JP2774638B2 - インクジェット記録装置の回復制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置の回復制御方法

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JP2774638B2
JP2774638B2 JP2029412A JP2941290A JP2774638B2 JP 2774638 B2 JP2774638 B2 JP 2774638B2 JP 2029412 A JP2029412 A JP 2029412A JP 2941290 A JP2941290 A JP 2941290A JP 2774638 B2 JP2774638 B2 JP 2774638B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インクジェット記録装置および該装置用吐
出回復装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、紙、OHP用シートなどの記録媒体(以下記録用
紙または単に紙ともいう)に対して記録を行う記録装置
は、種々の記録方式による記録ヘッドを搭載した形態で
提案されている。この記録ヘッドには、ワイヤードット
方式,感熱方式,熱転写方式,インクジェット方式によ
るものなどがある。
特にインクジェット方式は、記録用紙に直接インクを
噴射するものであるので、ライニングコストが安く、静
かな記録方法として、注目されている。
かかるインクジェット方式による記録装置において
は、記録ヘッドとして一般に微細な吐出口を配列したも
のが用いられるので、吐出口内方への気泡や塵埃の混入
が生じた場合、あるいはインク溶剤の蒸発に伴う増粘等
によってインクが吐出ないし記録に適さない状態となっ
た場合等において、インクをリフレッシュすることによ
りそれら吐出不良要因を除去する処理(吐出回復処理)
がなされるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] このような吐出回復処理を行う手段の一形態として、
記録ヘッドの吐出口形成面を覆うことが可能なキャップ
と、このキャップに連通し吸引力を作用するポンプとを
設けたものがある。そして、キャップを吐出口形成面に
対向させた状態で吐出口内方のインク吐出エネルギ発生
素子を駆動することによりインクを吐出させ、あるいは
キャップによって吐出口形成面を覆った状態で吸引力を
作用させて吐出口より吸引を行うことによりインクを強
制排出させて、インクとともに吐出不良要因を除去せん
とするものである。
一方、装置の適宜の部位には、上記吐出回復処理によ
って生じた廃インクを貯留するための廃インクタンクが
設けられている。そして、吐出回復処理によってキャッ
プやポンプ、およびこれらを連通する廃インクチューブ
等を含む吐出回復装置に受容されたインクを廃インクタ
ンクへと導く処理を行うために、キャップを大気に開放
した状態でポンプを作動させる所謂空吸引という動作が
行われる。これは、吐出回復処理によって吐出回復装置
内に受容されたインクを放置した場合、残留した廃イン
クの固化が生じたりキャップから外方に廃インクが漏洩
するのを防止するために極めて有効な動作である。
本発明の目的は、効率よく確実な空吸引を行って吐出
回復装置内の廃インクを確実に廃インクタンクへ導入で
きるようにすることにある。
[課題を解決するための手段] そのために、本発明は、吐出口よりインクを吐出して
記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドの前
記吐出口を覆うためのキャップと、該キャップに連通
し、前記キャップが前記吐出口を覆っているときに前記
吐出口からインクを吸引して強制排出を行うためのポン
プと、該ポンプに連通し、前記ポンプから排出されたイ
ンクを廃インクとして貯留するための廃インク貯留部材
と、を有するインクジェット記録装置の回復制御方法で
あって、前記記録ヘッドによる記録の過程で、前記記録
ヘッドからのインクの吐出状態を良好に保つために、前
記記録ヘッドと前記キャップとが対向した状態で前記記
録ヘッドから前記キャップに対してインクを吐出する吐
出回復処理工程と、前記記録ヘッドによる記録の過程
で、前記吐出回復処理工程を所定回数行う毎に前記ポン
プを駆動することにより、前記キャップに貯留されたイ
ンクを前記ポンプを介して前記廃インク貯留部材へ移送
する第1の移送工程と、前記キャップが前記吐出口を覆
っているときに前記ポンプを駆動することにより、前記
吐出口からインクを吸引して強制排出を行う強制排出処
理工程と、該強制排出処理工程の後に、前記キャップ内
が大気に連通した状態で前記ポンプを駆動することによ
り、前記キャップに貯留されたインクを前記ポンプを介
して前記廃インク貯留部材へ移送する第2の移送工程
と、を含み、前記第1の移送工程における前記ポンプの
駆動量は、前記第2の移送工程における前記ポンプの駆
動量より小であることを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、記録途中の所定回数の吐出回復処理
(予備吐出による)毎に、記録処理の過程でインク受容
手段内にたまるインクを廃インク貯留部材と送り出すよ
うにしたので、その移送処理が効率的なものとなる。ま
た、予備吐出によってインク受容手段内にたまるインク
量は、吐出回復のために行われる強制排出時のそれに比
べわずかである。したがって、そのときの移送(空吸
引)の回数より記録過程での空吸引は少ない回数で十分
であり、その回数を少なくすることで記録装置のスルー
プットの向上に効果がある。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明を適用可能な装置として、文書作成装
置(以下ワードプロセッサという)の外観構成例を示
す。
ここで、1は入力装置であるところのキーボード部で
ある。2は入力した文書等を表示する表示器部分であ
り、回動可能に保持され、非使用時はキーボード部1に
重なるように折たためるようになっている。
3は該記録ヘッドの動作状態を確認するための視認用
開口に設けた開閉可能な保護カバーであり、透明または
半透明である。4は拍車を保持するための拍車カバーで
ある。これらについては第6図〜第8図について後述す
る。
5は記録用紙の給排紙時に紙の支えとするペーパーサ
ポータ、6は手動にて記録用紙の給排紙を行うためのノ
ブである。
第2図は本例に係るインクジェット記録装置形態のプ
リンタ部の構成例を示す。
ここで9は第3図および第4図につき詳述するインク
ジェット記録ヘッドを有したヘッドカートリッジ、11は
これを搭載して第2図中S方向へ走査するためのキャリ
ッジである。13はヘッドカートリッジ9をキャリッジ11
に取付けるためのフック、15はフック13を操作するため
のレバーである。19はヘッドカートリッジ9に対する電
気接続部を支持する支持板である。21はその電気接続部
と本体制御部とを接続するためのFPCである。このFPCに
関連した構成については第9図〜第11図について後述す
