JPH09277206A - ロック機構を有する切断機 - Google Patents
ロック機構を有する切断機Info
- Publication number
- JPH09277206A JPH09277206A JP9654396A JP9654396A JPH09277206A JP H09277206 A JPH09277206 A JP H09277206A JP 9654396 A JP9654396 A JP 9654396A JP 9654396 A JP9654396 A JP 9654396A JP H09277206 A JPH09277206 A JP H09277206A
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- Japan
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- guard
- rotary blade
- lever
- arrow
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構成でしかも確実に回転刃の揺動やガ
ード部の回動ロック、ロック解除を行なうことができ、
さらに作業の安全性を向上させることができるロック機
構を有する切断機の提供。 【解決手段】 アーム3、刃物カバー5は、ブラケット
2の揺動軸9を中心に一体的に揺動する。アーム3には
ストッパーピン13が貫通しており、図1に示す休止状
態においては、ストッパーピン13がブラケット2に当
接して、刃物カバー5の矢印90方向への揺動を規制
し、ロック状態を維持している。また、ストッパーピン
13はロアガード7にも当接してロアガード7の矢印9
1方向への揺動を規制し、鋸刃4が露出しないようにな
っている。ロックを解除する場合、解除レバーの後端部
16bを握り込み、ストッパーピン13を軸方向に引っ
張り、ブラケット2およびロアガード7との当接を解除
する。なお木材8の切断時には、ロアガード7は木材8
に当接することによって矢印91方向に引き上げられ
る。
ード部の回動ロック、ロック解除を行なうことができ、
さらに作業の安全性を向上させることができるロック機
構を有する切断機の提供。 【解決手段】 アーム3、刃物カバー5は、ブラケット
2の揺動軸9を中心に一体的に揺動する。アーム3には
ストッパーピン13が貫通しており、図1に示す休止状
態においては、ストッパーピン13がブラケット2に当
接して、刃物カバー5の矢印90方向への揺動を規制
し、ロック状態を維持している。また、ストッパーピン
13はロアガード7にも当接してロアガード7の矢印9
1方向への揺動を規制し、鋸刃4が露出しないようにな
っている。ロックを解除する場合、解除レバーの後端部
16bを握り込み、ストッパーピン13を軸方向に引っ
張り、ブラケット2およびロアガード7との当接を解除
する。なお木材8の切断時には、ロアガード7は木材8
に当接することによって矢印91方向に引き上げられ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロック機構を有する
切断機の構造に関し、特にロック機構の簡素化に関す
る。
切断機の構造に関し、特にロック機構の簡素化に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のロック機構を有する切断機として
特開昭60−71113号に開示されている装置があ
る。この従来例の一部断面側面図を図12に示す。鋸台
201上には木材が載置され、鋸刃202による切断が
行なわれる。鋸台201にはフレーム要素204を介し
て軸200が設けられており、この軸200を中心にハ
ウジング203が矢印90、91方向に揺動可能に軸支
されている。
特開昭60−71113号に開示されている装置があ
る。この従来例の一部断面側面図を図12に示す。鋸台
201上には木材が載置され、鋸刃202による切断が
行なわれる。鋸台201にはフレーム要素204を介し
て軸200が設けられており、この軸200を中心にハ
ウジング203が矢印90、91方向に揺動可能に軸支
されている。
【0003】また、フレーム要素204には枢着ボルト
211によって、矢印90、91方向に揺動可能に作動
レバー205が接続されている。そして、この作動レバ
ー205の先端には、枢着点206によって揺動型鋸刃
ガード207が取り付けられている。この揺動型鋸刃ガ
ード207は、鋸刃202を覆って位置している。
211によって、矢印90、91方向に揺動可能に作動
レバー205が接続されている。そして、この作動レバ
ー205の先端には、枢着点206によって揺動型鋸刃
ガード207が取り付けられている。この揺動型鋸刃ガ
