JP6322852B2 - タイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置 - Google Patents

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この発明は、タイヤまたはタイヤ付ホイール(以下では「回転体」と総称することがある)のユニフォーミテイ試験および動釣合い試験を行うための試験装置に関する。
ユニフォーミテイ試験は、所定の荷重を受けた状態で回転中の回転体が発生する力のばらつき(不均一性)を測定する試験である。動釣合い試験は、無荷重状態で回転中の回転体の偏心状態を測定する試験である。
下記特許文献1では、ユニフォーミテイ試験および動釣合い試験の両方を実施できる複合試験装置が開示されている。複合試験装置の装置フレームを構成するベースには、スピンドルハウジングが、棒ばねを介して取り付けられている。スピンドルハウジングは、タイヤを保持して回転させるスピンドルを、回転可能に支持している。ベースには、振動規制シリンダによって駆動される押圧部材が設けられ、スピンドルハウジングには、押圧部材を受ける凹部が形成されている。
ユニフォーミテイ試験時には、スピンドルに保持されたタイヤに所定の荷重が正確にかかるようにスピンドルハウジングを押さえる必要があるため、振動規制シリンダがオンになって、押圧部材が凹部に押し当てられる。一方、動釣合い試験時には、スピンドルハウジングが振動できるように、振動規制シリンダがオフになって、押圧部材が凹部から離れる。
特許第3977500号公報
特許文献1の複合試験装置では、ユニフォーミテイ試験および動釣合い試験のそれぞれを実施するために、振動規制シリンダをオンまたはオフにして、押圧部材を凹部に押し当てたり、押圧部材を凹部から離したりする必要がある。そのため、複合試験装置の構成が複雑である。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、シンプルな構成でユニフォーミテイ試験および動釣合い試験を行える試験装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、タイヤ(2)またはタイヤ付ホイール(4)を水平方向(H)に取り付けるための取付装置(32)と、前記取付装置から垂直下方に延びた回転軸(33)と、前記回転軸を振動可能に保持するための保持手段(36)とを含み、前記保持手段は、前記回転軸を垂直方向(Z)に保った状態で保持する第1の保持フレーム(51)と、第1のばね(54)を介して、前記第1の保持フレームを、水平なX方向(X)へ振動可能に保持する第2の保持フレーム(52)と、前記X方向と直交する水平なY方向(Y)の剛性が前記第1のばねよりも高い第2のばね(56)を介して、前記第2の保持フレームを、前記Y方向(Y)へ振動可能に保持する第3の保持フレーム(53)とを有し、前記取付装置に取り付けられたタイヤを、荷重を受けずに回転する状態と、前記Y方向の荷重を受けながら回転する状態とに切り換え可能な負荷装置(5)と、前記第1の保持フレームの前記X方向の振動を検出する第1のセンサ(61)と、前記第1の保持フレームのねじり振動を検出する第2のセンサ(62、98)と、前記第2の保持フレームの前記Y方向の振動を検出する第3のセンサ(63)と、前記第1、第2および第3のセンサの出力に基づいて、タイヤまたはタイヤ付ホイールのユニフォーミテイおよび動不釣合いを算出する手段(70)とを含むことを特徴とする、タイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置(1)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この試験装置では、回転体(タイヤまたはタイヤ付ホイール)が水平方向に取り付けられた取付装置から垂直下方に延びた回転軸が、保持手段によって振動可能に保持されている。保持手段は、第1の保持フレームと、第2の保持フレームと、第3の保持フレームとを有する。
第1の保持フレームは、回転軸を垂直方向に保った状態で保持する。第2の保持フレームは、第1のばねを介して、第1の保持フレームを、水平なX方向へ振動可能に保持する。第3の保持フレームは、第2のばねを介して、第2の保持フレームを、X方向と直交する水平なY方向へ振動可能に保持する。
第1の保持フレームのX方向の振動は、第1のセンサによって検出され、第1の保持フレームのねじり振動は、第2のセンサによって検出され、第2の保持フレームのY方向の振動は、第3のセンサによって検出される。
回転体が荷重を受けずに回転する状態で動釣合い試験が行われ、回転体を支持した回転軸がX方向やY方向に振動したり、ねじり振動したりする。これらの振動を検出した第1、第2および第3のセンサの出力に基づいて、回転体の動不釣合いが算出される。
