JP6381391B2 - 鍵管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転手が運転する車両の鍵を格納する鍵管理装置に関する。また、本発明は、運転手と運行管理者との間における点呼確認を行うために、当該運転手による操作の対象となる運転手側点呼装置に関する。
車両(例えば、トラック、バス、タクシー等)を業務として運転する運転手(乗務員)による飲酒運転(酒気帯び運転)は、重大な事故の原因となる。酒気帯び運転の発生の原因の1つとして、実際に車両を運転する運転手本人ではない者が、本人に代行して(成り済まして)、酒気帯びの有無の確認を受けて、運行管理者から運転の許可を不正に得ることが想定される。従って、本人に成り済まして、運転の許可を不正に得ることを防止するための様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、飲酒運転を防ぐことを目的として、運転手本人ではない者が、アルコール検知器による酒気帯びの有無の確認を本人に成り済まして受けることを防止するための業務管理システムが開示されている。
特許文献1の業務管理システムは、車両を運転する運転手であることを特定する本人特定手段によって得られた情報を、データベースに格納された乗務員情報と照合し、運転手本人であることを確認する本人照合確認手段を備えている。特許文献1の業務管理システムでは、本人照合確認手段の確認結果、および、アルコールを検出するアルコール検出手段におけるアルコール検出結果に基づき、運転手による車両の運転の可否が判定される。
具体的には、特許文献1の業務管理システムでは、本人照合確認手段において運転手本人であることが確認され、かつ、アルコール検出手段においてアルコールが検出されなかった場合に、運転を許可すると判定される。この場合、当該判定結果に基づいて、車両の鍵が格納されている運転用キー格納庫に、施錠を開錠する信号が出力される。
特開2004−164197号公報(2004年6月10日公開)
しかしながら、特許文献1の業務管理システムでは、運転用キー格納庫の施錠を開錠する信号は、単に運転の許可を示す許可信号であり、運転手本人であることを示す情報が含まれていない。このため、本人成り済ましにより、運転手以外の者が当該運転手の車両の鍵を不正に取り出すことを確実に防止することができないという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、より確実に防止することが可能な鍵管理装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る鍵管理装置は、運転手が運転する車両の鍵を格納する鍵管理装置であって、運行管理者と上記運転手との間における点呼確認を行うため、上記運行管理者による操作の対象となる運行管理者側点呼装置と通信可能に接続された、上記運転手による操作の対象となる運転手側点呼装置から、上記運転手を特定する個人特定情報を受信する個人情報受信手段と、上記個人情報受信手段において受信された上記個人特定情報が、上記鍵管理装置にあらかじめ保持された個人特定情報と一致しているか否かを照合する照合手段と、上記照合手段において上記個人特定情報が一致していると照合された場合に、上記鍵を取り出し可能とする取り出し許可手段と、を備えている。
上記の構成によれば、個人情報受信手段は、運転手側点呼装置から個人特定情報を受信する。そして、照合手段は、個人情報受信手段において受信された個人特定情報が、鍵管理装置があらかじめ保持している個人特定情報と一致しているか否かを照合する。続いて、取り出し許可手段は、照合手段における照合結果が良好であった場合にのみ、車両の鍵の取り出しを可能とする。これにより、点呼確認によって本人確認を行った運転手のみが、鍵管理装置に格納された車両の鍵を取り出すことが可能となる。従って、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、より確実に防止することが可能な鍵管理装置を提供することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る鍵管理装置は、上記鍵が格納されている空間を外部から遮断する扉が設けられており、上記扉が閉じられていることを検知した場合に、上記鍵管理装置が設けられている室内への上記運転手の入退室を管理する入退室管理装置に、上記運転手の退室を許可する指令を与える退室許可手段をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、鍵管理装置の扉が閉じられている場合にのみ、鍵管理装置が設けられている室内(セキュリティボックス)からの運転手の退室が許可される。これにより、より安全に鍵を保管することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る運転手側点呼装置は、運行管理者と運転手との間における点呼確認を行うため、上記運行管理者による操作の対象となる運行管理者側点呼装置と通信可能に接続され、上記運転手による操作の対象となる運転手側点呼装置であって、上記運転手による車両の運転を許可することを示す許可信号を上記運行管理者側点呼装置から受信する受信手段と、上記許可信号を受信した場合に、上記運転手が運転する上記車両の鍵が格納されている鍵管理装置に、上記鍵を取り出し可能とするための指令として、上記運転手を特定する個人特定情報を送信する送信手段と、を備えている。
上記の構成によれば、点呼確認の結果、運行管理者が運転手による車両の運転を許可する操作を運行管理者側点呼装置において行った場合、受信手段は、運行管理者側点呼装置から許可信号を受信する。送信手段は、受信手段が許可信号を受信すると、鍵管理装置に個人特定情報を与え、鍵管理装置からの車両の鍵の取り出しを可能とする。これにより、点呼確認によって本人確認を行った運転手のみが、鍵管理装置に格納された車両の鍵を取り出すことが可能となる。従って、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることをより確実に防止することが可能な運転手側点呼装置を提供することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る運転手側点呼装置は、上記運転手が上記運転手側点呼装置および上記鍵管理装置が設けられている室内に入室してから所定の時間内に、上記室内へ入室するための扉が閉じられたことを検知した場合に、上記運転手による上記運転手側点呼装置に対する操作を許可する操作許可手段をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、運転手側点呼装置および鍵管理装置が設けられている室内(セキュリティボックス)に入室するための扉が、運転手が入室してから所定の時間内(例えば3秒以内)に閉じられた場合にのみ、点呼確認を行うための運転手側点呼装置に対する操作を運転手に許可することができる。