る。
23は、キャリッジ11をS方向に案内するためのガイド
軸であり、キャリッジ11の軸受25に挿通されている。27
はキャリッジ11が固着され、これをS方向に移動させる
ための動力を伝達するタイミングベルトであり、装置両
側部に配置されたプーリ29A,29Bに張架されている。一
方のプーリ29Bには、ギヤ等の伝導機構を介してキャリ
ッジモータ31より駆動力が伝達される。
33は紙等の記録媒体(以下記録紙ともいう)の被記録
面を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するた
めの搬送ローラであり、搬送モータ35によって駆動され
る。37は記録媒体をペーパーサポータ5側より記録位置
に導くためのペーパーパン、39は記録媒体の送給経路途
中に配設されて記録媒体を搬送ローラ33に向けて押圧
し、これを搬送するためのフィードローラである。34は
ヘッドカートリッジ9の吐出口に対向し記録媒体の記録
面を規制するためのプラテンである。41は記録媒体搬送
方向上、記録位置より下流側に配置され、記録媒体を不
図示の排紙口へ向けて排紙するための排紙ローラであ
る。42は排紙ローラ41に対応して設けられる拍車であ
り、記録媒体を介してローラ41を押圧し、排紙ローラ41
による記録媒体の搬送力を生じさせる。43は記録媒体の
セット等に際してフィードローラ39,拍車42それぞれの
付勢を解除するための解除レバーである。
プラテン34は、両端を排紙ローラ41の軸で回転可能に
支持され、左右プレート75,75の停止位置からペーパー
パン37の前面部45方向に付勢され、記録用紙がない状態
では、プラテンローラ33を最外周より小さくしている部
分33Aに複数箇所に設けている34Aがペーパーパンの前面
部45の内側に接している。
51はホームポジションにおいて記録ヘッドのインク吐
出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で形成したキャ
ップであり、記録ヘッドに対し当接/離脱が可能に支持
されている。このキャップ51は、非記録時等の記録ヘッ
ドの保護や、記録ヘッドの吐出回復処理に際して用いら
れる。吐出回復処理とは、キャップ51を吐出口形成面に
対向させ、インク吐出口内方に設けられてインク吐出の
ために利用されるエネルギ発生素子を駆動することによ
り全吐出口からインクを吐出させ、これによって気泡や
塵埃,増粘して記録に適さなくなったインク等の吐出不
良要因を除去する処理予備吐出)や、これとは別に吐出
口形成面とキャップ51で覆った状態で吐出口よりインク
を強制的に排出させることにより吐出不良要因を除去す
る処理である。
53はインクの強制排出のために吸引力を作用するとと
もに、かかる強制排出による吐出回復処理や予備吐出に
よる吐出回復処理に際してキャップ51に受容されたイン
クを吸引するために用いられるポンプである。55はこの
ポンプ53によって吸引された廃インクを貯留するための
第1の廃インクタンク、57はポンプ53と廃インクタンク
55とを連通するチューブである、また、70は第2の廃イ
ンクタンクであり、チューブ71を介して第1の廃インク
タンク55と接続されている。
59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピングを行うた
めのブレードであり、記録ヘッド側に突出してヘッド移
動の過程でワイピングを行うための位置と、吐出口形成
面に係合しない後退位置とに移動可能に支持されてい
る。61はモータ、63はモータ61から動力の伝達を受けて
ポンプ53の駆動およびキャップ51やブレード59の移動を
それぞれ行わせるためのカム装置である。
次に、上述したヘッドカートリッジ9の詳細について
説明する。
第3図は、インクジェット記録ヘッド本体をなす吐出
ユニット9aとインクタンク9bとを一体としたヘッドカー
トリッジ9の外観斜視図を示し、図において、906eは、
ヘッドカートリッジ9を装着する際にキャリッジ11に設
けられたフック13によって掛止されるつめである。図か
ら明らかなようにつめ906eは記録ヘッド全延長の内側に
配設される。また、ヘッドカートリッジ9の前方吐出ユ
ニット9aの近傍には、この図には示されないが位置決め
用突き当て部が設けられている。906fは、キャリッジ11
に立設されフレキシブル基板(電気接続部)およびゴム
パッドを支持するための支持板が挿入されるヘッド開口
部である。
第4図(A)および(B)は、第3図に示したヘッド
カートリッジの分解斜視図を示し、上述のようにインク
供給源たるインク収容部を一体としたディスポーザブル
タイプのものとしてある。
同図(A)において、911はSi基板上に電気熱変換素
子(吐出ヒータ)と、これに電力を供給するAl等の配線
とが成膜技術により形成されて成るヒータボードであ
る。921はヒータボード911に対する配線基板であり、対
応する配線は例えばワイヤボンディングにより接続され
る。
940はインク流路を限界するための隔壁や共通液室等
を設けた天板であり、本例においてオリフィスプレート
部を一体に有した樹脂材料で成る。そして、第4図
(C)に示すように、吐出口形成面は記録用紙の被記録
面と平行な平面に対して所定角度θだけ傾いており、か
つ吐出口近傍の部分で段差940aを有している。これは、
天板に設けた流路側からレーザビームを照射して吐出口
を加工するために、オリフィスプレート部内の流路と、
その後方の流路とが所定角度をなすことに対応して行わ
れたものである。
930は例えば金属製の支持体、950は押えばねであり、
両者間にヒータボード911および天板940を挟み込んだ状
態で両者を係合させることにより、押えばね950の付勢
力によってヒータボード910と天板940とを圧着固定す
る。なお、支持930は、配線基板921も貼着等により設け
られるとともに、ヘッドの走査を行うキャリッジ11への
位置決め基準を有するものとすることができる。また、
支持体930は駆動に伴って生じるヒータボード911の熱を
放熱冷却する部材としても機能する。
960は供給タンクであり、インク供給源をなすインク
貯留部9bからインク供給を受け、ヒータボード911と天
板940との接合により形成される供給液室にインクを導
くサブタンクとして機能する。970は共通液室へのイン
ク共通口付近の供給タンク960内の部位に配置されるフ
ィルタ、980は供給タンク960の蓋部材である。
900はインクを含浸させるための吸収体であり、イン
クタンク本体9b内に配置される。1200は上記各部911〜9
80からなる記録エレメント9aに対してインクを供給する
ための供給口であり、当該ユニットをインクタンク本体
9bの部分1010に配置する前の工程で供給口1200よりイン
クを注入することにより吸収体900のインク含浸を行わ
せることができる。
1100はカートリッジ本体の蓋部材、1300はカートリッ
ジ内部を大気に連通するために蓋部材に設けた大気連通
口である。
供給口1200を介してのインクタンク9bへのインク充填
が終了すると、各部911〜980よりなる吐出ユニット9aを
部分1010に位置付けて配設する。このときの位置決めな
