JP5764939B2 - チューブガイドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、横並びの複数本のチューブが配管されるチューブガイドおよびインクジェット記録装置に関するものである。
従来、インクジェットヘッドに接続された複数本のチューブのチューブガイドとして、複数本のチューブを保持するコの字型保持部と、筐体に固定するための締結部と、を有するものが知られている(特許文献1参照)。このコの字型保持部は、一対のリブ部材(対向する挟持板部)を有し、一対のリブ部材に挟持するように、複数本のチューブを縦方向に並列させて配管されている。一方、締結部は、ブラケットの形態を有し、コの字型保持部と一体に形成されている。そして、チューブガイドは、締結部に設けたねじ(ビス)により筐体にねじ止めされている。
特開2007−144905号公報
しかしながら、このような構成では、コの字型保持部とは別に締結部を設ける必要があるため、チューブガイドが大きくなり、広い設置スペースを必要とする問題があった。これに対し、締結部を省略し、コの字型保持部の一方のリブ部材(挟持板部)で、筐体に直接ねじ止めすることも考えられるが、かかる場合、リブ部材は薄手の板材であり、ザグリ穴を形成することができず、ねじの頭部がリブ部材の表面から突出することになる。すなわち、コの字型保持部に挟持するようにチューブを配管すると、チューブが、リブ部材の表面から突出したねじの頭部に強く接触することになり、装置全体の振動などによって、チューブが擦れ、損傷してしまうという問題が想定される。もっとも、チューブから外れた位置にねじを設ければ、かかる問題は生じないが、このようにすると、上記の締結部を設ける場合と同様に、チューブガイドが大型化する。
本発明は、小型で且つ締結部材の頭部がチューブに接触することないチューブガイドおよびインクジェット記録装置を提供することを課題としている。
本発明のチューブガイドは、チューブが底面に添わせて配管されるチューブ経路部材と、頭部を底面から突出させた状態で、チューブ経路部材を固定対象物に締結する締結部材と、チューブ経路部材の底面に設けられ、チューブ頭部よりも高い位置へ案内する突起部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、突起部を設けることで、チューブ経路部材上で固定対象物に締結しつつ、配管したチューブが頭部に接触するのを抑制することができる。そのため、チューブガイドは、チューブに対応する大きさで済み、小型化することができる。
また、突起部により、締結部材の接触によるチューブの損傷を防止することができる。
なお、突起部は、チューブ経路部材と一体に形成することが好ましい。

この場合、突起部は、頭部を挟んでチューブの延在方向において対峙し、頭部に向かって先上がりの一対の傾斜突起を有していることが好ましい。
この構成によれば、一対の傾斜突起によって、締結部材の頭部上方で架け渡すように配管することになるため、頭部への接触を確実に防止することができる。また、一対の傾斜突起が、頭部に向かって先上がりに傾斜しているため、突起部自体が損傷要因になることがない。
この場合、各傾斜突起は、頭部の直径寸法を越える幅を有していることが好ましい。
この構成によれば、簡単な突起部形状で、チューブが幅方向から頭部に接触するのを避けることできるため、頭部への接触をより確実に防止することができる。
本発明のインクジェット記録装置は、インクジェットヘッドをキャリッジに搭載したキャリッジユニットと、可動側端部をキャリッジユニットに固定されると共に固定側端部をチューブ支持部材に固定され、キャリッジユニットの移動に伴って追従変形するインク供給用のチューブと、を備え、チューブ支持部材が、上記のチューブガイドで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、追従変形するチューブのチューブ支持部材を、上記チューブガイドで構成することにより、追従変形するチューブの損傷を抑制することができ、インクジェットヘッドにインクを安定に供給することができる。したがって、装置の信頼性を向上させることができる。