これにより、運転手1名のみを室内に入室させ、点呼確認を行わせることができるので、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、さらに確実に防止することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る運転手側点呼装置は、上記運転手が上記運転手側点呼装置および上記鍵管理装置が設けられている室内に入室してから所定の時間内に、上記室内へ入室するための扉が閉じられたことを検知した場合に、上記運転手以外の者による上記室内への入室を制限するように、上記室内への入退室を管理する入退室管理装置の動作を制御する入室制限手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、運転手側点呼装置および鍵管理装置が設けられている室内(セキュリティボックス)に入室するための扉が、運転手が入室してから所定の時間内(例えば3秒以内)に閉じられた場合には、入退室管理装置は、室外にいる別の運転手が、室内に入室することを制限する。従って、当該別の運転手は、運転手が点呼確認を行っている最中には、室内に入室することができない。それゆえ、運転手1名のみを室内に入室させ、点呼確認を行わせることができるので、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、さらに確実に防止することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る鍵管理装置は、上記鍵管理装置が設けられている室内には、上記鍵管理装置の周囲の空間を撮影した動画を録画する録画装置が設けられており、上記鍵管理装置が、上記個人特定情報に基づき、上記鍵を取り出し可能とした時点から、上記運転手が上記鍵管理装置から上記鍵を取り出すまでの時点に亘って、上記録画装置を動作させる録画制御手段をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、運転手が鍵管理装置から鍵を取り出し可能となった時点から、運転手が鍵管理装置から鍵を取り出すまでの時点に亘って、鍵管理装置にアクセスしている運転手の動作を録画することができる。これにより、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、さらに確実に防止することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の各態様に係る運転手側点呼装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記運転手側点呼装置が備える各手段として動作させることにより上記運転手側点呼装置をコンピュータにて実現させる運転手側点呼装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様に係る鍵管理装置によれば、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、より確実に防止することができるという効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る運転手側点呼装置によっても、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、より確実に防止することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る鍵管理システムにおける各制御装置および鍵管理装置の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る鍵管理システムの要部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る鍵管理システムにおける鍵管理装置の概略的な構成を示す図である。 (a)は、図2の機能ブロックに示された各部材のうち、各制御装置および鍵管理装置の周辺の部材の構成のみを概略的に示す図であり、(b)は、本発明の実施形態1に係る鍵管理システムにおけるIT点呼の一例を簡単に示す図である。 本発明の実施形態2に係る鍵管理システムにおける各制御装置および鍵管理装置、ならびにその周辺の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態3に係る鍵管理システムにおける各制御装置および鍵管理装置、ならびにその周辺の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態4に係る鍵管理システムにおける各制御装置および鍵管理装置、ならびにその周辺の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一変形例に係る鍵管理システムの構成を概略的に示す図である。 本発明の別の変形例に係る鍵管理システムにおける各制御装置および鍵管理装置、ならびにその周辺の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1〜図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(鍵管理システム1の構成)
図2は、本実施形態の鍵管理システム1の要部の構成を示す機能ブロック図である。鍵管理システム1は、本社事務内A内の運行管理者Xと、営業所B内の運転手Yとの間において、IT点呼を行うためのシステムである(後述の図4の(a)および(b)を参照)。なお、図2では、本社事務所Aおよび営業所Bにおいて、IT点呼に関連する部分のみが示されている。
はじめに、IT点呼の概要について説明する。運送事業では、運転手Yが車両(例えば、トラック、バス、タクシー等)に乗車する前、および車両の運転終了後において、運行管理者Xが、運転手Yの健康状態および飲酒の有無等の状態を点呼確認によって点検し、乗車の可否を確認することが義務付けられている。従来、この点呼確認は、同一の事務所内において、運行管理者Xが運転手Yと対面して行われていた。
しかしながら、近年では、Webサーバを介したインターネット接続によって、互いに離れた本社事務所Aと営業所Bとの間において、この点呼確認を行うことが可能となった。このように、Webサーバを介して、本社事務所A内の運行管理者Xが、事務所B内の運転手の点呼確認を行う方式は、IT点呼と呼称される。
図2に示されるように、鍵管理システム1は、本社事務所Aと営業所Bとが、Webサーバ90を介して通信可能に接続されたシステムである。はじめに、本社事務所Aに設けられた各部材について説明を行う。本社事務所Aには、制御装置10A(運行管理者側点呼装置)、入力部81A、表示部82A、Webカメラ83A、記憶部85A、およびルータ91Aが設けられている。
制御装置10Aは、本社事務所A内の各種ハードウェアを統括的に制御する。制御装置10Aは、例えばPC(Personal Computer)であってよい。制御装置10Aは、特に、IT点呼の各処理を実行する役割を果たす。すなわち、後述するように、制御装置10Aは、運行管理者Xによる操作の対象となる点呼装置として機能する。
また、後述するように、営業所Bに設けられた制御装置10B(運転手側点呼装置)もまた、IT点呼の各処理を実行する役割を果たす。制御装置10Bは、運転手Yによる操作の対象となる点呼装置として機能する。なお、制御装置10Aおよび10Bの詳細な動作については、図1を参照して後述する。
制御装置10Aの機能は、例えば、記憶部85Aに記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現される。記憶部85Aは、制御装置10Aが実行する各種のプログラム、およびプログラムによって使用されるデータを格納する記憶装置である。
