JP6380742B2 - 記録装置 - Google Patents

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本発明は、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関する。
記録装置の一例であるプリンターには、より一層の小型化の要請がある。特にユーザーがプリンターを持ち運ぶことを想定したモバイルタイプのプリンターでは、より一層の小型化が要求される。
またその様なモバイルタイプのプリンターでは、外部のACアダプターによってAC−DC変換された電力によって作動するものもある。このようなプリンターでは、ACアダプターの接続プラグが接続される接続部が設けられている。特許文献1には、その様な接続部を備える記録装置の一例が開示されている。接続部は通常、装置背面や、装置側面などに配置されることが多い。
特開2009−165268号公報
ところでプリンターには、所定量の用紙搬送動作と、記録ヘッドを備えたキャリッジの用紙幅方向への移動に伴う記録動作と、を交互に実行することで記録を完了させる、所謂シリアルタイプのものがある。シリアルタイプのプリンターでは、キャリッジ駆動用モーターと、用紙搬送を行う搬送ローラーを駆動する為の搬送用モーターとが設けられ、これら各モーターが適切に制御されることで、記録用紙への記録が行われる。
ここでプリンターの外形寸法に着目すると、例えば横幅寸法は、大略的にはキャリッジの移動領域の幅と、当該移動領域の外側に設けられた構成要素のサイズや配置位置によって定まる。
従来のプリンターでは、キャリッジ駆動用モーター、搬送用モーター、また搬送用モーターを搬送ローラーに伝達する駆動機構(例えば歯車群)、そして上述した接続部、のこれらが装置の寸法を大きくする要因となっていた。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、キャリッジ駆動用モーター、搬送用モーター、搬送用モーターを搬送ローラーに伝達する駆動機構、外部の電力供給源が接続される接続部、のこれらを備えた記録装置において、より一層の小型化を図ることにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する搬送手段駆動モーターと、前記搬送手段駆動モーターの動力を前記搬送手段に伝達する動力伝達機構と、外部の電力供給源が接続される接続部と、を備え、前記キャリッジ駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジ駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にあるので、前記キャリッジの移動方向における装置寸法について前記キャリッジ駆動モーターと前記接続部のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これにより前記キャリッジの移動方向における装置の寸法を抑制することができる。
本発明の第2の態様は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する搬送手段駆動モーターと、前記搬送手段駆動モーターの動力を前記搬送手段に伝達する動力伝達機構と、外部の電力供給源が接続される接続部と、を備え、前記キャリッジ駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ位置にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジ駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ位置にあるので、鉛直方向における装置寸法について前記キャリッジ駆動モーターと前記接続部のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これにより鉛直方向における装置の寸法を抑制することができる。
本発明の第3の態様は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する搬送手段駆動モーターと、前記搬送手段駆動モーターの動力を前記搬送手段に伝達する動力伝達機構と、外部の電力供給源が接続される接続部と、を備え、前記搬送手段駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送手段駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にあるので、前記キャリッジの移動方向における装置寸法について前記搬送手段駆動モーターと前記接続部のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これにより前記キャリッジの移動方向における装置の寸法を抑制することができる。
本発明の第4の態様は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する搬送手段駆動モーターと、前記搬送手段駆動モーターの動力を前記搬送手段に伝達する動力伝達機構と、外部の電力供給源が接続される接続部と、を備え、前記搬送手段駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向と交差する方向において同じ位置にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送手段駆動モーターの少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向と交差する方向において同じ位置にあるので、前記キャリッジの移動方向と交差する方向における装置寸法について前記搬送手段駆動モーターと前記接続部のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これにより前記キャリッジの移動方向と交差する方向における装置の寸法を抑制することができる。
