JP6065571B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取部を有する第1筐体に対して回動可能に設けられ、且つケーブルによって第1筐体と電気的に接続された第2筐体を有する画像記録装置に関する。
従来から、画像読取部と画像記録部とを備える複合機が知られている(特許文献1を参照)。例えば、特許文献1に記載されている複合機は、画像読取部を有する上側ユニットが、画像記録部を有する下側ユニットに対して回動可能に支持されている。また、上側ユニットと下側ユニットとは、複数のケーブル、すなわち、画像データを伝送するFFC(Flexible Flat Cable)と、駆動電力を伝達するワイヤーハーネスとによって電気的に接続されている。
より詳細には、特許文献1に記載されている複合機を上方から平面視した場合において、上側ユニットから延出されたFFCは、複合機の右側を通って下側ユニットの制御基板に接続されている。一方、上側ユニットから延出されたワイヤーハーネスは、複合機の左側を通って下側ユニットの制御基板に接続されている。このように、FFCとワイヤーハーネスとを並走させないことにより、ワイヤーハーネスから放射される電気的なノイズがFFCに及ぼす悪影響を低減できる。
特開2011−211595号公報
しかしながら、特許文献1のように、上側ユニットと下側ユニットとの間におけるFFC及びワイヤーハーネスの延設経路を大きく異ならせた場合、各ケーブルの取り付け工程が複雑になるという課題を生じる。より詳細には、各ケーブルの取り付け及び取り外しは、上側ユニットを下側ユニットから離れる向きに回動させることによって露出される狭い空間内において行われるので、作業効率の低下や品質不良の原因ともなり得る。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1筐体と第1筐体に対して回動可能な第2筐体とを電気的に接続する複数のケーブルの取り付け性を向上させ、且つケーブル間のノイズの影響を低減した画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る画像記録装置は、シートに画像を記録する記録部、及び上記記録部を制御する第1基板を有する第1筐体と、上記第1筐体に近接した近接位置と、第1方向に延びる回動軸周りに回動して上記第1筐体から離間された離間位置とに回動可能に上記第1筐体によって支持されており、第2基板を有する第2筐体と、上記第1基板と上記第2基板とを電気的に接続する第1ケーブル及び第2ケーブルと、上記第2筐体に支持され得る被支持部を有し且つ上記第2筐体に対して移動可能に構成されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを保持する保持部材とを備える。そして、上記保持部材は、上記第2筐体を上記離間位置に回動させることによって露出される空間において上記第1方向に交差する第2方向に延設されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを、上記第1方向と上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向とにずれた位置に配置させ且つ上記第2方向に延出させる。
上記構成によれば、第1ケーブル及び第2ケーブルを保持部材によって纏めて保持できるので、ケーブルの取り扱いが容易になる。例えば、(1)第2筐体から延出された第1ケーブル及び第2ケーブルを保持部材に取り付け、(2)第2筐体を第1筐体に取り付けると共に保持部材を所定の位置に取り付け、(3)第1ケーブル及び第2ケーブルの先端を第1基板に接続することにより、各ケーブルを別々に取り付ける場合と比較して、ケーブルの取り付け工程が簡素化される。また、第1ケーブル及び第2ケーブルを保持した状態の保持部材を第2筐体に対して移動させられるので、画像記録装置のメンテナンスを容易に行うことができる。さらに、第1ケーブルと第2ケーブルとを第1方向及び第3方向の両方にずらした位置において第2方向に延出させるので、ノイズの影響を低減できる。
なお、「第2筐体に支持され得る被支持部」とは、組み立てられた状態の画像記録装置において、現実に被支持部が第2筐体に支持されていることを要求するものではなく、保持部材が第2筐体に取り付け可能な構成を有していればよい。例えば、保持部材は、画像記録装置の組み立て中に第2筐体に支持され、組み立て完了後に第2筐体から取り外されてもよい。また、「第2筐体を離間位置に回動させることによって露出される空間」とは、第2筐体を近接位置から離間位置に回動させたことによって直ちに露出される空間に限定されず、後述される蓋部材によって覆われていてもよい。
(2) 好ましくは、上記被支持部は、上記第1方向に沿う支軸又は上記支軸を受け入れる軸孔の一方を有し、上記第2方向における上記保持部材の一端側に設けられている。そして、上記第2筐体は、上記支軸又は上記軸孔の他方を有し、上記保持部材を上記支軸の周りに回動可能に支持する。
(3) さらに好ましくは、上記支軸は、上記回動軸と同軸である。
上記構成によれば、第1ケーブル及び第2ケーブルを回動軸の近傍を通して第2筐体から延出させられる。その結果、第2筐体を第1筐体に対して回動させるために必要な第1ケーブル及び第2ケーブルの撓み量を小さくできる。
(4) 好ましくは、上記第2筐体は、上記第2方向における上記保持部材の他端側を着脱可能に係止する係止部を有する。
上記構成によれば、保持部材の両端を第2筐体に固定した状態で第1ケーブル及び第2ケーブルを保持部材に取り付けることができるので、取り付け性がさらに向上する。
(5) 好ましくは、上記保持部材は、上記第2方向における他端側に突設されており、上記係止部に係止される被係止部と、上記被係止部を上記保持部材に対して突設方向に変位可能に支持する弾性支持部とを有する。
上記構成によれば、係止部に対する被係止部の取り付け性が向上する。
(6) 好ましくは、上記保持部材は、上記第1ケーブルを保持する第1保持部と、上記第2ケーブルを保持する第2保持部と、上記第2方向に延設されて上記第1保持部及び上記第2保持部を隔離する隔離壁とを有している。上記第1保持部は、上記隔離壁の一方側の壁面に突設され且つ上記第2方向に延設された第1保持壁を有し、上記第1保持壁の壁面に沿って上記第1ケーブルを上記第2方向に延出させる。上記第2保持部は、上記隔離壁の他方側の壁面において上記第1保持壁の突設位置とずれた位置に突設され且つ上記第2方向に延設された第2保持壁を有し、上記第2保持壁の壁面に沿って上記第2ケーブルを上記第2方向に延出させる。
上記構成のように、第1ケーブル及び第2ケーブルの間に隔離壁を介在させることにより、ケーブル間のノイズの影響をさらに低減できる。
(7) 一例として、上記第2筐体は、シートに記録された画像を読み取る読取部を有している。また、上記第1ケーブルは、上記読取部で読み取られた画像データを上記第2基板から上記第1基板に伝達する帯状のフラットケーブルを含む。そして、上記第1保持部は、上記第1保持壁の壁面と、上記第1保持壁の壁面に対面して設けられた挟持片とによって上記フラットケーブルの平面を挟持する。
