JP2015171783A - 記録装置 - Google Patents

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JP2015171783A JP2014048531A JP2014048531A JP2015171783A JP 2015171783 A JP2015171783 A JP 2015171783A JP 2014048531 A JP2014048531 A JP 2014048531A JP 2014048531 A JP2014048531 A JP 2014048531A JP 2015171783 A JP2015171783 A JP 2015171783A
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日出直 鈴木
聖真 工藤
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Abstract

【課題】インクチューブが抜け防止構造部から開口部側に向かってハウジングの内部に配置されるので、インクチューブの長さが長くなるという課題や、インクチューブが損傷するという課題がある。【解決手段】インクチューブ46の延びる方向を湾曲させて配置することにより、インクチューブ46の抜けを防止する抜け防止構造部30と、ハウジングの側面に設けられ、抜け防止構造部30が貫通する開口部185と、を備え、抜け防止構造部30は、インクチューブ46のヘッドユニット側が通る開口部と、水平方向に開口してインクチューブ46のインクタンク側が通る開口部301を有し、抜け防止構造部30の開口部301側が、開口部185に装着される記録装置を提供する。【選択図】図8

Description

本発明は、記録装置に関する。
インクを吐出する記録ヘッドを搭載したヘッドユニットを、往復移動させながら紙などの記録媒体にインクを噴射して画像を形成する記録装置には、装置本体のハウジングの側壁の外側にインクタンクが着脱可能に備えられたものがある。このような記録装置では、インクタンクに接続されたインクチューブがハウジングの側壁に設けられた貫通孔を通り、ハウジングの内部に配置されて記録ヘッドにインクが供給される。
使用者がインクの補充などのためにインクタンクを側壁から取り外した際に、インクチューブが外側に引っ張られることがある。そのような場合には、インクチューブが接続部から抜けてしまったり、ハウジングの内部に配置されたインクチューブの位置が移動してしまい、記録ヘッドの往復移動に支障が生じたりすることがある。
そこで、特許文献1の記録装置では、インクチューブを支持する支持部と側壁との間に、インクチューブをS字状に曲げて配置するための抜け止め構造部が備えられ、この抜け止め構造部によって、ハウジングの外側からインクチューブにかかる引っ張り力が低減される。
また、往復移動する記録ヘッドには、記録ヘッドの吐出駆動制御を行う信号を回路基板から送るためのFFC(フレキシブルフラットケーブル)が備えられる。例えば、特許文献2の記録装置では、記録ヘッドと回路基板とを接続するFFCが、インクチューブの上方の位置で横断して配置される。
特開2013−176945号公報 特開2012−152993号公報
特許文献1の記録装置では、インクチューブが抜け止め構造部に配置された後、側壁に設けられた貫通部に向かって配置される。インクチューブは抜け止め構造部により、上方に向けて湾曲させ、さらに下方に向けて湾曲させて配置し、その後タンクと接続させる構造となっている。そのため、一旦上方にむけて延在後さらに下方にむけて延在後、タンクと接続されるためインクチューブの長さが長くなるという課題がある。また、インクチューブを湾曲させて配置した部分が損傷するという課題がある。
また、ハウジングの内部に配置されたインクチューブに対して、ハウジングの外側から押し込まれる力が作用すると、インクチューブの一部が曲がった湾曲部が形成されることがある。特許文献2の記録装置のように、記録ヘッドと回路基板とを接続するFFCが、インクチューブの上方の位置で横断して配置されていると、インクチューブの湾曲部にFFCが当接し、インクチューブの湾曲部やFFCが摩耗して損傷したり、FFCに接続されたヘッドユニットの往復移動が正常に行われない場合があるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]インクを吐出する記録ヘッドを備え移動可能なヘッドユニットと、前記ヘッドユニットを収容し、装置外郭を成すハウジングと、前記ハウジングの外側に設けられ、インクを収容するインクタンクと、前記インクタンクに収容されたインクを前記記録ヘッドに導き、前記ヘッドユニットの移動に伴って追従変形する変形可動部を有するインクチューブと、前記インクチューブの延びる方向を湾曲させて配置することにより、前記インクチューブの抜けを防止