JP6372229B2 - ジェットルームにおける緯糸検出装置 - Google Patents

ジェットルームにおける緯糸検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6372229B2
JP6372229B2 JP2014158742A JP2014158742A JP6372229B2 JP 6372229 B2 JP6372229 B2 JP 6372229B2 JP 2014158742 A JP2014158742 A JP 2014158742A JP 2014158742 A JP2014158742 A JP 2014158742A JP 6372229 B2 JP6372229 B2 JP 6372229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
optical fiber
light
range
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014158742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016035124A (ja
Inventor
正清 松井
正清 松井
和夫 清木
和夫 清木
石川 洋彦
洋彦 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2014158742A priority Critical patent/JP6372229B2/ja
Priority to BE2015/5477A priority patent/BE1023209B1/fr
Priority to DE102015112674.5A priority patent/DE102015112674B4/de
Priority to CN201510467079.3A priority patent/CN105316859B/zh
Publication of JP2016035124A publication Critical patent/JP2016035124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6372229B2 publication Critical patent/JP6372229B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/18Automatic stop motions
    • D03D51/34Weft stop motions
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/30Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by gas jet

Description

本発明は、流体の噴射によって緯糸を緯入れし、緯入れされた緯糸をスレイ上の筬羽によって筬打ちするジェットルームにおける緯糸検出装置に関する。
織物品質に大きな影響を与える緯糸の飛走状態を探るため、経糸列をかき分けて経糸の開口内に対して出入りする支持部材内に投光用の光ファイバー及び受光用の光ファイバーを設けた緯糸検出装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この緯糸検出装置は、図6に示すように、支持部材51は、その先端が筬羽52のガイド凹部52aによって形成される緯糸(図示せず)の飛走通路53に対向して配置されている。そして、図7(a),(b)に示すように、支持部材51は一対の分割片51a,51bを結合して構成され、投光用光ファイバー54及び受光用光ファイバー55の先端面は、支持部材51の先端部に形成された露出口51cから露出している。各光ファイバー54,55は、複数のファイバー要素を束ねたマルチ光ファイバーで構成されている。そして、支持部材51の先端部56の外面及び各光ファイバー54,55の先端面は、経糸を損傷する虞なく飛走緯糸を検出可能とするため、滑らかな凸曲面に形成されている。
特開2010−209478号公報
投光用光ファイバー54及び受光用光ファイバー55は、経糸列に入り込むような細い支持部材51内に配置するため、投光用光ファイバー54及び受光用光ファイバー55の太さは支持部材51の大きさ(太さ)に制限され、むやみに太くできない。
特許文献1の緯糸検出装置の場合、図8(a),(b)に示すように、筬羽52のガイド凹部52aと対応する下顎部分52bにおける筬羽52の背面と平行な接線L1より背面側である飛走通路53に投光範囲A1(検出エリア)、受光範囲A2(検出エリア)が存在する。
緯糸検出装置は、投光範囲A1及び受光範囲A2の重なり範囲に緯糸ではなく経糸が存在しても検出信号を出力するため、経糸が投光範囲A1及び受光範囲A2の重なり範囲に無い状態で緯糸を検出する必要がある。
