JP2020124929A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源部を適切に配置することで装置の大型化を抑制する。【解決手段】プリンター10は、媒体を給送する媒体給送手段により送り出された媒体を上側に湾曲させ反転させる反転経路28aと、反転経路28aの下流であって鉛直方向において反転経路28aの頂部より低い位置で媒体に記録を行う記録ヘッド44を備えたキャリッジ38と、記録ヘッド44を含む駆動対象を駆動する際の電力を供給する電源部48と、前記記録部の上側に配置され原稿を読み取るスキャナ部14と、スキャナ部14を駆動させる駆動モーターを収容する突出部22aと、を備える。電源部48は、キャリッジ38と突出部22aとの間に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
特許文献1には、媒体を搬送する搬送部と、媒体に記録する記録部とを含む機構部と、機構部を制御するための電子部品が実装されたメイン基板とを備えた記録装置において、装置本体内における前記機構部を構成する機構部品が配置される機構部品配置エリア内において、装置本体の底部と機構部との隙間にメイン基板を配置した構成が開示されている。これにより、メイン基板が機構部品配置エリア内における装置本体の底部と機構部との隙間に配置されることで、メイン基板が機構部品配置エリア外に配置された構成に比べ、装置の小型化を可能としている。
特開2014−014943号公報
記録装置にはメイン基板のほか、メイン基板およびモーター等の動力源に電力を供給する電源部(レギュレータ)が配置される。電源部は記録装置において大きな配置スペースを必要とする為、装置寸法に大きな影響を与える。
従来の記録装置では、電源プラグを挿抜するインレットが装置背面側、且つ装置側面寄りに設けられている関係上、電源部も同位置に設けられている(特許文献1参照)。
従って従来の記録装置では、電源部の配置に起因して装置の大型化が生じていた。
そこで本発明はこの様な問題に鑑み成されたものであり、その目的は、電源部を適切に配置することで装置の大型化を抑制することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体を給送する媒体給送手段により送り出された媒体を上側に湾曲させ反転させる反転経路と、前記反転経路の下流であって鉛直方向において前記反転経路の頂部より低い位置で媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録部と、前記記録ヘッドを含む駆動対象を駆動する際の電力を供給する電源部と、を備え、前記電源部は、水平方向において前記反転経路と前記記録部との間に位置するとともに、水平方向から見て前記記録部の少なくとも一部、前記電源部の少なくとも一部、前記反転経路の少なくとも一部、のこれらが重なっていることを特徴とする。
本態様によれば、前記電源部は、水平方向において前記反転経路と前記記録部との間に位置するとともに、水平方向から見て前記記録部の少なくとも一部、前記電源部の少なくとも一部、前記反転経路の少なくとも一部、のこれらが重なっているので、前記反転経路と前記記録部の配置によって形成されたスペースを利用して前記電源部を配置する状態となり、前記電源部の配置に伴う装置の大型化を抑制することができ、特に鉛直方向寸法の抑制を図ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記電源部を収容するフレーム材を有し、前記フレーム材の少なくとも一部が、媒体を搬送する搬送経路を形成することを特徴とする。
本態様によれば、前記電源部を収容するフレーム材が、媒体を搬送する搬送経路を形成するので、部品点数の削減により低コスト化を図ることができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、媒体を斜め下に向けて供給し、前記反転経路または前記反転経路と前記記録ヘッドとの間の媒体搬送経路に媒体を送り込む媒体給送経路を備え、水平方向から見て前記媒体給送経路の少なくとも一部と前記電源部の少なくとも一部とが重なっていることを特徴とする。
本態様によれば、媒体を斜め下に向けて供給し、前記反転経路または前記反転経路と前記記録ヘッドとの間の媒体搬送経路に媒体を送り込む媒体給送経路を備えた構成において、水平方向から見て前記媒体給送経路の少なくとも一部と前記電源部の少なくとも一部とが重なっているので、前記電源部の配置に伴う装置の大型化を抑制でき、特に鉛直方向寸法の抑制を図ることができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記記録部の上部に原稿を読み取る原稿読み取り部を備え、前記電源部が、前記原稿読み取り部の下側に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記記録部の上部に原稿を読み取る原稿読み取り部を備え、前記電源部が、前記原稿読み取り部の下側に配置されている構成において、上述した第1から第3の態様のいずれかの作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記原稿読み取り部は、鉛直下方向に突出する突出部を下側に備え、水平方向から見て前記突出部の少なくとも一部と前記電源部の少なくとも一部が重なっていることを特徴とする。
