JP2015186896A - 記録装置 - Google Patents

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秀峰 河田
Hidetaka Kawada
秀峰 河田
健一 代田
Kenichi Shirota
健一 代田
竹田 和久
Kazuhisa Takeda
和久 竹田
伊藤 達也
Tatsuya Ito
達也 伊藤
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Abstract

【課題】小型化と低コスト化に配慮されながらも耐衝撃性に優れた記録装置を提供する。【解決手段】プリンターは、用紙に対し記録を行う記録ヘッドと、記録ヘッドを備える構造体である装置本体を覆う筐体40と、を備えている。装置本体は、筐体40の右側壁40aと、右側壁40aと対峙する左側壁40bとの間で延びる部分(メインフレーム部8A)を有するフレーム8に複数の構成要素が組み付けられて成る。そして、装置本体と右側壁40aとの間の最小間隔、および装置本体と左側壁40bとの間の最小間隔、の少なくともいずれかが、フレーム8によって形成される。【選択図】図11

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
記録装置の一例としてのプリンターには、特許文献1に示される様にユーザーが持ち運ぶことを想定したモバイルタイプのものがある。この様なモバイルタイプのプリンターには、より一層の小型化が要求される。また、それと同時に、落下の際の耐衝撃性も求められる。
特許文献1記載のプリンターは、シャーシ組立体とトップカバーとの間にゴム部材を設け、プリンターが落下等により強い衝撃を受けた場合に、トップカバーよりシャーシ組立体に加わる衝撃をゴム部材で吸収する様に構成されている。
特開2011−251514号公報
しかしながら特許文献1記載のプリンターは、シャーシ組立体とトップカバーとの間にゴム部材を設ける必要があることから、その分の寸法を確保する必要があり、小型化の障壁になるとともに部品点数及び組み立て工数の増加によるコストアップが生じてしまう。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、小型化と低コスト化に配慮されながらも耐衝撃性に優れた記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に対し記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドを備える構造体を覆う筐体と、を備え、前記構造体は、前記筐体の第1の側壁と当該第1の側壁と対峙する第2の側壁との間で延びる部分を有するフレームを備えて成り、前記構造体と前記第1の側壁との間の最小間隔および前記構造体と前記第2の側壁との間の最小間隔の少なくともいずれかが、前記フレームによって形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記構造体と前記第1の側壁との間の最小間隔および前記構造体と前記第2の側壁との間の最小間隔の少なくともいずれかが、前記フレームによって形成される。ここでフレームは前記第1の側壁と前記第2の側壁との間で延びる部分(以下「延設部分」と言う)を有するので、前記延設部分は、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間を結ぶ方向の衝撃に対して耐性を有している。そして前記筐体の前記第1の側壁に衝撃が加わると、当該第1の側壁は前記延設部分に当接し、当該延設部分によって確実に受け止められる。或いは、前記筐体の前記第2の側壁に衝撃が加わると、当該第2の側壁は前記延設部分に当接し、当該延設部分によって確実に受け止められる。以上により、小型化と低コスト化に配慮されながらも耐衝撃性に優れた記録装置を提供することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記構造体と前記第1の側壁との間の最小間隔および前記構造体と前記第2の側壁との間の最小間隔の双方が、前記フレームによって形成され、前記第1の側壁において前記フレームと対向する部分は、平坦面であり、前記第2の側壁において前記フレームと対向する部分は、前記構造体の前記筐体に対する収容方向に沿って延設されたリブであることを特徴とする。
上述の通り耐衝撃性を考慮した場合、前記構造体と前記筐体との間の間隔は小さい方が好ましい。しかし、前記構造体を前記筐体に収容する構成を採る場合、前記間隔が小さいと、収容作業が行い難くなる。