特許文献1の緯糸検出装置では、経糸がガイド凹部52a内の投光範囲A1及び受光範囲A2の重なり範囲に存在する状態では、経糸を検出する虞があるため、経糸がガイド凹部52a内の投光範囲A1及び受光範囲A2の重なり範囲に存在しない織機の回転角度(例えば96度以降)において、飛走する緯糸を検出する必要がある。その結果、緯入れ開始時期、即ちメインノズルの噴射開始時期から織機の回転角度が96度に達するまでに緯糸が飛走する位置では緯糸検出を行うことができない。なお、図8(a),(b)には、織機の回転角度が96度における上側の経糸Tが図示されている。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、経糸の開口内に対して出入りする投受光式の緯糸センサによる飛走緯糸の検出可能な領域を従来に比べてメインノズル側に拡げることができるジェットルームにおける緯糸検出装置を提供することにある。
上記課題を解決する緯糸検出装置は、流体の噴射によって緯糸を緯入れし、緯入れされた緯糸をスレイ上の筬羽によって筬打ちするジェットルームにおける緯糸検出装置である。そして、織幅内に前記緯糸の飛走通路に対向して、かつ上経糸及び下経糸が検出エリアから外れる状態で配置された少なくとも一つの投受光式の緯糸センサを備え、前記緯糸センサの投光範囲及び受光範囲の少なくとも一方を、前記緯糸センサの配設位置に前記緯糸の先端が到達する織機角度における経糸開口の内側に設定した。ここで、「検出エリア」とは、投光用光ファイバーにおいては光ファイバーから照射された光が緯糸の飛走通路において占める範囲を意味し、受光用光ファイバーにおいては受光可能な光が緯糸の飛走通路において占める範囲を意味する。
この構成によれば、緯糸センサの投光範囲及び受光範囲の少なくとも一方が、緯糸センサが配置された位置に、流体の噴射によって緯入れされる緯糸の先端が到達するときの織機角度における経糸開口の内側に設定されているため、緯糸センサが緯糸の先端を検出するときに経糸が緯糸センサに検出されない。したがって、経糸の開口内に対して出入りする飛走緯糸の検出可能な領域を従来に比べてメインノズル側に拡げることができる。
前記緯糸センサは、前記織幅の中央よりもメインノズル側に配設されていることが好ましい。緯糸の飛走には、メインノズルから噴射される流体だけでなくサブノズルから噴射される流体も使用される。緯糸センサが織幅の中央よりもメインノズル側に配設されていれば、織幅の中央よりも反メインノズル側に配設されている場合に比べて緯入れミスを早期に検出でき、緯入れミスの際にサブノズルからの噴射流体を無駄に使用することが少なくなる。
前記緯糸センサは、前記投光範囲及び前記受光範囲の両方を前記経糸開口の内側に設定されていることが好ましい。緯糸センサは、投光範囲及び受光範囲の少なくとも一方が経糸開口の内側に設定されていれば、経糸を検出しないが、投光範囲及び受光範囲の両方が経糸開口の内側に設定されている方が、緯糸センサの製造が容易になるとともに、誤検出が少なくなる。
本発明によれば、経糸の開口内に対して出入りする投受光式の緯糸センサによる飛走緯糸の検出可能な領域を従来に比べてメインノズル側に拡げることができる。
緯入れ装置の概略斜視図。 筬羽と緯糸センサとの位置関係を示す一部破断概略側面図。 (a),(b)は本発明の一実施形態における緯糸センサの作用を説明する模式図。 (a)は本発明の一実施形態における緯糸センサの模式部分側面図、(b)は(a)の部分拡大図。 緯糸センサの検出波形と織機回転角度との関係を示す線図。 従来技術の緯糸センサと筬との関係を示す側断面図。 (a)は従来技術の緯糸センサの部分正面図、(b)は(a)のA−A線における概略断面図。 (a),(b)は従来技術の緯糸センサの作用を説明する模式図。
以下、本発明をエアジェット織機(エアジェットルーム)に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、エアジェット織機は、緯入れ用のメインノズル11と、緯入れ用のサブノズル12と、筬13とがスレイ14上に固定されている。筬13は、ガイド凹部15aを有する筬羽15が緯入れ方向に複数列設されて構成されている。複数の筬羽15のガイド凹部15aにより緯糸の飛走通路を構成する筬内通路16が形成されている。サブノズル12は、支持ブロック17を介して位置調整可能にスレイ14に固定されている。サブノズル12は、スレイ14の揺動に伴って経糸Tの列の間から経糸Tの開口内に対して出入り可能となっている。
スレイ14には、筬内通路16を飛走する緯糸Yを検出する複数の緯糸センサ20が支持ブロック21を介して位置調整可能に固定されている。緯糸センサ20は、織幅の中央よりもメインノズル11側に配設されている。緯糸センサ20は、スレイ14の揺動に伴って経糸Tの列の間から経糸Tの開口内に対して出入り可能となっている。また、スレイ14には、緯入れされた緯糸Yの先端が緯入れ範囲の終端に到達したことを検出する緯糸センサ(図示せず)が、位置調整可能に固定されている。