(8) 好ましくは、上記第1ケーブルは、上記フラットケーブルである第1フラットケーブル及び第2フラットケーブルを含む。そして、上記第1保持部は、上記第1保持壁の第1壁面と、上記第1壁面に対面して設けられた第1挟持片とによって上記第1フラットケーブルの平面を挟持し、上記第1保持壁の上記第1壁面と反対側の第2壁面と、上記第2壁面に対面して設けられた第2挟持片とによって上記第2フラットケーブルの平面を挟持する。
上記構成のように、2つのフラットケーブルの間に第1保持壁を介在させることにより、ノイズの影響を低減できる。
(9) さらに好ましくは、上記第1挟持片及び上記第2挟持片は、それぞれ上記第2方向に離間した複数の位置に設けられている。
上記構成によれば、挟持片が第2方向に連続して形成されている場合と比較して、フラットケーブルの取り付け性が向上する。
(10) 他の例として、上記第2筐体は、シートに記録された画像を読み取る読取部を有している。また、上記第2ケーブルは、延出方向に直交する断面が略円形であり、上記読取部に含まれるモータを駆動させる駆動電流を上記第1基板から上記第2基板に伝達する駆動ケーブルを含む。そして、上記第2保持部は、上記第1保持壁の突設位置と反対側を向く上記第2保持壁の背面と、上記背面に突設され且つ上記第2方向に延設された一対の挟持壁とによって区画された保持空間において、上記駆動ケーブルを保持する。
(11) さらに他の例として、上記第2ケーブルは、延出方向に直交する断面が略円形であり、上記読取部に含まれるセンサの検知信号を上記第2基板から上記第1基板に伝達する制御ケーブルを更に含む。そして、上記第2保持部は、上記保持空間において上記制御ケーブルを更に保持する。
(12) 好ましくは、上記第1基板は、上記第1ケーブルが接続される第1端子と、上記第2ケーブルが接続される第2端子とを有し、且つ上記第1方向において上記保持部材より上記第1筐体の中央側に設けられている。上記第1保持壁は、上記隔離壁の上記中央側を向く壁面に設けられており、且つ上記第1基板側の端部が上記第2保持壁の上記第1基板側の端部より上記回動軸に近い側に位置している。そして、上記第1端子は、上記第2方向において、上記第2端子より上記回動軸に近い側に設けられている。
上記構成によれば、第1ケーブルは、第2ケーブルより手前側(すなわち、回動軸に近い側)で第1筐体の中央側に屈曲されて、手前側の第1端子に接続される。一方、第2ケーブルは、第1ケーブルより奥側(すなわち、回動軸から遠い側)で第1筐体の中央側に屈曲されて、奥側の第2端子に接続される。これにより、第1ケーブルと第2ケーブルとが交差しないので、ノイズの影響をさらに低減できる。
(13) 好ましくは、上記第1基板は、上記第1方向及び上記第2方向を含む水平面に沿って延設された上面に電子部品を有している。そして、上記第1保持部は、上記基板の上面より上方において上記第1ケーブルを保持する。一方、上記第2保持部は、上記基板の上面より下方において上記第2ケーブルを保持する。
画像データを伝送するフラットケーブルから放射されるノイズは相対的に小さく、駆動ケーブルから放射されるノイズは相対的に大きい。そこで上記構成のように、放射ノイズの大きいケーブルを含む第2ケーブルを基板の実装面(すなわち、上面)から遠ざけることにより、第2ケーブルから放射されるノイズの電子部品への悪影響を低減できる。
(14) 一例として、上記保持部材は、回動された上記保持部材が通過し得る回動平面に沿う方向から上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを着脱可能に構成されている。
(15) 他の例として、上記保持部材は、回動された上記保持部材が通過し得る回動平面と交差する方向から上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを着脱可能に構成されている。
(16) 好ましくは、上記近接位置の上記第2筐体の下面は、上記第1筐体の上面と対面している。そして、上記第1筐体は、上記第1筐体の上面において、上記保持部材の上方を覆う蓋部材を有する。
上記構成によれば、第2筐体を離間位置に回動させただけでは保持部材が露出されないので、意図しないケーブルへの接触を防止できる。また、第2筐体を離間位置に回動させた際に、保持部材に保持されたケーブルに塵埃や水滴が降りかかるのを防止できる。但し、第1姿勢の第2筐体が対面するのは、第1筐体の上面に限定されない。
本発明によれば、第1筐体と第1筐体に対して回動可能な第2筐体とを電気的に接続する複数のケーブルの取り付け性が向上し、且つケーブル間のノイズの影響を低減した画像記録装置を得ることができる。
図1は、スキャナ筐体12を近接状態にした複合機10の外観斜視図である。 図2は、スキャナ筐体12を離間状態にした複合機10の外観斜視図である。 図3は、複合機10の機能ブロック図である。 図4は、保持部材50を上方から見た斜視図であって、(A)はケーブルが取り付けられた状態、(B)はケーブルが取り付けられていない状態を示す。 図5は、保持部材50を下方から見た斜視図であって、(A)はケーブルが取り付けられた状態、(B)はケーブルが取り付けられていない状態を示す。 図6は、図4(A)のVI−VIにおける断面図である。 図7は、保持部材50をスキャナ筐体12から離間させた状態の斜視図である。 図8は、保持部材50をスキャナ筐体12に近接させた状態の斜視図である。 図9は、第1制御部20の基板40周辺の斜視図である。 図10は、保持部材50と基板40との位置関係を示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、操作パネル13が設けられている側を手前側として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。
[複合機10の概略構成]
複合機10(本発明の画像記録装置)は、プリンタ機能とスキャナ機能とを一体的に備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)である。複合機10は、図1に示されるように、プリンタ筐体11と、プリンタ筐体11の上方に積層されたスキャナ筐体12とによって、全体として概ね直方体の外形をなしている。また、複合機10の前面(より詳細には、プリンタ筐体11の前面)には、各種操作ボタン及び液晶表示部を備える操作パネル13が設けられている。プリンタ筐体11が本発明の第1筐体の一例であり、スキャナ筐体12が本発明の第2筐体の一例である。
プリンタ筐体11は、記録用紙(本発明のシートの一例)に画像を記録するプリンタ部(不図示)を備える。プリンタ部(本発明の記録部の一例)は、給紙トレイ14から搬送された記録用紙に画像を記録し、画像が記録された記録用紙を排紙トレイ15に排出する。給紙トレイ14及び排紙トレイ15は、プリンタ筐体11の前面に設けられた開口16に着脱可能に取り付けられる。プリンタ部には、例えば、記録用紙の搬送方向に直交する走査方向に往復動するキャリッジ23(図3参照)と、キャリッジ23に搭載されており、記録装置に向けてノズルからインクを吐出する記録ヘッド24(図3参照)とを備えるインクジェット記録方式を採用できる。
