JP6360707B2 - 配線回路基板 - Google Patents

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Description

本発明は、配線回路基板、詳しくは、ハードディスクドライブに用いられる配線回路基板に関する。
従来より、金属支持基板と、金属支持基板上に形成された第一絶縁層と、第一絶縁層上に形成された第一配線層と、第一配線層上に形成された第二絶縁層と、第二絶縁層上に形成された第二配線層とを備えるサスペンション用基板が知られている。
このようなサスペンション用基板として、金属支持基板に金属支持基板開口部が形成され、金属支持基板開口部に外部回路基板と接続するためのフライングリード端子が形成されるサスペンション用基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このサスペンション用基板では、厚み方向に投影したときに、金属支持基板開口部の端部と、第一配線層と、第二配線層とが重なっている。これにより、サスペンション用基板の製造時等において、金属支持基板開口部の端部に応力が集中した場合に、第一配線層および第二配線層が破断等することを抑制している。
特許第5195956号公報
しかるに、上記特許文献1に記載のサスペンション用基板では、厚み方向に投影したときに、金属支持基板開口部の端部と、第一配線層と、第二配線層とが重なるため、柔軟性を確保しにくいという不具合がある。そのため、サスペンション用基板に加わる衝撃を緩和しにくいという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、第1導体層および第2導体層の破損を抑制できながら、衝撃を緩和できる配線回路基板を提供することにある。
本発明の配線回路基板は、開口部を有する金属支持基板と、金属支持基板に対して厚み方向一方側に配置される第1導体層と、第1導体層に対して厚み方向一方側に配置される第2導体層とを備え、第1導体層および第2導体層のいずれか一方は、厚み方向に投影したときに、開口部内に収まり、第1導体層および第2導体層のいずれか他方は、厚み方向に投影したときに、その周縁が開口部の外側に配置されることを特徴としている。
このような配線回路基板によれば、第1導体層および第2導体層のいずれか一方は、厚み方向に投影したときに、開口部内に収まり、第1導体層および第2導体層のいずれか他方は、厚み方向に投影したときに、その周縁が開口部の外側に配置される。
そのため、第1導体層および第2導体層を厚み方向に並べて配置させることができ、これらの強度を高めることができる。
その結果、第1導体層および第2導体層の破損を抑制できる。
また、第1導体層および第2導体層のいずれか一方は、厚み方向に投影したときに、開口部内に収まる。すなわち、厚み方向において、第1導体層および第2導体層のいずれか一方は、第1開口部と重ならない。
そのため、配線回路基板の柔軟性を確保することができ、配線回路基板に加わる衝撃を緩和できる。
また、第1導体層および第2導体層のいずれか他方は、厚み方向に投影したときに、その周縁が開口部の外側に配置される。
そのため、配線回路基板における強度を確保できる。
また、本発明の配線回路基板では、第1導体層は、厚み方向に投影したときに、開口部内に収まり、第2導体層は、厚み方向に投影したときに、その周縁が開口部の外側に配置されることが好適である。
このような配線回路基板によれば、第1導体層は、厚み方向に投影したときに、開口部内に収まる。
そのため、開口部近傍における衝撃を緩和できる。
また、本発明の配線回路基板では、第1導体層は、厚み方向一方面の少なくとも一部が第2導体層と接触していることが好適である。
このような配線回路基板によれば、第1導体層と第2導体層とが接触している部分において、第1導体層および第2導体層の強度を一層高めることができる。
また、本発明の配線回路基板では、第1導体層は、第2導体層と厚み方向において間隔を隔てて配置されていることが好適である。
このような配線回路基板によれば、配線回路基板の柔軟性を一層確保でき、配線回路基板に加わる衝撃を一層緩和できる。
本発明の配線回路基板によれば、第1導体層および第2導体層の破損を抑制できながら、衝撃を緩和できる。
図1は、本発明の配線回路基板の第1実施形態が備えられるアセンブリの平面図を示す。 図2は、図1に示すアセンブリのA−A線に沿う断面図を示す。 図3は、図1に示すアセンブリのB−B線に沿う断面図を示す。 図4は、図1に示すアセンブリのC−C線に沿う断面図を示す。 図5は、図3に示すアセンブリのパッド部の拡大断面図を示す。 図6は、図1に示すアセンブリの接続アームの拡大平面図を示す。 図7は、回路付サスペンション基板を製造する方法を説明する工程図であって、図7Aは、金属支持層を用意する工程を示し、図7Bは、ベース絶縁層を形成する工程を示し、図7Cは、下側導体層を形成する工程を示し、図7Dは、中間絶縁層を形成する工程を示し、図7Eは、上側導体層を形成する工程を示す。 図8は、図7に引き続き、回路付サスペンション基板を製造する方法を説明する工程図であって、図8Fは、カバー絶縁層を形成する工程を示し、図8Gは、金属台座部を形成する工程を示し、図8Hは、ベース上開口部およびベース下開口部を形成する工程を示し、図8Iは、めっき層を形成する工程を示す。 図9は、図1に示す回路付サスペンション基板の第3実施形態を示す断面図である。 図10は、図1に示す回路付サスペンション基板の第4実施形態を示す断面図である。 図11は、図1に示す回路付サスペンション基板の第5実施形態を示す断面図である。
図1において、紙面左右方向は、先後方向(第1方向)であって、紙面左側は、先側(第1方向一方側)、紙面右側は、後側(第1方向他方側)である。図1において、紙面上下方向は、左右方向(幅方向、第1方向に直交する第2方向)であって、紙面上側は、左側(幅方向一方側、第2方向一方側)、紙面下側は、右側(幅方向他方側、第2方向他方側)である。図1において、紙面紙厚方向は、上下方向(厚み方向、第1方向および第2方向に直交する第3方向)であって、紙面手前側は、上側(厚み方向一方側、第3方向一方側)、紙面奥側は、下側(厚み方向他方側、第3方向他方側)である。具体的には、各図の方向矢印に準拠する。
1.アセンブリの全体構成
アセンブリ1は、図1および図2に示すように、磁気ヘッド100を実装するスライダ22および電子素子としての圧電素子(ピエゾ素子)5が実装された配線回路基板としての回路付サスペンション基板3を支持プレート2によって支持させて、ハードディスクドライブ(図示せず)に実装されるヘッドスタックアセンブリ(HSA)である。アセンブリ1は、支持プレート2と、支持プレート2の上に設けられ、支持プレート2によって支持される回路付サスペンション基板3とを備えている。
なお、図1においては、後述するベース絶縁層28、中間絶縁層30およびカバー絶縁層29は、後述する導体層19の相対配置を明確にするため、省略している。