実施形態に係るインクジェット記録装置を示した外観斜視図である。 装置ハウジングを省略したインクジェット記録装置を示した斜視図である。 装置本体を示した断面図である。 装置本体の左端部を示した要部斜視図である。 装置本体を示した裏面斜視図である。 中間継手廻りを示した斜視図である。 第2支持フレームおよびチューブガイドを示した斜視図である。 第2支持フレームを示した斜視図である。 (a)は、本体側インクチューブおよびチューブガイドを示した斜視図である。(b)は、チューブガイドを示した斜視図である。(c)は、本体側インクチューブおよびチューブガイドを示した平面図である。(d)は、本体側インクチューブおよびチューブガイドを示したA−A´断面図である。 係止片および隔壁部廻りを示した断面図である。 ねじ止め部廻りを示した断面図である。 変形例のねじ止め部廻りを示した断面図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置1について説明する。図1は、インクジェット記録装置1を示した斜視図であり、図2は、装置ハウジング26を省略したインクジェット記録装置1を示した斜視図である。図1および図2に示すように、インクジェット記録装置1は、いわゆるインクジェットプリンターであり、装置本体2と、装置本体2の側面に着脱自在に連結されると共に、各色のインクタンク11を搭載したタンクユニット3と、を備えている。なお、以下、図1および図2においての前後方向をX軸方向とし、左右方向をY軸方向として説明する。
タンクユニット3は、6色のインクをそれぞれ貯留するキャリッジ独立型の6個のインクタンク11と、6個のインクタンクを覆うタンクハウジング12と、各インクタンク11を上流端に接続した6本のタンク側インクチューブ13(図2参照)と、を有している。すなわち、6個のインクタンク11および6本のタンク側インクチューブ13により、タンクユニット3側のインク供給系であるタンク側インク供給部を構成している。
各タンク側インクチューブ13は、装置本体2の側面に開口したチューブ用開口部14から装置本体2内に引き回され、下流端が後述の中間継手71に接続されている。これによって、タンクユニット3と装置本体2とが流路接続される。また、タンクハウジング12には、タンクユニット3を装置本体2に着脱するための前後一対の係合部15が形成されている。これを装置本体2側の前後一対の被係合部27に係合することによって、タンク側インクチューブ13を接続したまま、タンクユニット3を、装置本体2に対し着脱自在に連結する。なお、タンクユニット3は、インク供給時には縦置き姿勢で装置本体2に装着されており、インクタンク11へのインク補充時には装置本体2から離脱させ横置き姿勢にする。
次に図2ないし図11を参照して、装置本体2について説明する。図2に示すように、装置本体2は、枚葉の記録媒体(印刷用紙や単票紙)を送り経路Rに沿って搬送する搬送部21と、送り経路Rの上方に配設され、記録媒体にインクジェット方式で印刷処理を行う印刷部22と、タンクユニット3(各インクタンク11)からのインクを印刷部22に供給する本体側インク供給部23と、搬送部21および印刷部22の駆動を制御する回路基板61を有した制御部24と、各部を搭載した装置フレーム25と、これらを覆う装置ハウジング26(図1参照)と、を備えている。図1に示すように、装置ハウジング26の側面には、上記一対の係合部15が係合する前後一対の被係合部27が形成されている。また、装置本体2の後面下部には、USBポート16(図5参照)および電源ポートが配設されている。すなわち、インクジェット記録装置1は、USBポート16を介してコンピューター等に接続可能に構成されている。
図3は、装置本体2の断面図である。図2および図3に示すように、搬送部21は、記録媒体を右揃えでセットする給紙トレイ31と、給紙トレイ31から記録媒体を1枚ずつ分離して送り出す分離ローラー32と、分離ローラー32の下流側に配設され、記録媒体を印刷部22直下に送り込む給紙ローラー33と、給紙ローラー33の下流側に配設され、印刷部22(インクジェットヘッド52)に対面する媒体規制部材(プラテンに相当する)34と、媒体規制部材34の下流側に位置する鋸歯状のガイドローラー35と、ガイドローラー35の下流側に位置し、記録媒体を排紙する排紙ローラー36と、排紙された記録媒体を受ける排紙トレイ37と、を備えている。なお、図1に示すように、給紙トレイ31および排紙トレイ37は、収納可能な可動式になっている。