そこで本態様では、前記第1の側壁において前記フレームと対向する部分を平坦面とし、前記第2の側壁において前記フレームと対向する部分を、前記構造体の前記筐体に対する収容方向に沿って延設されたリブとした。
そして前記構造体を前記筐体に収容する際、先ず前記構造体を(傾けた状態で)前記第1の側壁(前記平坦面)に寄せる。このとき、前記構造体において前記第1の側壁と対向する側は、前記平坦面によって引っ掛かりなく収容できる。そして反対側、即ち前記構造体において前記第2の側壁と対向する側は、収容の際の引っ掛かりを前記リブのみに注意すればよく、作業性容易に収容することができる。しかも、収容後には前記リブによって前記フレームとの間の隙間が小さくなり、前記第2の側壁が衝撃を受け撓んだ際に、その撓みが容易に前記フレームによって受け止められ、その結果耐衝撃性が良好となる。以上により、良好な耐衝撃性を確保しながらも、前記構造体を前記筐体に作業性良好に収容できる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第3の態様において、前記フレームは、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間で延びる部分である第1フレーム部と、当該第1フレーム部に交差し、前記第1の側壁に沿って延びる第2フレーム部と、が一体的に形成されて成ることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記構造体は、前記第2の側壁に沿って延びる第3フレームと、前記第1の側壁と前記第2の側壁とを結ぶ方向に延びるとともに、前記第1フレーム部に対し、前記第1の側壁及び前記第2の側壁に沿う方向に所定の距離を置いて設けられる第4フレームと、を備え、前記第3フレームが前記第1フレーム部に結合され、前記第4フレームが前記第2フレーム部と前記第3フレームに結合され、前記第1フレーム部、前記第2フレーム部、前記第3フレーム、前記第4フレーム、のこれらによって前記記録ヘッドの配置領域を囲うフレーム結合体が形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1フレーム部、前記第2フレーム部、前記第3フレーム、前記第4フレーム、のこれらによって前記記録ヘッドの配置領域を囲うフレーム結合体が形成されるので、落下の際の衝撃に対する耐性をより一層向上させることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記フレームに形成された、前記筐体に向かって突出する突出部が、前記最小間隔を形成し、前記構造体において信号を伝送するケーブルが、前記筐体と対向する位置において前記突出部から非突出状態に配置されることを特徴とする。
本態様によれば、前記構造体において信号を伝送するケーブルが、前記筐体と対向する位置において前記突出部から非突出状態に配置されるので、前記記録装置が落下した際に前記ケーブルが前記筐体と前記フレームとの間に挟まれることを防止できる。
本発明の第6の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記フレームに形成された、前記筐体に向かって突出する突出部が、前記最小間隔を形成し、前記記録ヘッドは、前記第1の側壁と前記第2の側壁とを結ぶ方向に沿って往復動可能なキャリッジに設けられ、前記キャリッジが往復動領域の一方側端部に位置する際、前記キャリッジにおける前記一方側端部側の側面が、前記突出部に差し掛かると共に前記突出部から非突出状態となることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジが往復動領域の一方側端部に位置する際、前記キャリッジにおける前記一方側端部側の側面が、前記突出部に差し掛かると共に前記突出部から非突出状態となるので、前記キャリッジの移動に必要な領域内に前記突出部が差し掛かる形態となることで、装置の横幅寸法を抑えることができる。