本発明の第5の態様は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する搬送手段駆動モーターと、前記搬送手段駆動モーターの動力を前記搬送手段に伝達する動力伝達機構と、外部の電力供給源が接続される接続部と、を備え、前記動力伝達機構の少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記動力伝達機構の少なくとも一部と、前記接続部の少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にあるので、前記キャリッジの移動方向における装置寸法について前記動力伝達機構と前記接続部のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これにより前記キャリッジの移動方向における装置の寸法を抑制することができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記動力伝達機構の少なくとも一部が、前記接続部の下側に位置することを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記接続部は、前記キャリッジ駆動モーターに対して装置後方側であって、前記搬送手段駆動モーターに対し上部に位置することを特徴とする。
本発明の第8の態様は、第1から第7の態様のいずれかにおいて、装置背面側に基板を備え、前記接続部は、前記キャリッジ駆動モーターと前記基板との間に位置することを特徴とする。
本発明の第9の態様は、第1から第8の態様のいずれかにおいて、媒体を給送する給送部を備え、前記給送部は、ベース部材に構成要素が組み付けられて成り、前記接続部は、前記ベース部材の一部を利用して構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記接続部は、前記ベース部材の一部を利用して構成されているので、前記接続部を構造簡単にして低コストに構成できる。
本発明の第10の態様は、第1から第9の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジの移動方向に沿って延設された、前記キャリッジを支持するフレームを備え、前記接続部は、前記フレームに対し装置後方側に位置することを特徴とする。
本発明の第11の態様は、第1から第10の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジを内部に備える筐体を有し、前記接続部は、前記筐体の装置背面側部分と隣接していることを特徴とする。
本発明の第12の態様は、第1から第11の態様のいずれかにおいて、前記接続部は、入出力インターフェースを備えることを特徴とする。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 キャリッジを装置後方斜め上から見た斜視図。 キャリッジが左側端部に位置する状態を示す斜視図。 キャリッジが左側端部よりややホームポジション側に位置する状態の斜視図。 歯車群及びロータリースケールを示す斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体を後方側から見た斜視図。 歯車群の正面図。 搬送手段駆動モーター及びキャリッジ駆動モーターを装置後方から見た正面図。 搬送手段駆動モーター及びキャリッジ駆動モーターの配置例を示す図。 本発明に係るプリンターを下側から見た外観斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体を下側から見た斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体を上側から見た斜視図。 搬送手段駆動モーター及び接続部をx−z平面で切断した断面図。 接続部をy−z平面で切断した断面図。 給送部を構成するベース部材に接続部を取り付けた状態の斜視図。 給送部を構成するベース部材の斜視図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図、図2および図3は装置本体(外観を構成する筐体を外した状態)2の斜視図、図4はプリンター1の用紙搬送経路を示す側断面図である。
また、図5はキャリッジ17を装置後方斜め上から見た斜視図、図6はキャリッジ17が左側端部に位置する状態を示す斜視図、図7はキャリッジ17が左側端部よりややホームポジション側に位置する状態の斜視図、図8は歯車群33及びロータリースケール45を示す斜視図、図9はプリンター1の装置本体2を後方側から見た斜視図、図10は歯車群33の正面図、図11は搬送手段駆動モーター32及びキャリッジ駆動モーター47を装置後方から見た正面図である。更に、図12は搬送手段駆動モーター32及びキャリッジ駆動モーター47の配置例を示す図である。
更に図13はプリンター1を下側から見た外観斜視図、図14は装置本体2を下側から見た斜視図、図15は装置本体2を上側から見た斜視図、図16は搬送手段駆動モーター32及び接続部52をx−z平面で切断した断面図、図17は接続部52をy−z平面で切断した断面図、図18は用紙給送部6を構成するベース部材7に接続部52を取り付けた状態の斜視図、図19は用紙給送部6を構成するベース部材7の斜視図である。
