JP2006007730A - 記録装置および液体噴射装置 - Google Patents

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壮一郎 城井
Masaki Shimomura
正樹 下村
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真一朗 吉川
Masashi Furuyama
将史 古山
Akira Sugino
章 杉野
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Abstract

【課題】 回路基板を効率的に配置することで、より小型化することができる記録装置、特に、横幅寸法(記録ヘッドの主走査方向寸法)を小さくすることができるとともに、各種制御対象と接続する為のケーブルの長さを短く引き回すことができる記録装置を提供する。
【解決手段】 記録装置1は、主走査方向に延びるメインフレーム59と、メインフレーム59と直交するサイドフレーム左61及び右63とによってその基体が構成される。サイドフレーム左61は、被記録媒体を搬送する搬送駆動ローラの軸端29aを軸支し、そのフレーム面外側には、伝達歯車83、85を含む歯車輪列が設けられる。装置の各種制御を行う電子部品が実装されたメイン基板65は、サイドフレーム左6の外側フレーム面において前記歯車輪列の周囲に形成されたスペースに、外側フレーム面と平行に配設されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッド、被記録媒体を搬送する搬送駆動ローラ、前記搬送駆動ローラの駆動源となる搬送用モータ、前記搬送用モータから前記搬送駆動ローラへ動力を伝達する歯車輪列、前記搬送駆動ローラの回動軸を支持するとともに前記歯車輪列を備えるサイドフレーム、を備えた記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
Fax、プリンタ等に代表される記録装置或いは液体噴射装置は、装置の各種制御を行う、電子部品が実装された回路基板を有している。この回路基板は従来、特許文献1及び特許文献2に示す様に装置底部に配置され、或いは、特許文献3に示す様に装置中央部に配置されていた。
特開2004−142192号公報 特開2002−96533号公報 特開2004−63889号公報
上記特許文献1に記載の記録装置は、簡易に基板の取り付けや取り外しを行うことができることを目的とするものであり、上記特許文献2記載の記録装置は、シールドプレートに覆われた電子部品の冷却効率の向上を及び騒音抑制を目的とするものであり、更に上記特許文献3記載の回路基板の組付構造は、回路基板組付けの手間を軽減することを目的とするものであって、回路基板を効率的に配置することで、装置のサイズ、特に、記録装置の横幅寸法(記録ヘッドの主走査方向寸法)を小さくすることについては、考慮されていなかった。
また、回路基板は、各種制御対象(例えば、モータ)や各種検出部、操作釦等と接続されるが、その接続ケーブル(コード)の引き回し距離が長いと、信号の減衰やノイズの混入を招き易く、適切な制御を実行できない場合が生じることもある。この様な課題についても、上記特許文献1〜3においては、その記載も示唆もない。
そこで本発明は、回路基板を効率的に配置することで、より小型化することができる記録装置、特に、横幅寸法(記録ヘッドの主走査方向寸法)を小さくすることができるとともに、各種制御対象と接続する為のケーブルの長さを短く引き回すことができる記録装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側に搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラの駆動源となる搬送用モータと、前記搬送用モータから前記搬送駆動ローラへ動力を伝達する歯車輪列と、前記搬送駆動ローラの回動軸と直交するフレーム面を有し、前記搬送駆動ローラの回動軸を支持するとともに前記歯車輪列を備えるサイドフレームと、を備えた記録装置であって、前記記録装置の各種制御を行う電子部品が実装された回路基板が、前記サイドフレームの外側フレーム面において前記歯車輪列の周囲に形成されたスペースに、前記外側フレーム面と平行に配設されていることを特徴とする。
上記態様によれば、記録装置の各種制御を行う為の回路基板が、搬送駆動ローラを支持するサイドフレームの外側フレーム面(記録装置の外側に位置するフレーム面)において、搬送用モータから搬送駆動ローラへ動力を伝達する歯車輪列の周囲に形成されたスペースに、前記外側フレーム面と平行に設けられていることから、前記歯車輪列の周囲に形成されたスペースを利用することで、装置の横幅寸法を小さくすることができる。即ち、回路基板を効率的に配置することができる。