給紙ローラー33は、下側の給紙駆動ローラー33aと上側の給紙従動ローラー33bとから成るニップローラーで構成され、同様に排紙ローラー36は、下側の排紙駆動ローラー36aと上側の排紙従動ローラー36bとから成るニップローラーで構成されている。また、ガイドローラー35および排紙従動ローラー35bは、装置フレーム25とは独立のローラーフレーム38に支持されて、ローラーアッセンブリー39を構成している。そして、給紙ローラー33は、記録媒体の送り(副走査)を制御するメインローラーとして機能し、排紙ローラー36は、媒体規制部材34の上側に位置する記録媒体に張力(tension)を付与するテンションローラーとして機能する。
図4は、装置本体2の左端部を示した図である。図4に示すように、給紙駆動ローラー33aおよび排紙駆動ローラー36aの左側には、搬送モーター(図示省略)と、搬送モーターの駆動を両ローラー33a、36aに伝達するギア列40と、が配設されている。すなわち、当該搬送モーターおよびギア列40によって、装置本体2の左側部が占領されている。
分離ローラー32により、給紙トレイ31から送り込まれた記録媒体は、給紙ローラー33により、媒体規制部材34上を排紙ローラー36に向かってX軸方向に間欠送りされる(副走査)。この間欠送りに同期して、印刷部22を駆動することで、所望の印刷が行われる。一方、媒体規制部材34を越えてガイドローラー35に達した記録媒体の先端は、ガイドローラー35により上反り状態を矯正されるようにして、排紙ローラー36に送り込まれる。このようにして、印刷が完了した記録媒体は、排紙ローラー36により、排紙トレイ37に送り出される。
図2に示すように、印刷部22は、装置フレーム25に支持されると共にY軸方向に幅一杯に延在するガイド軸49およびガイドフレーム41と、ガイド軸49およびガイドフレーム41に往復動自在に支持されたキャリッジユニット42と、キャリッジユニット42をガイド軸49およびガイドフレーム41に沿って往復動させるキャリッジ移動機構43と、を備えている。そして、このキャリッジユニット42に、インクジェットヘッド52が搭載されている。
キャリッジ移動機構43は、ガイドフレーム41に沿って延在するタイミングベルト46と、タイミングベルト46を架け渡した主動プーリ(図示省略)および従動プーリ47と、タイミングベルト46とキャリッジユニット42(キャリッジ51)とを連結する連結固定部(図示省略)と、主動プーリを駆動するキャリッジモーター48と、を備えている。キャリッジモーター48が正逆回転すると、タイミングベルト46を介してキャリッジユニット42がY軸方向(左右方向)に往復動する。この往復動に伴って、キャリッジユニット42のインクジェットヘッド52が吐出駆動することにより、いわゆる主走査が行われる。
図3に示すように、キャリッジユニット42は、ガイド軸49およびガイドフレーム41に往復動自在に支持された箱状のキャリッジ51と、キャリッジ51の下面に一体に組み込まれたインクジェットヘッド52と、インクジェットヘッド52に上側から接続されると共に、後述の本体側インクチューブ72の下流端が接続された色別の接続アダプター53と、を備えている。インクジェットヘッド52は、6色のインク滴を吐出する6連のノズル列(図示省略)を有していると共に、信号伝達用のフレキシブルフラットケーブル(以下、ヘッド接続用FFC)62を介して回路基板61に接続されている。詳細は後述するが、本体側インクチューブ72は、キャリッジ51の往復動に対し、左側に折返し部分を有して追従変形し、ヘッド接続用FFC62は、キャリッジ51の往復動に対し、右側に折返し部分を有して追従変形する。また、各接続アダプター53は、インクバッファやインクフィルター等を内蔵し、その上部には、本体側インクチューブ72を接続するための流入継手を有している。
印刷処理では、搬送部21によって記録媒体をX軸方向に間欠送り(副走査)すると共に、インクジェットヘッド52を駆動しつつ、キャリッジ移動機構43によって、キャリッジユニット42をY軸方向に往復させて(主走査)、印刷用紙に画像データを印刷する。なお、インク吐出によるポンプ作用によって、各色のインクが各インクタンク11からインクジェットヘッド52に順次供給される。