尚、各図に示すx−y−z直交座標系は、x方向及びy方向が水平方向であり、このうちx方向は用紙搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)であり、また装置左右方向でもあり、またキャリッジ17の移動方向(主走査方向)でもある。またy方向は用紙搬送方向であり、また装置奥行き方向でもある。更に、z方向は重力方向であり、装置高さ方向でもある。
以下、図1〜図4を参照しつつプリンター1の全体構成について説明する。プリンター1は、記録動作と用紙搬送動作とを交互に行うことで記録を完了させる所謂シリアル型のインクジェットプリンターであり、携帯性を考慮して小型に構成されている。図1において符号28は装置外観を構成する、樹脂材料で形成された筐体であり、符号29は同じく樹脂材料で形成された上部カバー、符号30は同じく樹脂材料で形成された前部カバーを示している。上部カバー29と前部カバー30は一体に形成されており、開くことで操作パネル(不図示)及び用紙給紙口(不図示)が装置上面に表れ、また用紙排出口が装置前面に表れる様になっている。符号30aは、前部カバー30のロックを解除する操作レバーである。
図2〜図4に示す装置本体2は、上述した筐体28の内側を構成する。装置本体2は、複数のフレームにより骨格が構成されている。具体的には、メインフレーム8、サイドフレーム9、サイドフレーム10、サブフレーム11、ガイドフレーム12、ガイドフレーム13、のこれらにより構成されている。尚、これらフレームと筐体28との間隔は、小型化の為に非常に狭く設定されている。
装置後方には媒体の一例としての記録用紙(主として単票紙:以下「用紙P」と言う)を給送する用紙給送部6が設けられている。符号3は用紙Pをセット可能な給紙口を示しており、給紙口3にセットされた複数枚の用紙Pは、ホッパー4と、当該ホッパー4の上部に位置する不図示のペーパーサポートとによって傾斜姿勢に支持される。給紙口3はホッパー4と、右側壁3aと、左側壁3bと、の間に形成されている。
図4においてホッパー4は不図示の揺動支点を中心に揺動することにより、支持した用紙Pを給送ローラー5に対して進退させる。セットされた用紙Pのうち最上位のものは、ホッパー4が上昇することで給送ローラー5に接し、そして給送ローラー5の回転によって下流側へと給送される。
給送ローラー5の下流には搬送駆動ローラー16と搬送従動ローラー15とを備えた用紙搬送手段が設けられており、これらローラーによって用紙Pはインクジェット記録ヘッド21の下へと搬送される。搬送駆動ローラー16は、駆動源である搬送手段駆動モーター32(図9〜図11)により回転駆動される。
搬送従動ローラー15は、ローラー支持部材14により自由回転可能に支持されるとともに、ローラー支持部材14に押圧力を付与する付勢手段(不図示)により、搬送駆動ローラー16に向けて押圧される。そして、搬送される用紙Pと接して従動回転する。搬送駆動ローラー16は、金属中実軸或いは金属中空軸により形成され、搬送従動ローラー15は、樹脂材料(例えば、POM(ポリオキシメチレン))などにより形成される。
インクジェット記録ヘッド21はキャリッジ17に設けられ、当該キャリッジ17は、インクカートリッジ20A、20Bを搭載するとともに、キャリッジ駆動モーター47(図2、図3、図9〜図11)からの動力を受け、用紙幅方向(x方向)に往復動する。尚、本実施形態では、キャリッジ17の移動領域(移動範囲)において図2及び図3の右端がキャリッジ17のホームポジションである。ここでのホームポジションとは、非印刷時や電源オフ時におけるキャリッジ17の待機位置を意味する。
以下では、キャリッジ17が右端(ホームポジション)から左端に向かう際の当該キャリッジ17の移動方向を第2の方向とし、キャリッジ17が左端から右端に向かう際の当該キャリッジ17の移動方向を第1の方向とする。
続いてキャリッジ17は、図5に示す様に箱状を成すキャリッジ本体18によって筐体が構成されており、このキャリッジ本体18の内側にインクカートリッジ20A、20Bが装着される。そしてインクカートリッジ20A、20Bから、インクジェット記録ヘッド21へとインクが供給される。インクカートリッジ20A、20Bは、キャリッジ本体18に対して着脱可能であり、符号19A、19Bは、それぞれインクカートリッジ20A、20Bのキャリッジ本体18に対するロックを解除するレバーを示している。
尚、本実施形態ではキャリッジ17はインクカートリッジ20A、20Bを搭載する、所謂オンキャリッジタイプであるが、インクカートリッジ20A、20Bがキャリッジ17から独立して設けられ、インクカートリッジ20A、20Bと記録ヘッド21とがインクチューブで接続された、所謂オフキャリッジタイプであっても良い。
図4に戻り、キャリッジ本体18は、装置前方側に第1被支持部18aを有し、装置後方側に第2被支持部18bを有している。第1被支持部18aはガイドフレーム13によって支持され、第2被支持部18bはガイドフレーム12によって支持される。即ちキャリッジ17は、ガイドフレーム13及びガイドフレーム12によって支持される。また、第1被支持部18aはガイドフレーム13によって支持されるとともに、ガイドフレーム13上を摺動する。
同様に、第2被支持部18bはガイドフレーム12によって支持されるとともに、ガイドフレーム12上を摺動する。更に、ガイドフレーム12はキャリッジ17のy方向位置を規定する。即ちガイドフレーム12はキャリッジ17を主走査方向にガイドする。
続いてインクジェット記録ヘッド21と対向する位置には用紙Pを支持する用紙支持部材22が設けられ、当該用紙支持部材22により、用紙Pとインクジェット記録ヘッド21との間のギャップが規定される。インクジェット記録ヘッド21及び用紙支持部材22の下流側には、記録の行われた用紙Pを排出する排出駆動ローラー25及び排出従動ローラー26が設けられている。尚、符号25aは排出駆動ローラー25の回転軸であり、排出駆動ローラー25は、回転軸25aの軸線方向に沿って適宜の間隔で複数設けられている(図2、図3参照)。また、符号24は用紙浮きを規制する規制ローラーである。
