JP6510950B2 - 回転バランス測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転バランス測定装置に関する。
アウタロータ型モータのフライホイールやタイヤなどの回転体は、回転バランスに不釣合いが生じていると、異音や振動の原因となりえる。このため、回転体には、回転バランスが安定していることが求められる。そこで、回転体の回転バランスを測定する回転バランス測定装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
回転バランス測定装置として、従来、支持体を支持するスピンドルを用いて回転体の回転バランスを測定する測定装置がある。この測定装置は、ベルトを介してモータに接続されたスピンドルを備えており、スピンドルに対して回転体を取り付け、回転体を回転させながら回転バランスを測定するというものである。回転バランスを測定する際には、例えば、回転している回転体の振動を検出し、検出した振動に演算処理を施して回転バランスを求める。
特開2003−149070号公報
しかし、上記の回転バランス測定装置では、回転体を回転させるにあたり、慣性の大きいスピンドルのアンバランスをキャンセルする必要がある。スピンドルのアンバランスをキャンセルするためには、演算処理の際に複雑な演算が必要となる。このように、上記の回転バランス装置では、回転体を支持する支持体の影響によって、回転体の回転バランスの測定を複雑化してしまう可能性があった。また、スピンドルとして高精度のものを求められることから、設備費の高騰につながるおそれがあった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、回転バランスの測定を簡素化することができるとともに、設備費の高騰を抑制することができる回転バランス測定装置を提供することである。
上記の課題を解決した本発明の一実施形態に係る回転バランス測定装置は、回転体の回転バランスを測定する回転バランス測定装置であって、前記回転体の回転中心に設けられた回転軸を回転可能に支持する支持体と、前記支持体が固定された状態で前記回転体を回転させる回転駆動機構と、回転中の前記回転体の振動を検出する振動センサと、を備え、前記支持体には、前記回転軸を回転可能に軸支するチャック部が設けられており、前記チャック部は、前記支持体に対して固定された固定ブロックおよび可動ブロックと、前記支持体に対して固定された少なくとも2つの固定ベアリングと、前記固定ベアリングに対して相対的に移動可能に前記支持体に取り付けられた可動ベアリングと、を備え、前記固定ベアリングと前記可動ベアリングとは、前記回転軸を軸支するものであり、前記可動ベアリングを移動させることで、前記回転軸を前記支持体に対して着脱可能とされており、前記固定ブロックには、第1レバーが前記回転軸の回転方向に揺動可能に取り付けられ、前記可動ブロックは前記第1レバーに固定されていることを特徴とする。
このように構成することで、回転体とともに回転するのは、回転軸のみとすることができ、支持体は固定された状態とすることができる。このため、慣性の大きい支持体(スピンドル)の影響を排除することができるので、回転バランスの測定を簡素化することができる。また、高精度やスピンドルが必要なくなるので、設備費の高騰を抑制することができる。
また、可動ベアリングを移動させることによって、回転軸を取り付けて可動ベアリング及び固定ベアリングによって回転軸を軸支することができる。したがって、回転軸及び回転体をチャック部に対して容易に着脱することができる。
また、可動ブロックを第1レバーにより押し付けることにより、回転体を強固に固定することができる。
また、本発明において、前記第1レバーには板材が固定され、該板材の前記第1レバーが固定される側の反対側の端部には圧縮スプリングが設けられており、該圧縮スプリングにより前記板材の前記第1レバーが固定される側の端部が前記固定ブロック方向に付勢されるようにしてもよい。
このように構成することで、第1レバーを簡素な構造で固定ブロックの方向に付勢することができる。
また、本発明において、前記回転駆動機構は、前記回転体の外周に当接するベルトと、前記ベルトを駆動する駆動源と、を備え、前記回転体の外周に当接するベルトを前記駆動源によって前記回転軸の軸方向に対して交差する方向に駆動することで、前記回転体を回転させるようにしてもよい。
このように構成することで、駆動源から供給される回転駆動力を回転体とベルトとの摩擦力で回転体に伝達することができる。このため、回転体を支持する支持体に対する駆動源の駆動力の影響を小さくすることができるので、支持体の振動による回転体の回転バランスに与える悪影響をより小さくすることができる。
また、本発明において、前記振動センサは、前記回転体における所定の振動方向に対する振動を検出し、前記ベルトは、前記所定の測定方向に対して交差する方向に沿って押圧力が作用するように、前記回転体の外周に当接しているようにしてもよい。
