを備えている。ここで、第1の接合レンズは最も縮小側に負レンズを有し、最も縮小側の面が縮小側に凹面を向けている。よって、第1の接合レンズが一方の接合レンズに対応する。
また、ガウスタイプの光学系では、物体側群が一方の接合レンズを含んでいる。これに対して、本実施形態の結像光学系では、所定のレンズ群が第1の接合レンズを含んでいる。よって、所定のレンズ群が物体側群に対応する。
上述のように、ガウスタイプの光学系では、物体側群よりも像側群の方で屈折力が大きくなっている。ただし、物体側群の屈折力も像側群の屈折力も、共に正の屈折力である。
これに対して、本実施形態の結像光学系では、所定のレンズ群は負の屈折力を有している。屈折力の配分状態をガウスタイプの光学系で例えると、本実施形態の結像光学系では、物体側群に負の屈折力が配分されている状態になっている。
このように、所定のレンズ群は、ガウスタイプの光学系において、正の屈折力から負の屈折力に屈折力をシフトさせたときの物体側群ということができる。なお、シフトさせる屈折力は、弱い正の屈折力であっても良い。但し、この場合の屈折力は、ガウスタイプの光学系における物体側群の屈折力よりも弱い屈折力である。
また、ガウスタイプの光学系は、画角が50°程度までであれば、Fナンバーが1.4程度であっても収差補正のポテンシャルが極めて高い光学系である。この収差補正に対するポテンシャルの高さは、特徴的な一組の接合レンズに基づいている。
ここで、本実施形態の結像光学では、ガウスタイプの光学系に対して、物体側群における屈折力シフトと像側群における正の屈折力の増大を行った構成を採用している。そのため、本実施形態の結像光学はガウスタイプの光学系とは異なる。
しかしながら、本実施形態の結像光学系も、特徴的な一組の接合レンズを備えている。よって、本実施形態の結像光学系は、収差補正のポテンシャルが極めて高い光学系をベースにしている。そのため、本実施形態の結像光学系では、諸収差を良好に補正しつつ、(I)Fナンバーを小さくすること、すなわち、光学系において十分な明るさを確保すること、(II)十分な長さのバックフォーカスを確保しつつ、結像光学系全系の焦点距離を短くすること、(III)十分な広さの画角を確保すること、ができる。
なお、物体側群における屈折力シフトとは、ガウスタイプの光学系において、物体側群の屈折力を、本来の正の屈折力から負の屈折力にシフトさせることである。また、像側群における正の屈折力の増大とは、ガウスタイプの光学系において、像側群の正の屈折力を本来の屈折力より大きくすることである。
また、物体側群における屈折力シフトを実施すると、像側群で主光線の高さが著しく高くなる。その結果、像側群での収差が悪化する。この収差の悪化を避けるためには、他方の接合レンズよりも像側に、開口絞りを移動させることが好ましい。
上述のように、本実施形態の結像光学系でも、所定のレンズ群が負の屈折力を有している。そこで、像側群での収差が悪化を避けるために、本実施形態の結像光学系においても、第2の接合レンズよりも縮小側に、開口絞りを位置させることが好ましい。
上述のように、本実施形態の結像光学系は、ガウスタイプの光学系をベースにしている。よって、本実施形態の結像光学系も、収差補正のポテンシャルが極めて高い光学系になっている。このようなことから、第2の接合レンズよりも縮小側に開口絞りを位置させても、収差の悪化をある程度は防ぐことができる。
しかしながら、第2の接合レンズよりも縮小側に開口絞りを位置させると、特徴的な一組の接合レンズに対する開口絞りの位置が、ガウスタイプの光学系と異なってしまう。そのため、第2の接合レンズよりも縮小側に開口絞りを位置させた場合、収差をより高いレベルで補正することは難しい。
そこで、本実施形態の結像光学系では、第3の接合レンズを新たに設けている。この第3の接合レンズは、縮小側に負レンズを有する。例えば、この負レンズに正レンズを組み合わせることで、第3の接合レンズにアプラナティック色消しレンズの役目を持たせることができる。
このように、第1の接合レンズと第2の接合レンズに加え、第3の接合レンズを設けることで、本実施形態の結像光学系では、特に収差補正が困難となる球面収差、コマ収差、軸上色収差及び倍率色収差を、満足できるレベルまで補正することができる。
その結果、本実施形態の結像光学系によれば、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系を実現することができる。なお、広い画角とは、例えば70°以上の画角で、小さいFナンバーとは、例えば、1.2程度である。
なお、上述のように、本実施形態の結像光学系は、収差補正のポテンシャルが極めて高い光学系である。本実施形態の結像光学系では、以下の構成を備えることで、この極めて高い収差補正のポテンシャルを得ている。第1レンズ群は、最も拡大側に位置する第1の負レンズと、最も縮小側に位置する第1の接合レンズと、を有する。第2レンズ群は、拡大側から順に、第2の接合レンズと、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、を有する。第3レンズ群は、拡大側から順に、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、第3の接合レンズと、を有する。
また、本実施形態の結像光学系では、第2の接合レンズよりも縮小側に、開口絞りを位置させている。具体的には、開口絞りを第2レンズ群内に配置している。
また、本実施形態の結像光学系のより具体的な構成は以下のようになる。結像光学系は、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、第4レンズ群と、第5レンズ群と、から構成されている。そして、第1レンズ群の屈折力を、ガウスタイプの光学系における正の屈折力から負の屈折力にシフトさせる一方で、第2レンズ群と第3レンズ群に、ガウスタイプの光学系に比べて、より大きな正の屈折力を与えている。
また、第1の接合レンズは最も縮小側に負レンズを有し、最も縮小側の面が縮小側に凹面を向けている。また、第2の接合レンズは正の屈折力を有し、最も拡大側の面が拡大側に凹面を向けている。また、第3の接合レンズは正の屈折力を有し、縮小側に負レンズを有する。また、レンズ成分は、光路中にて拡大側面と縮小側面のみが空気に接するレンズブロックである。
なお、各接合レンズのより好ましい構成は、次のとおりである。第1の接合レンズは、拡大側から順に、正レンズと負レンズとで構成され、最も縮小側の面が縮小側に凹面を向けている。第2の接合レンズは、負レンズと正レンズとで構成され、最も拡大側の面が拡大側に凹面を向けている。また、第3の接合レンズは、拡大側から順に、正レンズと負レンズとで構成されている。
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
0.1<M5_3G/M5_4G<5 (1)
ここで、
5_3Gは、第3レンズ群の無限遠物体合焦時の横倍率、
5_4Gは、第4レンズ群の無限遠物体合焦時の横倍率、
である。
上述のように、本実施形態の結像光学では、ガウスタイプの光学系に対して、物体側群における屈折力シフトと像側群における正の屈折力の増大を行った構成を採用している。ここで、特に、口径比が大きい光学系ならではの要求として、球面収差、コマ収差および非点収差に関する高いレベルでの補正がある。