続いて装置本体2の骨格を構成するフレームについて説明する。図2、図3においてメインフレーム8、サブフレーム11、ガイドフレーム12、13、のこれらは用紙幅方向に延びる形状を成し、サイドフレーム9、10は用紙搬送方向に延びる形状を成す。尚、図3は、図2の状態からサブフレーム11を取り外してガイドフレーム13を露呈させた状態を示すものである。
メインフレーム8は、断面視において図4に示す様に上下方向に延びるとともに、上部が装置後方側にL字状に折り曲げられた形状を成し、下部が装置前方側にL字状に折り曲げられた形状を成している。このメインフレーム8には、キャリッジ17を駆動するキャリッジ駆動モーター47や、搬送従動ローラー15を支持するローラー支持部材14など、種々の構成部材が組み付けられる。
尚、本実施形態では、キャリッジ駆動モーター47は図2、図3に示す様に用紙給送部6の給紙口3を構成する左側壁3bと筐体28(図1)との間に配置される。即ち筐体28と、用紙給送部6の左側壁3bとの間の狭い空間を利用してキャリッジ駆動モーター47を配置することで、装置の大型化を抑制することができる。尚、左側壁3bは、用紙給送部6の基体を構成するベース部材7の一部である。
サイドフレーム9、10は、それぞれガイドフレーム12、13の端部と接合し、図4を参照しつつ説明した搬送駆動ローラー10、排出駆動ローラー25、用紙支持部材22、などの用紙搬送経路を構成する各種要素が組み付けられる。
続いて本実施形態に係るキャリッジ17(キャリッジ本体18)について更に説明する。キャリッジ17は上述した様に箱状を成すキャリッジ本体18が筐体を構成する。図5において符号18hはキャリッジ本体18の周囲を構成する側面のうち第2の方向側の側面である(以下「左側面」と言う)。
また、符号18fは第2の方向(キャリッジ17のホームポジションとは反対方向)に突出する突出部を示している。左側面18hは、突出部18fに形成されている。
キャリッジ本体18の背面側には、ベルトクランプ部18kが設けられている。ベルトクランプ部18kは無端ベルト48をクランプ(把持)する部分であり、当該ベルトクランプ部18kが無端ベルト48から駆動力を受ける。無端ベルト48は、キャリッジ移動領域全体に渡って掛け渡されており、キャリッジ駆動モーター47の動力を受けて稼働し、キャリッジ17を動かす。
次に、用紙Pを搬送する搬送手段を構成する搬送駆動ローラー16及び排出駆動ローラー25に対して搬送手段駆動モーター32の動力を伝達する動力伝達機構としての歯車群33について図6〜図11を参照しつつ説明する。搬送手段駆動モーター32は装置前後方向において後方側に設けられており、歯車群33は、装置前後方向において中央に位置する搬送駆動ローラー16、及び装置前後方向において前方側に位置する排出駆動ローラー25(その回転軸25a)に動力を伝達する様、複数の歯車を備えている。
歯車群33を構成する各歯車は、サイドフレーム10に設けられ、より詳しくはサイドフレーム10の外側(装置外側)に設けられている。歯車群33は、搬送手段駆動モーター32の側から順に、図10に示す様に歯車34、35、36、37、38、39、40、41、のこれら歯車を備えて構成されている。歯車34は、搬送手段駆動モーター32の回転軸32aに設けられた歯車であり、歯車37は、搬送駆動ローラー16の軸端に設けられた歯車であり、歯車41は、排出駆動ローラー25の回転軸25aの軸端に設けられた歯車である。歯車群33は、歯車37を介して排出駆動ローラー25(その回転軸25a)に動力を伝達する。
搬送駆動ローラー16の軸端には、歯車37に加えて、ロータリースケール45が設けられている(図7、図8、図10)。ロータリースケール45は、搬送駆動ローラー16の回転を検出する回転検出手段を構成し、このロータリースケール45の回転を検出する検出部44(図7)が、ロータリースケール45の外周部を挟むように設けられている。ロータリースケール45と検出部44は、回転検出手段を構成し、プリンター1の図示しない制御部は、検出部44からの検出信号をもとに、搬送駆動ローラー16及び排出駆動ローラー25の回転量、回転方向を把握できる。
以上の構成において、図6はキャリッジ17が第2の方向の端部に位置する状態を示している。図示する様に、歯車群33を構成する歯車のうち、本実施形態では歯車38、39、40が全体的にキャリッジ17の下側に位置し、歯車37、41の一部が、キャリッジ17の下側に位置する。
この様に第2の方向の端部に移動した状態におけるキャリッジ17の下に、歯車群33の少なくとも一部が位置するので、キャリッジ17の移動に必要な領域内に歯車群33が入り込む様な形態となり、これにより装置の横幅寸法を抑えることができる。加えて、キャリッジ17の横幅を確保しても装置の横幅寸法を抑えることができる為、キャリッジ17の容積即ちインクカートリッジ20A、20Bの容積を確保することができる。
また、本実施形態においてキャリッジ17は、第2の方向に突出する突出部18fを備えるので、当該突出部18fによりキャリッジ17の容積を確保できるとともに、第2の方向の端部に移動した状態におけるキャリッジ17の、突出部18fの下に、歯車群33の少なくとも一部が位置するので、装置の横幅寸法増加を抑えることができる。また、高さ方向にキャリッジ本体18を大きくすることなくキャリッジ容積を確保できるので、装置高さ寸法の増加も抑えることができる。
そしてインクカートリッジ20Bは、キャリッジ17において突出部18fを含む空間を占有するので、インクカートリッジ20Bにおけるインク容量を確保することができる。