また、回路基板は、搬送駆動ローラの回動軸と直交するフレーム面を成すサイドフレームに平行に、即ちサイドフレームに沿う様に設けられているので、回路基板は記録装置の前面及び背面並びに上面の周囲に位置することが可能となる。つまり、ユーザが種々の操作を行い易い部位(記録装置の前面及び背面並びに上面)に、操作釦や、各種インタフェースを配置するとともに、これらを直接回路基板に設けることができるので、この様な操作釦や各種インタフェース専用の回路基板を別途設ける必要がなく、更に前記専用の回路基板との間のケーブルの引き回しが不要となるので、省スペース化及び低コスト化を図ることができるとともに、信号の減衰やノイズの混入を防止することができる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、上記第1の態様において、前記搬送駆動ローラの回転を検出する回転検出手段を有し、前記回転検出手段が、外周部に回転検出用パターンを有する円盤状スケールと、前記回転検出用パターンの回転を検出し、前記回転を電気信号に変換する検出部と、を備えて構成され、前記円盤状スケールが、前記歯車輪列を構成する歯車に設けられるとともに、前記検出部が、前記回路基板に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記搬送駆動ローラの回転を検出する回転検出手段が前記回路基板に直接設けられている。つまり、前記回路基板が前記歯車輪列の周囲に設けられたことで、前記歯車輪列を構成する歯車に前記回転検出手段を構成する円盤状スケールを取り付けるとともに、円盤状スケールの回転を検出する検出部を前記回路基板に直接取り付けることができ、前記検出部を取り付ける専用の基板が不要となり、省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、上記第2の態様において、前記回路基板と前記サイドフレームとの間にスペーサ部材を介在させることで、前記円盤状スケールと前記検出部との相対位置を調節可能となる様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記回路基板と前記サイドフレームとの間にスペーサ部材を介在させることで、前記円盤状スケールと前記検出部との相対位置を調節可能となる様に構成されていることから、前記回路基板を固定した後、即ち装置の組立を完了した後においても、前記円盤状スケールと前記検出部との相対位置を容易に調節することができ、組立・調整作業の効率化を図ることができる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記回路基板の上方であって前記記録装置の上面に相当する位置に、前記記録装置の操作を行う操作釦を備えた操作部が配設されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記回路基板の上方であって前記記録装置の上面に相当する位置に、前記記録装置の操作を行う操作釦を備えた操作部が配設されているので、ユーザの操作性を向上させることができるとともに、前記操作部と前記回路基板とを接続するケーブルの長さを短くすることができ、或いは、前記ケーブルが不要となり、これによって信号の減衰やノイズ混入の危険性を低減することができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、上記第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記回路基板において前記記録装置の前面に相当する位置に、記憶媒体を着脱自在に装着可能な記憶媒体装着部が設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記回路基板において前記記録装置の前面に相当する位置に、記憶媒体を着脱自在に装着可能な記憶媒体装着部が設けられているので、前記記憶媒体装着部を設ける専用の基板を別途配置する必要がなく、省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、上記第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記回路基板において前記記録装置の背面に相当する位置に、外部機器との接続を可能とするインタフェース部が設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記回路基板において前記記録装置の背面に相当する位置に、外部機器との接続を可能とするインタフェース部が設けられているので、前記インタフェース部を設ける専用の基板を別途配置する必要がなく、省スペース化及び低コスト化を図ることができるとともに、信号の転送速度の低下を防止することができる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、上記第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記記録装置の上部にスキャナユニットが設けられ、前記スキャナユニットは、前記記録ヘッドの主走査方向に走査する読み取りヘッドを備えるとともに、前記読み取りヘッドのホームポジションが、前記回路基板の側に位置する様に成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、スキャナユニットの読み取りヘッドは、ホームポジションが前記回路基板の側に位置する様に成されていることから、前記回路基板と前記スキャナユニット(前記読み取りヘッド)とを接続するケーブルの長さを短くすることができ、信号の減衰やノイズ混入の危険性を低減することができる。
