JP6370743B2 - 切断機 - Google Patents

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Description

本発明は、切断機に関する。
従来、ワーク(例えば、合成樹脂パイプ)を回転可能に支持し得る機台と、前記機台に対して立設したカッター案内支持柱と、前記カッター案内支持柱に対して上下方向に位置調節可能な可動機構と、前記可動機構に支持されたカッター装置を備えた切断機が公知である(特許文献1、特許文献2参照)。前記カッター装置は、前記可動機構に対し、前記機台に載置したワークと対向する、すなわち機台と対向する対向状態と、前記ワーク(機台)に対して対向しない非対向状態となる位置間において揺動可能に支持されている。
そして、上記のようなカッター装置が対向状態で、可動機構の上下方向において位置調節することにより、前記ワークに対する切断を可能としている。
また、カッター装置が非対向状態のときは安全のために対向状態に遷移しないように、作業者はロックピンを、前記可動機構を構成する部材に差し込みするロック作業を行うようにしている。
特開平07−290315号公報 特開2000−210807号公報
ところで、上記のように、カッター装置を非対向状態にした後における前記ロックピンのロック作業を行うか否かは、作業者まかせとなるため、作業者がロック作業を行わない虞がある。
本発明の目的は、カッター装置をワークに対して非対向状態に位置させた状態にした後におけるロック処理を自動的に行う切断機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の切断機は、ワークを支持する機台と、前記機台に立設された支持部と、前記機台に対向する対向状態と、前記機台とは対向しない非対向状態との両状態間を取り得るように揺動自在に前記支持部に対して支持されたカッター装置を備える切断機において、前記支持部には、前記カッター装置が前記対向状態から前記非対向状態に遷移したことに応じて、前記カッター装置の揺動軌跡内に入って前記カッター装置の前記対向状態への揺動を阻止する自動ロック装置を有するものである。
また、前記自動ロック装置は、前記揺動軌跡に対して交差する移動軌跡を有するロック部材であって、前記移動軌跡を前記カッター装置の対向状態への揺動を阻止する阻止位置と前記揺動軌跡外に位置する非阻止位置との間の軌跡とするロック部材と、前記ロック部材を前記阻止位置側へ常時付勢する付勢部材を含み、前記非阻止位置は、前記付勢部材の付勢力により、前記対向状態に位置する前記カッター装置に対して前記ロック部材が当接する位置としてもよい。
また、前記支持部には、前記カッター装置の上下方向への位置調節が可能に設けられた位置調節部を備え、前記カッター装置の前記支持部に対する揺動は、前記位置調節部に対して揺動自在に設けられていることにより、行われるものであり、前記自動ロック装置は、前記位置調節部に設けられているものとしてもよい。
また、前記位置調節部は、前記カッター装置を揺動自在に支持する支持側面と前記揺動軌跡に対して交差する方向に沿って形成された交差側面とを有する位置調節部材を含み、前記交差側面には、前記揺動軌跡に対して交差する前記移動軌跡を有するように前記ロック部材が支持されており、前記付勢部材の一端は前記交差側面に係止され、他端が前記ロック部材に係止されているものとしてもよい。
また、前記自動ロック装置は、前記揺動軌跡に対して交差する移動軌跡を有するとともに、前記移動軌跡を前記カッター装置の対向状態への揺動を阻止する阻止位置と前記揺動軌跡外に位置する非阻止位置との間の軌跡とするロック部材であって、前記非阻止位置に位置するときは、アンバランスの状態で自重により前記カッター装置に当接し、前記カッター装置が非対向状態に遷移したときは、前記自重により前記ロック部材を前記阻止位置側へ移動するように軸支したものである。
本発明によれば、カッター装置をワークに対して非対向状態に位置させた状態にした後におけるロック処理を自動的に行うことができる効果を奏する。
第1実施形態の切断機の正面図。 第1実施形態の切断機の右側面図。 第1実施形態のカッター装置の使用時の平面図。 第1実施形態のカッター装置の不使用時の正面図。 第1実施形態のカッター装置の不使用時の右側面図。 第1実施形態の高さ調整部及びストッパ部の分解斜視図。 第1実施形態の自動ロック装置40が阻止位置に位置するときの正面図。 第1実施形態の自動ロック装置40が阻止位置に位置するときの要部平面図。 (a)は第2実施形態のロック装置の原理図、(b)は、第2実施形態のロック装置の作用の説明図。 (a)は第3実施形態のロック装置の原理図、(b)は、第3実施形態のロック装置の作用の説明図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態の切断機を図1〜図8を参照して説明する。