する抜け防止構造部と、前記ハウジングの側面に設けられ、前記抜け防止構造部が貫通する貫通部と、を備え、前記抜け防止構造部は、前記インクチューブの前記ヘッドユニット側が通る第1の開口部と、前記インクチューブの前記インクタンク側が通る第2の開口部とを有し、前記第2の開口部は水平方向に開口し、前記抜け防止構造部の前記第2の開口部側が、前記貫通部に装着され、前記抜け防止構造部が前記貫通部に装着された状態で、前記貫通部における前記抜け防止構造部より上方を覆うカバー部材を備えることを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、抜け防止構造部は、インクチューブのインクタンク側が通る第2の開口部を有し、第2の開口部は水平方向に開口し、抜け防止構造部の第2の開口部側が、貫通部に装着される。これにより、ヘッドユニット側からインクタンク側に向かうインクチューブは、抜け防止構造部を通り抜けると、水平方向にハウジングの外側に出る。そのため、抜け防止構造部より上方に引き回されることがないので、インクチューブの長さを短くすることができ、またインクチューブを湾曲させて配置した部分が形成されないため、インクチューブの損傷を低減させることができる。
[適用例2]前記インクチューブを支持する支持部を有し、前記支持部に支持された前記インクチューブの高さ方向の位置と、前記ハウジングから外部に出る高さ方向の位置と、が略同一であることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、ハウジングを外側から内側に通るインクチューブが支持部に向かって略水平状態で載置されるため、インクタンクからのインクの供給を円滑にできるとともに、インクチューブの損傷を押さえることができる。
[適用例3]前記ハウジングは、装置底部を成す下ケース、装置外郭を成す中ケース、及び中ケース上部に配置される上ケースで構成され、前記貫通部は、前記中ケースに設けられて、前記上ケース側が開放され、前記カバー部材は、前記抜け防止構造部の移動を規制することを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、修理や部品交換等の際には、上ケースと中ケースとを分離し、中ケースからカバー部材を取り外せば、インクチューブをインクタンクに接続した状態で、インクチューブを中ケースから取り出すことができる。
[適用例4]前記抜け防止構造部は、前記中ケース及び前記下ケースによって固定されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、抜け防止構造部を強固に固定できる。
[適用例5]前記抜け防止構造部は、前記中ケースの外側から前記貫通部に侵入して装着されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、抜け防止構造部を中ケースに装着する際の組み立て作業が容易である。
[適用例6]前記抜け防止構造部は、前記インクチューブの鉛直方向における上方への移動を規制する移動規制部を備えることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、インクチューブが上方に移動してインクチューブの上方にある部材と当接することを抑制する。
[適用例7]前記ヘッドユニットに設けられた前記記録ヘッドに電気的に接続されているケーブルを備え、前記ケーブルの位置は、前記インクチューブの鉛直方向における上方の位置であって、鉛直方向から見た位置が、前記インクチューブと重なる位置に配置されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、ヘッドユニットの往復移動に伴ってケーブルがインクチューブの上方を移動しても、移動規制部によってインクチューブが上方に移動することを抑制されるので、ケーブルがインクチューブに当接しない。これにより、ケーブルやインクチューブが摩耗して損傷しない。また、ヘッドユニットの往復移動に影響を与えないようにすることができる。
[適用例8]前記抜け防止構造部の前記第1の開口部側に配置されて、前記インクチューブを支持する支持部と、前記ケーブルが接続される回路基板と、を備え、前記回路基板は、前記ヘッドユニットより副走査方向における下流側で、前記支持部より鉛直方向における上方に配置されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、ケーブルは、インクチューブの上方で横断するように配置されることになる。このような配置であっても、移動規制部によってインクチューブが上方に移動することを抑制されるので、ケーブルがインクチューブに当接しない。