本発明の第8の態様に係る記録装置は、請求項1から7のいずれか1項において、前記搬送用モータが、前記サイドフレームに隣接する様に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記搬送用モータが、前記サイドフレームに隣接する様に設けられているので、前記回路基板と前記搬送用モータとを接続するケーブルの長さを短くすることができ、信号の減衰やノイズ混入の危険性を低減することができる。
本発明の第9の態様に係る記録装置は、上記第1から第8の態様のいずれかにおいて、前記記録ヘッドを備えたキャリッジを主走査方向に駆動するキャリッジモータが、前記サイドフレームに隣接する様に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記記録ヘッドを備えたキャリッジを主走査方向に駆動するキャリッジモータが、前記サイドフレームに隣接する様に設けられているので、前記回路基板と前記キャリッジモータとを接続するケーブルの長さを短くすることができ、信号の減衰やノイズ混入の危険性を低減することができる。
本発明の第10の態様に係る液体噴射装置は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側に搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラの駆動源となる搬送用モータと、前記搬送用モータから前記搬送駆動ローラへ動力を伝達する歯車輪列と、前記搬送駆動ローラの回動軸と直交するフレーム面を有し、前記搬送駆動ローラの回動軸を支持するとともに前記歯車輪列を外側のフレーム面に備えるサイドフレームと、を備えた液体噴射装置であって、前記液体噴射装置の各種制御を行う電子部品が実装された回路基板が、前記サイドフレームの外側フレーム面において前記歯車輪列の周囲に形成されたスペースに、前記外側フレーム面と平行に配設されていることを特徴とする。
以下、本願発明の実施の形態を図1乃至図7に基づいて説明する。図1は本発明に係る記録装置1の外観斜視図、図2はスキャナユニット5を取り外した状態を示す斜視図、図3は記録装置1の要部側断面図、図4及び図5は記録装置1の外装ハウジングを取り外した状態を示す斜視図、図6及び図7はメイン基板65、検出部75、円盤状スケール77の斜視図である。
図1に示す如く記録装置1は、プリンタ機能に加えてスキャナ機能を備えるタイプであり、装置本体3と、装置本体3の上面側に位置するスキャナユニット5と、スキャナユニット5の後方側に設けられる給送部7とを備えて成る。
装置本体3は、図3に関して後述するように、主としてインクジェット式プリンタの機能を備えている。図1中、符号9で示す部材は、被記録媒体の排出受け部を示し、この排出受け部9は、プリンタ機能の使用時に手前側にほぼ90°回動した状態で記録後の被記録媒体を受けるようにして使用する。装置本体3の上面左側には、「操作部」に相当する操作パネル11が設けられており、スキャナユニット5を使用したスキャニング機能、装置本体3での記録機能及びスキャニングした画像を記録する機能などがこの操作パネル11で操作可能となっている。
スキャナユニット5は、後方側に設けられた図示しない回動軸を中心に上方へ回動することにより開閉可能な蓋体15を備え、蓋体15の下側にはスキャニングを行う際に対象となる印刷物等を載置するガラス載置面(図示せず)が形成されている。更にガラス載置面の下側には読み取りヘッド69(図4参照)が設けられている。スキャナユニット5は、それ自体が全体として回動軸17を中心に上方へ回動することで装置本体3の上部が開放し、キャリッジ等の記録部における部材のメンテナンス等ができるようになっている。
図1に示す如く、給送部7は、不使用時には蓋体19によって閉鎖されており、蓋体19を後方側へ回動させることにより、図2に示す様に給送部7が開放状態となり、また一定角度位置で固定することで媒体サポートとして機能するようになる(図示は省略)。
記録装置1の前面左側には、図示を省略する記憶媒体(カード型の半導体メモリ)を着脱自在に装着可能な「記憶媒体装着部」としてのカードスロット13a、13b、13cが設けられていて、記録装置1は前記記憶媒体から画像データを読み出し、そして記録実行用のデータを生成し、記録実行可能に構成されている。