ード207は、鋸刃202を覆って位置している。
【0004】この従来の切断機は、図12に示す休止位
置にあるとき、錠止要素208が作動レバー205に係
合している。この係合によって、ハウジング203が矢
印90方向に揺動しないロック状態となっている。ま
た、揺動型鋸刃ガード207も、鋸刃202を覆った状
態でロックされている。
置にあるとき、錠止要素208が作動レバー205に係
合している。この係合によって、ハウジング203が矢
印90方向に揺動しないロック状態となっている。ま
た、揺動型鋸刃ガード207も、鋸刃202を覆った状
態でロックされている。
【0005】木材の切断を行なう場合、ハウジング20
3に設けられた錠止解除ボタン209を押圧する。この
錠止解除ボタン209の押圧によって、錠止要素208
は枢軸210を中心に矢印90方向に回動し、作動レバ
ー205との係合が解かれる。これによって、ハウジン
グ203が矢印90方向に揺動可能になる。
3に設けられた錠止解除ボタン209を押圧する。この
錠止解除ボタン209の押圧によって、錠止要素208
は枢軸210を中心に矢印90方向に回動し、作動レバ
ー205との係合が解かれる。これによって、ハウジン
グ203が矢印90方向に揺動可能になる。
【0006】そして、ハウジング203を矢印90方向
に揺動させて引き下げた場合、作動レバー205のリン
ク機構によって、揺動型鋸刃ガード207は連動して回
動し、ハウジング203内に収納される。揺動型鋸刃ガ
ード207がハウジング203内に収納されることによ
って鋸刃202が露出し、木材を切断することができ
る。
に揺動させて引き下げた場合、作動レバー205のリン
ク機構によって、揺動型鋸刃ガード207は連動して回
動し、ハウジング203内に収納される。揺動型鋸刃ガ
ード207がハウジング203内に収納されることによ
って鋸刃202が露出し、木材を切断することができ
る。
【0007】なお、鋸刃202を交換する場合、ハウジ
ング203を図12に示す休止位置に位置させたままの
状態で揺動型鋸刃ガード207をハウジング203内に
収納する必要がある。この場合、ハウジング203の側
面に形成された孔(図示せず)を通じて枢着ボルト21
1をゆるめ、フレーム要素204と作動レバー205と
を分離する。
ング203を図12に示す休止位置に位置させたままの
状態で揺動型鋸刃ガード207をハウジング203内に
収納する必要がある。この場合、ハウジング203の側
面に形成された孔(図示せず)を通じて枢着ボルト21
1をゆるめ、フレーム要素204と作動レバー205と
を分離する。
【0008】これによって、揺動型鋸刃ガード207を
自由にハウジング203内に収納させることができ、鋸
刃202を交換することができる。鋸刃202を交換し
た後、枢着ボルト211を締め込み、フレーム要素20
4と作動レバー205とを再度、接続する。
自由にハウジング203内に収納させることができ、鋸
刃202を交換することができる。鋸刃202を交換し
た後、枢着ボルト211を締め込み、フレーム要素20
4と作動レバー205とを再度、接続する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例には次の
ような問題があった。ハウジング203の矢印90方向
への揺動や、揺動型鋸刃ガード207のハウジング20
3内への収納(鋸刃202の露出)のロック機構とし
て、作動レバー205、錠止要素208等の複雑なリン
ク機構が用いられている。このため、部品点数が増え、
機構が複雑化するという問題がある。
ような問題があった。ハウジング203の矢印90方向
への揺動や、揺動型鋸刃ガード207のハウジング20
3内への収納(鋸刃202の露出)のロック機構とし
て、作動レバー205、錠止要素208等の複雑なリン
ク機構が用いられている。このため、部品点数が増え、
機構が複雑化するという問題がある。
【0010】そこで本発明は、簡易な構成でしかも確実
に回転刃の揺動やガード部の回動ロック、ロック解除を
行なうことができるロック機構を有する切断機の提供を
目的とする。
に回転刃の揺動やガード部の回動ロック、ロック解除を
行なうことができるロック機構を有する切断機の提供を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るロック機
構を有する切断機は、対象部材が載置されるベース、前
記ベースに固定されており、揺動軸を有する支持部材、
回転刃を回転可能に保持する回転刃保持部であって、前
記支持部材の揺動軸に揺動可能に軸支されており、当該
揺動軸を中心に揺動することによって休止位置または作
動位置に位置する回転刃保持部、前記支持部材の揺動軸
に揺動可能に軸支されたガード部であって、当該揺動軸