緯糸センサ20は、上経糸及び下経糸が検出エリアから外れる状態で配置されている。上経糸とはガイド凹部15aを挟んで上側に位置する状態の経糸Tを意味し、下経糸とはガイド凹部15aを挟んで下側に位置する状態の経糸Tを意味する。
以下、緯糸センサ20について説明する。
図2に示すように、緯糸センサ20は、支持ブロック21に固定されたロッド形状の支持部材22を有し、支持部材22の先端部は、スレイ14の揺動に伴って経糸Tの列の間から経糸Tの開口内に対して出入り可能である。支持部材22は、特許文献1の緯糸検出装置と同様に一対の分割片22a,22bを結合して構成され、図4(a),(b)に示すように、一対の分割片22a,22b(図4には分割片22aのみを図示)によって構成される収容空間23を備えている。なお、支持部材は筒状片で一体に形成してもよい。収容空間23には投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25が収容されている。投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25は、筬羽15に形成されたガイド凹部15aを指向する状態で先端面24a,25aが縦に並ぶように設けられている。即ち、投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25は、端面が飛走通路(筬内通路16)に対向して配置されている。この実施形態では投光用光ファイバー24が上側に、受光用光ファイバー25が下側になるように設けられている。
スレイ14の揺動に拘わらず不動配置される図示しない固定部に、発光素子及び受光素子が設けられている。投光用光ファイバー24は、プラスチックファイバーからなる光ファイバーを介して発光素子に接続されている。発光素子としてLED(発光ダイオード)が使用されている。受光用光ファイバー25は、プラスチックファイバーからなる光ファイバーを介して受光素子に接続されている。受光素子としてPD(フォトダイオード)が使用されている。
受光用光ファイバー25の先端面25aによって受光された光は、受光用光ファイバー25を経由して図示しないPDに到達し、PDは、受光量に応じた電気信号を制御部(図示略)に出力する。制御部は、この電気信号の入力に基づいて、緯糸Yの有無を判断する。緯糸センサ20、プラスチックファイバー、発光素子、受光素子、制御部により緯糸検出装置が構成される。
図4(b)に示すように、投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25は複数のファイバー要素26を束ねたマルチ光ファイバーであるが、便宜上、図2及び図4(a)においては、投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25を1本の光ファイバーとして図示している。以下、適宜、投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25を1本の光ファイバーとして図示する。本実施形態では、ファイバー要素26は、グラスファイバーで構成されたSI型マルチモードファイバーである。
また、図4(b)に示すように、投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25は、端面(先端面24a,25a)がそれぞれ一平面となるように形成されている。
緯糸センサ20は、その投光範囲及び受光範囲の両方が、緯糸センサ20の配設位置に緯糸Yの先端が到達する織機角度における経糸開口の内側に設定されている。
具体的には、図3(a),(b)に示すように、受光用光ファイバー25の先端面25aと、投光用光ファイバー24の先端面24aとがなす角度が、投光用光ファイバー24の投光範囲A1と、受光用光ファイバー25の受光範囲A2の上側の境界が合うように設定されている。この実施形態では投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25は、それぞれ先端面24a,25aが各光ファイバーの軸方向と直交する平面Hに対して傾いて形成されている。先端面24a,25aが平面Hに対する角度は、例えば、10°程度に設定されている。また、投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25の先端側における軸方向と、筬羽15のガイド凹部15aと対応する下顎部分15bにおける筬羽15の背面と平行な接線L1の延びる方向との成す角度βは55°程度に設定されている。
次に前記のように構成された緯糸検出装置の作用を説明する。