本発明の第7の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記構造体は、前記キャリッジの移動方向において一方側端部に、媒体を搬送する搬送手段へ駆動源の動力を伝達する動力伝達手段を備え、前記キャリッジが前記一方側端部に位置する際、当該キャリッジの下側に前記動力伝達手段の少なくとも一部が位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジが前記一方側端部に位置する際、当該キャリッジの下側に前記動力伝達手段の少なくとも一部が位置する形態となるので、前記キャリッジの移動に必要な領域内に前記動力伝達手段が入り込む様な形態となり、これにより装置の横幅寸法を抑えることができる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンターの側断面図。 フレーム結合体の斜視図。 フレーム結合体の分解斜視図。 フレーム結合体の斜視図。 (A)、(B)はフレーム結合体の部分拡大斜視図。 筐体の斜視図。 筐体の斜視図。 筐体の平面図。 図11のA部拡大図。 図11のB部拡大図。 図11のB部をx−z平面で切断した断面図。 本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1及び図2は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図、図3はプリンター1の装置本体(外観を構成する40筐体を外した状態)2の斜視図、図4はプリンター1の側断面図、図5及び図7はフレーム結合体7の斜視図、図6はフレーム結合体7の分解斜視図、図8(A)及び図8(B)はフレーム結合体7の部分拡大斜視図である。
また、図9及び図10は筐体40の斜視図、図11は筐体40の平面図、図12は図11のA部拡大図、図13は図11のB部拡大図、図14は図11のB部をx−z平面で切断した断面図、図15及び図16は装置本体2の斜視図である。
尚、各図に示すx−y−z直交座標系は、x方向及びy方向が水平方向であり、このうちx方向は用紙搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)であり、また装置左右方向でもあり、またキャリッジ18の移動方向(主走査方向)でもあり、また筐体40の右側壁40a(第1の側壁)と左側壁40b(第2の側壁)とを結ぶ方向でもある。またy方向は用紙搬送方向であり、また装置奥行き方向でもあり、また筐体40の右側壁40a(第1の側壁)と左側壁40b(第2の側壁)に沿う方向でもある。更に、z方向は重力方向であり、装置高さ方向でもある。
以下、図1〜図4を参照しつつプリンター1の構成について概説する。プリンター1は、記録動作と用紙搬送動作とを交互に行うことで記録を完了させる所謂シリアル型のインクジェットプリンターであり、携帯性を考慮して小型に構成されている。図1及び図2において符号40は外観を構成する筐体であり、この筐体40に、後に説明する構造体としての装置本体2が収容されている。
符号28は開閉可能な上部カバーであり、この上部カバー28を開くことで、電源ボタンや各種操作ボタン等を備える操作パネル32、各種表示を行うチルト可能な表示パネル31、用紙給紙口3、のこれらが露呈する。また上部カバー28は、開いた状態において用紙給紙口3にセットされる用紙を傾斜姿勢に支持する。
符号29は開閉可能な排紙口カバーであり、この排紙口カバー29を開くことで、記録の行われた用紙が排出される用紙排出口6が開放される。排紙口カバー29は、開いた状態において排出される用紙を支持するトレイとして機能する。
次に筐体40を外した図である図3において、プリンター1の装置本体2はフレーム部8Aなどの複数のフレームにより構成されたフレーム結合体7(図5)によって基体(骨格)が構成されている。尚このフレーム結合体7については後に詳述する
次に用紙搬送経路を示す図4において、用紙給紙口3にセットされた複数枚の用紙Pは、ホッパー4と、当該ホッパー4の上部に位置する不図示のペーパーサポートとによって傾斜姿勢に支持される。
ホッパー4は不図示の揺動支点を中心に揺動することにより、支持した用紙Pを給送ローラー5に対して進退させる。セットされた用紙Pのうち最上位のものは、ホッパー4が上昇することで給送ローラー5に接し、そして給送ローラー5の回転によって下流側へと給送される。
給送ローラー5の下流には搬送駆動ローラー16と搬送従動ローラー15とを備えた用紙搬送手段が設けられており、これらローラーによって用紙Pはインクジェット記録ヘッド21の下へと搬送される。
インクジェット記録ヘッド21はキャリッジ18に設けられ、当該キャリッジ18は、インクカートリッジ20を搭載するとともに、キャリッジ駆動用モーター17(図3、図7)からの動力を受け、用紙幅方向(x方向)に往復動する。尚、本実施形態ではキャリッジ18はインクカートリッジを搭載する、所謂オンキャリッジタイプであるが、インクカートリッジがキャリッジ18から独立して設けられ、インクカートリッジと記録ヘッド21とがインクチューブで接続された、所謂オフキャリッジタイプであっても良い。