プリンタ筐体11は、図3に示されるように、プリンタ部の動作を制御する第1制御部(本発明の第1基板の一例)20を備える。第1制御部20は、例えば図9に示されるように、基板40と、基板40の上面に実装された複数の電子部品(不図示)と、ケーブルを接続する複数の端子41、42、43、44とを含む。この第1制御部20は、プリンタ部を構成する構成要素の一例である搬送用モータ21、キャリッジ駆動用モータ22、及び記録ヘッド24等の動作を制御する。搬送用モータ21は、記録用紙を搬送する各種ローラ(不図示)を回転させるための駆動力を発生させるモータである。キャリッジ駆動用モータ22は、キャリッジ23を走査方向に往復動させるための駆動力を発生させるモータである。また、第1制御部20は電源(不図示)に接続されており、複合機10の各部に電力を供給する。
一例として、第1制御部20は、操作パネル13を通じてユーザから取得した画像記録指示に基づいて、搬送用モータ21を駆動させて給紙トレイ14上の記録用紙を記録位置まで搬送し、キャリッジ駆動用モータ22を駆動させてキャリッジ23を所定位置に移動させ、記録位置に搬送された記録用紙に対して記録ヘッド24にインクを吐出させ、さらに搬送用モータ21を駆動させて画像が記録された記録用紙を排紙トレイ15に排出させる。これにより、記録用紙に画像が記録される。
[スキャナ筐体12]
スキャナ筐体12は、プリンタ筐体11の上面の後端において、左右方向9に延びる回動軸線C1(図8参照)の周りに回動可能にプリンタ筐体11によって支持されている。より詳細には、プリンタ筐体11及びスキャナ筐体12の左右方向9の一方側端部及び他方側端部の2カ所に、ヒンジ部材19が設けられている。このヒンジ部材19は、プリンタ筐体11に取り付けられた第1部材19Aと、スキャナ筐体12に取り付けられた第2部材19Bとが左右方向9に延びる回動軸線C1の周りに相互に回動する。その結果、スキャナ筐体12は、プリンタ筐体11の上面に近接した近接位置(図1参照)と、プリンタ筐体11の上面から離間した離間位置(図2参照)とに回動可能に構成されている。
なお、本実施形態における近接位置とは、プリンタ筐体11の上面とスキャナ筐体12の下面とが対面し、且つ対面する2つの面の間に形成される空間に複合機10の外部からアクセスできない状態を指す。本実施形態では、互いに対面するプリンタ筐体11の上面とスキャナ筐体12の下面とは、少なくともその一部において当接され、プリンタ筐体11がスキャナ筐体12を下方から支持している。本実施形態では、近接位置におけるプリンタ筐体11及びスキャナ筐体12は、その外縁部同士が当接されている。しかしながら、プリンタ筐体11とスキャナ筐体12とが外縁部の全周にわたって当接している必要は必ずしもない。すなわち、本実施形態における近接位置は、プリンタ筐体11とスキャナ筐体12との間の空間に複合機10の外部からアクセスできない状態であればよく、プリンタ筐体11とスキャナ筐体12との間に内部の空間にアクセスできない程度の小さな隙間が形成されることは許容される。
一方、本実施形態における離間位置とは、近接位置において対面していたプリンタ筐体11の上面とスキャナ筐体12の下面とが離間され、プリンタ筐体11とスキャナ筐体12との間に形成される空間に複合機10の外部からアクセス可能な状態を指す。本実施形態では、スキャナ筐体12が45°程度回動され、プリンタ筐体11から離間されている。これにより、ユーザは、プリンタ筐体11とスキャナ筐体12との間の空間に、複合機10の前面側からアクセスしやすくなっている。
このスキャナ筐体12は、画像読取部(FBS:Flat bed Scanner)17と、画像読取部17の上方に積層された原稿送り機構(ADF:Auto Document Feeder)18とを有する。
画像読取部17は、図3に示されるように、原稿が載置されるコンタクトガラス(不図示)と、コンタクトガラスの下方において往復動可能に設けられたCIS(Contact Image Sensor)ユニット32とを備える。また、CISユニット32は、コンタクトガラス上に載置された原稿、或いは原稿送り機構18によって搬送された原稿に記録されている画像を読み取るイメージセンサ33を有している。
原稿送り機構18は、画像読取部17の上面に設けられたコンタクトガラスに対向する近接位置(図1参照)と、画像読取部17から離間してコンタクトガラスを露出させる離間位置(不図示)とに回動可能に画像読取部17によって支持されている。この原稿送り機構18は、原稿トレイ(不図示)の原稿をCISユニット32の読取位置に搬送し、CISユニット32によって画像が読み取られた原稿を排出トレイ(不図示)に排出する。
スキャナ筐体12は、図3に示されるように、画像読取部17及び原稿送り機構18の動作を制御する第2制御部(本発明の第2基板の一例)30を備える。第2制御部30は、基板(不図示)と、基板の上面に実装された複数の電子部品(不図示)と、ケーブルを接続する複数の端子(不図示)とを含む。この第2制御部30は、画像読取部17を構成する構成要素の一例であるCISモータ31やイメージセンサ33、及び原稿送り機構18を構成する構成要素の一例であるADFモータ34やセンサ35等の動作を制御する。CISモータ31は、CISユニット32を往復動させるための駆動力を発生させるためのモータである。ADFモータ34は、原稿を搬送する各種ローラ(不図示)を回転させるための駆動力を発生させるためのモータである。センサ35は、原稿送り機構18内における原稿の位置を検知するセンサである。
一例として、第2制御部30は、操作パネル13を通じてユーザから取得した画像読取指示に基づいて、ADFモータ34を駆動させて原稿トレイ上の原稿を読取位置に搬送し、CISモータ31を駆動させてCISユニット32を読取位置に移動させ、読取位置に搬送された原稿に記録されている画像をイメージセンサ33に読み取らせ、さらにADFモータ34を駆動させて画像が読み取られた原稿を排出トレイに排出させる。これにより、原稿の画像が読み取られる。
図3に示されるように、プリンタ筐体11に搭載された第1制御部20と、スキャナ筐体12に搭載された第2制御部30とは、フラットケーブル45、駆動ケーブル46、及び制御ケーブル47を含む複数のケーブルによって、電気的に接続されている。これら各ケーブルは、第1制御部20と第2制御部30との間の延出経路において保持部材50(図4〜図6参照)によって保持される。保持部材50の詳細は後述される。