緯糸センサ20の投光用光ファイバー24の先端面24aから光が筬内通路16(飛走通路)に向けて投射され、投射された光のうち、ガイド凹部15aあるいは緯糸Yで反射した反射光の一部が受光用光ファイバー25の先端面25aで受光される。先端面25aで受光された光は、受光用光ファイバー25を経由して図示しない光電変換部に到達し、該光電変換部は、受光量に応じた電気信号を制御部(図示略)に出力する。制御部は、この電気信号に基づいて、緯糸センサ20が緯糸Yを検出したか否かを判断する。そして、制御部は、メインノズル11の噴射開始から所定時間内に緯糸Yが検出されなければ、緯入れミスと判断し、機台停止制御を行う。また、所定時間内に緯糸Yが検出された場合は、緯糸Yの先端の検出タイミングと、そのときの織機の回転角度とから、サブノズル12の噴射タイミングや噴射期間の調整を行う。
図5に、従来の緯糸センサと、この実施形態の緯糸センサ20の検出波形を示す。図5において、実線が緯糸センサ20の検出信号を示し、二点鎖線が従来の緯糸センサの検出信号を示す。従来の緯糸センサの場合は、機台基準信号S1の発信間隔、即ち織機1回転の間の織機角度360度の間において、織機角度が96度以下及び織機角度が250度以上で検出信号が出力される。一方、この実施形態の緯糸センサ20の場合は、織機角度が80度以下及び織機角度が250度以上で検出信号が出力される。
従来技術の緯糸センサと、実施形態の緯糸センサ20とを比較した場合、図8(b)に示すように、従来技術の緯糸センサでは、筬羽52の上顎部分52cの近傍で、かつ筬羽52のガイド凹部52aと対応する下顎部分52bにおける筬羽52の背面と平行な接線L1が上顎部分52cと交差する位置より反背面側に受光可能領域が存在する。一方、この実施形態の緯糸センサ20は、図3(b)に示すように、筬羽15の上顎部分15cの近傍で、かつ筬羽15のガイド凹部15aと対応する下顎部分15bにおける筬羽15の背面と平行な接線L1が上顎部分15cと交差する位置より反背面側に受光可能領域が存在しない。
また、図3(a),(b)に示すように、筬羽15の上顎部分15cの近傍で、かつ筬羽15のガイド凹部15aと対応する下顎部分15bにおける筬羽15の背面と平行な接線L1が上顎部分15cと交差する位置は、織機角度80度の状態において経糸開口を構成する上側の経糸T(T1)の位置と、織機角度96度の状態において経糸開口を構成する上側の経糸T(T2)の位置との間になる。そのため、織機角度80度の状態が、経糸開口を構成する上側の経糸Tが検出されない境界となる。一方、従来技術の緯糸センサの場合は、織機角度96度の状態が、経糸開口を構成する上側の経糸Tが検出されない境界となる。
即ち、従来の緯糸センサでは、緯入れ開始から織機角度96度までに緯糸Yが飛走する位置において緯糸Yを検出しようとしても、経糸を検出しているため緯糸Yの到達タイミングを検出することができない。一方、緯糸センサ20では、緯入れ開始から織機角度80度までに緯糸Yが飛走する位置においては、従来の緯糸センサと同様に緯糸Yの到達タイミングを検出することはできないが、緯入れ開始から織機角度80度を超えた範囲においては、緯糸Yの検出が可能となる。したがって、緯糸センサ20は、飛走緯糸を検出可能な領域を従来に比べてメインノズル11側に拡げることができる。織機角度80度から96度までの間に緯糸Yが飛走する距離は、織機の運転条件にもよるが、例えば、2mの織機で16cm、4mの織機で32cmである。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)緯糸検出装置は、流体の噴射によって緯糸Yを緯入れし、緯入れされた緯糸Yをスレイ14上の筬羽15によって筬打ちするジェットルームにおける緯糸検出装置である。そして、織幅内に緯糸Yの飛走通路(筬内通路16)に対向して、かつ上経糸及び下経糸が検出エリアから外れる状態で配置された少なくとも一つの投受光式の緯糸センサ20を備え、緯糸センサ20の投光範囲A1及び受光範囲A2の両方を、緯糸センサ20の配設位置に緯糸Yの先端が到達する織機角度における経糸開口の内側に設定した。
この構成によれば、緯糸センサ20の投光範囲A1及び受光範囲A2の両方が、緯糸センサ20が配置された位置に、流体の噴射によって緯入れされる緯糸Yの先端が到達するときの織機角度における経糸開口の内側に設定されているため、緯糸センサ20が緯糸Yの先端を検出するときに経糸Tが緯糸センサ20に検出されない。したがって、経糸の開口内に対して出入りする飛走緯糸の検出可能な領域を従来に比べてメインノズル11側に拡げることができる。また、緯糸センサ20は、投光範囲A1及び受光範囲A2の少なくとも一方が経糸開口の内側に設定されていれば、経糸Tを検出しないが、投光範囲A1及び受光範囲A2の両方が経糸開口の内側に設定されている方が、緯糸センサ20の製造が容易になるとともに、誤検出が少なくなる。