原稿を読み取る原稿読み取り部を上部に備える構成において、前記原稿読み取り部は、動力源の設置やケーブルの引き回し領域の確保などの為に、鉛直下方向に突出する突出部を下側に備えることがある。この様な構成において、水平方向から見て前記突出部の少なくとも一部と前記電源部の少なくとも一部が重なっているので、前記電源部の配置に伴う装置の大型化を抑制でき、特に鉛直方向寸法の抑制を図ることができる。
本発明の第6の態様は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録部と、媒体を湾曲させ反転させる反転経路と、前記記録ヘッドを含む駆動対象を駆動する際の電力を供給する電源部と、を備え、前記電源部が、前記記録部とともに前記反転経路の内側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記電源部が、前記記録部とともに前記反転経路の内側に設けられているので、前記反転経路の内側に形成された領域を利用して前記電源部と前記記録部とを配置する状態となり、前記電源部及び前記記録部の配置に伴う装置の大型化を抑制できる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図。 プリンターにおける電源部の配置を示す平面図。 プリンターの装置本体、フレーム材及び電源部の分解斜視図。 電源部がフレーム材に配置された状態を示す斜視図。 フレーム材及び電源部の分解斜視図。 装置背面におけるインレットを示す斜視図。 第1の実施例の変更例を示す平面図。 第2の実施例におけるプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図。 第2の実施例におけるフレーム材及び電源部を示す斜視図。 第3の実施例におけるプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図であり、図3はプリンターにおける電源部の配置を示す平面図であり、図4はプリンターの装置本体、フレーム材及び電源部の分解斜視図であり、図5は電源部がフレーム材に配置された状態を示す斜視図であり、図6はフレーム材及び電源部の分解斜視図である。
図7は装置背面におけるインレットを示す斜視図であり、図8は第1の実施例の変更例を示す平面図であり、図9は第2の実施例におけるプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図であり、図10は第2の実施例におけるフレーム材及び電源部を示す斜視図であり、図11は第3の実施例におけるプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向がキャリッジの主走査方向(移動方向)、すなわち記録装置の幅方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が装置高さ方向を示している。尚、各図において+X方向側を装置左側とし、−X方向側を装置右側とし、−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とし、+Z軸方向側を装置上方側とし、−Z軸方向側を装置下方側とする。
■■■第1の実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1及び図2を参照するに、プリンター10は、装置本体12と、「原稿読み取り部」としてのスキャナ部14とを備えている。装置本体12の装置奥行き方向前面側には操作部16が設けられている。本実施例において操作部16には、プリンター10を操作するための入力ボタンやプリンター10の情報を表示するための表示パネルが設けられている。
また、装置本体12の装置奥行き方向前面側において操作部16の下方には、装置本体12内から装置奥行き方向前面側に向けて媒体を排出する排出口18が設けられている。また、装置本体12において排出口18の下方には、媒体収容部20が設けられている。本実施例において、媒体収容部20は装置本体12に対して、装置奥行き方向前面側から着脱可能に取り付けられている。媒体収容部20は、箱状に形成され、その内部に媒体が収容可能である。
また、装置本体12の上部にはスキャナ部14が設けられている。スキャナ部14は、本体部22(図2参照)と、本体部22の上部に設けられた原稿台24(図2参照)と、原稿給送部26とを備えている。原稿台24は、一例として透明なガラス板で形成され、その上面に原稿を載置可能に構成されている。
また、原稿給送部26は本体部22に対して回動可能に連結されている。すなわち、原稿給送部26は、回動することにより原稿台24を開閉する。原稿給送部26は、閉じた状態(図1参照)では、原稿台24を覆っており、開いた状態(不図示)では原稿台24を露出させる。