キャリッジ18は、装置前方側に第1被支持部18aを有し、装置後方側に第2被支持部18bを有している。第1被支持部18aはガイドフレーム13によって支持され、第2被支持部18bはガイドフレーム12によって支持される。即ちキャリッジ18は、ガイドフレーム13及びガイドフレーム12によって支持される。また、第1被支持部18aはガイドフレーム13によって支持されるとともに、ガイドフレーム13上を摺動する。
同様に、第2被支持部18bはガイドフレーム12によって支持されるとともに、ガイドフレーム12上を摺動する。更に、ガイドフレーム12はキャリッジ18のy方向位置を規定する。即ちガイドフレーム12はキャリッジ18を主走査方向にガイドする。
続いてインクジェット記録ヘッド21と対向する位置には用紙Pを支持する用紙支持部材22が設けられ、インクジェット記録ヘッド21及び用紙支持部材22の下流側には、記録の行われた用紙Pを排出する排出駆動ローラー25及び排出従動ローラー26が設けられている。尚、符号24は用紙浮きを規制する規制ローラーである。
以上がプリンター1の概略であり、以下、フレーム結合体7について説明する。
フレーム結合体7は、上述の通り装置本体2の基体(骨格)を形成するものであり、複数のフレームによって構成され、具体的には図3及び図5〜図7に示す様にフレーム8、「第3フレーム」としてのサイドフレーム10、「第4フレーム」としてのサブフレーム11、ガイドフレーム12、ガイドフレーム13、のこれらにより構成されている。更にフレーム8は、「第1フレーム部」としてのメインフレーム部8A、「第2フレーム部」としてのサイドフレーム部8B、とが一体的に構成されて成る。
装置本体2が筐体40に収容された状態での前記複数のフレームの形態を説明すると、以下の様になる。即ち、フレーム8は、右側壁40aと左側壁40bとの間で延びる(x方向に延びる)部分であるメインフレーム部8Aと、当該メインフレーム部8Aに交差し、右側壁40aに沿って延びる(y方向に延びる)サイドフレーム部8Bと、が一定的に形成されて成る。サイドフレーム10は、左側壁40bに沿って延びる(y方向に沿って延びる)。サブフレーム11は、右側壁40aと左側壁40bとを結ぶ方向(x方向)に延びるとともに、メインフレーム部8Aに対し、右側壁40aと左側壁40bに沿う方向(y方向)に所定の距離を置いて設けられる。
フレーム8は、断面視において図2に示す様に上下方向に延びるとともに、上部が装置後方側にL字状に折り曲げられた形状を成し、下部が装置前方側にL字状に折り曲げられた形状を成している。このフレーム8には、ホッパー4や給送ローラー5を含む用紙給送手段が取り付けられ、また、キャリッジ18を駆動するモーター17や、搬送従動ローラー15を支持するローラー支持部材14(図2)など、種々の構成部材が組み付けられる。即ち装置本体2は、フレーム8に種々の構成要素が組み付けられて成る。
続いて、サイドフレーム部8Bとサイドフレーム10は、それぞれガイドフレーム12、13の端部と結合し、図3を参照しつつ説明した搬送駆動ローラー16、排出駆動ローラー25、用紙支持部材22、などの用紙搬送経路を構成する各種要素が組み付けられる。また、サイドフレーム10には、搬送駆動ローラー16及び排出駆動ローラー25の駆動源である用紙搬送用モーター34が固定される。
尚、各フレームの接合形態としては、本実施形態では、メインフレーム8とガイドフレーム12がねじ固定によって接合する。またメインフレーム8とサイドフレーム10がねじ固定によって接合する。また、サイドフレーム10とガイドフレーム13がねじ固定によって接合する。また、サイドフレーム部8Bとガイドフレーム13がねじ固定によって接合する。また、ガイドフレーム13とサブフレーム11がねじ固定によって接合する。但し、各フレームの接合方法はねじ固定に限られず、はめ合わせ、接着、溶接、その他の種々の接合方法を採用し得る。
以上のようにして、「第3フレーム」としてのサイドフレーム10が、「第1フレーム部」としてのメインフレーム部8Aに結合され、「第4フレーム」としてのサブフレーム11が、「第2フレーム部」としてのサイドフレーム部8Bとサイドフレーム10に結合される。そして、メインフレーム部8A、サイドフレーム部8B、サイドフレーム10、サブフレーム11、のこれらによって記録ヘッド21(キャリッジ18)の配置領域を囲うフレーム結合体7が形成される。