図2に示すように、制御部24は、左側の後端部に配設された回路基板61と、上記のヘッド接続用FFC62を含む各種ケーブルと、ヘッド接続用FFC62をガイドするケーブルフレーム63と、を備えている。ヘッド接続用FFC62は、回路基板61に一端が接続されると共に、直立姿勢で回路基板61から装置本体2の左側面および前面に沿って引き回された後、左右方向に折り返して、他端がキャリッジ51上のインクジェットヘッド52に接続されている。一方、ケーブルフレーム63は、装置本体2の左側面に沿って延在し、左側面に沿ってヘッド接続用FFC62を支持する第1支持フレーム66と、装置本体2の前面に沿って延在し、前面に沿ってヘッド接続用FFC62を支持する第2支持フレーム67と、を有している。よって、ヘッド接続用FFC62は、可動側端部がインクジェットヘッド52に固定されると共に、固定側を第2支持フレーム67に固定され、キャリッジ51の移動に伴って追従変形する。
ここで図2、図5および図6を参照して、装置本体2側のインク供給系である本体側インク供給部23について説明する。図5は、装置本体2の裏面斜視図である。図2および図5に示すように、本体側インク供給部23は、6本のタンク側インクチューブ13の下流端が接続された中間継手71と、上流端が中間継手71に接続され、下流端が接続アダプター53に接続された6本の本体側インクチューブ(インク供給用のチューブ)72と、6本の本体側インクチューブ72をガイドするガイド機構73と、を備えている。
図6は、中間継手71廻り示した斜視図である。図6に示すように、中間継手71は、6本のタンク側インクチューブ13を接続する6個の流入側ポート76と、6本の本体側インクチューブ72を接続する6個の流出側ポート77と、6個の流入側ポート76および6個の流出側ポート77を連結する板状の連結部78と、を備えている。中間継手71によって、タンク側インクチューブ13および本体側インクチューブ72を連結することで、各インクタンク11と接続アダプター53とを接続するインクチューブを構成する。また、中間継手71によって、タンク側インク供給部(各インクタンク11および各タンク側インクチューブ13)と本体側インク供給部23と連結することで、インクジェットヘッド52にインクを供給するインク供給部を構成する。
図2および図5に示すように、6本の本体側インクチューブ72は、中間継手71と接続アダプター53とを接続するものであり、水平方向に横並びにした状態で、装置本体2内を引き回されている。具体的には、6本の本体側インクチューブ72は、中間継手71から装置本体2の左方向(Y軸方向)に略水平に引き回された後、折り返すように上方に湾曲した折返し部分(以下、折返しチューブ部72a)を有し、さらに奥側に湾曲して接続アダプター53に到達している。加えて、6本の本体側インクチューブ72の下流端部は、キャリッジ51上に固定されており、インクジェットヘッド52側を可動側とし、中間継手71側を固定側として、キャリッジ51の往復動に伴って追従変形するように構成されている。すなわち、本体側インクチューブ72とヘッド接続用FFC62とは、左右方向で逆向きに配設されている。
また、6本の本体側インクチューブ72には、延在方向の複数箇所に、6本の本体側インクチューブ72を横並びに連結する連結体79が設けられ、6本の本体側インクチューブ72は、この複数の連結体79により、相互に束ねるように連結されている。
ガイド機構73は、中間継手71および中間継手71廻りのインクチューブを支持する継手支持部材81と、キャリッジ51の移動軌跡の前方において、本体側インクチューブ72をガイドするチューブガイド82と、キャリッジ51に搭載され、本体側インクチューブ72の下流端部を固定するキャリッジ固定部材83と、本体側インクチューブ72の折返しチューブ部72aに添設した可撓性の保護プレート84と、を有している。継手支持部材81およびチューブガイド82によって、6本の本体側インクチューブ72の非可動部が配管される固定配管経路を構成し、チューブガイド82、キャリッジ固定部材83および保護プレート84によって、6本の本体側インクチューブ72の可動部が整列状態で配管される可動配管経路を構成している。
キャリッジ固定部材83は、本体側インクチューブ72の下流端部をキャリッジ51上に固定すると共に、本体側インクチューブ72を奥側にガイドして、接続アダプター53に導く。