いし固定は、例えばインクタンク本体9bに設けた突起10
12と、これに対応して支持体930に設けた穴931とを嵌合
させることにより行うことができ、これによって第4図
(B)に示すヘッドカートリッジ9が完成する。
そして、インクはカートリッジ内部より供給口1200、
支持体930に設けた穴932および供給タンク960の第4図
(A)中裏面側に設けた導入口を介して供給タンク960
内に供給され、その内部を通った後、導出口より適宜の
供給管および天板940のインク導入口942を介して共通液
室内へと流入する。以上におけるインク連通用の接続部
には、例えばシリコンゴムやブチルゴム等のパッキンが
配設され、これによって封止が行われてインク供給路が
確保される。
第5図は第2図の断面図であり、プラテン34よりペー
パーパン前面部45の構成および作用をさらに、詳しく説
明する。
ヘッドカートリッジ9の吐出口とプラテン34の前面と
の距離l(ヘッドギャップ)は印字に最適に調整されて
いる。
上記構成のもとに、A方向から挿入された記録用紙
は、フィードローラ39によってローラ33に向けて付勢さ
れ、その摩擦力によって送られる。記録用紙先端は、プ
ラテンのすくい部34Aとペーパーパン前面部45の内側と
の間に、ばね82(両側に設けてある)の力に抗してプラ
テン34を軸41Aを回転中心軸としてB方向に回動させつ
つはいりこむ。なお、前面部45は吐出口形成面との間隙
が適切に調整され、固定されている。
したがって、プラテン34上の記録用紙は、紙厚によら
ずプラテン34がB方向に逃げることでヘッドカートリッ
ジ9の吐出口と最適なヘッドギャップが保たれることに
なる。
そして、プラテン34の前面の延長線上には記録用紙厚
によってB方向に逃げた場合にも排紙ローラ41と拍車42
の接点があり、記録用紙の先端が容易に排紙ローラ41と
拍車42との間に進入できる。また、プラテンが傾くこと
による記録部hの上下でのヘッドギャップの差異は、プ
ラテンの回転中心と印字中心の距離Hが大きいために無
視できるものである。
なお、必ずしも、プラテン45はローラ41と同軸である
必要はない。また、全面部45はペーパーパン37と一体に
成型されてなるものでなくてもよく、接着やビス止めに
よって固定されるものでもよい。また、別体に構成され
て装置の他の部分によって固定されるものでもよい。
第6図はヘッドカートリッジ9を搭載し、拍車42、拍
車カバー4および視認用開口に設けた保護カバー3を備
えたときのプリンター部の概略断面図である。この図か
らわかるように、拍車カバー4は拍車固定部を形成する
ためにヘッドカートリッジ9の上部にオーバーハングし
ている。
従って、カバー3が透明または半透明であればカバー
状態のままヘッドカートリッジ9の動作は目視できる
が、キャッピング位置における吐出ユニット9aのインク
吐出部9a′部分も目視確認できるようにするのが強く望
まれる。
しかし第7図に示すような構成ではこれを行うことが
できない。すなわち同図において破線部はキャッピング
状態におけるヘッドカートリッジ9の待機位置であり、
記録媒体であるところの紙の通紙位置からは外れてい
る。通常視認用開口3A′以外の外装部材85は、不透明の
モールド部材で構成されるためのキャッピング状態にお
けるヘッドカートリッジ9の位置や吐出ユニット9a、イ
ンク吐出部9a′を目視確認することは不可能である。ま
た視認用開口3A′を幅方向に広げただけでもインク吐出
部9a′等を目視確認することはできない。
これに対し、本実施例で採用した第8図の構成では、
視認用開口3Aを幅方向に広げるとともに、更にインク吐
出部9a′上部まで覆うL字状の形状にすることにより、
インク吐出部9a′をも目視で確認することができるよう
になる。
本例では、視認用開口3Aにはカバー部材3が設けられ
ており、非記録位置でもヘッドカートリッジ9等装置内
部の保護を行っている。このカバー部材3は種々の材料
で構成されていてもよく、そしてこれを透明または半透
明とすることにより、カバー状態のままキャッピング時
の目視をも行うことができる。
しかしカバー部材3を開閉もしくは簡易に着脱可能な
構成とし、必要に応じて直ちに開口3Aを開放可能であれ
ば、必ずしも透明または半透明でなくてもよい。
次に、上記FPC21に関連した構成を具体的に説明す
る。
第9図および第10図は、実施例に係る記録装置の概略
正面図であり、第11図はその比較例による記録装置の概
略正面図である。
第9図において、記録装置のフレーム91から立設した
左右フレーム75(第9図中に図示せず)には左右に延び
るローラ33が設けられており、ローラ33の手前には同じ
くこのガイド軸23が固定され、この上を左右に摺動可能
な状態でキャリッジ11が設けられていること、そしてキ
ャリッジ11上にはヘッドカートリッジ9が搭載されてい
ることは前述の通りである。
キャリッジ11には、その上に設けたコネクタ部等を介
して不図示の制御回路とヘッドカートリッジ9とを電気
的に接続するFPC21が固定されている。
さらに、フレーム91上FPC21とフレーム91との間で、F
PC21が最小半径を形成する部位の近傍に、摩擦シート97
を設けてある。摩擦シート97は片面に接着剤が塗布して
あり、その接着剤により、フレーム91に接合している。
かかる構成において、キャリッジ11は、モータ31等の
駆動手段により軸33上を図中矢印SR方向に移動してい
く。このとき、制御部からFPC21を介してキャリッジ11
上に搭載されたヘッドカートリッジ5の吐出ユニット9a
に記録信号が送られる。そして、吐出ユニット9aは当該
信号に応じて、記録用紙にインクが吐出され、記録が行
われていく。一行分の記録が終了した後、キャリッジ11
は停止し、ローラ33はモータ35等の駆動手段により回転
駆動され、これに伴い、記録用紙が副走査される。
この後、キャリッジ11は図中矢印SL方向に移動し、次
行の記録が行われていく。
第10図はその移動状態を示すが、本例ではフレーム91
上に摩擦シート97が設けてあるためFPC21と、摩擦シー
ト97の間で摩擦力が生じ、FPC21はフレーム91との間に
すべりを生じることなく、円弧部21Aが正しく移動して
いくので、キャリッジ11の下部に巻き込まれることがな
い。
これに対して、第11図のような摩擦シート97を設けな
い構成においては、キャリッジ11下部のFPC21をフレー
ム1の間ですべりが生じており、このためFPC21上の部
分でたるみ21Bが生じてしまい、この状態でキャリッジ
がさらに右方向に(SR方向)に移動すると、FPC21がキ
ャリッジ11に巻き込まれるおそれが生じることになる。
以上のように本例によれば、記録装置のフレーム91上
に高摩擦係数の部材(摩擦シート97)を設けるという簡
易な構成をとることで、FPC21の走行を安定させること
ができ、従ってFPC走行部の高さを低くすることが可能
になり、小型かつ計量の記録装置を提供することができ
る。
なお、摩擦シート97の一例としては例えばシリコンか
らなるシート材が使用可能である。
また、以上の説明においては、ヘッドカートリッジ9
と制御回路との間の接続をFPCで行うものとしたが、FPC