次に構造体としての装置本体2と、当該装置本体2を収容する筐体40との関係について説明する。図9〜図11に示す様に筐体40は第1の側壁としての右側壁40aと、第2の側壁としての左側壁40bと、を備え、全体が箱状に形成されている。尚、図11は筐体40とメインフレーム部8A及びサイドフレーム部8Bとの位置関係を示す為、メインフレーム8A及びサイドフレーム8Bを描いている。
筐体40の底部には5つのネジ穴40gが適所に形成されており、このネジ穴40gに対し、フレーム結合体7即ち装置本体2がネジ固定される。
右側壁40aの内面40cは図10に示す様に平坦面で形成され、左側壁40bの内面40dは、z方向に延びるリブ40e、40fが、y方向に所定の間隔を空けて形成されている。フレーム結合体7即ち装置本体2が筐体40に収容され、固定された際に、図11及び図12に示す様にメインフレーム部8Aとリブ40eとの間に隙間d1が形成される。また、図11及び図13に示す様にサイドフレーム部8Bと右側壁40a(内面40c)との間に隙間d2が形成される。
より詳しくは、メインフレーム部8Aにおいて左側壁40b(内面40d)と対向する位置には、図6、図7、図8(A)、図12、に示す様に左側壁40b(内面40d)に向かって突出する突出部8cが形成されている。突出部8cは、x方向に延び、y方向に折れ曲がる形状を成している。
そしてこの突出部8cとリブ40eとの間に、隙間d1が形成されている。この隙間d1は、構造体としての装置本体2と左側壁40b(内面40d)との間の最小間隔である。
同様に、サイドフレーム8Bにおいて右側壁40a(内面40c)と対向する位置には、図6、図7、図8(B)、図13、に示す様に右側壁40a(内面40c)に向かって突出する突出部8dが形成されている。突出部8dは、x方向に曲がる形状を成している。
そしてこの突出部8dと右側壁40a(内面40c)との間に、隙間d2が形成されている。この隙間d2は、構造体としての装置本体2と右側壁40a(内面40c)との間の最小間隔である。
以上のように構造体としての装置本体2と筐体40との間の最小間隔は、左右いずれもフレーム8と筐体40とによって形成される。このため、例えば図12に示す様に左側壁40bに落下の衝撃に伴う外力Fが作用すると、左側壁40bの撓みに伴って当該左側壁40bはリブ40eを介して突出部8cに当接し、即ちフレーム8(メインフレーム部8A)によって受け止められる。
同様に、例えば図13に示す様に右側壁40aに落下の衝撃に伴う外力Fが作用すると、右側壁40aの撓みに伴って当該右側壁40aは突出部8dに当接し、即ちフレーム8(サイドフレーム部8B)によって受け止められる。
以上説明した本発明の形態を纏めると以下の通りとなる。即ちプリンター1は、用紙に対し記録を行う記録ヘッド21と、記録ヘッド21を備える構造体である装置本体2を覆う筐体40と、を備えている。装置本体2は、筐体40の右側壁40aと、当該右側壁40aと対峙する左側壁40bとの間で延びる部分(メインフレーム部8A)を有するフレーム8を備えて成る。そして、装置本体2と右側壁40aとの間の最小間隔、および装置本体2と左側壁40bとの間の最小間隔、の少なくともいずれか(上記実施形態では双方)が、フレーム8によって形成される。
メインフレーム部8Aは、右側壁40aと左側壁40bとの間を結ぶ方向(x方向)に延びる形状を成すため、当該方向の衝撃に対して耐性を有している。そして左側壁40bに衝撃が加わると、当該左側壁40bはメインフレーム部8Aに当接し、当該メインフレーム部8Aによって確実に受け止められる。また、右側壁40aに衝撃が加わると、当該右側壁40aはサイドフレーム部8Bに当接する。サイドフレーム部8Bはメインフレーム部8Aと一体に形成されているので、右側壁40aの撓みはサイドフレーム部8B及びメインフレーム部8Aによって確実に受け止められる。以上により、小型化と低コスト化に配慮されながらも耐衝撃性に優れた記録装置を提供することができる。
また、右側壁40aにおいてフレーム8(サイドフレーム部8B)と対向する部分は、平坦面であり、左側壁40bにおいてフレーム8(メインフレーム部8A)と対向する部分は、装置本体2の筐体40に対する収容方向(−z方向)に沿って延設されたリブ40eである。
この構成による作用効果は以下の通りである。即ち、上述の通り耐衝撃性を考慮した場合、装置本体2(フレーム8)と筐体40との間の間隔は小さい方が好ましい。しかし、前記間隔が小さいと、装置本体2の筐体40に対する収容作業が行い難くなる。
そこで本態様では、右側壁40aにおいてフレーム8(サイドフレーム部8B)と対向する部分を平坦面とし、左側壁40bにおいてフレーム8(メインフレーム部8A)と対向する部分を、装置本体2の筐体40に対する収容方向(−z方向)に沿って延設されたリブ40eとした。