そして、原稿台24に対して原稿給送部26を回動させて開いた状態とし、原稿台24を露出させ、その上面に原稿をセットし、原稿給送部26を閉じることで、原稿台24において原稿の読み取りが可能となる。尚、原稿台24の下方、すなわち本体部22内には原稿台24にセットされた原稿を読み取り可能な読み取り手段(不図示)が設けられている。
また、本実施例において図1に示すように原稿給送部26には原稿載置部26a及び原稿排出トレイ26bが設けられている。原稿載置部26aに載置された媒体が不図示の給送手段により送られると、原稿台24において前記読み取り手段により読み取られて、原稿排出トレイ26bに排出される。
<<<媒体搬送経路について>>>
次いで、図2を参照して装置本体12における媒体の媒体搬送経路28について説明する。図2において符号Pが付された太い実線は、媒体収容部20から排出口18までの媒体搬送経路28に沿って搬送される媒体の案内経路を示している。
装置本体12内には、媒体搬送経路28に沿って「媒体給送手段」としてのピックアップローラー30、反転ローラー32、従動ローラー34a、34b、搬送ローラー対36、「記録部」としてのキャリッジ38及び排出ローラー40の順に設けられている。ピックアップローラー30は、回動軸42を支点に回動可能に、媒体収容部20の上方に配置されている。そして、ピックアップローラー30により媒体収容部20から給送された媒体は、反転ローラー32と従動ローラー34a、34bとにニップされて、搬送ローラー対36に搬送される。尚、媒体搬送経路28において反転ローラー32の外周面に面する部分は、媒体を湾曲させ反転させる反転経路28aとして構成されている。
搬送ローラー対36は媒体をキャリッジ38に向けて搬送する。本実施例においてキャリッジ38は、装置幅方向に往復動可能に構成されている。そして、キャリッジ38の下部には、記録ヘッド44が設けられている。本実施例において記録ヘッド44は装置高さ方向下方側に向けてインクを吐出するように構成されている。
尚、本実施例においてキャリッジ38の下部に設けた記録ヘッド44の装置高さ方向における位置は、反転経路28aの頂部、図2において符号Z1が付された位置よりも下方に位置している。つまり、記録ヘッド44は、装置高さ方向において高さ位置Z1よりも下方で媒体に記録を行っている。
また、記録ヘッド44の下方において、記録ヘッド44と対向する領域に媒体案内部材46が設けられている。媒体案内部材46は、記録ヘッド44と対向し、記録ヘッド44と間隔をおいて配置されている。媒体案内部材46は、搬送ローラー対36により記録ヘッド44と対向する領域に搬送されてきた媒体の下面(記録面と反対側の面)を支持する。そして、記録ヘッド44は、媒体案内部材46により支持された媒体に対してインクを吐出し、媒体の記録面に記録を実行する。
そして、記録が実行された媒体は、キャリッジ38の搬送方向下流側に設けられた排出ローラー40により装置前面側に設けられた排出口18から装置本体12の前面側に向けて排出される。
<<<電源部のレイアウトについて>>>
次いで、図3ないし図7を参照して電源部48について説明する。図3を参照するに、装置本体12において装置奥行き方向前面側には、キャリッジ38(図3において実線部分参照)の移動領域R(図3における二点鎖線で囲まれた領域)が装置幅方向に沿って設けられている。
そして、装置奥行き方向においてキャリッジ38の背面側、すなわち移動領域Rの背面側には、キャリッジ38の移動方向である装置幅方向への移動を案内するガイド部材50が装置幅方向に沿って延設されている。そして、装置奥行き方向においてガイド部材50の背面側には、電源部48が配置されている。本実施例において電源部48は、図3に示すようにその内部に複数の電子部品を備える回路基板48a(破線部参照)と、回路基板48aを覆う箱状の金属部材48bとを備えている。
本実施例において、電源部48は、プリンター10において、記録ヘッド44を含む駆動対象に駆動する際の電力を供給するように構成されている。本実施例における駆動対象とは、一例として、キャリッジ38を装置幅方向に往復動させる駆動手段、媒体を給送するピックアップローラー30、媒体を搬送する搬送ローラー対36及び排出ローラー40をそれぞれ回転駆動させる少なくとも一つの駆動モーター(不図示)、スキャナ部14の読み取り手段(不図示)等を含んでいる。
また、装置本体12においてガイド部材50の背面側にはフレーム材52が配置されている。フレーム材52は、装置高さ方向上方側が開口され、箱状に形成されている。そして、フレーム材52は装置幅方向に延びている。本実施例において電源部48は、図4及び図5に示すようにフレーム材52の装置高さ方向上方側に開口している開口部52aに収容されている。
