JP6371292B2 - 米糠ワックス酸化物 - Google Patents
米糠ワックス酸化物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6371292B2 JP6371292B2 JP2015537161A JP2015537161A JP6371292B2 JP 6371292 B2 JP6371292 B2 JP 6371292B2 JP 2015537161 A JP2015537161 A JP 2015537161A JP 2015537161 A JP2015537161 A JP 2015537161A JP 6371292 B2 JP6371292 B2 JP 6371292B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- rice bran
- weight
- acid
- bran wax
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L91/00—Compositions of oils, fats or waxes; Compositions of derivatives thereof
- C08L91/06—Waxes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11C—FATTY ACIDS FROM FATS, OILS OR WAXES; CANDLES; FATS, OILS OR FATTY ACIDS BY CHEMICAL MODIFICATION OF FATS, OILS, OR FATTY ACIDS OBTAINED THEREFROM
- C11C3/00—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom
- C11C3/006—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom by oxidation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Description
a)40〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C8〜C36(ワックス、油及び/または脂肪由来)、
b)0〜50重量%の遊離の脂肪族アルコールC24〜C36(ワックス由来)、
c)3〜15重量%の遊離の脂肪族二酸C10〜C30(ワックス由来)、
d)0〜65重量%の真性エステルC46 〜C62(ワックス由来)、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含む。
a)60〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C8〜C36(ワックス及び油及び/または脂肪由来)、
b)0〜20重量%の遊離の脂肪族アルコールC24〜C36(ワックス由来)、
c)5〜15重量%の遊離の脂肪族二酸C10〜C30(ワックス由来)、
d)0〜50重量%の真性エステルC46 〜C62(ワックス由来)、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含む。
a)70〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C8〜C36(ワックス及び油及び/または脂肪由来)、
b)0〜5重量%の遊離の脂肪族アルコールC24〜C36(ワックス由来)、
c)5〜12重量%の遊離の脂肪族二酸C10〜C30(ワックス由来)、
d)0〜40重量%の真性エステルC46 〜C62(ワックス由来)、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含む。
物質の特徴付け:
脂肪及びワックスの特徴付けに一般的に使用される以下の表1に記載の標準法を、米糠ワックス及び米糠ワックス誘導体の特性値の決定のために使用する。
粗製米糠ワックスの鎖長分布(図1〜4)は、GF/UV分離によって求めた。そのためには、先ず米糠ワックスを、規定の条件下にケン化し、UV画分(ケン化不能物)を抽出し、GF画分(総脂肪酸)を塩不含に洗浄し、そして両方の画分を別々にガスクロマトグラフィーにより調べた。
原料:
米糠ワックス(タイプ4) 60g
クロム硫酸(100gCrO3/L) 1060ml
攪拌機、温度センサ、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた2L反応容器中にクロム硫酸を仕込み、そして70℃に加温する。次いで、溶融した米糠ワックスを少しずつ加える。反応混合物の温度を110℃に調節し、そしてディスソルバーディスクを用いて10時間、2000回転/分で攪拌する。加熱及び攪拌を中止する。相が分離したら直ぐに、水性相を分離して除く。
原料:
米糠ワックス 500g
クロム硫酸(100gCrO3/L) 4960ml
酸化促進剤 米糠ワックスを基準に1重量%
攪拌機、温度センサ、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた5L反応容器中にクロム硫酸を仕込み、そして70℃に加温する。米糠ワックスを溶融し、然るべき酸化促進剤と混合し、そして少しずつクロム酸に添加する。反応混合物を110℃で12時間攪拌する。加熱及び攪拌を中止する。相が分離したら直ぐに、水性相を分離して除く。
例3:合成エステルワックス(タイプE)
原料:
酸化された米糠ワックス(タイプ1) 500g
エチレングリコール 34.1g
メタンスルホン酸 1.1g