に限らず、フラットケーブル,束線等全ての電気的接続
部材に適用することができるのは勿論である。
第12図は第2図におけるキャップ51,ポンプ53,ブレー
ド59,モータ61およびカム装置63等から成る回復装置の
主要部の分解斜視図である。
ここで、501はキャップ51内部に配置されるインク吸
収体、503はキャップ51を保持する保持部材、505はピン
507を中心に回動可能に取付けられ、ピン507に加えられ
る力によってキャップ51を吐出ユニット9aの吐出口形成
面に当接/離脱させるためのキャップレバーである。51
1はキャップレバー505の端部509に係合してキャップレ
バー505の回動範囲を規制するためのピンである。
513はキャップレバー505のピン507が嵌入される穴部
を有する治具であり、キャップレバー505をポンプ53に
設けた支持部515に取付けるのに用いられる。516はその
取付け状態を確保するための留め部材である。517は吐
出口形成面に当接させるための力をキャップ51に作用す
る作用部であり、キャップ51の後側部のほぼ中央に係合
する。この作用部は吸引されたインクの導入口517Aを有
し、キャップレバー505内部,ピン507内部,治具513内
部および支持部515内部にはそれぞれインク流路が形成
されている。そして、ポンプ53が吸引力を作用すると、
インクはこれら流路を経て図中矢印で示すようにポンプ
53内に導入される。
519はポンプ53の端面中央に突設し、内部にインク流
路を形成した軸であり、側壁部520に回動可能に取付け
られる。これによるポンプ53自体の回動力は支持部515
を介してキャップレバー505に加えられ、これに伴って
キャップ51が進退する。521はポンプ軸519に結合する流
路形成部材、523はチューブ57の取付け部材である。す
なわちこれら軸519,流路形成部材521および取付け部材5
23の内部にインク流路が形成され、ポンプ53に吸引され
たインクが、図中矢印で示すようにこれら流路を経てチ
ューブ57を介し廃インクタンク55に導入される。
525はポンプ53のピストン、527はその軸であるピスト
ン軸、529はパッキン、531はポンプ53のキャップであ
る。533はピストン軸527に取付けられ、ピストン525を
作動させるための力の伝達を受けるピンである。
535はブレード59が取付けられるブレードレバーであ
り、ポンプ53の端面に突設した軸のまわりに回動可能に
支持され、当該回動に伴ってブレード59を記録ヘッド側
に突出または後退させる。537はブレードレバー535に対
しブレード59を突出させる方向への回動力を付与するば
ねである。また、539はポンプ53自体に対しキャップ53
が記録ヘッド側に向う方向への回動習性を与えるばねで
ある。
514はモータ61の回転をカム装置63に伝達するギア列
である。カム装置63は、ポンプ53に設けた係合部545に
係合してこれを回動させるためのカム547と、ポンプ53
のピストン軸527に設けたピン533に係合してポンプを作
動させるためのカム549と、ブレードレバー535に設けた
係合部551に係合してこれを回動させるためのカム553
と、カム装置63のホームポジションを検出するためのス
イッチ555に係合するカム557とを有している。これらカ
ムの動作については後述する。
第13図はキャップ51およびホルダ503の詳細を示す斜
視図である。
本例に係るキャップ51は天板940のオリフィスプレー
ト部との密着性をよくするためゴム状弾性体で形成され
ており、キャッピングに際しては約60g〜80gの押圧力を
もって天板のオリフィスプレート部に圧接されている。
そしてリブ部分の先端すなわち吐出口形成面に対向する
縁部は、上記傾き角θ(第4図(C)参照)に対応して
本例では平行となるように形成され、かつ吐出口位置の
段差に追従するために先は細く根元で太くなる台形断面
を有している。
また、角度θに対応して、天板940に押圧されたとき
横すべりするのを防止するため、キャップレバー503に
リブ503bと503cとを設けてある。すなわち、ゴム製キャ
ップ自身の変形をリブ503cで防止するとともに、キャッ
プ51とキャップホルダ503全体がキャップレバー505の取
付面で横をむくのをリブ503bで防止するようにしてい
る。
第14図(A),(B)および(C)はキャップ51等の
さらに詳細な構成を示す正面図、平面図および(A)に
おけるM−M線側断面図である。
ここで、本例では、キャップ内のインク吸引口561
を、鉛直方向下部に開口させ、キャップレバー505の作
用部517に設けたインク導入口517Aに向ってインク流路5
63を形成している。また、吸引口561を吸収体501によっ
て完全には覆わない構成としている。
キャリッジ11上にセットされたヘッドカートリッジ9
は、その吐出口が回復系のキャップ51のほぼ中心にくる
ようにキャリッジモータ31により駆動され、キャッピン
グ,予備吐出あるいは吸引動作など一連の吐出不良の回
復処理が行われる。
ここで、ヘッドの天板940は第4図(C)について前
述したように記録媒体の被記録面に対して水平でなく、
すなわちキャップの押圧方向に対して直角でなく、一定
角度θ(本実施例の場合θ≒5゜とする)をなすととも
に微小段差(本実施例の場合約0.2mm)をもっている。
その上、キャリッジ11の停止位置は、キャリッジモータ
31にステップモータを使用する場合には、目標位置に対
して所定量(例えば約±0.5mm程度)のずれが生じるこ
とがある。
天板940のオリフィスプレート部の形状に追従するた
めには、先端リブ51aは小さく、硬度も低いものがよい
が、同時に吸引時に発生する負圧に耐えて密閉性を保持
するにはリブ51aのある程度の強度が必要である。ま
た、天板940のオリフィスプレート部Oは角部θを持つ
ため、キャップ51のリブ51aにはリブを押しひろげる方
向の力が常に働くことになり、長期間放置されたときの
永久変形が問題となる。
これらを考慮し、本例では、リブ51aの形状を次のよ
うに選択した。すなわち、第14図(C)において、W1
0.3mm,W2=0.5mm,H=0.4mmとし、ゴム硬度を60゜とする
ことで上記の問題を解決した。同時に、リブの周囲部51
bがリブ形状に対して十分大きいこと、例えばリブの周
囲部51bは幅を2〜3mm以上、厚みを2〜3mm以上とする
ことで上記効果はより確実なものとなる。
なお、キャップに用いられるゴムはブチルゴム,塩素
化ブチルゴム,シリコンゴムなどを用いることができ
る。
ところで、吐出口形成面とリブ部分の縁部が形成する
平面とは必ずしも平行としなくてもよい。平行である場
合にはキャップ51の当接/離脱に際して縁部全体が同時
に吐出口形成面に対し接触/離脱し、キャップ51による
密閉空間に大きな圧力変動が瞬間的に生じることによっ
て吐出口内のインクメニスカスが適正に保持されなくな
るおそれがあるからである。すなわち、非平行とするこ
とによって、キャッピングに際しては全体の密着状態を
とるまでに縁部は徐々に吐出口形成面に接触してゆくこ
とになる。また、キャップオープンに際しては、完全な
離脱を行うまでに縁部が徐々に離隔してゆくことにな
る。
このような観点からすれば、第13図ないし第14図に示