そこで、この高いレベルでの収差補正を実現するために、所定のレンズ群よりも縮小側を、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群とで構成している。このように、最も縮小側のレンズ群が明確な負の屈折力を有する、という形に分割している。
そして、光学系全体として、負の屈折力、正の屈折力、正の屈折力、正の屈折力及び負の屈折力の5つのレンズ群からなる構成をとっている。その結果、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系を実現できる。
そして、負の屈折力を有する第3レンズ群と正の屈折力を有する第4レンズ群との関係において、条件式(1)を満足することが好ましい。
条件式(1)の上限値を上回ると、球面収差、コマ収差及び非点収差のそれぞれを、満足できるレベルまで補正することが困難になる。一方、条件式(1)の下限値を下回ると、必要な長さのバックフォーカスを確保することが困難になる。
なお、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満足すると良い。
0.2<M5_3G/M5_4G<2 (1’)
さらに、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’’)を満足するとなお良い。
0.4<M5_3G/M5_4G<1 (1’’)
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
−10<(R2GF+R2GR)/(R2GF−R2GR)<−0.1 (2)
ここで、
2GFは、第2レンズ群において最も拡大側に位置する面の近軸曲率半径、
2GRは、第2レンズ群において最も縮小側に位置する面の近軸曲率半径、
である。
所定のレンズ群よりも縮小側に、ガウスタイプの光学系に比べて、より大きな正の屈折力を与えると、所定のレンズ群よりも縮小側での球面収差やコマ収差の補正が困難になる。
そこで、所定のレンズ群よりも縮小側を、第2レンズ群から第5レンズ群までの4つのレンズ群で構成する。そして、第2レンズ群が、拡大側から順に、第2の接合レンズと、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、を含むようにする。更に、ガウスタイプの光学系において、他方の接合レンズに対して像側へ開口絞りを移動させた場合と同じになるように、第2の接合レンズよりも縮小側に、開口絞りを位置させると良い。
そして、条件式(2)を満たすことが好ましい。条件式(2)を満足することで、軸上収差の悪化と軸外収差の悪化を防止することができる。
条件式(2)の上限値を上回ると、球面収差やコマ収差が悪化し易い。よって、条件式(2)の上限値を上回ることは好ましくない。一方、条件式(2)の下限値を下回ると、非点収差が悪化し易い。
なお、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を満足すると良い。
−8<(R2GF+R2GR)/(R2GF−R2GR)<−1 (2’)
さらに、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’’)を満足するとなお良い。
−4.5<(R2GF+R2GR)/(R2GF−R2GR)<−3.5 (2’’)
また、本実施形態の結像光学系では、第2の接合レンズに対して最も近くに位置する第1の正レンズを有し、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
0.001<(RP1F+RP1R)/(RP1F−RP1R)<5 (3)
ここで、
P1Fは、第1の正レンズの拡大側面の近軸曲率半径、
P1Rは、第1の正レンズの縮小側面の近軸曲率半径、
である。
所定のレンズ群よりも縮小側に、ガウスタイプの光学系に比べて、より大きな正の屈折力を与えると、所定のレンズ群よりも縮小側での球面収差やコマ収差の補正が困難になる。
そこで、所定のレンズ群よりも縮小側を、第2レンズ群から第5レンズ群までの4つのレンズ群で構成する。そして、第2レンズ群が、拡大側から順に、第2の接合レンズと、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、を含むようにする。更に、ガウスタイプの光学系において、他方の接合レンズ対して像側へ開口絞りを移動させた場合と同じになるように、第2の接合レンズよりも縮小側に、開口絞りを位置させると良い。
そして、条件式(3)を満たすことが好ましい。条件式(3)を満足することで、軸上収差の悪化と軸外収差の悪化を防止することができる。
条件式(3)の上限値を上回ると、球面収差とコマ収差が悪化しやすい。よって、条件式(3)の上限値を上回ることは好ましくない。一方、条件式(3)の下限値を下回ると、非点収差が悪化し易い。
なお、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を満足すると良い。
0.01<(RP1F+RP1R)/(RP1F−RP1R)<1 (3’)
さらに、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’’)を満足するとなお良い。
0.05<(RP1F+RP1R)/(RP1F−RP1R)<0.6 (3’’)
なお、本実施形態の結像光学系は、ガウスタイプの光学系を原形としている。そして、仕様に合わせて、物体側群や像側群において、屈折力の正負や屈折力の絶対値を変化させ、高い結像性能を確保すべく詳細な構成を変えることを行なっている。
ここで、ガウスタイプの光学系は、物体側群と像側群からなり、全体として6枚のレンズ又は7枚のレンズで構成されている。その構成は、例えば、物体側から順に、正・正負・S・負正・正、もしくは、正・正負・S・負正・正・正で表される。ここで、「正」は正レンズ、「負」は負レンズ、「正負」と「負正」は接合レンズ、「S」は開口絞り、「・」は空気間隔を表している。また、開口絞りSを境にして、物体側群と像側群に分けることができる。また、像側群に、更に正レンズを配置する構成もある。
また、本実施形態の結像光学系では、フォーカスの際、第3レンズ群から第5レンズ群までの間の空気間隔が変化することが好ましい。
フォーカスを行なうと光学系の中での光線の通り方が変わるため、通常は収差が変化する。特に、大口径比で高い光学性能を持つ光学系の場合、球面収差、コマ収差及び非点収差については、その変動が像面で生じることはほとんど許容できない。したがって、インナーフォーカスを用いる場合、フォーカスの際の空気間隔の変化は、各収差の変動が小さい部位で行なうことになる。
本実施形態の結像光学系では、各収差の変動が小さい部位は、第3レンズ群から第5レンズ群までの間の空気間隔である。そこで、フォーカスの際、第3レンズ群から第5レンズ群までの間の空気間隔を変化させることで、球面収差、コマ収差及び非点収差について、像面で生じる変動を許容できるレベルに抑えることができる。
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
−8<(R5GF+R5GR)/(R5GF−R5GR)<−0.1 (4)
ここで、
5GFは、第5レンズ群において最も拡大側に位置する面の近軸曲率半径、
5GRは、第5レンズ群において最も縮小側に位置する面の近軸曲率半径、
である。