回転体がY方向の荷重を受けながら回転する状態でユニフォーミテイ試験が行われ、第1、第2および第3のセンサの出力に基づいて回転体のユニフォーミテイが算出される。Y方向へ振動可能な第2の保持フレームと第3の保持フレームとをつなぐ第2のばねは、第1のばねよりも剛性が高いので、ユニフォーミテイ試験中においてY方向に変位せずに、Y方向の荷重を支える。よって、ユニフォーミテイ試験中において、Y方向の所定の荷重が回転体に正確にかかるので、ユニフォーミテイ試験を正確に実施できる。
つまり、この試験装置では、第2のばねを第1のばねよりも剛性を高くするというシンプルな構成でユニフォーミテイ試験および動釣合い試験を行える。
ちなみに、タイヤやタイヤ付ホイールのユニフォーミティ試験では、タイヤ接地面におけるラジアルフォースバリエーション(RFV)、ラテラルフォースデビエーション(LFD)、ラテラルフォースバリエーション(LFV)、トラクティブフォースバリエーション(TFV)、ステアトルクデビエーション(STD)、ステアトルクバリエーション(STV)という6つの値が主に検査される。RFVは、タイヤの半径方向の力の変動の大きさであり、LFDは、タイヤの厚み方向の力の変動の平均値であり、LFVは、タイヤの幅方向の力の変動の大きさである。TFVは、タイヤの進行方向の力の変動の大きさであり、STDは、操舵トルク(タイヤ接地面の回転トルク)の平均値であり、STVは、操舵トルクの変動の大きさである。
請求項2記載の発明は、前記第1、第2および第3のセンサの少なくともいずれかは、動電型の振動センサを含むことを特徴とする、請求項1記載のタイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置である。
この構成によれば、動電型の振動センサによって、検出対象となる振動を、容易かつ精度よく検出することができる。これに対し、圧電素子やひずみゲージを用いたセンサの場合には、センサにプリロードを正確にかけるための調整が困難であったり、温度や湿度の影響によって検出精度が低下したり、センサの取付誤差に起因して検出精度が不安定になったりする問題がある。しかし、動電型の振動センサでは、このような問題を排除できる。
請求項3記載の発明は、前記第1、第2および第3のセンサの少なくともいずれかのセンサに取り付けられ、検出対象となる振動の振幅を拡大させる振幅拡大装置(74)を含むことを特徴とする、請求項2記載のタイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置である。
この構成によれば、検出対象となる振動の振幅が小さくても、振幅拡大装置によって拡大されるので、センサでは、小さな振動も正確に検出できる。
請求項4記載の発明は、前記振幅拡大装置は、前記第1、第2および第3のセンサにおけるいずれかのセンサが取り付けられるケース部(75)と、前記ケース部に固定された基端部(76B)と、前記基端部とは反対側の遊端部(76A)とを有するスプリング(76)と、前記ケース部に非接触であり、検出対象となる振動が直接伝達されるロッド(77)と、前記スプリングの遊端部および前記ロッドのそれぞれが連結される一端部(78A)と、前記いずれかのセンサにおいて前記ロッドと平行に延びる検出部(97)が連結される他端部(78B)とを有し、前記スプリングにおける所定位置を支点(C)として振動可能なビーム(78)とを含み、前記ロッドに伝達された振動は、前記ロッドに直交する方向(Z)における前記支点から前記ロッドまでの第1の距離(L1)と、前記検出部に直交する方向(Z)における前記支点から前記検出部までの第2の距離(L2)との比に応じて拡大されてから前記検出部に伝達されることを特徴とする、請求項3記載のタイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置である。
このような簡易な構造の振幅拡大装置によって、検出対象となる振動の振幅を、第1の距離と第2の距離との比に応じて、機械的に拡大することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る試験装置の全体図である。 図2は、試験装置における保持フレームを上方から見た斜視図である。 図3は、保持フレームの平面図である。 図4は、振幅拡大装置の側面図である。 図5は、振幅拡大装置の分解斜視図である。 図6は、振幅拡大装置におけるスプリングを上方から見た斜視図である。
以下では、この発明の実施形態について詳細に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係る試験装置1の全体図である。