を中心に揺動することによって回転刃を覆う休止位置、
または対象部材を切断可能なように回転刃を露出させる
作動位置に位置するガード部、回転刃保持部にレバー中
心軸を中心に回動可能に取り付けられたレバー部であっ
て、レバー中心軸を中心に回動することによってロック
位置または解除位置に切り換わるレバー部、前記レバー
部に接続されており、レバー部のロック位置または解除
位置に対応して移動し、ロック位置または解除位置に切
り換わる係止部材、を備えたロック機構を有する切断機
であって、前記係止部材は、ロック位置に位置すると
き、前記支持部材、前記回転刃保持部および前記ガード
部に当接し、回転刃保持部およびガード部を休止位置に
ロックし、解除位置に位置するとき、前記回転刃保持部
および前記ガード部を作動位置に向けて揺動可能にす
る、ことを特徴としている。
構を有する切断機は、対象部材が載置されるベース、前
記ベースに固定されており、揺動軸を有する支持部材、
回転刃を回転可能に保持する回転刃保持部であって、前
記支持部材の揺動軸に揺動可能に軸支されており、当該
揺動軸を中心に揺動することによって休止位置または作
動位置に位置する回転刃保持部、前記支持部材の揺動軸
に揺動可能に軸支されたガード部であって、当該揺動軸
を中心に揺動することによって回転刃を覆う休止位置、
または対象部材を切断可能なように回転刃を露出させる
作動位置に位置するガード部、回転刃保持部にレバー中
心軸を中心に回動可能に取り付けられたレバー部であっ
て、レバー中心軸を中心に回動することによってロック
位置または解除位置に切り換わるレバー部、前記レバー
部に接続されており、レバー部のロック位置または解除
位置に対応して移動し、ロック位置または解除位置に切
り換わる係止部材、を備えたロック機構を有する切断機
であって、前記係止部材は、ロック位置に位置すると
き、前記支持部材、前記回転刃保持部および前記ガード
部に当接し、回転刃保持部およびガード部を休止位置に
ロックし、解除位置に位置するとき、前記回転刃保持部
および前記ガード部を作動位置に向けて揺動可能にす
る、ことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係るロック機構を有する切断
機においては、レバー部は、回転刃保持部にレバー中心
軸を中心に回動可能に取り付けられており、レバー中心
軸を中心に回動することによってロック位置または解除
位置に切り換わる。そして、このレバー部には係止部材
が接続されており、レバー部のロック位置または解除位
置に対応して移動し、ロック位置または解除位置に切り
換わる。
機においては、レバー部は、回転刃保持部にレバー中心
軸を中心に回動可能に取り付けられており、レバー中心
軸を中心に回動することによってロック位置または解除
位置に切り換わる。そして、このレバー部には係止部材
が接続されており、レバー部のロック位置または解除位
置に対応して移動し、ロック位置または解除位置に切り
換わる。
【0013】この係止部材は、ロック位置に位置すると
き、支持部材、回転刃保持部およびガード部に当接し、
回転刃保持部およびガード部を休止位置にロックする。
そして、係止部材は、解除位置に位置するとき、回転刃
保持部およびガード部を作動位置に向けて揺動可能にす
る。
き、支持部材、回転刃保持部およびガード部に当接し、
回転刃保持部およびガード部を休止位置にロックする。
そして、係止部材は、解除位置に位置するとき、回転刃
保持部およびガード部を作動位置に向けて揺動可能にす
る。
【0014】このように、レバー部に接続された係止部
材の移動によって、回転刃保持部およびガード部を休止
位置にロックし、またはこのロック状態を解除して回転
刃保持部およびガード部を作動位置に向けて揺動可能に
することができる。したがって、簡易な構成でしかも確
実に回転刃保持部およびガード部のロック、ロック解除
を行なうことができる。
材の移動によって、回転刃保持部およびガード部を休止
位置にロックし、またはこのロック状態を解除して回転
刃保持部およびガード部を作動位置に向けて揺動可能に
することができる。したがって、簡易な構成でしかも確
実に回転刃保持部およびガード部のロック、ロック解除
を行なうことができる。
【0015】また、回転刃保持部およびガード部のロッ
ク機構を単一の係止部材で共通化している。このため、
さらに簡易な構成で回転刃保持部およびガード部のロッ
ク、ロック解除を行なうことができる。
ク機構を単一の係止部材で共通化している。このため、
さらに簡易な構成で回転刃保持部およびガード部のロッ
ク、ロック解除を行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るロック機構を有する
