JP6372510B2 - 青果物カビ増殖抑制包装袋、青果物入り包装体および青果物の鮮度保持方法 - Google Patents
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Description
本発明者は、従来の包装材料を用いた場合に包装した青果物にカビが発生した要因について鋭意検討した。その結果、本発明者は、従来の包装材料を用いて形成された包装体の内部に、青果物から放出された微量の水蒸気が滞留して蓄積されることより発生する結露が、その要因の1つとなっていることを見出した。具体的には、本発明者は、青果物を収容した包装体の内表面に対して上述した水蒸気が付着することにより発生する結露が、当該包装体内の環境条件をカビの生育に適した条件に変動させてしまっている要因の一つとなっていることを見出した。
ここで、青果物の保存に用いる技術として、青果物による呼吸速度を制御できる包装材料や、結露を防止できる包装材料に係る技術については、これまでに種々の報告がなされている。しかし、青果物による呼吸速度を制御しつつ、青果物にカビが発生することを抑制できる程度に結露の発生を抑制することが可能な包装材料に係る技術については未だ報告されていない。
通常、収穫後の青果物が収容された包装体を市場に流通させる際には、当該包装体の外表面に対して、インク等の親油性成分を用いて、青果物の収穫日、青果物の商品名、製造業者等の情報が印刷される。しかし、青果物が収容された従来の包装体においては、その外表面に印刷した情報が、当該青果物を包装してからの時間経過に伴って、極わずかではあるものの剥離してしまうという不都合が生じがちであった。
当該青果物カビ増殖抑制包装袋は合成樹脂フィルムにより構成されており、
当該青果物カビ増殖抑制包装袋の外表面における水の接触角をθ1とし、当該青果物カビ増殖抑制包装袋の内表面における水の接触角をθ2とした時、θ1/θ2の値が1以上9以下であり、
θ1の値は30°以上100°以下であり、θ2の値は3°以上60°以下である、青果物カビ増殖抑制包装袋が提供される。
本実施形態に係る青果物カビ増殖抑制包装袋(以下、本包装袋ともいう。)は、青果物を内容物として収容するための包装袋であって、合成樹脂フィルムにより構成されたものである。さらに、上記包装袋は、当該包装袋の外表面における水の接触角をθ1とし、当該包装袋の内表面における水の接触角をθ2とした時、θ1/θ2の値が1以上9以下となるものである。本包装袋は、該包装袋の外表面に対するインキ印刷適性と、該包装袋の内表面における結露防止性とを両立し、かつ保存した青果物にカビが発生することを抑制できるものである。また、本包装袋によれば、青果物の鮮度を良好な状態に保持することもできる。
青果物に発生するカビは、次に説明する原理で増殖することが知られている。まず、青果物の表面にカビの胞子が付着する。その後、青果物の表面に付着したカビの胞子が、発芽・生育することによって、コロニーを形成する。形成したコロニーは、時間の経過に伴って大きくなり、肉眼で確認できる程度の大きさになる。このようにして、青果物表面にカビは発生する。
青果物に生えるカビは、好気性生物であるため、有酸素条件下でのみ生育する。ただし、カビは、他の細菌と比べて低酸素濃度条件下においても生育することができる。また、カビの至適温度および至適湿度は、一般に、25〜30℃、80%RH以上であるとされている。ただし、カビは、他の細菌と異なり、生育環境に存在する水分量が微量であったとしても生育できる微生物としても知られている。しかし、カビが生育するためには、温度、湿度、酸素量およびpH等の生育環境の条件が整う必要がある。なお、一般的にカビの生育は、低温や低湿度であるほど遅く、高温や高湿度であるほど速いとされている。また、青果物の表面にカビの胞子が付着したとしても、上述した生育条件が整わなかった場合には、カビが発生しないこともある。
第一の改善点は、従来の包装材料を用いて、青果物の呼吸速度と、包装材料のガス透過速度とのバランスを制御した場合の結露発生を抑制することである。結露の発生は、包装した青果物にカビが発生してしまうという不都合が生じる要因の1つと考えられる。言い換えれば、従来の包装材料には、青果物を収容した包装体の内表面の結露防止性という点において、改善の余地を有していた。
なお、20℃、80%RHにおける酸素透過率TOの値は、たとえば、モコン(MOCON)社製の酸素透過率測定装置(オキシトラン(登録商標)OX−TRAN 2/21)を使用して、JIS K7126−2における付属書Bに準拠した方法で測定することができる。また、合成樹脂フィルムの酸素透過率TOの値は、たとえば、窒素を充填させた直後の包装袋と、窒素を充填させてから一定時間放置した後の包装袋のそれぞれに関し、包装袋内の酸素濃度を測定し、その酸素濃度勾配から算出することもできる。
なお、40℃、90%RHにおける水蒸気透過率THの値は、たとえば、モコン(MOCON)社製の水蒸気透過率測定装置(パーマトラン(登録商標)PERMATRAN−W 3/61)を使用して、JIS K7129Bに準拠した方法で測定することができる。また、合成樹脂フィルムの水蒸気透過率THの値は、JIS Z0208(カップ法)に準拠した方法によっても測定することができる。