図1において、図1の紙面に直交する方向をX方向といい、図1の左右方向をY方向といい、図1の上下方向をZ方向という。X方向とY方向とは、水平方向Hに含まれ、互いに直交している。Z方向は、水平方向Hに直交する垂直方向である。
図1を参照して、試験装置1は、タイヤ2、または、タイヤ2が装着されたホイール3(タイヤ付ホイール4)のユニフォーミテイ試験および動釣合い試験を行うための装置である。試験装置1は、負荷装置5と、計測装置6とを含む。
計測装置6は、タイヤ2またはタイヤ付ホイール4(この実施形態ではタイヤ付ホイール4)を保持した状態で、タイヤ付ホイール4のユニフォーミテイや動不釣合いを測定する装置である。負荷装置5は、計測装置6によって保持されたタイヤ付ホイール4にY方向の荷重(接地荷重)を与える装置である。負荷装置5と計測装置6とは、Y方向に並んで配置されている。
負荷装置5は、マシンベース10上に設置された基台11を含む。基台11は、Y方向に長手のブロックであり、その上面には、X方向に並んだ状態でY方向に延びる一対のガイドレール12が固定されている。
負荷装置5は、摺動機構13を含む。摺動機構13は、ガイドレール12の上方で水平方向Hに延びる載置板14と、載置板14の下面に設けられてガイドレール12に上から係合する複数のスライド脚15とを含む。摺動機構13は、載置板14に固定された送りナット16と、送りナット16に組み付けられた送りネジ17と、送りネジ17に連結されたモータ18とをさらに含む。モータ18は、取付部材19によって基台11に固定されている。モータ18が駆動されると、送りネジ17が回転するので、送りナット16が、載置板14を伴って、ガイドレール12に沿ってY方向にスライドする。
載置板14には、Z方向に沿って延びるスピンドル20が固定されている。スピンドル20において載置板14から上方にはみ出た部分の上端部には、回転ドラム21が搭載されている。回転ドラム21は、スピンドル20を円中心とする円筒状であり、その外周面は、タイヤ付ホイール4に接地荷重をかけるための代用路面として機能する。回転ドラム21は、載置板14とともにY方向にスライドする。
負荷装置5は、モータ22をさらに含む。モータ22の出力軸23は、Z方向へ延びていて、出力軸23には、プーリ24が固定されている。スピンドル20にもプーリ25が固定されていて、プーリ24とプーリ25とは、ベルト26によって連結されている。モータ22が駆動されて出力軸23が回転すると、出力軸23の回転がベルト26を介してスピンドル20に伝達される。これにより、スピンドル20が回転するので、回転ドラム21は、所定の回転速度で回転する。
計測装置6は、タイヤ付ホイール4が水平方向Hに寝た状態で取り付けられる取付装置32と、取付装置32からZ方向に沿って垂直下方に延びた回転軸33とを含む。回転軸33には、プーリ34が同軸状で外嵌されている。
計測装置6は、マシンベース10に固定された基台35と、基台35の上端部に固定され、回転軸33を振動可能に保持するための保持手段としての保持フレーム36と、マシンベース10に固定された駆動装置37とをさらに含む。駆動装置37は、モータ38を含み、モータ38の出力軸39は、Z方向に沿って上方へ突出している。出力軸39には、プーリ40が固定されていて、プーリ40と回転軸33のプーリ34とは、ベルト41によって連結されている。モータ38が駆動されて出力軸39が回転すると、出力軸39の回転がベルト41を介して回転軸33に伝達される。これにより、回転軸33が回転するので、タイヤ付ホイール4は、所定の回転速度で回転される。
ユニフォーミテイ試験を行う場合には、回転ドラム21がY方向に所定距離だけスライドし、回転ドラム21の外周面が、取付装置32に取り付けられたタイヤ付ホイール4のタイヤ2の外周面にY方向(タイヤ2の半径方向でもある)から圧接する。この状態で回転ドラム21が回転することによって、タイヤ付ホイール4が所定の回転数で従動回転する。つまり、タイヤ付ホイール4は、Y方向の所定の荷重(たとえば、約5000N〜10000N)を受けながら定常回転する。この状態におけるタイヤ付ホイール4の振動が計測装置6に検出されることによって、ユニフォーミテイ試験が実施される。回転ドラム21がタイヤ付ホイール4に与えるY方向の荷重は、送りナット16と載置板14との間に設けられたセンサ27によって検出される。
ユニフォーミテイ試験後には、回転ドラム21がY方向にスライドしてタイヤ付ホイール4から離れる。そのため、タイヤ付ホイール4は、荷重を受けずに回転する状態に切り換えられる。その後、計測装置6のモータ38が、ブレーキとして機能することによって、タイヤ付ホイール4の回転を減速させる。