(2)緯糸センサ20の少なくとも一つは、織幅の中央よりもメインノズル11側に配設されている。緯糸Yの飛走には、メインノズル11から噴射される流体だけでなくサブノズル12から噴射される流体も使用される。緯糸センサ20が織幅の中央よりもメインノズル11側に配設されていれば、織幅の中央よりも反メインノズル側に配設されている場合に比べて緯入れミスを早期に検出でき、緯入れミスの際にサブノズル12からの噴射流体を無駄に使用することが少なくなる。
(3)投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25は、それぞれ複数のファイバー要素26を束ねたマルチ光ファイバーで構成されている。したがって、1本の光ファイバーで構成された場合に比べて検出感度が高くなる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 緯糸センサ20は、投光範囲A1及び受光範囲A2の両方ではなく、少なくとも一方を、緯糸センサ20の配設位置に緯糸Yの先端が到達する織機角度における経糸開口の内側に設定されていればよい。例えば、投光範囲A1のみが緯糸センサ20の配設位置に緯糸Yの先端が到達する織機角度における経糸開口の内側に設定されていても、受光範囲A2のみが緯糸センサ20の配設位置に緯糸Yの先端が到達する織機角度における経糸開口の内側に設定されていてもよい。
○ 投光用光ファイバー24の投光範囲A1及び受光用光ファイバー25の受光範囲A2は、必ずしも筬羽15のガイド凹部15aと対応する下顎部分15bにおける筬羽15の背面と平行な接線L1が上顎部分15cと交差する位置より背面側全体が受光可能領域である必要はない。例えば、接線L1が上顎部分15cと交差する位置より背面側で上顎部分15cに近い位置に受光不能領域が存在する構成であっても、その領域が経糸開口の外側になる状態において、緯糸センサ20の検出信号から制御部が緯糸Yの有無を判断するようにしてもよい。
○ 投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25の両方の先端面24a,25aが光ファイバーの軸方向と直交する平面と傾いて形成される必要はない。例えば、先端面24a,25aのいずれか一方が光ファイバーの軸方向と直交する平面と平行に形成され、他方のみ光ファイバーの軸方向と直交する平面に対して傾いて形成されていてもよい。
○ 投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25の先端面24a,25aは、必ずしも一つの平面で形成される構成に限らず、連続する複数の平面で形成されていてもよい。
○ 投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25の先端面24a,25aは、必ずしも平面で形成される構成に限らず、曲面あるいは曲面と平面とが連続する構成であってもよい。
○ 投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25の先端面24a,25aは、投光用光ファイバー24の先端面24aを下側に配置し、受光用光ファイバー25の先端面25aを上側に配置してもよい。
○ 投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25の先端面24a,25aが光ファイバーの軸方向と直交する平面に対して傾いて形成される場合、各先端面24a,25a傾きが異なっていてもよい。
○ 投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25はそれぞれプラスチックファイバーを介さずにLEDあるいはPDに接続されてもよい。しかし、プラスチックファイバーを介して接続される構成の方が、織機の筬打ち運動に伴う光ファイバーの損傷の回避に有効である。
○ 緯糸センサ20は、投光用光ファイバー24及び受光用光ファイバー25を使用せずに、支持部材22の先端に発光素子及び受光素子が設けられた構成としてもよい。
Y…緯糸、A1…投光範囲、A2…受光範囲、11…メインノズル、14…スレイ、15…筬羽、20…緯糸センサ。

Claims (3)

  1. 流体の噴射によって緯糸を緯入れし、緯入れされた緯糸をスレイ上の筬羽によって筬打ちするジェットルームにおける緯糸検出装置において、
    織幅内に前記筬羽のガイド凹部に形成された前記緯糸の飛走通路に対向し状態で前記スレイに固定されるとともに、前記スレイの揺動に伴って経糸の列の間から経糸開口に出入り可能に配置され、前記飛走通路を飛走する前記緯糸の検出を、前記経糸が検出範囲から外れる織機角度の範囲内において行う少なくとも一つの投受光式の緯糸センサを備え、
    前記緯糸センサの前記筬羽の上顎部分における投光範囲及び受光範囲の少なくとも一方を、前記ガイド凹部と対応する下顎部分における前記筬羽の背面と平行な接線(L1)が前記上顎部分と交差する位置より反背面側に設定しないことを特徴とするジェットルームにおける緯糸検出装置。