攪拌機、温度センサ、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた2L反応容器中で、米糠ワックス酸化物を窒素雰囲気下に溶融する。次いで、エチレングリコール及びメタンスルホン酸を加える。この反応混合物を、酸価が16mgKOH/gとなるまで120℃で攪拌する。
原料:
酸化された米糠ワックス(タイプ1) 250g
エチレングリコール 15.4g
メタンスルホン酸 0.55g
攪拌機、温度センサ、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた1L反応容器中で、米糠ワックス酸化物を窒素雰囲気下に溶融する。次いで、エチレングリコール及びメタンスルホン酸を加える。この反応混合物を、酸価が30mgKOH/gとなるまで120℃で攪拌する。
原料:
酸化された米糠ワックス(タイプ1) 500g
ブタンジオール−1,3 30.6g
石灰 9.7g
メタンスルホン酸 1.1g
攪拌機、温度センサ、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた2L反応容器中で、米糠ワックス酸化物を窒素雰囲気下に溶融する。次いで、ブタンジオール及びメタンスルホン酸を加える。この反応混合物を、酸価が50mgKOH/gとなるまで120℃で攪拌する。次いで、先ずNaOHを、そして5分後に、過酸化水素を、そして更に10分後に水酸化カルシウムを加える。この反応混合物を酸価が14となるまで攪拌する。
原料:
酸化された米糠ワックス(タイプ1) 500g
メタノール 2500ml
メタンスルホン酸 5g
攪拌機、温度センサ、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた5L反応容器中で、米糠ワックス酸化物を窒素雰囲気下に溶融する。次いで、メタノール及びメタンスルホン酸を加える。この反応混合物を、酸価が8mgKOH/gとなるまで70℃で攪拌する。次いで、過剰のメタノールを80℃で留去し、次いで20分間真空にして、メタノールを完全に除去する。
1.
DIN ISO 2114に従い測定した酸価が少なくとも70mgKOH/gであることを特徴とする、米糠ワックス酸化物。
2.
少なくとも85重量%が、次の成分:
a)40〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C 8 〜C 36 、
b)0〜50重量%の遊離の脂肪族脂肪アルコールC 24 〜C 36 、
c)3〜15重量%の遊離の脂肪族二酸C 10 〜C 30 、
d)0〜65重量%の真性エステルC 46 〜C 62 、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の米糠ワックス酸化物。
3.
少なくとも85重量%が、次の成分:
a)60〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C 8 〜C 36 、
b)20重量%までの遊離の脂肪族脂肪アルコールC 24 〜C 36 、
c)5〜15重量%の遊離の脂肪族二酸C 10 〜C 30 、
d)0〜50重量%の真性エステルC 46 〜C 62 、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の米糠ワックス酸化物。
4.
少なくとも85重量%が、次の成分:
a)70〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C 8 〜C 36 、
b)0〜5重量%の遊離の脂肪族脂肪アルコールC 24 〜C 36 、
c)5〜12重量%の遊離の脂肪族二酸C 10 〜C 30 、
d)0〜40重量%の真性エステルC 46 〜C 62 、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の米糠ワックス酸化物。
5.
粗製もしくは精製米糠ワックス原料並びに場合によりそれから生ずる酸化物からの詳しく特定されていない他の成分(ライスワックス中の天然成分)を15重量%以下の濃度で含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
6.
リグノセリン酸(C 24 酸)を少なくとも10重量%の割合で含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
7.
(リグノセリン酸C 24 、ベヘン酸C 22 及びメリシン酸C 30 )の重量比が、次の特徴的な比率:
a)ベヘン酸:リグノセリン酸C22:C24は、本発明の米糠ワックス酸化物では、1.0:2.0〜1:2.8、好ましくは1.0:2.1〜1.0:2.4である;
b)ベヘン酸:メリシン酸C22:C30は、本発明の米糠ワックス酸化物では、1.0:0.8〜1:1.2、好ましくは1.0:0.8〜1.0:1.05である;
を構成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
8.
真性エステル(C 46 〜C 62 )の割合が65重量%未満の量であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
9.
DIN ISO2176に従い測定した滴点が70℃〜90℃であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
10.
DIN6162に従い測定したヨウ素色数が20未満であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
11.
ケン化価の上昇を伴う粗製のまたは精製した米糠ワックスのクロム硫酸での酸化、及びこれと同時の、使用した原料ワックスの量を基準にして最大で10重量%の少量の一種または二種以上の酸化促進剤の使用によって、請求項1〜10のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物を製造する方法。
12.