フラットケーブル45は、所謂フレキシブル・フラット・ケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)であって、可撓性を有する帯状のケーブルである。フラットケーブル45は、画像読取部17(より詳細には、イメージセンサ33)で読み取られた画像データを、第2制御部30から第1制御部20に伝達する。フラットケーブル45が本発明の第1ケーブルの一例である。なお、本実施形態では、図4〜図6に示されるように、2本のフラットケーブル45A、45Bによって第1制御部20と第2制御部30とが電気的に接続される。なお、フラットケーブル45を構成する面のうち、表面積の大きい面を「平面」と表記し、平面より表面積の小さい面を「端面」と表記する。すなわち、フラットケーブル45は、互いに対向する一対の平面と、互いに対向する一対の端面とで構成される。
なお、本実施形態におけるイメージセンサ33は、第1イメージセンサと第2イメージセンサとを備えている。そして、第1イメージセンサで読み取られた画像データがフラットケーブル45Aを通じて第1制御部20に伝達され、第2イメージセンサで読み取られた画像データがフラットケーブル45Bを通じて第1制御部20に伝達される。なお、イメージセンサは1つであってもよく、その場合にはフラットケーブルも1つでよい。
駆動ケーブル46及び制御ケーブル47は、延出方向に直交する断面積が略円形のケーブルである。駆動ケーブル46は、スキャナ筐体12に搭載されたCISモータ31及びADFモータ34を駆動させる駆動電流を、第1制御部20から第2制御部30に伝達する。制御ケーブル47は、スキャナ筐体12に搭載されたセンサ35の検知信号を、第2制御部30から第1制御部20に伝達する。駆動ケーブル46及び制御ケーブル47が本発明の第2ケーブルの一例である。なお、本実施形態では、図6に示されるように、2本の駆動ケーブル46A、46Bと、2本の制御ケーブル47A、47Bとによって第1制御部20と第2制御部30とが電気的に接続される。
[保持部材50]
保持部材50は、図4〜図6に示されるように、隔離壁51と、フラットケーブル45A、45Bを保持する第1保持部60と、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bを保持する第2保持部70とで構成される長尺状の部材である。隔離壁51は、第1方向57及び第3方向59に比較して、第2方向58に長い長尺板状の部材である。第1方向57において、隔離壁51の一方側(図6の右側)には第1保持部60が形成されており、隔離壁51の他方側(図6の左側)には第2保持部70が形成されている。すなわち、隔離壁51は、第1保持部60と第2保持部70とを隔離している。なお、本実施形態における第1方向57と第2方向58と第3方向59とは、互いに交差(直交)する方向である。
第1保持部60は、第1保持壁61と、対向壁62と、複数の第1挟持片63と、複数の第2挟持片64とを備える。第1保持壁61及び対向壁62は、隔離壁51と同様に、第1方向57及び第3方向59と比較して第2方向58に長い長尺板状の部材である。第1保持部60は、フラットケ−ブル45A、45Bを保持し且つ第2方向58に延出させる。より詳細には、第1保持部60は、第3方向59において対向する第1保持壁61の一対の壁面のうち、一方側の壁面である第1壁面61Aに沿ってフラットケーブル45Aを保持し且つ第2方向58に延出させ、第1壁面61Aと反対側の壁面である第2壁面61Bに沿ってフラットケーブル45Bを保持し且つ第2方向58に延出させる。
第1保持壁61は、第1方向57において対向する隔離壁51の一対の壁面のうちの一方側(図6の右側)の壁面から第1方向57に突設され、且つ第2方向58に延設されている。また、第3方向59において、第1保持壁61の突設位置は、隔離壁51の概ね中央部である。また、第1保持壁61の支軸52から遠い側の端部には、第3方向59において第2保持壁71から離間する向きに傾斜する傾斜部65が形成されている。
対向壁62は、第1保持壁61の突設端において隔離壁51と対向して設けられている。換言すれば、第1保持壁61は、隔離壁51から対向壁62に向けて突設されている。さらに換言すれば、隔離壁51及び対向壁62は、第1保持壁61の第1方向57の一方側及び他方側の端部において、第3方向59の両側に向けて突設されている。
第1挟持片63は、第3方向59において第1壁面61Aと対面して設けられている。なお、本実施形態における第1保持壁61は、第1挟持片63と第3方向59に対向する位置において破断している。すなわち、第1挟持片63は、第1壁面61Aを第2方向58に延長した平面に対面しているが、以下、この状態を第1壁面61Aに対面していると表記する。また、第3方向59における第1壁面61Aと第1挟持片63との間隔は、フラットケーブル45Aの厚みより僅かに大きく設定されている。そして、フラットケーブル45Aは、第1壁面61Aと第1挟持片63とによって挟持される。換言すれば、フラットケーブル45Aは、その一対の平面のうちの一方が第1壁面61Aに対面し、他方が第1挟持片63に対面するように、第1保持部60に保持され且つ第2方向58に延出される。
第1挟持片63の一部は、対向壁62に対面する隔離壁51の壁面(すなわち、第1保持壁61が連結されている壁面)から対向壁62に向けて突設されている。また、第1挟持片63の他の一部は、隔離壁51に対面する対向壁62の壁面から隔離壁51に向けて突設されている。第1方向57における第1挟持片63の突設長さは、隔離壁51と対向壁62との間隔の半分以下に設定されている。また、隔離壁51及び対向壁62には、それぞれ第2方向58に離間した複数(図4の例では2カ所)の位置に第1挟持片63が設けられている。さらに、隔離壁51の第1挟持片63と、対向壁62の第1挟持片63とは、第2方向58にずれた位置に設けられている。本実施形態に係る複数の第1挟持片63は、第2方向58の一方側から他方側に向かって、隔離壁51及び対向壁62に交互に突設されている。
第2挟持片64は、第3方向59において対向する第1保持壁61の一対の壁面のうちの他方側(図6の下側)の第2壁面61Bと対面して設けられている。なお、本実施形態における第1保持壁61は、第2挟持片64と第3方向59に対向する位置において破断している。すなわち、第2挟持片64は、第2壁面61Bを第2方向58に延長した平面に対面しているが、以下、この状態を第2壁面61Bに対面していると表記する。フラットケーブル45Bは、第2壁面61Bと第2挟持片64とによって挟持される。換言すれば、フラットケーブル45Bは、その一対の平面のうちの一方が第2壁面61Bに対面し、他方が第2挟持片64に対面するように、第1保持部60に保持され且つ第2方向58に延出される。第2挟持片64のその他の構成は第1挟持片63と共通するので、再度の説明は省略される。
第2保持部70は、第2保持壁71と、挟持壁72、73、74とを備える。第2保持壁71及び挟持壁72、73、74は、第1方向57及び第3方向59と比較して第2方向58に長い長尺板状の部材である。第2保持部70は、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bを保持し且つ第2方向58に延出させる。より詳細には、第2保持部70は、第3方向59において対向する第2保持壁71の一対の壁面のうちの第1保持壁61の突設位置と反対側(すなわち、図6の下側)を向く背面71Aと、挟持壁72、73、74とによって区画された保持空間において、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bを保持し且つ第2方向58に延出させる。