したキャップ構成は必ずしも第4図(C)に示したよう
な吐出口形成面に対してのみ適用されるものではない。
すなわち、例えば記録媒体の非記録面に対して平行に形
成された吐出口形成面にも上記キャップ構成は適用可能
となる。
また、同じく上記観点からすれば、縁部が形成する平
面は必ずしも第13図および第14図に示した方向でなくて
もよく、適宜の方向を採ることができる。さらに、必ず
しも平面としなくてもよく、縁部に凹凸が設けられた構
成でもよい。
次に、回復系について説明する。
第15図はカム装置の各カムの輪郭曲線、第16図は主要
なカム位置(第15図の〜,,に対応したポンプ
を除く各部の動作位置)、第16図は同じくポンプ53の動
作位置をそれぞれ示す説明図である。なお、第15図中の
数値はカムの回転角度である。
以上第15図〜第17図を用いて、本実施例に係る回復系
ユニットの機能について説明する。
第15図においての状態はカム549のホームポジショ
ン位置であり、記録動作中の回復装置の待機状態であ
る。このとき、スイッチ555はオンであり、キャップ51
はヘッド吐出口形成面より離隔した状態(以下オープン
状態とよぶ)にあり、ブレード59はオフ状態すなわちこ
れもヘッド吐出口形成面より離隔した状態にある(第16
図参照)。また、ポンプ53は上死点にある。
次に状態はキャッピング状態であり、プリンタ装置
を使用しない場合等の状態でヘッド吐出口形成面を覆い
保護している状態である。このときスイッチ555はオ
フ、キャップ51はヘッド吐出口形成面に接合し(クロー
ズ状態)、ポンプ53は上死点にあり、さらにブレードは
オフ状態である。
の状態はポンピングが終了した状態である。スイッ
チ555はオン、キャップ51はクローズ、ポンプ53は弁が
開ききった状態にあるが下死点にはいたらない状態であ
る。またブレード59はオフ状態にある。
の状態はポンピング終了の後キャップ51をオープン
させ、同時にキャップ51およびキャップレバー505内に
充満しているインクをポンプ53内にとり込むための小空
吸引を実行し終えた状態である。このときスイッチ555
はオン、キャップ51は半分程度オープン、ポンプ53は下
死点、ブレードはオフ状態にある。
次にの状態を先に説明する。これはポンピングによ
ってポンプ53内に充満したインクを廃インクタンク側へ
排出するための空吸引をはじめる準備位置である。この
とき、スイッチ555はオン、キャップ51はオープン、ポ
ンプ53は上死点より若干下ったところにある。
またブレード59はオフ状態にある。
およびは、それぞれ、大空吸引および中空吸引を
行ったときの停止位置である。どちらの位置でもスイッ
チ555はオン、キャップ51はオープン、ブレード59はオ
フ状態であるが、ポンプ53の状態はでは下死点にある
のに対しでは完全に下りきっていない。
の状態はワイピングを行うときの状態である。この
ときスイッチ555はオン、キャップ51はオープン、ポン
プは上死点にある。そしてブレード59がオン状態にあ
り、この状態でヘッドカートリッジ9を搭載したキャリ
ッジ11が移動することでヘッド吐出口形成面のワイピン
グが実行できる。
次に、第17図において、はポンプ内でピストン525
が下死点にある状態を示している。ポンプ53内の空間に
おいてピストン525の左側の空間によって作られる負圧
によってポンピングが機能する。531はその負圧をキャ
ップ51へと伝える弁口である。の状態でピストン525
はこの弁口531を乗りこえさらに右側へ進んだ状態なの
がわかる。ここでピストン525は左側から527aのピスト
ンの軸フランジ部によって押され密着しているので、発
生した負圧は他に漏れることなくキャップ51側へ伝えら
れる。またピストン525右側部分にたまっていたインク
は廃インクタンクへと押し出される。
は上死点にある状態を示す。ここで注意すべきは、
ピストン525は弁口531の右側に達しており、弁口531は
閉じていないことである。すなわち、この常態において
キャップ51は大気連通状態になっている。
は第15図におけるのときのポンプ53の状態であ
る。ピストン525は弁口531を乗り越え若干右へ進んでい
る。
は第15図におけるのときの状態であり、この状態
とあるいはの状態とを往復することで大空吸引およ
び中空吸引を実行している。ここで注意すべき弁口531
はピストン525によって閉じられていることである。本
実施例に係るポンプ53には通常のポンプが有する弁に相
当する物がなく、ポンプ内に正圧が発生した場合にはキ
ャップ51側への逆流が生ずる場合がある。そこで、必要
なとき以外には弁口531を閉じておくことで、逆流を少
なくする効果がある。
は中空吸引を実行し終えたときの状態である。ここ
で注意すべきは、ピストン525は弁口531を乗り越えた直
後で止まっているところである。ピストン525を下死点
まで移動したとするなら、上死点あるいは空吸引準
備位置に戻る際に弁口531が閉じられない時間が長く
できてしまうことになる。そのときに左側の空間に正圧
が生じることのないようにピストン軸フランジ527aとピ
ストン525に若干のスキマができ、ピストン525右側の空
間と連通するように構成されてはいるが、流路の抵抗な
どによって正圧が生じ、そのための逆流がおきるおそれ
がある。これに対し、本例のようにの位置からある
いはまで戻るようにする場合、その逆流は効果的に防
止されている。
第18図は、以上の構成による記録装置の制御系の構成
例を示すブロック図である。
キャリッジ11のキャップ位置や移動位置は、回復系ホ
ームセンサ65やキャリッジホームセンサ67の検出に基づ
いて知ることができる。同図において1000は第19図〜第
21図について後述する制御手順等を実行して各部を制御
するMPU、1001は、その制御手順に対応したプログラム
等を格納したROM、1002は、制御手順実行時におけるワ
ークエリアとして用いられるRAMである。また、1003
は、後述の時間を計測するタイマである。
第19図は、第18図のMPV1000の制御の下に、回復系ユ
ニットによって実行されるヘッドクリーニング処理手順
の一例を示す。
本手順は第15図におけるのキャッピング状態から始
まる(ステップS1)。そして状態に動くことでポンピ
ングが実行され(ステップS3)、その状態でインク吸引
が充分に行われるよう例えば3秒間の停止を行わせる
(ステップS5)。におけるキャップオープンと同時に
小空吸引が行われ(ステップS7)、キャップ51内および
キャップレバー505内のインクのとりこみが行われるよ
う例えば1秒間停止する(ステップS9)。
次にポンプ53内に充満したインクの排出のために空吸
引を行う。すなわちまずの空吸引準備位置に移り(ス
テップS11)、そこから中空停止位置の間を例えば3
回移動させる(ステップS13〜S19)。
最後にからまで移動させることにより大空吸引が
行われ(ステップS21)、ポンプ53内のインクは充分に
廃インクタンク側へ押し出される。引き続きの位置に
移り(ステップS23)、予備吐出を行ったあと(ステッ
プS25)、の位置に設定してブレード59を突出させ
(ステップS27)、ワイピングを実行し(ステップS2