DIN ISO3681に従い測定したケン化価の上昇が最小で50%であることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
13.
任意選択的に、クロム硫酸で酸化可能な他の物質が副次的な量で出発原料に添加されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
14.
最終生成物が、洗浄、場合によっては及び更に処理されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
15.
なおも存在するクロム石けんが最終生成物から除去されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
16.
出発原料が、最大で50重量%の量で米糠油を含むことを特徴とする、請求項11〜15のいずれか一つに記載の方法。
17.
一種または二種以上の一価もしくは多価アルコールを用いたエステル化によって合成エステルワックスを製造するための、請求項1〜10のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物の使用。
18.
エステル化の前に他の脂肪族または芳香族モノもしくはジカルボン酸が米糠ワックス酸化物に加えられることを特徴とする、請求項17に記載の使用。
19.
エステル化生成物のヨウ素色数が10未満であることを特徴とする、請求項17または18に記載の使用。
20.
塩基性金属水酸化物、金属炭酸塩または水性アルカリ液を用いたケン化によって完全にケン化された米糠ワックス誘導体を製造するための、請求項17〜19のいずれか一つに記載の使用。
21.
一種または二種以上の多価アルコールでの部分エステル化及びその後の、塩基性金属水酸化物、金属炭酸塩または水性アルカリ液でのケン化によって部分的にケン化された米糠ワックスエステルを製造するための、請求項17〜20のいずれか一つに記載の使用。
22.
エステル化の前に他の脂肪族または芳香族モノもしくはジカルボン酸が米糠ワックス酸化物に加えられることを特徴とする、請求項21に記載の使用。
23.
エステル化生成物のヨウ素色数が10未満であることを特徴とする、請求項21または22に記載の使用。
24.
クロム硫酸では難酸化性の天然ワックス、例えば米糠ワックス、ヒマワリワックス、サトウキビワックスが、DIN ISO2114に従い測定して少なくとも70mgKOH/g、好ましくは少なくとも100mgKOH/g、特に好ましくは少なくとも140mgKOH/gの酸価まで酸化されるべきことを特徴とする、請求項11に記載の本発明方法の使用。
Claims (26)
- DIN ISO 2114に従い測定した酸価が少なくとも70mgKOH/gであることを特徴とする、米糠ワックス酸化物。
- 少なくとも85重量%が、次の成分:
a)40〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C8〜C36、
b)0〜50重量%の遊離の脂肪族脂肪アルコールC24〜C36、
c)3〜15重量%の遊離の脂肪族二酸C10〜C30、
d)0〜65重量%の真性エステルC46 〜C62、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含みかつ上記成分a)〜e)の合計が100重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の米糠ワックス酸化物。 - 少なくとも85重量%が、次の成分:
a)60〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C8〜C36、
b)20重量%までの遊離の脂肪族脂肪アルコールC24〜C36、
c)5〜15重量%の遊離の脂肪族二酸C10〜C30、
d)0〜50重量%の真性エステルC46 〜C62、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含みかつ上記成分a)〜e)の合計が100重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の米糠ワックス酸化物。 - 少なくとも85重量%が、次の成分:
a)70〜97重量%の遊離の脂肪族カルボン酸C8〜C36、
b)0〜5重量%の遊離の脂肪族脂肪アルコールC24〜C36、
c)5〜12重量%の遊離の脂肪族二酸C10〜C30、
d)0〜40重量%の真性エステルC46 〜C62、
e)0〜12重量%のライスワックス中に存在する他の天然成分、
を含みかつ上記成分a)〜e)の合計が100重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の米糠ワックス酸化物。 - 粗製もしくは精製米糠ワックス原料並びに場合によりそれから生ずる酸化物からの詳しく特定されていない他の成分(ライスワックス中の天然成分)を15重量%以下の濃度で含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
- リグノセリン酸(C24酸)を少なくとも10重量%の割合で含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
- (リグノセリン酸C24、ベヘン酸C22及びメリシン酸C30)の重量比が、次の特徴的な比率:
a)ベヘン酸:リグノセリン酸C22:C24は、1.0:2.0〜1:2.8である;
b)ベヘン酸:メリシン酸C22:C30は、1.0:0.8〜1:1.2である;
を構成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。 - (リグノセリン酸C 24 、ベヘン酸C 22 及びメリシン酸C 30 )の重量比が、次の特徴的な比率:
a)ベヘン酸:リグノセリン酸C22:C24は、1.0:2.1〜1.0:2.4である;
b)ベヘン酸:メリシン酸C22:C30は、1.0:0.8〜1.0:1.05である;
を構成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。 - DIN ISO2176に従い測定した滴点が70℃〜90℃であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
- DIN6162に従い測定したヨウ素色数が20未満であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物。