支持プレート2は、先後方向に延びるように形成されており、アクチュエータプレート部6と、アクチュエータプレート部6の下に設けられるベースプレート部7と、アクチュエータプレート部6の先側に連続して設けられるロードビーム部8とを備えている。
アクチュエータプレート部6は、後プレート部9と、後プレート部9の先側に間隔を隔てて設けられる先プレート部10と、後プレート部9および先プレート部10の間に設けられる可撓部11とを一体的に備えている。
後プレート部9は、アクチュエータプレート部6の後端部において、平面視略矩形状に形成されている。
先プレート部10は、左右方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。
可撓部11は、アクチュエータプレート部6の左右両側に設けられている。右側の可撓部11は、後プレート部9の先端部の右側部分と、先プレート部10の後端部の先端部の右側部分とを架設するように設けられている。また、左側の可撓部11は、後プレート部9の先端部の左側部分と、先プレート部10の後端部の左側部分とを架設するように設けられている。2つの可撓部11のそれぞれは、その先後方向中央部が左右両外側に湾曲し、かつ、先後方向にわたって略同幅に形成されている。詳しくは、可撓部11の先後方向中央部は、左右両外側に略U字(あるいは略V字)形状に張り出すように形成されている。従って、可撓部11は、後述するが、圧電素子5の伸縮によって、先プレート部10を、後プレート部9に対して離間および近接可能に構成されている。
また、アクチュエータプレート部6には、後プレート部9の先面、先プレート部10の後面、および、可撓部11の左右方向内面によって仕切られるプレート開口部12が設けられている。プレート開口部12は、アクチュエータプレート部6を厚み方向に貫通している。
また、後プレート部9の先端部および先プレート部10の後端部には、圧電素子5の後端部および先端部がそれぞれ取り付けられる取付領域13が、2組区画されている。2組の取付領域13のそれぞれは、後プレート部9の先端部と、先プレート部10の後端部とに対応して、左側部分または右側部分において、先後方向に長い底面視略矩形状に、それぞれ、形成されている。
ベースプレート部7は、後プレート部9の下面の左右方向中央部および先後方向中央部に固定されている。また、ベースプレート部7は、平面視において、先部が略矩形状に形成されるとともに、後部が略半円形状に形成されている。
また、支持プレート2には、後プレート部9の中央部およびベースプレート部7の中央部を厚み方向に貫通する底面視略円形状の穴14が設けられている。
なお、ベースプレート部7には、アセンブリ1の先端部を、穴14を中心として揺動するための駆動コイル(図示せず)が取り付けられる。
ロードビーム部8は、アクチュエータプレート部6と一体的に設けられており、具体的には、先プレート部10の先端から先側に向かって延びるように形成され、平面視において、先方に向かうに従って幅狭となる略台形状に形成されている。
支持プレート2は、例えば、ステンレス、アルミニウム、鉄、および、それらの合金などの金属材料から形成されている。支持プレート2の寸法としては、適宜設定され、例えば、アクチュエータプレート部6およびロードビーム部8の厚みが、例えば、30μm以上、例えば、150μm以下であり、ベースプレート部7の厚みが、例えば、150μm以上、例えば、200μm以下である。この支持プレート2は、アクチュエータプレート部6とロードビーム部8とを一体的に備えるアクチュエータプレート・ロードビーム一体型プレートとされている。
2.回路付サスペンション基板
(2−1)回路付サスペンション基板の概略構成
回路付サスペンション基板3は、先後方向に延びる平面視略平帯形状に形成されている。回路付サスペンション基板3には、図1に示すように、金属支持基板18と、金属支持基板18に支持される導体層19とが設けられている。
金属支持基板18は、回路付サスペンション基板3の外形形状に対応するように形成されており、配線部16と、配線部16の先側に設けられる先部15と、配線部16の後側に設けられる後部17とを一体的に備えている。
配線部16は、金属支持基板18の先後方向中央部に形成されており、先後方向に延びる直線部20と、直線部20の後端部から左側に屈曲した後、さらに、後方に屈曲する屈曲部21とを一体的に備えている。なお、直線部20および屈曲部21は、先後方向にわたって略同幅に形成されている。配線部16は、配線25(後述)を支持する。
先部15は、直線部20の先端から連続しており、配線部16に対して左右両外側にわずかに膨出する平面視略矩形状に形成されている。詳しくは、先部15は、スライダ22(後述)が実装されるジンバル23と、ジンバル23および直線部20を連結するジンバル後部24とを備えている。
ジンバル23は、直線部20の幅より大きい幅の、平面視略矩形状に形成されている。ジンバル23は、先側端子26(後述)を支持するとともに、先側端子26と電気的に接続される磁気ヘッド100(図2参照)を有するスライダ22(後述)を実装する。
ジンバル後部24は、ジンバル23の後端に連続し、後方に向かうに従って幅狭となる略三角形状に形成されている。ジンバル後部24は、配線25を支持する。
後部17は、屈曲部21の後端から連続しており、屈曲部21と略同幅の平面視略矩形状に形成されている。後部17は、後側端子27(後述)を支持する。
導体層19は、金属支持基板18の上において、先後方向に沿って延びる配線25と、配線25の先端部に連続する先側端子26と、配線25の後端部に連続する後側端子27とを一体的に備えている。
配線25は、磁気ヘッド100(図2参照)およびリード・ライト基板(図示せず)間に電気信号を伝達する信号配線25Aを備え、回路付サスペンション基板3の先後方向全体にわたって配置されている。信号配線25Aは、左右方向に間隔を隔てて複数(4つ)配置されている。
また、配線25は、さらに、第2導体層としての電源配線25Bを複数(2つ)備えている。電源配線25Bは、次に説明する電源側端子27Bと電気的に接続されており、後部17において、電源側端子27Bに連続している。電源配線25Bは、電源側端子27Bとの接続点近傍においては、信号配線25Aの両側に間隔を隔てて並行して配置されており、電源側端子27Bとの接続点近傍から直線部20の先後方向中央部までの部分においては、回路付サスペンション基板3の幅方向外側に位置する信号配線25Aの上方に間隔を隔てて配置されている。すなわち、電源側端子27Bとの接続点近傍から直線部20の先後方向中央部までの部分においては、電源配線25Bと、回路付サスペンション基板3の幅方向外側に位置する信号配線25Aとは上下方向に並んでいる。また、電源配線25Bは、直線部20の先後方向中央部において、左右両外側に屈曲して、後述するパッド部33(図3Aおよび図3B参照)に至るように配置されている。
先側端子26は、先部15に配置され、具体的には、ジンバル23の先側において、スライダ22の先端面に沿い、左右方向に間隔を隔てて複数(4つ)配置されている。先側端子26は、磁気ヘッド100(図2参照)が電気的に接続されるヘッド側端子である。