[適用例9]前記インクタンクは前記ハウジングの外側に着脱可能であることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、カバー部材をハウジングの貫通部から取り外せば、インクチューブがインクタンクに接続された状態で、インクタンクを、ハウジングに取り付けたり、ハウジングから取り外したりすることができる。
記録装置の外観斜視図。 インクタンクを取り外した状態で、記録装置を背面側から見た外観斜視図。 (a)は、中ケースを背面側から見た斜視図、(b)は、凹部の部分を拡大した斜視図。 ハウジングの内部を示す斜視図。 (a)は、抜け防止構造部の斜視図、(b)は、抜け防止構造部の断面図。 抜け防止構造部の斜視図。 カバー部材の斜視図。 中ケースに形成された開口部に抜け防止構造部と、カバー部材とが装着された状態での断面図。 実施形態2における抜け防止構造部の斜視図。
以下、記録装置の実施形態について、図面に従って説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における記録装置の一例であるインクジェット式プリンター(以降は、プリンターという)1を正面側から見た外観斜視図である。プリンター1は、用紙などの被記録媒体に画像を記録する記録部3と、原稿などに描かれた画像を読み取る読取部2とをハウジング4の内部に備える。
ハウジング4の外側には、インクタンク5が装着部18に着脱可能に備えられる。ハウジング4の背面側(副走査方向Yにおける上流側)には、用紙(不図示)を載置する用紙サポート6が設けられる。用紙サポート6には、用紙の幅方向(主走査方向X)の端部の位置を規制する用紙ガイド7,8が備えられる。用紙サポート6に載置された用紙は、ハウジング4の背面側に設けられた開口部9からハウジング4の内部に給紙され、記録部3によって記録される。
ハウジング4の上部には、背面側に設けられた回動軸を支点として回動可能な上側蓋部10が設けられる。使用者は、上側蓋部10を回動させ、ガラスなどの透明な部材から構成された原稿台(不図示)上に原稿を載置し、上側蓋部10を閉じた状態で、読取部2によって原稿に描かれた画像を読み取らせることができる。
ハウジング4の正面側(副走査方向Yにおける下流側)には、電源のオン・オフの操作、印刷条件や読み取り条件の設定操作などを行うための操作ボタン12、設定条件などを表示するための表示部13が設けられた操作パネル11が、上部を支点として回動可能に備えられる。
操作パネル11の鉛直方向Zにおける下方には、下部を支点として回動可能な正面下側蓋部17が設けられる。以降、下方、上方、下側、上側、上部、下部の記載は、鉛直方向Zにおける方向、部位をいう。正面下側蓋部17を回動させて開けた状態にすると、記録部3によって記録された用紙が排出されるための排出用開口部(不図示)が露出する。
ハウジング4の正面側には、主走査方向Xに延設された壁面14から背面側に向かう壁面15が形成され、ハウジング4の正面側で図面右側には、凹部16が形成される。使用者は、凹部16に指を侵入させ、操作パネル11の下端部11aを把持し、操作パネル11を回動させ、操作パネル11の傾斜角度を選択することができる。また、使用者は、凹部16に指を侵入させ、正面下側蓋部17の上端部17aに指を掛けて、正面下側蓋部17を回動させることができる。
図2は、図1のインクタンク5を装着部18から取り外した状態で、プリンター1を背面側から見た外観斜視図である。装着部18には、図1のインクタンク5に設けられた係合部501,502と係合可能な図2の被係合部181,182が設けられる。
ハウジング4は、装置底部を成す下ケース403、装置外郭を成す中ケース402、及び中ケース402上部に配置される上ケース401から構成される。図3(a)は、中ケース402を背面側から見た斜視図である。中ケース402の側面402aには、上方が開放された開口部185が設けられる。
開口部185の下部には、図2の抜け防止構造部30が装着され、開口部185における抜け防止構造部30より上側は、カバー部材20が装着される。抜け防止構造部30には、開口部301(図5(a)参照)が設けられ、抜け防止構造部30における開口部301側が開口部185を貫通し、開口部301が露出した状態で開口部185に装着される。開口部185は、抜け防止構造部30が貫通する貫通部として設けられたものである。
一端が図1のインクタンク5に接続されたインクチューブ46は、図2の開口部301を通り、ハウジング4の内部に向かって配置される。このような構成により、インクタンク5に収容されたインクがインクチューブ46によってハウジング4の内部に供給される。
本実施形態では、インクタンク5には、イエローインク、マゼンタインク、ライトマゼンタインク、シアンインク、ライトシアンインク、モノクロインクが収容され、それぞれのインクを供給するための6本のインクチューブ46がインクタンク5から開口部301を通り、ハウジング4の内部に配置される。
図4は、上ケース401を取り外し、ハウジング4の内部を示す斜視図である。無端ベルト42は、フレーム54に備えられた駆動ローラー43、従動ローラー44に巻き掛けられ、回転可能に備えられる。