保護プレート84は、一端をチューブガイド82に固定され、他端をキャリッジ51上に保持されており、キャリッジ51の往復動に伴って、6本の本体側インクチューブ72と一緒に追従変形する。また、保護プレート84は、6本の本体側インクチューブ72の折返しチューブ部72aに外側から沿設し、折返しチューブ部72aが、その左側や上側の他の構成部材(例えば、装置ハウジング26の側壁や天壁)に接触することを防止している。すなわち、保護プレート84は、チューブ担持体の機能を有している。また、保護プレート84には、6本の本体側インクチューブ72を抱え込むように保持する一対の保持片84a(図中では、開いた状態で図示)が形成されており、追従変形に伴う6本の本体側インクチューブ72の暴れを抑制している。
図6に示すように、継手支持部材81は、中間継手71を支持する継手支持部91と、継手支持部91に一体に連なり、タンク側インクチューブ13の下流端部を固定し支持するタンク側チューブ支持部92と、継手支持部91の逆側に連なり、本体側インクチューブ72の上流端部を支持する本体側チューブ支持部93と、を有している。継手支持部91は、一対のコ字状ガイド94、94を有しており、中間継手71を上側からスナップインで装着する。
次に図7ないし図11を参照して、第2支持フレーム67およびチューブガイド82について詳細に説明する。図7は、第2支持フレーム67およびチューブガイド82を示した斜視図である。図7に示すように、第2支持フレーム67およびチューブガイド82は共に、装置本体2の左右方向(Y軸方向)に延在し、且つ全体として「L」字断面の形状を有している。また、チューブガイド82は、上から重ね合わせるように、第2支持フレーム67に取り付けられ、一方、第2支持フレーム67は、装置フレーム25に支持されている。
図8は、第2支持フレーム67を示した斜視図である。図8に示すように、第2支持フレーム67は、装置本体2の前面に沿ってY軸方向に延在すると共にヘッド接続用FFC62をガイドするケーブルガイド板部101と、ケーブルガイド板部101から「L」字状に延在したブラケット状の取付板部102と、ケーブルガイド板部101の右端部から奥側に延在し、ヘッド接続用FFC62の折返し部分を保護するケーブル保護板部103と、を有している。なお、第2支持フレーム67は、ヘッド接続用FFC62の電磁波シールド部材として、板金製となっている。
ケーブルガイド板部101は、ヘッド接続用FFC62の非可動部を支持すると共に、非可動部に連なる可動部(折返し部分)の底辺を受ける。具体的には、ヘッド接続用FFC62の非可動部および可動部に面するガイド壁体106と、ヘッド接続用FFC62の非可動部を延在方向3箇所でそれぞれ支持する3個の係止片107と、を一体に有している。各係止片107は、ガイド壁体106をフック状に切り起こして形成されており、ガイド壁体106と供して挟み込むようにヘッド接続用FFC62を支持・固定して、ヘッド接続用FFC62をガイド壁体106に沿わせて配線させる。
図9は、チューブガイド82を示した図である。図9に示すように、チューブガイド82は、本体側インクチューブ72の固定側を支持するチューブ支持部(チューブ支持部材)110と、折返しチューブ部72aの変形軌跡の側面に面してチューブ支持部110から立設すると共に、当該折返しチューブ部72aと上記3個の係止片107とを隔てるように配設された隔板部112と、を備えている。また、チューブ支持部110は、本体側インクチューブ72の折返しチューブ部72aの底辺を受ける受け板部111と、受け板部111に連なると共に本体側インクチューブ72の非可動部を固定するガイド固定部(チューブ経路部材)113と、を備えている。なお、受け板部111、隔板部112およびガイド固定部113は、一体に形成されている。
受け板部111は、折返しチューブ部72aの底辺を下方から受ける板材で構成されており、所定の空間を介してローラーアッセンブリー39の上方に配設されている。すなわち、受け板部111によって、追従変形した本体側インクチューブ72がローラーアッセンブリー39に接触するのを防止する。
隔板部112は、隔板本体171と、隔板本体171に開口した2つの開口部172と、を有している。2つの開口部172は、それぞれ上記3個の係止片107のうちの左側の2個の係止片107に対応して形成されており、各係止片107を非突出状態で受容する(図7および図10参照)。すなわち、隔板部112は、開口部172が、各係止片107を包含するように開口し、隔板本体171が、その表面から各係止片107が突出しないような厚さに形成されている。そのため、図10のように、隔板部112と各係止片107とが、側方から見て隔板本体171の厚み方向にオーバーラップしていたとしても、各係止片107が各開口部172に入り込んで、相互に干渉することがない。