後側端子27は、後部17の後端部に配置され、具体的には、先後方向に間隔を隔てて複数(6つ)配置されている。後側端子27は、信号配線25Aに連続し、リード・ライト基板の端子が接続される複数(4つ)の外部側端子27Aを備えている。
また、後側端子27は、さらに、電源配線25Bに連続し、圧電素子5と電気的に接続される電源側端子27Bを複数(2つ)備えている。なお、電源側端子27Bは、外部側端子27Aの先後両側に間隔を隔てて配置されており、電源(図示せず)に電気的に接続される。
(2−2)回路付サスペンション基板の層構造
図3および図4に示すように、回路付サスペンション基板3は、後側半分部分において、上記した金属支持基板18と、その上に設けられるベース絶縁層28と、ベース絶縁層28の上に設けられる上記した信号配線25A(導体層19)と、ベース絶縁層28の上に信号配線25Aを被覆するように設けられる中間絶縁層30と、中間絶縁層30の上に形成される上記した電源配線25B(導体層19)と、中間絶縁層30上に電源配線25B(導体層19)を被覆するように設けられるカバー絶縁層29とを備えている。
なお、回路付サスペンション基板3は、前側半分部分においては、中間絶縁層30の上には、電源配線25B(導体層19)が形成されずにカバー絶縁層29が形成されている。
金属支持基板18は、例えば、ステンレス、42アロイ、アルミニウム、銅−ベリリウム、りん青銅などの金属材料から形成されている。好ましくは、ステンレスから形成されている。金属支持基板18の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、12μm以上、さらに好ましくは、15μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、25μm以下、さらに好ましくは、20μm以下である。
ベース絶縁層28は、図1の先部15、配線部16および後部17における金属支持基板18の上面に、導体層19に対応するパターンに形成されている。ベース絶縁層28は、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂などの絶縁材料から形成されている。好ましくは、ポリイミド樹脂から形成されている。ベース絶縁層28の厚み(最大厚み)は、例えば、1μm以上、好ましくは、2μm以上、さらに好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、25μm以下、好ましくは、20μm以下、さらに好ましくは、15μm以下である。
導体層19は、図1の先部15、配線部16、後部17において、ベース絶縁層28の上面、および、中間絶縁層30(後述)の上面に、上記したパターンに形成されている。導体層19は、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、または、それらの合金などの導体材料などから形成されている。好ましくは、銅から形成されている。導体層19の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、2μm以上、さらに好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、25μm以下、好ましくは、20μm以下、さらに好ましくは、15μm以下である。複数の配線25のそれぞれの幅は、例えば、5μm以上、好ましくは、8μm以上、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下であり、平面視における複数の配線25間の間隔は、例えば、5μm以上、好ましくは、8μm以上、例えば、1000μm以下、好ましくは、100μm以下である。また、上下方向に並んで配置される配線25間の間隔は、例えば、2μm以上、好ましくは、4μm以上であり、また、例えば、15μm以下、好ましくは、10μm以下である。先側端子26および後側端子27の幅および長さは、例えば、20μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、1000μm以下、好ましくは、800μm以下である。また、複数の先側端子26間の間隔、および、複数の後側端子27間の間隔は、例えば、20μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、1000μm以下、好ましくは、800μm以下である。
中間絶縁層30は、図1の先部15、配線部16、後部17において、配線25の周囲のベース絶縁層28の上面と、ベース絶縁層28の上に形成される配線25の上面および側面とを被覆するように形成されている。また、中間絶縁層30は、図1の先部15において、先側端子26を露出するとともに、後部17において、後側端子27を露出するパターンに形成されている。中間絶縁層30は、ベース絶縁層28の絶縁材料と同様の絶縁材料から形成されている。中間絶縁層30の厚みは、例えば、2μm以上、好ましくは、4μm以上であり、また、例えば、12μm以下、好ましくは、10μm以下である。
カバー絶縁層29は、図1の直線部20の先後方向中央部から後部17までの部分において、配線25の周囲の中間絶縁層30の上面と、配線25の上面および側面とを被覆するように形成されている。また、カバー絶縁層29は、図1の直線部20の先後方向中央部から先部15までの部分において、中間絶縁層30の上面に形成されている。カバー絶縁層29は、図1の先部15において、先側端子26を露出するとともに、後部17において、後側端子27を露出するパターンに形成されている。カバー絶縁層29は、ベース絶縁層28の絶縁材料と同様の絶縁材料から形成されている。カバー絶縁層29の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、2μm以上、さらに好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、10μm以下、好ましくは、8μm以下、さらに好ましくは、6μm以下である。
3.アセンブリにおける回路付サスペンション基板の配置
アセンブリ1において、この回路付サスペンション基板3は、図1および図2に示すように、金属支持基板18の下面が支持プレート2に支持されている。具体的には、配線部16および先部15の下面が、支持プレート2に支持され、後部17の下面が、支持プレート2に支持されることなく、支持プレート2から後方に突出している。
詳しくは、回路付サスペンション基板3は、屈曲部21が、後プレート部9の左端部および先端部に沿って略L字形状に配置され、直線部20が、後プレート部9の先端部の左右方向中央部からプレート開口部12の左右方向中央部を横切り、その後、先プレート部10の左右方向中央部に至るように、配置されている。また、回路付サスペンション基板3は、先部15が、ロードビーム部8の先後方向にわたって、ロードビーム部8の左右方向中央部に形成されるように、配置されている。