次に、媒体サポートとしても機能する蓋体19の下方には、図2に示すように被記録媒体Pの側端をガイドする固定エッジガイド25と、同様に被記録媒体Pの側端をガイドするとともに被記録媒体Pの幅寸法に合わせて可動な可動エッジガイド21とが設けられている。蓋体19が開放状態にある時、給送部7には給送口27が形成され、給送口27にストックされた被記録媒体Pが図示しない送り機構により一枚ずつ給送口27から記録部へ送り出されるようになっている。
図3には、被記録媒体Pが左側(上流側)から右側(下流側)へ給送される経路の周辺部材が示されている。給送部7から送り出された被記録媒体Pは、回動駆動される下側の搬送駆動ローラ29と、自由回転可能な上側の搬送従動ローラ31とを備えて構成される搬送ローラ33に至り、駆動系(後述)により記録工程における精密な送り動作を受けながら、搬送ローラ33の被記録媒体搬送方向下流側に位置する記録ヘッド35側へ搬送される。
記録ヘッド35は、キャリッジ37に支持されており、キャリッジ37は被記録媒体Pの搬送方向に直交する主走査方向(図3の紙面表裏方向)へ往復動できるようになっているとともに、複数色の各色毎に独立したインクカートリッジ34(図2、図4参照)を備え、インクカートリッジ34から記録ヘッド35へインクが供給される様になっている。記録ヘッド35と対向する位置にはプラテンユニット40が設けられており、該プラテンユニット40において記録ヘッド35と対向する側には、リブ39a、39b、39cが形成されている。リブ39a、39b、39cは、記録ヘッド35によって被記録媒体Pに記録を行う際に、被記録媒体Pを下側から支持する作用を担う。即ち、被記録媒体Pと記録ヘッド35とのギャップ(以下「媒体ギャップPG」と言う)を規定する。
媒体ギャップPGは、被記録媒体Pの厚さに応じて適宜調節できる。媒体ギャップPGが適正に調整されている状態で、被記録媒体Pは、リブ39a、39b、39c上を滑らかに通過しながら、高品質の記録が行なわれるようになっており、記録ヘッド35で記録された被記録媒体Pは、排出ローラ41によって順次排出される。排出ローラ41は、回転駆動される下側の排出駆動ローラ43と、排出従動ローラ支持フレーム(以下「排出フレーム」と言う)44においてホルダ45aを介して自由回転可能に支持される、上側の排出従動ローラ(ギザローラ)45とを備えて構成されており、被記録媒体Pはこれらローラの回転駆動により引き出されて排出される機構となっている。また排出フレーム44の先端側(搬送方向上流側)であって、記録ヘッド35と排出ローラ41との間には、被記録媒体Pの後端の浮き上がりを規制する媒体押さえローラ47が、ホルダ47aを介して設けられている。尚、本実施形態においては、排出フレーム44は金属板材によって形成されている。
図3中、符号49で示す部材は、第1案内部材であり、符号51で示す部材は、第2案内部材である。プラテンユニット40は、この第1案内部材49と第2案内部材51とが連結することによって成されており、即ち換言すれば、プラテンユニット40は、上流側の第1案内部材49と、下流側の第2案内部材51とに分割されて成り、更に第1案内部材49は上流側の揺動軸49aを、第2案内部材51は排出駆動ローラ軸43aを中心に、被記録媒体Pの搬送経路を側視して揺動可能に設けられていて、これによってリブ39a、39b、39cが記録ヘッド35に対して近接離間可能となり、即ち媒体ギャップPGを調節可能となっている。
続いて、図4乃至図6を参照しながら、記録装置1の各種制御を行う電子部品が実装されたメイン基板(回路基板)65の配設位置について詳説する。
図2に示すように、記録装置1は、主走査方向に延びるとともに垂直面と平行に配置されるメインフレーム59と、メインフレーム59の両側においてメインフレーム59と直交する様に、且つメインフレーム59と一体的に設けられるサイドフレーム左61及びサイドフレーム右63と、によってその基体が構成される。
サイドフレーム左61とサイドフレーム右63とにはキャリッジガイド軸38が掛架され、当該キャリッジガイド軸38によって、キャリッジ37が主走査方向に案内される。サイドフレーム右63近傍においてキャリッジ37の往復動領域の下部にはキャップユニット55が設けられ、当該キャップユニット55により、記録ヘッド35(図3)が封止されてノズル開口の目詰まりが防止される。そして更に図示しないポンプユニットからの負圧の供給を受けてノズル開口からのインク吸引が行われ、インク目詰まりの回復動作が行われる。
次に、搬送駆動ローラ29(図3)は主走査方向に長い軸体によって成されるとともに、その一方の軸端29aが、搬送駆動ローラ29の回動軸(本実施形態では、即ち搬送駆動ローラ29)と直交するフレーム面を成すサイドフレーム左61に支持され、他方の軸端は、サイドフレーム左61とサイドフレーム右63との間に設けられた補助フレーム(図示せず)に支持される。