第2保持壁71は、第1方向57において対向する隔離壁51の一対の壁面のうちの他方側(図6の左側)の壁面から第1方向57に突設され、且つ第2方向58に延設されている。また、第2保持壁71の突設位置は、第3方向59における隔離壁51の一方側の端部である。すなわち、第3方向59において、第2保持壁71は、第1保持壁61の突設位置とずれた位置において、隔離壁51に突設されている。
挟持壁72、73、74は、第2保持壁71の背面71Aから第3方向59(図6の下向き)に突設され且つ第2方向58に延設されている。また、挟持壁72、73、74は、第1方向57において互いに対向している。第1方向57において、挟持壁72は第2保持壁71の先端側(隔離壁51から最も遠い位置)に設けられ、挟持壁74は第2保持壁71の基端側(隔離壁51に最も近い位置)に設けられ、挟持壁73は挟持壁72、74の間に設けられている。
そして、第2保持壁71の背面71A及び挟持壁72、73によって区画される保持空間に駆動ケーブル46Aが保持され、第2保持壁71の背面71A及び挟持壁73、74によって区画される保持空間に駆動ケーブル46B及び制御ケーブル47A、47Bが保持される。挟持壁72、73が本発明の一対の挟持壁の一例であり、挟持壁73、74が本発明の一対の挟持壁の他の例である。
ここで、駆動ケーブル46Aの直径は、第1方向57における一対の挟持壁72、73の間隔より大きい。そのため、駆動ケーブル46Aは、一対の挟持壁72、73の間に圧入される。一方、駆動ケーブル46B及び制御ケーブル47A、47Bの直径は、第1方向57における一対の挟持壁73、74の間隔より小さい。そこで、第1方向57における一対の挟持壁73、74の間隔を駆動ケーブル46B及び制御ケーブル47A、47Bの直径より狭くした幅狭部(不図示)を、少なくとも1カ所、好ましくは第2方向58に離間した複数の位置に設ければよい。
上記構成の保持部材50において、第1保持部60と第2保持部70とは、隔離壁51を挟んで第1方向57の反対側に設けられている。また、第2保持壁71の背面71Aと、第1保持壁61の第1壁面61A及び第2壁面61Bとは、第3方向59においてずれている。換言すれば、第1保持壁61と第2保持壁71を構成する壁面のうち、第1方向57及び第2方向58を含む平面上に延設された壁面は、第3方向59においてずれた位置に配置される。その結果、フラットケーブル45A、45B(第1ケーブル)と、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47B(第2ケーブル)とは、第1方向57及び第3方向59にずれた位置において保持部材50に保持され且つ第2方向58に延出されている。
上記構成の保持部材50は、図2に示されるように、スキャナ筐体12を離間位置に回動させることによって露出される空間に配置される。換言すれば、保持部材50は、プリンタ筐体11の内部空間であって、スキャナ筐体12を離間位置に回動させることによってプリンタ筐体11の上面側からアクセス可能な空間に配置されている。また、保持部材50は、プリンタ筐体11の左右方向9の左端において、前後方向8に延設されている。換言すれば、保持部材50は、フラットケーブル45A、45Bと、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bとを、上下方向7及び左右方向9にずれた位置に配置させ且つ前後方向8に延出させる。すなわち、本実施形態において、図4〜図6に図示された第1方向57は、左右方向9に一致する。また、保持部材50が図2に示されるように配置された状態において、図4〜6に図示された第2方向58は前後方向8に対応し、第3方向59は上下方向7に一致する。
また、図2に示されるように、プリンタ筐体11の上面のうちの保持部材50に対向する領域(すなわち、保持部材50の上方)は、蓋部材80によって覆われる。すなわち、保持部材50が配置される空間は、スキャナ筐体12を離間位置に回動させることによって直ちに露出される必要は必ずしもない。換言すれば、保持部材50が配置される空間を露出させるためには、少なくともスキャナ筐体12を離間位置に回動させなければならず、本実施形態においては更に蓋部材80を取り外さなければならない。
また、図4及び図5に示されるように、保持部材50の長手方向(すなわち、第2方向58)の一端側には、第1方向57において保持部材50から遠ざかる向きに突設された一対の支軸52(本発明の被支持部の一例)が設けられている。この一対の支軸52は、突設方向を左右方向9に向けた状態でスキャナ筐体12に設けられた軸孔82(図8参照)に取り付けられる。保持部材50は、ヒンジ部材19に近接した位置においてスキャナ筐体12に取り付けられる。また、スキャナ筐体12に取り付けられた保持部材50の回動軸線C2(すなわち、支軸52突設方向)は、スキャナ筐体12の回動軸線C1と平行である。なお、スキャナ筐体12の回動軸線C1と保持部材50の回動軸線C2とは、少なくとも平行であることが望ましく、近接していることが更に望ましく、一致していることが最も望ましい。
その結果、保持部材50は、左右方向9に延びる支軸52周りに回動可能にスキャナ筐体12によって支持される。より詳細には、図7及び図8に示されるように、スキャナ筐体12を離間位置に回動させた状態(或いは、スキャナ筐体12をプリンタ筐体11から取り外した状態)において、保持部材50は、スキャナ筐体12の下面から離間した位置(図7参照)と、スキャナ筐体12の下面に近接(当接)した位置との間を回動可能に構成されている。なお、保持部材50が図8に示されるように配置された状態において、第2方向58及び第3方向59は、前後方向8及び上下方向7と一致しない。
また、図4及び図5に示されるように、保持部材50の長手方向(すなわち、第2方向58)の他端側には、第1方向57において保持部材50から遠ざかる向きに突設された第1被係止部53が設けられている。より詳細には、第1被係止部53は、弾性支持部54によって保持部材50に連結されている。この弾性支持部54は、板状の部材を屈曲させて概ねU字状に形成され、第1被係止部53を保持部材50に対して突設方向(すなわち、第1方向57)に変位可能に支持している。
これに対応して、図7に示されるように、スキャナ筐体12の下面には、係止部81が設けられている。係止部81は、板状の部材を屈曲させて概ね馬蹄形に形成され、その先端がスキャナ筐体12の下面に連結されることによって、スキャナ筐体12の下面との間に左右方向9に開口された略直方体の空間を形成している。また、係止部81は、保持部材50がスキャナ筐体12の下面に近接する位置に回動された際に、第1被係止部53に対応する位置に配置されている。すなわち、図8に示されるように、保持部材50をスキャナ筐体12の下面に近接する位置に回動させた後、第1被係止部53を、保持部材50に近づく向きに弾性変位させ、再び保持部材50から遠ざかる向きに弾性変位させることにより、第1被係止部53が係止部81に係止される。
