JP5476881B2 - 広角レンズ、光学装置、広角レンズのフォーカシング方法 - Google Patents
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本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、より高性能な広角レンズとこれを有する光学装置、及び該広角レンズのフォーカシング方法を提供することを目的とする。
(1)0.000 < fr/(−f1) < 0.147
(2A)n1p > 1.840
(3)ν1p > 28.00
但し、frは前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の無限遠合焦時の合成焦点距離、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、n1pは前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線の屈折率、ν1pは前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線のアッベ数である。
また、本発明は、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群と、正屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、前記第1レンズ群を固定して前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを物体側に移動させて物体へのフォーカシングを行い、前記第2レンズ群は最も物体側に負屈折力のレンズ成分を有し、前記第2レンズ群中に以下の条件(5A)および(6)をともに満足する負レンズを少なくとも1枚有し、以下の条件(1)を満足することを特徴とする広角レンズを提供する。
(1)0.000 < fr/(−f1) < 0.147
(5A)n2n > 1.840
(6)ν2n > 28.00
但し、frは前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の無限遠合焦時の合成焦点距離、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、n2nは前記第2レンズ群に含まれる負レンズのd線の屈折率、ν2nは前記第2レンズ群に含まれる負レンズのd線のアッベ数である。
(1)0.000 < fr/(−f1) < 0.147
(2A)n1p > 1.840
(3)ν1p > 28.00
但し、frは前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の無限遠合焦時の合成焦点距離、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、n1pは前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線の屈折率、ν1pは前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線のアッベ数である。
(1) 0.000 < fr/(−f1) < 0.147
但し、frは第2レンズ群と第3レンズ群の無限遠合焦時の合成焦点距離、f1は第1レンズ群の焦点距離である。
(2) n1p > 1.800
(3) ν1p > 28.00
但し、n1pは第1レンズ群に含まれる正レンズのd線(波長λ=587.6nm)の屈折率、ν1pは第1レンズ群に含まれる正レンズのd線のアッベ数である。
(4) 1.00 ≦ Δ3/Δ2 < 1.50
但し、Δ3は第3レンズ群の移動量、Δ2は第2レンズ群の移動量である。
(5) n2n > 1.800
(6) ν2n > 28.00
但し、n2nは第2レンズ群に含まれる負レンズのd線(波長λ=587.6nm)の屈折率、ν2nは第2レンズ群に含まれる負レンズのd線のアッベ数である。
以下、本実施形態に係る各実施例について図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1実施例に係る広角レンズの構成を示す図である。
X(y)=(y2/r)/[1+[1−κ(y2/r2)]1/2]
+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10+A12×y12
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 73.891 2.60 1.816000 46.62
2 27.700 6.76
3 49.000 2.10 1.772499 49.60
4 33.000 0.20 1.553890 38.09
5* 27.934 7.00
6 50.506 1.60 1.516798 64.19
7 34.995 7.50
8 57.039 6.50 1.903660 31.31
9 -200.242 (可変)
10 -83.075 1.30 1.804000 46.57
11 110.383 0.20
12 39.738 9.50 1.816000 46.62
13 -32.602 1.30 1.903660 31.31
14 -71.556 (可変)
15(絞り) ∞ 7.59
16 -19.723 1.30 1.846660 23.78
17 52.544 5.75 1.796680 45.34
18* -45.713 2.25
19 -815.305 6.18 1.816000 46.62
20 -30.532 0.20
21 -47.278 3.71 1.834807 42.71
22 -31.720 (Bf)
像面 ∞
(非球面データ)
第5面
κ = 0.00000E+00
A4 = -6.40090E-07
A6 = -8.80370E-09
A8 = 2.60940E-11
A10 = -5.27010E-14
A12 = 3.43880E-17
第18面
κ = 9.53200E-01
A4 = 1.74250E-05
A6 = 2.11710E-08
A8 = -4.58740E-11
A10 = 0.00000E+00
A12 = 0.00000E+00
(各種データ)
f = 24.70
FNO = 1.44
2ω = 82.34
Y = 21.60
TL = 129.83
