JP6369194B2 - 電動ポンプユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電動ポンプユニットに関する。
自動車のトランスミッションには油圧ポンプにより油圧が供給されるが、省エネルギなどの観点から停車時にエンジンを停止するいわゆるアイドルストップ(アイドリングストップ)を行う自動車では、アイドルストップ時にもトランスミッションへの油圧供給を確保するために、電動油圧ポンプが使用されるようになっている。
自動車のトランスミッション用の電動油圧ポンプは、車体の限られたスペースに搭載されるため、コンパクト化が要求され、また、軽量化及びコスト低減も要求される。このような要求に応えるため、ポンプ及びポンプ駆動用の電動モータが共通のユニットハウジング内に組み込まれた電動ポンプユニットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載される電動ポンプユニットは、電動モータのモータ軸を支持する軸受が、小型化のために転がり軸受でなく、すべり軸受を使用している。円筒状のすべり軸受とモータ軸との間を潤滑するため、この電動ポンプユニットは、モータ軸の先端から軸方向に延びる第1油通路と、第1油通路からモータ軸の外周面に達する複数の第2油通路とを設けている。モータ軸の先端から供給される潤滑油は、第1油通路及び第2油通路を通ってすべり軸受を潤滑している。
特開2012−26349号公報
しかしながら、上記の電動ポンプユニットは、すべり軸受へ供給する潤滑油の油通路がモータ軸の中に設けられているので、油通路を加工する難易度が高く、高コスト化している。そこで、電動ポンプユニットは、すべり軸受の潤滑性能を確保するとともに、簡易な構造により油通路を形成して低コスト化を図ることが課題となっていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、すべり軸受の潤滑性能を確保するとともに、簡易な構造により油通路を形成して低コスト化を図ることができる電動ポンプユニットを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る電動ポンプユニットの構成上の特徴は、ポンプハウジングのポンプ室内に配置されたロータがポンプ室の軸方向両端壁に摺接して回転することにより油の吸入及び吐出を行うポンプと、前記ロータに連結されたモータ軸を有するポンプ駆動用の電動モータと、を備えている電動ポンプユニットにおいて、前記モータ軸が前記ポンプハウジングとの間に介装された円筒状のすべり軸受によりすべり回転支持され、前記すべり軸受を挟んで前記ポンプ室の反対側であって、前記ポンプハウジングと前記モータ軸との間にシール部材が設けられており、前記すべり軸受の内周面には、軸方向に直線状に貫通する給油溝が形成されていることである。
請求項1の電動ポンプユニットによれば、ポンプ室内の油の一部は、ポンプ室の端壁とこれに摺接するロータの端面との間から給油溝の端部に到達し、給油溝を軸方向に流れ、すべり軸受の内周面に供給される。この油によりすべり軸受の潤滑性能を確保することができる。そして、給油溝は、すべり軸受の内周面を旋削加工や成型などによる塑性加工により、容易に形成することができる。これにより、この電動ポンプユニットでは、すべり軸受の潤滑性能を確保するとともに、簡易な構造により油通路を形成して低コスト化を図ることができる。
さらに請求項1に係る電動ポンプユニットの構成上の特徴は、前記ポンプ室の軸方向両端壁には、油を吸入する吸入ポートと、油を吐出する吐出ポートとが周方向に長い長丸穴形状で形成され、前記給油溝は、前記吸入ポートの周方向中央と前記吐出ポートの周方向中央とを結ぶ線に径方向で直交する線上であって、前記モータ軸を中心に対向する位置に一対のみで設けられることである。
さらに請求項1の電動ポンプユニットによれば、ポンプ作動時のポンプ室内では、吸入ポート側が油圧の低圧側となり、吐出ポート側が油圧の高圧側となる。そして、ポンプ室内のロータに対して、高圧側から低圧側へ径方向の力が作用するので、ロータが径方向の低圧側へ僅かに移動する。ロータの移動に伴い、モータ軸が僅かに低圧側の吸入ポート側へ倒れる。そして、給油溝は、モータ軸の倒れ方向に対して直交する線上に一対のみで設けられているので、モータ軸が倒れたときに給油溝への干渉を確実に防止できる。よって、モータ軸の回転が不安定になることはなく、安定して回転することができる。
請求項に係る電動ポンプユニットの構成上の特徴は、前記すべり軸受の軸方向の端部と、これに隣接する前記ロータとの間に環状の油溜まり部を設けたことである。