動釣合い試験を行う場合には、回転ドラム21がタイヤ付ホイール4から離れていて、荷重を受けていない状態のタイヤ付ホイール4が、モータ38によって所定速度で回転駆動される。この状態におけるタイヤ付ホイール4の振動が計測装置6に検出されることによって、動釣合い試験が実施される。
次に、保持フレーム36について詳しく説明する。
図2は、保持フレーム36を上方から見た斜視図である。図3は、保持フレーム36の平面図である。
主に図2を参照して、保持フレーム36は、第1の保持フレーム51と、第2の保持フレーム52と、第3の保持フレーム53とを有する。第1の保持フレーム51、第2の保持フレーム52および第3の保持フレーム53のそれぞれは、Z方向から見た平面視において、X方向に沿う二辺とY方向に沿う二辺とを有する四角形状である。
第1の保持フレーム51は、Z方向に薄い平板状であって、平面視における中央に貫通穴51Aが形成されている。貫通穴51Aに回転軸33が嵌め込まれていて、これによって、第1の保持フレーム51は、回転軸33をZ方向に保った状態で保持している。なお、保持された回転軸33は、保持フレーム36において第1の保持フレーム51以外の部分には非接触である。
第2の保持フレーム52は、平面視において、第1の保持フレーム51を非接触で取り囲む額縁形状であって、Z方向において第1の保持フレーム51と同じ位置にある。平面視における第1の保持フレーム51の四隅からY方向に1つずつ突出した合計4つの第1のばね54が、第2の保持フレーム52に連結されている。それぞれの第1のばね54は、Y方向に延びる板ばねであり、そのばね定数は、X方向に小さく、Y方向に大きい。よって、第1のばね54は、主にX方向に撓むことができる。そのため、第2の保持フレーム52は、第1のばね54を介して、第1の保持フレーム51を、X方向へ振動可能に保持している。また、第1の保持フレーム51は、X方向へ振動するだけでなく、Y方向に延びる軸まわりにねじれ振動することもできる。
第3の保持フレーム53は、平面視において、第2の保持フレーム52を非接触で取り囲む額縁形状である。実際には、第3の保持フレーム53は、第2の保持フレーム52よりも下方に位置する。第3の保持フレーム53は、その外側周縁部から下方へ延びる脚部55を有し、脚部55において、基台35(図1参照)の上端部に固定されている。
第2のばね56が、X方向における第2の保持フレーム52の両側に同数ずつ(この実施形態では2つずつ)配置されている。それぞれの第2のばね56は、第2の保持フレーム52および第3の保持フレーム53においてX方向の同じ側の端部同士の間に架設されている。それぞれの第2のばね56は、Z方向に延びる板ばねであり、主にY方向に撓むことができる。そのため、第3の保持フレーム53は、第2のばね56を介して、第2の保持フレーム52を、Y方向へ振動可能に保持している。
以上により、第1の保持フレーム51によって保持された回転軸33と、回転軸33の上端の取付装置32に取り付けられたタイヤ付ホイール4(図1参照)とは、X方向およびY方向と、Y方向に延びる軸まわりのねじれ方向Nという合計3つの方向に振動可能である。
計測装置6は、第3の保持フレーム53に固定された第1のセンサ61、第2のセンサ62および第3のセンサ63を含む。
第1のセンサ61は、第1のセンサ61からX方向に延びて第1の保持フレーム51に接触した換振棒64を介して、第1の保持フレーム51のX方向の振動を検出する。換振棒64は、必要に応じて第2の保持フレーム52を貫通してもよく、その場合には、第2の保持フレーム52の振動を邪魔しないように、第2の保持フレーム52に対して非接触である。
第2のセンサ62に関連して、第1の保持フレーム51には、第1の保持フレーム51からX方向に延び出た振動伝達ロッド65の一端部65Aが固定されている。第2のセンサ62は、第2のセンサ62からZ方向に沿って上方に延びて振動伝達ロッド65の他端部65Bに接触した換振棒66を介して、第1の保持フレーム51のねじり振動を検出する。なお、このねじり振動と、第1のセンサ61によって検出されたX方向の振動とに基づいて、第1の保持フレーム51のZ方向の振動を算出できる。
第3のセンサ63は、第3のセンサ63からY方向に延びて第2の保持フレーム52に接触した換振棒67を介して、第2の保持フレーム52のY方向の振動を検出する。
このように、第1のセンサ61、第2のセンサ62および第3のセンサ63のそれぞれは、回転軸33が振動できる3つの方向のいずれかの振動を独立して検出する。そのため、第1のセンサ61、第2のセンサ62および第3のセンサ63のそれぞれの検出結果は、他の方向の振動の影響を受けにくいので、高精度の検出結果を得られる。
計測装置6は、CPUやROMやRAM等によって構成された演算装置70を含む(図1参照)。