具体的には、記憶部85Aには、点呼プログラム85APおよび点呼結果85ATが格納されている。点呼プログラム85APは、IT点呼に用いられるソフトウェア(IT点呼ソフト)のプログラムである。また、点呼結果85ATは、点呼プログラム85APの実行結果を示すデータ(運転手Yのアルコール検知結果または体調確認御の結果等)である。
また、営業所Bに設けられた記憶部85Bには、点呼プログラム85APと同様の点呼プログラム85BPが格納されている。
なお、点呼プログラム85AP・85BP、点呼結果85AT、および点呼プログラム85AP・85BPによって使用されるデータ(運転手Yの個人ID等)は、Webサーバ90上に記録されてもよい。
入力部81Aは、ユーザが制御装置10Aに入力操作を与えるための装置であり、例えばマウスまたはキーボード等である。なお、制御装置10Aにタッチパネルが設けられている場合には、入力部81Aおよび表示部82Aは、一体として配置されてよい。
表示部82Aは、例えば液晶ディスプレイである。表示部82Aには、本社事務所AのWebカメラ83Aによって撮影された動画(運行管理者Xの顔が映ったリアルタイムの動画)と、営業所BのWebカメラ83Bによって撮影された動画(運転手Yの顔が映ったリアルタイムの動画)とが表示される。
また、後述するように、営業所Bに設けられた表示部82Bにも、営業所BのWebカメラ83Bによって撮影された動画と、本社事務所AのWebカメラ83Aによって撮影された動画とが表示される(図4の(b)を参照)。これにより、本社事務所Aの運行管理者Xと営業所Bの運転手Yとは、互いの顔および挙動等を確認しながら、点呼確認を行うことができる。
Webカメラ83Aは、動画を撮影することが可能な撮影装置である。Webカメラ83Aは、本社事務所A内の運行管理者Xの顔の付近の空間を撮影するように配置されている。同様に、営業所Bに設けられたWebカメラ83Bは、営業所B内の運転手Yの顔の付近の空間を撮影するように配置されている。
ルータ91Aは、Webサーバ90を介して、営業所Bのルータ91Bと接続されている。また、ルータ91Aは、制御装置10Aと接続されている。ルータ91Aは、本社事務所Aの制御装置10Aと営業所Bの制御装置10Bとの接続を中継するための装置として機能する。これにより、本社事務所Aの制御装置10Aと営業所Bの制御装置10Bとは、通信可能に接続されている。
続いて、営業所Bに設けられた各部材について説明を行う。営業所Bには、制御装置10B、入力部81B、表示部82B、Webカメラ83B、記憶部85B、ルータ91Bが設けられている。これらの部材は、上述した本社事務所Aの各部材と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、ルータ91Bは、事務所B内の各種ハードウェアを統括的に制御する制御装置10Bと、事務所B内の各種ハードウェアとの接続を中継するための装置としても機能する。
そして、営業所Bには、上述した各部材に加えて、アルコール検知器11、鍵管理装置12、入退室コントローラ13(入退室管理装置)、電気錠14、入退室扉14a(室内へ入室するための扉)、カードリーダ15a・15b、録画装置16、およびカメラ17がさらに設けられている。
アルコール検知器11は、人の呼気中に含まれるアルコールの濃度を検出する。アルコール検知器11は、検出したアルコールの濃度を示す数値データを、制御装置10Bに与える。アルコール検知器11において検出されたアルコールの濃度を示す数値データは、表示部82Aの画面(後述する表示画面82AT)に表示される。これにより、本社事務所A内の運行管理者Xは、運転手Yが酒気を帯びているか否かを容易に確認することができる。
鍵管理装置12は、運転手Yが運転する車両の鍵を格納する装置である。図3は、鍵管理装置12の概略的な構成を示す図である。図3に示されるように、鍵管理装置12は、格納部121および表扉122(鍵が格納されている空間を外部から遮断する扉)を備えている。なお、図3では、表扉122が開かれている状態が示されている。
格納部121は、運転手Yの車両の鍵が吊り下げられたキーホルダを差し込むために設けられた空間(キーホルダ挿入部)である。なお、それぞれのキーホルダは、個別に割り当てられた所定の格納部のみに対して着脱可能であるように構成されている。このため、運転手Yは、自身の鍵をキーホルダごと格納部121から取り出すこととなる。また、運転手Yは、自身の鍵をキーホルダごと格納部121に返却することとなる。このようにして、鍵管理装置12において、複数の鍵が管理されている。
また、表扉122は、格納部121と外部の空間とを遮断するために設けられた扉である。運転手Yは、格納部121から自身の車両の鍵を取り出すためには、表扉122を開く必要がある。表扉122は、通常は例えば電子ロックによって施錠されている。
なお、格納部121に差し込まれたキーホルダは、車両の鍵が自由に取り出されることを防止するために、通常は例えば電気的なロック機構によって固定されている。後述する開錠部125から格納部121に、指令が与えられることにより、ロック機構によるキーホルダの固定が解除され、運転手Yのみによる車両の鍵の取り出しが可能となる。
入退室扉14aは、営業所BにおいてIT点呼が行われるエリア(以下、セキュリティボックスと称する)の入室/退室するための扉である。入退室扉14aは、例えば自動ドアであってよい。電気錠14は、入退室扉14aを施錠または開錠する。後述するように、電気錠14は、入退室コントローラ13からの指令に応じて、入退室扉14aを施錠または開錠する。
カードリーダ15aおよび15bは、運転手Yが所有しているIDカードを読み取り、運転手Yの個人IDを取得する。カードリーダ15aおよび15bは、例えば非接触式のICカードであってよい。カードリーダ15aは、セキュリティボックスの内部に設けられたカードリーダであり、カードリーダ15bは、セキュリティボックスの外部に設けられたカードリーダである。
入退室コントローラ13は、カードリーダ15aまたは15bから取得した運転手Yの個人IDに基づき、電気錠14の動作を制御する。具体的には、入退室コントローラ13は、カードリーダ15aまたは15bから運転手Yの個人IDを取得し、あらかじめ登録されている運転手Yの個人IDとの照合を行う。そして、入退室コントローラ13は、照合結果が良好であった場合に、入退室扉14aを開錠する指令を電気錠14に与える。
これにより、運転手Yは、セキュリティボックスの外部のカードリーダ15bにIDカードを読み取らせることにより、セキュリティボックス内への入室が可能となる。また、運転手Yは、セキュリティボックスの内部のカードリーダ15aにIDカードを読み取らせることにより、セキュリティボックス外への退室が可能となる。
また、運転手Y以外の者がセキュリティボックス内に自由に入室することを防止するために、入退室コントローラ13は、入退室扉14aを開錠してから所定の時間(例えば3秒)が経過すると、入退室扉14aを施錠するように電気錠14を制御する。なお、上述の所定の時間は、入退室コントローラ13(または電気錠14)に設けられた不図示のタイマによって計時されてよい。このように、入退室コントローラ13によって、セキュリティボックスへの人の入退室を管理することができる。