そして、この回路付サスペンション基板3には、圧電素子5が実装されている。つまり、回路付サスペンション基板3は、圧電素子5を備えている。
圧電素子5は、支持プレート2の下側に取り付けられている。具体的には、圧電素子5は、左右方向に間隔を隔てて複数(2つ)設けられている。2つの圧電素子5のそれぞれは、先後方向に伸縮可能なアクチュエータ(ピエゾ素子)であって、先後方向に長い平面視略矩形状に形成されている。圧電素子5は、プレート開口部12を先後方向に跨ぐように配置されている。詳しくは、2つの圧電素子5のそれぞれの先後両端部は、後プレート部9の先端部および先プレート部10の後端部における取付領域13(図1の破線参照)に、接着剤層31(図1の破線参照)を介して接着され、固定されている。
また、図3に示すように、2つの圧電素子5のそれぞれの上面の先後方向中央部には、電極48が設けられており、電極48が、次に説明するパッド部33に接合されている。
1対の圧電素子5は、導体層19から電気が供給され、その電圧が制御されることによって、伸縮する。
4.接続アーム
次に、回路付サスペンション基板3における接続アーム32について、図3、図4、図5および図6を参照して詳述する。
なお、図6においては、接続アームの構成を明確にするため、カバー絶縁層29および中間絶縁層30を省略している。
回路付サスペンション基板3には、図1に示すように、1対の接続アーム32が設けられている。
1対の接続アーム32のそれぞれは、直線部20の先後方向中央部から左右両外側のそれぞれにアーム状に突出するように設けられている。具体的には、左側の接続アーム32は、直線部20から左側に突出している。右側の接続アーム32は、直線部20から右側に突出している。右側の接続アーム32は、直線部20に対して左側の接続アーム32と線対称となるように構成されている。そのため、以後、右側の接続アーム32の詳細な説明を省略し、左側の接続アーム32を詳細に説明する。
図6に示すように、接続アーム32は、直線部20と左方に間隔を隔てて配置されるパッド部33と、直線部20およびパッド部33を連結するジョイント部41とを備えている。
図3および図5に示すように、パッド部33は、金属台座部60と、金属台座部60の上に形成されるベース絶縁層28と、ベース絶縁層28のベース内周部36(後述)に形成される第1導体層としての下側導体層61と、ベース絶縁層28の上に下側導体層61の下側枠導体39(後述)を被覆するように形成される中間絶縁層30と、中間絶縁層30および下側導体層61の圧電側端子40(後述)の上に形成される第2導体層としての上側導体層62と、中間絶縁層30の上に上側導体層62の上側枠導体65(後述)を被覆するように形成されるカバー絶縁層29とを備えている。
図6に示すように、金属台座部60は、右方に向かって雫が滴る略雫形枠状に形成されている。また、図5および図6に示すように、金属台座部60の中央部には、厚み方向を貫通する平面視略円形状の台座開口部34が形成されている。金属台座部60の右方部は、右側に向かって突出状に形成されている。金属台座部60は、金属支持基板18と同様の金属材料から形成され、厚みは、金属支持基板18の厚みと同一である。また、金属台座部60は、上下方向において、金属支持基板18と同じ位置に配置されている。
ベース絶縁層28は、平面視略円環(リング)形状に形成されている。ベース絶縁層28の外径は、金属台座部60の外径より小さくなるように、形成されている。ベース絶縁層28の中央部には、厚み方向を貫通する平面視略円形状のベース上開口部37が形成されている。上下方向に投影したときに、ベース上開口部37は、台座開口部34の内方に配置されており、具体的には、台座開口部34と同心円に配置され、ベース上開口部37の内径が、金属台座部60の台座開口部34の内径より小さく形成されている。
また、図5に示すように、パッド部33におけるベース絶縁層28は、その内周端面によりベース上開口部37を区画するベース内周部36と、ベース内周部36の外側に区画されるベース外周部35とを備えている。ベース内周部36は、ベース外周部35に比べて、薄く形成されている。具体的には、ベース内周部36の厚みが、例えば、0.5〜5μmである。
また、ベース外周部35の内側であって、ベース内周部36の下側には、ベース下開口部38が形成されている。ベース下開口部38は、ベース上開口部37と同心円に配置され、その内径は、ベース上開口部37の内径より大きく形成されている。
また、ベース下開口部38は、台座開口部34に連通しており、具体的には、上下方向に投影したときに、台座開口部34と重なるように形成されている。つまり、ベース下開口部38の内周面は、台座開口部34の内周面と上下方向において面一となるように形成されている。
下側導体層61は、平面視略円板形状であって、周端部に対して中央部が下方に凹む断面略逆ハット形状に形成されている。下側導体層61は、ベース絶縁層28のベース内周部36の上面に形成される下側枠導体39と、下側枠導体39の内側に連続し、下側枠導体39よりも下方に位置する圧電側端子40とを備えている。
下側枠導体39は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34よりも小さい平面視略円環(リング)形状に形成されている。すなわち、下側導体層61は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34に収まっている。
圧電側端子40は、図5および図6に示すように、平面視において、下側枠導体39の内周部に連続する平面視略円形状に形成されている。圧電側端子40は、図5に示すように、下側枠導体39の内周部から、ベース絶縁層28のベース上開口部37内を通過し、さらに下方まで落ち込むように、段差状に形成されている。圧電側端子40の下面は、上下方向において、ベース絶縁層28のベース外周部35の下面、および、金属台座部60の上面と同じ位置に配置されている。圧電側端子40の下面は、金属台座部60の台座開口部34、および、ベース絶縁層28のベース下開口部38から露出している。
パッド部33において、中間絶縁層30は、下側導体層61の下側枠導体39およびベース絶縁層28のベース外周部35を被覆している。
パッド部33において、中間絶縁層30は、平面視略円環(リング)形状であり、その外形形状が、平面視において、ベース絶縁層28の外形形状と同一形状に形成されている。
パッド部33における中間絶縁層30の中央部には、厚み方向に貫通する中間開口部67が形成されている。中間開口部67は、上下方向に投影したときに、圧電側端子40と重ならず、下側導体層61の下側枠導体39と重なるように形成されている。
また、パッド部33における中間絶縁層30は、その内周端面により中間開口部67を区画する中間内周部63と、中間内周部63の外側に区画される中間外周部64とを備えている。中間内周部63は、中間外周部64に比べて、薄く形成されている。具体的には、中間内周部63の厚みが、例えば、1.5〜5μmである。