ヘッドユニット40は、無端ベルト42に固定され、キャリッジモーター(不図示)の駆動による駆動ローラー43の回転により、ガイド軸45に沿って主走査方向Xに往復移動する。
ヘッドユニット40の下部には、インクを吐出する記録ヘッド41が備えられる。記録ヘッド41が主走査方向Xに往復移動しながら、支持部53に沿って副走査方向Yに搬送される用紙にインクが噴射され、用紙に画像が記録される。
正面側の図面右側には、インク吸収材55が吸収材収容部56に備えられる。インク吸収材55は、所謂、縁なし印刷を行ったときに、記録ヘッド41から用紙の外側に噴射されたインクを吸収して回収する。
インクチューブ46の一端は、インクタンク5に接続され、他端は、ヘッドユニット40に着脱可能に備えられた接続部としてのアダプター58に接続されて記録ヘッド41と連通する。チューブ支持部47は、主走査方向Xに延在する板状の部材によって構成され、インクチューブ46を載置して支持する。
固定部48は、ネジ49によってインクチューブ46をチューブ支持部47に固定する。インクチューブ46におけるヘッドユニット40側には、変形可動部Aが形成される。変形可動部Aは、主走査方向Xにおいて折り返されて湾曲した部分で、ヘッドユニット40の往復移動に伴って、湾曲した部分が追従変形する。
ヘッドユニット40の正面側(副走査方向Yにおける下流側)には、電子部品(不図示)が搭載された回路基板52が備えられる。FFC(フレキシブルフラットケーブル)50の一端はヘッドユニット40に支持されて記録ヘッド41と接続され、他端は、回路基板52に設けられたコネクター51に接続される。FFC50によって、記録ヘッド41の吐出制御を行うための信号が伝達される。
回路基板52は、主走査方向Xに延在するインクチューブ46の上方の位置にあり、記録ヘッド41の副走査方向Yにおける下流側に配置されている。これにより、FFC50は、インクチューブ46の上方で、記録ヘッド41側から回路基板52に向かって副走査方向Yに延びて配置される。
すなわち、FFC50を上から見た位置が、インクチューブ46と重なる位置に配置され、FFC50は、主走査方向Xに延在するインクチューブ46を副走査方向Yに横断する。そして、FFC50は、上方に立設する壁部57の背面側に沿って延在する。ヘッドユニット40の主走査方向Xの往復移動に伴って、FFC50は変形し、FFC50におけるインクチューブ46を横断する位置が移動する。
チューブ支持部47の装着部18側には、一体の部材によって構成された抜け防止構造部30が備えられる。図5(a)は、抜け防止構造部30の斜視図である。図5(b)は、正面側から見た抜け防止構造部30の断面図である。図6(a)は、上方から見た抜け防止構造部30の斜視図である。図6(b)は、主走査方向Xにおける開口部301側から見た抜け防止構造部30の斜視図である。
図5(a)の抜け防止構造部30の図面左側には、載置用壁部303、載置用壁部303の副走査方向Yの両端部から上方に立設し主走査方向Xに延在する壁部302が形成される。図5(b)に示すように、載置用壁部303の開口部301側には、断面形状がS字状に形成された壁部306,308が形成される。壁部306,308の副走査方向Yの両側は、図5(a)の主走査方向Xに延在する一対の壁部307に接続されて支持される。
載置用壁部303の開口部301側の端部には、先端が下側に延びる湾曲壁部304が形成される。湾曲壁部304と壁部306との間には、開口部305(第1の開口部)が形成される。
図5(a)の開口部301(第2の開口部)は、先端309aが上方に延びる湾曲壁部309(図5(b)参照)、湾曲壁部309の下側に設けられて副走査方向Yに延在する下端壁部310、壁部307の端部から副走査方向Yにおける両側に突出する突出壁部311によって囲まれる部分である(図6(b)参照)。
インクチューブ46は、載置用壁部303の上面に沿って配置され、開口部305を通り、壁部306,308の下側の面に沿って配置され、開口部301を通り抜ける。インクチューブ46の延びる方向は、図5(b)に示すように、S字状に湾曲して配置される。これにより、インクチューブ46の主走査方向Xの移動が規制され、インクチューブ46がハウジング4の外側に抜けることを防止できる。
同様に、図示しない他の5本のインクチューブ46が載置用壁部303の上面に沿って配置され、開口部305を通り、壁部306,308の下側の面に沿って配置され、開口部301を通り抜け、抜け防止構造部30においてS字状に配置される。
インクチューブ46の開口部305側は、チューブ支持部47に向かい、インクチューブ46の開口部301側は、ハウジング4の外側に出る。
図6(a)の壁部307の下部には貫通孔312が形成され、貫通孔312をネジが通り、下ケース403の底部に設けられたネジ穴(不図示)に螺合し、抜け防止構造部30が下ケース403に固定される。