合成樹脂フィルムを構成する合成樹脂は、青果物の包装に用いることのできるものであれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。上記合成樹脂の具体例としては、各種ポリエチレンおよびエチレン共重合体、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸などのポリエステル樹脂、6ナイロンなどのポリアミド樹脂などが挙げられる。これらはホモポリマーであってもかまわないし、2種類以上のコポリマーであってもよく、これらホモポリマーやコポリマーを2種類以上含むブレンド物であってもよい。
また、上記各種ポリエチレンおよびエチレン共重合体の具体例としては、エチレン・ビニルアルコール共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン−直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマーやエチレン−アクリル酸コポリマー、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−α−オレフィンコポリマーなどのコポリマーあるいはアイオノマーなどが挙げられ、これらあるいはこれらと他の樹脂との2種類以上のブレンド物であってもよい。
以下、合成樹脂フィルムが上述した多層フィルムである場合を例に挙げて説明する。
そして、上記微細孔の穿孔方法は、特に限定されず、公知の手法を採用することができる。かかる公知の手法としては、たとえば、レーザー加工法や、熱針を含む針加工法等が挙げられる。
切れ込みの加工時期は、特に限定されない。フィルムの製作時に行っても良いし、製袋時、或は製袋後に行っても良い。ロールの状態で加工する場合は、印刷やスリットなどと同時並行して加工することもでき、横ピロー機や縦ピロー機などの自動包装機で青果物を包装する際に加工することもできる。また、切れ込みの加工は、手作業でも可能であり袋1枚でも容易に作製可能である。
(1)合成樹脂フィルムを形成する樹脂材料の選択に伴うヒートシール条件の最適化
(2)包装袋の外表面を形成する合成樹脂フィルム表面処理の有無
また、本実施形態における青果物の鮮度保持方法は、上述した青果物カビ増殖抑制包装袋を用いて青果物を包装する工程を含む。青果物カビ増殖抑制包装袋に青果物を包装した後は、密封することが好ましい。
本発明の参考形態を以下に付記する。
1.
青果物を内容物として収容するための青果物カビ増殖抑制包装袋であって、
当該青果物カビ増殖抑制包装袋は合成樹脂フィルムにより構成されており、
当該青果物カビ増殖抑制包装袋の外表面における水の接触角をθ1とし、当該青果物カビ増殖抑制包装袋の内表面における水の接触角をθ2とした時、θ1/θ2の値が1以上9以下である、青果物カビ増殖抑制包装袋。
2.
前記合成樹脂フィルムの20℃、80%RHにおける酸素透過率をT O とし、前記合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける水蒸気透過率をT H とした時、T O /T H の値が、0.001cc/g・atm以上17000cc/g・atm以下である、1.に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
3.
前記合成樹脂フィルムが、厚み方向に2以上の層が積層された多層構造を有する1.または2.に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
4.
当該青果物カビ増殖抑制包装袋の内表面がエチレン・ビニルアルコール共重合体を含む樹脂内層から形成される、1.乃至3.のいずれか一つに記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
5.
当該青果物カビ増殖抑制包装袋の外表面がポリアミド樹脂材料を含む樹脂外層から形成される、1.乃至4.のいずれか一つに記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
6.
前記合成樹脂フィルムの厚みが20μm以上40μm以下である、1.乃至5.のいずれか一つに記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
7.
前記合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける水蒸気透過率が、30g/m 2 ・day以上180g/m 2 ・day以下である、1.乃至6.のいずれか一つに記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
8.
前記青果物が、果実類、果菜類、根菜類、菌茸類および花卉類からなる群のいずれかに分類される1種以上である、1.乃至7.のいずれか一つに記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
9.
1.乃至8.のいずれか一つに記載の青果物カビ増殖抑制包装袋により青果物を密封してなる青果物入り包装体。
10.