また本実施形態では、第1ローラーとしての搬送駆動ローラー16の回転を検出する回転検出手段43を構成するロータリースケール45が、図10に示す様に歯車37より径が小さく形成されている。これにより、特に装置上方からの外圧からロータリースケール45を保護することができる。また、ロータリースケール45が、歯車37に対し第1の方向の側(サイドフレーム10の側)に設けられている。その為、図7に示す様にロータリースケール45を読み取る検出部44も、歯車群33とサイドフレーム10との間に配置されている。従って検出部44が、装置本体の最も外側(キャリッジ移動方向における外側)に配置されることを回避でき、装置本体の寸法増加(キャリッジ移動方向寸法)を抑えることができる。
加えて、ロータリースケール45は、強度的に弱く、また少しの歪みによって検出精度が容易に低下し、記録品質の低下に繋がり易い。しかしながら本実施形態では、ロータリースケール45が、第1ローラー駆動歯車としての歯車37に対し第1の方向の側(サイドフレーム10の側)に設けられているので、装置側方からの外圧からロータリースケール45や検出部44を保護することができる。
加えて、搬送駆動ローラー16を支持するサイドフレーム10には、図7に示す様にロータリースケール45の外形に沿うとともにロータリースケール45の径より大きい径の円弧形状を成す凸部10aが形成されているので、凸部10aがロータリースケール45に対して遮蔽壁の機能を果たし、ロータリースケール45へのインクミストの付着を抑制することができる。
尚、キャリッジ本体18には、当該キャリッジ17が第2の方向の端部に位置する際に凸部10aを避ける凹部18jが形成されている(図5)。即ち、キャリッジ17が第2の方向の端部に位置する際(図6の状態)、凹部18jに凸部10aが入り込む。これにより、キャリッジ17の移動領域を確保する為に(キャリッジ本体18とサイドフレーム10との干渉を防ぐ為に)サイドフレーム10の位置を外側に設定する必要がなく、装置の横幅寸法増加を抑えることができる。
続いて、歯車群33とキャリッジ駆動モーター47との関係について説明する。図9〜図11において、キャリッジ駆動モーター47はメインフレーム8に取り付けられ、より具体的にはその回転軸がy軸方向にほぼ並行になるようにしてメインフレーム8に固定される。
動力伝達機構としての歯車群33は、少なくともその一部が、キャリッジ17の移動方向(x方向)において、キャリッジ駆動モーター47の一部と同じ位置にある。換言すれば、歯車群33の占有領域と、キャリッジ駆動モーター47の占有領域は、キャリッジ17の移動方向(x方向)において、重なる部分を有する。図11において符号X0は、前記重なる部分を示している。
より具体的には、本実施形態ではキャリッジ駆動モーター47の下側に、歯車群33の一部である歯車36が位置する(図10、図11)。尚、図11では説明の便宜上、図10に示す歯車35は図示を省略している。
この様に本実施形態では、キャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、動力伝達機構である歯車群33の少なくとも一部とが、キャリッジ17の移動方向において同じ位置にあるので、キャリッジ17の移動方向における装置寸法(x方向:本実施形態では横幅寸法)についてキャリッジ駆動モーター47と歯車群33のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これによりキャリッジ17の移動方向における装置の寸法を抑制することができる。
また、本実施形態ではキャリッジ駆動モーター47の下側に、歯車群33が位置するので、キャリッジ17の移動方向と交差する方向(y方向:本実施形態では奥行き寸法)における装置の寸法を抑制することができる。
また本実施形態では、図11に示す様にキャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、動力伝達機構としての歯車群33の少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ位置にある。換言すれば、キャリッジ駆動モーター47の占有領域と、歯車群33の占有領域は、鉛直方向において重なる部分を有する。図11において符号Z2は、前記重なる部分を示している。
これにより、鉛直方向における装置寸法についてキャリッジ駆動モーター47と歯車群33のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これにより鉛直方向における装置の寸法を抑制することができる。
また本実施形態では、図10に示す様にキャリッジ17の移動方向と交差する方向(y方向)に沿って延設されたサイドフレーム10を、キャリッジ17の移動領域における一方側の端部領域に備え、歯車群33は、サイドフレーム10の延設方向(y方向)に沿って配される複数の歯車を備えて成るので、キャリッジ17の移動方向(x方向)における歯車群33の占有スペースを小さくできる。
また本実施形態では、図11に示す様にキャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部とが、鉛直方向において同じ位置にある。換言すれば、キャリッジ駆動モーター47の占有領域と、搬送手段駆動モーター32の占有領域は、鉛直方向において重なる部分を有する。図11において符号Z1は、前記重なる部分を示している。
これにより、鉛直方向における装置寸法についてキャリッジ駆動モーター47と搬送手段駆動モーター32のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これにより鉛直方向における装置の寸法を抑制することができる。
同様に本実施形態では、図11に示す様にキャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部とが、キャリッジ17の移動方向(x方向)において同じ位置にある。換言すれば、キャリッジ駆動モーター47の占有領域と、搬送手段駆動モーター32の占有領域は、キャリッジ17の移動方向において重なる部分を有する。図11において符号X1は、前記重なる部分を示している。