カメラ17は、セキュリティボックスの内部の状況を監視するために設けられている。カメラ17は、上述のWebカメラ83A・83Bと同様に、動画を撮影する機能を有する。また、カメラ17は、セキュリティボックス内の鍵管理装置12の周囲の空間を撮影するために、レンズの方向を変更することが可能であるように構成されている。これにより、セキュリティボックス内に入室し、鍵管理装置12にアクセスする運転手Yの一連の行動を、カメラ17によって撮影することができる。
録画装置16は、カメラ17によって撮影された動画を録画するために設けられている。録画装置16による録画の開始および終了のタイミングは、後述する録画制御部401Bによって制御されてよい(図7を参照)。
(制御装置10A・10Bおよび鍵管理装置12の詳細な構成)
図1は、本社事務所A(すなわち運行管理者側)の制御装置10A、営業所B(すなわち運転手側)の制御装置10B、および鍵管理装置12の構成を詳細に示す機能ブロック図である。なお、図1に図示されている営業所B内の各部材は、セキュリティボックス内に配置されている。
なお、図2に示されるように、制御装置10Aと制御装置10Bとは、ルータ91A・91BおよびWebサーバ90を介して接続されているが、図1では、簡潔化のために、ルータ91A・91BおよびWebサーバ90の図示を省略し、各部材の接続関係を概略的に示している。
制御装置10において、制御装置10Aは、点呼開始部101A、点呼処理部102A、および許可信号送信部103A(許可手段)を備えている。そして、制御装置10Bは、点呼開始部101B、点呼処理部102B、許可信号受信部103B(受信手段)、およびID送信部104B(送信手段)を備えている。
また、鍵管理装置12は、上述した格納部121および表扉122に加えて、ID受信部123(個人情報受信手段)、ID照合部124(照合手段)、および開錠部125(取り出し許可手段)を備えている。
点呼処理部102Aおよび点呼処理部102Bは、IT点呼に付随する各種の処理を行う。点呼処理部102Aおよび102Bは、IT点呼に用いられるソフトウェア(IT点呼ソフト)の主な処理を実行する部材であると理解されてよい。
本社事務所Aの点呼開始部101Aは、運行管理者Xの操作(ログイン操作)を受け付けて、点呼処理部102Aを動作させる。同様に、営業所Bの点呼開始部101Bは、運転手Yの操作(ログイン操作)を受け付けて、点呼処理部102Bを動作させる。このように、点呼開始部101Aおよび101Bは、IT点呼ソフトの動作を開始させる役割を担う。
図4の(a)は、図2の機能ブロックに示された各部材のうち、制御装置10A・10Bおよび鍵管理装置12の周辺の部材の構成のみを概略的に示した図である。図4の(a)には、上述したように、運行管理者X側の点呼装置である制御装置10Aと、運転手Y側の点呼装置である制御装置10Bとが、Webサーバ90を介して通信可能に接続されている構成が示されている。
図4(b)は、鍵管理システム1におけるIT点呼の一例を簡単に示す図である。図4(b)には、表示部82Aに表示される運行管理者X側の表示画面82AT、および表示部82Bに表示される運転手Y側の表示画面82BTの一例が、示されている。
運行管理者X側の表示画面82ATには、上述したように、運行管理者Xの顔が映ったリアルタイムの動画と、運転手Yの顔が映ったリアルタイムの動画とが同時に表示される。同様に、表示画面82BTにも、運行管理者Xの顔が映ったリアルタイムの動画と、運転手Yの顔が映ったリアルタイムの動画とが同時に表示される。
また、表示画面82ATには、運転手Yが、制御装置10Bのログイン操作において入力した、運転手Yに関連する各種情報(例:営業所名、運転手名、個人ID、車両番号)が表示される。同様に、表示画面82BTにも、運転手Yに関連する各種情報が表示される。
また、上述したように、表示画面82ATには、アルコール検知器11において検出されたアルコールの濃度を示す数値(図4の(b)では、「0.00」という数値)が表示される。なお、点呼処理部102Aは、アルコール検知器11において検出されたアルコールの濃度を示す数値に基づいて、運転手の乗車の可否を判断するためのアルコール濃度判定を行ってもよい。図4の(b)では、アルコール濃度判定の結果が、「OK」(良好)として示されている。
このように、運行管理者Xと運転手Yとは、表示画面82AT・82BTを参照しながら、運転手Yの乗車の可否を確認するための点呼確認(IT点呼)を行うことができる。IT点呼の具体的な処理の流れは、例えば、以下の(1)〜(8)の通りである。
(1)運行管理者Xは、制御装置10Aに対して、自身の個人IDおよびパスワードを入力するログイン操作を行う。点呼開始部101Aは、当該ログイン操作を受け、点呼処理部102Aの動作を開始させる。
(2)運転手Yは、制御装置10Bに対して、自身の個人IDおよびパスワードを入力するログイン操作を行う。点呼開始部101Bは、当該ログイン操作を受け、点呼処理部102Bの動作を開始させる。
(3)運転手Yは、制御装置10Bを操作し、IT点呼を開始する。点呼処理部102Bは、当該操作を受け、点呼処理部102Aに点呼要求を送信する。
(4)点呼処理部102Aは、点呼処理部102Bからの点呼要求を受信すると、表示部82Aに、上述の表示画面82ATを表示させる。また、点呼処理部102Bも同様に、表示部82Bに、上述の表示画面82BTを表示させる。
(5)運行管理者Xおよび運転手Yはそれぞれ、表示画面82ATおよび表示画面82ATを確認しながら、点呼確認の各種操作を行う。この時、点呼処理部102Aおよび102Bは、運行管理者Xおよび運転手Yの各種操作を受け、所定の処理を行う。
なお、制御装置10Aおよび10Bのそれぞれにマイクおよびスピーカが設けられている場合には、運行管理者Xおよび運転手Yは、互いの声を聴きながら、点呼確認を行うこともできる。
(6)運転手Yは、酒気帯びの有無の確認を受けるために、アルコール検知器11に自身の呼気を吹きかけ、アルコールチェックを行う。
(7)点呼処理部102Aは、アルコール検知器11において検出されたアルコールの濃度を示す数値を、表示画面82ATに表示させる。
(8)運行管理者Xは、上述の(1)〜(7)の点呼確認の結果、運転手Yによる車両の運転に問題がないと判断する場合には、運転手Yによる車両の運転を許可する操作を制御装置10Aに対して行う。そして、運行管理者Xは、点呼確認を完了させる操作を行う。点呼処理部102Aは、点呼確認を完了させる操作を受けると、上述の(1)〜(7)の点呼結果を、点呼結果85ATとして記憶部85Aに格納する。なお、上述したように、点呼結果85ATは、Webサーバ90上に記録されてもよい。
ここで、図1を再び参照し、上述のIT点呼以降における、制御装置10A、制御装置10B、および鍵管理装置12の動作についてさらに説明する。
運行管理者Xが、運転手Yによる車両の運転を許可する操作を制御装置10Aに対して行った場合、許可信号送信部103Aは、当該操作を受けて、運転手Yによる車両の運転を許可することを示す許可信号を生成する。そして、許可信号送信部103Aは、当該許可信号を、許可信号受信部103Bに送信する。
許可信号受信部103Bは、許可信号送信部103Aから許可信号を受信すると、ID送信部104Bの動作を開始させる。ID送信部104Bは、運転手Yの個人ID(すなわち、運転手Yを特定する個人特定情報)を、ID受信部123に送信する。なお、ID送信部104Bは、ID受信部123に送信する運転手Yの個人IDを、点呼処理部102Aから取得してよい。