また、本実施例において電源部48の装置幅方向右側端部においてケーブル54の一端が回路基板48aに電気的に接続されている。図3、図5及び図6を参照するに、ケーブル54は、電源部48の装置幅方向右側端部から引き出され、その後、フレーム材52内で装置幅方向左側に折り返している。そして、フレーム材52の装置幅方向左側端部からフレーム材52の外側に引き出されている。ケーブル54の他端には、インレット56が取り付けられている。
本実施例においてインレット56は図3及び図7に示すように装置本体12の装置奥行き方向背面側に配置されている。インレット56の装置奥行き方向背面側には、外部電源(不図示)に接続された電源ケーブルのプラグが接続可能なプラグ接続部56aが設けられている。
そして、インレット56は装置本体12の装置奥行き方向背面側に設けられた開口部58(図4参照)を介してプラグ接続部56aが装置本体12の外側に向けて露呈している。そして、インレット56の露呈した部分、すなわちプラグ接続部56aに外部電源(不図示)に接続された電源ケーブルのプラグが接続される。
図3を参照するに、装置本体12において符号60が付された領域(二点鎖線部参照)が装置奥行き方向背面側かつ装置幅方向左側に設けられている。この領域60には、本実施例における電源部48とは別の電源を設置可能に構成されている。
再度、図2を参照するに、本実施例において電源部48は、装置奥行き方向において、キャリッジ38と、媒体搬送経路28における反転経路28aとの間に位置している。そして、用紙搬送方向(Y方向)から見て、キャリッジ38の少なくとも一部と、電源部48の少なくとも一部と、反転経路28aの少なくとも一部とが重なっている、つまり換言すると、装置高さ方向(Z方向)において、キャリッジ38の少なくとも一部と、電源部48の少なくとも一部と、反転経路28aの少なくとも一部とがオーバーラップしている。
また、図2に示すように、本実施例において、電源部48は、スキャナ部14の本体部22の下側に配置されている。また、スキャナ部14の本体部22には、装置高さ方向(鉛直方向)下方側に向けて突出する突出部22aが設けられている。そして、用紙搬送方向(Y方向)から見て、突出部22aの少なくとも一部と、電源部48の少なくとも一部とが重なっている。つまり換言すると、装置高さ方向(Z方向)において、突出部22aの少なくとも一部と、電源部48の少なくとも一部とがオーバーラップしている。
尚、本実施例において突出部22aは、スキャナ部14の本体部22内に設けられた原稿を読み取る読み取り手段(不図示)を駆動させる駆動モーターや駆動手段および読み取り手段で読み取った原稿の情報をプリンター10内に設けられた不図示の制御部に送信するケーブルの少なくとも一方を収容する領域として設けられている。
<<<第1の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、プリンター10において領域60には電源部48と別の電源を配置せずに、電源部48のみを備える構成としたが、この構成に代えて、図8に示すように領域60に電源部48とは別の電源部62を配置してもよい。尚、この構成において、電源部48と電源部62とはインレット56を共用とする構成としてもよい。具体的には、電源部48とインレット56とはケーブル54で接続し、電源部62とインレット56とは、不図示のケーブルで接続する構成としてもよい。また、装置本体12に電源部48を配置する構成に代えて、電源部62のみを配置する構成としてもよい。
(2)本実施例においてケーブル54の他端にインレット56を接続する構成としたが、この構成に代えて、ケーブル54の他端をプリンター10の装置外側まで引き出し、外部電源等に直接接続する構成、例えば電源のコンセントに接続するためのコンセントプラグをケーブル54の他端に設ける構成としてもよい。
■■■第2の実施例■■■■
図9及び図10を参照して第2の実施例に係るプリンター64について説明する。プリンター64は、媒体搬送経路28に加えて媒体給送経路66を設けた点で第1の実施例と異なる。尚、図9において符号Pが付された太い実線は、セット口68から排出口18までの媒体給送経路66及び媒体搬送経路28に沿って搬送される媒体の案内経路を示している。
プリンター64の装置奥行き方向背面側の上部には、媒体をセットするセット口68が設けられている。そして、プリンター64の装置奥行き方向背面側の上方からセット口68に差し込まれた媒体は、媒体搬送経路28の反転経路28a部分に向けて媒体給送経路66に案内されて給送される。そして、媒体は媒体搬送経路28に沿って搬送され、記録ヘッド44と対向する領域において記録が実行された後、排出口18から排出される。
図9に示すように、本実施例において装置奥行き方向においてキャリッジ38と媒体給送経路66との間には、電源部48とフレーム材70が配置されている。電源部48はフレーム材70に収容されている。そして、図10に示すようにフレーム材70において装置奥行き方向背面側、すなわち、媒体給送経路66と面する側には、経路形成面70aが設けられている。本実施例において図9に示すように経路形成面70aは媒体給送経路66の一部を構成している。