Bf = 38.10
(可変間隔データ)
無限遠合焦状態 中間距離合焦状態 至近距離合焦状態
β 0.00 -0.0333 -0.20
d9 8.02 7.32 3.86
d14 10.17 10.00 9.13
(条件式対応値)
(1) fr/(−f1)=0.131
(2) n1p=1.904
(3) ν1p=31.31
(4) Δ3/Δ2=1.25
(5) n2n=1.804
(6) ν2n=46.57
(5) n2n=1.904
(6) ν2n=31.31
図3は、第2実施例に係る広角レンズの構成を示す図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 71.381 2.60 1.816000 46.62
2 27.700 6.50
3 49.000 2.10 1.772499 49.60
4 33.091 0.20 1.553890 38.09
5* 28.266 7.50
6 61.089 1.60 1.677900 55.34
7 40.806 7.54
8 58.597 6.90 1.903660 31.31
9 -154.849 (可変)
10 -84.613 1.30 1.804398 39.58
11 94.369 0.20
12 38.563 10.00 1.834807 42.71
13 -30.025 1.30 1.903660 31.31
14 -76.967 9.73
15(絞り) ∞ 7.51
16 -19.831 1.53 1.846660 23.78
17 46.294 5.80 1.796680 45.34
18* -48.289 2.10
19 -786.528 5.35 1.834807 42.71
20 -35.668 0.20
21 -56.904 4.53 1.816000 46.62
22 -30.249 (Bf)
像面 ∞
(非球面データ)
第5面
κ = 0.00000E+00
A4 = -3.53870E-07
A6 = -5.71790E-09
A8 = 1.28080E-11
A10 = -2.38080E-14
A12 = 9.92360E-18
第18面
κ = 4.40450E+00
A4 = 2.05870E-05
A6 = 2.25240E-08
A8 = -2.74850E-11
A10 = 0.00000E+00
A12 = 0.00000E+00
(各種データ)
f = 24.70
FNO = 1.45
2ω = 82.34
Y = 21.60
TL = 130.54
Bf = 38.10
(可変間隔データ)
無限遠合焦状態 中間距離合焦状態 至近距離合焦状態
β 0.00 -0.0333 -0.23
d9 7.95 7.12 2.21
(条件式対応値)
(1) fr/(−f1)=0.088
(2) n1p=1.904
(3) ν1p=31.31
(4) Δ3/Δ2=1.00
(5) n2n=1.804
(6) ν2n=39.58
(5) n2n=1.904
(6) ν2n=31.31
図5は、第3実施例に係る広角レンズの構成を示す図である。
(面データ)
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 71.222 2.60 1.816000 46.62
2 27.700 6.50
3 49.000 2.10 1.772499 49.60
4 33.205 0.20 1.553890 38.09
5* 28.445 7.50
6 62.675 1.60 1.677900 55.34
7 39.843 7.01
8 57.696 6.90 1.903660 31.31
9 -164.253 (可変)
10 -79.560 1.30 1.804398 39.58
11 115.572 0.20
12 40.616 10.00 1.834807 42.71
13 -29.306 1.30 1.903660 31.31
14 -72.850 10.29
15(絞り) ∞ 7.66
16 -19.582 1.31 1.846660 23.78
17 47.476 5.80 1.796680 45.34
18* -47.276 2.00
19 -654.437 5.65 1.834807 42.71
20 -33.306 0.20
21 -53.124 4.32 1.816000 46.62
22 -30.424 (Bf)
像面 ∞
(非球面データ)
第5面
κ = 0.00000E+00
A4 = -4.39380E-07
A6 = -5.61730E-09
A8 = 1.31910E-11
A10 = -2.48980E-14
A12 = 1.17720E-17
第18面
κ = 4.25050E+00
A4 = 2.09310E-05
A6 = 2.23590E-08
A8 = -2.91150E-11
A10 = 0.00000E+00
A12 = 0.00000E+00
(各種データ)
f = 24.70
FNO = 1.44
2ω = 82.34
Y = 21.60
TL = 130.36
Bf = 38.10
(可変間隔データ)
無限遠合焦状態 中間距離合焦状態 至近距離合焦状態
β 0.00 -0.0333 -0.25
d9 7.82 7.00 1.52
(条件式対応値)
(1) fr/(−f1)=0.137
(2) n1p=1.904
(3) ν1p=31.31
(4) Δ3/Δ2=1.00
(5) n2n=1.804
(6) ν2n=39.58
(5) n2n=1.904
(6) ν2n=31.31
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L11 負メニスカスレンズ
L12 負メニスカスレンズ
L13 負メニスカスレンズ
L14 正レンズ
L21 負レンズ
L23 負メニスカスレンズ
S 開口絞り
I 像面
1 カメラ
Claims (13)
- 物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群と、正屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第1レンズ群を固定して前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを物体側に移動させて物体へのフォーカシングを行い、
前記第2レンズ群は最も物体側に負屈折力のレンズ成分を有し、