上側導体層62は、図1に示すように、回路付サスペンション基板3において、金属支持基板18の直線部20の先後方向中央部近傍から左方に屈曲する電源配線25Bの一部である。上側導体層62は、平面視略円板形状であって、周端部に対して中央部が下方に凹む断面略逆ハット形状に形成されている。図5に示すように、上側導体層62は、中間絶縁層30の中間内周部63の上面に形成される上側枠導体65と、上側枠導体65の内側に連続し、上側枠導体65よりも下方に位置する上側端子66とを備えている。
上側枠導体65は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34よりも大きい平面視略円環(リング)形状に形成されている。すなわち、上側導体層62の周縁は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34の外側に配置されている。
上側端子66は、図5および図6に示すように、平面視において、上側枠導体65の内周部に連続する平面視略円形状に形成されている。上側端子66は、図5に示すように、上側枠導体65の内周部から、中間絶縁層30の中間開口部67内、および、下側導体層61の圧電側端子40の上面に段差状に落ち込むように形成されている。上側端子66の下面は、圧電側端子40の上面に接触している。上側端子66の上面は、カバー絶縁層29のカバー開口部68(後述)から露出している。
パッド部33において、カバー絶縁層29は、上側端子66の上側枠導体65および中間絶縁層30の中間外周部64を被覆している。
パッド部33において、図5に示すように、カバー絶縁層29は、平面視略円環(リング)形状であり、その外形形状が、平面視において、ベース絶縁層28の外形形状と同一形状に形成されている。
パッド部33におけるカバー絶縁層29の中央部には、厚み方向に貫通するカバー開口部68が形成されている。カバー開口部68からは、上側導体層62の上側端子66が露出している。カバー開口部68は、上下方向に投影したときに、下側導体層61の下側枠導体39と重なるように形成されている。
パッド部33の寸法は、適宜選択される。金属台座部60の外径(最大長さ)は、例えば、60μm以上、好ましくは、100μm以上であり、また、例えば、1500μm以下、好ましくは、1300μm以下である。金属台座部60の内径(台座開口部34の外径(最大長さ))は、ベース絶縁層28のベース外周部35の内径(ベース下開口部38の外径(最大長さ))と同一である。
金属台座部60の外周面と台座開口部34の内周面との距離は、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、200μm以下、好ましくは、150μm以下である。
ベース絶縁層28(のベース外周部35)の外径(最大長さ)は、例えば、50μm以上、好ましくは、90μm以上であり、また、例えば、1450μm以下、好ましくは、1250μm以下である。ベース絶縁層28のベース内周部36の内径(ベース上開口部37の外径(最大長さ))が、例えば、20μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、1200μm以下、好ましくは、1000μm以下である。ベース絶縁層28のベース外周部35の内径(ベース下開口部38の外径(最大長さ)が、例えば、30μm以上、好ましくは、70μm以上であり、また、例えば、1350μm以下、好ましくは、1150μm以下である。
下側導体層61の下側枠導体39の外径(最大長さ)は、例えば、25μm以上、好ましくは、60μm以上であり、また、例えば、1300μm以下、好ましくは、1100μm以下である。また、圧電側端子40の外径(最大長さ)は、ベース上開口部37の外径(最大長さ)と同一である。
中間絶縁層30の外径(最大長さ)は、ベース絶縁層28の外径(最大長さ)と同一であり、中間絶縁層30の中間開口部67の内径(最大長さ)は、ベース絶縁層28のベース内周部36の内径(ベース上開口部37の外径(最大長さ))と同一である。
上側導体層62の上側枠導体65の外径(最大長さ)は、例えば、40μm以上、好ましくは、80μm以上であり、また、例えば、1400μm以下、好ましくは、1200μm以下である。また、上側端子66の外径(最大長さ)は、ベース上開口部37の外径(最大長さ)と同一である。
カバー絶縁層29の外径(最大長さ)は、ベース絶縁層28の外径(最大長さ)と同一であり、カバー絶縁層29のカバー開口部68の内径(最大長さ)は、ベース絶縁層28のベース内周部36の内径(ベース上開口部37の外径(最大長さ))と同一である。
ジョイント部41は、図5および図6に示すように、直線部20の先後方向中央部における左端部と、パッド部33の右端部とを架設している。
ジョイント部41は、左右方向に延び、パッド部33の外径より小さい幅の平面視略矩形状に形成されている。
ジョイント部41は、ベース絶縁層28と、ベース絶縁層28の上に形成される中間絶縁層30(図6において省略)と、中間絶縁層30の上に形成される電源配線25Bと、中間絶縁層30の上に電源配線25Bを被覆するように形成されるカバー絶縁層29(図6において省略)とを備えている。
図6に示すように、ジョイント部41において、ベース絶縁層28は、平面視略矩形状に形成されており、直線部20におけるベース絶縁層28と、パッド部33におけるベース絶縁層28とに連続して形成されている。
ジョイント部41において、中間絶縁層30は、その外形形状がベース絶縁層28の外形形状と同一となるように、ベース絶縁層28の上に形成されている。
ジョイント部41における電源配線25Bは、左右方向に沿って延びるようにジョイント部41における中間絶縁層30の上に形成され、直線部20の電源配線25Bと、パッド部33の上側導体層62とに連続して形成されている。
ジョイント部41において、カバー絶縁層29は、その外形形状がベース絶縁層28の外形形状と同一となるように、中間絶縁層30の上に形成されている。ジョイント部41において、カバー絶縁層29は、電源配線25Bの上面および側面を被覆している。
パッド部33において、圧電側端子40の下面、および、上側導体層62の上側端子66の上面には、めっき層50が形成されている。また、図示はされないが、回路付サスペンション基板3において、各端子、具体的には、先側端子26(図1参照)、後側端子27(図1参照)の表面にもめっき層が形成されている。
めっき層50は、例えば、ニッケル、金などの金属材料から形成されている。好ましくは、金から形成されている。めっき層50の厚みは、0.01μm以上、好ましくは、0.1μm以上であり、また、例えば、10μm以下、好ましくは、5μm以下である。
5.アセンブリの製造方法
次に、このアセンブリ1の製造方法について説明する。
アセンブリ1を製造するには、まず、回路付サスペンション基板3、支持プレート2および圧電素子5をそれぞれ用意する。
次に、回路付サスペンション基板3を用意(製造)する方法について、図7および8を参照して説明する。
この方法では、図7Aに示すように、まず、金属支持層70を用意する。
