JP6360705B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷気通路に設けられるダンパ装置に関するものである。
冷蔵庫内への冷気の供給量を切り換えるためのダンパ装置としては、板状のバッフルの端部を中心に回転させて冷気通路の開度を切り換える方式のダンパ装置が提案されている(特許文献1参照)。また、冷気の吐出口に、開口部を備えたキャップを被せ、キャップの角度位置によって、冷気通路の開度を切り換える方式のダンパ装置も提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−155146号公報 特開平11−118317号公報
特許文献1に記載の方式は、バッフルを開閉させるために大きなスペースを必要とする一方、特許文献2に記載の方式では、冷気通路を大きく開放するのに不適である。そこで、本願発明者は、カバーの回転体配置穴に回転体を配置し、回転体配置穴の内周面と回転体の外周面との間に構成した送りねじ機構によってカバーを直線的に移動させて、冷気通路の開度を切り換える方式を検討している。かかる方式によれば、カバーの移動に大きなスペースを必要とせず、かつ、冷気通路を大きく開放することができる等の利点がある。
しかしながら、冷気通路に配置するダンパ装置の場合、結露した水がカバーに設けた回転体配置穴の内周面と回転体との間で氷結するおそれがあり、このような場合、カバーと回転体とが固着し、送りねじ機構が作動しなくなるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、冷気通路の開度を切り換えるカバーを送りねじ機構によって直動させる方式を採用した場合でも、結露水の氷結に起因する動作不良の発生を抑制することのできるダンパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るダンパ装置は、支持体と、該支持体に支持された回転駆動部と、該回転駆動部によって回転駆動される回転体と、該回転体が内側に配置された回転体配置穴を備え、冷気通路の開度を切り換えるためのカバーと、前記回転体の外周面と前記回転体配置穴の内周面との間に構成された送りねじ機構を備え、前記回転体の回転動作を前記カバーの前記回転体の中心軸線方向の直動動作に変換する回転直動変換機構と、前記支持体を前記冷気通路に設置した際に結露した水を前記回転体配置穴内から下方に流出させる水抜き経路と、を有しており、前記回転体配置穴の開口縁の周方向の一部には、径方向外側に広がった切り欠きが形成され、前記切り欠きの内面は、前記中心軸線方向の一方側へ向かうに従って径方向外側へ向かう方向へ傾斜したテーパ面を有し、前記水抜き経路は、前記回転体配置穴の内周面と、前記切り欠きと、を含むことを特徴とする。
本発明では、回転駆動部の回転出力を、送りねじ機構を備えた回転直動変換機構を介してカバーに伝達し、カバーを支持体に対して直線移動させ、カバーによって、冷気通路の開度を切り換える。その際、結露した水が回転体の外周面と回転体配置穴の内周面との間に侵入しても、結露水は、水抜き経路を通って回転体配置穴内から下方に流出する。このため、回転体配置穴の内周面と回転体との間で結露水が氷結することを抑制することができるので、氷結に起因するカバーと回転体との固着を抑制することができる。それ故、冷気通路の開度を切り換えるカバーを送りねじ機構によって直動させる方式を採用した場合でも、結露水の氷結に起因する動作不良の発生を抑制することができる。また、本発明では、前記回転体配置穴の開口縁の周方向の一部には、径方向外側に広がった切り欠きが形成されており、前記水抜き経路は、前記回転体配置穴の内周面と、前記切り欠きと、を含むため、カバーに対する設計変更により、水抜き経路を構成することができる。さらに、
本発明では、前記切り欠きの内面は、前記中心軸線方向の一方側へ向かうに従って径方向外側へ向かう方向へ傾斜したテーパ面を有しているため、結露水を切り欠きを通って流出させやすい。
本発明において、前記回転体配置穴の内周面には、前記送りねじ機構を形成するための肉厚部が周方向の一部に設けられ、前記送りねじ機構は、前記回転体の外周面で螺旋状に延在する突条部と、前記肉厚部の内周面で螺旋状に延在し、前記突条部が内側に嵌った溝と、を有し、前記切り欠きは、前記回転体配置穴の内周面において、前記溝および前記肉厚部に周方向で挟まれた全域に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、切欠きの周方向の形成範囲を長くすることができる。
本発明において、前記回転体配置穴の内周面は、周方向の各部位が、前記溝の形成領域、および、前記切り欠きの形成領域の何れかになっていることが好ましい。
本発明において、前記切り欠きは、前記回転体配置穴の前記中心軸線方向の一方側の縁から他方側の縁まで形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、結露水を切り欠きで受けて流出させやすい。
本発明において、前記切り欠きは、前記中心軸線方向からみて円弧状に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、切り欠きが形成されている範囲が広いので、結露水を切り欠きで受けて流出させやすい。
本発明において、前記支持体は、前記中心軸線方向で前記回転体と隣り合う位置に前記中心軸線方向からみて前記回転体の外周面と前記回転体配置穴の内周面と重なるシール板を備えていることが好ましい。かかる構成によれば、回転体配置穴に切り欠きを設けた場合でも、切り欠きを介しての冷気の漏れを抑制することができる。