図9に示すように、ガイド固定部113には、横並びの6本の本体側インクチューブ72が底面に添わせて配管されている。加えて、ガイド固定部113は、6本の本体側インクチューブ72を幅方向で規制しつつ、不動に固定する第1チューブ固定部121と、第1チューブ固定部121の上流側に配設され、6本の本体側インクチューブ72を不動に固定する第2チューブ固定部122と、第1チューブ固定部121と第2チューブ固定部122との間に配設され、6本の本体側インクチューブ72を個々に並び方向に湾曲させるための湾曲空間Sを有した誤差受容部123と、を有している。
第1チューブ固定部121は、6本の本体側インクチューブ72が配管される第1固定ベース131と、6本の本体側インクチューブ72を第1固定ベース131に押圧固定する第1固定部材132と、を有している。第1固定ベース131には、第1固定部材132の幅方向両端をねじ止めするための第1取付部133と、6本の本体側インクチューブ72を並び方向に整列(位置規制)させる複数のガイド突起134とが形成されている。すなわち、6本の本体側インクチューブ72を幅方向に位置規制状態で配管した後、第1取付部133に第1固定部材132をねじ止めすることで、6本の本体側インクチューブ72を不動に固定する。複数のガイド突起134は、6本の本体側インクチューブ72の両端と、各本体側インクチューブ72間と、にそれぞれ突設している。そして、6本の本体側インクチューブ72を2本1組として配管するために、同じ組に属し隣接する本体側インクチューブ72の間のガイド突起134は、小形に(具体的には、本体側インクチューブ72の半径より小さく)形成されている。
第2チューブ固定部122は、6本の本体側インクチューブ72が配管される第2固定ベース141と、6本の本体側インクチューブ72を第2固定ベース141に押圧固定する第2固定部材142と、を有している。第2固定ベース141には、第2固定部材142の幅方向両端をねじ止めするための第2取付部143が形成されており、6本の本体側インクチューブ72を配管した状態で、第2固定部材142をねじ止めすることで、6本の本体側インクチューブ72を不動に固定する。
誤差受容部123は、6本の本体側インクチューブ72を配管する底板部151と、6本の本体側インクチューブ72を並び方向に湾曲可能な湾曲空間Sを存して、当該並び方向に離間した一対のガイド壁部152と、6本の本体側インクチューブ72を押圧固定する中間固定部材153と、中間固定部材153を取り付けるための中間取付部154と、チューブガイド82を第2支持フレーム67に取り付けるねじ止め部155と、を有している。この湾曲空間Sによって、本体側インクチューブ72の長さ誤差を受容することができる。すなわち、6本の本体側インクチューブ72において製造誤差や引き回しによる長さの差が発生した際、この差分だけ本体側インクチューブ72を幅方向に湾曲させて配管することによって、本体側インクチューブ72間の誤差成分を非可動部で受容し、可動部の暴れを防止する。
図11は、ねじ止め部155廻りを示した断面図である。図9および図11に示すように、ねじ止め部155は、頭部161aを底板部151の底面から突出させた状態で、チューブガイド82を第2支持フレーム67(固定対象物)に締結する固定ねじ(締結部材)161と、固定ねじ161に対応する貫通孔162(ばか穴)と、固定ねじ161の頭部161aに対し、6本の本体側インクチューブ72の延在方向に前後して形成された一対の傾斜突起163(突起部)と、を有している。また、固定ねじ161、貫通孔162および一対の傾斜突起163は、底板部151の幅中心線上に配設されており、固定ねじの頭部161aの幅中心と、一対の傾斜突起163の幅中心とが一致するように位置している。
一対の傾斜突起163は、固定ねじ161の頭部161aを挟んで、6本の本体側インクチューブ72の延在方向において対峙し、頭部161aに向かって先上がりに形成されている。また、各傾斜突起163は、頭部161aの高さを越える高さを有していると共に、頭部161aの直径寸法を越える幅を有している。よって、配管された6本の本体側インクチューブ72が、頭部161aに接触することなく一対の傾斜突起163間を架け渡される。また、一対の傾斜突起163は、底板部151から凸成形したものであり、底板部151と一体に形成されている。