金属支持層70は、金属支持基板18および金属台座部60を形成するための基板であり、材料および厚みは、上記した金属支持基板18および金属台座部60のそれらと同一である。
次いで、図7Bに示すように、ベース絶縁層28を、金属支持層70の上に形成する。
このとき、ベース絶縁層28にベース上開口部37を形成する。
ベース絶縁層28を形成するには、まず、例えば、金属支持層70の上面に、感光性の絶縁材料のワニスを塗布して乾燥させて、感光性のベース皮膜を形成する。
次いで、感光性のベース皮膜を、図示しないフォトマスクを介して露光する。フォトマスクは、遮光部分および光全透過部分をパターンで備えており、ベース絶縁層28を形成しない部分(ベース上開口部37を形成する部分)には遮光部分を、ベース絶縁層28を形成する部分には光全透過部分を、ベース皮膜に対して、対向配置する。
その後、露光後のベース皮膜を現像し、必要により、加熱硬化させることにより、ベース絶縁層28を、ベース上開口部37が形成される上記したパターンに形成する。
次いで、図7Cに示すように、下側導体層61、および、導体層19を、ベース絶縁層28の上面に形成する。
詳しくは、下側導体層61を、ベース上開口部37内の金属支持層70の表面、および、ベース内周部36に形成する。これと同時に、導体層19を、ベース絶縁層28の上に形成される信号配線25Aと、それに連続する先側端子26および外部側端子27Aを備えるパターンに形成する。
下側導体層61、および、導体層19の信号配線25Aは、アディティブ法またはサブトラクティブ法などにより形成する。
次いで、図7Dに示すように、中間絶縁層30を、上記したパターンで、ベース絶縁層28と同じように形成する。
次いで、図7Eに示すように、導体層19の電源配線25Bを、中間絶縁層30の上面に形成する。
詳しくは、図1に示すように、導体層19を、中間絶縁層30の上に形成される電源配線25Bと、それに連続する電源側端子27Bおよび上側端子66を備えるパターンに形成する。
導体層19の電源配線25Bは、アディティブ法またはサブトラクティブ法などにより形成する。
次いで、図8Fに示すように、カバー絶縁層29を、上記したパターンで、ベース絶縁層28と同じように形成する。
次いで、図8Gに示すように、金属支持層70を外形加工することにより、上記したパターンの金属支持基板18および金属台座部60を形成する。
具体的には、金属支持層70を、例えば、ドライエッチング(例えば、プラズマエッチング)やウェットエッチング(例えば、化学エッチング)などのエッチング法、例えば、ドリル穿孔、レーザ加工などによって、金属支持基板18および金属台座部60の形状に形成する。好ましくは、金属支持層70を、ウェットエッチングにて外形加工する。
次いで、図8Hに示すように、金属台座部60の台座開口部34から露出するベース絶縁層28を部分的に除去する。
ベース絶縁層28は、例えば、エッチング、好ましくは、ウェットエッチングなどによって、除去される。
これによって、ベース内周部36およびベース上開口部37の下部が除去される。そして、ベース下開口部38が形成される。
これによって、ベース上開口部37およびベース下開口部38から露出する圧電側端子40が形成される。
その後、図8Iに示すように、めっき層50を、例えば、無電解めっき、電解めっきなどのめっき、好ましくは、電解めっきによって、先側端子26(図1参照)、後側端子27(図1参照)、圧電側端子40の下面、および、上側端子66の上面に形成する。
このようにして、回路付サスペンション基板3を用意(製造)する。
次いで、図1および図2に示すように、用意した回路付サスペンション基板3と、支持プレート2と、圧電素子5とを組み付ける。
具体的には、回路付サスペンション基板3を支持プレート2の上面に配置する。すなわち、図1に示すように、回路付サスペンション基板3は、配線部16における直線部20が、プレート開口部12の幅方向中央部を横切り、屈曲部21が、後プレート部9の幅方向一端部および先端部に配置され、かつ、先部15がロードビーム部8の先後方向にわたって、ロードビーム部8の幅方向中央部に配置されるように、支持プレート2に、例えば、溶接あるいは接着剤などによって固定される。また、接続アーム32が、プレート開口部12の幅方向両端部に配置されるように、回路付サスペンション基板3が支持プレート2に固定される。
その後、図3に示すように、圧電素子5を、支持プレート2に固定するとともに、圧電素子5の電極48を金属台座部60に支持させる。
圧電素子5を支持プレート2に固定するには、アクチュエータプレート部6における取付領域13に接着剤層31を設置し、その接着剤層31を介して、圧電素子5の先後方向両端部を取付領域13に取り付ける。圧電素子5は、図1に示すように、プレート開口部12において、回路付サスペンション基板3の直線部20の幅方向両外側に間隔を隔てて配置される。
また、圧電素子5の電極48を金属台座部60に支持させるには、図3に示すように、台座開口部34およびベース下開口部38に、導電性接着剤42を設ける。
導電性接着剤42は、例えば、比較的低温の加熱(例えば、100〜200℃)により接着作用を発現する接続媒体(例えば、金ペーストや銀ペーストなどの導電性ペースト)である。
導電性接着剤42の量は、台座開口部34およびベース下開口部38内に充填され、さらに、台座開口部34から溢れ、少なくとも金属台座部60の下面を被覆する量に設定されており、すなわち、台座開口部34およびベース下開口部38の総容積より多い量に設定される。導電性接着剤42の量は、例えば、台座開口部34およびベース下開口部38の総容積に対して、例えば、110〜1000%、好ましくは、300〜800%に設定される。
導電性接着剤42は、台座開口部34およびベース下開口部38に充填されるとともに、金属台座部60の下面にも設けられており、かかる導電性接着剤42に、圧電素子5の電極48が接触する。
圧電側端子40および金属台座部60は、導電性接着剤42を介して、電極48に接着する。
これによって、電極48を金属台座部60に支持させる。
そうすると、図4に示すように、圧電側端子40は、めっき層50および導電性接着剤42を介して電極48と電気的に接続される。これにより、電源配線25Bは、上側端子66、圧電側端子40および導電性接着剤42を介して、電極48と電気的に接続される。
また、図1および図2に示すように、磁気ヘッド(図示せず)を搭載したスライダ22を、ジンバル23に実装して、磁気ヘッド100と先側端子26とを電気的に接続する。
さらに、リード・ライト基板(図示せず)と外部側端子27Aとを電気的に接続するとともに、電源(図示せず)と電源側端子27Bとを電気的に接続する。
また、ベースプレート部7に、駆動コイル(図示せず)を取り付ける。
そして、これによって、アセンブリ1が得られる。アセンブリ1は、ハードディスクドライブ(図示せず)に実装される。
ハードディスクドライブにおいて、アセンブリ1は、スライダ22が、回転する円板状のハードディスクに周方向に相対的に走行しながら、ハードディスクの表面に微小間隔を隔てて浮上するとともに、磁気ヘッド(図示せず)が、駆動コイルの駆動に基づいて、ハードディスクの径方向に移動しながら、情報を読み書きする。