本発明において、前記カバーは、前記中心軸線方向で前記シール板側に移動した際、当該シール板と接触することが好ましい。かかる構成によれば、回転体配置穴に切り欠きを設けた場合でも、切り欠きを介しての冷気の漏れを抑制することができる。
本発明において、前記カバーには、フィルムヒータが設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、結露水の氷結を抑制することができる。
本発明において、前記支持体には、ファンユニットが連結されている構成を採用することができる。
本発明によれば、送りねじ機構を構成する回転体の外周面と回転体配置穴の内周面との間に結露水が侵入しても、かかる水は、水抜き経路を通って回転体配置穴内から下方に流出する。このため、回転体配置穴の内周面と回転体との間で結露水が氷結することを抑制することができるので、氷結に起因するカバーと回転体との固着を抑制することができる。それ故、冷気通路の開度を切り換えるカバーを送りねじ機構によって直動させる方式を採用した場合でも、結露水の氷結に起因する動作不良の発生を抑制することができる。また、本発明では、前記回転体配置穴の開口縁の周方向の一部には、径方向外側に広がった切り欠きが形成されており、前記水抜き経路は、前記回転体配置穴の内周面と、前記切り欠きと、を含むため、カバーに対する設計変更により、水抜き経路を構成することができる。さらに、本発明では、前記切り欠きの内面は、前記中心軸線方向の一方側へ向かうに従って径方向外側へ向かう方向へ傾斜したテーパ面を有しているため、結露水を切り欠きを通って流出させやすい。
本発明の実施の形態1に係るダンパ装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るダンパ装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るダンパ装置の回転駆動部等の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るダンパ装置のカバー等の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るダンパ装置のストッパ等の説明図である。 本発明の実施の形態2に係るダンパ装置の氷逃がし部の説明図である。 本発明の実施の形態3に係るダンパ装置の氷逃がし部の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したダンパ装置の実施の形態を説明する。以下の説明では、回転体3の中心軸線Lが延在している方向(中心軸線L方向)において、カバー2が冷気通路100を開状態とする側を一方側L1とし、カバー2が冷気通路100を閉状態とする側を他方側L2として説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は本発明の実施の形態1に係るダンパ装置1の斜視図であり、図1(a)はカバー2が閉位置にある状態の斜視図、図1(b)はカバー2が開位置にある状態の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るダンパ装置1の分解斜視図であり、図2(a)はカバー2を支持体6から取り外した状態の分解斜視図、図2(a)はファンユニット101を支持体6から取り外した状態の分解斜視図であり、図2(c)はカバー2およびファンユニット101を支持体6から取り外した状態の分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係るダンパ装置1の回転駆動部5等の説明図であり、図3(a)は回転体3を回転駆動部5から取り外した状態の分解斜視図であり、図3(b)は回転駆動部5の分解斜視図である。
図1および図2に示すように、本形態のダンパ装置1は、冷却空気等の冷気が流れるダクト等の冷気通路100(二点鎖線で示す)の一端において冷気通路の開度を切り換える装置である。ダンパ装置1は、回転体3をその中心軸線L周りに回転駆動する回転駆動部5等を支持する支持体6を有している。また、ダンパ装置1は、回転体3が内側に配置される回転体配置穴20を備えたカバー2を有しており、回転体3とカバー2の回転体配置穴20との間には送りねじ機構70が構成されている。回転体3、回転駆動部5、カバー2および送りねじ機構70の構成は後述する。
(ファンユニット101の構成)
本形態のダンパ装置1は、支持体6に対してファンユニット101が一体に取り付けられている。ファンユニット101は、冷気通路100の端部に取り付けられる枠体102と、枠体102に回転可能に支持された軸流羽根103と、軸流羽根103を回転させるファンモータユニット107とを備えている。ファンモータユニット107は、円筒形のモータケース108と、その内部に収納されたファンモータ(図示せず)とを備えている。枠体102には、円形の開口104が形成されており、かかる開口104は、冷気通路100の内部に連通した状態にある。枠体102は、円形の開口104が形成された外枠105と、外枠105から開口104の中心に向けて放射状に延びる4本の支持フレーム106とを備えており、支持フレーム106によって、開口104の中央に対して中心軸線L方向で重なる位置でファンモータユニット107が支持されている。各支持フレーム106は、外枠105から中心軸線Lの一方側L1に向かってに延在する縦フレーム106aと、縦フレーム106aの先端端部から径方向内側に延びる横フレーム106bとを備えており、横フレーム106bは、ファンモータユニット107の外周面に接続されている。ファンモータユニット107の中心軸線L方向の他方側L2側の端部には、軸流羽根103が回転可能に取り付けられており、軸流羽根103は、ファンモータユニット107内に収納されたファンモータの出力回転に基づき、中心軸線L周りに回転する。