このように構成することで、振動センサで検出される回転体の振動への影響を大きくすることなく、ベルトの駆動力を回転体に伝達することができる。
また、本発明において、前記固定ベアリングは、前記回転体と前記ベルトとの当接部に対して、前記回転軸を介した反対側に配置されているようにしてもよい。
このように構成することで、回転軸が2つの固定ベアリングに対して押し付けられるようにして軸支される。このため、回転軸及び回転体の回転中における可動ベアリングが移動可能なことによる不安定感を抑制できるので、回転軸及び回転体を安定した状態で回転させることができる。
また、本発明において、前記ベルトは、張力によって前記回転体を前記回転軸の方向に押圧するようにしてもよい。
このように構成することで、ベルトの回転力を回転体に伝達できるとともに、少なくとも2本の固定ベアリングに対して回転軸を押し付けることができる。
また、本発明において、前記回転体は、フライホイールであるようにしてもよい。
このように構成することで、フライホイールの回転バランスを測定することができる。
また、本発明において、前記振動センサは、前記回転体における所定の測定方向に対する振動を検出し、前記支持体は、前記回転体の回転時における前記測定方向に交差する方向に対する振動を抑制する振動抑制構造を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、回転体の回転時におけるアンバランスを回転体の測定方向に集約することができる。したがって、回転体の回転バランスを精度良く測定することができる。
また、本発明において、前記固定ブロックの側方には、水平方向に沿った揺動軸回りに揺動可能とされた第2レバーが設けられ、該第2レバーの下部には、エアシリンダ及びシリンダロッドが取り付けられ、該第2レバーの上部における前記支持体側には、前記第1レバーに取り付けられたブッシュが設けられており、前記エアシリンダが作動し、前記シリンダロッドを介して前記第2レバーの下部に対して、前記支持体の反対方向を向いた力が付与されることで、前記第2レバーの上部によって前記ブッシュが押し進められて、前記第1レバー及び前記第2レバーを閉鎖状態とするようにしてもよい。
このように構成することで、第1レバー及び第2レバーによって可動ブロックを固定ブロックに対して押し付けることができる。したがって、回転体をより強固に固定することができる。
本発明に係る回転バランス測定装置によれば、回転バランスの測定を簡素化することができるとともに、設備費の高騰を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る回転バランス測定装置の斜視図である。 バランス測定装置の支持体の要部の斜視図である。 支持体を左後上方から見た斜視図である。 支持体を右後上方から見た斜視図である。 支持体の側断面図である。 第1レバーの動きを説明するための支持体の平面図である。 第2レバーの動きを説明するための支持体の側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る回転バランス測定装置を、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る回転バランス測定装置の斜視図であり、図2は、バランス測定装置の支持体の要部の斜視図である。なお、本実施形態において、床面に回転バランス測定装置を設置した状態で、図1に示すX方向を左右方向といい、Y方向を前後方向という。また、Z方向を上下方向という。また、X方向のうちの左方向及び右方向、Y方向のうちの前方向及び後方向、Z方向のうちの上方向及び下方向は、それぞれ図1に示すとおりである。
図1に示すように、本実施形態に係る回転バランス測定装置1は、架台2を備えている。また、架台2の上面には、天蓋2Aが設けられており、天蓋2A上には、複数のフレームで形成された枠体3が略直方体をなすように設けられている。また、架台2の下面の四隅には、それぞれ脚部2Bが設けられている。さらに、架台2における天蓋2A上には、板状のベース部材2Cが設けられている。図2にも示すように、ベース部材2Cにおける後方位置には、台座2Dが立設されている。
枠体3の内側には、支持体4及び回転駆動機構30が設けられている。また、枠体3の内側であって、支持体4の側方には振動検出装置40が設けられ、振動検出装置40の後ろ側にはワーク検出装置50が設けられている。さらに、図1に示すように、枠体3の前方には、スイッチ装置60が設けられており、枠体3の後方には、制御装置70が設けられている。
[支持体4]
支持体4は、図2〜図5に示すように、チャック部10を備えている。図3及び図4に示すように、チャック部10は、固定ブロック11及び固定ベアリング部材12R,12Lを備えている。2つの固定ベアリング部材12R,12Lは、固定ブロック11に固定されている。固定右ベアリング部材12Rは、上下方向に沿って延在する固定右ベアリングロッド12RAを備えている。図4及び図5に示すように、固定右ベアリングロッド12RAの上部には固定右上ベアリング12RBが設けられ、下部には固定右下ベアリング部材12RCが設けられている。