ガウスタイプの光学系の像側群に相当する部分、すなわち、所定のレンズ群よりも縮小側を、本実施形態の結像光学系では4つのレンズ群で構成している。そして、屈折力配置を、拡大側から順に、正の屈折力、正の屈折力、正の屈折力、負の屈折力としている。ただし、このような屈折力配置だけでは、口径比が大きい光学系では、残存する球面収差、コマ収差及び非点収差を、同時に、満足できるレベルまで補正することは困難である。
そこで、条件式(4)を満足することで、残存する球面収差、コマ収差及び非点収差を、同時に、満足できるレベルに補正することができる。なお、条件式(4)は最も縮小側に位置するレンズ群の条件式である。本実施形態の結像光学系では、最も縮小側に位置するレンズ群が第5レンズ群なので、条件式(4)は第5レンズ群に関する条件式になっている。
条件式(4)の上限値を上回ると、非点収差が大きくなり易い。よって、条件式(4)の上限値を上回ることは好ましくない。一方、条件式(4)の下限値を下回ると、球面収差とコマ収差が悪化し易い。
なお、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’)を満足すると良い。
−4<(R5GF+R5GR)/(R5GF−R5GR)<−0.5 (4’)
さらに、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’’)を満足するとなお良い。
−2.5<(R5GF+R5GR)/(R5GF−R5GR)<−1.7 (4’’)
また、本実施形態の結像光学系では、第4レンズ群は1枚のレンズで構成され、1枚のレンズは、第2の正レンズであって、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
0.01<(RP2F+RP2R)/(RP2F−RP2R)<2 (5)
ここで、
P2Fは、第2の正レンズの拡大側面の近軸曲率半径、
P2Rは、第2の正レンズの縮小側面の近軸曲率半径、
である。
ガウスタイプの光学系の像側群に相当する部分、すなわち、所定のレンズ群よりも縮小側を、本実施形態の結像光学系では4つのレンズ群で構成している。そして、屈折力配置を、拡大側から順に、正の屈折力、正の屈折力、正の屈折力、負の屈折力としている。ただし、このような屈折力配置だけでは、口径比が大きい光学系では、残存する球面収差、コマ収差及び非点収差を、同時に、満足できるレベルまで補正することは困難である。
そこで、第4レンズ群を1枚のレンズで構成すると共に、条件式(5)を満足することで、残存する球面収差、コマ収差及び非点収差を、同時に、満足できるレベルに補正することができる。
条件式(5)の上限値を上回ると、球面収差とコマ収差が悪化し易い。一方、条件式(5)の下限値を下回ると、非点収差が大きくなり易い。よって、条件式(5)の下限値を下回ることは好ましくない。
なお、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’)を満足すると良い。
0.1<(RP2F+RP2R)/(RP2F−RP2R)<1 (5’)
さらに、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’’)を満足するとなお良い。
0.25<(RP2F+RP2R)/(RP2F−RP2R)<0.5 (5’’)
また、本実施形態の結像光学系では、第1の負レンズはメニスカスレンズであることが好ましい。
上述のように、本実施形態の結像光学系では、所定のレンズ群に負の屈折力を持たせている。そのためには、特に最も拡大側に位置するレンズを負レンズにすることが好ましい。ただし、最も拡大側に配置した負レンズは、他の位置に配置した負レンズに比べて、軸外収差の発生量に対する影響が大きい。そこで、負レンズの形状をメニスカス形状にすることで、軸外収差の悪化を防止することができる。その結果、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系を実現できる。
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
0.1<(RN1F+RN1R)/(RN1F−RN1R)<6 (6)
ここで、
N1Fは、第1の負レンズの拡大側面の近軸曲率半径、
N1Rは、第1の負レンズの縮小側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(6)を満足することで、軸外収差の悪化を防止することができる。
条件式(6)の上限値を上回ると、非点収差又はコマ収差が悪化し易い。一方、条件式(6)の下限値を下回ると、樽型歪曲収差が大きくなり易い。よって、条件式(6)の下限値を下回ることは好ましくない。
なお、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’)を満足すると良い。
1<(RN1F+RN1R)/(RN1F−RN1R)<4 (6’)
さらに、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’’)を満足するとなお良い。
2.15<(RN1F+RN1R)/(RN1F−RN1R)<2.75 (6’’)
また、本実施形態の結像光学系では、第3レンズ群は、第3の接合レンズよりも縮小側に負レンズ成分を有し、第4レンズ群は正の屈折力を有すると共に、正レンズ成分を有し、第5レンズ群は負の屈折力を有すると共に、負レンズ成分を有することが好ましい。
結像光学系をこのように構成することで、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系を実現することができる。加えて、光学性能を向上させるためにレンズ枚数を増やした場合であっても、適切な主点位置を確保することができる。また、所定のレンズ群よりも縮小側に、ガウスタイプの光学系に比べて、より大きな正の屈折力を与えても、球面収差、コマ収差、軸上色収差及び倍率色収差満足できるレベルまで補正することができる。
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
0.1<D3G/D4G<4.5 (7)
ここで、
3Gは、フォーカスの際の第3レンズ群の移動量、
4Gは、フォーカスの際の第4レンズ群の移動量、
である。
フォーカスを行なうと光学系の中での光線の通り方が変わるため、通常は収差が変化する。特に、大口径比で高い光学性能を持つ光学系の場合、球面収差、コマ収差及び非点収差については、その変動が像面で生じることはほとんど許容できない。したがって、インナーフォーカスを用いる場合、フォーカスの際の空気間隔の変化は、各収差の変動が小さい部位で行なうことになる。
本実施形態の結像光学系では、各収差の変動が小さい部位は、第3レンズ群から第5レンズ群までの間の空気間隔である。そこで、フォーカスの際、第3レンズ群から第5レンズ群までの間の空気間隔を変化させることで、球面収差、コマ収差及び非点収差について、像面で生じる変動を許容できるレベルに抑えることができる。
さらに、条件式(7)を満足することで、球面収差、コマ収差及び非点収差について、像面で生じる変動を、より抑えることができる。
条件式(7)の上限値を上回るか、又は下限値を下回ると、球面収差、コマ収差及び非点収差について、像面で生じる変動を許容できるレベルに抑えることが困難となる。
なお、条件式(7)に代えて、以下の条件式(7’)を満足すると良い。
0.5<D3G/D4G<3.5 (7’)
さらに、条件式(7)に代えて、以下の条件式(7’’)を満足するとなお良い。
0.7<D3G/D4G<3.2 (7’’)