切断機の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は
切断機の右側面図、図2は左側面図である。図1、図2
とも鋸刃4が矢印91方向に引き上げられた休止状態を
示している。図3は平面図である。また図4は右側面図
であり、鋸刃4を矢印90方向に揺動させ押し下げた作
動状態を示している。
切断機の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は
切断機の右側面図、図2は左側面図である。図1、図2
とも鋸刃4が矢印91方向に引き上げられた休止状態を
示している。図3は平面図である。また図4は右側面図
であり、鋸刃4を矢印90方向に揺動させ押し下げた作
動状態を示している。
【0017】図5は解除レバー16の動作を説明するた
めの平面図であり、図6、図7はそれぞれストッパーピ
ン13のロック状態、解除状態を示す断面平面図であ
る。図8は、ブラケット2、アーム3、刃物カバー5、
ロアガード7および解除レバー16等を示す右側面図で
ある。
めの平面図であり、図6、図7はそれぞれストッパーピ
ン13のロック状態、解除状態を示す断面平面図であ
る。図8は、ブラケット2、アーム3、刃物カバー5、
ロアガード7および解除レバー16等を示す右側面図で
ある。
【0018】図9Aはブラケット2および刃物カバー5
を示す右側面図であり、図9Bはブラケット2を示す右
側面図である。また、図10Aはロアガード7の平面
図、図10Bはロアガード7の右側面図である。さら
に、図11Aは解除レバー16の平面図、図11Bは右
側面図である。
を示す右側面図であり、図9Bはブラケット2を示す右
側面図である。また、図10Aはロアガード7の平面
図、図10Bはロアガード7の右側面図である。さら
に、図11Aは解除レバー16の平面図、図11Bは右
側面図である。
【0019】[切断機の全体構成]ベース1上には木材
(対象部材)8が載置され、鋸刃(回転刃)4によって
切断が行われる。ベース1はフェンス21を有してお
り、このフェンス21に木材8を当接させ位置決めを行
う。ベース1は回転テーブル20を有しており、回転テ
ーブル20を回転させることによって、鋸刃4に対する
木材8の角度を調整できる。なお、ベース1には分度計
目盛22が形成されており(図3)、木材8の切断角度
を正確に設定できる。
(対象部材)8が載置され、鋸刃(回転刃)4によって
切断が行われる。ベース1はフェンス21を有してお
り、このフェンス21に木材8を当接させ位置決めを行
う。ベース1は回転テーブル20を有しており、回転テ
ーブル20を回転させることによって、鋸刃4に対する
木材8の角度を調整できる。なお、ベース1には分度計
目盛22が形成されており(図3)、木材8の切断角度
を正確に設定できる。
【0020】ベース1にはブラケット(支持部材)2が
立設されて固定されている。そして、このブラケット2
の揺動軸9にはアーム3が軸支されており、このアーム
3は揺動軸9を中心に矢印90、91方向に揺動可能で
ある。また、ブラケット2を挟んだアーム3の反対側に
は刃物カバー5が位置しており、この刃物カバー5も揺
動軸9に軸支されている。
立設されて固定されている。そして、このブラケット2
の揺動軸9にはアーム3が軸支されており、このアーム
3は揺動軸9を中心に矢印90、91方向に揺動可能で
ある。また、ブラケット2を挟んだアーム3の反対側に
は刃物カバー5が位置しており、この刃物カバー5も揺
動軸9に軸支されている。
【0021】アーム3と刃物カバー5とは固定されてお
り、一体となって揺動軸9を中心に揺動する。なお、本
実施形態において、アーム3および刃物カバー5が回転
刃保持部である。
り、一体となって揺動軸9を中心に揺動する。なお、本
実施形態において、アーム3および刃物カバー5が回転
刃保持部である。
【0022】刃物カバー5は、回転軸4Jを中心として
回転可能に鋸刃4を保持しており、刃物カバー5はこの
鋸刃4の上側を覆っている。刃物カバー5にはモータ部
10が取り付けられており、モータ部10に内蔵されて
いるモータの駆動を受け、鋸刃4は回転する。
回転可能に鋸刃4を保持しており、刃物カバー5はこの
鋸刃4の上側を覆っている。刃物カバー5にはモータ部
10が取り付けられており、モータ部10に内蔵されて
いるモータの駆動を受け、鋸刃4は回転する。
【0023】鋸刃4の下側はロアガード(ガード部)7
によって覆われている。ロアガード7も揺動軸9に軸支
されており、アーム3や刃物カバー5等とは独立して矢
印90、91方向に揺動する。このロアガード7にはス
ライド溝穴18が形成されており(図10参照)、この
スライド溝穴18に回転軸4Jが挿入される。
によって覆われている。ロアガード7も揺動軸9に軸支