同様に、固定左ベアリング部材12Lは、上下方向に沿って延在する固定左ベアリングロッド12LAを備えている。固定左ベアリングロッド12LAの上部には固定左上ベアリング12LBが設けられ、下部には固定左下ベアリング12LCが設けられている。固定ベアリング部材12R,12Lにおける固定ベアリングロッド12RA,12LAは、固定ブロック11の表面に露出している。また、固定ベアリング12RB,12RC,12LB,12LCは、いずれも定位置で回転可能とされている。
固定ブロック11の右側部には、図3及び図4に示すように、第1レバー13が取り付けられている。第1レバー13は、固定ブロック11に対して、第1揺動軸14周りに揺動可能とされている。第1揺動軸14は、鉛直方向に沿って配置されており、第1レバー13は、鉛直軸周りに揺動可能とされている。
また、チャック部10は、可動ブロック15及び可動ベアリング部材16を備えている。可動ブロック15は、第1レバー13の上面に固定されている。また、可動ベアリング部材16は、第1レバー13に取り付けられている。可動ベアリング部材16は、図5に示すように、可動ベアリングロッド16Aを備えている。可動ベアリング部材16は、可動ブロック15を上下方向に貫通しており、可動ベアリングロッド16Aは、可動ブロック15の表面に露出している。
また、可動ベアリングロッド16Aの上部に可動上ベアリング16Bが取り付けられており、可動ベアリングロッド16Aの下部に可動下ベアリング16Cが取り付けられている。可動ベアリング部材16における可動ベアリングロッド16A及び可動ベアリング16B,16Cは、第1レバー13の揺動に伴って移動可能とされている。
可動ベアリング部材16における可動ベアリング16B,16Cは、第1レバー13が固定された状態では定位置で回転可能とされている。可動ブロック15の前端部の上方には、前方に突出する突出部15B(図7参照)が形成されている。第1レバー13の左側端部が最前方に移動したときには、平面視して可動ブロック15の突出部が固定ベアリング部材12R,12Lの固定上ベアリング12RB,12LBと重なる位置に配置される。
また、固定ブロック11の後方中央位置には、半円状の固定側切欠き部11Aが形成されており、可動ブロック15の前方中央位置には、半円状の可動側切欠き部15Aが形成されている。固定側切欠き部11Aと可動側切欠き部15Aは、第1レバー13が最前部に配置された状態で向かい合せとなる位置に形成されており、このときに固定側切欠き部11Aと可動側切欠き部15Aが略円形に形成される。この支持体4を平面視した場合に、固定側切欠き部11Aと可動側切欠き部15Aとで形成される円形の隙間から、固定ベアリング部材12R,12Lの固定上ベアリング12RB,12LBの一部及び可動ベアリング部材16の可動上ベアリング16Bが視認可能となる(図6参照)。
また、この固定側切欠き部11Aと可動側切欠き部15Aとで形成される円形状の隙間には、図5に示すように、測定対象のワークWの回転中心に設けられたワークWの回転軸となる軸部材Pが配置される。測定対象のワークWとしては、例えば平面視した形状が円形である回転体であるフライホイールが用いられる。フライホイールは、いわゆるアウタロータ型モータのロータを構成するものである。フライホイールは、略有底筒状に形成されており、その低面の径方向中央に、軸方向に沿って軸部材(回転軸)Pが設けられる。このように、チャック部10は、6つのベアリング12RB,12RC,12LB,12LC,16B,16Cによって、軸部材Pを回転可能に軸支する。ただし、測定対象となるワークWは、平面視した形状が円形または非円形である回転体などの他の回転体であってもよい。
さらに、図3〜図5に示すように、固定ブロック11の左側面には、第2レバー17が取り付けられている。第2レバー17は、固定ブロック11に対して、第2揺動軸18周りに揺動可能とされている。第2揺動軸18は、水平方向(左右方向)に沿って配置されている。このため、第2レバー17は、左右に延在する水平軸周りに揺動可能とされている。
第2レバー17における下部の前側には、エアシリンダ19が設けられている。エアシリンダ19には、前後方向に進退可能とされたシリンダロッド20が取り付けられている。エアシリンダ19がシリンダロッド20を後退させることで、第2レバー17の下部を後方に押し出す。第2レバー17の下部が後方に押し出されると、第2レバー17の上部が前方に押し進められる。第2レバー17の前側には、第1レバー13に取り付けられたブッシュ21が設けられている。第2レバー17の上部が前方に押し進められると、第2レバー17の上部がブッシュ21を前方に押し進める。