(支持体6の構成)
図2および図3に示すように、支持体6は、枠体102の外枠105と中心軸線L方向に重なる形状を有する外枠61と、外枠61から中心軸線Lの一方側L1に向かってに延在した後、径方向の内側に屈曲した4本の支持フレーム62とを有している。
また、支持体6は、4本の支持フレーム62の先端部を繋げる円環状のシール板63と、シール板63の中央部に形成された円筒状のモータ保持部64とを有している。また、支持体6は、外枠61の対角位置から中心軸線Lの一方側L1に向かって延在した2本のガイド軸65と、ガイド軸65とシール板63とを繋ぐ補強フレーム66とを有している。外枠61の中央には円形の開口69が形成されており、開口69の中央に対して中心軸線L方向で重なる位置にモータ保持部64が位置する。
このように構成した支持体6の中心軸線Lの他方側L2にファンユニット101を重ねると、支持フレーム62の中心軸線Lの他方側L2に支持フレーム106が重なり、外枠61と枠体102とが重なるとともに、開口69と開口104とが重なる。この状態で、外枠61と枠体102とをねじ(図示せず)によって連結させれば、支持体6とファンユニット101とが一体化する。従って、開口69は、ファンモータユニット107の開口104を介して冷気通路100の内部に連通した状態となる。
(回転駆動部5の構成)
図3に示すように、回転駆動部5は、支持体6のモータ保持部64の内側に保持されたモータ59と、減速輪列50とを有している。モータ保持部64には、モータ59に対して中心軸線Lの一方側L1に円盤状の支持プレート67が保持されているとともに、支持プレート67を中心軸線Lの一方側L1で覆うように、有底筒状のホルダ68が被せられており、ホルダ68はモータ保持部64にねじ680によって固定されている。このように構成した支持プレート67とホルダ68との間には減速輪列50に用いた歯車が回転可能に支持されている。
本形態において、減速輪列50は、モータ59のピニオン(図示せず)に噛合する大径歯車部511を備えた1番車51と、1番車51の小径歯車部512に噛合する大径歯車部521を備えた2番車52と、2番車52の小径歯車部522に噛合する大径歯車部531を備えた3番車53と、3番車53の小径歯車部532に噛合する大径歯車部541を備えた4番車54とを有している。
4番車54には、中心軸線Lの一方側L1に向けて突出した筒部542が形成されており、筒部542の外周面には、周方向の複数個所に中心軸線Lに沿って凸部が延在するセレーション543が形成されている。ホルダ68の底板部681の中央には穴682が形成されており、4番車54の筒部542は、穴682から中心軸線Lの一方側L1に向けて突出している。
(回転体3の概略構成)
図1、図2および図3に示すように、回転体3は、円筒状の胴部31と、中心軸線Lの一方側L1で胴部31の開口を塞ぐ底板部32とを有している。胴部31は、底板部32から中心軸線Lの一方側L1に突出している。このため、回転体3には、中心軸線Lの一方側L1に突出する回転体側突条部311が底板部32の外周縁に沿って円環状に延在している。
底板部32の中央には筒部33が形成されており、筒部33の内周面には、周方向の複数個所に中心軸線Lに沿って凸部が延在するセレーション330が形成されている。従って、中心軸線Lの一方側L1からホルダ68およびモータ保持部64を覆うように回転体
3を被せる際、筒部33の内側に4番車54の筒部542を挿入し、セレーション543、330を結合させた後、中心軸線Lの一方側L1から筒部542の内側にワッシャ付きのねじ56を止めれば、回転体3は、4番車54と一体に回転可能な状態となる。
(カバー2の概略構成)
図4は、本発明の実施の形態1に係るダンパ装置1のカバー2等の説明図であり、図4(a)はダンパ装置1を中心軸線Lの一方側L1からみた正面図であり、図4(b)はダンパ装置1の中央部をY1−Y1′線に沿って切断した断面図、図4(c)はカバー2を中心軸線Lの一方側L1からみた正面図、図4(d)はカバー2の中央部をY2−Y2′線に沿って切断した断面図である。なお、図4(b)では、回転駆動部5のうち、4番車54のみを図示してある。
図1、図2、図3および図4に示すように、カバー2は、端板部21と、端板部21の外周縁から中心軸線L方向の他方側L2に延在する側板部22とを備えている。端板部21は、正方形の4隅のうち、3個所を円弧状に面取りし、1個所を直線的に面取りした形状を有している。端板部21の中央は、端板部21から中心軸線L方向の一方側L1および他方側L2に突出する円筒部23になっている。このため、端板部21の中心軸線L方向の一方側L1の面には、円筒部23の端部からなる円環状のカバー側突条部231が形成され、端板部21の中心軸線L方向の他方側L2の面にも、円筒部23の端部からなる円環状の突条部232が形成されている。また、カバー2の端板部21には、支持体6のガイド軸65が嵌ったガイド穴210が形成されている。
(送りねじ機構70の構成)