搬送駆動ローラ29の駆動源となる搬送用モータ79は、図6に詳細に示す様にサイドフレーム左61に隣接する様に設けられるとともに、その回動軸にピニオン歯車81が取り付けられている。ピニオン歯車81には伝達歯車83が噛合し、伝達歯車83には図4及び図5に示す様に搬送駆動ローラ29の軸端29aに取り付けられた伝達歯車85が噛合し、これにより、搬送駆動ローラ29が搬送用モータ79から動力を得る。尚、ピニオン歯車81及び伝達歯車83、85は、搬送用モータ79から搬送駆動ローラ29へ動力を伝達する歯車輪列を構成し、当該歯車輪列は、サイドフレーム左61の外側フレーム面に設けられる。
また、図4及び図5に示す様にキャリッジ37の駆動源となるキャリッジモータ89が、サイドフレーム左61に隣接する様に設けられている。キャリッジ37は、キャリッジモータ89に設けられた駆動プーリ(図示せず)と、自由回転可能に設けられた従動プーリとに巻回された無端ベルト48(図2、図4参照)の一部に固定され、キャリッジモータ89の動力によって主走査方向に往復動作する。
次に、図4において符号69はスキャナユニット5が備える読み取りヘッドを示しており、符号71はメイン基板65と読み取りヘッド69とを接続するフレキシブル・フラット・ケーブル(以下「FFC」と略称する)を示している。即ち図4は、スキャナユニット5の構成要素である読み取りヘッド69及びFFC71と、記録装置1における他の構成要素との位置関係を示す図である。読み取りヘッド69は、サイドフレーム左61の側をホームポジションとし(図4の状態)、キャリッジ37と同様に記録ヘッド35の主走査方向に往復動する様に設けられている。FFC71は、読み取りヘッド69のホームポジション側に位置するメイン基板65からサイドフレーム右63の側へと延び、そして略U字形の形状を成す様に折り返して、読み取りヘッド69に接続され、読み取りヘッド69の往復動作に追従して変形する様になっている。
メイン基板65は、図4及び図5に示す様にサイドフレーム左61の外側フレーム面(図4の左側面)において、伝達歯車83、85を含む前記歯車輪列の周囲(本実施形態では、上方)に形成されたスペースに、サイドフレーム左61の外側フレーム面と平行に配設されている。換言すれば、伝達歯車83、85を含む前記歯車輪列は、サイドフレーム左61の外側フレーム面から突出する様に設けられていて、その周囲にスペースが形成された状態となっているが、メイン基板65はこの様に歯車輪列がサイドフレーム左61の外側フレーム面から突出したことによって形成されたスペースに配設されている。尚、図2、図6、図7において符号67は、メイン基板65のシールドカバーを示している。
図4に示す様にメイン基板65において記録装置1の前面に相当する位置には、図1を参照しながら説明した前記カードスロット13a、13b、13cが設けられていて、記録装置1の背面に相当する位置には、外部機器(例えば、ホストコンピュータ)との接続を可能とするインタフェース部としてのUSBスロット87が設けられている。更に、メイン基板65の上方であって記録装置1の上面に相当する位置には、図1を参照しつつ説明した上記操作パネル11を構成する、パネル基板11aが配置され、メイン基板65と直接接続されている。
一方、サイドフレーム左61の外側フレーム面に配置された伝達歯車85には、円盤状スケール77が取り付けられ、伝達歯車85とともに回転する様に成されている。円盤状スケール77は、メイン基板65に取り付けられた検出部75とともに搬送駆動ローラ29の回転を検出する回転検出手段を構成する。即ち、円盤状スケール77の外周部には、円周方向に透光部と遮光部とが交互に配置されて成された回転検出用パターン(図示せず)が形成され、この回転検出用パターンが、検出部75に設けられた発光部(図示せず)と受光部(図示せず)との間に入り込むように構成されている。従って、円盤状スケール77の回転に伴って、検出部75はオン信号及びオフ信号の繰り返しによって成される矩形波を送出し、これによって記録装置1の制御部(図示せず)は搬送駆動ローラ29の回転量、回転速度等を算出することが可能となっている。
以下、上記の様に構成された記録装置1の作用効果について説明する。先ず、図5に示すようにメイン基板65が、搬送駆動ローラ29を支持するサイドフレーム左61の外側フレーム面(記録装置1の外側に位置するフレーム面)において、搬送用モータ79から搬送駆動ローラ29へ動力を伝達する歯車輪列(ピニオン歯車81、伝達歯車83、85)の周囲(本実施形態では、上方)に形成されたスペースに、前記外側フレーム面と平行に設けられていることから、前記歯車輪列の周囲に形成されたスペースを利用することで、例えばサイドフレーム右63の外側フレーム面にメイン基板65を設けるような場合に比して、記録装置1の横幅寸法を小さくすることができる。即ち、メイン基板65を効率的に配置することができる。