当該青果物入り包装体に密封されている前記青果物が、
10℃、75%RHにおける前記青果物の蒸気圧をPgとし、10℃、75%RHにおける純水の蒸気圧をPwとしたとき、Pg/Pwで表される前記青果物の水分活性値が、0.800以上0.999以下という条件を満たす青果物である、9.に記載の青果物入り包装体。
11.
1.乃至8.のいずれか一つに記載の青果物カビ増殖抑制包装袋を用いて青果物を包装する青果物の鮮度保持方法。
12.
前記青果物が、10℃、75%RHにおける前記青果物の蒸気圧をPgとし、10℃、75%RHにおける純水の蒸気圧をPwとしたとき、Pg/Pwで表される前記青果物の水分活性値が、0.800以上0.999以下という条件を満たす青果物である、11.に記載の青果物の鮮度保持方法。
まず、両面に対して予めコロナ放電処理を施した厚さ25μmの二軸延伸ナイロン(ユニチカ社製、エンブレムONBC)を準備した。次いで、かかる二軸延伸ナイロンフィルムの両面に、アンカーコート剤(大日精化工業社製のセイカボンドE−263と、大日精化工業社製のセイカボンドC−75N−1.5とを15:1.5の比率で配合した。)を用いて形成した厚さ0.014μmのアンカーコート層を介して、厚さ1.5μmのエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層(エチレン含有量;29mol%)を積層して合成樹脂フィルムを作製した。なお、上記エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層としては、グリセリンラウレートとデカグリセリンラウレートとを97重量部:3重量部の割合で配合した防曇剤を、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂全量に対して2.5重量%となるように添加したものを使用した。
次に、得られた合成樹脂フィルムに対して、1m2あたり260個の微細孔を穿孔した。次いで、合成樹脂フィルムを所定のサイズに切り出した後、2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成することにより、実施例1の包装袋を作製した。なお、ヒートシール条件は、シールの設定目盛を5.5とし、加圧・加熱時間2秒とした。また、穿孔した微細孔の平均開口面積は、上記微細個1個あたり、3.8×10−3mm2であった。
二軸延伸ナイロンフィルムの片面に厚さ0.014μmのアンカーコート層を形成し、かかるアンカーコート層を介して、厚さ1.5μmのエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層を積層して合成樹脂フィルムを作製した点、上記エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層が袋の外表面を形成するように包装袋を作製した点以外は、実施例1と同様の方法で包装袋を作製した。
グリセリンラウレートとデカグリセリンラウレートとを97重量部:3重量部の割合で配合した防曇剤を、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂全量に対して4.0重量%となるように添加したものをエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として使用した点以外は、実施例2と同様の方法で包装袋を作製した。
グリセリンラウレートとデカグリセリンラウレートとを97重量部:3重量部の割合で配合した防曇剤を、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂全量に対して3.2重量%となるように添加したものをエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として使用した点、二軸延伸ナイロンフィルムにおける上記エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層を積層する側の面に対してのみ予めコロナ放電処理を施した点以外は、実施例2と同様の方法で包装袋を作製した。
グリセリンラウレートとデカグリセリンラウレートとを97重量部:3重量部の割合で配合した防曇剤を、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂全量に対して4.5重量%となるように添加したものをエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として使用した点以外は、実施例4と同様の方法で包装袋を作製した。
二軸延伸ナイロンフィルムにおける包装袋の外表面を形成する側の面に積層するエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として、防曇剤を添加していないものを使用した点以外は、実施例1と同様の方法で包装袋を作製した。
二軸延伸ナイロンフィルムにおける包装袋の内表面を形成する側の面に積層するエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として、グリセリンラウレートとデカグリセリンラウレートとを97重量部:3重量部の割合で配合した防曇剤を、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂全量に対して4.9重量%となるように添加したものを使用した点以外は、実施例6と同様の方法で包装袋を作製した。
二軸延伸ナイロンフィルムの両面に厚さ0.014μmのアンカーコート層を形成し、片方の面には厚さ1.5μmのエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として実施例1と同様に防曇剤を添加したものを使用し、他方の面にはエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として防曇剤を添加していないものを使用した点、上述した防曇剤が添加されていないエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層が袋の内表面を形成するように包装袋を作製した点以外は、実施例1と同様の方法で包装袋を作製した。
二軸延伸ナイロンフィルムに代えて、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(サン・トックス社製、サントックス−OP PA20)を使用した点、グリセリンラウレートとデカグリセリンラウレートとを97重量部:3重量部の割合で配合した防曇剤を、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂全量に対して4.9重量%となるように添加したものを使用した点以外は、実施例4と同様の方法で包装袋を作製した。