さらに、保持部材50の長手方向の他端側には、第2被係止部55が設けられている。本実施形態に係る第2被係止部55は、保持部材50の第2方向58の先端から第3方向59に突設され、その突設端に爪部56が設けられている。また、第2被係止部55は、保持部材50との接続部分を基点として、爪部56を第2方向58に変位させるように弾性変形可能に構成されている。第2被係止部55の爪部56は、プリンタ筐体11に設けられた係止部85(図9及び図10参照)に係止される。
[複合機10の組み立て動作]
以下、図7〜図10を参照して、複合機10の組み立て動作が説明される。図示は省略するが、まず、プリンタ筐体11及びスキャナ筐体12が別々に組み立てられる。このとき、フラットケーブル45A、45B、駆動ケーブル46A、46B、及び制御ケーブル47A、47Bは、スキャナ筐体12の回動基端側において、軸孔82の近傍からバラバラに延出されている状態である。
次に、保持部材50の支軸52がスキャナ筐体12の軸孔82に取り付けられる。そして、図7に示されるように、スキャナ筐体12の下面から離間した位置に保持部材50を回動させた状態で、フラットケーブル45Aが第1保持部60に取り付けられる。より詳細には、フラットケーブル45Aは、保持部材50の回動平面(回動された保持部材50が通過し得る平面)に沿う方向、すなわち、上下方向7における保持部材50の上方から第1壁面61Aに取り付けられる。
次に、図8に示されるように、スキャナ筐体12の下面に近接した位置に保持部材50が回動されて第1被係止部53が係止部81に係止される。すなわち、図8の状態における保持部材50は、第2方向58の両端がスキャナ筐体12に支持されている。そして、フラットケーブル45B、駆動ケーブル46A、46B、及び制御ケーブル47A、47Bが第1保持部60及び第2保持部70に取り付けられる。より詳細には、これらのケーブルは、保持部材50の回動平面に沿う方向、すなわち、前方斜め下から後方斜め上に向かって第2壁面61B及び背面71Aに取り付けられる。
次に、図2に示されるように、スキャナ筐体12がプリンタ筐体11に取り付けられる。そして、保持部材50をスキャナ筐体12の下面から離間させる向きに回動させることにより、プリンタ筐体11の上面に沿って保持部材50が前後方向8に延設される。このとき、第2被係止部55の爪部56がプリンタ筐体11の内部空間に設けられた係止部85に係止される。すなわち、図2の状態の保持部材50は、第2方向58の一端(支軸52側の端部)がスキャナ筐体12に支持され、第2方向58の他端(第2被係止部55側の端部)がプリンタ筐体11に支持されている。また、本実施形態に係る保持部材50は、左右方向9において、第1保持部60がプリンタ筐体11の中央側(図10の右側)に位置し、第2保持部70がプリンタ筐体11の外側(図10の左側)に位置するように配置される。
また、図2のように配置された保持部材50と、第1制御部20の基板40の上面(電子部品の実装面)とは、例えば、図6に示される位置関係となる。第1保持壁61の第1壁面61A及び第2壁面61Bは、一点鎖線で示される基板40の上面の位置より上方に位置する。一方、第2保持壁71の背面71Aは、基板40の上面の位置より下方に位置する。すなわち、第1保持部60は、フラットケーブル45A、45Bを基板40の上面より上方において保持する。一方、第2保持部70は、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bを基板40の上面より下方において保持する。
また、図10に示されるように、保持部材50の基板40側の端部において、第1保持壁60の先端位置は第1位置83であり、第2保持壁60の先端位置は第2位置84である。すなわち、第1保持壁61の基板40側の端部は、第2保持壁71の基板40側の端部より回動基端(回動軸C2)に近い側に位置している。その結果、前後方向8において、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bは、フラットケーブル45A、45Bよりもプリンタ筐体11の前側まで延出されている。
第1制御部20の基板40は、プリンタ筐体11の上面の前方側において水平面に沿って延設されている。また、基板40は、左右方向9において、保持部材50よりプリンタ筐体11の中央側(図10の右側)に配置されている。また、基板40の上面には、フラットケーブル45A、45Bが接続される端子41、42と、駆動ケーブル46Aが接続される端子43と、制御ケーブル47Aが接続される端子44とが設けられている。端子41、42が本発明の第1端子の一例であり、端子43、44が本発明の第2端子の一例である。また、駆動ケーブル46B及び制御ケーブル47Bが接続される端子の説明は省略される。
左右方向9において、端子41、42は、端子43よりプリンタ筐体11の端部側(図9の左側、或いは保持部材50に近い側)に配置されている。また、前後方向8において、端子41、42は、端子44よりプリンタ筐体11の後端側(回動軸線C1に近い側)に配置されている。そして、フラットケーブル45A、45Bは、第1位置83において基板40側に屈曲されて、端子41、42に接続される。また、駆動ケーブル46Aは、第2位置84において基板40側に屈曲されて、端子41、42よりプリンタ筐体11の前端側を通り、さらに端子41、42よりプリンタ筐体11の左右方向9の中央側を通って端子43に接続される。また、制御ケーブル47Aは、第2位置84において基板40側に屈曲されて、端子44に接続される。
なお、フラットケーブル45A、45Bは、第1位置83の手前(支軸52に近い側)において傾斜部65によって上方に持ち上げられている。すなわち、フラットケーブル45A、45Bと、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bとの第2方向58の距離は、基板40に近い側において相対的に大きく、基板40から遠い側(回転軸線C2に近い側)において相対的に小さい。
[本実施形態の効果]
本実施形態によれば、フラットケーブル45A、45B、駆動ケーブル46A、46B、及び制御ケーブル47A、47Bを保持部材50によって纏めて保持できるので、ケーブルの取り扱いが容易になる。また、各ケーブルを保持した状態の保持部材50をスキャナ筐体12に対して回動可能とすることにより、複合機10の組み立て時或いはメンテナンス時におけるケーブルの着脱が容易となる。なお、スキャナ筐体12の回動軸線C1と保持部材50の回動軸線C2とを近接(最も好ましくは、一致)させることにより、スキャナ筐体12をプリンタ筐体11に対して回動させるために必要な各ケーブルの撓み量を小さくできる。