図2の中ケース402に抜け防止構造部30が装着された状態において、図6(a)の一対の突出壁部311は、図3(a)の開口部185の下端部の両側に設けられた凹部189にそれぞれ侵入する。図3(b)は、破線の円Bで示した凹部189の部分を拡大した斜視図である。
凹部189は、開口部185の側面185aより内側に位置する壁面188、壁面188から外側に立設し、副走査方向Yに延設された壁部186、壁面188から外側に立設し、鉛直方向Zに延設された壁部187によって形成される。
抜け防止構造部30を開口部185に装着するときは、中ケース402の外側から載置用壁部303側を開口部185に向けた姿勢で、抜け防止構造部30を開口部185に貫通させ、一対の突出壁部311を一対の凹部189に侵入させる。これにより、抜け防止構造部30の上方への移動が規制され、抜け防止構造部30を貫通するインクチューブ46が上方に移動することが規制される。
図7(a)、(b)は、カバー部材20の斜視図である。図2のカバー部材20が装着部18に装着された状態において、図7(a)のカバー部材20の上壁部201の上端面は、装着部18の上端面と同じ高さの位置となる。
図7(b)の上壁部201の副走査方向Yにおける両端部には、下側に突出する一対の係合部203が設けられる。係合部203は、図3の開口部185の上部に設けられた一対の被係合部184と係合する。
図8は、図2の中ケース402に形成された開口部185に抜け防止構造部30と、カバー部材20とが装着された部分を正面側から見た断面図である。カバー部材20の壁面202(図7(a)、(b)参照)は、開口部185における抜け防止構造部30の湾曲壁部309の上方を覆う。
壁面202の端面202aは、壁部307の端面307a(図5(a)、(b)参照)より上方の位置にある。これにより、抜け防止構造部30が上方へ移動することをカバー部材20によって規制する。また、端面307aは、湾曲壁部309の先端309aより下方の位置にある。これにより、抜け防止構造部30は、カバー部材20の下端部が中ケース402の外側に移動することを規制する。
抜け防止構造部30の下端壁部310は、壁面188の中央部188a(図3(b)参照)に対向する。これにより、抜け防止構造部30が中ケース402の内側(図面左側)に移動することを規制する。
以上、本実施形態で説明した図4のプリンター1は、インクを吐出する記録ヘッド41を備え移動可能なヘッドユニット40と、ヘッドユニット40を収容し、装置外郭を成すハウジング4と、ハウジング4の外側に設けられ、インクを収容するインクタンク5と、インクタンク5に収容されたインクを記録ヘッド41に導き、ヘッドユニット40の移動に伴って追従変形する変形可動部Aを有するインクチューブ46と、インクチューブ46の延びる方向を湾曲させて配置することにより、インクチューブ46の抜けを防止する抜け防止構造部30と、ハウジング4の側面(中ケース402の側面402a)に設けられ、抜け防止構造部30が貫通する図3の貫通部としての開口部185と、を備える。
そして、図5(a)の抜け防止構造部30は、インクチューブ46のヘッドユニット40側が通る第1の開口部としての開口部305と、水平方向に開口してインクチューブ46のインクタンク5側が通る第2の開口部としての開口部301とを有し、抜け防止構造部30の開口部301側が、開口部185に装着される。
この構成によれば、ヘッドユニット40側からインクタンク5側に向かうインクチューブ46は、抜け防止構造部30を通り抜けると、ハウジング4の外側に出る。そのため、抜け防止構造部30より上方に引き回されることがないので、インクチューブ46の長さを短くすることができ、また、インクチューブ46を湾曲させて配置した部分が形成されないため、インクチューブ46の損傷を低減させることができる。
また、抜け防止構造部30が開口部185に装着された状態で、開口部185における抜け防止構造部30より上方を覆うカバー部材20を備える。これにより、カバー部材20を開口部185から取り外せば、一方の端部がアダプター58に接続され、他方の端部がインクタンク5に接続した状態のインクチューブ46を開口部185から取り外すことができる。
また、チューブ支持部47と、第2の開口部としての水平方向に開口する開口部301とが、鉛直方向略同一の位置にある。これにより、インクチューブ46が開口部301からチューブ支持部47に向かって略水平状態で載置されるため、インクタンク5からのインクの供給を円滑にできるとともに、インクチューブ46の損傷を押さえることができる。
また、図2のハウジング4は、装置底部を成す下ケース403、装置外郭を成す中ケース402、及び中ケース402上部に配置される上ケース401で構成され、開口部185は、中ケース402に設けられて、上ケース401側が開放され、抜け防止構造部30が開口部185に装着された状態で、カバー部材20は、抜け防止構造部30の移動を規制する。