後述するように、ID送信部104BからID受信部123に送信された運転手Yの個人IDは、鍵管理装置12に、運転手Yが車両の鍵を取り出し可能とさせるための指令として機能すると理解することができる。
ID受信部123は、ID送信部104Bから受信した運転手Yの個人IDを、ID照合部124に与える。ID照合部124は、ID受信部123から取得した運転手Yの個人IDが、鍵管理装置12にあらかじめ保持された運転手Yの個人IDと一致しているか否かを照合する。
ID照合部124は、ID受信部123から取得した運転手Yの個人IDが、鍵管理装置12にあらかじめ保持された運転手Yの個人IDと一致していると照合すると、開錠部125を動作させる指令を生成する。
開錠部125は、ID照合部124からの動作指令を受けると、表扉122の電子ロックを開錠するとともに、ロック機構によるキーホルダの固定を解除する。これにより、運転手Yは、表扉122を開き、格納部121にアクセスすることができる。そして、運転手Yは、格納部121から車両の鍵を取り出すことができる。
このように、鍵管理システム1では、ID照合部124からの動作指令が、ロック機構によるキーホルダの固定を解除するためのトリガとして機能する。但し、鍵管理システム1において、表扉122の電子ロックを開錠するためのトリガは、ID照合部124からの動作指令以外のものであってもよい。
(鍵管理システム1の効果)
本実施形態の鍵管理システム1によれば、制御装置10Aを操作する運行管理者Xと、制御装置10Bを操作する運転手Yとの間において、IT点呼を行うことができる。そして、IT点呼確認の結果、運行管理者Xが運転手Yによる車両の運転を許可する操作を制御装置10Aに対して行った場合、許可信号送信部103Aは、許可信号受信部103Bに許可信号を送信する。そして、許可信号受信部103Bが許可信号を受信すると、ID送信部104Bは、ID受信部123に運転手Yの個人IDを送信する。
続いて、ID照合部124は、ID受信部123から運転手Yの個人IDを取得し、上述の照合を行う。ID照合部124における照合結果が良好であった場合に、開錠部125は、表扉122の電子ロックを開錠するとともに、ロック機構によるキーホルダの固定を解除する。これにより、IT点呼によって本人確認を行った運転手のみが、鍵管理装置12に格納された車両の鍵を取り出すことが可能となる。
このように、本実施形態の鍵管理システム1によれば、鍵管理装置12に格納された車両の鍵が、運転手Y本人以外の者によって不正に取り出されることを、従来に比べてより確実に防止することが可能となる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(鍵管理システム2の構成)
図5は、本実施形態の鍵管理システム2における、制御装置10A、制御装置10B、鍵管理装置22、およびその周辺の構成を詳細に示す機能ブロック図である。本実施形態の鍵管理システム2は、実施形態1の鍵管理システム1において、鍵管理装置12を鍵管理装置22に置き換えることによって得られる構成である。
なお、本実施形態の鍵管理システム2の要部の構成を示す機能ブロック図は、図2と概ね同様であるため、省略する。同様に、後述の実施形態3および4においても、鍵管理システム3および4の要部の構成を示す機能ブロック図の図示については省略する。
図5に示されるように、本実施形態の鍵管理装置22は、実施形態1の鍵管理装置12に、第1開閉検知部221(退室許可手段)および退室許可部222(退室許可手段)を付加することによって得られる構成である。本実施形態の鍵管理装置22は、実施形態1の鍵管理装置12に、入退室コントローラ13の動作を制御する機能を付加したものと理解されてよい。
なお、本実施形態では、第1開閉検知部221および退室許可部222が別体として設けられている構成が例示されているが、第1開閉検知部221および退室許可部222は、一体として設けられていてもよい。
第1開閉検知部221は、表扉122が閉じられているか否かを検知する機能を有する。第1開閉検知部221は、公知の扉開閉センサによって実現されてよい。例えば、第1開閉検知部221は、表扉122の内側に設けられた光センサ(不図示)の検知結果(受光量)に基づいて、表扉122が閉じられているか否かを検知することができる。第1開閉検知部221は、表扉122が閉じられていることを検知すると、退室許可部222を動作させる指令を生成する。
退室許可部222は、第1開閉検知部221から動作指令を受信すると、入退室扉14aを開錠する指令が、入退室コントローラ13から電気錠14に与えられるように、入退室コントローラ13の動作を制御する。
(鍵管理システム2の効果)
上述したように、セキュリティボックス内において、運転手Yは、IT点呼を受けた後に、鍵管理装置12から車両の鍵を取り出すために、表扉122を開く。ここで、本実施形態の鍵管理システム2によれば、表扉122が閉じられている場合に、電気錠14によって入退室扉14aが開錠される。
従って、運転手Yは、格納部121から車両の鍵を取り出した後、表扉122を閉じなければ、セキュリティボックス内から退室することができない。運転手Yより後にIT点呼を受ける運転手がセキュリティボックス内に入室した場合に、表扉122が開いたままであるという状況が生じることを防止することができる。
従って、運転手Yより後にIT点呼を受ける運転手は、IT点呼を受けた後にのみ、表扉122を開いて、自身の車両の鍵を取り出すこととなる。このように、本実施形態の鍵管理システム2によれば、より安全に車両の鍵を保管することができるため、当該鍵が運転手Y本人以外の者によって不正に取り出されることを、さらに確実に防止することが可能となる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(鍵管理システム3の構成)
図6は、本実施形態の鍵管理システム3における、制御装置10A、制御装置30B(運転手側点呼装置)、鍵管理装置12、およびその周辺の構成を詳細に示す機能ブロック図である。本実施形態の鍵管理システム3は、実施形態1の鍵管理システム1において、制御装置10Bを制御装置30Bに置き換えることによって得られる構成である。
図6に示されるように、本実施形態の制御装置30Bは、実施形態1の制御装置10Bに、第2開閉検知部301B(操作許可手段)および操作許可部302B(操作許可手段)を付加することによって得られる構成である。本実施形態の制御装置30Bは、実施形態1の制御装置10Bに、電気錠14の施錠状態に応じて、運転手YによるIT点呼の操作を許可する機能を付加したものと理解されてよい。
なお、本実施形態では、第2開閉検知部301Bおよび操作許可部302Bが別体として設けられている構成が例示されているが、第2開閉検知部301Bおよび操作許可部302Bは、一体として設けられていてもよい。
第2開閉検知部301Bは、電気錠14が施錠されているか否かを検知する機能を有する。換言すれば、第2開閉検知部301Bは、セキュリティボックスの入退室扉14aが閉じられているか否かを検知する役割を果たす。
具体的には、第2開閉検知部301Bは、電気錠14の動作状態を示す信号を、電気錠14から取得することによって、電気錠14が施錠されているか否かを判定することができる。なお、第2開閉検知部301Bは、電気錠14の動作状態を示す信号を、入退室コントローラ13を介して、電気錠14から間接的に取得してもよい。