二軸延伸ポリプロピレンフィルムの両面に予めコロナ放電処理を施し、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂層として、防曇剤を添加していないものを使用した点以外は、比較例2と同様の方法で包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、実施例1と同様の方法で実施例8の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、実施例2と同様の方法で実施例9の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、実施例3と同様の方法で実施例10の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、実施例4と同様の方法で実施例11の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、実施例5と同様の方法で実施例12の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、実施例6と同様の方法で実施例13の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点、および2枚のフィルムを重ね合わせ、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて3方にヒートシール加工を施して10mm幅の熱シール部分を形成した点以外は、実施例7と同様の方法で実施例14の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、比較例1と同様の方法で比較例4の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、比較例2と同様の方法で比較例5の包装袋を作製した。
合成樹脂フィルムに対して微細孔を穿孔することなく、かかる合成樹脂フィルムを切り出した点以外は、比較例3と同様の方法で比較例6の包装袋を作製した。
・水の接触角:得られた各包装袋の内表面および外表面の両面について、接触角計(協和界面科学社製、DROPMASTER−501)を用い、測定面に精製水2μLを着滴してから7秒後の接触角を液滴法にて測定した。なお、単位は、°である。また、包装袋の外表面における水の接触角をθ1とし、包装袋の内表面における水の接触角をθ2とした。
実施例1〜7および比較例1〜3の合成樹脂フィルムを用いて包装袋を作製した。この際、上記合成樹脂フィルムの表面以外の箇所から酸素が漏れ出さないように、インパルスシーラー(富士インパルス社製、FI−400Y−10PK)を用いて作製した包装袋の4方全てにヒートシール加工を施して該包装袋を密封した。なお、上述した方法で作製した包装袋は、その内表面積が、いずれも0.06m2以上となるようにした。
なお、以下の全ての作業は、大気中で行った。
(2)窒素ガスの封入
上述した方法で包装袋を密封した後、アスピレーターを用いて包装袋の両面が貼りつくまで脱気処理を施した。次に、包装袋に白硬注射筒を用いて窒素ガス(純度99.9%以上)を充填した。窒素ガスの充填量は、合成樹脂フィルムにテンションがかからない範囲で極力多く入れ、注射筒の目盛りを用いて測定した。なお、ガスの脱気、注入は、注射針を袋に突き刺して行った。針を刺す際は、フィルムに両面テープを貼り、この上からポリプロピレンフィルム製の粘着テープ(以下「PPテープ」という)を貼り付けた。また、針を抜いた後は、速やかにPPテープで針孔を塞いだ。袋に貼るテープは、4.5cm2以下の面積に収まるようにした。ただし、PPテープにより包装袋に穿孔した微細孔を塞がないようにした。
(3)初期酸素濃度測定
窒素ガス充填直後(t=0)の包装袋内の初期酸素濃度(C0)を測定した。包装袋内のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィー(TCD)で袋内の初期酸素濃度(C0)を求めた。C0は0.2%以下であり、これを超える場合は、作業をやり直した。酸素濃度測定のためのサンプリングガスは、10cc以下とした。ガスクロマトグラフィーに注入する場合は、1cc程度のサンプリングガスを注入した。
(4)袋の保存
次に、初期酸素濃度を測定した袋を、庫内の条件が20℃、80%RHに制御された恒温恒湿庫で保存した。このとき、包装袋の上に物が載ったり、恒温恒湿庫のファンの風が直撃したりしないように静置した。
(5)保存中の袋内酸素濃度の測定及び酸素透過率の計算
袋内酸素濃度は、以下の方法で合計3点以上測定した。まず、窒素ガスを充填した直後に袋内酸素濃度を測定した。次に、窒素ガスを充填してから3時間以上経過した後、所定のタイミングで合計2点以上の袋内酸素濃度を測定した。なお、窒素ガスを充填してから3時間以上経過した後に測定した袋内酸素濃度は、1体積%以上7体積%以下の値を示すもののみを2点以上採用した。また、窒素ガスを充填してからの経過時間t(day)と袋内酸素濃度(Ct)間には比例関係(相関係数が0.98以上)が成り立つ必要があるため、相関係数が成り立たない場合は再試験を行った。
また、包装袋を形成する合成樹脂フィルムの酸素透過率が大きすぎることにより袋内酸素濃度の上昇が速すぎて、上述した条件をクリアできない場合には、包装袋を形成する合成樹脂フィルムの一部を酸素透過率の値が公知となっており、かかるフィルムより小さく、かつ同じ材質のフィルムと貼り合わせて包装袋を作成しなおし、上述した方法で再度、袋内酸素濃度の値を測定した。この際、求められた酸素透過率の値から、上述した方法で包装袋を作成しなおした際に貼り合わせたフィルム部分の酸素透過率を差し引いたものを測定に用いた合成樹脂フィルムの酸素透過率とした。酸素透過率は、経過時間が長いほうの値を用い、以下の計算式により算出した。なお、下記式において、kの値は大気中の酸素濃度を考慮し、21と設定した。
式:F={(Ct−C0)/k}×V÷t÷s
但し、
F:合成樹脂フィルムの酸素透過率(cc/m2・day・atm)
Ct:窒素ガス充填後t時間後における袋内酸素濃度(体積%)
C0:窒素ガス充填直後の袋内酸素濃度(体積%)
k:濃度補正係数
V:充填した窒素ガスの量(cc)
t:ガス充填時からの経過時間(day)
s:袋の表面積(m2)