ブッシュ21を前方に押し進めることにより、第1レバー13の左端が最前部まで押し進められた状態となる。このときの第1レバー13及び第2レバー17の状態を「閉鎖状態」という。また、閉鎖状態以外となっているときの第1レバー13及び第2レバー17の状態を「開放状態」という。また、第1レバー13が閉鎖状態にあるときには、図5に示す軸部材Pが固定上ベアリング12RB,12LBと可動上ベアリング16Bに接触して固定上ベアリング12RB,12LBと可動上ベアリング16Bに挟み込まれる状態となる。同様に、第1レバー13が閉鎖状態にあるときには、軸部材Pが固定下ベアリング12RC,12LCと可動下ベアリング16Cに接触して固定下ベアリング12RC,12LCと可動下ベアリング16Cに挟み込まれる状態となる。
また、図2〜図5に示すように、支持体4の下部には、円盤状の振動伝達プレート22が設けられている。振動伝達プレート22は、ワークWが回転する際に、ワークWの振動を振動検出装置40に伝達する。さらに、第1レバー13の右後方には、板材23が固定されており、板材23の右側は、第1レバー13よりも突出している。固定ブロック11における右側部と、板材23における突出部との間に、圧縮スプリング24が設けられている。この圧縮スプリング24により、第1レバー13における右端が固定ブロック11に近づく方向(第1レバー13の左端が固定ブロック11から離反する方向)に第1レバー13が付勢されている。
また、固定ブロック11の右側部には、第1レバー13が固定ブロック11から離反する方向への移動距離を規制する規制部材25が設けられている。規制部材25は、固定ブロック11の右側方から第1レバー13よりも後方の位置まで延在しており、第1レバー13の後方位置に向けて折り曲げられている。規制部材25が第1レバー13の後方に配置されていることで、第1レバー13の移動が規制されている。
また、図2に示すように、振動伝達プレート22の下方には、振動方向規制部材26が設けられている。振動方向規制部材26は、振動伝達プレート22が固定される規制部材本体26Aと、規制部材本体26Aにおける左右位置にそれぞれ配置された柱部材26B,26Cを備えている。規制部材本体26Aは、振動伝達プレート22が固定された板状部材と、板状部材の下方に配置された上下方向部材によって構成されている。また、柱部材26B,26Cは、図示しない長尺ボルト部材によってベース部材2Cに立設された図示しないプレート部材に固定されている。プレート部材は、ベース部材2Cに固定されており、柱部材26B,26Cが長尺ボルト部材によってプレート部材に固定されることで、振動方向規制部材26の板状部材及びこの板状部材に固定される振動伝達プレート22の前後方向への振動が抑制される。なお、振動検出装置40は、ワークWの左右方向への振動を検出している。このため、前後方向は、ワークWの振動の測定方向に対して交差、ここでは直交する方向となる。
[回転駆動機構30]
回転駆動機構30は、図1及び図2に示すように、支持体4に対して近接及び離間する方向に摺動可能に台座2Dに取り付けられたステージ31を備えている。ステージ31には、鉛直軸周りに回転可能とされたエンコーダ32が設けられている。エンコーダ32における下方位置には、図示しないモータが設けられており、モータの駆動力がエンコーダ32に伝達される。エンコーダ32に伝達された駆動力の大きさは、エンコーダ32によって調整される。
さらに、ステージ31には、3つの従動ローラ33A〜33Cが設けられている。3つの従動ローラ33A〜33Cは、いずれもエンコーダ32と同様に鉛直軸周りに回転可能とされている。これらのエンコーダ32及び3つの従動ローラ33A〜33Cにはベルト34が巻き回されている。モータを作動させると、エンコーダ32及び従動ローラ33A〜33Cの周りでベルト34が駆動する。
第1従動ローラ33Aは、ステージ31に形成された左右方向に沿った溝部31Aに沿って左右方向に移動可能とされている。第1従動ローラ33Aが溝部31Aに沿って移動することにより、ベルト34の張力を調整可能とされており、第1従動ローラは、張力調整ローラとして機能している。
また、第2従動ローラ33Bと第3従動ローラ33Cは、平面視したときに第2従動ローラ33Bと第3従動ローラ33Cとをつなぐ直線がワークWと重なる位置に配置されている。このため、ベルト34は、ワークWの回転軸に対して交差する方向、ここでは直交する方向に駆動する。また、ワークWの外周には、ベルト34が当接し、支持体4が設けられた方向である前方に向けた第2従動ローラ33Bと第3従動ローラ33Cとの間におけるベルト34の押圧力が作用している。この押圧力が作用する方向は、回転体Wが回転した際に振動する方向(X方向)に交差する方向、ここでは直交する方向(Y方向)である。このため、ベルト34が駆動すると、ベルト34とワークWとの摩擦力によってモータからベルト34に供給された回転駆動力がワークWの外周部に伝達されてワークWが回転する。したがって、回転駆動機構30は、支持体4が固定された状態でワークWが回転させられる。