そして装置本体2を筐体40に収容する際には、先ず装置本体2を(傾けた状態で)右側壁40aの内面40c、即ち平坦面に寄せる。このとき、装置本体2において内面40cと対向する側は、内面40c(平坦面)によって引っ掛かりなく収容できる。そして反対側、即ち装置本体2において左側壁40bと対向する側は、収容の際の引っ掛かりをリブ40eのみに注意すればよく、作業性容易に収容することができる。しかも、収容後にはリブ40eによってメインフレーム部8Aとの間の隙間が小さくなり、左側壁40bが衝撃を受けた撓んだ際に、その撓みが容易にメインフレーム部8Aによって受け止められ、その結果耐衝撃性が良好となる。以上により、良好な耐衝撃性を確保しながらも、装置本体2を筐体40に作業性良好に収容できる。
また、上記実施形態では、「第3フレーム」としてのサイドフレーム10が、「第1フレーム部」としてのメインフレーム部8Aに結合され、「第4フレーム」としてのサブフレーム11が、「第2フレーム部」としてのサイドフレーム部8Bとサイドフレーム10に結合される。そして、メインフレーム部8A、サイドフレーム部8B、サイドフレーム10、サブフレーム11、のこれらによって記録ヘッド21(キャリッジ18)の配置領域を囲うフレーム結合体7が形成される。従って、落下の際の衝撃に対する耐性をより一層向上させることができる。
尚、図3及び図14において符号39は、装置本体2において信号を伝送するケーブル(フレキシブルフラットケーブル)を示している。図示するように、ケーブル39は、装置本体2において筐体40(右側壁40a)と対向する位置において、突出部8dから非突出状態に配置される。これにより、落下の衝撃で右側壁40aが撓んでも、ケーブル39が右側壁40aとサイドフレーム部8Bとの間に挟まれることを防止できる。
尚、キャリッジ18が往復動領域において右側壁40a側の端部に位置する際(図3の状態)、キャリッジ18における右側面18aが、突出部8dに差し掛かると共に突出部8dから非突出状態となる。図14において位置X1は、このときのキャリッジ18の右側面18aの位置を示している。この様にキャリッジ18の移動に必要な領域内に突出部8dが差し掛かる形態となることで、装置の横幅寸法を抑えることができる。
また、装置本体2は、左側壁40bと対向する位置に、用紙搬送用モーター34(図7)から搬送駆動ローラー16及び排出駆動ローラー25へ動力を伝達する動力伝達手段としてのギア群36を備えている(図15及び図16)。符号35は、用紙搬送用モーター34の回転軸に取り付けられたピニオン歯車であり、符号37は、搬送駆動ローラー16の軸端に取り付けられた搬送駆動ローラー用ギアであり、符号38は、排出駆動ローラー25の軸端に取り付けられた排出駆動ローラー用ギアである。
そしてキャリッジ18が移動領域において一方側端部、即ち左側端部に位置する際、キャリッジ18の下側に、図16に示す様にギア群36の少なくとも一部が位置する状態となる。これにより、キャリッジ18の移動に必要な領域内にギア群36が入り込む様な形態となり、装置の横幅寸法を抑えることができる。
以上説明した実施形態は一例であり、種々の変形が可能である。例えば上記実施形態では、右側壁40aと装置本体2との間の最小間隔、および左側壁40bと装置本体2との間の最小間隔、の双方がフレーム8によって形成されるように構成されているが、いずれか一方の最小間隔をフレーム8によって形成するようにしても良い。例えば、左側壁40bの側において、図7に示すモーター17が、装置本体2と左側壁40bとの間の最小間隔を形成しても良い。また、右側壁40aと装置本体2との間の最小間隔、および左側壁40bと装置本体2との間の最小間隔、の双方が、メインフレーム部8Aによって形成されていても良い。
また、例えば上記実施形態では、携帯性を考慮した小型の記録装置を例に説明したが、据え置き型の記録装置であっても構わない。また、上記実施形態では、液体(インク)を吐出することにより記録を行うインクジェットプリンターを例に説明したが、その他の記録方式、例えば熱転写式の記録装置に適用することもできる。
1 インクジェットプリンター、2 装置本体、3 用紙給紙口、4 ホッパー、5 給送ローラー、6 用紙排出口、7 フレーム結合体、8 フレーム、8A メインフレーム部(第1フレーム部)、8B サイドフレーム部(第2フレーム部)、8c 突出部、8d 突出部、10 サイドフレーム(第3フレーム)、11 サブフレーム(第4フレーム)、12 ガイドフレーム(第2のフレーム)、13 ガイドフレーム(第2のフレーム)、