されており、アーム3や刃物カバー5等とは独立して矢
印90、91方向に揺動する。このロアガード7にはス
ライド溝穴18が形成されており(図10参照)、この
スライド溝穴18に回転軸4Jが挿入される。
【0024】すなわち、ロアガード7は、スライド溝穴
18の範囲内で矢印90、91方向に揺動する。図1、
図2に示す休止状態においては、ロアガード7は自重に
よって下方(矢印90方向)に下がった位置にある。な
お、ロアガード7は刃物カバー5の内側に位置してい
る。
18の範囲内で矢印90、91方向に揺動する。図1、
図2に示す休止状態においては、ロアガード7は自重に
よって下方(矢印90方向)に下がった位置にある。な
お、ロアガード7は刃物カバー5の内側に位置してい
る。
【0025】アーム3にはハンドル19が固定されてお
り、オペレータはこのハンドル19を持って矢印90方
向に引き下げ、木材8の切断を行う。また、アーム3に
はボルト(レバー中心軸)30によって解除レバー(レ
バー部)16が取り付けられている。解除レバー16
は、そのほぼ中央をボルト30によって支持されてお
り、このボルト30を中心として揺動可能である。
り、オペレータはこのハンドル19を持って矢印90方
向に引き下げ、木材8の切断を行う。また、アーム3に
はボルト(レバー中心軸)30によって解除レバー(レ
バー部)16が取り付けられている。解除レバー16
は、そのほぼ中央をボルト30によって支持されてお
り、このボルト30を中心として揺動可能である。
【0026】アーム3にはシリンダー部12が設けられ
ている(図6、図7)。そして、このシリンダー部12
内にはストッパーピン(係止部材)13が矢印92、9
3方向に移動可能に保持されている。このストッパーピ
ン13は、揺動軸9近傍に位置しており、かつ揺動軸9
に対してほぼ平行に設けられている。
ている(図6、図7)。そして、このシリンダー部12
内にはストッパーピン(係止部材)13が矢印92、9
3方向に移動可能に保持されている。このストッパーピ
ン13は、揺動軸9近傍に位置しており、かつ揺動軸9
に対してほぼ平行に設けられている。
【0027】図6は、ストッパーピン13がシリンダー
部12を矢印92方向に貫通し、ブラケット2の上部2
a(図9B)およびロアガード7の上部7a(図10
A、B)に当接したロック状態を示している。
部12を矢印92方向に貫通し、ブラケット2の上部2
a(図9B)およびロアガード7の上部7a(図10
A、B)に当接したロック状態を示している。
【0028】シリンダー部12内にはスプリング14が
設けられており、このスプリング14によってストッパ
ーピン13は矢印92方向、すなわちロック位置に向っ
て付勢されている。ストッパーピン13には止め輪32
が設けられ、ストッパーピン13の矢印92方向への移
動を規制している。
設けられており、このスプリング14によってストッパ
ーピン13は矢印92方向、すなわちロック位置に向っ
て付勢されている。ストッパーピン13には止め輪32
が設けられ、ストッパーピン13の矢印92方向への移
動を規制している。
【0029】上述の解除レバー16の先端部16aはL
字型に曲っており、このレバー先端部16aの切り欠き
部16c(図11B)にストッパーピン13が係合して
いる。解除レバー16の後端部16bを矢印95方向に
揺動させれば、先端部16aに引っ張られてストッパー
ピン13は矢印93方向に移動する。これによって、ス
トッパーピン13はブラケット2の上部2a(図9B)
およびロアガード7の上部7a(図10A、B)に当接
しない解除状態となる。
字型に曲っており、このレバー先端部16aの切り欠き
部16c(図11B)にストッパーピン13が係合して
いる。解除レバー16の後端部16bを矢印95方向に
揺動させれば、先端部16aに引っ張られてストッパー
ピン13は矢印93方向に移動する。これによって、ス
トッパーピン13はブラケット2の上部2a(図9B)
およびロアガード7の上部7a(図10A、B)に当接
しない解除状態となる。
【0030】なお、図1、図2に示す休止状態における
アーム3、刃物カバー5、ロアガード7の位置が休止位
置であり、図4に示す作動状態におけるアーム3、刃物
カバー5、ロアガード7の位置が作動位置である。ま
た、図6に示すロック状態における解除レバー16、ス
トッパーピン13の位置がロック位置であり、図7に示
す作動状態における解除レバー16、ストッパーピン1
3の位置が作動位置である。
アーム3、刃物カバー5、ロアガード7の位置が休止位
置であり、図4に示す作動状態におけるアーム3、刃物
カバー5、ロアガード7の位置が作動位置である。ま
た、図6に示すロック状態における解除レバー16、ス
トッパーピン13の位置がロック位置であり、図7に示