なお、本明細書では、図1に示すように図面の左を左方向とし、右を右方向とする。また、図2に示すように図面の左を前方向とし、右を後方向とする。また、図1、図2に示すように、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。
図1〜図3に示すように、切断機10は、機台20と、機台20に立設された支持部28と、支持部28に対して上下移動可能に設けられた位置調節部30と、位置調節部30に対してそれぞれ取付けられた自動ロック装置40及びカッター装置80とを備えている。
(機台20の構成)
図1に示すように、前記機台20は左右の脚部21a、21bを備えるワーク支持台21を有する。図2に示すように、ワーク支持台21は、脚部21a、21b上に取付けられた支持枠部22内に一対の支持ローラを一組とした、相互に平行に配置された複数組(本実施形態では3組)の支持ローラ対23、24、25が設けられている。支持枠部22は、前後左右の板部22a,22b,22c,22dと、これらの各板部22a,22b,22c,22dで囲まれた載置部26とからなる。
載置部26において、支持ローラ対23を構成する支持ローラ同士は、その高さが同一とされ、他の支持ローラ対よりも最も高さが低くなるように配置されている。支持ローラ対23の各支持ローラは左右両板部22c,22d間で支軸23aにより互いに平行にかつ前後に離間するように架設されて、各支軸23aにより回動可能に支持されている。
また、載置部26において、支持ローラ対24を構成する支持ローラ同士は、その高さが同一とされ、支持ローラ対23よりも高さが高くなるように配置されている。支持ローラ対24の各支持ローラは左右両板部22c,22d間で支軸24aにより互いに平行にかつ前後に離間するように架設されて、各支軸24aにより回動可能に支持されている。
また、載置部26において、支持ローラ対25を構成する支持ローラ同士は、その高さが同一とされ、支持ローラ対24よりも高さが高くなるように配置されている。支持ローラ対25の各支持ローラは左右両板部22c,22d間で支軸25aにより互いに平行にかつ前後に離間するように架設されて、各支軸25aにより回動可能に支持されている。支持ローラ対23、24、25を構成する支持ローラは、同一の外径を有する円柱状に形成されている。
また、図2に示すように、支持ローラ対23、24、25をそれぞれ構成する支持ローラの前後離間距離は、支持ローラ対23、24、25の順に長くされている。
すなわち、図2に示すように各支持ローラ対23、24、25の支持ローラ間の中間を通過する鉛直面を支持基準面Mとした場合、各支持ローラ対23、24、25の各支持ローラはこの支持基準面Mを挟んで前方向及び後方向の両方向において配設されている。
このように支持ローラ対23、24、25が配置されていることにより、外径の異なるワーク(例えば、円筒状の合成樹脂パイプ)を載置した際に、少なくとも一つの支持ローラ対で支持可能となっており、作業者がこのワークWを把持してワークWに回動力を与えると、ワークWは前記支持基準面Mに含まれる回動中心線O回りで回動する。なお、図2では、支持ローラ対24でワークWを支持している例が示されている。
図2に示すように、脚部21bの後端部の上面には、ワーク支持台21に隣接して、上方に向かって延出された支持部28が固定されている。本実施形態では支持部28は断面四角形をなす角柱状に形成されているが、支持部28の形状は、断面四角をなす角柱状に限定されるものではなく、断面四角形以外の断面多角形でもよく、或いは断面円形、または断面楕円形をなす柱状でもよい。
図1に示すように支持部28の外側面には、位置調節部30の位置を調節するための目盛り28aが付されている。目盛り28aは、各種ワークWの直径に合わせた最適位置に配置されている。
(位置調節部30の構成)
図1、図2、及び図6に示すように、位置調節部30は、支持部28に対して外嵌されて上下方向に位置調節可能に支持された筒体31(退避可動部)と、この筒体31に螺合された位置決めねじ32とを有している。
図6に示すように筒体31は、前壁33a、後壁33b及び両壁を連結する連結壁33cとにより断面コ字状に形成された筐体33と、前壁33aと後壁33bの端面に対して複数のボルト35により締結固定された平板壁34とにより構成されている。筒体31は、位置調節部材の一例に相当する。