円筒部23の内側は、回転体3が内側に配置される回転体配置穴20になっている。回転体3の外周面310と回転体配置穴20の内周面200との間には、送りねじ機構70が構成されており、送りねじ機構70は、ガイド軸65およびガイド穴210からなる空周り防止部とともに、回転体3の回転動作をカバー2の中心軸線L方向の直動動作に変換する回転直動変換機構7を構成している。
本形態では、送りねじ機構70は、回転体3の外周面310で螺旋状に延在する突条部37と、カバー2の回転体配置穴20の内周面200で螺旋状に延在する溝27とからなり、突条部37は、溝27の内側に嵌った状態にある。本形態では、溝27を構成するにあたって、回転体配置穴20の内周面200の周方向の一部を径方向内側に張り出した肉厚部26とし、かかる肉厚部26に溝27が形成された構造になっている。ここで、肉厚部26(溝27)は、周方向の2個所に形成されている。また、肉厚部26は、回転体配置穴20の中心軸線L方向の一方側L1の開口縁から他方側L2の開口縁まで形成されている。
このように構成したカバー2において、ダンパ装置1および支持体6を冷気通路100に設置した状態で、肉厚部26は、水平方向X(左右方向)の両側に位置する。
(ストッパ4の構成)
図5は、本発明の実施の形態1に係るダンパ装置1のストッパ等の説明図であり、図5(a)はストッパを中心軸線Lの一方側L1からみた斜視図であり、図5(b)はストッパに設けた氷逃がし部の説明図である。
図5(a)に示すように、本形態のダンパ装置1では、カバー2の中心軸線Lの一方側L1の端部において回転体配置穴20の内周面200より径方向内側に突出したカバー側凸部29と、回転体3の中心軸線Lの一方側L1の端部で径方向外側に突出してカバー側凸部29に対して中心軸線L周りの反時計周りCCWの側(中心軸線L周りの一方側)か
ら当接可能な回転体側凸部39とによって、ストッパ4が構成されている。かかるストッパ4は、カバー側凸部29に対して回転体側凸部39が当接することにより、これ以上の回転体3の回転を阻止し、カバー2の中心軸線Lの一方側L1への可動範囲を規定する。本形態において、ストッパ4は周方向の2個所に構成されている。
本形態において、カバー側凸部29は、溝27を形成するために設けた肉厚部26の中心軸線L周りの反時計周りCCW側(中心軸線L周りの一方側)の端部からなり、カバー側突条部231から径方向内側に突出した部分からなる。また、回転体側凸部39は、回転体側突条部311から径方向外側に突出した部分からなる。
(冷気通路100の開度の切り換え動作)
本形態のダンパ装置1では、図1(a)に示すように、カバー2が中心軸線L方向の他方側L2にあって、カバー2の側板部22が支持体6の外枠61に接している状態で冷気通路が閉状態にある。このため、冷気通路100から供給された冷気が遮断される。
この状態で、回転駆動部5のモータ59が作動して回転体3が時計周りCWに回転すると、かかる回転動作は、送りねじ機構70を備えた回転直動変換機構7を介してカバー2に伝達されるので、図1(b)に示すように、カバー2は、中心軸線L方向の一方側L1に移動する。その結果、カバー2の側板部22が支持体6の外枠61から離間するため、冷気通路100が開状態となる。このため、冷気通路100から供給された冷気は、図1(b)に矢印Cで示すように、ダンパ装置1を介して冷蔵庫の庫内に供給される。その際、カバー2の中心軸線Lの一方側L1への可動範囲は、図5に示すストッパ4において、カバー側凸部29に対して回転体側凸部39が当接することにより、規定される。
そして、回転駆動部5のモータ59が逆方向に回転し、回転体3が反時計周りCCWに回転すると、かかる回転動作は、送りねじ機構70を備えた回転直動変換機構7を介してカバー2に伝達されるので、図1(a)に示すように、カバー2は、中心軸線L方向の他方側L2に移動する。その結果、カバー2の側板部22が支持体6の外枠61に接する状態となるため、冷気通路100が閉状態に戻る。
(水抜き経路8の構成)
図4(c)に矢印Hで示すように、本形態のダンパ装置1では、ダンパ装置1および支持体6を冷気通路に設置した際に回転体3の外周面310等で結露した水を回転体配置穴20内から下方に流出させる水抜き経路8が構成されている。
より具体的には、ダンパ装置1および支持体6を冷気通路100に設置した状態で、回転体配置穴20の開口縁のうち、下方側に位置する部分には、径方向外側に広がった切り欠き28が形成されている。本形態では、送りねじ機構70の溝27を形成するための肉厚部26を周方向の反対側の2個所に設けることにより、ダンパ装置1および支持体6を冷気通路100に設置した状態で、2個所の肉厚部26が水平方向に位置し、肉厚部26が下方側に位置しない。本形態では、かかる構成を利用して、回転体配置穴20の開口縁の下方側に切り欠き28を設けてある。このため、回転体3の外周面310で結露した水は、回転体3の外周面310に形成された螺旋状の突条部37、回転体配置穴20の溝27、回転体配置穴20の内周面200等の各部位を伝って切り欠き28に導かれ、排出される。このように、水抜き経路8は、回転体配置穴20の内周面200と、切り欠き28とを含んで構成されている。
ここで、切り欠き28は、中心軸線L方向からみて回転体配置穴20の内周面200側で送りねじ機構70を構成する溝27および肉厚部26に周方向で挟まれた全域に円弧状に形成されており、周方向の形成範囲が長い。
また、切り欠き28は、回転体配置穴20の中心軸線L方向の一方側L1の縁から他方側L2の縁まで形成されている。また、切り欠き28の内面は、中心軸線Lに対して一方側L1に向けて傾斜したテーパ面280を有している。