また、合成樹脂フィルムの水蒸気透過率が大きすぎることによりJIS Z0208(カップ法)に準拠した方法を使用できない場合には、カップの代わりに50mm×100mmの袋に塩化カルシウムをヒートシールで密封包装して、この袋の重さの経時変化より水蒸気透過率を算出した。この場合、袋の保管期間は、塩化カルシウムが吸湿仕切らない範囲内とした。
作製した包装体の外表面には、当該包装体を作製した直後に水性マジックを用いて青果物の情報を記載した。くわえて、実施例4については、リンゴ、トマト、サツマイモおよびレモンの他に、サトイモ、ナス、キュウリ、エダマメ、ショウガ、ブロッコリー、アスパラガス、ゴボウ、本シメジ、エリンギ、シイタケ、マイタケを個々に密封してなる青果物入り包装体も作製した。
具体的には、以下の方法で、各青果物入り包装体を作製した。
袋サイズ(内寸)が200×250mmとなるように作製した実施例1〜7および比較例1〜3の包装袋の内部空間に、トマト244gをそれぞれ密封包装することにより、実施例1〜7および比較例1〜3に係るトマト入り包装体を作製した。得られたトマト入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、それぞれ1包装体あたり26個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が200×280mmとなるように作製した実施例1〜14および比較例1〜6の包装袋の内部空間に、サツマイモ475gをそれぞれ密封包装することにより、実施例1〜14および比較例1〜6に係るサツマイモ入り包装体を作製した。得られたサツマイモ入り包装体の内、実施例1〜7および比較例1〜3に係るサツマイモ入り包装体には熱シール部分以外の領域に、それぞれ1包装体あたり29個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が150×150mmとなるように作製した実施例1〜7および比較例1〜3の包装袋の内部空間に、レモン95gをそれぞれ密封包装することにより、実施例1〜7および比較例1〜3に係るレモン入り包装体を作製した。得られたレモン入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、それぞれ1包装体あたり12個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が150×150mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、サトイモ297gを密封包装することにより、実施例4に係るサトイモ入り包装体を作製した。得られたサトイモ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり12個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が180×200mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、ナス291gを密封包装することにより、実施例4に係るナス入り包装体を作製した。得られたナス入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり19個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が185×250mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、キュウリ317gを密封包装することにより、実施例4に係るキュウリ入り包装体を作製した。得られたキュウリ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり24個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が180×150mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、エダマメ163gを密封包装することにより、実施例4に係るエダマメ入り包装体を作製した。得られたエダマメ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり14個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が150×120mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、ショウガ103gを密封包装することにより、実施例4に係るショウガ入り包装体を作製した。得られたショウガ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり9個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が190×250mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、ブロッコリー188gを密封包装することにより、実施例4に係るブロッコリー入り包装体を作製した。得られたブロッコリー入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり25個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が80×280mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、アスパラガス102gを密封包装することにより、実施例4に係るアスパラガス入り包装体を作製した。得られたアスパラガス入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり12個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が90×480mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、ゴボウ217gを密封包装することにより、実施例4に係るゴボウ入り包装体を作製した。得られたゴボウ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり22個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が180×130mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、本シメジ112gを密封包装することにより、実施例4に係る本シメジ入り包装体を作製した。