連結壁33cの後部からは上方へ延出された突出片39aには、ストッパピン48が貫通固定されて、外側面39よりも左方へ突出されている。外側面39は、カッター装置80を揺動自在に支持する支持側面に相当する。
位置調節部30は、回動中心線Oに対し直交する上下方向へ支持部28に沿った位置調節が可能である。筒体31の位置調節がされた後は、位置決めねじ32を締め付けて支持部28の外周に圧接すると、この筒体31が支持部28に固定される。
(自動ロック装置40の構成)
筐体33の前壁33aの外側面には、自動ロック装置40が設けられている。前壁33aの外側面は、交差側面の一例に相当する。自動ロック装置40は、ロック部材41と、ロック部材41を後述するカッター装置80の揺動軌跡に交差する方向(本実施形態では、左方向)へ付勢する付勢部材としての引張りバネ45とを有する。
ロック部材41は、本実施形態では、四角平板状に形成され、上部及び下部にそれぞれ列状に並んだ一対のガイド孔42が透設されている。各ガイド孔42は左右方向に延出するように長孔状に形成されている。各ガイド孔42には、それぞれ前方から支持ボルト43が挿通されて、前壁33aに対して螺着されている。
図7に示すように各支持ボルト43の頭部とロック部材41の外側面間には、支持ボルト43に挿通された座金44が介装されている。座金44の外径は、ガイド孔42の幅(すなわち、図7では上下幅)の長さよりも長くされており、支持ボルト43の頭部と座金44により、ロック部材41の前方への移動が阻止されている。
また、前記支持ボルト43のネジ部の径がガイド孔42の幅よりも小径となっていることから、ロック部材41は、ガイド孔42の左端部と右端部にそれぞれ係止可能となっている。すなわち、ロック部材41は、ガイド孔42が許容する範囲で左右方向に移動可能となっている。このロック部材41の移動軌跡、後述するカッター装置80の揺動軌跡と交差する方向となっている。
本実施形態では、ロック部材41は、支持ボルト43がガイド孔42の右端に係止したときの位置を阻止位置とし、この阻止位置に位置するとき、ロック部材41の左端部は、図4に示すように連結壁33cの外側面39よりもさらに左方へ突出するようにされている。
なお、阻止位置は、ガイド孔42の右端に係止したときの位置に限定するものではない。例えば、ガイド孔42を支持ボルト43のネジ部の径よりも上下幅が狭い部位を形成した場合、この上下幅が狭い部位に係止することになるため、この部位に係止したときの位置を阻止位置としてもよい。
図6に示すように、引張りバネ45は、筐体33の前壁33aの外側面に凹設された凹部36内に配置されている。引張りバネ45は、その一端が凹部36の連結壁33c寄りの位置に止着されたビス37に掛け止めされ、他端が凹部36の平板壁34寄りの位置において、ロック部材41の外側面から貫通止着されたビス38に掛け止めされている。この引張りバネ45の付勢力により、ロック部材41は、阻止位置側(すなわち、左方向)へ常時付勢されている。
また、図6に示すように。ロック部材41の外側面の中央には、ノブ46がロック部材41の内側面から挿通されたビス47により締結固定されている。ノブ46を作業者が把持することにより、阻止位置に位置したロック部材41を阻止位置から右方へ手動操作することが可能である。
(カッター装置80)
図1に示すようにカッター装置80は、軸部(図示しない)を有し、かつ該軸部にて筒体31(すなわち、連結壁33c)に対し上下方向へ揺動可能に取り付けられたブラケット81と、ブラケット81に取付けられた装置本体83と、ブラケット81に対し前記軸部を中心にして上下方向に揺動可能に支持されたカバー82とを備えている。図5では、図示しない前記軸部の代りに該軸部の中心軸心をO1で示す。
ブラケット81は、カッター装置80を支持部28から前方へ突出させて後述する対向状態となる位置と、後述するストッパピン48にて規制されてその状態がカッター装置80の非対向状態となる位置との間を移動可能になっている。カッター装置80が非対向状態のときは、カッター装置80のカバー82において、ロック部材41と当接している部位は、図5に示すようにロック部材41よりも後方へ移動し、ロック部材41との当接が解除可能になっている。
なお、カッター装置80を支持部28から前方へ突出させて後述する対向状態を保持する位置は、ブラケット81が、筒体31に設けられた図示しないストッパ部に係止することにより決定される。