さらに、磁気ヘッドは、圧電素子5の伸縮によって、ハードディスクドライブに対する位置が精細に調節される。
すなわち、左方の圧電素子5は、電気が、電源(図示せず)から、電源側端子27B、電源配線25B、上側端子66、圧電側端子40を介して供給されて、電気の電圧が制御されることによって、収縮する。すると、左端部における後プレート部9の先端部および先プレート部10の後端部は、可撓部11に柔軟に支持されながら、互いに近接する。
これと同時に、右方の圧電素子5は、電気が、電源(図示せず)から、電源側端子27B、電源配線25B、上側端子66、圧電側端子40を介して供給されて、電気の電圧が制御されることによって、伸長する。すると、右端部における後プレート部9の先端部および先プレート部10の後端部は、可撓部11に柔軟に支持されながら、互いに離間する。
そうすると、先プレート部10およびロードビーム部8が、後プレート部9の先端部の幅方向中央部を支点として、幅方向一方側に向かって揺動する。それとともに、ロードビーム部8に固定される回路付サスペンション基板3およびスライダ22が幅方向一方側に向かって揺動する。
一方、左方の圧電素子5を伸長させ、右方の圧電素子5を収縮させれば、先プレート部10およびロードビーム部8が上記と逆向きに揺動する。
6.作用効果
この回路付サスペンション基板3によれば、図5に示すように、下側導体層61は、上下方向に投影したときに、金属台座部60の台座開口部34内に収まり、上側導体層62は、上下方向に投影したときに、その周縁が金属台座部60の台座開口部34の外側に配置される。
そのため、下側導体層61および上側導体層62を上下方向に並べて配置させることができ、これらの強度を高めることができる。
その結果、下側導体層61および上側導体層62の破損を抑制できる。
すなわち、回路付サスペンション基板3に対する圧電素子5の接合時等において、パッド部33における下側導体層61および上側導体層62に上下方向に力が加わった場合でも、その力を下側導体層61および上側導体層62で受け止めることができため、下側導体層61および上側導体層62が破損すること、例えば、下側導体層61および上側導体層62に穴が開くことを抑制できる。
また、下側導体層61は、上下方向に投影したときに、金属台座部60の台座開口部34内に収まる。すなわち、上下方向において、下側導体層61は、金属台座部60の台座開口部34と重ならない。
そのため、回路付サスペンション基板3の柔軟性を確保することができ、回路付サスペンション基板3に加わる衝撃を緩和できる。
例えば、回路付サスペンション基板3の製造時等において、金属台座部60の台座開口部34近傍に力が加わった場合に、特に、ベース絶縁層28および中間絶縁層30により、その衝撃を緩和できる。
また、上側導体層62は、上下方向に投影したときに、その周縁が金属台座部60の台座開口部34の外側に配置される。
そのため、回路付サスペンション基板3における強度を確保できる。
また、この回路付サスペンション基板3によれば、図5に示すように、上下方向に投影したときに、下側導体層61および上側導体層62のうち、下側導体層61が金属台座部60の台座開口部34内に収まる。
そのため、回路付サスペンション基板3において、金属台座部60の台座開口部34近傍における衝撃を緩和できる。
すなわち、金属台座部60の台座開口部34の上方には、ベース絶縁層28および中間絶縁層30が配置される。
そのため、ベース絶縁層28および中間絶縁層30により、金属台座部60の台座開口部34近傍における衝撃を緩和できる。
7.回路付サスペンション基板の変形例
図5、図9〜図11を参照して、回路付サスペンション基板の各変形例を説明する。なお、各変形例において、上記した実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態
上記した第1実施形態では、図5に実線で示すように、パッド部33におけるカバー絶縁層29は、上側端子66の上側枠導体65および中間絶縁層30の中間外周部64を被覆している。
対して、第2実施形態では、パッド部33におけるカバー絶縁層29は、図5に仮想線Aで示すように、上側端子66の上面の全面、すなわち、上側導体層62の上面の全面を被覆している。
詳しくは、第2実施形態では、図5における上側導体層62の上面にめっき層50が形成されずに、上側導体層62の上面の全面、および中間絶縁層30の中間外周部64を被覆するように、カバー絶縁層29が形成される。
第2実施形態の回路付サスペンション基板3によれば、上側導体層62の上面の全面にわたってカバー絶縁層29が形成される
そのため、上側導体層62をカバー絶縁層29によって保護できる。
また、上下方向に投影したときに、パッド部33において、下側導体層61、上側導体層62、カバー絶縁層29が並んでいる。
そのため、下側導体層61および上側導体層62の強度を一層高めることができる。
(2)第3実施形態
上記した第1実施形態では、図5に示すように、パッド部33における上側端子66の下面の全面は、圧電側端子40の上面の全面に接触している。
対して、第3実施形態では、図9に示すように、パッド部33における上側端子66は、その下面の一部が圧電側端子40の上面に接触している。
詳しくは、第3実施形態では、パッド部33において、中間絶縁層30が、下側導体層61の下側枠導体39およびベース絶縁層28のベース外周部35を被覆し、さらに、下側導体層61の圧電側端子40の中央部近傍まで被覆している。換言すれば、中間絶縁層30は、下側導体層61に対して、圧電側端子40の上面中央部を除く部分を被覆している。すなわち、上下方向に投影したときに、中間絶縁層30の内周部(中間開口部67)は、下側導体層61の圧電側端子40の投影面内に収まっている。
そして、上側導体層62は、中間絶縁層30の上面、および、下側導体層61の圧電側端子40の中央部の上面に形成されている。
これにより、上側導体層62の上側端子66においては、上側枠導体65の内周部からやや下方に段差状に落ち込んだ後、下側導体層61の圧電側端子40の上方に間隔を隔てて配置される上側端子非接触部66Aと、上側端子非接触部66Aの内周部(中間開口部67)から段差状に落ち込んで圧電側端子40の上面と接触する上側端子接触部66Bとが形成されている。
上側端子非接触部66Aは、平面視略円環(リング)形状であって、上側端子66の外周部分を構成している。
上側端子接触部66Bは、平面視略円形状であって、上側端子66の中央部分を構成している。そして、上側端子接触部66Bの下面が、圧電側端子40の中央部に接触している。
第3実施形態の回路付サスペンション基板3によれば、圧電側端子40と、上側端子66の上側端子接触部66Bとが接触している部分において、圧電側端子40および上側端子66の強度を一層高めることができる。
また、圧電側端子40と、上側端子66の上側端子非接触部66Aとの間には中間絶縁層30が介在している。