また、本実施形態の結像光学系では、第3レンズ群は、拡大側から順に、正レンズ成分と、第3の接合レンズと、負レンズ成分と、からなり、第3の接合レンズは、拡大側から順に、正レンズと負レンズとで構成され、第3レンズ群の負レンズ成分の形状が、両凹形状であることが好ましい。
第3レンズ群をこのように構成することで、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系を実現することができる。加えて、光学性能を向上させるためにレンズ枚数を増やした場合であっても、適切な主点位置を確保することができる。また、所定のレンズ群よりも縮小側に、ガウスタイプの光学系に比べて、より大きな正の屈折力を与えても、球面収差、コマ収差、軸上色収差及び倍率色収差満足できるレベルまで補正することができる。
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(A)を満足することが好ましい。
0<f/eN1F<2 (A)
ここで、
fは、無限遠物体合焦時の結像光学系全系の焦点距離、
N1Fは、第1の負レンズの拡大側面の最大有効口径、
である。
条件式(A)の上限値を上回ると、画角を広げることが困難になる。すなわち、画角を広げようとすると、球面収差、歪曲収差及び非点収差が発生し易い。一方、条件式(A)の下限値を下回ると、光学系が径方向に大型化し易い。
なお、条件式(A)に代えて、以下の条件式(A’)を満足すると良い。
0.1<f/eN1F<1.5 (A’)
さらに、条件式(A)に代えて、以下の条件式(A’’)を満足するとなお良い。
0.2<f/eN1F<1 (A’’)
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(B)を満足することが好ましい。
0<(f/eAS)/Fno<2 (B)
ここで、
fは、無限物体合焦時の結像光学系全系の焦点距離、
ASは、開口絞りの最大直径、
Fnoは、無限物体合焦時の結像光学系全系のFナンバー、
である。
条件式(B)の上限値を上回ると、画角を広くすることが困難になる。すなわち、画角を広げようとすると、球面収差と色収差の補正が困難になる。一方、条件式(B)の下限値を下回ると、光学系が径方向に大型化し易い。
なお、条件式(B)に代えて、以下の条件式(B’)を満足すると良い。
0.2<(f/eAS)/Fno<1 (B’)
さらに、条件式(B)に代えて、以下の条件式(B’’)を満足するとなお良い。
0.3<(f/eAS)/Fno<0.9 (B’’)
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(C)を満足することが好ましい。
0<Tair_max/Σd≦0.27 (C)
ここで、
air_maxは、結像光学系の最も拡大側に位置する面から最も縮小側に位置する面までの間で最も大きい軸上空気間隔、
Σdは、結像光学系の最も拡大側に位置する面から最も縮小側に位置する面までの軸上間隔、
である。
条件式(C)は、高い光学性能の確保、光学系の全長の短縮化及び結像学系の外径の小径化に有利となる条件式である。
レンズ同士の空気間隔を適度に広くすることは、光学性能の向上に繋がる。ただし、Σd、すなわち、結像光学系の最も拡大側に位置するレンズ面から最も縮小側に位置するレンズ面までの軸上間隔に対して、レンズ同士の空気間隔を過剰に広げて光学性能を確保することは、光学系の全長の増加と光学系の大口径化につながり易い。
そこで、条件式(C)を満足することで、光学系の全長の短縮化と小径化を行いつつ、高い光学性能の実現に必要なレンズ枚数の確保に有利となる。
なお、条件式(C)に代えて、以下の条件式(C’)を満足すると良い。
0.03<Tair_max/Σd≦0.2(C’)
さらに、条件式(C)に代えて、以下の条件式(C’’)を満足するとなお良い。
0.07<Tair_max/Σd≦0.16(C’’)
また、本実施形態の光学装置は、光学系と、縮小側に配置された撮像素子と、を有し、撮像素子は撮像面を有し、且つ光学系によって撮像面上に形成された像を電気信号に変換し、光学系が上述の結像光学系であることを特徴とする。
本実施形態の光学装置によれば、広い撮影範囲を、低ノイズ、高解像度で撮像することができる。
また、本実施形態の光学装置は、光学系と、縮小側に配置された表示素子と、を有し、表示素子は表示面を有し、表示面上に表示された画像は、光学系によって拡大側に投影され、光学系が上述の結像光学系であることを特徴とする。
本実施形態の光学装置によれば、広い投影範囲に、低ノイズ、高解像度で像を投影することができる。
なお、上述の結像光学系や光学装置は、複数の構成を同時に満足してもよい。このようにすることが、良好な結像光学系や光学装置を得る上で好ましい。また、好ましい構成の組み合わせは任意である。また、各条件式について、より限定した条件式の数値範囲の上限値又は下限値のみを限定しても構わない。
以下に、結像光学系の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、結像光学系の実施例1、2を図面に基づいて説明する。実施例1、2の結像光学系は、いずれもFナンバーが1.5を下回る結像光学系である。
図1(a)、図2(a)は、各実施例の結像光学系におけるレンズ断面図を示している。なお、レンズ断面図は、無限遠物体合焦時のレンズ断面図である。
また、図1(b)、図2(b)は、各実施例の結像光学系における球面収差(SA)を示し、図1(c)、図2(c)は非点収差(AS)を示し、図1(d)、図2(d)は歪曲収差(DT)を示し、図1(e)、図2(e)は倍率色収差(CC)を示している。なお、各収差図は、無限遠物体合焦時の収差図である。また“ω”は半画角を表している。
また、各実施例のレンズ断面図では、第1レンズ群をG1、第2レンズ群をG2、第3レンズ群をG3、第4レンズ群をG4、第5レンズ群をG5、カバーガラスをC、像面をIで示してある。なお、各実施例の結像光学系は、前群と後群とに分けることができる。この場合、第1レンズ群G1が前群に対応し、残りのレンズ群が後群に対応する。
また、図示しないが、第5レンズ群G5と像面Iとの間に、ローパスフィルタを構成する平行平板が配置されていても良い。なお、平行平板の表面に、赤外光を制限する波長域制限コートを施しても良い。また、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルタ作用を持たせるようにしてもよい。
また、結像光学系を撮像に用いる場合、像面Iには撮像素子が配置される。一方、結像光学系を投影に用いる場合、像面Iには表示素子が配置される。各実施例の構成の説明では、結像光学系を撮像に用いることを前提に説明する。よって、拡大側を物体側、縮小側を像側とする。
実施例1に係る結像光学系について説明する。図1(a)は、実施例1に係る結像光学系のレンズ断面図である。図1(b)、(c)、(d)及び(e)は実施例1に係る結像光学系の収差図である。
実施例1に係る結像光学系は、図1(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、で構成されている。第2レンズ群G2は開口絞りSを含んでいる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3と、両凸正レンズL4と、両凸正レンズL5と、両凹負レンズL6と、で構成されている。ここで、両凸正レンズL5と両凹負レンズL6とが接合されている。