  2. 前記緯糸センサは、前記織幅の中央よりもメインノズル側に配設されている請求項1に記載のジェットルームにおける緯糸検出装置。
  3. 前記緯糸センサの前記上顎部分における前記投光範囲及び前記受光範囲の両方を、前記下顎部分における前記筬羽の背面と平行な接線(L1)が前記上顎部分と交差する位置より反背面側に設定しない請求項1又は請求項2に記載のジェットルームにおける緯糸検出装置。
JP2014158742A 2014-08-04 2014-08-04 ジェットルームにおける緯糸検出装置 Active JP6372229B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158742A JP6372229B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 ジェットルームにおける緯糸検出装置
BE2015/5477A BE1023209B1 (fr) 2014-08-04 2015-07-28 Dispositif de détection d'un fil de trame dans un métier à tisser du type à jet
DE102015112674.5A DE102015112674B4 (de) 2014-08-04 2015-08-03 Schussfadenerfassungsvorrichtung in einer schussgarnwebmaschine
CN201510467079.3A CN105316859B (zh) 2014-08-04 2015-08-03 喷射式织机中的纬纱检测装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158742A JP6372229B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 ジェットルームにおける緯糸検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016035124A JP2016035124A (ja) 2016-03-17
JP6372229B2 true JP6372229B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=54288609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014158742A Active JP6372229B2 (ja) 2014-08-04 2014-08-04 ジェットルームにおける緯糸検出装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6372229B2 (ja)
CN (1) CN105316859B (ja)
BE (1) BE1023209B1 (ja)
DE (1) DE102015112674B4 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9541376B2 (en) 2015-03-02 2017-01-10 Mitutoyo Corporation Chromatic confocal sensor and measurement method
JP6921621B2 (ja) * 2017-05-15 2021-08-18 株式会社豊田自動織機 エアジェット織機の緯糸検知装置
CN107700045A (zh) * 2017-11-15 2018-02-16 李天合 一种有梭织机的断纬检测装置及方法
JP6922714B2 (ja) * 2017-12-14 2021-08-18 株式会社豊田自動織機 エアジェット織機における緯糸検出方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7206367A (ja) 1972-05-10 1973-11-13
JPS61245348A (ja) * 1985-04-19 1986-10-31 株式会社豊田自動織機製作所 ジエツトル−ムにおける緯糸検出装置
EP0204093B1 (en) * 1985-04-05 1989-08-02 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho A method and an apparatus for detecting the weft yarn in a jet loom
CN1005859B (zh) * 1986-01-04 1989-11-22 日产自动车株式会社 喷水织机的纬丝检测装置
JP2879932B2 (ja) * 1990-04-23 1999-04-05 津田駒工業株式会社 織機の緯糸フィーラ装置