そのため、回路付サスペンション基板3の柔軟性を一層確保でき、回路付サスペンション基板3に加わる衝撃を一層緩和できる。
なお、第3実施形態においては、上側端子接触部66Bは、仮想線Bに示すように、圧電側端子40の先側部分と接触してもよく、また、仮想線Cに示すように、圧電側端子40の後側部分と接触してもよく、また、仮想線Dに示すように、下側導体層61の下側枠導体39と接触してもよい。
(3)第4実施形態
上記した第1実施形態では、図5に示すように、パッド部33において、上下方向に投影したときに、下側導体層61は、金属台座部60の台座開口部34内に収まり、上側導体層62は、その周縁が金属台座部60の台座開口部34の外側に配置される。
対して、第4実施形態では、図10に示すように、パッド部33において、上下方向に投影したときに、下方に配置される下側導体層75の周縁が金属台座部60の台座開口部34の外側に配置され、上方に配置される上側導体層80が金属台座部60の台座開口部34内に収まる。
詳しくは、第4実施形態では、図10に示すように、パッド部33は、下側導体層75と、下側導体層75の上方に配置される上側導体層80とを備えている。
下側導体層75は、図1の電源配線25Bの一部である。下側導体層75は、ベース絶縁層28のベース内周部36の上面に形成される下側枠導体76と、下側枠導体76の内側に連続する端子としての圧電側端子77とを備えている。
下側枠導体76は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34よりも大きい平面視略円環(リング)形状に形成されている。すなわち、下側導体層75の周縁は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34の外側に配置されている。
上側導体層80は、中間絶縁層30の中間内周部63の上面に形成される上側枠導体81と、上側枠導体81の内側に連続する端子としての上側端子82とを備えている。
上側枠導体81は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34よりも小さい平面視略円環(リング)形状に形成されている。すなわち、上側導体層80の周縁は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34に収まる。換言すれば、上側導体層80の周縁は、上下方向に投影したときに、ベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34と重ならない。
第4実施形態の回路付サスペンション基板3によれば、金属台座部60の台座開口部34に近接する下側導体層75は、上下方向に投影したときに、その周縁がベース絶縁層28のベース下開口部38、および、金属台座部60の台座開口部34の外側に配置されている。
そのため、金属台座部60の台座開口部34近傍において、回路付サスペンション基板3の強度を高めることができる。
なお、第4実施形態においては、回路付サスペンション基板3の直線部20の先後方向中央部から後部17までの部分において、電源配線25Bを信号配線25Aの上方に配置せず、回路付サスペンション基板3の幅方向外側に配置される信号配線25Aの両外側に配置させている。
このようにすれば、回路付サスペンション基板3において、信号配線25Aおよび電源配線25Bを簡易に構成できる。この場合、図1の電源配線25Bは、回路付サスペンション基板3において、常にベース絶縁層28の上に形成される。そして、中間絶縁層30は、パッド部33にのみ形成される。
(4)第5実施形態
上記した第4実施形態では、図10に示すように、パッド部33において、下側導体層75の圧電側端子77と、上側導体層80の上側端子82とが接触している。
対して、第5実施形態では、図11に示すように、パッド部33において、下側導体層75の圧電側端子77と、上側導体層80の上側端子82との間には、中間絶縁層30が介在している。
詳しくは、第5実施形態では、パッド部33において、中間絶縁層30が、ベース絶縁層28のベース外周部35を被覆し、さらに下側導体層75の上面の全面を被覆している。すなわち、第5実施形態では、中間絶縁層30には中間開口部67が形成されていない。
そして、中間絶縁層30の上に上側導体層80が形成されている。上側導体層80は、下側導体層75の上方に間隔を隔てて配置されている。
第5実施形態の回路付サスペンション基板3によれば、上側導体層80と下側導体層75とは上下方向において間隔を隔てて配置されており、これらの間には中間絶縁層30が介在している。
そのため、回路付サスペンション基板3の柔軟性を一層確保でき、回路付サスペンション基板3に加わる衝撃を一層緩和できる。
3 回路付サスペンション基板
18 金属支持基板
19 導体層
25B 電源配線
34 台座開口部
60 金属台座部
61 下側導体層
65 上側枠導体
66B 上側端子接触部
75 下側導体層
80 上側導体層

Claims (4)

  1. 開口部を有する金属支持基板と、
    前記金属支持基板に対して前記金属支持基板の厚み方向一方側に配置される外周部と、前記外周部の内側に配置され、前記厚み方向に投影したときに前記開口部内に配置される絶縁開口部を区画する内周部とを有する第1絶縁層と、
    前記内周部の前記厚み方向一方面上に配置される第1周端部と、前記第1周端部の内側に連続し、前記絶縁開口部内に配置されて前記開口部から露出する端子とを有する第1導体層と、
    少なくとも前記第1周端部を被覆するように、前記第1絶縁層に対して厚み方向一方側に配置される第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層の前記厚み方向一方面上に配置される第2周端部と、前記第2周端部の内側に連続し、前記厚み方向に投影したときに前記端子と重なる内側部分と、を有する第2導体層とを備え、
    前記第1導体層および前記第2導体層のいずれか一方は、前記厚み方向に投影したときに、前記開口部内に収まり、
    前記第1導体層および前記第2導体層のいずれか他方は、前記厚み方向に投影したときに、その周縁が前記開口部の外側に配置されることを特徴とする、配線回路基板。
  2. 前記第1周端部および前記端子は、前記厚み方向に投影したときに、前記開口部内に収まり、
    前記第2周端部は、前記厚み方向に投影したときに、その周縁が前記開口部の外側に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の配線回路基板。
  3. 前記端子は、前記厚み方向一方面の少なくとも一部が前記内側部分と接触していることを特徴とする、請求項1または2に記載の配線回路基板。
  4. 前記端子は、前記内側部分と前記厚み方向において間隔を隔てて配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の配線回路基板。
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