第2レンズ群G2は、両凹負レンズL7と、両凸正レンズL8と、両凸正レンズL9と、で構成されている。ここで、両凹負レンズL7と両凸正レンズL8とが接合されている。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL10と、両凸正レンズL11と、両凹負レンズL12と、両凹負レンズL13と、で構成されている。ここで、両凸正レンズL11と両凹負レンズL12とが接合されている。
第4レンズ群G4は、両凸正レンズL14で構成されている。
第5レンズ群G5は、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL15で構成されている。
ここで、第1レンズ群G1が所定のレンズ群である。また、両凸正レンズL5と両凹負レンズL6とで、第1の接合レンズが構成されている。また、両凹負レンズL7と両凸正レンズL8とで、第2の接合レンズが構成されている。また、両凸正レンズL11と両凹負レンズL12とで、第3の接合レンズが構成されている。
また、無限遠物体から近距離物体への合焦時に、正メニスカスレンズL10、両凸正レンズL11、両凹負レンズL12及び両凹負レンズL13が一体となって光軸に沿って物体側に移動すると共に、両凸正レンズL14が光軸に沿って物体側へ移動する。
非球面は、負メニスカスレンズL2の両面と、正メニスカスレンズL10の両面と、両凹負レンズL13の像側面と、の合計5面に設けられている。
次に、実施例2に係る結像光学系について説明する。図2(a)は、実施例2に係る結像光学系のレンズ断面図である。図2(b)、(c)、(d)及び(e)は実施例2に係る結像光学系の収差図である。
実施例2に係る結像光学系は、図2(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、で構成されている。第2レンズ群G2は開口絞りSを含んでいる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凹負レンズL2と、両凸正レンズL3と、両凸正レンズL4と、両凹負レンズL5と、で構成されている。ここで、両凹負レンズL2と両凸正レンズL3とが接合されている。また、両凸正レンズL4と両凹負レンズL5とが接合されている。
第2レンズ群G2は、両凹負レンズL6と、両凸正レンズL7と、両凸正レンズL8と、で構成されている。ここで、両凹負レンズL6と両凸正レンズL7とが接合されている。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL9と、両凸正レンズL10と、両凹負レンズL11と、両凹負レンズL12と、で構成されている。ここで、両凸正レンズL10と両凹負レンズL11とが接合されている。
第4レンズ群G4は、両凸正レンズL13で構成されている。
第5レンズ群G5は、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14で構成されている。
ここで、第1レンズ群G1が所定のレンズ群である。また、両凸正レンズL4と両凹負レンズL5とで、第1の接合レンズが構成されている。また、両凹負レンズL6と両凸正レンズL7とで、第2の接合レンズが構成されている。また、両凸正レンズL10と両凹負レンズL11とで、第3の接合レンズが構成されている。
また、無限遠物体から近距離物体への合焦時に、正メニスカスレンズL9、両凸正レンズL10、両凹負レンズL11及び両凹負レンズL12が一体となって光軸に沿って物体側に移動すると共に、両凸正レンズL13が光軸に沿って物体側へ移動する。
非球面は、負メニスカスレンズL1の両面と、正メニスカスレンズL9の両面と、両凹負レンズL12の像側面と、の合計5面に設けられている。
次に、上記各実施例の結像光学系を構成する光学部材の数値データを掲げる。なお、各実施例の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのアッベ数、*印は非球面である。また、各種データにおいて、fは結像光学系全系の焦点距離、FNO.はFナンバー、ωは半画角、IHは像高、FBはバックフォーカスである。なお、全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。バックフォーカスは、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。また、角度の単位は°(度)である。また、無限遠は無限遠物体合焦時、近距離は近距離物体合焦時である。また、近距離における値は、物体から像までの距離である。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 80.982 1.55 1.48749 70.23
2 31.093 11.04
3* 70.066 2.06 1.49700 81.61
4* 23.874 20.90
5 -44.198 2.00 1.58267 46.42
6 -364.034 0.41
7 121.274 10.00 1.84666 23.78
8 -143.318 4.33
9 53.195 8.29 1.69680 55.53
10 -49.889 1.51 1.80518 25.42
11 231.869 5.78
12 -45.268 1.52 1.69895 30.13
13 46.454 8.54 1.49700 81.61
14 -77.694 0.40
15 90.149 8.00 1.84666 23.78
16 -78.759 1.20
17(絞り) ∞ 可変
18* 29.688 9.46 1.49700 81.61
19* 155.316 0.40
20 32.436 9.37 1.43875 94.93
21 -61.296 1.50 1.64769 33.79
22 31.260 4.02
23 -106.774 1.50 1.88202 37.22
24* 543.118 可変
25 54.280 12.50 1.43875 94.93
26 -30.008 可変
27 -41.745 2.00 1.68893 31.07
28 -130.259 6.91
29 ∞ 2.40 1.51633 64.14
30 ∞ 1.00
像面 ∞

非球面データ
第3面
k=0.000
A4=-5.73100e-07,A6=7.04995e-10,A8=-1.97070e-13,A10=2.50300e-16
第4面
k=-0.552
第18面
k=0.000
A4=8.41210e-07,A6=-6.21950e-10,A8=2.00464e-12,A10=-4.10109e-17
第19面
k=0.000
A4=-2.36410e-07,A6=-7.81928e-09,A8=9.23546e-12,A10=-3.63943e-15
第24面
k=0.000
A4=2.16711e-05,A6=2.40883e-08,A8=5.51538e-11,A10=-1.85095e-13

各種データ
f 24.48
FNO. 1.41
2ω 91.37
IH 22.50
FB (in air) 9.49
全長 (in air) 154.18

無限遠 近距離(145mm)
d17 6.06 3.30
d24 4.81 4.50
d26 5.54 8.61

群焦点距離
f1=-172.31 f2=97.49 f3=412.37 f4=46.13 f5=-90.00