なお、本形態では、ダンパ装置1および支持体6を冷気通路に設置した状態で、回転体配置穴20の開口縁のうち、上方に位置する部分にも、下方側の切り欠き28と同様な切り欠き28が形成されており、ダンパ装置1および支持体6を上下反転して冷気通路に設置した場合でも、回転体3の外周面310等で結露した水を回転体配置穴20内から下方に流出させる水抜き経路8が構成されることになる。このため、回転体配置穴20の開口縁側では、肉厚部26、切り欠き28、肉厚部26および切り欠き28が周方向に隣り合うように形成されており、回転体配置穴20の開口縁は、周方向の各部位が送りねじ機構70用の溝27の形成領域、および水抜き経路8用の切り欠き28のいずれかとして利用されている。本形態において、溝27は周方向において1個所当たり約90°の角度範囲にわたって2個所に形成され、切り欠き28も周方向において1個所当たり約90°の角度範囲にわたって2個所形成されている。肉厚部26は、溝27によって周方向で2つの部分260に2分割されており、切り欠き28の1個所当たりの角度範囲は、肉厚部26において溝27を周方向の両側で挟む部分260(図4(d)参照)の1個所当たりの角度範囲より広い。
このように構成した場合、回転体3の外周面310とカバー2の回転体配置穴20の内周面200との間には、切り欠き28に起因する大きな隙間が発生する。但し、支持体6には、中心軸線L方向で回転体3と他方側L2で隣り合う位置に中心軸線L方向からみて回転体3の外周面310と回転体配置穴20の内周面200との隙間に重なるシール板63を備えている。このため、回転体3の外周面310とカバー2の回転体配置穴20の内周面200との間はシール板63で覆われる。また、カバー2は、中心軸線L方向の他方側L2に向けて突出する円環状の突条部232を有しており、カバー2が中心軸線L方向の他方側L2(シール板63が位置する側)に移動した際、突条部232は、全周にわたってシール板63と接触することになる。それ故、切り欠き28から冷気が漏れにくい。
(氷逃がし部9の構成)
図5(a)を参照して説明したように、本形態では、カバー2のカバー側凸部29と、回転体3の回転体側凸部39とによってストッパ4が構成されている。このため、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、回転体3の外周面で結露した水が氷結することによって発生した氷が、溝27および突条部37によって運ばれ、図5(b)に示すように、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間に氷Pが挟まれることになる。
そこで、本形態では、カバー2においてカバー側凸部29の中心軸線周りの反時計周りCCW側(中心軸線L周りの一方側)の端部290に対する径方向外側には、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、矢印Waで示すように、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間から径方向外側に氷Pを逃がす氷逃がし部9(カバー側氷逃がし部9a)が構成されている。
本形態において、カバー2には、中心軸線L方向の先端側(一方側L1)で回転体配置穴20の開口縁に沿って延在するカバー側突条部231が形成されており、カバー側凸部29は、カバー側突条部231から径方向内側に突出している。そこで、本形態では、カバー側突条部231には切り欠きが形成されており、かかる切り欠きによって、カバー側氷逃がし部9aのカバー側氷逃がし口299が構成されている。かかるカバー側氷逃がし口299においては、周方向で対向する面299a、299bのうち、中心軸線周りの時計周りCW側(中心軸線L周りの他方側)に位置する面299bは、径方向外側に位置す
る部分程、面299aから離間する方向に傾いた傾斜面になっている。このため、カバー側氷逃がし口299は、周方向の寸法が径方向内側より径方向外側で大である。
また、カバー側凸部29の反時計周りCCW側(一方側L1)の端部290は、回転体側凸部39と当接可能なカバー側当接部292と、カバー側当接部292より径方向外側で径方向外側に向くカバー側傾斜面293とを備えており、カバー側傾斜面293は、カバー側氷逃がし口299の時計周りCW側の面299bと連続した傾斜面295を構成している。このため、カバー側当接部292の径方向の寸法は、カバー側傾斜面293とカバー側氷逃がし口299の時計周りCW側の面299bとからなる傾斜面の径方向の幅寸法より小である。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のダンパ装置1においては、回転駆動部5の回転出力を、送りねじ機構70を備えた回転直動変換機構7を介してカバー2に伝達し、カバー2を支持体6に対して直線移動させ、カバー2によって、冷気通路の開度を切り換える。その際、結露した水が回転体3の外周面310と回転体配置穴20の内周面200との間に侵入しても、結露水は、水抜き経路8を通って回転体配置穴20内から下方に流出する。このため、回転体配置穴20の内周面200と回転体3との間で結露水が氷結することを抑制することができるので、氷結に起因するカバー2と回転体3との固着を抑制することができる。それ故、冷気通路の開度を切り換えるカバー2を送りねじ機構70によって直動させる方式を採用した場合でも、結露水の氷結に起因する動作不良の発生を抑制することができる。