また、ワークWとベルト34との当接位置は、ワークWの回転軸よりも後方に位置している。また、チャック部10における固定ベアリング部材12R,12Lは、ワークWの回転軸よりも前方に位置している。このため、固定ベアリング部材12R,12L及び固定ベアリング部材12R,12Lにおける固定ベアリング12RB,12RC,12LB,12LCは、いずれもワークWとベルト34との当接部に対して、ワークWの回転軸を介した反対側に配置されている。
[振動検出装置40]
振動検出装置40は、図2に示すように、第1振動子41及び第2振動子42を備えている。第1振動子41は、第2振動子42の上方に配置されている。これらの第1振動子41及び第2振動子42は、支持体4における振動方向規制部材26の柱部材26Bに固定されている。こうして、第1振動子41及び第2振動子42は、振動方向規制部材26を介して振動伝達プレート22に接続されている。
振動検出装置40は、振動センサ43を備えている。振動センサ43には、第1振動子41及び第2振動子42がそれぞれ接続されており、第1振動子41及び第2振動子42における左右方向の振動を検出している。振動センサ43は、検出した振動を振動信号として、制御装置70に出力する。
[ワーク検出装置50]
ワーク検出装置50は、図2に示すように、第1光電センサ51及び第2光電センサ52を備えている。第1光電センサ51及び第2光電センサ52は、いずれも反射型の光電センサである。第1光電センサ51は、支持体4に支持されるワークWの中心部から突出する軸部材Pに光を照射し、その反射光を検出することによって軸部材Pの位置を検出する。第1光電センサ51は、軸部材Pの位置を軸部材位置信号として制御装置70に出力する。第2光電センサ52は、支持体4に支持されるワークに光を照射し、その反射光を検出することによって軸部材Pの有無を検出する。第2光電センサ52は、ワークWの位置をワーク検出信号として制御装置70に出力する。
第1光電センサ51及び第2光電センサ52は、いずれも支持ロッド53によって支持されている。ベース部材2Cには、図示しない光電センサ支持部材が立設されており、この光電センサ支持部材に支持ロッド53が取り付けられている。支持ロッド53には、第1取付プレート54及び第2取付プレート55が取り付けられている。第1取付プレート54に第1光電センサ51が保持され、第2取付プレート55に第2光電センサ52が保持されている。
[スイッチ装置60]
スイッチ装置60は、図1に示すように、枠体3の前方に取り付けられたブラケット61を備えている。ブラケット61には、スイッチボックス62が載置されており、スイッチボックス62の天部には、操作スイッチ63が設けられている。操作スイッチ63は、作業員等による押圧操作が可能とされている。
回転駆動機構30が停止しているときに操作スイッチ63を押圧操作すると、回転駆動機構30が作動を開始して、図示しないモータが回転を開始する。また、回転駆動機構30の作動中に操作スイッチ63を押圧操作すると、回転駆動機構30が停止する。さらに、操作スイッチ63は、回転操作が可能とされている。操作スイッチ63を回転操作すると、エンコーダ32によってモータから伝達される駆動力が調整される。
[制御装置70]
制御装置70は、図1に示すように、天蓋2Aに立設された制御装置支持部材71を備えており、制御装置支持部材71に制御ユニット72が取り付けられている。また、制御ユニット72の表面に液晶表示装置73が取り付けられている。制御ユニット72には、回転駆動機構30におけるモータやエンコーダ32、振動検出装置40における振動センサ43、ワーク検出装置50における光電センサ51,52、スイッチ装置60における操作スイッチ63等が電気的に接続されている。
制御装置70は、スイッチ装置60における操作スイッチ63から出力される操作信号に基づいて、回転駆動機構30におけるモータやエンコーダ32の制御を行う。また、振動検出装置40から出力される振動信号に基づいて、ワークWの回転バランスを測定する。また、ワーク検出装置50における光電センサ51から出力される回転軸位置信号に基づいて、回転軸Pの位置を検出し、第2光電センサ52から出力されるワーク検出信号に基づいて、ワークWの有無を検出する。
制御装置70は、ワークWを回転させてワークWの回転バランスを測定している間に、液晶表示装置73に種々の情報を表示している。液晶表示装置73に表示する情報としては、回転バランス測定の実行中である表示、ワークWの回転速度、ワークWの有無、回転軸Pの位置などがある。
次に、本実施形態に係る回転バランス測定装置1におけるワークWの回転バランスの測定手順について説明する。ワークWの回転バランスを測定する際には、ワークWを支持体4に支持させ、その後ワークWにベルト34を当接させてから、ワークWを回転させてワークWの回転バランスを測定する。ここでは、まず、ワークWを支持体4に支持させる手順について説明する。
ワークWを支持体4に支持させるにあたり、支持体4におけるシリンダロッド20が前進した状態となっている。シリンダロッド20が前進した状態にあると、圧縮スプリング24の付勢力によって、図6に仮想線で示すように、第1レバー13が開放状態となっている。また、図7に仮想線で示すように、第2レバー17も開放状態となっている。