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1* 72.832 2.06 1.51633 64.14
2* 33.439 16.38
3 -53.919 2.00 1.64769 33.79
4 83.979 8.11 2.00069 25.46
5 -107.153 1.97
6 58.391 11.82 1.69680 55.53
7 -43.427 1.50 1.74077 27.79
8 97.492 10.12
9 -40.473 1.50 1.69895 30.13
10 82.697 8.74 1.43875 94.93
11 -70.821 0.76
12 221.816 8.63 1.84666 23.78
13 -65.844 1.20
14(絞り) ∞ 可変
15* 35.187 12.00 1.49700 81.61
16* 157.338 0.44
17 32.095 12.00 1.43875 94.93
18 -270.555 2.59 1.64769 33.79
19 37.108 4.29
20 -140.818 2.00 1.88202 37.22
21* 282.542 可変
22 178.092 5.96 1.65160 58.55
23 -63.320 可変
24 -50.420 2.00 1.84666 23.78
25 -126.917 13.95
26 ∞ 2.40 1.51633 64.14
27 ∞ 1.00
像面 ∞

非球面データ
第1面
k=0.000
A4=1.16574e-06,A6=-1.51769e-09,A8=1.19325e-12
第2面
k=0.000
A4=7.45073e-07,A6=-1.98214e-09,A8=5.16275e-13
第15面
k=0.000
A4=1.21497e-06,A6=3.62905e-10,A8=1.07171e-12
第16面
k=0.000
A4=1.75742e-07,A6=-1.99527e-09,A8=5.36732e-13
第21面
k=0.000
A4=1.26443e-05,A6=1.21726e-08,A8=1.20869e-11,A10=2.14183e-14

各種データ
f 49.00
FNO. 1.41
2ω 48.78
IH 22.50
FB (in air) 16.53
全長 (in air) 154.18

無限遠 近距離(295mm)
d14 12.67 3.30
d21 4.50 10.72
d23 4.43 7.58

群焦点距離
f1=-1257.02 f2=158.49 f3=170.47 f4=72.39 f5=-100.00
次に、各実施例における条件式(1)〜(7)、(A)〜(C)の値を掲げる。
条件式 実施例1 実施例2
(1)M5_3G/M5_4G 0.927 0.537
(2)(R2GF+R2GR)/(R2GF-R2GR) -3.703 -4.191
(3)(RP1F+RP1R)/(RP1F-RP1R) 0.067 0.542
(4)(R5GF+R5GR)/(R5GF-R5GR) -1.943 -2.318
(5)(RP2F+RP2R)/(RP2F-RP2R) 0.288 0.475
(6)(RN1F+RN1R)/(RN1F-RN1R) 2.247 2.698
(7)D3G/D4G 0.899 2.972
(A)f/eN1F 0.366 0.913
(B)(f/eAS)/Fno 0.40 0.67
(C)Tair_max/Σd 0.14 0.12
本実施形態の光学装置としては、例えば、撮像装置や投影装置がある。以下、撮像装置と投影装置の具体例を説明する。
図3は、撮像装置としての一眼ミラーレスカメラの断面図である。図3において、一眼ミラーレスカメラ1の鏡筒内には撮影光学系2が配置される。マウント部3は、撮影光学系2を一眼ミラーレスカメラ1のボディに着脱可能とする。マウント部3としては、スクリュータイプのマウントやバヨネットタイプのマウント等が用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを用いている。また、一眼ミラーレスカメラ1のボディには、撮像素子面4、バックモニタ5が配置されている。なお、撮像素子としては、小型のCCD又はCMOS等が用いられている。
そして、一眼ミラーレスカメラ1の撮影光学系2として、例えば上記実施例1、2に示した結像光学系が用いられる。
図4、図5は、撮像装置の構成の概念図を示す。図4は撮像装置としての一眼ミラーレスカメラ40の外観を示す前方斜視図、図5は同後方斜視図である。この一眼ミラーレスカメラ40の撮影光学系41に、上記実施例1、2に示した結像光学系が用いられている。
この実施形態の一眼ミラーレスカメラ40は、撮影用光路42上に位置する撮影光学系41、シャッターボタン45、液晶表示モニター47等を含み、一眼ミラーレスカメラ40の上部に配置されたシャッターボタン45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1の結像光学系を通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、結像面近傍に設けられた撮像素子(光電変換面)上に形成される。この撮像素子で受光された物体像は、処理手段によって電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、撮影された電子画像は記憶手段に記録することができる。
図6は、一眼ミラーレスカメラ40の主要部の内部回路を示すブロック図である。なお、以下の説明では、前述した処理手段は、例えばCDS/ADC部24、一時記憶メモリ17、画像処理部18等で構成され、記憶手段は、記憶媒体部19等で構成される。
図6に示すように、一眼ミラーレスカメラ40は、操作部12と、この操作部12に接続された制御部13と、この制御部13の制御信号出力ポートにバス14及び15を介して接続された撮像駆動回路16並びに一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21を備えている。
上記の一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21は、バス22を介して相互にデータの入力、出力が可能とされている。また、撮像駆動回路16には、CCD49とCDS/ADC部24が接続されている。
操作部12は、各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部13に通知する。制御部13は、例えばCPUなどからなる中央演算処理装置であって、不図示のプログラムメモリを内蔵し、プログラムメモリに格納されているプログラムにしたがって、一眼ミラーレスカメラ40全体を制御する。
CCD49は、撮像駆動回路16により駆動制御され、撮影光学系41を介して形成された物体像の画素ごとの光量を電気信号に変換し、CDS/ADC部24に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部24は、CCD49から入力する電気信号を増幅し、かつ、アナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ17に出力する回路である。