第2開閉検知部301Bは、電気錠14が開錠されてから、所定の時間内(例えば3秒以内)に電気錠14が施錠されたことを検知すると、操作許可部302Bを動作させる指令を生成する。換言すれば、第2開閉検知部301Bは、運転手Yがセキュリティボックスに入室してから所定の時間内に入退室扉14aが閉じられた場合に、操作許可部302Bを動作させる指令を生成すると理解することができる。
操作許可部302Bは、第2開閉検知部301Bから動作指令を受信すると、点呼開始部101Bに、運転手Yの操作(ログイン操作)を受け付けることを許可する指令を与える。
(鍵管理システム3の効果)
本実施形態の鍵管理システム3によれば、運転手Yがセキュリティボックスに入室してから所定の時間内に入退室扉14aが閉じられた場合に、点呼開始部101Bは、運転手Yの操作(ログイン操作)を受け付けることが許可される。
従って、運転手Yがセキュリティボックスに入室してから所定の時間内に入退室扉14aが閉じられていない場合には、運転手Yは、制御装置30Bに対してログイン操作を施すことができない。従って、運転手Yは、運行管理者XとのIT点呼を開始することができない。
これにより、運転手Yがセキュリティボックスの入退室扉14aを所定の時間以上に亘って開けたままにして、別の運転手をセキュリティボックス内に入室させたとしても、IT点呼を行うことができないため、当該別の運転手によって鍵管理装置12に格納された車両の鍵が取り出されることを防止することができる。
すなわち、本実施形態の鍵管理システム3によれば、IT点呼を受けるためにセキュリティボックス内に入室する入室者の人数を、運転手Yの1名のみに制限することができる。それゆえ、運転手Y本人以外の者によって車両の鍵が不正に取り出されることを、さらに確実に防止することが可能となる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(鍵管理システム4の構成)
図7は、本実施形態の鍵管理システム4における、制御装置10A、制御装置10B、鍵管理装置42、およびその周辺の構成を詳細に示す機能ブロック図である。本実施形態の鍵管理システム4は、実施形態1の鍵管理システム1において、鍵管理装置12を鍵管理装置42に置き換えることによって得られる構成である。
図7に示されるように、本実施形態の鍵管理装置42は、実施形態1の鍵管理装置12に、録画制御部421(録画制御手段)を付加することによって得られる構成である。本実施形態の鍵管理装置42は、実施形態1の鍵管理装置12に、録画装置16の動作を制御する機能を付加したものと理解されてよい。
録画制御部421は、ID照合部124から、ID照合部124における照合結果が良好であることを示す情報を取得する。そして、録画制御部421は、ID照合部124から当該情報を取得すると、録画装置16に、カメラ17によって撮影されている動画の録画を開始させる。
換言すれば、録画制御部421は、鍵管理装置42が運転手Yの個人IDに基づき、運転手Yの車両の鍵を取り出し可能とした時点(すなわち、ロック機構によるキーホルダの固定が解除された時点)を、録画装置16による録画を開始させるタイミングとしている。
そして、録画制御部401Bは、運転手Yの車両の鍵が吊り下げられたキーホルダが格納部121から取り出されたことを示す情報を、格納部121から取得する。なお、当該情報は、例えば、格納部121にキーホルダが挿入されているか否かを検知する不図示の検知スイッチ(施錠検知スイッチ)の検知結果であってよい。
録画制御部421は、格納部121から上述の情報を取得すると、録画装置16に、カメラ17によって撮影されている動画の録画を終了させる。すなわち、録画制御部421は、運転手Yがキーホルダを格納部121から取り出した時点を、録画装置16による録画を終了させるタイミングとしている。
(鍵管理システム4の効果)
本実施形態の鍵管理システム4によれば、運転手Yの車両の鍵が取り出し可能とされた時点から、当該鍵が吊り下げられたキーホルダが格納部121から取り出された時点までに亘って、カメラ17によって撮影されている動画を、録画装置16に録画させることができる。
このように、運転手Yがセキュリティボックスに入室した後に、運転手Yが鍵管理装置12にアクセスし、格納部121からキーホルダを取り出すまで(換言すれば、鍵管理装置42から鍵を取り出すまで)の挙動を撮影した動画が、録画装置16に録画されるため、当該鍵が運転手Y本人以外の者によって不正に取り出されることを、さらに確実に防止することが可能となる。
なお、鍵管理システム4において、録画制御部401Bは、運転手Yの車両の鍵が吊り下げられたキーホルダが格納部121に挿入されたことを示す情報を、格納部121から取得するように構成されてもよい。
この場合、録画制御部421は、格納部121から上述の情報を取得すると、録画装置16に、カメラ17によって撮影されている動画の録画を終了させる。従って、録画制御部421は、運転手Yがキーホルダを格納部121に挿入した時点を、録画装置16による録画を終了させるタイミングとすることもできる。それゆえ、運転手Yがセキュリティボックスに入室した後に、格納部121にキーホルダを挿入するまで(換言すれば、鍵管理装置42に鍵を返却するまで)の挙動を撮影した動画を、録画装置16に録画することもできる。
なお、上述のように、本実施形態では、録画制御部421が鍵管理装置42に設けられた構成が例示されている。しかしながら、録画制御部421は、入退室コントローラ13に設けられていてもよい。また、録画制御部421は、制御装置10B(運転手側点呼装置)に設けられていてもよい。
〔変形例〕
なお、本発明の一態様に係る鍵管理システムの構成は、上述の実施形態1〜4のものに限定されなくともよい。本発明の一態様に係る鍵管理システムの各種の変形例について、以下の(1)〜(6)の通り説明する。
(1)上述の実施形態1〜4では、本社事務所Aと営業所Bとの2地点間においてIT点呼が行われる構成が例示されていた。しかしながら、IT点呼は、3地点以上の多地点間において行われてもよい。
図8は、本発明の一変形例に係る鍵管理システム1vの構成を概略的に示す図である。鍵管理システム1vは、多地点(4地点)間でのIT点呼を行うためのシステム構成である。なお、図8において、地点Avは本社事務所、地点Pは本社内の点呼場、地点QおよびRは営業所、地点Sは遠隔地をそれぞれ表す。
地点P、QおよびRには、上述の実施形態1の営業所Bに設けられた制御装置10B、アルコール検知器11、および鍵管理装置12と同様の部材がそれぞれ設けられている。すなわち、図8に示されるように、(i)地点Pには、運転手Y2による操作の対象となる制御装置10P(運転手側点呼装置)、アルコール検知器11P、および鍵管理装置12Pが、(ii)地点Qには、運転手Y3による操作の対象となる制御装置10Q(運転手側点呼装置)、アルコール検知器11Q、および鍵管理装置12Qが、(iii)地点Rには、運転手Y4による操作の対象となる制御装置10R(運転手側点呼装置)、アルコール検知器11R、および鍵管理装置12Rが、それぞれ設けられている。