また、本実施形態によれば、フラットケーブル45A、45Bと、駆動ケーブル46A、46B及び制御ケーブル47A、47Bとを第1方向57及び第3方向59にずらした状態で第2方向58に延出させるので、ケーブル間におけるノイズの影響を低減できる。また、隔離壁51、第1保持壁61、及び挟持壁73等を各ケーブルの間に介在させることにより、ノイズの影響を更に低減できる。さらに、各ケーブルの屈曲位置(図10の第1位置83及び第2位置84)と、対応する端子41、42、43、44の位置とを、各ケーブルが交差しないように配置することにより、ケーブル間におけるノイズの影響を更に低減できる。
また、本実施形態によれば、放射されるノイズが相対的に大きい駆動ケーブル46A、46Bを、放射されるノイズが相対的に小さいフラットケーブル45A、45Bより基板40から遠い位置に配置することにより、駆動ケーブル46A,46Bから放射されたノイズの基板40に実装された電子部品への悪影響を低減できる。
さらに、本実施形態によれば、保持部材50の上方を蓋部材80で覆うことにより、意図しないケーブルへの接触を防止できると共に、保持部材50が配置された空間への塵埃や水滴等の侵入を有効に防止できる。
[変形例]
本実施形態では、保持部材50に支軸52が設けられ、スキャナ筐体12に支軸52を受け入れる軸孔82が設けられているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、保持部材50に軸孔が設けられ、スキャナ筐体12に支軸が設けられていてもよい。また、本実施形態では、保持部材50がスキャナ筐体12に対して回動可能に支持されていたが、本発明はこれに限定されない。すなわち、保持部材50に対する各ケーブルの着脱作業がしやすいように、保持部材50がスキャナ筐体12に対して移動可能に構成されていればよい。また、被支持部の位置は第2方向58の端部に限定されず、任意の位置に設けることができる。
また、本実施形態に係る保持部材50は、各ケーブルを回動平面に沿う方向から着脱するように構成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、保持部材は、回動平面に交差する方向(すなわち、左右方向9)から各ケーブルを着脱するように構成されていてもよい。すなわち、スキャナ筐体12に対する保持部材50の移動の向きに応じて、適切な方向からケーブルを着脱可能に構成されていればよい。
また、保持部材50はスキャナ筐体12に常に保持されていなくてもよい。例えば、保持部材50は、複合機10を組み立てる過程においてスキャナ筐体12に保持され、複合機10が組み立てられた後はスキャナ筐体12から取り外されてプリンタ筐体11に保持されていてもよい。すなわち、保持部材50は、スキャナ筐体12の対応する部分(支持部)に取り付け可能な被支持部を有していればよく、完成された複合機10において現実にスキャナ筐体12に取り付けられている必要は必ずしもない。
また、本実施形態に係る保持部材50では、第1方向57における隔離壁51の一方側に第1保持部60が設けられ、他方側に第2保持部70が設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、第3方向59における隔離壁51の一方側に第1保持部60が設けられ、他方側に第2保持部70が設けられ、第1保持部60及び第2保持部70の突設位置が第1方向57にずれていてもよい。すなわち、図7及び図8において、第2方向58を軸として90°回転させた状態で保持部材50がスキャナ筐体12に取り付けられてもよい。
また、本実施形態では、近接位置のスキャナ筐体12の下面がプリンタ筐体11の上面と対面しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、プリンタ筐体11とスキャナ筐体12とは、前後方向8或いは左右方向9に隣接して設けられていてもよい。すなわち、スキャナ筐体12がプリンタ筐体11の側面に対して接離するように回動する構成であってもよい。プリンタ筐体11とスキャナ筐体12との上下方向7の位置が逆転していてもよい。
さらに、本実施形態では、第2筐体として、画像読取部17及び原稿送り機構18を備えるスキャナ筐体12の例を説明したが、本発明はこれに限定されない。第2筐体は、例えば、赤外線やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によって外部装置からデータを受信するデータ受信部等であってもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ筐体
12・・・スキャナ筐体
20・・・第1制御部
30・・・第2制御部
40・・・基板
41,42,43,44・・・端子
45・・・フラットケーブル
46・・・駆動ケーブル
47・・・制御ケーブル
50・・・保持部材
51・・・隔離壁
52・・・支軸
53・・・第1被係止部
54・・・弾性支持部
60・・・第1保持部
61・・・第1保持壁
61A・・・第1壁面
61B・・・第2壁面
63・・・第1挟持片
64・・・第2挟持片
70・・・第2保持部
71・・・第2保持壁
71A・・・背面
72,73,74・・・挟持壁
80・・・蓋部材
81・・・係止部
82・・・軸孔

Claims (16)

  1. シートに画像を記録する記録部、及び上記記録部を制御する第1基板を有する第1筐体と、
    上記第1筐体に近接した近接位置と、第1方向に延びる回動軸周りに回動して上記第1筐体から離間された離間位置とに回動可能に上記第1筐体によって支持されており、第2基板を有する第2筐体と、
    上記第1基板と上記第2基板とを電気的に接続する第1ケーブル及び第2ケーブルと、
    上記第2筐体に支持され得る被支持部を有し且つ上記第2筐体に対して移動可能に構成されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを保持する保持部材と、を備えており、
    上記保持部材は、上記第2筐体を上記離間位置に回動させることによって露出される空間において上記第1方向に交差する第2方向に延設されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを、上記第1方向と上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向とにずれた位置に配置させ且つ上記第2方向に延出させ
    上記被支持部は、上記第1方向に沿う支軸又は上記支軸を受け入れる軸孔の一方を有し、上記第2方向における上記保持部材の一端側に設けられており、
    上記第2筐体は、上記支軸又は上記軸孔の他方を有し、上記保持部材を上記支軸の周りに回動可能に支持する画像記録装置。
  2. 上記支軸は、上記回動軸と同軸である請求項に記載の画像記録装置。
  3. 上記第2筐体は、上記第2方向における上記保持部材の他端側を着脱可能に係止する係止部を有する請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記保持部材は、上記第2方向における他端側に突設されており、上記係止部に係止される被係止部と、上記被係止部を上記保持部材に対して突設方向に変位可能に支持する弾性支持部と、を有する請求項に記載の画像記録装置。