また、回転体配置穴20の開口縁の周方向の一部には、径方向外側に広がった切り欠き28が形成されており、水抜き経路8は、回転体配置穴20の内周面200と切り欠き28とを含んで構成されている。このため、カバー2に対して切り欠き28を形成する等の設計変更により、水抜き経路8を構成することができる。
また、切り欠き28の内面は、中心軸線Lに対して傾斜したテーパ面280になっている。従って、切り欠き28で受け止めた結露水をスムーズに流出させることができる。また、切り欠き28は、回転体配置穴20の中心軸線L方向の一方側L1の縁から他方側L2の縁まで形成されているため、結露水を切り欠き28で受けて流出させやすい。また、切り欠き28は、中心軸線L方向からみて円弧状に形成されており、切り欠き28が形成されている範囲が広い。従って、結露水を切り欠き28で受けて流出させやすい。
また、支持体6は、中心軸線L方向で回転体3と隣り合う位置に中心軸線L方向からみて回転体3の外周面310と回転体配置穴20の内周面200との間と重なるシール板63を備えている。このため、回転体配置穴20に切り欠き28を設けた場合でも、切り欠き28を介しての冷気の漏れを抑制することができる。また、カバー2は、中心軸線L方向でシール板63側に移動した際にシール板63と接触する突条部232を有している。このため、切り欠き28を介しての冷気の漏れを抑制することができる。
また、本形態では、カバー2に設けたカバー側凸部29と回転体3に設けた回転体側凸部39とを当接させてストッパ4を構成し、カバー2の可動範囲を規定する。このため、送りねじ機構70において、回転体3の突条部37がカバー2の溝27から外れることがない。
ここで、結露した水が回転体3の外周面310で氷結すると、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間で氷Pが挟まれることになるが、かかる氷Pは、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間からカバ
ー側氷逃がし部9a(氷逃がし部9)を介して径方向外側に排出される。従って、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが氷Pによって固着することに起因してカバー2が移動不能となることを抑制することができる。
また、カバー2には、中心軸線L方向の先端側(一方側L1)で回転体配置穴20の開口縁に沿って延在するカバー側突条部231が形成されており、ストッパ4を構成するカバー側凸部29は、カバー側突条部231から径方向内側に突出している。従って、カバー側突条部231に切り欠きを形成することにより、カバー側氷逃がし部9aのカバー側氷逃がし口299を構成することができる。従って、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間からカバー側氷逃がし部9aを通って氷を径方向外側に排出しやすい。
また、カバー側氷逃がし口299は、周方向の寸法が径方向内側より径方向外側で大であるため、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間からカバー側氷逃がし部9aを通って氷Pを排出しやすい。また、カバー側凸部29の反時計周りCCW側(一方側)の端部290は、回転体側凸部39と当接可能なカバー側当接部292と、カバー側当接部292より径方向外側で径方向外側に向くカバー側傾斜面293とを備えている。このため、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが当接する面積が狭いので、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間に氷Pが挟まれにくい。
また、カバー側傾斜面293は、カバー側氷逃がし口299の時計周りCW側(他方側)の面299bと連続した傾斜面295を構成している。このため、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間からカバー側氷逃がし部9aを通って氷Pを径方向外側に排出しやすい。また、カバー側当接部292の径方向の寸法は、傾斜面295の径方向の幅寸法より小である。このため、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが当接する面積が狭いので、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間に氷Pが挟まれにくい。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係るダンパ装置1の氷逃がし部9の説明図であり、図6(a)はストッパ4を中心軸線Lの一方側L1からみた斜視図であり、図6(b)はストッパ4に設けた氷逃がし部の説明図である。
図6に示すように、本形態でも、実施の形態1と同様、カバー2の回転体配置穴20の内周面より径方向内側に突出したカバー側凸部29と、カバー側凸部29に対して中心軸線L周りの反時計周りCCW側(中心軸線L周りの一方側)から当接可能な回転体側凸部39とを備えたストッパ4が構成されている。このため、図6(b)に示すように、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、回転体3の外周面で結露した水が氷結することによって発生した氷Pが、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間に挟まれることになる。