この構成によれば、修理や部品交換等の際には、上ケース401と中ケース402とを分離し、中ケース402からカバー部材20を取り外せば、インクチューブ46をアダプター58とインクタンク5とに接続した状態で、インクチューブ46を中ケース402から取り出すことができる。
また、抜け防止構造部30の突出壁部311が、中ケース402の凹部189に侵入した状態で、中ケース402の開口部185に装着(固定)され、下ケース403の底部にネジによって固定される。これにより、抜け防止構造部30を強固に固定できる。
また、抜け防止構造部30は、中ケース402の外側から開口部185に侵入して装着される。これにより、抜け防止構造部30を中ケース402に装着する際の組み立て作業が容易である。
また、抜け防止構造部30における壁部306,308は、インクチューブ46が上方へ移動することを規制する移動規制部として構成される。これにより、インクチューブ46が上方に移動してインクチューブ46の上方にある部材と当接することを抑制する。
また、ヘッドユニット40に設けられた記録ヘッド41に電気的に接続されているケーブルとしてのFFC50を備え、FFC50の位置は、インクチューブ46の上方の位置であって、上方から見た位置が、インクチューブ46と重なる位置に配置される。
この構成によれば、ヘッドユニット40の往復移動に伴ってFFC50がインクチューブ46の上方を移動しても、抜け防止構造部30における壁部306,308が、インクチューブ46が上方に移動することを規制する移動規制部として機能する。これにより、インクチューブ46がFFC50に当接しないので、FFC50やインクチューブ46が摩耗して損傷しない。また、ヘッドユニット40の往復移動に影響を与えないようにすることができる。
また、抜け防止構造部30の開口部305側に配置されて、インクチューブ46を支持する支持部としてのチューブ支持部47と、FFC50が接続される回路基板52と、を備え、回路基板52は、ヘッドユニット40より副走査方向Yにおける下流側で、チューブ支持部47より上方に配置される。
この構成によれば、FFC50は、インクチューブ46の上方で横断するように配置されることになる。このような配置であっても、移動規制部としての壁部306,308が、インクチューブ46の上方への移動を抑制するので、FFC50がインクチューブ46に当接しない。
(実施形態2)
実施形態1では、抜け防止構造部30は一体の部材により構成されたが、実施形態2では、2つの部材から構成された抜け防止構造部について説明する。
図9(a)は、本実施形態における抜け防止構造部80の斜視図である。抜け防止構造部80は、上側部材70と下側部材60とから構成される。上側部材70は、副走査方向Yから見た断面形状が湾曲した湾曲部701a,701b,701cを有する板状部材701である。それらのうちの互いに隣り合う湾曲部の突出する方向は反対方向である。すなわち、副走査方向Yから見た上側部材70の断面形状はS字状である。
下側部材60には、載置用壁部601、底部604、底部604の主走査方向Xの両端部から立設した壁部602,603が形成される。壁部602,603の上部には、それぞれ曲面602a,603aが形成される。また、底部604の副走査方向Yの両端部から立設し主走査方向Xに延在する壁部605が形成される。壁部602,603,605によって、上側が開口した矩形状の箱部が形成される。
図9(b)は、下側部材60に上側部材70が備えられた状態を示す斜視図である。上側部材70の板状部材701の角部には、図9(a)に示すように、副走査方向Yに突出した4個の突出部702が形成される。下側部材60の壁部605には、それぞれの突出部702と対応する4個の凹部608が形成され、突出部702が凹部608に係合し、下側部材60に上側部材70が装着される。
下側部材60に上側部材70が装着された状態で、板状部材701と壁部602,603、底部604との間には、インクチューブ46が配置可能な隙間が設けられる。板状部材701と曲面602aとの間には開口部801(第1の開口部)が形成され、板状部材701と曲面603aとの間にはインクチューブ46が配置可能な隙間が形成される。
下側部材60の載置用壁部601と反対側には、副走査方向Yの両側に突出する突出部606aを有し、副走査方向Yに延在する延在部606が形成される。延在部606には、主走査方向Xにおける図面右側が水平方向に開口する開口部607(第2の開口部)が形成される。
チューブ支持部47(図4参照)からハウジング4の外側に向かって配置されたインクチューブ46は、図9(b)の載置用壁部601に載置され、開口部801を通り、板状部材701の下側に配置され、開口部607を通り抜ける。