9)、始めのキャッピング状態にもどる(ステップS3
1)。
なお、吸引による回復処理、空吸引および予備吐出等
を含む本手順は、装置の主制御ルーチンで適宜行うよう
にすることもでき、あるいは操作者による指示に応じて
起動することもできる。
第20図は記録中に適宜実行される予備吐出によって蓄
積されるインクを廃インクタンクへ取込むための空吸引
の動作例を示すフローチャートである。
本手順は記録中にこれを中断して行われる処理である
ので、第15図におけるの待機状態からスタートする
(ステップS41)。この状態からカム63を逆転させて
位置へ以降させ(ステップS43)、その後位置に戻し
て中空吸引を実行する(ステップS45)。そして再度
位置に設定した後(ステップS47)、位置へ戻して大
空吸引を実行する(ステップS49)。その後、状態に
設定してキャップをオープンし(ステップS51)、記録
を実行する。
第21図(A)および(B)は本例による記録印刷処理
手順の一例を示す。
まず、同図(A)において電源がオンとされると、ス
テップS61にて回復系ユニットを回復系ホームポジショ
ンに設定し、キャップをオープンとした後、ステップS6
3にてキャリッジ11をホーム位置に設定する。次にステ
ップS65にて、所定の予備吐出回数(本例では15回また
は7回)に達したときに空吸引を起動するために用いら
れるカウンタN1をリセットし、ステップS67にてキャッ
プをクローズとした後に記録(印刷)のデータ信号を待
機する(ステップS69)。
印刷信号が入力されると、ステップS71にて給紙を開
始し、ステップS73にてキャップをオープンとした後
に、ステップS75にてキャリッジ11をホームポジション
に設定して予備吐出を行うとともにカウンタN1を+1歩
進する。次に、ステップS77にて記録動作中の所定時間
毎(例えば30秒毎)に予備吐出を起動するためのタイマ
T1をリセットするとともにこれをスタートさせ、ステッ
プS79にて1行分の印刷を実行する。この後、ステップS
81にてタイマT1の値が30秒を越えたか否かを判定し、肯
定判定であればステップS75およびS77とそれぞれ同様な
ステップS83およびS85を経た後に、一方否定判定であれ
ばただちに、ステップS87に進む。
ステップS87ではカウンタN1の値が“15"に達したか否
かを判定し、肯定判定であればステップS89にて1頁の
印刷途中での空吸引を行う。この際には、第20図示の手
順が起動される。その後、ステップS91にてカウンタN1
をリセットして再スタートさせ、ステップS93に移行す
る。なお、ステップS87で否定判定された場合には直ち
にステップS93に進む。
ステップS93では1頁分の記録が終了して改頁が指示
されているか否かを判定し、否定判定であればステップ
S95に進んで印刷信号の有無を判定する。ステップS95に
進んで印刷信号の有無を判定する。ステップS95にて肯
定判定がなされた場合にはステップS97にて記録終了のE
ND信号があるか否かを判定し、否定判定であればステッ
プS79に移行して次行の印刷を行う。
一方、ステップS95にて印刷信号が入力されない場合
にはステップS99に進み、印刷データが所定時間(例え
ば5秒)入力されないときにキャッピングを行うために
用いられるタイマT2をリセットし、再スタートする。次
に、ステップS101にて印刷信号の有無を判定し、肯定判
定であればステップS79に復帰して次行の印刷を実行す
る。
一方、否定判定であればステップS103にてタイマT2の
時計内容が5秒を越えたか否かを判定し、否定判定であ
ればステップS104に進み、END信号の入力が無ければス
テップS101に復帰する。
一方、5秒を経過していればステップS105にてキャッ
プをクローズとし、ステップS107にてタイマT1を停止す
るとともに、所定時間(例えば60秒間)キャッピング状
態が継続した後に予備吐出を起動するためのタイマT3を
リセットして再スタートする。
次いで、END信号および印刷信号の入力の有無の判定
(ステップS109およびS111)を経た後に、印刷信号があ
ればステップS113にてキャップをオープンし、ステップ
S115にてタイマT3の計時内容が60秒を越えているか否か
を判定する。ここで肯定であればステップS75に進んで
予備吐出等を行った後に、一方否定判定であればステッ
プS117にてタイマT1をスタートさせた後に、ステップS7
9に復帰する。
ところで、ステップS93にて改頁指令が入力された場
合にはステップS119に進み、カウンタN1の内容が“7"以
上であるか否かを判定する。ここで肯定判定であればス
テップS121にて頁間空吸引を行い、ステップS123にてカ
ウンタN1のリセット/スタートを行った後に、一方否定
判定であれば直ちに、ステップS125に進んで上記ワイピ
ングの動作を行う。そして、ステップS127にてキャップ
をクローズとし、ステップS129にて記録の終了した用紙
を排出した後に、ステップS69に進んで次頁の印刷信号
を待機する。
なお、ステップS97またはS109にてEND信号が検出され
た場合にはステップS131の終了動作を実行する。これ
は、第21図(B)に示すように、空吸引(ステップS14
1)、カウンタN1のリセット/スタート(ステップS14
3)、ワイピング(ステップS145)、キャップのクロー
ズ(ステップS147)、および用紙排出(ステップS149)
を行う処理である。
以上の主な動作をまとめれば、先ず予備吐出があげら
れる。本例では印刷直前に予備吐出が行われ、その後は
30秒間隔で予備吐出が行われる。また、この30秒間隔の
積算にはタイマT1が用いられている。T1は、印刷信号な
しに5秒以上が経過したときのキャッピング(c)に入
った場合にはストップされるので、この30秒間隔にはキ
ャッピング中の時間はカウントされない。また、キャッ
ピング(c)が60秒以上に渡る場合には、制御手順は予
備吐出(a)に戻り、キャップオープン後、印刷前に予
備吐出を行う。
本実施例では、予備吐出はキャップ内に行っている。
従って、予備吐出を繰り返して行う際には、それによっ
てキャップ内に溜ってしまうインクを、発インクタンク
側へ取り込むために空吸引を行うことが必要である。こ
れは第20図でいう空吸引である。基本的には、印刷をし
ていない頁間で空吸引を行う。一頁印刷の後に予備吐出
用カウンタN1が7以上になっている場合には空吸引
(d)が行われる。しかし、印刷中の頁途中においても
N1が15以上になった場合、すなわち、長い印刷時間を要
する文章においては空吸引(e)を行う。また、印刷終
了時に必ず空吸引が行われる。次に、ワイピングについ
ては、印刷後インクで濡れが生じているヘッドフェイス
面を清掃するものであり、一頁および全印刷の終了の後
これを行うようにしている。
以上説明したように、本例によれば、印刷途中あるい
は印刷終了時にインク吸引後の空吸引と同様の動作を2
回程度行うことで、印刷中予備吐出によってキャップ内
にたまるインクを効率的に廃インクタンクへと送り出す
効果がある。
また、予備吐出によってキャップ内にたまるインク量
は吐出回復のために行われるクリーニング中のインク吸
引の時のそれに比べわずかである。したがって、クリー