そこで、本形態では、回転体3において回転体側凸部39の中心軸線L周りの時計周りCW側(中心軸線L周りの他方側)の端部390に対する径方向内側には、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、矢印Wbで示すように、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間から径方向内側に氷Pを逃がす氷逃がし部9(回転体側氷逃がし部9b)が構成されている。
本形態において、回転体3には、中心軸線L方向の先端側(一方側L1)で底板部32の外縁に沿って回転体側突条部311が形成されており、回転体側凸部39は、回転体側突条部311から径方向外側に突出している。そこで、本形態では、回転体側突条部311には切り欠きが形成されており、かかる切り欠きによって、回転体側氷逃がし部9bの回転体側氷逃がし口399が構成されている。ここで、回転体側氷逃がし口399におい
て、周方向で対向する面399a、399bのうち、中心軸線L周りの反時計周りCCW側(中心軸線L周りの他方側)に位置する面299aは、径方向内側に位置する部分程、面299bから離間する方向に傾いた傾斜面になっている。このため、回転体側氷逃がし口399は、周方向の寸法が径方向外側より径方向内側で大である。
このように構成した場合も、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間で氷Pが挟まれることになるが、かかる氷Pは、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間から回転体側氷逃がし部9b(氷逃がし部9)を介して径方向外側に排出することができる。それ故、本形態によれば、実施の形態1と同様、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが氷Pによって固着することに起因してカバー2が移動不能となることを抑制することができる。
また、回転体側氷逃がし口399は、周方向の寸法が径方向外側より径方向内側で大であるため、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間から回転体側氷逃がし部9bを通って氷Pを排出しやすい。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係るダンパ装置1の氷逃がし部9の説明図であり、図7(a)はストッパ4を中心軸線Lの一方側L1からみた斜視図であり、図7(b)はストッパ4に設けた氷逃がし部の説明図である。
図7に示すように、本形態でも、実施の形態1、2と同様、カバー2の回転体配置穴20の内周面より径方向内側に突出したカバー側凸部29と、カバー側凸部29に対して中心軸線L周りの反時計周りCCW側(中心軸線L周りの一方側)から当接可能な回転体側凸部39とを備えたストッパ4が構成されている。
また、本形態でも、実施の形態2と同様、回転体3において回転体側凸部39の中心軸線L周りの時計周りCW側(中心軸線L周りの他方側)の端部390に対する径方向内側には、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、矢印Wbで示すように、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間から径方向内側に氷Pを逃がす氷逃がし部9(回転体側氷逃がし部9b)が構成されている。また、回転体側突条部311には切り欠きが形成されており、かかる切り欠きによって、回転体側氷逃がし部9bの回転体側氷逃がし口399が構成されている。また、回転体側氷逃がし口399は、周方向の寸法が径方向外側より径方向内側で大である。
また、本形態では、実施の形態1と同様、カバー2においてカバー側凸部29の中心軸線周りの反時計周りCCW(中心軸線L周りの一方側)の端部290に対する径方向外側には、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、矢印Waで示すように、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間から径方向外側に氷を逃がす氷逃がし部9(カバー側氷逃がし部9a)が構成されている。また、カバー側突条部231には切り欠きが形成されており、かかる切り欠きによって、カバー側氷逃がし部9aのカバー側氷逃がし口299が構成されている。ここで、カバー側氷逃がし口299は、周方向の寸法が径方向内側より径方向外側で大である。また、カバー側凸部29の反時計周りCCW側の端部290は、回転体側凸部39と当接可能なカバー側当接部292と、カバー側当接部292より径方向外側で径方向外側に向くカバー側傾斜面293とを備えており、カバー側傾斜面293は、カバー側氷逃がし口299の時計周りCW側の面299bと連続した傾斜面295を構成している。このため、カバー側当接部292の径方向の寸法は、カバー側傾斜面293とカバー側氷逃がし口299の時計周りCW側の面299bとからなる傾斜面の径方向の幅寸法より小である。
このように構成した場合には、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが接近した際、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間で氷Pが挟まれることになるが、かかる氷Pは、カバー側凸部29と回転体側凸部39との間から、回転体側氷逃がし部9b(氷逃がし部9)を介して径方向外側に排出することができるとともに、ケース側氷逃がし部9a(氷逃がし部9)を介して径方向内側に排出することができる。それ故、本形態によれば、実施の形態1、2と比較して、カバー側凸部29と回転体側凸部39とが氷によって固着することに起因してカバー2が移動不能となることをより確実に抑制することができる。