地点Avには、上述の実施形態1と同様に、運行管理者Xによる操作の対象となる制御装置10Aが設けられている。従って、地点Av−地点P間、地点Av−地点Q間、および地点Av−地点R間のそれぞれにおいて、IT点呼を行うことができる。これにより、地点P、Q、およびR内のそれぞれにおいて、上述の実施形態1と同様に、車両の鍵が、各運転手Y2、Y3、Y4本人以外の者によって不正に取り出されることを防止することができる。
また、地点Sには、運転手Y5による操作の対象となる制御装置10S(運転手側点呼装置)およびアルコール検知器11Sが設けられている。なお、地点Sには、鍵を1本のみ管理する携帯用の鍵管理装置がさらに設けられていてもよい。
図8に示されているように、制御装置10Sは、スマートフォン等の携帯端末である。このように、運転手側点呼装置としての制御装置10Sは、必ずしもPCに限定されず、IT点呼ソフトを動作させることが可能な携帯端末を利用することもできる。この場合、IT点呼ソフトは、例えばスマートフォン用のアプリケーションとして実装されてよい。
制御装置10Sを携帯端末として実現することにより、営業所が存在しない遠隔地Sにおいても、運転手Y5に地点Av内の運行管理者XとのIT点呼を行わせることができる。なお、制御装置10Sとして携帯端末を用いる場合には、携帯端末のサブカメラ(携帯端末の表示面側に設けられたカメラ)を、上述のWebカメラ83Bとして機能させることができる。また、制御装置10Sとして携帯端末を用いる場合には、アルコール検知器11Sは、携帯端末に接続可能なタイプのデバイスであればよい。
また、地点Avには、制御装置10Aに加えて、上述のアルコール検知器11と同様のアルコール検知器11Aが設けられている。これにより、地点Av内の運行管理者Xは、地点Av内の運転手Y1と対面式での点呼確認を行うことができる。但し、地点Av内の運転手Y1が、運転手側点呼装置として機能する携帯端末を保有している場合には、地点Av内において、運行管理者X側の制御装置10Aと運転手Y1側の携帯端末との間において、IT点呼を行うこともできる。
(2)また、上述した通り、実施形態3の鍵管理システム3は、IT点呼を受けるためにセキュリティボックス内に入室する入室者の人数を、運転手Yの1名のみに制限することを目的として構成されている。しかし、当該目的を実現するための鍵管理システムの構成は、実施形態3の鍵管理システム3のみに限定されない。例えば、以下に示す鍵管理システム3vによっても、当該目的を実現することが可能となる。
図9は、本発明の別の変形例に係る鍵管理システム3vにおける、制御装置10A、制御装置30Bv(運転手側点呼装置)、鍵管理装置12、およびその周辺の構成を詳細に示す機能ブロック図である。鍵管理システム3vは、実施形態3の鍵管理システム3において、制御装置30Bを制御装置30Bvに置き換えることによって得られる構成である。また、制御装置30Bvは、実施形態3の制御装置30Bにおいて、操作許可部302Bを入室制限部302Bv(入室制限手段)に置き換えることによって得られる構成である。
なお、鍵管理システム3vでは、第2開閉検知部301B(入室制限手段)および入室制限部302Bvが別体として設けられている構成が例示されているが、第2開閉検知部301Bおよび入室制限部302Bvは、一体として設けられていてもよい。
第2開閉検知部301Bは、電気錠14が開錠されてから、所定の時間内(例えば3秒以内)に電気錠14が施錠されたことを検知すると、入室制限部302Bvを動作させる指令を生成する。
入室制限部302Bvは、第2開閉検知部301Bから動作指令を受信すると、セキュリティボックス内への運転手Y以外の者の入室を制限するように、入退室コントローラ13の動作を制御する。例えば、入室制限部302Bvは、入退室コントローラ13から電気錠14に、入退室扉14aを開錠する指令が与えられないように、入退室コントローラ13の動作を制御する。
この場合、入退室コントローラ13によって電気錠14が開錠されない。従って、セキュリティボックスの外部にいる別の運転手は、運転手YがIT点呼を受けている最中に、セキュリティボックス内に入室することができない。
このように、鍵管理システム3vによっても、実施形態3の鍵管理システム3と同様に、IT点呼を受けるためにセキュリティボックス内に入室する入室者の人数を、運転手Yの1名のみに制限することができる。それゆえ、運転手Y本人以外の者によって車両の鍵が不正に取り出されることを、さらに確実に防止することが可能となる。
なお、入室制限部302Bvによって入退室コントローラ13を制御する方法は、上述のものに限定されない。例えば、入室制限部302Bvは、セキュリティボックスの外部のカードリーダ15bの動作を所定の時間(例えば5分間)に亘って停止する指令が、入退室コントローラ13からカードリーダ15bに与えられるように、入退室コントローラ13の動作を制御してもよい。
(3)また、上述の実施形態1〜4では、IT点呼において、運行管理者Xが運転手Yの乗車の可否を判定するために、アルコール検知器11によって運転手Yの酒気帯びの有無の確認が行われていた。
しかしながら、本発明の一態様に係る鍵管理システムにおいて、アルコール検知器11は必須の構成要素ではない。すなわち、運行管理者Xによる運転手Yの乗車の可否の判定のために、運転手Yの健康状態を示す生体情報を測定することが可能な機器(健康管理機器)であれば、アルコール検知器11の代替とすることもできる。
健康管理機器によって測定される運転手Yの生体情報は、例えば、運転手Yの血圧、血糖値、脈拍、または体温等であってよい。この場合、運行管理者Xは、当該生体情報を確認しながら、運転手Yの乗車の可否の判定を行うことができる。
(4)また、上述の実施形態1〜4では、運転手Yの個人IDが鍵管理装置12の内部にあらかじめ保持されている構成が例示されていた。当該構成は、鍵管理装置12(または鍵管理装置22)が、ID照合部124がID受信部123から取得した運転手Yの個人IDに対する照合を行うための構成であった。
しかしながら、鍵管理装置12に、カードリーダ15aおよび15bと同様のカードリーダを設け、当該カードリーダから運転手Yの個人IDを取得してもよい。この場合、ID照合部124は、ID受信部123から取得した運転手Yの個人IDを、上述のカードリーダから取得した運転手Yの個人IDと照合してよい。
(5)また、上述の実施形態1〜4では、運行管理者側点呼装置と運転手側点呼装置とが、Webサーバ90を介してインターネット接続されている構成が例示されている。しかしながら、運行管理者側点呼装置と運転手側点呼装置とは、通信可能に接続されていればよく、その接続の方法は特に限定されない。
例えば、運行管理者側点呼装置、運転手側点呼装置、およびWebサーバ90は、インターネット接続に限定されず、例えばLAN(Local Area Network)接続等によって互いに接続されていてもよい。
また、Webサーバ機能を運行管理者側点呼装置に組み込み、運行管理者側点呼装置と運転手側点呼装置とを接続することもできる。
例えば、図8の鍵管理システム1vにおいて、地点Avの制御装置10Aと地点Pの制御装置10Pとは、LANを用いてイントラネットによって接続されていてもよい。また、地点Avの制御装置10Aと地点Sの制御装置10Sとは、モバイル通信網によって無線接続されている。このように、運行管理者側点呼装置と運転手側点呼装置とは、有線によって接続されていてもよいし、無線によって接続されていてもよい。