また、図9に示すように、用紙搬送方向(Y方向)から見て、電源部48の少なくとも一部と、媒体給送経路66の少なくとも一部とは重なっている。つまり、装置高さ方向において、電源部48の少なくとも一部と、媒体給送経路66の少なくとも一部とがオーバーラップしている。
<<<第2の実施例の変更例>>>
本実施例において、媒体給送経路66は、媒体搬送経路28の反転経路28aに合流する構成としたが、この構成に代えて、媒体給送経路66を媒体搬送経路28における反転経路28aとキャリッジ38との間で媒体搬送経路28に合流する構成としてもよい。
■■■第3の実施例■■■■
図11を参照して、第3の実施例に係るプリンター72について説明する。本実施例では、装置本体74の上部に、装置奥行き方向前面側から媒体を差し入れる手差し経路76を設けた点で第1の実施例及び第2の実施例で異なる。尚、本実施例において、装置奥行き方向背面側には、媒体給送経路66が設けられている。また、図11において符号Pが付された太い実線は、手差し経路76及び媒体搬送経路28に沿って搬送される媒体の案内経路を示している。
装置本体74の装置奥行き方向前面側の上部には開口78が設けられている。そして、開口78から装置奥行き方向背面側に向かって手差し経路76が延びており、装置奥行き方向背面側において装置高さ方向下方側に湾曲し、媒体搬送経路28に合流している。
本実施例において手差し経路76の背面側は反転経路76aとして構成されている。すなわち、開口78から差し入れられた媒体は、手差し経路76に沿って反転経路76aまで送られ、反転経路76aで湾曲させ反転させられて媒体搬送経路28に送られる。そして、媒体は媒体搬送経路28に沿って搬送され、記録ヘッド44と対向する領域において記録が実行された後、排出口18から排出される。
本実施例において、電源部48及びキャリッジ38は、手差し経路76の反転経路76aの内側に設けられている。
<<<第3の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、手差し経路76において、媒体を給送する給送ローラーを設けていないが、この構成に代えて、手差し経路76の任意の位置に給送ローラーを設ける構成としてもよい。
(2)本実施例においてプリンター72には媒体搬送経路28、媒体給送経路66及び手差し経路76を備える構成としたが、媒体搬送経路28及び媒体給送経路66の少なくとも一方或いは双方を省略しても良い。
<<<第1の実施例ないし第3の実施例の変更例>>>
本実施例において媒体搬送経路28において、媒体を反転させるローラーを単一の大径の反転ローラー32で構成したが、この構成に代えて、媒体搬送経路28の反転経路28a部分において適宜間隔をおいて複数の小径の反転ローラーを設けて、これらの反転ローラーにより媒体を反転させる構成であってもよい。
上記説明をまとめると、プリンター10、64、72は、媒体を給送するピックアップローラー30により送り出された媒体を上側に湾曲させ反転させる反転経路28aと、反転経路28aの下流であって鉛直方向において反転経路28aの頂部、すなわち高さ位置Z1より低い位置で媒体に記録を行う記録ヘッド44を備えたキャリッジ38と、記録ヘッド44を含む駆動対象、すなわちキャリッジ38の駆動手段等を駆動する際の電力を供給する電源部48と、を備えている。電源部48は、装置奥行き方向において反転経路28aとキャリッジ38との間に位置するとともに、水平方向(本実施形態では用紙搬送方向(Y方向))から見てキャリッジ38の少なくとも一部、電源部48の少なくとも一部、反転経路28aの少なくとも一部、のこれらが重なっている。
上記構成によれば、電源部48は、装置奥行き方向において反転経路28aとキャリッジ38との間に位置するとともに、水平方向から見てキャリッジ38の少なくとも一部、電源部48の少なくとも一部、反転経路28aの少なくとも一部、のこれらが重なっているので、反転経路28aとキャリッジ38の配置によって形成されたスペースを利用して電源部48を配置する状態となり、電源部48の配置に伴う装置の大型化を抑制することができ、特に鉛直方向寸法の抑制を図ることができる。
プリンター64は、電源部48を収容するフレーム材70を有し、フレーム材70の少なくとも一部が、媒体を搬送する搬送経路を形成する。この構成によれば、部品点数の削減により低コスト化を図ることができる。
プリンター64は、媒体を斜め下に向けて供給し、反転経路28aまたは反転経路28aと記録ヘッド44との間の媒体搬送経路28に媒体を送り込む媒体給送経路66を備え、水平方向(本実施形態では用紙搬送方向(Y方向))から見て媒体給送経路66の少なくとも一部と電源部48の少なくとも一部とが重なっている。この構成によれば、電源部48の配置に伴う装置の大型化を抑制でき、特に鉛直方向寸法の抑制を図ることができる。
プリンター10は、キャリッジ38の上部に原稿を読み取るスキャナ部14を備え、電源部48が、スキャナ部14の下側に配置されている。
スキャナ部14は、鉛直下方向に突出する突出部22aを下側に備え、水平方向(本実施形態では用紙搬送方向(Y方向))から見て突出部22aの少なくとも一部と電源部48の少なくとも一部が重なっている。