14 ローラー支持部材、15 搬送従動ローラー、16 搬送駆動ローラー、17 モーター、18 キャリッジ、18a 第1被支持部、18b 第2被支持部、20 インクカートリッジ、21 記録ヘッド、22 用紙支持部材、24 ガイドローラー、25 排出駆動ローラー、26 排出従動ローラー、28 上部カバー、29 排出口カバー、31 表示パネル、32 操作パネル、33 キャリッジ駆動用モーター、34 用紙搬送用モーター、35 ピニオン歯車、36 ギア群、37 搬送駆動ローラー用ギア、38 排出駆動ローラー用ギア、39 ケーブル、40 筐体、40a 右側壁(第1の側壁)、40b 左側壁(第2の側壁)、40c 右内壁面、40d 左内壁面、40e リブ、40f リブ、40g ネジ穴、P 記録用紙

Claims (7)

  1. 媒体に対し記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを備える構造体を覆う筐体と、を備え、
    前記構造体は、前記筐体の第1の側壁と当該第1の側壁と対峙する第2の側壁との間で延びる部分を有するフレームを備えて成り、
    前記構造体と前記第1の側壁との間の最小間隔および前記構造体と前記第2の側壁との間の最小間隔の少なくともいずれかが、前記フレームによって形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記構造体と前記第1の側壁との間の最小間隔および前記構造体と前記第2の側壁との間の最小間隔の双方が、前記フレームによって形成され、
    前記第1の側壁において前記フレームと対向する部分は、平坦面であり、
    前記第2の側壁において前記フレームと対向する部分は、前記構造体の前記筐体に対する収容方向に沿って延設されたリブである、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記フレームは、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間で延びる部分である第1フレーム部と、当該第1フレーム部に交差し、前記第1の側壁に沿って延びる第2フレーム部と、が一体的に形成されて成る、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、前記構造体は、前記第2の側壁に沿って延びる第3フレームと、
    前記第1の側壁と前記第2の側壁とを結ぶ方向に延びるとともに、前記第1フレーム部に対し、前記第1の側壁及び前記第2の側壁に沿う方向に所定の距離を置いて設けられる第4フレームと、を備え、
    前記第3フレームが前記第1フレーム部に結合され、
    前記第4フレームが前記第2フレーム部と前記第3フレームに結合され、
    前記第1フレーム部、前記第2フレーム部、前記第3フレーム、前記第4フレーム、のこれらによって前記記録ヘッドの配置領域を囲うフレーム結合体が形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記フレームに形成された、前記筐体に向かって突出する突出部が、前記最小間隔を形成し、
    前記構造体において信号を伝送するケーブルが、前記筐体と対向する位置において前記突出部から非突出状態に配置される、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記フレームに形成された、前記筐体に向かって突出する突出部が、前記最小間隔を形成し、
    前記記録ヘッドは、前記第1の側壁と前記第2の側壁とを結ぶ方向に沿って往復動可能なキャリッジに設けられ、
    前記キャリッジが往復動領域の一方側端部に位置する際、前記キャリッジにおける前記一方側端部側の側面が、前記突出部に差し掛かると共に前記突出部から非突出状態となる、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記構造体は、前記キャリッジの移動方向において一方側端部に、媒体を搬送する搬送手段へ駆動源の動力を伝達する動力伝達手段を備え、
    前記キャリッジが前記一方側端部に位置する際、当該キャリッジの下側に前記動力伝達手段の少なくとも一部が位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
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