ユニフォーミテイ試験において、演算装置70は、第1のセンサ61、第2のセンサ62および第3のセンサ63の出力に基づいて、タイヤ付ホイール4のユニフォーミテイを算出する。ユニフォーミテイの算出方法は、公知なので、その説明を省略する。
ユニフォーミテイ試験では、前述したように、タイヤ付ホイール4が回転ドラム21からY方向の所定の荷重を受けながら回転する。タイヤ付ホイール4を支持する回転軸33を保持した保持フレーム36において第1の保持フレーム51と第2の保持フレーム52とをつなぐ第1のばね54は、Y方向に延びているので、Y方向の剛性が高い。また、Y方向へ振動可能な第2の保持フレーム52と第3の保持フレーム53とをつなぐ第2のばね56は、第1のばね54よりも剛性が高い。具体的には、第2のばね56は、タイヤ付ホイール4が回転ドラム21から受けるY方向の荷重に耐える程度の剛性を有するように、Y方向において第1のばね54よりも大きなばね定数を有する。第2のばね56は、第1のばね54よりも剛性が高くなるように、第1のばね54よりも太いことが好ましい。
このように剛性の高い第2のばね56は、ユニフォーミテイ試験中においてY方向に変位せずに、Y方向の荷重を支える。よって、ユニフォーミテイ試験中において、回転軸33と回転ドラム21のスピンドル20とのY方向の軸間距離が保持されることにより、Y方向の所定の荷重がタイヤ付ホイール4に正確にかかる。そのため、ユニフォーミテイ試験を正確に実施できる。
動釣合い試験において、タイヤ付ホイール4が荷重を受けずに回転し、回転軸33がX方向やY方向に振動したり、ねじり振動したりする。演算装置70は、これらの振動を検出した第1のセンサ61、第2のセンサ62および第3のセンサ63の出力に基づいて、タイヤ付ホイール4の動不釣合いを算出する。動不釣合いの算出方法は、公知なので、その説明を省略する。
このように、この試験装置1では、ユニフォーミテイ試験において保持フレーム36のY方向の剛性を高めるための複雑な機構を備えなくても、第2のばね56を第1のばね54よりも剛性を高くするというシンプルな構成でユニフォーミテイ試験および動釣合い試験の両方を行える。
動釣合い試験中において、動不釣合いによる第1の保持フレーム51の振動が小さくても、X方向のばね定数が小さい第1のばね54は、X方向に大きく振動したり、大きくねじり振動したりする。そのため、第1の保持フレーム51の振動は、第1のセンサ61および第2のセンサ62によって高精度に検出される。
一方、第2のばね56は、前述したように剛性が高いので、動釣合い試験中における第2の保持フレーム52のY方向の振動の振幅は、比較的小さい。そこで、第3のセンサ63が第2の保持フレーム52の振動を高精度に検出できるように、第3のセンサ63には、検出対象となる振動の振幅を拡大させる振幅拡大装置74(図2および図3には図示せず)が取り付けられている。
図4は、振幅拡大装置74の側面図である。図5は、振幅拡大装置74の分解斜視図である。
振幅拡大装置74は、ケース部75と、スプリング76と、ロッド77と、ビーム78とを含む。なお、以下では、前述したX〜Z方向を用いて各部品を説明する。
図5を参照して、ケース部75は、X方向に扁平なボックス状であり、その上端部においてY方向における一方側には、上方へ延びる一対の支持部80が、X方向に間隔を隔てて形成されている。それぞれの支持部80の上端面には、複数(ここでは2つ)のねじ穴81がY方向に並んで形成されている。ケース部75の上端面において支持部80に対してY方向から並ぶ領域には、ケース部75の内部空間を上方へ露出させる開口82が形成されている。ケース部75において、Y方向で支持部80とは反対側の側壁75Aには、ケース部75の内部空間にY方向から連通する貫通穴83が形成されている。ケース部75において、X方向における両側の側壁75Bには、ケース部75の内部空間をX方向に露出させる開口84が形成されている。
スプリング76は、第1スプリング85と第2スプリング86とを含む。
第1スプリング85は、Z方向に薄い板ばねで構成され、平面視でY方向に長手の長方形状である。第1スプリング85では、Y方向における一方側端部が基端部85Aであり、Y方向における他方側端部が遊端部85Bである。第1スプリング85において基端部85Aと遊端部85Bとの間の中間領域には、当該中間領域をZ方向に貫通する開口85Cが形成されている。基端部85Aには、Y方向に延びて基端部85AをX方向に二分するスリット85Dが形成されている。スリット85Dは、開口85Cにつながっている。第1スプリング85をZ方向に貫通する挿通穴85Eが、基端部85Aでは、X方向におけるスリット85Dの両側に2つずつY方向に並んで形成され、遊端部85Bでは、X方向およびY方向のそれぞれに2つずつ並ぶように合計4つ形成されている。