一時記憶メモリ17は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部24から出力されるRAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部18は、一時記憶メモリ17に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部19に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部13にて指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記憶媒体部19は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記録媒体を着脱自在に装着して、これらのフラッシュメモリに、一時記憶メモリ17から転送されるRAWデータや画像処理部18で画像処理された画像データを記録して保持する。
表示部20は、液晶表示モニター47などにて構成され、撮影したRAWデータ、画像データや操作メニューなどを表示する。設定情報記憶メモリ部21には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、操作部12の入力操作によってROM部から読み出された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。
このように構成された一眼ミラーレスカメラ40では、撮影光学系41として本発明の結像光学系を採用することで、広い撮影範囲を、低ノイズ、高解像度で撮像することができる。なお、本発明の結像光学系は、クイックリターンミラーを持つタイプの撮像装置にも用いることができる。
図7は、投影装置としてのプロジェクタの断面図である。図7に示すように、プロジェクタ100は、光源部110と、照明部120と、画像形成部130と、投射部140と、を有する。
光源部110は、光源111と反射部材112とを有する。光源111からは照明光が出射する。照明光は白色光である。照明光は反射部材112で反射され、照明部120に入射する。
照明部120は、第1のダイクロイックミラー121と、第2のダイクロイックミラー122と、第3のダイクロイックミラー123と、第1の反射部材124と、第2の反射部材125と、を有する。
第1のダイクロイックミラー121では、赤色の波長域の光(以下、「赤色光」という)が透過され、それ以外の波長域の光は反射される。第2のダイクロイックミラー122では、緑色の波長域の光(以下、「緑色光」という)が反射され、それ以外の波長域の光は透過される。第3のダイクロイックミラー123では、青色の波長域の光(以下、「青色光」という)が反射され、それ以外の波長域の光は透過される。赤色光、緑色光および青色光は、画像形成部130に入射する。なお、第3のダイクロイックミラー123の代わりに、通常の平面反射鏡を用いても良い。
画像形成部130は、第1の表示素子131と、第2の表示素子132と、第3の表示素子133と、を有する。
第1の表示素子131には、第1の反射部材124を介して赤色光が照射される。第2の表示素子132には緑色光が照射される。第3の表示素子133には、第2の反射部材125を介して青色光が照射される。
ここで、第1の表示素子131、第2の表示素子132及び第3の表示素子133には、同じ画像が表示されている。よって、第1の表示素子131では赤色の画像が表示され、第2の表示素子132では緑色の画像が表示され、第3の表示素子133では青色の画像が表示される。
第1の表示素子131、第2の表示素子132及び第3の表示素子133から出射した光は、投射部140に入射する。
投射部140は、ダイクロイックプリズム141と、投影光学系142と、を有する。
第1の表示素子131、第2の表示素子132及び第3の表示素子133から出射した光は、ダイクロイックプリズム141で合成される。上述のように、画像形成部130では、赤色の画像、緑色の画像及び青色の画像が表示されている。ダイクロイックプリズム141によって、3つの画像が合成される。
投影光学系142は、合成された3つの画像を所定の位置に投影する。この投影光学系142に、例えば上記実施例1、2に示した結像光学系が用いられている。
なお、画像形成部130は、DMD(デジタルミラーデバイス)等のライトバルブとしても良い。この場合、光源部110からの光をライトバルブで反射させ、ライトバルブからの画像を、投射部140にて拡大投影するように構成すれば良い。
このように構成されたプロジェクタ100では、投影光学系142として本発明の結像光学系を採用することで、広い投影範囲に、低ノイズ、高解像度で像を投影することができる。
以上のように、本発明に係る結像光学系は、広い画角と小さいFナンバーを有しながらも、諸収差が良好に補正された結像光学系に適している。また、本発明に係る光学装置は、広い撮影範囲を、低ノイズ、高解像度で撮像する撮像装置や、広い投影範囲に、低ノイズ、高解像度で像を投影する投影装置に適している。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
S 明るさ(開口)絞り
I 像面
1 一眼ミラーレスカメラ
2 撮影光学系
3 鏡筒のマウント部
4 撮像素子面
5 バックモニタ
12 操作部
13 制御部
14、15 バス
16 撮像駆動回路
17 一時記憶メモリ
18 画像処理部
19 記憶媒体部
20 表示部
21 設定情報記憶メモリ部
22 バス
24 CDS/ADC部
40 一眼ミラーレスカメラ
41 撮影光学系
42 撮影用光路
45 シャッターボタン
47 液晶表示モニター
49 CCD
100 プロジェクタ
110 光源部
111 光源
112 反射部材
120 照明部
121 第1のダイクロイックミラー
122 第2のダイクロイックミラー
123 第3のダイクロイックミラー
124 第1の反射部材
125 第2の反射部材
130 画像形成部
131 第1の表示素子
132 第2の表示素子
133 第3の表示素子
140 投射部
141 ダイクロイックプリズム
142 投影光学系

Claims (17)

  1. 距離が長い方の拡大側の共役点と距離が短い方の縮小側の共役点との共役関係を形成する結像光学系であって、
    前記結像光学系は、拡大側から順に、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と、
    正の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群と、
    第4レンズ群と、
    第5レンズ群と、から構成され、
    前記第2レンズ群内に、開口絞りを有し、
    前記第1レンズ群は、最も拡大側に位置する第1の負レンズと、最も縮小側に位置する第1の接合レンズと、を有し、
    前記第2レンズ群は、拡大側から順に、第2の接合レンズと、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、を有し、
    前記第3レンズ群は、拡大側から順に、1枚又は複数枚の正レンズ成分と、第3の接合レンズと、を有し、
    前記レンズ成分は、光路中にて拡大側面と縮小側面のみが空気に接するレンズブロックであって、
    前記第1の接合レンズは最も縮小側に負レンズを有し、最も縮小側の面が縮小側に凹面を向けており、
    前記第2の接合レンズは正の屈折力を有し、最も拡大側の面が拡大側に凹面を向けており、