第1レバー13が開放状態であると、ワークWに取り付けられた軸部材P(図5参照)が固定上ベアリング12RB,12LBと可動上ベアリング16Bの間の距離は、軸部材Pにおける固定上ベアリング12RB,12LBと可動上ベアリング16Bと接触する位置の径よりも広くなっている。同様に、第1レバー13が開放状態であると、軸部材Pが固定下ベアリング12RC,12LCと可動下ベアリング16Cの間の距離は、軸部材Pにおける固定下ベアリング12RC,12LCと可動下ベアリング16Cと接触する位置の径よりも広くなっている。このため、軸部材Pを固定ベアリング部材12R,12Lと可動ベアリング部材16との間に挿入することができるので、軸部材Pを挿入する。
軸部材Pを挿入したら、エアシリンダ19によってシリンダロッド20を後退させる。シリンダロッド20を後退させると、図7に仮想線で示すように、開放状態にあった第2レバー17の下部がシリンダロッド20によって後方に押し出され、第2レバー17上部が前方に押し進められる。
第2レバー17の上部が前方に押し進められることにより、ブッシュ21を介して第1レバー13の左端部が前方に押し進められる。そして、第1レバー13の左端部が最前部まで移動すると、第1レバー13は、図6に実線で示すように、閉鎖状態となる。同様に、第2レバー17は、図7に実線で示すように、閉鎖状態となる。
こうして、第1レバー13が閉鎖状態となることにより、軸部材Pが固定上ベアリング12RB,12LBと可動上ベアリング16Bに接触するとともに、固定下ベアリング12RC,12LCと可動下ベアリング16Cに接触した状態で支持される。また、軸部材Pが6つのベアリングによって支持されて、軸部材Pを介してワークWが支持される。このとき、エアシリンダ19は、シリンダロッド20を後退させた状態を維持する。シリンダロッド20が後退した状態にあると、第2レバー17の閉鎖状態が維持される。第2レバー17の閉鎖状態が維持されることで、第1レバー13の閉鎖状態が維持されて、軸部材Pが6つのベアリングで確実に支持される。
次に、ベルト34をワークWに当接させる手順について説明する。ワークWを支持体4に支持させている間、回転駆動機構30では、第1従動ローラ33Aを溝部31Aの右側に配置しておき、ベルト34を弛ませた状態としておく。ワークWが支持体4に支持されたら、第1従動ローラ33Aを左に移動させて、ベルト34に張力を付与していく。そして、適度な張力がベルト34に付与される位置に第1従動ローラ33Aを配置する。こうして、ベルト34に張力を付与して、ベルト34をワークWの外周に当接させる。
支持体4にワークWを支持させたら、ワークWの回転バランスの測定を行う。作業員などがスイッチ装置60の操作スイッチ63を押圧すると、まずステージ31が支持体4に近接する方向に摺動してベルト34とワークWとが当接する。次に、回転駆動機構30におけるモータが作動し、モータの作動によってベルト34が駆動する。このとき、ベルト34はワークWの外周に当接しているので、ベルト34の駆動力がワークWに伝達されて、ワークWが回転する。
ワークWが回転している間、ワーク検出装置50における第1光電センサ51及び第2光電センサ52では、軸部材Pの位置及びワークWの有無を検出している。また、振動検出装置40における振動センサ43では、ワークWの振動を検出している。これらのセンサの結果を制御装置70に出力し、制御装置70において、ワークWの回転バランスを測定する。
ワークWの回転バランスの計測中は、液晶表示装置73にワークWの回転速度、回転軸Pの位置などの情報が表示される。このため、作業員等は、ワークWの回転バランスの測定の実施状態をリアルタイムで監視することができる。また、ワークWの回転バランスの測定中は、エアシリンダ19によって第2レバー17の下部が押し付けられることにより、第1レバー13及び第2レバー17が閉鎖状態となり、第2レバー17を介して第1レバー13によって可動ブロック15の移動が阻止されている。このため、チャック部10は、安定した状態でワークW及び回転軸Pを軸支することができる。
ワークWの回転バランスの測定が終了した後は、作業員が操作スイッチ63を操作することにより、回転駆動機構30のモータが停止し、ベルト34の駆動も停止する。ベルト34の駆動の停止に伴い、ワークWの回転も停止する。ワークWの回転が停止した後は、エアシリンダ19によってシリンダロッド20を前進させる。すると、第1レバー13は、第2レバー17による押し付けから解放され、圧縮スプリング24の付勢力によって第1レバー13が開放状態となる。第1レバー13が開放状態となった後に、回転軸P及びワークWを取り出す。