請求項の電動ポンプユニットによれば、ポンプ室内の油の一部は、ポンプ室の端壁とこれに摺接するロータの端面との間から油溜まり部に入り、この油をすべり軸受の内周面に安定して供給でき、すべり軸受の潤滑性能を確保することができる。そして、油溜まり部は、すべり軸受を装着するときの軸方向の位置を調整することにより、容易に設けることができる。これにより、この電動ポンプユニットでは、すべり軸受の潤滑性能を確保するとともに、簡易な構造により油通路を形成して低コスト化を図ることができる。
請求項に係る電動ポンプユニットの構成上の特徴は、軸方向内方側の前記吐出ポートから前記油溜まり部に通じる給油通路を設けたことである。
請求項の電動ポンプユニットによれば、吐出ポートから油溜まり部に通じる給油通路を設けたので、吐出ポートの油をすべり軸受の内周面に安定して供給でき、すべり軸受の潤滑性能を確保することができる。そして、給油通路は、ポンプハウジングと一体に成型などにより塑性加工できるので、容易に形成することができる。


本発明によれば、すべり軸受の潤滑性能を確保するとともに、簡易な構造により油通路を形成して低コスト化を図ることができる電動ポンプユニットを提供できる。
本発明の一実施形態である電動ポンプユニットの断面図である。 図1のA−A矢視図である。 図1のB−B矢視図である。
以下、本発明の電動ポンプユニットを具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、図1の左側を前、右側を後とする。
図1は、本発明の一実施形態である電動ポンプユニット1の断面図である。図1に示すように、例えば自動車のトランスミッション用の電動ポンプユニット1は、ユニットハウジング7内にポンプ2及びポンプ駆動用の電動モータ3が一体に組み込まれたものである。この例では、ポンプ2は内接歯車ポンプ、電動モータ3は3相巻線を有するDCブラシレスモータである。
ユニットハウジング7は、ポンププレート71、ポンプハウジング8、モータハウジング72及び蓋73から構成される。
ポンププレート71は、板状からなり、電動ポンプユニット1の前端部に装着されている。ポンプハウジング8は、周壁部81の後端に後壁部82が一体に形成されて、前部が開口した圧肉円筒状からなり、周壁部81の前端面がポンププレート71の後端面71aにOリング11を介して固定されている。
モータハウジング72は、円筒状からなり、その前端が、シール部材12を介してポンプハウジング8の後面外周寄りの部分に固定されている。モータハウジング72の後端開口が、蓋73により塞がれている。
ポンププレート71で塞がれたポンプハウジング8の前面に、略円柱状に窪んだポンプ室23が形成されている。ポンプ室23は、ポンプハウジング8に形成された周壁24及び後側端壁25と、ポンププレート71の後端面71aとにより区画されている。ポンプ室23内には、ロータ20が回転自在に収容されている。ロータ20は、複数の内歯を有するアウタロータ22と、アウタロータ22の内側に、これとかみ合う複数の外歯を有するインナロータ21とからなる。
アウタロータ22は、ポンプ室23の周壁24及び後側端壁25と、ポンププレート71の後端面71aとに摺接して回転する。インナロータ21は、内周が後述する電動モータ3のモータ軸33に嵌合され、前後両端面がポンプ室23の後側端壁25と、ポンププレート71の後端面71aとに摺接して回転する。インナロータ21の後端面と後側端壁25との間には僅かな隙間が設けられている。図示は省略したが、ポンププレート71には、ポンプ室23に連通する油吸入口及び油吐出口が設けられている。
ポンプハウジング8の後壁部82の中心部から後方へ突出し、ポンプ室23に連通する円筒状の軸受支持部84が一体に形成されている。軸受支持部84の内周には、後述する電動モータ3のモータ軸33を回転自在に支持する円筒状のすべり軸受5が嵌合されている。軸受支持部84の内周後端の内径が大きくなった部分には、オイルシール6(シール部材)が固定されている。
電動モータ3は、前後方向に延びるモータ軸33と、モータ軸33の後部に固定されたモータロータ31と、モータロータ31の周囲に配置されたモータステータ32と、を備えている。
モータステータ32は、積層鋼板よりなるコア32aにインシュレータ32bが組み込まれ、インシュレータ32bにステータコイル32cが巻きつけられたものである。この例では、モータステータ32は、接着などの手段によりモータハウジングの内周に固定されている。