第2スプリング86は、Z方向に薄い板ばねで構成され、基端部86Aと、遊端部86Bと、連結部86Cとを含む。基端部86Aおよび遊端部86Bは、平面視で四角形状であり、遊端部86Bは、基端部86AよりもY方向に離れ、基端部86Aよりも下方にずれて配置されている。連結部86Cは、水平方向Hに傾斜していて、基端部86Aと遊端部86Bとの間に架設されている。第2スプリング86をZ方向に貫通する挿通穴86Dが、基端部86Aおよび遊端部86Bのそれぞれにおいて、X方向およびY方向のそれぞれに2つずつ並ぶように合計4つ形成されている。
第1スプリング85と第2スプリング86とを組み合わせる場合、第2スプリング86の遊端部86Bおよび連結部86Cを、第1スプリング85においてスリット85Dに通して開口85Cに挿入する。この状態で、第2スプリング86の基端部86Aを、第1スプリング85の基端部85Aに対して平行となるように真上から対向させ、第2スプリング86の遊端部86Bを、第1スプリング85の遊端部85Bに対して平行となるように真下から対向させる。すると、図6に示すように、第1スプリング85と第2スプリング86とが、X方向から見て交差するように組み合わさって、スプリング76が完成する。
ロッド77は、Y方向に細長い軸である。ロッド77では、Y方向における一端部が第2の保持フレーム52に接触し、Y方向における他端部がビーム78の上端部に連結されている。
ビーム78は、ロッド77の他端部から下方へ延びるレバーである。ビーム78において、上端部が一端部78Aであり、下端部が他端部78Bである。一端部78Aの上端面には、ねじ穴78Cが、X方向およびY方向のそれぞれに2つずつ並ぶように合計4つ形成されている。他端部78Bには、他端部78BをY方向に貫通する連結穴78Dが形成されている。ビーム78において一端部78Aと他端部78Bとの間には、肉抜き穴78Eが形成されてもよい。
振幅拡大装置74は、スペーサ91、92、93および94をさらに含む。スペーサ91、92、93および94のそれぞれは、平面視で四角形状であってZ方向に薄い板状であり、平面視における四隅に、Z方向に延びる貫通穴95を有する。
振幅拡大装置74の組み立て手順の一例として、まず、完成したスプリング76における第2スプリング86の遊端部86Bをビーム78の上端面に載せて、第1スプリング85の遊端部85Bと第2スプリング86の遊端部86Bとの間にスペーサ91を差し込む。そして、第1スプリング85の遊端部85Bの上にスペーサ92を載せる。この状態では、スペーサ91およびスペーサ92の貫通穴95と、第1スプリング85の遊端部85Bの挿通穴85Eと、第2スプリング86の遊端部86Bの挿通穴86Dと、ビーム78の上端面のねじ穴78Cとが、1つずつZ方向に連続している。これらの穴に上方からボルト96を挿入してねじ穴78Cに1つずつ組み付けると、第1スプリング85の遊端部85Bと第2スプリング86の遊端部86B(つまり、スプリング76の遊端部76A)がビーム78の一端部78Aに連結される。
次に、ビーム78をケース部75の上端面の開口82に上方から挿入する。これにより、ビーム78において一端部78A以外の部分が、ケース部75の内部空間に配置され、ロッド77が、ケース部75の上端部における一対の支持部80の間に配置される。この状態のロッド77は、ケース部75(支持部80も含む)に対して非接触である。
その後、第1スプリング85の基端部85Aを支持部80の上端面に載せて、第1スプリング85の基端部85Aと第2スプリング86の基端部86Aとの間にスペーサ93を差し込む。そして、第2スプリング86の基端部86Aの上にスペーサ94を載せる。この状態では、スペーサ93およびスペーサ94の貫通穴95と、第1スプリング85の基端部85Aの挿通穴85Eと、第2スプリング86の基端部86Aの挿通穴86Dと、支持部80の上端面のねじ穴81が、1つずつZ方向に連続している。これらの穴に上方からボルト96を挿入してねじ穴81に1つずつ組み付けると、第1スプリング85の基端部85Aと第2スプリング86の基端部86A(つまり、スプリング76において遊端部76Aとは反対側の基端部76B)が支持部80の上端面に固定される。この状態は、図4に示される。
この状態のビーム78は、ケース部71の支持部80によって片持ち支持されたスプリング76の遊端部76Aによって弾性支持されている。そのため、ビーム78は、スプリング76における所定位置、詳しくは、X方向から見たときの第1スプリング85と第2スプリング86との交点を支点Cとして振動可能である。ロッド77に直交するZ方向における支点Cからロッド77までの距離を、第1の距離L1という。