得られた本シメジ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり12個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が150×200mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、エリンギ120gを密封包装することにより、実施例4に係るエリンギ入り包装体を作製した。得られたエリンギ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり16個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が140×180mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、シイタケ118gを密封包装することにより、実施例4に係るシイタケ入り包装体を作製した。得られたシイタケ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり13個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
袋サイズ(内寸)が210×160mmとなるように作製した実施例4の包装袋の内部空間に、マイタケ115gを密封包装することにより、実施例4に係るマイタケ入り包装体を作製した。得られたマイタケ入り包装体には、熱シール部分以外の領域に、1包装体あたり17個の微細孔が穿孔されていることが確認された。
・重量減少率:10℃、75%RHにおける重量減少率は、以下の手順で測定した。まず、青果物を包装した袋の重量について、試験初日の重量(W0)と試験開始後4日目の重量(W4)を電子天秤で測定した。次に、得られた袋の重量から、以下の計算式により算出される値を、重量減少率とした。なお、単位は、重量%とした。
計算式:重量減少率=(W0−W4)/W0×100
◎:保存前と同じであった。
○:保存前と比べてやや薄かった(実用上問題ないレベルである。)。
×:記載した情報が薄れていた。
◎:結露は生じていなかった。
○:結露はほぼ生じていなかった(一部のみあり、実用上問題ないレベルである。)。
×:結露が生じていた。
○:カビが青果物に生えていることを目視にて確認できなかった。
×:カビが青果物に生えていることを目視にて確認できた。
4点:良好な保存状態であった。
3点:やや劣化しているが、購入しても問題ない程度の状態であった。
2点:明らかに劣化しており購入することには問題があるものの、食べることはできる程度の状態であった。
1点:著しく劣化しており、食すこともできない程度の状態であった。
また、実施例4の包装袋を用いて、リンゴ、トマト、サツマイモおよびレモン以外の青果物を包装してなる各種青果物入り包装体の保存評価結果については、以下の表6に示す。
Claims (14)
- 青果物を内容物として収容するための青果物カビ増殖抑制包装袋であって、
当該青果物カビ増殖抑制包装袋は合成樹脂フィルムにより構成されており、
当該青果物カビ増殖抑制包装袋の外表面における水の接触角をθ1とし、当該青果物カビ増殖抑制包装袋の内表面における水の接触角をθ2とした時、θ1/θ2の値が1以上9以下であり、
θ1の値は30°以上100°以下であり、θ2の値は3°以上60°以下である、青果物カビ増殖抑制包装袋。 - θ1/θ2の値が1.3以上7以下である、請求項1に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 前記合成樹脂フィルムが、厚み方向に2以上の層が積層された多層構造を有する請求項1または2に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 当該青果物カビ増殖抑制包装袋の内表面がエチレン・ビニルアルコール共重合体を含む樹脂内層から形成される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 当該青果物カビ増殖抑制包装袋の外表面がポリアミド樹脂材料を含む樹脂外層から形成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 当該青果物カビ増殖抑制包装袋の外表面がエチレン・ビニルアルコール共重合体を含む樹脂外層から形成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 前記合成樹脂フィルムの厚みが20μm以上40μm以下である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 前記合成樹脂フィルムの40℃、90%RHにおける水蒸気透過率が、30g/m2・day以上180g/m2・day以下である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 前記青果物が、果実類、果菜類、根菜類、菌茸類および花卉類からなる群のいずれかに分類される1種以上である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 前記合成樹脂フィルムに微細孔が穿孔されている、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋。
- 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋により青果物を密封してなる青果物入り包装体。
- 当該青果物入り包装体に密封されている前記青果物が、
10℃、75%RHにおける前記青果物の蒸気圧をPgとし、10℃、75%RHにおける純水の蒸気圧をPwとしたとき、Pg/Pwで表される前記青果物の水分活性値が、0.800以上0.999以下という条件を満たす青果物である、請求項11に記載の青果物入り包装体。 - 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の青果物カビ増殖抑制包装袋を用いて青果物を包装する青果物の鮮度保持方法。
- 前記青果物が、10℃、75%RHにおける前記青果物の蒸気圧をPgとし、10℃、75%RHにおける純水の蒸気圧をPwとしたとき、Pg/Pwで表される前記青果物の水分活性値が、0.800以上0.999以下という条件を満たす青果物である、請求項13に記載の青果物の鮮度保持方法。
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