す作動状態における解除レバー16、ストッパーピン1
3の位置が作動位置である。
【0031】[切断機の休止状態の説明]図1、図2に
示す切断機の休止状態を詳述する。休止状態において
は、上記のように図5に示す解除レバー16が矢印92
方向に揺動している(実線で示す状態)。そして、アー
ム3のシリンダー部12内に位置するストッパーピン1
3は、ブラケット2の上部2a(図9B)およびロアガ
ード7の上部7a(図10A、B)に当接した状態に位
置している。
示す切断機の休止状態を詳述する。休止状態において
は、上記のように図5に示す解除レバー16が矢印92
方向に揺動している(実線で示す状態)。そして、アー
ム3のシリンダー部12内に位置するストッパーピン1
3は、ブラケット2の上部2a(図9B)およびロアガ
ード7の上部7a(図10A、B)に当接した状態に位
置している。
【0032】このようにストッパーピン13が、アーム
3、ブラケット2およびロアガード7に当接することに
よって、刃物カバー5およびロアガード7が休止位置で
ロックされる。
3、ブラケット2およびロアガード7に当接することに
よって、刃物カバー5およびロアガード7が休止位置で
ロックされる。
【0033】すなわち、まずアーム3側に設けられたス
トッパーピン13が、ブラケット2の上部2aに当接す
ることによって、アーム3は矢印90方向への揺動を規
制される。このため、アーム3に一体的に設けられてい
る刃物カバー5も矢印90方向への揺動を規制され、ロ
ック位置が強制的に維持される。また、ストッパーピン
13がロアガード7の上部7aに当接することによっ
て、ロアガード7は矢印91への揺動を規制され、ロア
ガード7のロック位置が強制的に維持される。
トッパーピン13が、ブラケット2の上部2aに当接す
ることによって、アーム3は矢印90方向への揺動を規
制される。このため、アーム3に一体的に設けられてい
る刃物カバー5も矢印90方向への揺動を規制され、ロ
ック位置が強制的に維持される。また、ストッパーピン
13がロアガード7の上部7aに当接することによっ
て、ロアガード7は矢印91への揺動を規制され、ロア
ガード7のロック位置が強制的に維持される。
【0034】このように、刃物カバー5の矢印90方向
への揺動が規制されロック位置が維持されるため、この
状態でハンドル19を矢印90方向に押圧しても鋸刃4
が下降することはない。また、ロアガード7の矢印91
方向への揺動が規制されロック位置が強制的に維持され
るため、この状態でロアガード7を矢印91方向へ引き
上げ鋸刃4を露出させることはできない。
への揺動が規制されロック位置が維持されるため、この
状態でハンドル19を矢印90方向に押圧しても鋸刃4
が下降することはない。また、ロアガード7の矢印91
方向への揺動が規制されロック位置が強制的に維持され
るため、この状態でロアガード7を矢印91方向へ引き
上げ鋸刃4を露出させることはできない。
【0035】[切断機の作動状態の説明]次に、図4に
示す切断機の作動状態を詳述する。木材8を切断する場
合、図5に示すように、解除レバー16の後端部16b
を矢印95方向に揺動させる(破線で示す状態)。これ
によって、解除レバー16の先端部16aに引っ張られ
てストッパーピン13は矢印93方向に移動し、ストッ
パーピン13はブラケット2の上部2a(図9B)およ
びロアガード7の上部7a(図10A、B)に当接しな
い状態になる。
示す切断機の作動状態を詳述する。木材8を切断する場
合、図5に示すように、解除レバー16の後端部16b
を矢印95方向に揺動させる(破線で示す状態)。これ
によって、解除レバー16の先端部16aに引っ張られ
てストッパーピン13は矢印93方向に移動し、ストッ
パーピン13はブラケット2の上部2a(図9B)およ
びロアガード7の上部7a(図10A、B)に当接しな
い状態になる。
【0036】これによって、刃物カバー5およびロアガ
ード7が作動位置に向けて揺動可能になる。この時点で
は、ロアガード7は自重によって矢印90方向に下がっ
て位置している。そして、この状態からオペレータはハ
ンドル19を持ち、矢印90方向に引き下げる。する
と、ロアガード7と木材8とが当接し、この当接位置で
ロアガード7は停止し、以後、ロアガード7から鋸刃4
が露出して木材8の切断が行なわれる(図4参照)。
ード7が作動位置に向けて揺動可能になる。この時点で
は、ロアガード7は自重によって矢印90方向に下がっ
て位置している。そして、この状態からオペレータはハ
ンドル19を持ち、矢印90方向に引き下げる。する
と、ロアガード7と木材8とが当接し、この当接位置で
ロアガード7は停止し、以後、ロアガード7から鋸刃4
が露出して木材8の切断が行なわれる(図4参照)。
【0037】このように、ロアガード7は木材8と当接