以上のような構成によれば、ねじ止め部155において、一対の傾斜突起163を設けることで、チューブガイド82を第2支持フレーム67に締結しつつ、配管した6本の本体側インクチューブ72が頭部161aに接触するのを避けることができる。そのため、チューブガイド82は、6本の本体側インクチューブ72に対応する大きさで済み、小型化することができる。また、一対の傾斜突起163により、固定ねじ161の接触による本体側インクチューブ72の損傷を防止することができる。
また、一対の傾斜突起163によって、固定ねじ161の頭部161a上方で架け渡すように配管することになるため、頭部161aへの接触を確実に防止することができる。また、一対の傾斜突起163が、頭部161aに向かって先上がりに傾斜しているため、傾斜突起163自体が損傷要因になることがない。
さらに、各傾斜突起163が、頭部161aの直径寸法を越える幅を有していることで、簡単な形状で、本体側インクチューブ72が幅方向から頭部161aに接触するのを避けることできるため、頭部161aへの接触をより確実に防止することができる。
なお、本実施形態においては、本体側インクチューブ72の頭部161aへの接触を阻止する突起部として、一対の傾斜突起163を設けたが、これに限るものではなく、例えば、頭部161aの前後に立設した一対のリブ201であっても良いし(図12参照)、頭部161aを囲繞する環状突起であっても良い。かかる場合、これら一対のリブ201および環状突起は、頭部161aの高さを越える高さを有しているものとする。
また、本実施形態においては、固定ねじ161によって固定対象物に取り付けるチューブガイド82に本発明を適用したが、頭部161aを有した締結部材によって固定対象物に取り付けるチューブガイド82であれば、これに限るものではない。例えば、リベットや釘によって固定対象物に取り付けるチューブガイド82に本発明を適用しても良い。
さらに、本実施形態においては、複数本の本体側インクチューブ72を配管するチューブガイド82に本発明を適用したが、単一の本体側インクチューブ72を配管するチューブガイド82に本発明を適用しても良い。
なお、本実施形態においては、インクタンク11を装置本体2外に配設し、タンクユニット3と装置本体2とで分割した構成であったが、インクタンク11を装置本体2内に配設し、一体型のインクジェット記録装置1としても良い。
1:インクジェット記録装置、 42:キャリッジユニット、 51:キャリッジ、 52:インクジェットヘッド、 67:第2支持フレーム、 72:本体側インクチューブ、 82:チューブガイド、 110:チューブ支持部、 113:ガイド固定部、 161:固定ねじ、 161a:頭部、 163:傾斜突起、 201:リブ

Claims (5)

  1. チューブを重力方向下側の底面に添わせて配管されるチューブ経路部材と、
    頭部を前記底面から突出させた状態で、前記チューブ経路部材を固定対象物に締結する締結部材と、
    前記底面に添わせて配管されるチューブが、前記頭部を挟んで前記チューブ経路部材の延在方向上流側及び下流側に設けられた突起部により、前記頭部の上方に配管されることを特徴とするチューブガイド。
  2. 前記突起部は、前記頭部を挟んで前記チューブの延在方向において対峙し、前記頭部に向かって先上がりの一対の傾斜突起を有していることを特徴とする請求項1に記載のチューブガイド。
  3. 前記突起部は、前記頭部を囲繞する環状突起であることを特徴とする請求項1に記載のチューブガイド。
  4. 前記各傾斜突起は、前記頭部の直径寸法を越える幅を有していることを特徴とする請求項2に記載のチューブガイド。
  5. インクジェットヘッドをキャリッジに搭載したキャリッジユニットと、
    可動側端部を前記キャリッジユニットに固定されると共に固定側端部をチューブ支持部材に固定され、前記キャリッジユニットの移動に伴って追従変形するインク供給用のチューブと、を備え、
    前記チューブ支持部材が、請求項1ないし4のいずれかに記載のチューブガイドで構成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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