ニング中の空吸引の回数より、印刷中の空吸引は少ない
回数で十分であり、その回数を極力少なくすることは、
記録装置の実効印刷速度の向上に効果がある。
なお、クリーニング中または印刷中の空吸引の回数
は、上側にのみ限られず適宜の回数を設定できるのは勿
論である。
また、本例によれば、数回の空吸引の中でピストン往
復をはじめは短く、そして最後の数回では下死点まで達
するストロークをとることで、逆流は少なく、キャップ
51内のインクをポンプ53内は確実に取り込み、さらにポ
ンプ53内に残るインク量を少なく大部分を廃インクタン
クに送り出す効率的な空吸引を実現する効果がある。
なお、空吸引動作のストロークの変化のさせ方につい
ては、上例では短いストローク(中空吸引)を3回、長
いストローク(大空吸引)を1回としたが、その回数を
適宜変化させることができるのは言うまでもない。
次に、本例に係る廃インクタンクについて説明する。
第2図に示したように、本例においては、第1の廃イ
ンクタンク55を設けることに加え、装置内のスペースを
有効利用して第2の廃インクタンク70を設け、これら廃
インクタンク間をチューブ71にて接続してある。そし
て、回復系ユニットに関して両タンクが直列に設けられ
ているため、吐出回復処理ないし上記空吸引処理によっ
て生ずる廃インクはまずチューブ57を介して第1の廃イ
ンクタンク55に導入される、第1の廃インクタンク55に
廃インクを収容する余裕がある間はここに廃インクが貯
められることになるが、その後第1の廃インクタンク55
が廃インクを収容しきれなくなると、ここから溢れた廃
インクはチューブ71を介して第2の廃インクタンク70に
導入されることになる。
このように、本例では装置内のスペースを有効利用し
て第2の廃インクタンク70を設けてあるため、廃インク
収容量を減らすことなく装置の小型化が可能となる。
なお、これら廃インクタンク内には適宜のインク吸収
体を設けておくことができる。また、図において183は
通気布であり、インク溶剤蒸気は通すが液体であるイン
クは透過させないもので、具体的には例えばベイパーロ
ード((株)テイジン)を用いることができる。このよ
うな通気布183の配設によって廃インクタンク55および7
0からのインク漏洩を防止することができる。上例では
2つの廃インクタンクを直列に接続したが、回復系ユニ
ットに関して両者を並列に設けておくことができる。
第22図はそのための構成例を示すもので、本例では回
復系ユニットに一端が接続されたチューブ57の他端部に
三方ジョイント57Aを設け、この三方ジョイント57Aによ
り廃インクの流れを分岐させ、チューブ72および71を介
してそれぞれ廃インクタンク55および70に廃インクが導
入されるようにしたものである。本例によっても上記と
同様の効果が得られる。
分散して存在しうる装置の空きスペースを有効利用し
て廃インクタンクを設けるという観点からすれば、第2
の廃インクタンクのみならずさらに多くの廃インクタン
クを適宜の空きスペースに設けることができるのは勿論
である。
第23図は廃インクタンク55に加えさらに2つの廃イン
クタンクを設けた場合の構成例を示すもので、廃インク
タンク55に関して第2の廃インクタンク70Aおよび第3
の廃インクタンク70Bを並列に設けてある。廃インクタ
ンク55から廃インクが溢れると、この廃インクはジョイ
ント74により分岐され、チューブ71Aおよび71Bを介して
それぞれ第2の廃インクタンク70Aおよび第3の廃イン
クタンク70Bに導入される。
このような構成によればさらに廃インク収容量を増す
ことができる。
なお、これら廃インクタンク間の接続に関して、ある
いはさらに多くの廃インクタンクの間の接続に関して、
適宜の構成をとることができるのは勿論である。
(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中で
もバブルジェット方式の記録へッド、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば
記録の高密度化,高精細化が達成できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書,同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この
方式は所謂オンデマンド型,コンティニュアス型のいず
れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや液路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応している核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用
面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対
一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので
有効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第44
63359号明細書,同第4345262号明細書に記載されている
ようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上
昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行う
ことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構
成(直線状流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
455833号明細書,米国特許第4459600号明細書を用いた
構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電
気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換体
の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報
や熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に反応さ
せる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記録
ヘッドの形態がどのようなものであって、記録を確実に
効率よく行いうるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対
しても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッ
ドとしては、複数記録ヘッドの組合せによってその長さ
を満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッド
としての構成のいずれでもよい。加えて、上例のような
シリアルタイプのようなものでも装置本体に固定される