このように、本実施形態に係る回転バランス測定装置においては、回転軸Pを回転可能に軸支するチャック部10を備えている。また、ワークWは、回転駆動機構30によって回転させられるので、ワークWを回転させる際に、チャック部10は回転せずに、ベアリングのみが回転する。このため、質量の嵩むチャック部10やチャック部10を含む支持体4を回転させることなくワークWを回転させることができるので、慣性の大きい支持体4が回転することによる影響を排除することができる。したがって、回転バランスの測定の際の演算の複雑化を抑制できるので、回転バランスの測定を簡素化することができる。また、支持体4及び回転駆動機構30を用いることにより、高精度のスピンドルなどを用いる必要がなくなるので、設備費の高騰を抑制することができる。
また、チャック部10は、上下に2組の固定ベアリングを有する固定ベアリング部材12R,12Lと上下に一組の可動ベアリングを有する可動ベアリング部材16とを備えて構成されている。ここで、チャック部10によって軸部材Pを軸支する際には、可動ベアリング部材16を移動させることで軸部材Pを軸支することができる。したがって、軸部材P及びワークWをチャック部10に対して容易に着脱することができる。
また、回転駆動機構30は、ワークWの外周に当接するベルト34をモータによって軸部材Pの軸方向に対して直交する方向に駆動してワークWを回転させている。このため、モータから供給される回転駆動力をワークWとベルト34との摩擦力によってワークWに伝達することができる。このため、ワークWを支持する支持体4に対するモータの駆動力の影響を小さくすることができるので、支持体4の振動によるワークWの回転バランスに与える悪影響をより小さくすることができる。
さらに、ベルト34は、回転体の外周に当接しているため、ベルト34の駆動力をワークWに伝達させることができる。このとき、ベルト34からワークWに対する押圧力は、振動センサ43によるワークWの測定方向に対して直交する方向に沿って作用している。このため、ベルト34からワークWに対して作用する押圧力がワークWの振動に与える影響を抑制することができる。したがって、振動センサ43で検出される回転体Wの振動への影響を大きくすることなく、ベルト34の駆動力を回転体に伝達することができる。
また、固定ベアリング部材12R,12Lにおける固定ベアリング12RB,12RCB,12LB,12LCは、いずれもワークWとベルト34との当接部に対して、ワークWの回転軸を介した反対側に配置されている。ベルト34に張力が付与されると、ベルト34の張力がワークWの外側からワークWに作用する。ワークWに作用する張力は、ワークWに取り付けられた軸部材Pを介して固定ベアリング部材12R,12Lに作用する。軸部材Pを介したベルト34の張力が作用するベアリング部材は、可動ベアリング部材16ではなく固定ベアリング部材12R,12Lである。このため、ワークWの回転軸が2組の固定ベアリングに対して押し付けられるようにして軸支されるので、ベルト34から作用する張力が可動ベアリング部材16に作用する場合と比較して、ベアリング部材が移動するおそれが小さくなる。したがって、ワークWの回転中における可動ベアリングが移動可能なことによる不安定感を抑制し、軸部材P及びワークWを安定した状態で回転させることができる。その結果、ワークWの回転バランスの測定精度を向上させることができる。
また、ワークWは、ベルト34の張力によって回転体をワークWの回転軸に押圧している。このため、ベルト34の回転力をワークWに伝達できるとともに、2本の固定ベアリング部材12R,12Lの固定ベアリング12RB,12RC,12LB,12LCに対して回転軸を押し付けることができる。
また、振動センサ43は、ワークWにおける所定の測定方向(左右方向)に対する振動を検出し、支持体4は、ワークWの回転時における測定方向に直交する方向に対する振動を抑制する振動方向規制部材26を備えている。このため、ワークWに発生する振動を測定方向(左右方向)に集約することができる。したがって、ワークWの回転バランスを精度良く測定することができる。
なお、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施形態では、固定ベアリング部材として、2つの固定ベアリング部材12R,12Lが設けられているが、これらを3つあるいは4つ以上としてもよい。
また、上記の実施形態では、回転駆動機構30では、ベルト34を介してモータの駆動力をワークWに伝達しているが、ローラやスライダなどの他の媒体を介してモータの駆動力をワークWに伝達してもよい。また、ワークWの外周にベルト34を当接させ、ワークWの外側から駆動力を伝達しているが、ワークWの内側にベルトやローラなどを当接させて、ワークWの内側から駆動力を伝達してもよい。また、駆動源として内燃機関などの他の駆動源を用いてもよい。さらに、本発明の回転バランス測定装置は、アウタロータ型モータのロータ以外のワークに対して測定することも可能である。
1…回転バランス測定装置
2…架台
3…枠体
4…支持体
10…チャック部
11…固定ブロック
12R…固定右ベアリング部材
12L…固定左ベアリング部材
12RA…固定右ベアリングロッド