することによって矢印91方向に上がり、鋸刃4が露出
する。このため、ロアガード7は、木材8を切断するの
必要最小限の範囲で鋸刃4を露出される。すなわち、た
とえば図12に示す従来例では、作動レバー205のリ
ンク機構によって揺動型鋸刃ガード207が回動し鋸刃
202を露出させるようになっているため、必要以上に
鋸刃202が露出してしまうことがある。これに対して
本実施形態では、必要最小限の範囲でのみ鋸刃4が露出
するため作業の安全性を向上させることができる。
することによって矢印91方向に上がり、鋸刃4が露出
する。このため、ロアガード7は、木材8を切断するの
必要最小限の範囲で鋸刃4を露出される。すなわち、た
とえば図12に示す従来例では、作動レバー205のリ
ンク機構によって揺動型鋸刃ガード207が回動し鋸刃
202を露出させるようになっているため、必要以上に
鋸刃202が露出してしまうことがある。これに対して
本実施形態では、必要最小限の範囲でのみ鋸刃4が露出
するため作業の安全性を向上させることができる。
【0038】上記のように本実施形態では、ロックを解
除する場合、解除レバー16の後端部16bをハンドル
19に近付く方向(矢印95方向)に揺動させる。この
ため、オペレータはハンドル19とともに解除レバー1
6の後端部16bを握り込み、そのままハンドル19を
持って矢印90方向に引き下げ、木材8を切断すること
ができる。したがって、切断の操作性、作業性を高める
ことができる。
除する場合、解除レバー16の後端部16bをハンドル
19に近付く方向(矢印95方向)に揺動させる。この
ため、オペレータはハンドル19とともに解除レバー1
6の後端部16bを握り込み、そのままハンドル19を
持って矢印90方向に引き下げ、木材8を切断すること
ができる。したがって、切断の操作性、作業性を高める
ことができる。
【0039】[その他の実施形態]上記実施形態では、
係止部材であるストッパーピン13は回転刃保持部とし
てのアーム3に設けられている。しかし、ロック位置に
位置するとき、支持部材、回転刃保持部およびガード部
に当接し、回転刃保持部およびガード部を休止位置にロ
ックするものであれば、たとえば係止部材を支持部材ま
たはガード部に設けることもできる。
係止部材であるストッパーピン13は回転刃保持部とし
てのアーム3に設けられている。しかし、ロック位置に
位置するとき、支持部材、回転刃保持部およびガード部
に当接し、回転刃保持部およびガード部を休止位置にロ
ックするものであれば、たとえば係止部材を支持部材ま
たはガード部に設けることもできる。
【0040】また、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、たとえば回転刃保持部としてアーム3お
よび刃物カバー5を例示したが他の形状のものを採用し
てもよい。さらに、ガード部としてロアガード7を例示
し、レバー部として解除レバー16を例示し、係止部材
としてストッパーピン13を例示したが、他の形状を採
用することもできる。
ものではなく、たとえば回転刃保持部としてアーム3お
よび刃物カバー5を例示したが他の形状のものを採用し
てもよい。さらに、ガード部としてロアガード7を例示
し、レバー部として解除レバー16を例示し、係止部材
としてストッパーピン13を例示したが、他の形状を採
用することもできる。
【図1】本発明に係るロック機構を有する切断機の一実
施形態を示す右側面図であり、休止状態を示す図であ
る。
施形態を示す右側面図であり、休止状態を示す図であ
る。
【図2】本発明に係るロック機構を有する切断機の一実
施形態を示す左側面図であり、休止状態を示す図であ
る。
施形態を示す左側面図であり、休止状態を示す図であ
る。
【図3】本発明に係るロック機構を有する切断機の一実
施形態を示す平面図である。
施形態を示す平面図である。
【図4】本発明に係るロック機構を有する切断機の一実
施形態を示す右側面図であり、作動状態を示す図であ
る。
施形態を示す右側面図であり、作動状態を示す図であ
る。
【図5】解除レバー16の動作を説明するための平面図
である。
である。
【図6】ストッパーピン13のロック状態を示す断面平
面図である。
面図である。
【図7】ストッパーピン13の解除状態を示す断面平面
図である。
図である。
【図8】ブラケット2、アーム3、刃物カバー5、ロア
ガード7および解除レバー16等を示す右側面図であ
る。
ガード7および解除レバー16等を示す右側面図であ
る。
【図9】Aはブラケット2および刃物カバー5を示す右
側面図であり、Bはブラケット2を示す右側面図であ
る。
側面図であり、Bはブラケット2を示す右側面図であ
る。
【図10】Aはロアガード7の平面図、Bはロアガード
7の右側面図である。