記録ヘッド、あるいは装置本体に装着されることで装置
本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が
可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用い
た場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記
録ヘッドに対しての回復手段に予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ま
しいものである。これを具体的に挙げれば、電気熱変換
体或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段を設けることも安定した記録を行なう
ために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態
としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュー
タ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別
体に設けられるものの他、リーダ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るものであってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、効率よく確実
な空吸引を行って吐出回復装置内の廃インクを確実にイ
ンクタンクへ導入できるようになった。また、本発明に
よれば、吐出回復処理または強制排出処理等の処理の種
類によって異なるキャップ内にたまるインク量に応じて
空吸引の駆動量を変化させるものであり、空吸引を効率
よく確実に行ってキャップ内の廃インクの固化や漏洩を
防止することができると共に、キャップ内にたまるイン
ク量が少ない場合には空吸引の駆動量を少なくすること
で記録装置の実効印刷速度の向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した機器の一実施例としてワード
プロセッサの構成を示す斜視図、 第2図はそのプリンタ部としてのインクジェット記録装
置の一実施例を示す斜視図、 第3図は、第2図に示したヘッドカートリッジの外観斜
視図、 第4図(A)および(B)は、第3図に示したヘッドカ
ートリッジの分解斜視図および外観斜視図、 第4図(C)は第4図(A)における記録ヘッド天板の
構成例を示す斜視図、 第5図は本例に係るヘッドギャップ調整手段を説明する
ためのプリンタ部の側断面図、 第6図は本例に係る拍車カバーおよび視認窓を説明する
ためのプリンタ部の側断面図 第7図および第8図は、それぞれ、比較例および本例に
係る拍車カバーおよび視認窓を説明するためのプリンタ
部の上面図、 第9図および第10図は本例に係るFPC差込み防止用手段
を説明するためのプリンタ部の正面図、 第11図は従来構成によるFPC差込みを説明するためのプ
リンタ部の正面図、 第12図は第2図示の吐出回復機構の分解斜視図、 第13図はそのキャップおよびキャップホルダの詳細を示
す斜視図、 第14図(A),(B)および(C)は、それぞれ、本例
に係るキャップの正面図,平面図および側断面図、 第15図は吐出回復機構各部を動作させるためのカムの輪
郭曲線を示す説明図、 第16図および第17図は主要なカム位置における各部の動
作を説明するための説明図、 第18図は本例に係る装置の制御系の構成例を示すブロッ
ク図、 第19図は吐出回復処理におけるクリーニング動作手順の
一例を示すフローチャート、 第20図は吐出回復処理に関連した空吸引処理の動作手順
の一例を示すフローチャート、 第21図(A)および(B)は本例による記録処理手順の
一例を示すフローチャート、 第22図および第23図は廃インク系の他の2実施例を示す
斜視図である。 1……キーボード、 2……表示器、 3……視認窓、 4……拍車ホルダ、 5……ペーパーサポータ、 6……ノブ、 9……ヘッドカートリッジ、 11……キャリッジ、 21……FPC、 23……ガイド軸、 27……タイミングベルト、 29A,29B……プーリ、 31……キャリッジモータ、 33……搬送ローラ、 34……プラテン、 34A……すくい部、 35……搬送モータ、 37……ペーパーパン、 39……フィードローラ、 41……排紙ローラ、 41A……排紙ローラ軸、 42……拍車、 43……解除レバー、 51……キャップ(インク受容手段)、 51a……リブ、 53……(インク移送手段)、 55,70,70A,70B……廃インクタンク(廃インクの貯留部
材)、 59……ブレード、 82……ばね、 97……摩擦シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/165

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出口よりインクを吐出して記録媒体に記
    録を行う記録ヘッドと、 該記録ヘッドの前記吐出口を覆うためのキャップと、 該キャップに連通し、前記キャップが前記吐出口を覆っ
    ているときに前記吐出口からインクを吸引して強制排出
    を行うためのポンプと、 該ポンプに連通し、前記ポンプから排出されたインクを
    廃インクとして貯留するための廃インク貯留部材と、 を有するインクジェット記録装置の回復制御方法であっ
    て、 前記記録ヘッドによる記録の過程で、前記記録ヘッドか
    らのインクの吐出状態を良好に保つために、前記記録ヘ
    ッドと前記キャップとが対向した状態で前記記録ヘッド
    から前記キャップに対してインクを吐出する吐出回復処
    理工程と、 前記記録ヘッドによる記録の過程で、前記吐出回復処理
    工程を所定回数行う毎に前記ポンプを駆動することによ
    り、前記キャップに貯留されたインクを前記ポンプを介
    して前記廃インク貯留部材へ移送する第1の移送工程
    と、 前記キャップが前記吐出口を覆っているときに前記ポン
    プを駆動することにより、前記吐出口からインクを吸引
    して強制排出を行う強制排出処理工程と、 該強制排出処理工程の後に、前記キャップ内が大気に連
    通した状態で前記ポンプを駆動することにより、前記キ
    ャップに貯留されたインクを前記ポンプを介して前記廃
    インク貯留部材へ移送する第2の移送工程と、 を含み、前記第1の移送工程における前記ポンプの駆動
    量は、前記第2の移送工程における前記ポンプの駆動量
    より小であることを特徴とするインクジェット記録装置
    の回復制御方法。
  2. 【請求項2】前記記録ヘッドは、前記インクを吐出する
    のに利用されるエネルギとして熱エネルギを発生させる
    電気熱変換体を有することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置の回復制御方法。
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