(別の実施の形態)
上記実施の形態では、水抜き経路8や氷逃がし部9によってカバー2と回転体3とが氷によって固着することを防止したが、カバー2の内面等にフィルムヒータが設けてもよい。かかる構成によれば、フィルムヒータによって、カバー2を所定のタイミングで加熱することにより、カバー2と回転体3とが氷によって固着することを防止することができる。また、カバー2と回転体3とが氷によって固着した場合でも、フィルムヒータによって、カバー2を加熱することにより、カバー2と回転体3とを固着している氷を融解することができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、支持体6にファンユニット101が連結された構成であったが、支持体6とファンユニット101とが分離して配置されるダンパ装置1に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、送りねじ機構70を構成するにあたって、回転体3の外周面310に突条部37を形成し、回転体配置穴20の内周面200に溝27を形成したが、回転体3の外周面310に溝を形成し、回転体配置穴20の内周面200に突条部を形成してもよい。また、送りねじ機構70を構成するにあたっては、回転体3の外周面310および回転体配置穴20の内周面200の一方に溝を形成し、他方に溝に嵌るピン状の突起を形成してもよい。
1 ダンパ装置
2 カバー
3 回転体
4 ストッパ
5 回転駆動部
6 支持体
7 回転直動変換機構
8 水抜き経路
9 氷逃がし部
9a カバー側氷逃がし部
9b 回転体側氷逃がし部
20 回転体配置穴
27 溝
28 切り欠き
29 カバー側凸部
37 突条部
39 回転体側凸部
63 シール板
70 送りねじ機構
100 冷気通路
101 ファンユニット
200 回転体配置穴の内周面
231 カバー側突条部
280 テーパ面
292 カバー側当接部
293 カバー側傾斜面
295 傾斜面
299 カバー側氷逃がし口
310 回転体の外周面
311 回転体側突条部
399 回転体側氷逃がし口

Claims (9)

  1. 支持体と、
    該支持体に支持された回転駆動部と、
    該回転駆動部によって回転駆動される回転体と、
    該回転体が内側に配置された回転体配置穴を備え、冷気通路の開度を切り換えるためのカバーと、
    前記回転体の外周面と前記回転体配置穴の内周面との間に構成された送りねじ機構を備え、前記回転体の回転動作を前記カバーの前記回転体の中心軸線方向の直動動作に変換する回転直動変換機構と、
    前記支持体を前記冷気通路に設置した際に結露した水を前記回転体配置穴内から下方に流出させる水抜き経路と、
    を有しており、
    前記回転体配置穴の開口縁の周方向の一部には、径方向外側に広がった切り欠きが形成され、前記切り欠きの内面は、前記中心軸線方向の一方側へ向かうに従って径方向外側へ向かう方向へ傾斜したテーパ面を有し、
    前記水抜き経路は、前記回転体配置穴の内周面と、前記切り欠きと、を含むことを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記回転体配置穴の内周面には、径方向内側に張り出した肉厚部が周方向の一部に設けられ、
    前記送りねじ機構は、前記回転体の外周面で螺旋状に延在する突条部と、前記肉厚部の内周面で螺旋状に延在し、前記突条部が内側に嵌った溝と、を有し、
    前記切り欠きは、前記回転体配置穴の内周面において、前記溝および前記肉厚部に周方向で挟まれた全域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記回転体配置穴の内周面は、周方向の各部位が、前記溝の形成領域、および、前記切り欠きの形成領域の何れかになっていることを特徴とする請求項2に記載の特徴とするダンパ装置。
  4. 前記切り欠きは、前記回転体配置穴の前記中心軸線方向の一方側の縁から他方側の縁まで形成されていることを特徴とする請求項3に記載のダンパ装置。
  5. 前記切り欠きは、前記中心軸線方向からみて円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のダンパ装置。
  6. 前記支持体は、前記中心軸線方向で前記回転体と隣り合う位置に前記中心軸線方向からみて前記回転体の外周面と前記回転体配置穴の内周面と重なるシール板を備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のダンパ装置。
  7. 前記カバーは、前記中心軸線方向で前記シール板側に移動した際、当該シール板と接触することを特徴とする請求項6に記載のダンパ装置。
  8. 前記カバーには、フィルムヒータが設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のダンパ装置。
  9. 前記支持体には、ファンユニットが連結されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のダンパ装置。
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