カバー82は装置本体83に対し長孔84の範囲で前記軸部を中心にして上下方向へ回動し得る。カバー82の上下方向への回動により、後述する切削刃体88がカバー82から図2に示すように突出した状態と、図5に示すように、カバー82から切削刃体88が突出しないように覆われた状態とすることが可能である。
また、装置本体83及びカバー82は、前記機台20の支持部28に沿って前記筒体31とともに移動し、図1、図2の実線に示す退避位置と、図1の二点鎖線で示す切削可能位置とを取り得る。図1、図2に示すように退避位置及び切削可能位置に位置しているときに、装置本体83は、機台20と対向する状態となり、すなわち、この状態は対向状態に相当する。
図1、図3に示すように自動ロック装置40のロック部材41は、カッター装置80が対向状態のとき、引張りバネ45の付勢力によりカバー82に外側面に当接した状態となっている。カバー82に外側面に当接した状態となっているときのロック部材41の位置は、非阻止位置に相当する。
また、図1、図2に示すように、この装置本体83及びカバー82は、対向状態のときに、前記ブラケット81の軸部(図示しない)を中心に上方へ回動すると、上方へ持ち上げられて、図5に示すように筐体33の連結壁33cから突出したストッパピン48にカバー82が当接して機台20とは対向していない非対向状態となる。カッター装置80が対向状態から非対向状態となるときに、カバー82に当接していたロック部材41は、非阻止位置から阻止位置へ移動する。ここで、阻止位置は、カッター装置80の揺動軌跡内に位置する位置である。
装置本体83は、電動モータ85と、この電動モータ85により回転する回転駆動軸86(図2参照)と、この回転駆動軸86に支持された切削刃体88とを有している。
図1に示すように、この切削刃体88は、前記回動中心線Oに対し平行な回転駆動軸86の回転中心線89回りで回転し得る。また、図2に示すように前記回転駆動軸86の回転中心線89は、前記カッター装置80の図1の二点鎖線で示す切削可能位置で、前記ワーク支持台21の支持基準面M上に位置する。
前記カバー82は、前述したように長孔84が許容する範囲で上下動し、自重により下方へ回動する下動位置と、ワークWとの当接により上方へ回動する上動位置とを取り得る。なお、図1、図2では、説明の便宜上、カバー82はワークWと当接していないが、カバー82を上動位置に位置した状態で示している。前記下動位置では、前記切削刃体88がカバー82内に収納される。また、前記上動位置では、カバー82の下側から切削刃体88が露出する。
(第1実施形態の作用)
上記のように構成された実施形態の作用を説明する。
図1〜図3の実線で示すように、カッター装置80は退避位置にあって、切削刃体88がワーク支持台21から離間している。
このようなカッター装置80の不使用状態で、所定のワークWをワーク支持台21の載置部26に載置する。なお、このとき、カッター装置80は、機台20に対する対向状態にあり、自動ロック装置40のロック部材41は、引張りバネ45により付勢されてカバー82に当接した非阻止位置にある。
ワークWの直径に応じた支持部28の目盛り28aに位置調節部30の筒体31を位置決めして、このカッター装置80を図1〜3に示す退避位置から切削可能位置に変更し、切削刃体88をワーク支持台21に接近させてワークWに対する切込み位置を決める。
次に、位置調節部30の筒体31に対し装置本体83及びカバー82を上方へ回動させて持ち上げた状態で、切削刃体88を回転させる。その後、この装置本体83及びカバー82を下方へ回動させて切削可能位置に戻した状態で、切削刃体88により、ワークWを切り込むとともにワークWをワーク支持台21上で作業者が手で回転させて切断する。
次に、ワークWの切断終了後、ワークWを載置部26から除去した場合について説明する。例えば、切断終了後、カッター装置80を再び退避位置に位置調節部30の筒体31を位置決めして、支持部28に位置調節部30を固定する。
この後、作業者は、位置調節部30の筒体31に対し装置本体83及びカバー82を上方へ回動させて持ち上げて、図4及び図5に示すように、ストッパピン48にカバー82が係止されるまでカッター装置80を揺動させる。
ストッパピン48にカバー82が係止されて、カッター装置80が非対向状態になるときに、カバー82においてロック部材41と当接していた部位は、カバー82よりも後方へ位置する。このためロック部材41のカバー82に対する当接が解除されて、引張りバネ45の付勢力により、ロック部材41は、非阻止位置からカッター装置80の揺動軌跡内の阻止位置へ自動的に移動する。この結果、カッター装置80は、非対向状態に保持することができる。