ケース部75において貫通穴83が形成された側壁75Aには、第3のセンサ63が取り付けられている。第3のセンサ63は、Y方向に沿って延びて貫通穴83を通ってケース部75内に配置される軸状の検出部97を含む。検出部97は、ロッド77と平行に延びた状態で、ケース部75内のビーム78の連結穴78Dに挿通されて、ビーム78の他端部78Bに連結されている。検出部97に直交するZ方向における支点Cから検出部97までの距離を、第2の距離L2という。第2の距離L2は、第1の距離L1よりも大きい。
このようにつながったロッド77、ビーム78および検出部97が、前述した換振棒67(図2参照)として機能する。
ロッド77には、検出対象となる第2の保持フレーム52の振動が直接伝達される。これにより、ロッド77は、主にY方向に振動する。ロッド77の振動は、ビーム78の一端部78Aに伝達され、ビーム78は、支点Cを基準として振動する。支点Cの位置がスプリング76の途中にあって固定されていないので、第2の保持フレーム52からロッド77にY方向以外から様々な力が入力されても、支点Cが弾性的にずれることによって、この力が適宜吸収される。これにより、ロッド77が受ける負担を減らすことができる。
ビーム78では、支点Cから離れた他端部78Bが、ロッド77に連結された一端部78AよりもY方向に大きく振動する。他端部78Bの振動は、第2の距離L2と第1の距離L1の比に応じた分だけ一端部78Aの振動よりも大きい。他端部78Bの振動は、検出部97に伝達され、検出部97は、ロッド77よりも大きくY方向に振動する。つまり、ロッド77に伝達された振動は、第1の距離L1と第2の距離L2との比に応じて拡大されてから検出部97に伝達される。検出部97の振動は、第3のセンサ63によって検出される。
このように、検出対象となる第2の保持フレーム52の振動の振幅が小さくても、この振幅は、振幅拡大装置74によって拡大されるので、第3のセンサ63では、小さな振動も正確に検出できる。特に、このような簡易な構造の振幅拡大装置74によって、検出対象となる振動の振幅を、第1の距離L1と第2の距離L2との比に応じて、機械的に拡大することができる。たとえば、第1の距離L1と第2の距離L2との比(=L2/L1)が20であれば、振動の振幅は20倍に拡大される。
以上の結果、正確なユニフォーミテイ試験ができるように剛性の高い第2のばね56を採用した試験装置1において、Y方向の振動が第2のばね56に起因して小さくても、この振動を振幅拡大装置74で増幅することによって、正確に検出できる。
もちろん、振幅拡大装置74は、第3のセンサ63だけに限らず、第1のセンサ61や第2のセンサ62に取り付けられてもよい。第1のセンサ61や第2のセンサ62に取り付けられる際の振幅拡大装置74の姿勢は、適宜変更される。
第1のセンサ61、第2のセンサ62および第3のセンサ63の少なくともいずれかは、動電型の振動センサを含むことが好ましい。動電型の振動センサは、永久磁石やコイル等によって構成された振動ピックアップであり、検出対象となる振動を電気信号に変換する。動電型の振動センサによって、検出対象となる振動を、容易かつ精度よく検出することができる。これに対し、圧電素子やひずみゲージを用いたセンサの場合には、センサにプリロードを正確にかけるための調整が困難であったり、温度や湿度の影響によって検出精度が低下したり、センサの取付誤差に起因して検出精度が不安定になったりする問題がある。しかし、調整が容易で高い検出精度を安定して維持できる動電型の振動センサでは、このような問題を排除できる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前述した実施形態では、試験装置1は、タイヤ付ホイール4のユニフォーミテイ試験および動釣合い試験を行う。これに代え、ホイール3に相当する構成を取付装置32に予め設けることによって、試験装置1において、タイヤ2を単体で取付装置32に水平方向Hに取り付けて、タイヤ2の単体についてのユニフォーミテイ試験および動釣合い試験を行えるようにしてもよい。
また、前述した実施形態で定義したX方向およびY方向の向きが、互いに逆であってもよい。
また、図2を参照して、第1の保持フレーム51は、X方向へ振動したり、Y方向に延びる軸まわりにねじれ振動したりするだけでなく、X方向に延びる軸まわりにねじれ振動できてもよい。この場合、第1の保持フレーム51によって保持された回転軸33と、回転軸33の上端の取付装置32に取り付けられたタイヤ付ホイール4(図1参照)とは、X方向およびY方向と、X方向に延びる軸まわりのねじれ方向Mと、Y方向に延びる軸まわりのねじれ方向Nという合計4つの方向に振動可能である。計測装置6は、ねじれ方向Nにおける第1の保持フレーム51のねじり振動を検出する第2のセンサ62の他に、ねじれ方向Mにおける第1の保持フレーム51のねじり振動を検出する第2のセンサ98(図3参照)も含む。