原稿を読み取るスキャナ部14を上部に備える構成において、スキャナ部14は、動力源の設置やケーブルの引き回し領域の確保などの為に、鉛直下方向に突出する突出部22aを下側に備えることがある。この様な構成において、水平方向から見て突出部22aの少なくとも一部と電源部48の少なくとも一部が重なっているので、電源部48の配置に伴う装置の大型化を抑制でき、特に鉛直方向寸法の抑制を図ることができる。
プリンター72は、媒体に記録を行う記録ヘッド44を備えたキャリッジ38と、媒体を湾曲させ反転させる反転経路76aと、記録ヘッド44を含む駆動対象、すなわち、キャリッジ38を駆動させる駆動手段等を駆動する際の電力を供給する電源部48と、を備え、電源部48が、キャリッジ38とともに反転経路76aの内側に設けられている。この構成によれば、反転経路76aの内側に形成された領域を利用して電源部48とキャリッジ38とを配置する状態となり、電源部48及びキャリッジ38の配置に伴う装置の大型化を抑制できる。
また、本実施形態では本発明に係る電源部48を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10、64、72…プリンター、12、74…装置本体、14…スキャナ部、
16…操作部、18…排出口、20…媒体収容部、22…本体部、22a…突出部、
24…原稿台、26…原稿給送部、26a…原稿載置部、26b…原稿排出トレイ、
28…媒体搬送経路、28a、76a…反転経路、30…ピックアップローラー、
32…反転ローラー、34a、34b…従動ローラー、36…搬送ローラー対、
38…キャリッジ、40…排出ローラー、42…回動軸、44…記録ヘッド、
46…媒体案内部材、48、62…電源部、48a…回路基板、48b…金属部材、
50…ガイド部材、52、70…フレーム材、52a、58…開口部、54…ケーブル、
56…インレット、56a…プラグ接続部、60…領域、66…媒体給送経路、
68…セット口、70a…経路形成面、76…手差し経路、78…開口、R…移動領域、
Z1…反転経路の頂部の高さ位置

Claims (6)

  1. 媒体を給送する媒体給送手段により送り出された媒体を上側に湾曲させ反転させる反転経路と、
    前記反転経路の下流であって鉛直方向において前記反転経路の頂部より低い位置で媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録部と、
    前記記録ヘッドを含む駆動対象を駆動する際の電力を供給する電源部と、
    前記記録部の上側に配置され原稿を読み取る原稿読み取り部と、
    前記原稿読み取り部を駆動させる駆動モーターを収容する収容部と、を備え、
    前記電源部は、前記記録部と前記収容部との間に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 媒体を給送する媒体給送手段により送り出された媒体を上側に湾曲させ反転させる反転経路と、
    前記反転経路の下流であって鉛直方向において前記反転経路の頂部より低い位置で媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録部と、
    前記記録ヘッドを含む駆動対象を駆動する際の電力を供給する電源部と、
    前記記録部の上側に配置され原稿を読み取る原稿読み取り部と、
    前記原稿読み取り部によって読み取った情報を制御部に送信するケーブルを収容する収容部と、を備え、
    前記電源部は、前記記録部と前記収容部との間に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記電源部は、前記収容部の一部と高さ方向で重なっている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記電源部は、水平方向から見て前記記録部の少なくとも一部および前記反転経路の少なくとも一部と重なっている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 媒体を下側に湾曲させ且つ反転させる下向き経路と、
    媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録部と、
    前記記録ヘッドを含む駆動対象を駆動する際の電力を供給する電源部と、を備え、
    前記電源部は、前記記録部とともに前記下向き経路の内側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、
    媒体を給送する媒体給送手段により送り出された媒体を上側に湾曲させ且つ反転させる反転経路をさらに備え、
    前記電源部は、前記反転経路と前記記録部との間に設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
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