カッター装置80を非対向状態から対向状態に戻す場合には、引張りバネ45の付勢力に抗して自動ロック装置40のノブ46を操作して、ロック部材41を阻止位置から非阻止位置側(すなわち、カッター装置80の揺動軌跡外)へ移動する。その後、カッター装置80を下方へ揺動すればよい。そして、カッター装置80を非対向状態から対向状態に戻した後、ノブ46の非阻止位置側への操作を解除すれば、引張りバネ45の付勢力により、ロック部材41は、対向状態のカッター装置80のカバー82に自動的に当接する。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
(1)本実施形態の切断機10は、ワークWを支持する機台20と、機台20に立設された支持部28と、機台20に対向する対向状態と、機台20とは対向しない非対向状態との両状態間を取り得るように揺動自在に支持部28に対して支持されたカッター装置80を備える。そして、支持部28には、カッター装置80が対向状態から非対向状態に遷移したことに応じて、カッター装置80の揺動軌跡内に入ってカッター装置80の対向状態への揺動を阻止する自動ロック装置40を有する。この結果、カッター装置をワークに対して非対向状態に位置させた状態にした後におけるロック処理を自動的に行うことができる効果を奏する。
(2)本実施形態では、自動ロック装置40は、カッター装置80の揺動軌跡に対して交差する移動軌跡を有するロック部材41を有する。また、ロック部材41は、移動軌跡をカッター装置80の対向状態への揺動を阻止する阻止位置と前記揺動軌跡外に位置する非阻止位置間の軌跡を有する。また、ロック部材41を阻止位置側へ常時付勢する引張りバネ45(付勢部材)を有する。そして、非阻止位置は、引張りバネ45(付勢部材)の付勢力により、対向状態に位置するカッター装置80に対してロック部材41が当接する位置としている。この結果、カッター装置80が対向状態になっているときは、ロック部材41を、引張りバネ45(付勢部材)の付勢力により当接する非阻止位置に位置させ、カッター装置80が非対向状態へ遷移した際には、引張りバネ45(付勢部材)の付勢力により、カッター装置80の対向状態への揺動を阻止する阻止位置へ位置させることができる。
(3)本実施形態の切断機10では、支持部28には、カッター装置80の上下方向への位置調節が可能に設けられた位置調節部30を備えている。また、カッター装置80の支持部28に対する揺動は、位置調節部30に対して揺動自在に設けられていることにより、行われるものである。そして、自動ロック装置40は、位置調節部30に設けられている。この結果、自動ロック装置40が位置調節部30に設けられていることにより、カッター装置80を位置調節部30にて上下方向の位置調節されるとき、自動ロック装置40は、位置調節部とともに一体に移動できる。仮に、自動ロック装置40を位置調節部30に設けていない場合には、自動ロック装置40も上下方向に位置調節を行う手段を有する必要があり、本実施形態によれば、そのような手段を設ける必要がなくなる。
(4)本実施形態の切断機10では、位置調節部30は、カッター装置80を揺動自在に支持する外側面39(支持側面)と揺動軌跡に対して交差する方向に沿って形成された前壁33aの外側面(交差側面)とを有する筒体31(位置調節部材)を含む。また、前壁33aの外側面(交差側面)には、カッター装置80の揺動軌跡に対して交差する前記移動軌跡を有するようにロック部材41が支持されている。そして、引張りバネ45(付勢部材)の一端は前壁33aの外側面(交差側面)に係止され、他端がロック部材41に係止されている。この結果、カッター装置を支持する位置調節部材の交差側面にロック部材が、揺動軌跡に交差する移動軌跡を有するようにされていることにより、簡単な構成によって、上記(3)の効果を容易に実現することができる。
(5)本実施形態の切断機10では、ロック部材41には、阻止位置から非阻止位置へ手動操作するノブ46を有する。この結果、ノブの操作によって、ロック部材を阻止位置から非阻止位置へ手動操作することにより、カッター装置の対向状態になる移動を許容することができる。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更しても良い。