これにより、キャリッジ17の移動方向における装置寸法についてキャリッジ駆動モーター47と搬送手段駆動モーター32のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これによりキャリッジ17の移動方向における装置の寸法を抑制することができる。
以上が本実施形態におけるキャリッジ駆動モーター47と搬送手段駆動モーター32の位置関係であるが、キャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部とが、キャリッジ17の移動方向と交差する方向(例えば、y方向)において同じ位置とすることもできる。換言すれば、キャリッジ駆動モーター47の占有領域と、搬送手段駆動モーター32の占有領域が、キャリッジ17の移動方向と交差する方向において重なる部分を有する様に配置することもできる。図12はその様な実施例を示すものであり、符号Y1は、前記重なる部分を示している。
この様な変形例によれば、キャリッジ17の移動方向と交差する方向における装置寸法(図12においてy方向)についてキャリッジ駆動モーター47と搬送手段駆動モーター32のそれぞれの寸法が独立して加算されず、これによりキャリッジ17の移動方向と交差する方向における装置の寸法を抑制することができる。
尚、キャリッジ駆動モーター47と搬送手段駆動モーター32との配置関係は、図11において符号X1で示す重なり、符号Z1で示す重なり、図12において符号Y1で示す重なり、の3つの重なりのうち、いずれか一つの重なりのみであっても良いし、適宜組み合わせることもできる。この組み合わせは、例えば重なりX1と重なりY1、重なりX1と重なりZ1、重なりY1と重なりZ1、の以上の2つの重なりや、X1、Y1、Z1の全ての重なりが考えられる。
続いて図13〜図19を参照しつつ、接続部52の配置について説明する。プリンター1は、不図示の外部電力供給源であるACアダプターから電力を受給して稼働する構成であり、図13及び図14において符号52は、プリンター1の左側面に設けられた、ACアダプターが接続される接続部を示している。接続部52は、プリンター1の左側面において装置後方寄りの位置であって、装置背面(筐体28の背面28a)に隣接しており、第1プラグ接続部53と第2プラグ接続部54とを備えている。
第1プラグ接続部53は、上述した不図示の外部ACアダプターの接続プラグが接続される接続部であり、第2プラグ接続部54は、不図示の情報伝達ケーブルの接続プラグが接続される、入出力インターフェース用の接続部である。尚、この入出力インターフェースには、例えばUniversal Serial Bus(USB)が一例として挙げられる。また、この入出力インターフェースは、外部コンピューターなどから電力を供給可能となっている。
この接続部52を介して外部から供給される電力及び情報信号は、プリンター1においては一例として制御部を構成する基板56、基板57に供給される。このうち基板56は、図14に示すように装置本体2の背面に沿ってほぼ垂直に設けられる回路基板であり、基板57は、装置本体2の底面に沿ってほぼ水平に設けられる回路基板である。
本実施形態において基板56、57は完全な矩形の形状を成しておらず、基板56には符号56aで示す切り欠き部が、基板57には符号57aで示す切り欠き部が、それぞれ形成されている。そして搬送手段駆動モーター32が、基板56の切り欠き部56aに入り込むとともに、基板57に形成された切り欠き部57aに入り込んだ状態となっている。
従ってこれにより、装置の奥行き方向寸法及び高さ方向寸法について基板56、57の寸法と搬送手段駆動モーター32の寸法が独立して加算されず、装置の小型化が図られている。
続いて、図15に示す用紙給送部6の基体を構成するベース部材7の端部(装置幅方向の端部)には、図19に示す様に装置外側方向に突出するように接続部取付部7aが形成されている。接続部52は、この接続部取付部7aに取り付けられる。ベース部材7は全体が樹脂材料によって一体的に形成されており、接続部取付部7aもまた、ベース部材7の全体と一体に、樹脂材料で形成されている。
接続部取付部7aは、底壁7bと、側壁7c及び側壁7dと、によって上方が開口した略コの字状の形状を成しており、更に用紙給送部6側との隔壁となる奥壁7eを有している。即ち接続部取付部7aは、上部と幅方向端部との二方向が開口した形態を有している。
そして図16、図17、図18に示す様に、第1プラグ接続部53を構成する基板58が、接続部取付部7aの上部を覆うように取り付けられる。
基板58には電子部品59(例えば、コンデンサーなど)が取り付けられており、この電子部品59を下側にした状態で、基板58が接続部取付部7aの上部を覆う様に取り付けられる。
これにより接続部取付部7aの上部開口が塞がれた状態となり、その上で接続部取付部7aの残る開口を第1接続部53が塞ぐ様に取り付けられる。この様に、基板58に取り付けられた電子部品59が、全ての方向を遮られた様な閉空間に配置された状態となる。
第2プラグ接続部54は、基板56に取り付けられており、接続部取付部7aに対しては、当該接続部取付部7aの外側に取り付けられる。第1プラグ接続部53と第2プラグ接続部54が取り付けられた後は、筐体28(図13)との外観上の統一感を形成する為のカバー61が取り付けられる。これにより接続部52の外面は、筐体28と面一となる。
続いて接続部52とその周囲の構成要素との関係について説明する。先ず、本実施形態においてキャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、キャリッジ17の移動方向(x方向)において同じ位置にある。図16において符号X1はx方向における接続部52の占有領域であり、符号X2はx方向におけるキャリッジ駆動モーター47の占有領域である。