(6)また、上述の実施形態1〜4では、鍵管理システムを用いた運行管理の対象となる車両が、トラック、バス、タクシー等の自動車である場合が例示されていた。しかしながら、本発明の一態様に係る鍵管理システムを用いた運行管理の対象となる車両は、必ずしも自動車のみに限定されず、例えば鉄道車両(電車)等であってもよい。
換言すれば、本発明の一態様に係る鍵管理システムを用いた運行管理の対象となる車両には、運転手が運転用の鍵(イグニションキー)を差し込むことによって、運転を開始することが可能となる輸送機器全般が含まれ得る。
〔ソフトウェアによる実現例〕
鍵管理システム1〜4、1v、および3vの制御ブロック(特に、制御装置10A、制御装置10B、30B、30Bv、鍵管理装置12、22、42等)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、鍵管理システム1〜4、1v、および3vは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備える。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、本発明は以下のようにも表現される。
すなわち、本発明の一態様に係る運行管理者側点呼装置は、運行管理者と運転手との間における点呼確認を行うため、上記運転手による操作の対象となる運転手側点呼装置と通信可能に接続され、上記運行管理者による操作の対象となる運行管理者側点呼装置であって、上記運転手による車両の運転を許可することを示す許可信号を上記運転手側点呼装置に送信する許可手段を備えている。
上記の構成によれば、点呼確認の本人成り済ましによって、運転手本人以外の者が、車両の鍵を不正に取り出すことを防止することが可能な運行管理者側点呼装置を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る運行管理者側点呼装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記運行管理者側点呼装置が備える各手段として動作させることにより上記運行管理者側点呼装置をコンピュータにて実現させる運行管理者側点呼装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
また、本発明の一態様に係る運転手側点呼装置は、上記鍵管理装置が設けられている室内には、上記鍵管理装置の周囲の空間を撮影した動画を録画する録画装置が設けられており、上記鍵管理装置が、上記個人特定情報に基づき、上記鍵を取り出し可能とした時点から、上記運転手が上記鍵管理装置から上記鍵を取り出し、または上記鍵管理装置に上記鍵を返却するまでの時点に亘って、上記録画装置を動作させる録画制御手段をさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、運転手が鍵管理装置から鍵を取り出し可能となった時点から、運転手が鍵管理装置から鍵を取り出すまで(または、鍵管理装置に鍵を返却するまで)の時点に亘って、鍵管理装置にアクセスしている運転手の動作を録画することができる。これにより、運転手本人以外の者が、車両の鍵を不正に取り出すことを防止することをより確実に防止することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る運転手側点呼装置において、上記鍵管理装置が設けられている室内には、上記鍵管理装置の周囲の空間を撮影した動画を録画する録画装置が設けられていてもよい。そして、上記鍵管理装置が、上記個人特定情報に基づき、上記鍵を取り出し可能とした時点から、上記運転手が上記鍵管理装置から上記鍵を取り出すまでの時点に亘って、上記録画装置を動作させる録画制御手段をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、運転手が鍵管理装置から鍵を取り出し可能となった時点から、運転手が鍵管理装置から鍵を取り出すまでの時点に亘って、鍵管理装置にアクセスしている運転手の動作を録画することができる。これにより、運転手本人の車両の鍵が当該運転手本人以外の者によって不正に取り出されることを、さらに確実に防止することができる。
本発明は、運転手が運転する車両の鍵を格納する鍵管理装置に利用することができる。また、本発明は、運転手と運行管理者との間における点呼確認を行うために、当該運転手による操作の対象となる運転手側点呼装置に利用することができる。
10A 制御装置(運行管理者側点呼装置)
10B,10P,10Q,10R,10S,30B,30Bv 制御装置(運転手側点呼装置)
12,12P,12Q,12R,22,42 鍵管理装置
13 入退室コントローラ(入退室管理装置)
14a 入退室扉(室内へ入室するための扉)
15b カードリーダ
16 録画装置
103A 許可信号送信部(許可手段)
103B 許可信号受信部(受信手段)
104B ID送信部(送信手段)
122 表扉(鍵が格納されている空間を外部から遮断する扉)
123 ID受信部(個人情報受信手段)
124 ID照合部(照合手段)
125 開錠部(取り出し許可手段)
221 第1開閉検知部(退室許可手段)
222 退室許可部(退室許可手段)
301B 第2開閉検知部(操作許可手段,入室制限手段)
302B 操作許可部(操作許可手段)
302Bv 入室制限部(入室制限手段)
421 録画制御部(録画制御手段)
X 運行管理者
Y,Y1〜Y5 運転手

Claims (1)

  1. 運転手が運転する車両の鍵を格納する鍵管理装置であって、
    運行管理者と上記運転手との間における点呼確認を行うため、上記運行管理者による操作の対象となる運行管理者側点呼装置と通信可能に接続された、上記運転手による操作の対象となる運転手側点呼装置から、上記運転手を特定する個人特定情報を受信する個人情報受信手段と、
    上記個人情報受信手段において受信された上記個人特定情報が、上記鍵管理装置にあらかじめ保持された個人特定情報と一致しているか否かを照合する照合手段と、
    上記照合手段において上記個人特定情報が一致していると照合された場合に、上記鍵を取り出し可能とする取り出し許可手段と、を備え
    上記鍵が格納されている空間を外部から遮断する扉が設けられており、
    上記扉が閉じられていることを検知した場合に、上記鍵管理装置が設けられている室内への上記運転手の入退室を管理する入退室管理装置に、上記運転手の退室を許可する指令を与える退室許可手段をさらに備え、
    上記鍵管理装置が設けられている室内には、上記鍵管理装置の周囲の空間を撮影した動画を録画する録画装置が設けられており、
    上記鍵管理装置が、上記個人特定情報に基づき、上記鍵を取り出し可能とした時点から、上記運転手が上記鍵管理装置から上記鍵を取り出すまでの時点に亘って、上記録画装置を動作させる録画制御手段をさらに備え、
    上記鍵が吊り下げられたキーホルダを着脱可能に格納する格納部をさらに備え、
    上記格納部には、当該格納部から上記キーホルダが取り出されたか否かを検知する検知部が設けられており、
    上記録画制御手段は、上記格納部から上記キーホルダが取り出されたことが上記検知部によって検知された時点において、上記録画装置の動作を終了させることを特徴とする鍵管理装置。
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