インクチューブ46は、板状部材701の湾曲部701a,701b,701cの下側の面に沿って配置されるので、副走査方向Yから見てS字状に湾曲して配置される。同様に、図示しない他のインクチューブ46も配置される。これにより、インクチューブ46の主走査方向Xの移動が規制され、インクチューブ46がハウジング4の外側に抜けることを防止できる。
実施形態1で説明したように、抜け防止構造部80の開口部607側が、中ケース402の開口部185を貫通して装着される。また、載置用壁部601に設けられた貫通孔609をネジが通り、下ケース403の底部に設けられたネジ穴(不図示)に螺合し、抜け防止構造部80が下ケース403に固定される。本実施形態における他の構成は、実施形態1で説明したプリンター1の構成と同じである。
1…インクジェット式プリンター、4…ハウジング、5…インクタンク、20…カバー部材、30,80…抜け防止構造部、40…ヘッドユニット、41…記録ヘッド、46…インクチューブ、47…チューブ支持部、50…FFC(フレキシブルフラットケーブル)、52…回路基板、185,301,305,607,801…開口部、401…上ケース、402…中ケース、403…下ケース、Y…副走査方向、Z…鉛直方向。

Claims (9)

  1. インクを吐出する記録ヘッドを備え移動可能なヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを収容し、装置外郭を成すハウジングと、
    前記ハウジングの外側に設けられ、インクを収容するインクタンクと、
    前記インクタンクに収容されたインクを前記記録ヘッドに導き、前記ヘッドユニットの移動に伴って追従変形する変形可動部を有するインクチューブと、
    前記インクチューブの延びる方向を湾曲させて配置することにより、前記インクチューブの抜けを防止する抜け防止構造部と、
    前記ハウジングの側面に設けられ、前記抜け防止構造部が貫通する貫通部と、を備え、
    前記抜け防止構造部は、前記インクチューブの前記ヘッドユニット側が通る第1の開口部と、前記インクチューブの前記インクタンク側が通る第2の開口部とを有し、前記第2の開口部は水平方向に開口し、前記抜け防止構造部の前記第2の開口部側が、前記貫通部に装着され、前記抜け防止構造部が前記貫通部に装着された状態で、前記貫通部における前記抜け防止構造部より上方を覆うカバー部材を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記インクチューブを支持する支持部を有し、
    前記支持部に支持された前記インクチューブの高さ方向の位置と、前記ハウジングから外部に出る高さ方向の位置と、が略同一であることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置であって、
    前記ハウジングは、装置底部を成す下ケース、装置外郭を成す中ケース、及び中ケース上部に配置される上ケースで構成され、
    前記貫通部は、前記中ケースに設けられて、前記上ケース側が開放され、
    前記カバー部材は、前記抜け防止構造部の移動を規制することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置であって、
    前記抜け防止構造部は、前記中ケース及び前記下ケースによって固定されることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の記録装置であって、
    前記抜け防止構造部は、前記中ケースの外側から前記貫通部に侵入して装着されることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記抜け防止構造部は、前記インクチューブの鉛直方向における上方への移動を規制する移動規制部を備えることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記ヘッドユニットに設けられた前記記録ヘッドに電気的に接続されているケーブルを備え、
    前記ケーブルの位置は、前記インクチューブの鉛直方向における上方の位置であって、鉛直方向から見た位置が、前記インクチューブと重なる位置に配置されることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置であって、
    前記抜け防止構造部の前記第1の開口部側に配置されて、前記インクチューブを支持する支持部と、
    前記ケーブルが接続される回路基板と、を備え、
    前記回路基板は、前記ヘッドユニットより副走査方向における下流側で、前記支持部より鉛直方向における上方に配置されることを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記インクタンクは前記ハウジングの外側に着脱可能であることを特徴とする記録装置。
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