7の右側面図である。
【図11】Aは解除レバー16の平面図、Bは右側面図
である。
である。
【図12】従来の切断機を示す一部断面の左側面図であ
る。
る。
1・・・・・基台 2・・・・・ブラケット 3・・・・・アーム 4・・・・・鋸刃 5・・・・・刃物カバー 6・・・・・鋸装置 7・・・・・ロアガード 13・・・・・ストッパーピン 16・・・・・解除レバー 17・・・・・軸部 18・・・・・スライド溝穴
Claims (1)
- 【請求項1】対象部材が載置されるベース、 前記ベースに固定されており、揺動軸を有する支持部
材、 回転刃を回転可能に保持する回転刃保持部であって、前
記支持部材の揺動軸に揺動可能に軸支されており、当該
揺動軸を中心に揺動することによって休止位置または作
動位置に位置する回転刃保持部、 前記支持部材の揺動軸に揺動可能に軸支されたガード部
であって、当該揺動軸を中心に揺動することによって回
転刃を覆う休止位置、または対象部材を切断可能なよう
に回転刃を露出させる作動位置に位置するガード部、 回転刃保持部にレバー中心軸を中心に回動可能に取り付
けられたレバー部であって、レバー中心軸を中心に回動
することによってロック位置または解除位置に切り換わ
るレバー部、 前記レバー部に接続されており、レバー部のロック位置
または解除位置に対応して移動し、ロック位置または解
除位置に切り換わる係止部材、 を備えたロック機構を有する切断機であって、 前記係止部材は、 ロック位置に位置するとき、前記支持部材、前記回転刃
保持部および前記ガード部に当接し、回転刃保持部およ
びガード部を休止位置にロックし、 解除位置に位置するとき、前記回転刃保持部および前記
ガード部を作動位置に向けて揺動可能にする、 ことを特徴とするロック機構を有する切断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9654396A JPH09277206A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | ロック機構を有する切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9654396A JPH09277206A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | ロック機構を有する切断機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09277206A true JPH09277206A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14168029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9654396A Pending JPH09277206A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | ロック機構を有する切断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09277206A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011026303A1 (zh) * | 2009-09-07 | 2011-03-10 | 宁波捷美进出口有限公司 | 一种手持式圆锯护罩安全锁定机构 |
CN102441705A (zh) * | 2010-10-04 | 2012-05-09 | 株式会社牧田 | 切割机 |
JP2017007037A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 大見工業株式会社 | 切断機 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP9654396A patent/JPH09277206A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011026303A1 (zh) * | 2009-09-07 | 2011-03-10 | 宁波捷美进出口有限公司 | 一种手持式圆锯护罩安全锁定机构 |
CN102441705A (zh) * | 2010-10-04 | 2012-05-09 | 株式会社牧田 | 切割机 |
JP2017007037A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 大見工業株式会社 | 切断機 |
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