前記第1レンズ群中に以下の条件(2A)および(3)をともに満足する正レンズを少なくとも1枚有し、
以下の条件(1)を満足することを特徴とする広角レンズ。
(1)0.000 < fr/(−f1) < 0.147
(2A)n1p > 1.840
(3)ν1p > 28.00
但し、
fr:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の無限遠合焦時の合成焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
n1p:前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線の屈折率
ν1p:前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線のアッベ数 - 物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群と、正屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第1レンズ群を固定して前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを物体側に移動させて物体へのフォーカシングを行い、
前記第2レンズ群は最も物体側に負屈折力のレンズ成分を有し、
前記第2レンズ群中に以下の条件(5A)および(6)をともに満足する負レンズを少なくとも1枚有し、
以下の条件(1)を満足することを特徴とする広角レンズ。
(1)0.000 < fr/(−f1) < 0.147
(5A)n2n > 1.840
(6)ν2n > 28.00
但し、
fr:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の無限遠合焦時の合成焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
n2n:前記第2レンズ群に含まれる負レンズのd線の屈折率
ν2n:前記第2レンズ群に含まれる負レンズのd線のアッベ数 - 前記第1レンズ群中に以下の条件をともに満足する正レンズを少なくとも1枚有することを特徴とする請求項2に記載の広角レンズ。
n1p > 1.800
ν1p > 28.00
但し、
n1p:前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線の屈折率
ν1p:前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線のアッベ数 - 前記第2レンズ群中に以下の条件をともに満足する負レンズを少なくとも1枚有することを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
n2n > 1.800
ν2n > 28.00
但し、
n2n:前記第2レンズ群に含まれる負レンズのd線の屈折率
ν2n:前記第2レンズ群に含まれる負レンズのd線のアッベ数 - 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間に開口絞りを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の広角レンズ。
- 前記第1レンズ群は少なくとも3枚のレンズ成分を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の広角レンズ。
- 前記第1レンズ群の負屈折力のレンズ成分は非球面を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の広角レンズ。
- 前記第2レンズ群の前記負屈折力のレンズ成分の最も物体側の面は、物体側に凹面であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の広角レンズ。
- 前記フォーカシングに際して、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とが以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の広角レンズ。
1.00 ≦ Δ3/Δ2 < 1.50
但し、
Δ3:前記第3レンズ群の移動量
Δ2:前記第2レンズ群の移動量 - 前記フォーカシングに際して、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とが同じ移動量で物体側に移動することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の広角レンズ。
- 前記第3レンズ群は非球面を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の広角レンズ。
- 請求項1から11のいずれか1項に記載の広角レンズを有することを特徴とする光学装置。
- 物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群と、正屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群は最も物体側に負屈折力のレンズ成分を有し、前記第1レンズ群中に以下の条件(2A)および(3)をともに満足する正レンズを少なくとも1枚有し、以下の条件(1)を満足する広角レンズのフォーカシング方法において、
前記第1レンズ群を固定して前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを物体側に移動させて物体へのフォーカシングを行うことを特徴とするフォーカシング方法。
(1)0.000 < fr/(−f1) < 0.147
(2A)n1p > 1.840
(3)ν1p > 28.00
但し、
fr:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の無限遠合焦時の合成焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
n1p:前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線の屈折率
ν1p:前記第1レンズ群に含まれる正レンズのd線のアッベ数
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