  5. シートに画像を記録する記録部、及び上記記録部を制御する第1基板を有する第1筐体と、
    上記第1筐体に近接した近接位置と、第1方向に延びる回動軸周りに回動して上記第1筐体から離間された離間位置とに回動可能に上記第1筐体によって支持されており、第2基板を有する第2筐体と、
    上記第1基板と上記第2基板とを電気的に接続する第1ケーブル及び第2ケーブルと、
    上記第2筐体に支持され得る被支持部を有し且つ上記第2筐体に対して移動可能に構成されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを保持する保持部材と、を備えており、
    上記保持部材は、上記第2筐体を上記離間位置に回動させることによって露出される空間において上記第1方向に交差する第2方向に延設されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを、上記第1方向と上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向とにずれた位置に配置させ且つ上記第2方向に延出させ
    上記保持部材は、上記第1ケーブルを保持する第1保持部と、上記第2ケーブルを保持する第2保持部と、上記第2方向に延設されて上記第1保持部及び上記第2保持部を隔離する隔離壁と、を有しており、
    上記第1保持部は、上記隔離壁の一方側の壁面に突設され且つ上記第2方向に延設された第1保持壁を有し、上記第1保持壁の壁面に沿って上記第1ケーブルを上記第2方向に延出させ、
    上記第2保持部は、上記隔離壁の他方側の壁面において上記第1保持壁の突設位置とずれた位置に突設され且つ上記第2方向に延設された第2保持壁を有し、上記第2保持壁の壁面に沿って上記第2ケーブルを上記第2方向に延出させる画像記録装置。
  6. 上記第2筐体は、シートに記録された画像を読み取る読取部を有しており、
    上記第1ケーブルは、上記読取部で読み取られた画像データを上記第2基板から上記第1基板に伝達する帯状のフラットケーブルを含み、
    上記第1保持部は、上記第1保持壁の壁面と、上記第1保持壁の壁面に対面して設けられた挟持片とによって上記フラットケーブルの平面を挟持する請求項に記載の画像記録装置。
  7. 上記第1ケーブルは、上記フラットケーブルである第1フラットケーブル及び第2フラットケーブルを含み、
    上記第1保持部は、
    上記第1保持壁の第1壁面と、上記第1壁面に対面して設けられた第1挟持片とによって上記第1フラットケーブルの平面を挟持し、
    上記第1保持壁の上記第1壁面と反対側の第2壁面と、上記第2壁面に対面して設けられた第2挟持片とによって上記第2フラットケーブルの平面を挟持する請求項に記載の画像記録装置。
  8. 上記第1挟持片及び上記第2挟持片は、それぞれ上記第2方向に離間した複数の位置に設けられている請求項に記載の画像記録装置。
  9. 上記第2筐体は、シートに記録された画像を読み取る読取部を有しており、
    上記第2ケーブルは、延出方向に直交する断面が略円形であり、上記読取部に含まれるモータを駆動させる駆動電流を上記第1基板から上記第2基板に伝達する駆動ケーブルを含み、
    上記第2保持部は、上記第1保持壁の突設位置と反対側を向く上記第2保持壁の背面と、上記背面に突設され且つ上記第2方向に延設された一対の挟持壁とによって区画された保持空間において、上記駆動ケーブルを保持する請求項からのいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 上記第2ケーブルは、延出方向に直交する断面が略円形であり、上記読取部に含まれるセンサの検知信号を上記第2基板から上記第1基板に伝達する制御ケーブルを更に含み、
    上記第2保持部は、上記保持空間において上記制御ケーブルを更に保持する請求項に記載の画像記録装置。
  11. 上記第1基板は、上記第1ケーブルが接続される第1端子と、上記第2ケーブルが接続される第2端子とを有し、且つ上記第1方向において上記保持部材より上記第1筐体の中央側に設けられており、
    上記第1保持壁は、上記隔離壁の上記中央側を向く壁面に設けられており、且つ上記第1基板側の端部が上記第2保持壁の上記第1基板側の端部より上記回動軸に近い側に位置しており、
    上記第1端子は、上記第2方向において、上記第2端子より上記回動軸に近い側に設けられている請求項から10のいずれかに記載の画像記録装置。
  12. 上記第1基板は、上記第1方向及び上記第2方向を含む水平面に沿って延設された上面に電子部品を有しており、
    上記第1保持部は、上記第1基板の上面より上方において上記第1ケーブルを保持し、
    上記第2保持部は、上記第1基板の上面より下方において上記第2ケーブルを保持する請求項から11のいずれかに記載の画像記録装置。
  13. 上記保持部材は、回動された上記保持部材が通過し得る回動平面に沿う方向から上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを着脱可能に構成されている請求項からのいずれかに記載の画像記録装置。
  14. 上記保持部材は、回動された上記保持部材が通過し得る回動平面と交差する方向から上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを着脱可能に構成されている請求項からのいずれかに記載の画像記録装置。
  15. 上記近接位置の上記第2筐体の下面は、上記第1筐体の上面と対面しており、
    上記第1筐体は、上記第1筐体の上面において、上記保持部材の上方を覆う蓋部材を有する請求項1から14のいずれかに記載の画像記録装置。
  16. シートに画像を記録する記録部、及び上記記録部を制御する第1基板を有する第1筐体と、
    上記第1筐体に近接した近接位置と、第1方向に延びる回動軸周りに回動して上記第1筐体から離間された離間位置とに回動可能に上記第1筐体によって支持されており、第2基板を有する第2筐体と、
    上記第1基板と上記第2基板とを電気的に接続する第1ケーブル及び第2ケーブルと、
    上記第1方向に沿う軸周りに回動可能に上記第2筐体に支持されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを保持する保持部材と、を備えており、
    上記保持部材は、上記第2筐体を上記離間位置に回動させることによって露出される空間において上記第1方向に交差する第2方向に延設されており、上記第1ケーブル及び上記第2ケーブルを、上記第1方向と上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向とにずれた位置に配置させ且つ上記第2方向に延出させる画像記録装置。
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