    前記第3の接合レンズは正の屈折力を有し、縮小側に負レンズを有し、
    フォーカスの際、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第5レンズ群は静止し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が移動し、
    前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の距離、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間の距離及び前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との間の距離が変化することを特徴とする結像光学系。
  2. 前記開口絞りが、前記第2レンズ群中の最も縮小側に配置され、
    前記第4レンズ群は1つのレンズ成分からなり、
    前記第5レンズ群は1つのレンズ成分からなることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  3. 以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の結像光学系。
    0.1<M 5_3G /M 5_4G <5 (1)
    ここで、
    5_3G は、前記第3レンズ群の無限遠物体合焦時の横倍率、
    5_4G は、前記第4レンズ群の無限遠物体合焦時の横倍率、
    である。
  4. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の結像光学系。
    −10<(R 2GF +R 2GR )/(R 2GF −R 2GR )<−0.1 (2)
    ここで、
    2GF は、前記第2レンズ群において最も拡大側に位置する面の近軸曲率半径、
    2GR は、前記第2レンズ群において最も縮小側に位置する面の近軸曲率半径、
    である。
  5. 前記第2の接合レンズに対して最も近くに位置する第1の正レンズを有し、
    以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0.001<(R P1F +R P1R )/(R P1F −R P1R )<5 (3)
    ここで、
    P1F は、前記第1の正レンズの拡大側面の近軸曲率半径、
    P1R は、前記第1の正レンズの縮小側面の近軸曲率半径、
    である。
  6. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の結像光学系。
    −8<(R5GF+R5GR)/(R5GF−R5GR)<−0.1 (4)
    ここで、
    5GFは、前記第5レンズ群において最も拡大側に位置する面の近軸曲率半径、
    5GRは、前記第5レンズ群において最も縮小側に位置する面の近軸曲率半径、
    である。
  7. 前記第4レンズ群は1枚のレンズで構成され、
    前記1枚のレンズは、第2の正レンズであって、
    以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0.01<(RP2F+RP2R)/(RP2F−RP2R)<2 (5)
    ここで、
    P2Fは、前記第2の正レンズの拡大側面の近軸曲率半径、
    P2Rは、前記第2の正レンズの縮小側面の近軸曲率半径、
    である。
  8. 前記第1の負レンズはメニスカスレンズであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の結像光学系。
  9. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0.1<(RN1F+RN1R)/(RN1F−RN1R)<6 (6)
    ここで、
    N1Fは、前記第1の負レンズの拡大側面の近軸曲率半径、
    N1Rは、前記第1の負レンズの縮小側面の近軸曲率半径、
    である。
  10. 前記第3レンズ群は、前記第3の接合レンズよりも縮小側に負レンズ成分を有し、
    前記第4レンズ群は正の屈折力を有すると共に、正レンズ成分を有し、
    前記第5レンズ群は負の屈折力を有すると共に、負レンズ成分を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の結像光学系。
  11. 以下の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0.1<D3G/D4G<4.5 (7)
    ここで、
    3Gは、フォーカスの際の前記第3レンズ群の移動量、
    4Gは、フォーカスの際の前記第4レンズ群の移動量、
    である。
  12. 前記第3レンズ群は、拡大側から順に、前記正レンズ成分と、前記第3の接合レンズと、負レンズ成分と、からなり、
    前記第3の接合レンズは、拡大側から順に、正レンズと前記負レンズとで構成され、
    前記第3レンズ群の前記負レンズ成分の形状が、両凹形状であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の結像光学系。
  13. 以下の条件式(A)を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0<f/eN1F<2 (A)
    ここで、
    fは、無限遠物体合焦時の前記結像光学系全系の焦点距離、
    N1Fは、前記第1の負レンズの拡大側面の最大有効口径、
    である。
  14. 以下の条件式(B)を満足することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0<(f/eAS)/Fno<2 (B)
    ここで、
    fは、無限物体合焦時の前記結像光学系全系の焦点距離、
    ASは、前記開口絞りの最大直径、
    Fnoは、無限物体合焦時の前記結像光学系全系のFナンバー、
    である。
  15. 以下の条件式(C)を満足することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0<Tair_max/Σd≦0.27 (C)
    ここで、
    air_maxは、前記結像光学系の最も拡大側に位置する面から最も縮小側に位置する面までの間で最も大きい軸上空気間隔、
    Σdは、前記結像光学系の最も拡大側に位置する面から最も縮小側に位置する面までの軸上間隔、
    である。
  16. 光学系と、縮小側に配置された撮像素子と、を有し、
    前記撮像素子は撮像面を有し、且つ前記光学系によって前記撮像面上に形成された像を電気信号に変換し、
    前記光学系が請求項1から15のいずれか1項に記載の結像光学系であることを特徴とする光学装置。
  17. 光学系と、縮小側に配置された表示素子と、を有し、
    前記表示素子は表示面を有し、
    前記表示面上に表示された画像は、前記光学系によって拡大側に投影され、
    前記光学系が請求項1から15のいずれか1項に記載の結像光学系であることを特徴とする光学装置。
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