図3を参照して、第2のセンサ98は、第2のセンサ62と同様に、第3の保持フレーム53に固定される。第2のセンサ98に関連して、第1の保持フレーム51には、第1の保持フレーム51からY方向に延び出た振動伝達ロッド99の一端部99Aが固定されている。第2のセンサ98は、第2のセンサ98からZ方向に沿って上方に延びて振動伝達ロッド99の他端部99Bに接触した換振棒100を介して、ねじれ方向Mにおける第1の保持フレーム51のねじり振動を検出する。
ユニフォーミテイ試験において、演算装置70が、ねじれ方向Mにおけるねじれ振動も考慮して(第2のセンサ98の出力にも基いて)ユニフォーミテイを算出することによって、たとえば、Z方向におけるLFVを正確に計測できる。
また、第2のセンサ98は、第2のセンサ62と同様の構成であってもよいので、たとえば、振幅拡大装置74が取り付けられたり、動電型の振動センサを含んだりしてもよい。
なお、第2のばね56の剛性を変更することによっても、回転軸33およびタイヤ付ホイール4を、前述した合計4つの方向に振動させることができる。
1 試験装置
2 タイヤ
4 タイヤ付ホイール
5 負荷装置
32 取付装置
33 回転軸
36 保持フレーム
51 第1の保持フレーム
52 第2の保持フレーム
53 第3の保持フレーム
54 第1のばね
56 第2のばね
61 第1のセンサ
62 第2のセンサ
63 第3のセンサ
70 演算装置
74 振幅拡大装置
75 ケース部
76 スプリング
76A 遊端部
76B 基端部
77 ロッド
78 ビーム
78A 一端部
78B 他端部
97 検出部
98 第2のセンサ
C 支点
H 水平方向
L1 第1の距離
L2 第2の距離
X X方向
Y Y方向
Z Z方向

Claims (4)

  1. タイヤまたはタイヤ付ホイールを水平方向に取り付けるための取付装置と、前記取付装置から垂直下方に延びた回転軸と、前記回転軸を振動可能に保持するための保持手段とを含み、
    前記保持手段は、
    前記回転軸を垂直方向に保った状態で保持する第1の保持フレームと、
    第1のばねを介して、前記第1の保持フレームを、水平なX方向へ振動可能に保持する第2の保持フレームと、
    前記X方向と直交する水平なY方向の剛性が前記第1のばねよりも高い第2のばねを介して、前記第2の保持フレームを、前記Y方向へ振動可能に保持する第3の保持フレームとを有し、
    前記取付装置に取り付けられたタイヤを、荷重を受けずに回転する状態と、前記Y方向の荷重を受けながら回転する状態とに切り換え可能な負荷装置と、
    前記第1の保持フレームの前記X方向の振動を検出する第1のセンサと、
    前記第1の保持フレームのねじり振動を検出する第2のセンサと、
    前記第2の保持フレームの前記Y方向の振動を検出する第3のセンサと、
    前記第1、第2および第3のセンサの出力に基づいて、タイヤまたはタイヤ付ホイールのユニフォーミテイおよび動不釣合いを算出する手段とを含むことを特徴とする、タイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置。
  2. 前記第1、第2および第3のセンサの少なくともいずれかは、動電型の振動センサを含むことを特徴とする、請求項1記載のタイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置。
  3. 前記第1、第2および第3のセンサの少なくともいずれかのセンサに取り付けられ、検出対象となる振動の振幅を拡大させる振幅拡大装置を含むことを特徴とする、請求項2記載のタイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置。
  4. 前記振幅拡大装置は、
    前記第1、第2および第3のセンサにおけるいずれかのセンサが取り付けられるケース部と、
    前記ケース部に固定された基端部と、前記基端部とは反対側の遊端部とを有するスプリングと、
    前記ケース部に非接触であり、検出対象となる振動が直接伝達されるロッドと、
    前記スプリングの遊端部および前記ロッドのそれぞれが連結される一端部と、前記いずれかのセンサにおいて前記ロッドと平行に延びる検出部が連結される他端部とを有し、前記スプリングにおける所定位置を支点として振動可能なビームとを含み、
    前記ロッドに伝達された振動は、前記ロッドに直交する方向における前記支点から前記ロッドまでの第1の距離と、前記検出部に直交する方向における前記支点から前記検出部までの第2の距離との比に応じて拡大されてから前記検出部に伝達されることを特徴とする、請求項3記載のタイヤまたはタイヤ付ホイールの試験装置。
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