・図9(a)、図9(b)は、第2実施形態の原理図を示したものである。なお、図9(a)、図9(b)では、カッター装置80を単に四角形状のボックスとして簡略して示し、ロック部材41を楕円形状に形成したものである。この実施形態において、ロック部材41は、図9(a)では図示はしていないが、第1実施形態の筒体31の前壁33aに対して、短径部分において、カッター装置80よりも遠位側の一側部側の部位において、軸41aにて回動自在に軸支されている。そして、カッター装置80が、対向状態のときは、図9(a)に示すように、ロック部材41は、軸支された部位側でカッター装置80に対して当接されている。
このときのロック部材41はアンバランスの状態となっており、自身の重量を付勢手段にしてカッター装置80に対して当接した状態となっている。このときのロック部材41は、非阻止位置に位置している。そして、図9(b)は、カッター装置80が非対向状態に遷移したときを示している。この遷移後の状態では、カッター装置80は、ロック部材41とは第1実施形態と同様に当接が解除されてロック部材41はアンバランス状態からバランスを取るために、矢印方向へ回動して、長径部位の一端がカッター装置80の揺動軌跡内に侵入する。このときのロック部材41の回転位置(すなわち揺動位置)が、阻止位置となる。
なお、カッター装置80が非対向状態から対向状態となるように回動してロック部材41に当たることによりロック部材41が図9(b)において反時計回りに回動しようとしても、ストッパ49に係止されて、回動が阻止される。ここで、ストッパ49は、図示はしないが、筐体33の前壁33aに一体に固定されている。
このように第1実施形態では、ロック部材41の移動軌跡が直線の移動軌跡となっているのに対して、第2実施形態ではロック部材41の移動軌跡は回転軌跡となるものである。本実施形態では、自動ロック装置40は、ロック部材41とストッパ49とにより構成されている。
このように構成すれば、第1実施形態と異なり、付勢部材が必要でなくなる効果がある。図9(b)の状態から図9(a)の状態に戻すには、手動でロック部材41を、図9(a)の非阻止位置まで回転させればよい。
なお、本実施形態では、ロック部材41を楕円形状にしたが、他の形状であってもよく、アンバランスが解消した際には、その一部の部位が、カッター装置80の揺動軌跡内に侵入する形状であればよい。
・なお、第2実施形態では、自重によりロック部材41を非阻止位置から非阻止位置へ移動するようにしたが、その変形例として軸41aに対して捻りコイルバネを巻装して該捻りコイルバネの一端を前壁33aに係止し、他端をロック部材41に係止する構成としてもよい。
・図10(a)、図10(b)は、第3実施形態の原理図を示したものである。なお、図10(a)、図10(b)では、カッター装置80を単に四角形状のボックスとして簡略して示している。
第1実施形態では、カッター装置80にロック部材41が直接当接しているときのロック部材の位置を非阻止位置としたが、非阻止位置は直接当接しているときの位置に限定するものではない。
図10(a)に示すように、カッター装置80が対向状態のときに、カッター装置80が対向状態から非対向状態に遷移するとき、その状態遷移を検出動作する介在部材90を設けておき、該介在部材90を介して、第1実施形態と同様に構成されて、付勢部材に付勢されたロック部材41を係止させる構成とする。介在部材90は、図10(a)に示すように下部に軸92にて、第1実施形態の筒体31の前壁33aに回動自在に軸支されている。
そして、カッター装置80が対向状態から非対向状態に遷移する際に、介在部材90とカッター装置80との当接が解除されることによって検出動作(軸92の周りで回動)すると、介在部材90とロック部材41との係止が外れて、阻止位置へロック部材41を引張りバネ45(付勢部材)により移動させる構成とする。本実施形態では、自動ロック装置40は、ロック部材41と介在部材90とにより構成されている。
・第1実施形態では、付勢部材を引張りバネ45としたが、引張りバネに限定するものではなく、ロック部材41を非阻止位置から阻止位置へ押圧する板バネ、圧縮バネ等にしてもよい。
・第1実施形態では、非阻止位置は、ロック部材41がカバー82に当接した位置としたが、必ずしもカバー82に当接する位置に限定するものではない。例えば、カッター装置80を構成している他の部材、例えば、ブラケット81にロック部材41が当接するときの位置でもよい。
・前記各実施形態では、ロック部材41は、筒体ロック部材41は、筒体31に設けたが、支持部28に対して、筒体31と同様に上下方向の位置調節が可能な筒部材を筒体31とは独立して設けて、この筒部材にロック部材41を設けてもよい。この場合は、筒部材も位置調節する構成とする必要があるがこれでもよい。
・第1実施形態では支持部を角柱状にしたが角柱状に限定するものではなく、板状でもよい。