12RB…固定右上ベアリング
12RC…固定右下ベアリング
12L…固定左ベアリング
12LA…固定左ベアリングロッド
12LB…固定左上ベアリング
12LC…固定左下ベアリング
13…第1レバー
14…第1揺動軸
15…可動ブロック
16…可動ベアリング部材
16A…可動ベアリングロッド
16B…可動上ベアリング
16C…可動下ベアリング
17…第2レバー
18…第2揺動軸
19…エアシリンダ
20シリンダロッド
21…ブッシュ
22…振動伝達プレート
23…板材
24…圧縮スプリング
25…規制部材
26…振動方向規制部材
26A…規制部材本体
26B,26C…柱部材
30…回転駆動機構
31…ステージ
31A…溝部
32…エンコーダ
33A〜33C…従動ローラ
34…ベルト
40…振動検出装置
41…第1振動子
42…第2振動子
43…振動センサ
50…ワーク検出装置
51…第1光電センサ
52…第2光電センサ
60…スイッチ装置
63…操作スイッチ
70…制御装置
72…制御ユニット
73…液晶表示装置
W…ワーク
P…軸部材

Claims (9)

  1. 回転体の回転バランスを測定する回転バランス測定装置であって、
    前記回転体の回転中心に設けられた回転軸を回転可能に支持する支持体と、
    前記支持体が固定された状態で前記回転体を回転させる回転駆動機構と、
    回転中の前記回転体の振動を検出する振動センサと、を備え、
    前記支持体には、前記回転軸を回転可能に軸支するチャック部が設けられており、
    前記チャック部は、
    前記支持体に対して固定された固定ブロックおよび可動ブロックと、
    前記支持体に対して固定された少なくとも2つの固定ベアリングと、
    前記固定ベアリングに対して相対的に移動可能に前記支持体に取り付けられた可動ベアリングと、を備え、
    前記固定ベアリングと前記可動ベアリングとは、前記回転軸を軸支するものであり、
    前記可動ベアリングを移動させることで、前記回転軸を前記支持体に対して着脱可能とされており、
    前記固定ブロックには、第1レバーが前記回転軸の回転方向に揺動可能に取り付けられ、
    前記可動ブロックは前記第1レバーに固定されていることを特徴とする回転バランス測定装置。
  2. 前記第1レバーには板材が固定され、
    該板材の前記第1レバーが固定される側の反対側の端部には圧縮スプリングが設けられており、
    該圧縮スプリングにより前記板材の前記第1レバーが固定される側の端部が前記固定ブロック方向に付勢される請求項1に記載の回転バランス測定装置。
  3. 前記回転駆動機構は、前記回転体の外周に当接するベルトと、
    前記ベルトを駆動する駆動源と、を備え、
    前記回転体の外周に当接するベルトを前記駆動源によって前記回転軸の軸方向に対して交差する方向に駆動することで、前記回転体を回転させる請求項1又は2に記載の回転バランス測定装置。
  4. 前記振動センサは、前記回転体における所定の振動方向に対する振動を検出し、
    前記ベルトは、前記所定の測定方向に対して交差する方向に沿って押圧力が作用するように、前記回転体の外周に当接している請求項3に記載の回転バランス測定装置。
  5. 前記固定ベアリングは、前記回転体と前記ベルトとの当接部に対して、前記回転軸を介した反対側に配置されている請求項3又は請求項4に記載の回転バランス測定装置。
  6. 前記ベルトは、張力によって前記回転体を前記回転軸の方向に押圧する請求項3〜請求項5のうちのいずれか一項に記載の回転バランス測定装置。
  7. 前記回転体は、フライホイールである請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の回転バランス測定装置。
  8. 前記振動センサは、前記回転体における所定の測定方向に対する振動を検出し、
    前記支持体は、前記回転体の回転時における前記測定方向に交差する方向に対する振動を抑制する振動抑制構造を備える請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回転バランス測定装置。
  9. 前記固定ブロックの側方には、水平方向に沿った揺動軸回りに揺動可能とされた第2レバーが設けられ、
    該第2レバーの下部には、エアシリンダ及びシリンダロッドが取り付けられ、
    該第2レバーの上部における前記支持体側には、前記第1レバーに取り付けられたブッシュが設けられており、
    前記エアシリンダが作動し、前記シリンダロッドを介して前記第2レバーの下部に対して、前記支持体の反対方向を向いた力が付与されることで、前記第2レバーの上部によって前記ブッシュが押し進められて、前記第1レバー及び前記第2レバーを閉鎖状態とする請求項1から請求項8のうちのいずれか一項に記載のバランス測定装置。
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