JPH0571046A (ja) * 1991-06-01 1993-03-23 Toyota Autom Loom Works Ltd 流体噴射式織機における緯糸検知装置
DE19716587C1 (de) 1997-04-21 1998-09-03 Dornier Gmbh Lindauer Verfahren zur Funktionsüberwachung eines Schußfadenwächters in Luftdüsenwebmaschinen
JP2006328591A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Toyota Industries Corp ジェットルームにおける緯糸検出装置
CN2931513Y (zh) * 2006-04-28 2007-08-08 南阳纺织集团有限公司 喷气织机纬纱检测装置
JP5365268B2 (ja) * 2009-03-06 2013-12-11 株式会社豊田自動織機 ジェットルームにおける緯糸検出装置
JP5218321B2 (ja) * 2009-07-30 2013-06-26 株式会社豊田自動織機 ジェットルームにおける緯糸検出装置
JP5365418B2 (ja) * 2009-08-27 2013-12-11 株式会社豊田自動織機 ジェットルームにおける緯糸検出装置
JP5218340B2 (ja) * 2009-08-27 2013-06-26 株式会社豊田自動織機 ジェットルームにおける緯糸検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102015112674B4 (de) 2021-10-07
JP2016035124A (ja) 2016-03-17
BE1023209A1 (fr) 2016-12-21
DE102015112674A1 (de) 2016-02-04
BE1023209B1 (fr) 2016-12-21
CN105316859A (zh) 2016-02-10
CN105316859B (zh) 2017-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6372229B2 (ja) ジェットルームにおける緯糸検出装置
JP6190250B2 (ja) エアジェット織機の緯糸検知装置
US3853408A (en) Device for detecting a textile thread carried through a channel
JP6921621B2 (ja) エアジェット織機の緯糸検知装置
KR850001118B1 (ko) 직기의 위사검지장치
JP6281475B2 (ja) エアジェット織機における緯糸検出方法
JP6384453B2 (ja) エアジェット織機における緯糸検出方法
JP5999136B2 (ja) エアジェットルームにおける緯糸検出装置
JP6566756B2 (ja) 織機における緯糸検出装置
JP7226118B2 (ja) 織機の緯糸検出装置
GB2119819A (en) Device for receiving and checking the weft on a shuttle-less loom in which the weft is inserted pneumatically
EP3498901B1 (en) Method of detecting weft yarn in air jet loom
JP2006328591A (ja) ジェットルームにおける緯糸検出装置
JPH0571046A (ja) 流体噴射式織機における緯糸検知装置
JPS59163448A (ja) 空気噴射式織機の緯糸検知装置
US5251674A (en) Weft feeler device of loom
JP2003113557A (ja) 緯糸検知用フィーラヘッド及びこれを用いた緯糸検知装置
JPH08127945A (ja) 緯糸検知装置
JPH0262621B2 (ja)
JPH10325053A (ja) 空気噴射織機の緯糸探知装置
JPS5881655A (ja) 無杼織機における緯糸検出装置
JP2009249804A (ja) ジェット織機の緯糸押し込み装置
JPH06184880A (ja) ウオータージェット織機用緯糸検知フィーラー
JPH0321656B2 (ja)
JPS6359448A (ja) ジエツトル−ムにおける緯糸検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180702

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6372229

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151