・第1実施形態では、ロック部材41を、四角平板状に限定するものではない。例えば棒状等の形状にしてもよい。ロック部材が棒状の場合、一端を前記カッター装置の側面に付勢部材(バネ)の付勢力により常時当接させておき、対向状態から非対向状態に移動する際には、カッター装置の揺動軌跡に対して、交差する方向である直線方向に移動させるようにしてもよい。
・前記実施形態では、カッター装置80は電動モータ85を有するようにしているが、電動モータに代えてエアモータや手動操作によるものであってもよい。
10…切断機、
20…機台、21…ワーク支持台、21a、21b…脚部、
22…支持枠部、22a、22b、22c、22d…板部
23、24、25…支持ローラ対、23a、24a,25a…支軸、
26…載置部、28…支持部、28a…目盛り、
30…位置調節部、31…筒体(位置調節部材)、32…位置決めねじ、
33…筐体、33a…前壁、33b…後壁、33c…連結壁、34…平板壁、
35…ボルト、36…凹部、37、38…ビス、39…外側面(支持側面)、
40…自動ロック装置、41…ロック部材、42…ガイド孔、
43…支持ボルト、44…座金、45…引張りバネ(付勢部材)、
46…ノブ、47…ビス、48…ストッパピン、49…ストッパ、
80…カッター装置、81…ブラケット、82…カバー、
83…装置本体、84…長孔、85…電動モータ、
86…回転駆動軸、88…切削刃体、89…回転中心線、
90…介在部材、92…軸、M…支持基準面、
O…回動中心線、O1…軸部の中心軸心、W…ワーク。

Claims (4)

  1. ワークを支持する機台と、
    前記機台に立設された支持部と、
    前記機台に対向する対向状態と、前記機台とは対向しない非対向状態との両状態間を取り得るように揺動自在に前記支持部に対して支持されたカッター装置を備える切断機において、
    前記支持部には、前記カッター装置が前記対向状態から前記非対向状態に遷移したことに応じて、前記カッター装置の揺動軌跡内に入って前記カッター装置の前記対向状態への揺動を阻止する自動ロック装置を有し、
    前記自動ロック装置は、前記揺動軌跡に対して交差する移動軌跡を有するロック部材であって、前記移動軌跡を前記カッター装置の対向状態への揺動を阻止する阻止位置と前記揺動軌跡外に位置する非阻止位置との間の軌跡とするロック部材と、前記ロック部材を前記阻止位置側へ常時付勢する付勢部材を含み、
    前記非阻止位置は、前記付勢部材の付勢力により、前記対向状態に位置する前記カッター装置に対して前記ロック部材が当接する位置である切断機。
  2. 前記支持部には、前記カッター装置の上下方向への位置調節が可能に設けられた位置調節部を備え、
    前記カッター装置の前記支持部に対する揺動は、前記位置調節部に対して揺動自在に設けられていることにより、行われるものであり、
    前記自動ロック装置は、前記位置調節部に設けられている請求項に記載の切断機。
  3. 前記位置調節部は、前記カッター装置を揺動自在に支持する支持側面と前記揺動軌跡に対して交差する方向に沿って形成された交差側面とを有する位置調節部材を含み、
    前記交差側面には、前記揺動軌跡に対して交差する前記移動軌跡を有するように前記ロック部材が支持されており、
    前記付勢部材の一端は前記交差側面に係止され、他端が前記ロック部材に係止されている請求項に記載の切断機。
  4. ワークを支持する機台と、
    前記機台に立設された支持部と、
    前記機台に対向する対向状態と、前記機台とは対向しない非対向状態との両状態間を取り得るように揺動自在に前記支持部に対して支持されたカッター装置を備える切断機において、
    前記支持部には、前記カッター装置が前記対向状態から前記非対向状態に遷移したことに応じて、前記カッター装置の揺動軌跡内に入って前記カッター装置の前記対向状態への揺動を阻止する自動ロック装置を有し、
    前記自動ロック装置は、前記揺動軌跡に対して交差する移動軌跡を有するとともに、前記移動軌跡を前記カッター装置の対向状態への揺動を阻止する阻止位置と前記揺動軌跡外に位置する非阻止位置との間の軌跡とするロック部材であって、前記非阻止位置に位置するときは、アンバランスの状態で自重により前記カッター装置に当接し、前記カッター装置が非対向状態に遷移したときは、前記自重により前記ロック部材を前記阻止位置側へ移動するように軸支したものである切断機。
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