モータ軸33は、ポンプハウジング8の軸受支持部84内に挿入され、その中間部がすべり軸受5によりすべり回転支持されている。モータ軸33の前部は、ポンプハウジング8の軸受支持部84を貫通してポンプ室23内に進入し、その前端部が、インナロータ21の内周面に圧入により固定されている。オイルシール6は、すべり軸受5より後側の軸受支持部84とモータ軸33との間を密封している。
モータロータ31は、円筒状のロータ本体31aの外周に合成樹脂製の保持部材31bが固定して設けられ、保持部材31bを周方向に等分する複数個所にセグメント形状の永久磁石31cが保持されたものである。ロータ本体31aは例えば金属の焼結体で、モータ軸33の後端部に圧入により固定されたフランジ部31dと、フランジ部31dの外周縁に一体に形成されてモータ軸33を囲むようにモータステータ32の内側を前方に延びた円筒部31eとからなる。
モータステータ32のインシュレータ32bの後端に、コントローラ4の基板41が固定され、基板41にコントローラ4を構成する部品42が取り付けられている。部品42は、基板41の前面及び後面の少なくとも一方の所定位置には位置されるが、図面には、基板41の後面に取り付けられた部品42が1個示されている。
すべり軸受5の内周面には、軸方向に貫通する給油溝51が形成されている。また、すべり軸受5の前端部とインナロータ21との間には、環状の油溜まり部9が形成されている。
図2は、図1のA−A矢視図である。図2に示すように、すべり軸受5は、ポンプハウジング8の軸受支持部84の内周面に嵌合され、モータ軸33の外周面33aとの間に僅かな隙間を設けて、モータ軸33を回転可能に支持している。そして、すべり軸受5の内周面には、周方向の2箇所に給油溝51が形成されている。すべり軸受5は、銅系の焼結体であって、給油溝51が一体に成型などにより塑性加工される。なお、給油溝51は旋削加工によって形成してもよい。
図3は、図1のB−B矢視図である。ポンプハウジング8の前面には、ポンプ室23を形成する後側端壁25からさらに窪んだ吐出ポート85及び吸入ポート86が形成されている。吐出ポート85及び吸入ポート86は、周方向に長い長丸穴形状で形成される。また、ポンプハウジング8の前面には、吐出ポート85の周方向中央から油溜まり部9に通じる給油通路87が形成されている。給油通路87は、ポンプハウジング8と一体に成型などにより塑性加工される。なお、図示は省略したが、ポンプ室23を形成するポンププレート71の後端面71aには、吐出ポート85及び吸入ポート86と同様に、吐出ポート及び吸入ポートが形成されている。
次に、前述のように構成された電動ポンプユニット1におけるポンプ作用について説明する。
図1〜図3に示す電動ポンプユニット1では、自動車の走行中、電動モータ3は停止し、ポンプ2が停止している。
自動車の停止中、電動モータ3が動作し、ポンプ2が動作する。ポンプ2が動作すると、図示しない油吸入管などを通して、油が油吸入口からポンプ室23内に吸入され、油吐出口から吐出され、図示しない油吐出管などを通して、トランスミッションの所要箇所に供給される。
電動モータ3によってポンプ2が駆動されることにより、ポンプ室23内では、吸入ポート86側が油圧の低圧側となり、吐出ポート85側が油圧の高圧側となる。高圧の油の一部は、ポンプ室23の後側端壁25とこれに摺接するインナロータ21の後端面との間の隙間から油溜まり部9に入るとともに、吐出ポート85を介して給油通路87を通り油溜まり部9に入る。油溜まり部9に入った油は、給油溝51を軸方向に流れるとともに、すべり軸受5の内周面とモータ軸33の外周面33aとの間の隙間に供給される。この油により、すべり軸受5が潤滑される。すべり軸受5に供給された油は、すべり軸受5の後方にオイルシール6があるため、油がポンプハウジング8外に流出することはない。また、図示は省略したが、ポンプハウジング8には、すべり軸受5とオイルシール6との間から吸入ポート86に通じる戻り油通路が設けられている。ポンプ室23内の高圧の油は、すべり軸受5を潤滑し、前記戻り油通路を通って吸入ポート86を介してポンプ室23に戻る。
このように構成される電動ポンプユニット1によれば、ポンプ室23内の高圧の油の一部が、ポンプ室23の後側端壁25とインナロータ21の後端面との間の隙間から油溜まり部9に入って溜められる。油溜まり部9に溜まった油は、すべり軸受5の内周面とモータ軸33の外周面33aとの間の隙間に供給される。また、油溜まり部9に溜まった油は、給油溝51を軸方向に流れ、給油溝51からすべり軸受5の内周面とモータ軸33の外周面33aとの間の隙間に供給される。このように、油が油溜まり部9に溜められるので、すべり軸受5へ安定して油を供給することができる。また、油が給油溝51を軸方向に流れるので、すべり軸受5へ軸方向に均衡のとれた状態で油を供給でき、すべり軸受5の潤滑性能を確保することができる。