- ケン化価の上昇を伴う粗製のまたは精製した米糠ワックスのクロム硫酸での酸化、及びこれと同時の、使用した原料ワックスの量を基準にして最大で10重量%の少量の一種または二種以上の酸化促進剤の使用によって、請求項1〜10のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物を製造する方法。
- DIN ISO3681に従い測定したケン化価の上昇が最小で50%であることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- 任意選択的に、他のワックス、エステル、ジエステル、有機酸、脂肪アルコールまたはアルデヒドから選択されるクロム硫酸で酸化可能な他の物質が最大20重量%までの副次的な量で出発原料に添加されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- 最終生成物が、洗浄されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- なおも存在するクロム石けんが最終生成物から除去されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- 出発原料が、最大で50重量%の量で米糠油を含むことを特徴とする、請求項11〜15のいずれか一つに記載の方法。
- 一種または二種以上の一価もしくは多価アルコールを用いたエステル化によって合成エステルワックスを製造するための、請求項1〜10のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物の使用。
- エステル化の前に他の脂肪族または芳香族モノもしくはジカルボン酸が米糠ワックス酸化物に加えられることを特徴とする、請求項17に記載の使用。
- エステル化生成物のヨウ素色数が10未満であることを特徴とする、請求項17または18に記載の使用。
- 塩基性金属水酸化物、金属炭酸塩または水性アルカリ液を用いたケン化によって完全にケン化された米糠ワックス誘導体を製造するための、請求項1〜10のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物の使用。
- 一種または二種以上の多価アルコールでの部分エステル化及びその後の、塩基性金属水酸化物、金属炭酸塩または水性アルカリ液でのケン化によって部分的にケン化された米糠ワックスエステルを製造するための、請求項1〜10のいずれか一つに記載の米糠ワックス酸化物の使用。
- エステル化の前に他の脂肪族または芳香族モノもしくはジカルボン酸が米糠ワックス酸化物に加えられることを特徴とする、請求項21に記載の使用。
- エステル化生成物のヨウ素色数が10未満であることを特徴とする、請求項21または22に記載の使用。
- 米糠ワックス、ヒマワリワックス、サトウキビワックスから選択されるクロム硫酸では難酸化性の天然ワックスのワックス酸化物を製造する方法であって、ケン化価の上昇を伴う粗製のまたは精製したワックスのクロム硫酸での酸化、及びこれと同時の、使用した原料ワックスの量を基準にして最大で10重量%の少量の一種または二種以上の酸化促進剤の使用によって、DIN ISO2114に従い測定して少なくとも70mgKOH/gの酸価まで酸化する、上記方法。
- 粗製のまたは精製したワックスが、DIN ISO2114に従い測定して少なくとも100mgKOH/gの酸価まで酸化される、請求項24に記載の方法。
- 粗製のまたは精製したワックスが、DIN ISO2114に従い測定して少なくとも140mgKOH/gの酸価まで酸化される、請求項24に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102012021082 | 2012-10-20 | ||
DE102012021082.5 | 2012-10-20 | ||
PCT/EP2013/003062 WO2014060082A1 (de) | 2012-10-20 | 2013-10-11 | Reiskleiewachsoxidate |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016500054A JP2016500054A (ja) | 2016-01-07 |
JP2016500054A5 JP2016500054A5 (ja) | 2016-12-01 |
JP6371292B2 true JP6371292B2 (ja) | 2018-08-08 |
Family
ID=49382391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015537161A Active JP6371292B2 (ja) | 2012-10-20 | 2013-10-11 | 米糠ワックス酸化物 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9447279B2 (ja) |
EP (1) | EP2909273B1 (ja) |
JP (1) | JP6371292B2 (ja) |
KR (1) | KR102162534B1 (ja) |
CN (1) | CN104640930B (ja) |
BR (1) | BR112015006768A2 (ja) |
ES (1) | ES2602279T3 (ja) |
IN (1) | IN2015DN01678A (ja) |
MX (1) | MX347115B (ja) |
WO (1) | WO2014060082A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150284661A1 (en) * | 2012-10-20 | 2015-10-08 | Clariant Finance (Bvi) Limited | Waxy Oxidation Products Of Rice Bran |
CN108129302A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-06-08 | 重庆合才化工有限公司 | 一种米糠蜡酸酯蜡及其制备方法 |
CN108048222A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-05-18 | 重庆合才化工有限公司 | 一种浅色米糠蜡酸蜡及其制备方法 |