図16から明かなように、キャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、x方向において同じ位置にある。換言すれば、キャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、x方向においてオーバーラップしている。これにより、x方向における装置寸法についてキャリッジ駆動モーター47と接続部52のそれぞれの寸法が独立して加算されず、x方向における装置の寸法を抑制することができる。
また、本実施形態において、キャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、鉛直方向(z方向)において同じ位置にある。図16において符号Z1はz方向における接続部52の占有領域であり、符号Z2はz方向におけるキャリッジ駆動モーター47の占有領域である。
図16から明かなように、キャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、z方向において同じ位置にある。換言すれば、キャリッジ駆動モーター47の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、z方向においてオーバーラップしている。これにより、z方向における装置寸法についてキャリッジ駆動モーター47と接続部52のそれぞれの寸法が独立して加算されず、z方向における装置の寸法を抑制することができる。
また、本実施形態において、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、キャリッジ17の移動方向(x方向)において同じ位置にある。図16において符号X3はx方向における搬送手段駆動モーター32の占有領域である。
図16から明かなように、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、x方向において同じ位置にある。換言すれば、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、x方向においてオーバーラップしている。これにより、x方向における装置寸法について搬送手段駆動モーター32と接続部52のそれぞれの寸法が独立して加算されず、x方向における装置の寸法を抑制することができる。
また、本実施形態において、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、キャリッジ17の移動方向(x方向)と交差する方向(y方向)において同じ位置にある。図17において符号Y1はy方向における接続部52の占有領域であり、符号Y3はy方向における搬送手段駆動モーター32の占有領域である。
図17から明かなように、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、y方向において同じ位置にある。換言すれば、搬送手段駆動モーター32の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、y方向においてオーバーラップしている。これにより、y方向における装置寸法について搬送手段駆動モーター32と接続部52のそれぞれの寸法が独立して加算されず、y方向における装置の寸法を抑制することができる。
また、本実施形態において、動力伝達機構としての歯車群33の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、キャリッジ17の移動方向(x方向)において同じ位置にある。図16において符号X4はx方向における歯車群33の占有領域である。
図16から明かなように、歯車群33の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、x方向において同じ位置にある。換言すれば、歯車群33の少なくとも一部と、接続部52の少なくとも一部とが、x方向においてオーバーラップしている。これにより、x方向における装置寸法について歯車群33と接続部52のそれぞれの寸法が独立して加算されず、x方向における装置の寸法を抑制することができる。
また、本実施形態において、歯車群33の少なくとも一部(本実施形態では歯車34、および歯車35の一部)が、接続部32の下側に位置する(図15、図17)。
また本実施形態では、接続部52は、キャリッジ駆動モーター47に対して装置後方側であって、搬送手段駆動モーター32に対し上部に位置する(図17)。このように接続部52が、キャリッジ駆動モーター47及び搬送手段駆動モーター32の配置によって形成されたスペースを利用して配置されることで、装置の大型化を抑制できる。
また本実施形態では、接続部52は、キャリッジ駆動モーター47と基板56との間に位置している。
また本実施形態では、上述した通り、接続部52が、用紙給送部6の基体を構成するベース部材7の一部を利用して設けられている。従って接続部52を、構造簡単にして低コストに構成できる。
また本実施形態では、キャリッジ17の移動方向(x)に沿って延設された、キャリッジ17を支持するガイドフレーム12およびメインフレーム8を備え、接続部52は、ガイドフレーム12およびメインフレーム8に対し装置後方側に位置している(図17)。
尚、上記実施形態では、接続部52を、第1プラグ接続部53および第2プラグ接続部54、即ちコネクタ接続部分を備えて構成されるものとしているが、接続部取付部7aを接続部52の構成としても良い。
また、接続部52が、用紙給送部6の機体を構成するベース部材7の一部を利用して設けられているが、ベース部材7の一部を利用せずに設けられていても良い。
本実施形態に係るプリンター1は、以上のようなキャリッジ駆動モーター47、搬送手段駆動モーター32、歯車群33、接続部52、のこれらの配置によって、装置の小型化が良好に実現されている。
但し、以上説明した各構成の配置は一例であり、その他種々の配置が可能であることは言うまでもない。また、上述した各配置の全てを含む必要はなく、少なくとも一部の配置を備える構成であれば良い。
1 インクジェットプリンター、2 装置本体、3 用紙給紙口、3a 右側壁、3b 左側壁、4 ホッパー、5 給送ローラー、6 用紙給送部、7 ベース部材、7a 接続部取付部、7b 底壁、7c、7d 側壁、7e 奥壁、8 メインフレーム、9 サイドフレーム、10 サイドフレーム、11 サブフレーム、12 ガイドフレーム、
13 ガイドフレーム、14 ローラー支持部材、15 搬送従動ローラー、16 搬送駆動ローラー、17 キャリッジ、18 キャリッジ本体、18a 第1被支持部、18b 第2被支持部、18f 突出部、18h 左側面、18j 凹部、18k ベルトクランプ部、19A、19B ロック解除レバー、20A、20B インクカートリッジ、21 記録ヘッド、22 用紙支持部材、24 ガイドローラー、25 排出駆動ローラー、25a 回転軸、26 排出従動ローラー、28 筐体、29 上部カバー、30 前部カバー、32 搬送手段駆動モーター、33 歯車群、34〜 41 歯車、43 回転検出手段、44 検出部、45 ロータリースケール、47 キャリッジ駆動モーター、48 無端ベルト、50 中間支持部材、52 接続部、53 第1プラグ接続部、54 第2プラグ接続部、56 基板、56a 切り欠き部、57 基板、57a 切り欠き部、58 基板、59 電子部品、61 カバー部材、P 記録用紙

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内側に設けられる装置本体と、を備え、
    前記装置本体は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに第1の方向及びその反対方向である第2の方向に移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モーターと、
    媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段を駆動する搬送手段駆動モーターと
    部の電力供給源が接続される接続部と、を備え、
    前記キャリッジの移動方向を装置幅方向として、前記キャリッジ駆動モーターは、前記装置幅方向において前記第2の方向の側面に位置し、
    前記搬送手段による媒体の搬送方向に沿った方向を装置奥行き方向として、前記搬送手段駆動モーターは、前記装置奥行き方向において前記装置本体の背面に位置し、
    前記キャリッジ駆動モーターと前記搬送手段駆動モーターは、前記装置幅方向において重なる部分を有し、
    前記キャリッジ駆動モーターは、前記搬送手段駆動モーターに対し前記装置奥行き方向において前方側であって、装置高さ方向において上側に位置し、
    前記接続部は、前記装置奥行き方向において前記キャリッジ駆動モーターと前記筐体の背面との間に位置し、装置高さ方向において前記搬送手段駆動モーターと前記筐体の上面との間に位置し、前記装置幅方向において前記キャリッジ駆動モーター及び前記搬送手段駆動モーターの双方と重なる部分を有する、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記搬送手段駆動モーターの動力を前記搬送手段に伝達する動力伝達機構を備え、
    前記動力伝達機構と、前記接続部とが、前記キャリッジの移動方向において重なる部分を有する、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項に記載の記録装置において、前記動力伝達機構の少なくとも一部が、前記接続部の下側に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置において、前記装置奥行き方向において前記装置本体の背面側に基板を備え、
    前記接続部は、前記装置奥行き方向において前記キャリッジ駆動モーターと前記基板との間に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置において、媒体を給送する給送部を備え、
    前記給送部は、ベース部材に構成要素が組み付けられて成り、
    前記接続部は、前記ベース部材の一部を利用して構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置において、前記キャリッジの移動方向に沿って延設された、前記キャリッジを支持するフレームを備え、
    前記接続部は、前記フレームに対し前記装置奥行き方向において装置後方側に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置において、前記接続部は、入出力インターフェースを備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項2に記載の記録装置において、前記キャリッジのホームポジションは、前記第1の方向の端部に位置し、
    前記キャリッジが前記第2の方向の端部に位置する際、前記キャリッジ、前記キャリッジ駆動モーター、前記搬送手段駆動モーター、前記動力伝達機構、前記接続部、のこれらは、前記キャリッジの移動方向において重なる部分を有する、
    ことを特徴とする記録装置。
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