そして、油溜まり部9は、すべり軸受5を装着するときの軸方向の位置を調整することにより、容易に設けることができる。そして、給油溝51は、すべり軸受5の内周面を旋削加工や成型などによる塑性加工により、容易に形成することができる。
また、電動ポンプユニット1によれば、吐出ポート85から油溜まり部9に通じる給油通路87を設けたので、ポンプ室23内の油をすべり軸受5の内周面に安定して供給でき、すべり軸受5の潤滑性能を確保することができる。また、給油通路87は、ポンプハウジング8と一体に成型などにより塑性加工できるので、容易に形成することができる。
また、電動ポンプユニット1によれば、電動モータ3によりポンプ2が駆動されるとポンプ室23内では、吸入ポート86側が油圧の低圧側となり、吐出ポート85側が油圧の高圧側となる。そして、ポンプ室23内のロータ20に対して、高圧側から低圧側へ径方向の力が作用するので、ロータ20が径方向の低圧側へ僅かに移動する。ロータ20の移動に伴い、モータ軸33が僅かに低圧側の吸入ポート側の矢印で示す方向F1へ倒れる。そして、給油溝51は、モータ軸33の倒れ方向に対して直交する線上に一対で設けられているので、モータ軸33が倒れたときに給油溝51への干渉を確実に防止できる。よって、モータ軸33の回転が不安定になることはなく、安定して回転することができる。また、各給油溝51が、モータ軸33を中心に対向する一対で設けているので、すべり軸受5の内周面が周方向で均衡のとれた状態で油を供給でき、すべり軸受5の潤滑性能を確保することができる。
なお、本発明は本実施形態に限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
本実施形態では、給油通路87を設ける構成としたが、それに限るものではなく、例えば、給油通路87を設けない構成に適用してもよい。
また、本実施形態では、油溜まり部9を設ける構成としたが、それに限るものではなく、例えば、油溜まり部9を設けない構成に適用してもよい。
1:電動ポンプユニット、 2:ポンプ、 3:電動モータ、 4:コントローラ、 5:すべり軸受、 6:オイルシール(シール部材)、 7:ユニットハウジング、 8:ポンプハウジング、 9:油溜まり部、 11:Oリング、 12:シール部材、 20:ロータ、 21:インナロータ、 22:アウタロータ、 23:ポンプ室、 24:周壁、 25:後側端壁、 31:モータロータ、 31a:ロータ本体、 31b:保持部材、 31c:永久磁石、 31d:フランジ部、 31e:円筒部、 32:モータステータ、 32a:コア、 32b:インシュレータ、32c:ステータコイル、 33:モータ軸、 33a:外周面、 41:基板、 42:部品、 51:給油溝、 71:ポンププレート、 71a:後端面、 72:モータハウジング、 73:蓋、 81:周壁部、 82:後壁部、 84:軸受支持部、 85:吐出ポート、 86:吸入ポート、 87:給油通路

Claims (3)

  1. ポンプハウジングのポンプ室内に配置されたロータがポンプ室の軸方向両端壁に摺接して回転することにより油の吸入及び吐出を行うポンプと、前記ロータに連結されたモータ軸を有するポンプ駆動用の電動モータと、を備えている電動ポンプユニットにおいて、
    前記モータ軸が前記ポンプハウジングとの間に介装された円筒状のすべり軸受によりすべり回転支持され、
    前記すべり軸受を挟んで前記ポンプ室の反対側であって、前記ポンプハウジングと前記モータ軸との間にシール部材が設けられており、
    前記すべり軸受の内周面には、軸方向に直線状に貫通する給油溝が形成されており、
    前記ポンプ室の軸方向両端壁には、油を吸入する吸入ポートと、油を吐出する吐出ポートとが周方向に長い長丸穴形状で形成され、
    前記給油溝は、前記吸入ポートの周方向中央と前記吐出ポートの周方向中央とを結ぶ線に径方向で直交する線上であって、前記モータ軸を中心に対向する位置に一対のみで設けられることを特徴とする電動ポンプユニット。
  2. 前記すべり軸受の軸方向の端部と、これに隣接する前記ロータとの間に環状の油溜まり部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動ポンプユニット。
  3. 軸方向内方側の前記吐出ポートから前記油溜まり部に通じる給油通路を設けたことを特徴とする請求項2に記載の電動ポンプユニット。
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