CN108191602B (zh) * | 2018-01-02 | 2023-05-23 | 重庆合才化工科技有限公司 | 一种米糠蜡酸钙皂蜡及其制备方法 |
EP3830068B1 (en) | 2018-08-03 | 2023-02-15 | Völpker Spezialprodukte GmbH | Process for the cleavage and oxidation of esters |
EP3808818A1 (de) | 2019-10-15 | 2021-04-21 | Clariant International Ltd | Teilverseifte reiskleiewachsoxidate |
WO2021073911A1 (de) | 2019-10-15 | 2021-04-22 | Clariant International Ltd | Reiskleiewachsoxidate mit niedrigen saeurezahlen |
EP3808820A1 (de) | 2019-10-16 | 2021-04-21 | Clariant International Ltd | Reiskleiewachsoxidate mit niedrigen säurezahlen |
EP3808819A1 (de) | 2019-10-15 | 2021-04-21 | Clariant International Ltd | Helle reiskleiewachsoxidate mit einem hohen esteranteil |
EP3929251A1 (de) | 2020-06-22 | 2021-12-29 | Clariant International Ltd | Biobasierte additive auf basis von mikronisierten reiskleiewachsen |
JP2024505234A (ja) * | 2021-01-28 | 2024-02-05 | クリスタル・インコーポレイテッド-ピーエムシー | 水中油型ワックスエマルション組成物 |
CN113480943A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-10-08 | 皇宇奢汇(上海)技术有限公司 | 一种基于改性米糠蜡的抛光蜡油及其制备方法 |
CN113563805A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-10-29 | 皇宇奢汇(上海)技术有限公司 | 一种基于改性米糠蜡的高光蜡水及其制备方法 |
EP4183836A1 (de) * | 2021-11-19 | 2023-05-24 | Clariant International Ltd | Naturwachsoxidatemulsion mit verbesserten barriereeigenschaften |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2703807A (en) * | 1951-09-25 | 1955-03-08 | Johnson & Son Inc S C | Method of treating refined sugar cane wax and product resulting therefrom |
US2802844A (en) * | 1953-07-21 | 1957-08-13 | Reuben O Feuge | Process of recovering rice bran wax |
JPS5615427B2 (ja) | 1972-12-29 | 1981-04-10 | ||
DE2450342B1 (de) | 1974-10-23 | 1975-12-04 | Hoechst Ag | Mischoxidate von Rindenwachsen,ihre Herstellung und Verwendung |
JPS605526B2 (ja) | 1975-06-30 | 1985-02-12 | 新日鐵化学株式会社 | リン酸‐シリカ組成物の貯蔵安定性を改良する方法 |
JPS57174063A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-26 | Kikkoman Corp | Pulverization of rice bran |
JPS6011553A (ja) | 1983-06-30 | 1985-01-21 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリエステル樹脂組成物 |
JP2650687B2 (ja) * | 1987-10-23 | 1997-09-03 | 株式会社リコー | 静電荷像現像用乾式トナー |
DE4019167A1 (de) | 1990-06-15 | 1991-12-19 | Henkel Kgaa | Verfahren zur herstellung von metallseifen |
US5225303A (en) * | 1990-10-05 | 1993-07-06 | Ricoh Company, Ltd. | Dry-type toner including waxes release agent for electrophotography |
JPH1078623A (ja) | 1996-07-08 | 1998-03-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 投射型表示装置 |
AUPO605097A0 (en) * | 1997-04-07 | 1997-05-01 | James Cook University Of North Queensland | Food grade wax and process for preparing same |
FR2782003B1 (fr) * | 1998-08-10 | 2000-10-13 | Oreal | Composition de maquillage ou de soin sans transfert a base d'isoparaffines et de cires synthetiques fonctionnalisees |