また、メイン基板65は、搬送駆動ローラ29の回動軸線方向と直交するフレーム面を成すサイドフレーム左61に平行に、即ちサイドフレーム左61に沿う様に設けられているので、メイン基板65は記録装置1の前面及び背面並びに上面の周囲に位置することが可能となる。つまり、ユーザが種々の操作を行い易い部位(記録装置1の前面及び背面並びに上面)に、上述した操作パネル11、USBスロット87、カードスロット13a、13b、13c等の各種インタフェースを配置することができ、これらとメイン基板65との間のケーブルの引き回しが不要となることから、信号の減衰やノイズの混入を防止することができる。また、USBスロット87やカードスロット13a、13b、13cについては、これら専用の回路基板を別途設ける必要がなく、装置の省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
また同様に、スキャナユニット5を構成する読み取りヘッド69は、そのホームポジションがメイン基板65の側に位置する様に構成されていることから、メイン基板65と読み取りヘッド69とを接続するFFC71のケーブル長を短くすることができ、信号の減衰やノイズ混入の危険性を低減することができる。
更に同様に、搬送用モータ79とキャリッジモータ89とが、サイドフレーム左61に隣接する様に設けられているので、搬送用モータ79及びキャリッジモータ89と、メイン基板65とを接続するケーブル(図示せず)を短く引き回すことができ、信号の減衰やノイズ混入の危険性を低減することができる。
加えて、搬送駆動ローラ29の回転を検出する検出部75がメイン基板65に直接設けられている。つまり、メイン基板65が前記歯車輪列の周囲に設けられたことで、前記歯車輪列を構成する伝達歯車85に円盤状スケール77を取り付けるとともに、円盤状スケール77の回転を検出する検出部75をメイン基板65に直接取り付けることができ、検出部75を取り付ける専用の基板が不要となり、省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
更に加えて、メイン基板65はサイドフレーム左61に取り付けられているとともに、キャップユニット55(図2参照)がサイドフレーム右63の側、即ち、メイン基板65から離間した位置に配置されている。従ってメイン基板65の発熱による、キャップユニット55におけるインクの固化を防止できる様になっている。
ところで、円盤状スケール77と、検出部75を構成する発光部(図示せず)或いは受光部(図示せず)との間隔が適切な間隔とならない場合、特に、前記間隔がゼロとなって、円盤状スケール77と検出部75とが干渉すると、異音(接触音)の発生や、搬送駆動ローラ29の回転状態を正確に検出できなくなることによる記録品質の低下を招く虞がある。しかし、図6及び図7に示す様に本実施形態においてメイン基板65は、固定ねじ93を用いてサイドフレーム左61にねじ固定される様に成されているとともに、スペーサ部材91をメイン基板65とサイドフレーム左61との間に介在させることで、円盤状スケール77と検出部75との相対位置(より具体的には、円盤状スケール77の回転軸線方向における、検出部75の位置)を調節可能となる様に構成されている。従ってこれにより、前記間隔を容易に調節することができ、特に円盤状スケール77を剛性の高い材料によって形成しても、円盤状スケール77と検出部75との干渉を確実に防止することで、干渉音の発生や記録品質の低下を確実に防止することができる。また、メイン基板65を固定した後、即ち記録装置1の組立を完了した後においても、円盤状スケール77と検出部75との相対位置を事後的に容易に調節することができ、組立・調整作業の効率化を図ることが可能となる。
本発明に係る記録装置の外観斜視図。 スキャナユニットを取り外した本発明に係る記録装置の斜視図。 本発明に係る記録装置の要部側断面図。 外装ハウジングを取り外した本発明に係る記録装置の斜視図。 外装ハウジングを取り外した本発明に係る記録装置の斜視図。 メイン基板、円盤状スケール、検出部の斜視図。 メイン基板、円盤状スケール、検出部の斜視図。
符号の説明
1 スキャナ付き記録装置、3 装置本体、4 キャリッジ、5 スキャナユニット、7 給送部、9 排出受け部、11 操作パネル、11a パネル基板、13a、13b、13c カードスロット、14 スロットカバー、15 蓋体、17 回動軸、19 蓋体、21 可動エッジガイド、25 固定エッジガイド、27 給送口、29 搬送駆動ローラ、29a 搬送駆動ローラの軸端、31 搬送従動ローラ、33 搬送ローラ、34 インクカートリッジ、35 記録ヘッド、37 キャリッジ、38 キャリッジガイド軸、39a、39b、39c リブ、40 プラテンユニット、41 排出ローラ、43 排出駆動ローラ、43a 排出駆動ローラ軸、44 排出従動ローラ支持フレーム、45 排出従動ローラ、47 媒体押さえローラ、48 キャリッジベルト、49 第1案内部材、51 第2案内部材、55 キャップユニット、59 メインフレーム、61 サイドフレーム左、63 サイドフレーム右、65 メイン基板、67 シールドカバー、69 読み取りヘッド、71 フラットケーブル、75 検出部、77 円盤状スケール、79 搬送用モータ、81 ピニオン歯車、83、85 伝達歯車、87 USBスロット、89 キャリッジモータ、91 スペーサ部材、P 被記録媒体

Claims (10)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側に搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラと、
    前記搬送駆動ローラの駆動源となる搬送用モータと、
    前記搬送用モータから前記搬送駆動ローラへ動力を伝達する歯車輪列と、
    前記搬送駆動ローラの回動軸と直交するフレーム面を有し、前記搬送駆動ローラの回動軸を支持するとともに前記歯車輪列を外側のフレーム面に備えるサイドフレームと、を備えた記録装置であって、
    前記記録装置の各種制御を行う電子部品が実装された回路基板が、前記サイドフレームの外側フレーム面において前記歯車輪列の周囲に形成されたスペースに、前記外側フレーム面と平行に配設されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記搬送駆動ローラの回転を検出する回転検出手段を有し、
    前記回転検出手段が、外周部に回転検出用パターンを有する円盤状スケールと、
    前記回転検出用パターンの回転を検出し、前記回転を電気信号に変換する検出部と、を備えて構成され、
    前記円盤状スケールが、前記歯車輪列を構成する歯車に設けられるとともに、前記検出部が、前記回路基板に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2において、前記回路基板と前記サイドフレームとの間にスペーサ部材を介在させることで、前記円盤状スケールと前記検出部との相対位置を調節可能となる様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記回路基板の上方であって前記記録装置の上面に相当する位置に、前記記録装置の操作を行う操作釦を備えた操作部が配設されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項において、前記回路基板において前記記録装置の前面に相当する位置に、記憶媒体を着脱自在に装着可能な記憶媒体装着部が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項において、前記回路基板において前記記録装置の背面に相当する位置に、外部機器との接続を可能とするインタフェース部が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項において、前記記録装置の上部にスキャナユニットが設けられ、
    前記スキャナユニットは、前記記録ヘッドの主走査方向に走査する読み取りヘッドを備えるとともに、前記読み取りヘッドのホームポジションが、前記回路基板の側に位置する様に成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項において、前記搬送用モータが、前記サイドフレームに隣接する様に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項において、前記記録ヘッドを備えたキャリッジを主走査方向に駆動するキャリッジモータが、前記サイドフレームに隣接する様に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側に搬送する、回転駆動される搬送駆動ローラと、
    前記搬送駆動ローラの駆動源となる搬送用モータと、
    前記搬送用モータから前記搬送駆動ローラへ動力を伝達する歯車輪列と、
    前記搬送駆動ローラの回動軸と直交するフレーム面を有し、前記搬送駆動ローラの回動軸を支持するとともに前記歯車輪列を外側のフレーム面に備えるサイドフレームと、を備えた液体噴射装置であって、
    前記液体噴射装置の各種制御を行う電子部品が実装された回路基板が、前記サイドフレームの外側フレーム面において前記歯車輪列の周囲に形成されたスペースに、前記外側フレーム面と平行に配設されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016007799A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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