DE19858852A1 (de) | 1998-12-19 | 2000-06-21 | Clariant Gmbh | Wachspräparat enthaltend Partialester von Polyolen und Montanwachssäure und Ca-Seifen der Montanwachssäure |
DE60140764D1 (de) | 2000-12-12 | 2010-01-21 | Oreal | Kosmetische zusammensetzung enthaltend ein polymer und fasern |
JP4125532B2 (ja) * | 2002-03-28 | 2008-07-30 | カウンシル・オブ・サイエンティフィック・アンド・インダストリアル・リサーチ | 粗米ぬかワックスの品質改良および漂白方法および品質改良米ぬかワックス |
US6890982B2 (en) * | 2002-06-11 | 2005-05-10 | Marcus Oil And Chemical-Corp. | Wax for hot melt adhesive applications |
CN1389445A (zh) * | 2002-07-04 | 2003-01-08 | 许仁溥 | 由米糠蜡制取长链脂肪醇的方法 |
DE10231886B4 (de) | 2002-07-12 | 2005-09-01 | Völpker Montanwachs GmbH | Carnaubawachsoxidate |
JP2010020304A (ja) | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Toshiba Corp | 現像剤の製造方法 |
US20150284661A1 (en) * | 2012-10-20 | 2015-10-08 | Clariant Finance (Bvi) Limited | Waxy Oxidation Products Of Rice Bran |
US20140230314A1 (en) * | 2013-02-17 | 2014-08-21 | Elevance Renewable Sciences, Inc. | Wax compositions and the effect of metals on burn rates |
-
2013
- 2013-10-11 ES ES13777240.6T patent/ES2602279T3/es active Active
- 2013-10-11 MX MX2015004957A patent/MX347115B/es active IP Right Grant
- 2013-10-11 CN CN201380047980.4A patent/CN104640930B/zh active Active
- 2013-10-11 IN IN1678DEN2015 patent/IN2015DN01678A/en unknown
- 2013-10-11 WO PCT/EP2013/003062 patent/WO2014060082A1/de active Application Filing
- 2013-10-11 BR BR112015006768A patent/BR112015006768A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2013-10-11 EP EP13777240.6A patent/EP2909273B1/de active Active
- 2013-10-11 KR KR1020157013355A patent/KR102162534B1/ko active IP Right Grant
- 2013-10-11 JP JP2015537161A patent/JP6371292B2/ja active Active
- 2013-10-11 US US14/436,624 patent/US9447279B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104640930A (zh) | 2015-05-20 |
JP2016500054A (ja) | 2016-01-07 |
IN2015DN01678A (ja) | 2015-07-03 |
WO2014060082A1 (de) | 2014-04-24 |
KR102162534B1 (ko) | 2020-10-12 |
US20150247039A1 (en) | 2015-09-03 |
KR20150076218A (ko) | 2015-07-06 |
US9447279B2 (en) | 2016-09-20 |
MX2015004957A (es) | 2016-02-22 |
CN104640930B (zh) | 2017-09-22 |
BR112015006768A2 (pt) | 2017-07-04 |
EP2909273A1 (de) | 2015-08-26 |
EP2909273B1 (de) | 2016-10-05 |
ES2602279T3 (es) | 2017-02-20 |
MX347115B (es) | 2017-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6371292B2 (ja) | 米糠ワックス酸化物 | |
JP6371291B2 (ja) | 米糠ワックス酸化物 | |
JP7394981B2 (ja) | 部分ケン化米糠ワックス酸化物 | |
JP7470188B2 (ja) | 高エステル含有率を有する明色米糠ワックス酸化物 | |
JP7394982B2 (ja) | 低酸価を有する米糠ワックス酸化物 | |
CN114555716B (zh) | 部分皂化的米糠蜡氧化物 | |
CN117083348A (zh) | 玉米蜡氧化物和酯化产物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161007 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170906 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20171124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6371292 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |