JP6357399B2 - 状態判定方法および電気機器 - Google Patents

状態判定方法および電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6357399B2
JP6357399B2 JP2014217188A JP2014217188A JP6357399B2 JP 6357399 B2 JP6357399 B2 JP 6357399B2 JP 2014217188 A JP2014217188 A JP 2014217188A JP 2014217188 A JP2014217188 A JP 2014217188A JP 6357399 B2 JP6357399 B2 JP 6357399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power consumption
ptc heater
set value
unit
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014217188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016085840A (ja
Inventor
高橋 宏幸
宏幸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Priority to JP2014217188A priority Critical patent/JP6357399B2/ja
Publication of JP2016085840A publication Critical patent/JP2016085840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6357399B2 publication Critical patent/JP6357399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Description

この発明は、加熱手段の寿命または故障を判定する状態判定方法、およびその状態判定方法の判定対象となる加熱手段を備えた電気機器に関する。
加熱手段を有する電気機器として、浴室内の衣類を乾燥させたり、浴室内の空気を暖める浴室換気乾燥機が知られている。この浴室換気乾燥機は、加熱手段として例えば電気ヒータを備えている。
特開2009−270733号公報
加熱手段として使用される電気ヒータには寿命がある。寿命に達した電気ヒータが使用されると、加熱量が不足し、十分な乾燥効果や暖房効果が得られない。
本発明の実施形態の目的は、加熱手段の寿命または故障を的確に捉えることができる状態判定方法および電気機器を提供することである。
本発明の実施形態に係る状態判定方法は、加熱手段またはその加熱手段を有する電気機器の消費電力を計測し、計測した消費電力の現時点の値と第1設定値との比較および前記計測した消費電力の過去の値と第2設定値(>第1設定値)との比較により、前記加熱手段寿命および故障判定する。
また、本発明の実施形態に係る電気機器は、上記状態判定方法により寿命および故障が判定される加熱手段を備えたものであって、前記消費電力を計測する電力計測手段、この電力計測手段の計測結果を記憶する記憶手段、および前記判定を行う判定手段備える。
一実施形態の浴室換気乾燥機の構成および設置状態を示す図。 同実施形態の浴室換気乾燥機の外観を示す図。 同実施形態の浴室換気乾燥機のリモコンを示す図。 同実施形態の浴室換気乾燥機の制御回路およびエネルギー管理システムを示すブロック図。 図4におけるパーソナルコンピュータの表示画面を示す図。 同実施形態の浴室換気乾燥機の制御を示すフローチャート。 同実施形態の浴室換気乾燥機おけるPTCヒータの寿命が終り間近である場合の消費電力の変化を示す図。 図5の表示画面による“寿命が終り間近”の報知を示す図。 同実施形態の浴室換気乾燥機おけるPTCヒータが故障した場合の消費電力の変化を示す図。 図5の表示画面による“故障”の報知を示す図。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、浴室1に隣接して脱衣室2が設けられ、その浴室1と脱衣室2とが扉3で仕切られている。扉3の下部には通気口3aが形成され、脱衣室2内の空気がこの通気口3aを通して浴室1内に流入する。また、浴室1内には浴槽4が設けられるとともに、衣類を吊り下げるための吊下げ棒5が設けられている。
浴室1の天井面1aの裏側に、浴室換気乾燥機10が配置されている。浴室換気乾燥機10は、天井面1aを通して浴室1内の空間に臨む通気パネル11、この通気パネル11を通して吸込まれる空気の流路に配置された吸気量調節用のダンパ12、脱衣室2の天井面2aを通して脱衣室2内の空間に臨む通気パネル13、この通気パネル13を通して吸込まれる空気を本体に導くダクト14、循環ユニット20、換気ユニット30、この換気ユニット30から室外空間に通じる排気ダクト15、およびコントローラ40などを備える。
循環ユニット20は、循環ファン(循環手段)21を有するとともに、加熱手段として電気ヒータたとえばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ(正特性サーミスタともいう)22を有し、循環ファン21の動作により浴室1内の空気を通気パネル11を通して循環させながら、その循環空気をPTCヒータ22の発熱により加熱して温風とし、その温風を通気パネル11の吹出口から浴室1へと吹き出す。換気ユニット30は、換気ファン31を有し、その換気ファン31の動作により、浴室1内の空気を通気パネル11を通して吸込むとともに脱衣室2内の空気を通気パネル13を通して吸込み、これら吸込み空気を排気ダクト15を通して室外に放出する。
浴室換気乾燥機10の要部の外観を図2に示す。通気パネル11は、吸込口11aおよび吹出口11bを有する。PTCヒータ22は、吹出口11bと対応する位置に配置されたヒータユニット22uに内蔵されている。
また、脱衣室2の壁面にリモートコントロール式の操作器(操作手段;以下リモコンという)50が取付けられ、このリモコン50が上記コントローラ40に接続される。リモコン50は、図3に示すように、時間/重量/温度などの数値を表示する表示部51、運転開始までの時間を設定するための入タイマ釦52、運転終了までの時間を設定するための切タイマ釦53、乾燥対象の衣類の重量を設定するための衣類重量釦54、脱衣室2の空気の温度および湿度を検出する温湿度検出部55、表示部51の数値表示を増加させるためのアップ釦56a、表示部51の数値表示を減少させるためのダウン釦56b、乾燥運転を設定するための乾燥釦57、換気運転を設定するための換気釦58、涼風運転を設定するための涼風釦59、暖房運転を設定するための暖房釦60、常時運転を設定するための常時釦61、運転停止を指示するための停止釦62などを備える。
コントローラ40は、図4に示すように、CPU41、メモリ42、電力記憶部(記憶手段)43、換気駆動部44、循環駆動部45、加熱駆動部46、および通信ユニット47を有する。
この通信ユニット47は、LAN75や無線通信等を通じてゲートウェイ装置74に通信可能に接続されている。ゲートウェイ装置74は、いわゆるHEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるエネルギー管理システムのホームゲートウェイ装置である。このエネルギー管理システムは、一般住戸の電気機器に関する電力の需要と供給をその履歴を含めて管理するもので、後述する電力計測ユニット73を介して住戸内の配電盤70に通信可能に接続されて構築される。
配電盤70は、商用交流電源71、太陽光発電ユニット72、蓄電ユニット80nから受けた電力を住戸内の各種電気機器に配分する。住戸内の電気機器として、浴室換気乾燥機10のほかに、空気調和機80a,給湯機80b,照明器具80cなどがあり、蓄電ユニット80nもそれに含まれる。そして、これら電気機器の消費電力や各部屋での消費電力を個々に計測する電力計測ユニット(電力計測手段)73が配電盤70に接続される。
電力記憶部43は、後述の電力計測ユニット73で計測される当該浴室換気乾燥機10の消費電力を記憶する。換気駆動部44は、CPU41の指令に応じて換気ファン31を駆動する。循環駆動部45は、CPU41の指令に応じて循環ファン21を駆動する。加熱駆動部46は、CPU41の指令に応じてPTCヒータ22を駆動する。
ここで、循環ファン21の消費電力はPTCヒータ22の消費電力に対して1/10程度と小さいため、循環ファン21及びPTCヒータ22の運転時に電力計測ユニット73で計測される浴室換気乾燥機10の消費電力及びその変化は、PTCヒータ22の消費電力及びその変化と略同一であると見なすことができる。以下の説明において、循環ファン21及びPTCヒータ22の運転時に電力計測ユニット73によって計測される当該浴室換気乾燥機10の消費電力をPTCヒータ22の消費電力Phと見なして説明する。
CPU41は、マイクロコンピュータの主制御部として機能するもので、PTCヒータ22の状態判定に関わる主要な機能として次の(1)〜(3)の手段を有する。
(1)循環ファン21及びPTCヒータ22の運転による乾燥運転時および暖房運転時、電力計測ユニット73で計測されるPTCヒータ22の消費電力Phのうち、所定時点の値を寿命判定用の過去の値Phbとして電力記憶部43に逐次に更新記憶する記憶制御手段。
(2)循環ファン21及びPTCヒータ22の運転による乾燥運転時および暖房運転時、電力計測ユニット73で計測された消費電力Phの現時点の値、および電力記憶部43に記憶している過去の値Phbに応じて、PTCヒータ22の寿命または故障を判定する判定手段。
(3)上記判定手段の判定結果を通信ユニット47が接続されるエネルギー管理システムを介して報知する報知手段。
なお、上記(1)の記憶制御手段における所定時点は、浴室換気乾燥機10の消費電力ひいてはPTCヒータ22の消費電力Phが不要に変動することなく安定する時点であって、例えば、PTCヒータ22の前回の運転が終了する直前である。
上記(2)の判定手段は、具体的には、第1判定手段,第2判定手段,第3判定手段を含む。
第1判定手段は、計測された消費電力Phの現時点の値が設定値Ph2未満かつ設定値Ph1以上の領域(Ph1≦Ph<Ph2)に低下した場合に、PTCヒータ22の寿命が終わり間近であると判定する。
第2判定手段は、計測された消費電力Phの現時点の値が設定値Ph1未満(Ph<Ph1)に低下し、かつ電力記憶部43に記憶している過去の値Phbが設定値Ph2以上(Ph2≦Phb)の場合に、PTCヒータ22が故障であると判定する。
第3判定手段は、計測された消費電力Phの現時点の値が設定値Ph1未満(Ph<Ph1)に低下し、かつ電力記憶部43に記憶している過去の値Phbが設定値Ph2未満(Phb<Ph2)の場合に、PTCヒータ22が寿命に達したと判定する。
電力計測ユニット73は、住戸内のゲートウェイ装置74に通信可能に無線接続され、計測結果をゲートウェイ装置74を介して外部に送出する。ゲートウェイ装置74は、電力計測ユニット73で計測された消費電力のデータを通信ネットワーク76により管理サーバ90に送るとともに、電力計測ユニット73で計測された消費電力のデータのうち浴室換気乾燥機10の消費電力のデータをLAN75を介して浴室換気乾燥機10に送る。また、ゲートウェイ装置74は、電力計測ユニット73で計測された消費電力のデータおよび管理サーバ90から受けるデータを情報端末たとえばパーソナルコンピュータ91やタブレット型情報端末(タブレット端末ともいう)92に無線送信する。パーソナルコンピュータ91およびタブレット型情報端末92は、住戸内の特定の場所に設置したり、ユーザによる持ち運びが可能であり、ゲートウェイ装置74から受けたデータを当該ディスプレイの表示画面で表示する。
管理サーバ90は、浴室換気乾燥機10,空気調和機80a,給湯機80b,照明器具80c,…蓄電ユニット80nおよび配電盤70に関する電力の需要と供給をその履歴を含めて統括的に管理するもので、管理状況を管理者やユーザに知らせるためのモニタ画面データを通信ネットワーク76およびゲートウェイ装置74を介してパーソナルコンピュータ91およびタブレット型情報端末92に送る。
パーソナルコンピュータ91のディスプレイ91aで表示されるモニタ画面の一例を図5に示す。このモニタ画面は、住戸内の各種電気機器の使用電力を個別に知らせるためのアナログ表示および数値表示を含むとともに、各種電気機器の総使用電力を知らせるためのアナログ表示および数値表示を含む。
つぎに、浴室換気乾燥機10のCPU41が実行する制御を図6のフローチャートを参照しながら説明する。
ユーザは、乾燥させたい衣類を浴室1の吊下げ棒5に吊るして扉3を閉め、吊るした衣類のおおよその重量をリモコン50で設定する。この場合、リモコン50の衣類重量釦54が押圧されるごとに、衣類重量2kg・3kg・5kgが表示部51で順次に切替表示される。ユーザは、おおよその重量が2kgであれば、表示部51で2kgが表示されるまで衣類重量釦54の押圧を繰り返す。続いて、アップ釦56aまたはダウン釦56bの操作により任意の運転時間Txを設定し、乾燥釦57を押圧する。これらの操作により、PTCヒータ22を使用する乾燥運転が設定される。
PTCヒータ22を使用する運転として、乾燥運転のほかに、浴室1内の空気を暖める暖房運転がある。ユーザは、暖房運転を設定する場合、暖房釦60を押圧する。
乾燥運転または暖房運転が設定された場合(ステップS1のYES)、CPU41は、循環ファン21およびPTCヒータ22の運転をオンする(ステップS2)。循環ファン21が運転すると浴室1内の空気が循環して流れ、その循環空気がPTCヒータ22の発熱によって加熱される。
循環ファン21及びPTCヒータ22の運転時、CPU41は、電力計測ユニット73で計測される浴室換気乾燥機10の消費電力をPTCヒータ22の消費電力Phとして認識する(ステップS3)。そして、CPU41は、認識した消費電力Phの現時点の値と設定値Ph2(例えば1100W)とを比較する(ステップS4)。消費電力Phが設定値Ph2以上の場合(ステップS4のNO)、CPU41は、PTCヒータ22は正常に機能しているとの判断の下に、リモコン50からの運転停止指示の有無を判定する(ステップS8)。運転停止指示を受けていない場合(ステップS8のNO)、CPU41は、上記ステップS3の認識処理に戻る。
運転停止指示を受けている場合(ステップS8のYES)、かつPTCヒータ22の寿命に関わる報知をしていない状態であれば(ステップS9のYES)、CPU41は、上記ステップS3で認識した消費電力Phの現時点の値を寿命判定用の過去の値Phbとして電力記憶部43に更新記憶する(ステップS10)。この更新記憶後、CPU41は、循環ファン21およびPTCヒータ22の運転をオフする(ステップS11)。これで、乾燥運転または暖房運転が終了となる。
上記更新記憶した値Phbは、すなわち、PTCヒータ22の運転が終了する直前の同PTCヒータ22の消費電力Phである。
[寿命が終り間近である旨の判定処理]
PTCヒータ22は、図7に示すように、使用時間が進むに従い、消費電力Phが徐々に低下していく特性がある。
上記ステップS4の判定において、消費電力Phが設定値Ph2未満に低下した場合(ステップS4のYES)、CPU41は、消費電力Phと設定値Ph1(例えば1000W)とを比較する(ステップS5)。消費電力Phが設定値Ph1以上の状態にあれば(ステップS5のYES)、CPU41は、PTCヒータ22の寿命が終わり間近であると判定する(ステップS6)。
この判定に基づき、CPU41は、PTCヒータ22の寿命が終わり間近である旨を通信ユニット47から管理サーバ90、パーソナルコンピュータ91、タブレット型情報端末92に通知して、PTCヒータ22の寿命が終わり間近である旨を管理者およびユーザに報知する(ステップS7)。
上記通知を受けたパーソナルコンピュータ91は、図8に示すように、ディスプレイ91aで表示中のモニタ画面の空き領域に、PTCヒータ22が寿命間近であることを表わす『浴室換気のヒータの寿命が終り間近です』等という文字を点滅表示する。パーソナルコンピュータ91およびタブレット型情報端末92も、同様のディスプレイ表示を行う。
ディスプレイ表示を視たユーザや管理者は、浴室換気乾燥機10のPTCヒータ22の寿命が終り間近であることを認識し、PTCヒータ22を新品に交換するなどの適宜な処置を行うことができる。
この報知に続いて、CPU41は、リモコン50からの運転停止指示の有無を判定する(ステップS8)。運転停止指示を受けていない場合(ステップS8のNO)、CPU41は、上記ステップS3の認識処理に戻る。
運転停止指示を受けている場合(ステップS8のYES)、CPU41は、上記ステップS7の報知処理の後なので(ステップS9のYES)、上記ステップS10の更新記憶処理を実行することなく、循環ファン21およびPTCヒータ22の運転をオフする(ステップS11)。これで、乾燥運転または暖房運転が終了となる。
[故障の判定処理]
PTCヒータ22は、何らかの故障が生じた場合、図9に示すように、消費電力Phが急激に低下する。
消費電力Phの現時点の値が設定値Ph2未満に低下しさらに設定値Ph1未満に低下した場合(ステップS4のYES、ステップS5のNO)、CPU41は、電力記憶部43に記憶している過去の値(PTCヒータ22の前回の運転が終了する直前の同PTCヒータ22の消費電力)Phbと設定値Ph2とを比較する(ステップS12)。
過去の値Phbが設定値Ph2以上の場合(ステップS12のYES)、つまりPTCヒータ22の前回運転時の消費電力Phが適正であった場合、CPU41は、PTCヒータ22の今回運転時の大きな消費電力低下の原因がPTCヒータ22の故障によるものであると判定する(ステップS13)。この判定に基づき、CPU41は、PTCヒータ22が故障である旨を通信ユニット47からパーソナルコンピュータ91、タブレット型情報端末92へ通知して、PTCヒータ22が故障である旨を管理者およびユーザに報知する(ステップS14)。
故障である旨の通知を受けたパーソナルコンピュータ91は、図10に示すように、ディスプレイ91aで表示中のモニタ画面の空き領域に、PTCヒータ22が故障であることを表わす『浴室換気のヒータが故障です』という文字を点滅表示する。タブレット型情報端末92も、同様のディスプレイ表示を行う。
このディスプレイ表示を視たユーザや管理者は、浴室換気乾燥機10のPTCヒータ22が故障であることを認識し、PTCヒータ22を新品に交換するなどの適宜な処置を行うことができる。
[寿命に達した旨の判定処理]
消費電力Phの現時点の値が設定値Ph2未満に低下しさらに設定値Ph1未満に低下した場合(ステップS4のYES、ステップS5のNO)、CPU41は、電力記憶部43に記憶している過去の値(PTCヒータ22の前回の運転が終了する直前の同PTCヒータ22の消費電力)Phbと設定値Ph2とを比較する(ステップS12)。
過去の値Phbが設定値Ph2未満の場合(ステップS12のNO)、つまりPTCヒータ22の前回運転時の消費電力Phが適正状態から外れてすでに低下気味の状態にあった場合、CPU41は、PTCヒータ22の今回運転時のさらなる消費電力低下の原因がPTCヒータ22の寿命切れであると判定する(ステップS15)。この判定に基づき、CPU41は、PTCヒータ22が寿命に達した旨を通信ユニット47から管理サーバ90、パーソナルコンピュータ91、タブレット型情報端末92に通知して、PTCヒータ22が寿命に達した旨を管理者およびユーザに報知する(ステップS16)。
寿命に達した旨の通知を受けたパーソナルコンピュータ91は、ディスプレイ91aで表示中のモニタ画面の空き領域に、PTCヒータ22が寿命に達している旨を表わす『浴室換気のヒータが寿命に達しました』という文字を点滅表示する。タブレット型情報端末92も、同様のディスプレイ表示を行う。
このディスプレイ表示を視たユーザや管理者は、浴室換気乾燥機10のPTCヒータ22が寿命に達していることを認識し、PTCヒータ22を新品に交換するなどの適宜な処置を行うことができる。
なお、上記ステップS7,S14,S16の報知に際し、その報知内容を表わすデータをCPU41から管理サーバ90へ送り、補修部品の手配等の処理を管理サーバ90側で自動的に実行する構成としてもよい。
以上のように、PTCヒータ22の消費電力Phを計測し、計測した消費電力Phに応じてPTCヒータ22の寿命または故障を判定することにより、PTCヒータ22の寿命や故障を的確に捉えることができる。寿命や故障が生じたままのPTCヒータ22がいつまでも使用される不具合を解消できる。よって、乾燥運転や暖房運転に必要な加熱量を確実に得ることができ、十分な乾燥効果および暖房効果が得られる。
また、PTCヒータ22の消費電力Phを計測する電力計測手段として、配電盤70に接続されるエネルギー管理システムの電力計測ユニット73を用いるので、電力計測用の機器を浴室換気乾燥機10に設ける必要がない。これにより、電気機器である浴室換気乾燥機10の製造コストを低減することができる。
特に、電気機器である浴室換気乾燥機10の構成部品のうち、加熱手段であるPTCヒータ22の消費電力が最も大きい点に着目し、浴室換気乾燥機10全体の消費電力をPTCヒータ22の消費電力Phと見なすようにしているので、エネルギー管理システムの電力計測ユニット73をPTCヒータ22の消費電力計測用としてそのままの形態で使用しながら、PTCヒータ22の寿命または故障を的確に検出することができる。エネルギー管理システムがすでに構築されている住戸の浴室換気乾燥機10であれば、電力計測に関わる新たな設備費は不要である。
なお、上記実施形態では、電気機器として浴室換気乾燥機10を例に説明したが、加熱手段を有するものであれば、他の電気機器にも同様に適用可能である。
上記実施形態では、PTCヒータ22の前回の運転が終了する直前を所定時点と定め、その所定時点に計測された消費電力の値Phbを寿命判定用として更新記憶する構成としたが、所定時点については、要は、PTCヒータ22の消費電力Phが不要に変動することなく安定する時点であればよい。例えば、PTCヒータ22の運転開始から所定時間が経過した時点を所定時点と定めてもよく、あるいは、現時点より所定時間前を所定時点と定めてもよい。
上記実施形態では、PTCヒータ22の寿命または故障をエネルギー管理システムを通して報知する構成としたが、PTCヒータ22の寿命または故障を浴室換気乾燥機10に付属のリモコン50の表示により報知してもよい。エネルギー管理システムを通した報知とリモコン50による報知の両方を採用することも、もちろん可能である。
上記実施形態では、PTCヒータ22の消費電力Phをエネルギー管理システムの電力計測ユニット73で計測する構成としたが、上記したコスト低減にこだわらなければ、消費電力Phの計測器(電力計測手段)を浴室換気乾燥機10に設けることももちろん可能である。
上記実施形態では、消費電力記憶用の電力記憶部43を浴室換気乾燥機10に配置する構成としたが、同様の記憶手段をゲートウェイ装置74,パーソナルコンピュータ91,タブレット92または管理サーバ90などに配置する構成としてもよい。
PTCヒータ22の消費電力Phを計測する電力計測手段、この電力計測手段で計測した消費電力Phを記憶する記憶手段、PTCヒータ22の寿命を判定する上記(2)の判定手段については、そのうちのいずれか1つの手段を浴室換気乾燥機10に設けて残りの手段を浴室換気乾燥機10以外の情報端末やエネルギー管理システムに持たせる構成としてもよい。いずれか1つの手段だけでなく、電力計測手段、記憶手段、判定手段のすべてを浴室換気乾燥機10に設ける構成も可能である。あるいは、電力計測手段、記憶手段、判定手段のすべてを浴室換気乾燥機10以外の情報端末やエネルギー管理システムに持たせる構成も可能である。
その他、上記実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…浴室、2…脱衣室、3…扉、4…浴槽、5…吊るし棒、10…浴室換気乾燥機、11,13…通気パネル、20…循環ユニット、21…循環ファン、22…PTCヒータ(加熱手段)、30…換気ユニット、31…換気ファン、40…コントローラ、41…CPU、42…メモリ、43…電力記憶部、47…通信ユニット、50…リモコン、70…配電盤、71…商用交流電源、72…太陽光発電ユニット、73…電力計測ユニット、74…ゲートウェイ装置、75…LAN、76…通信ネットワーク、80a〜80n…電気機器、90…管理サーバ、91…パーソナルコンピュータ、92…タブレット型情報端末

Claims (4)

  1. 加熱手段またはその加熱手段を有する電気機器の消費電力を計測し、
    前記計測した消費電力の現時点の値と第1設定値との比較および前記計測した消費電力の過去の値と第2設定値(>第1設定値)との比較により、前記加熱手段寿命および故障判定する
    ことを特徴とする状態判定方法。
  2. 加熱手段またはその加熱手段を有する電気機器の消費電力Phを計測し、
    前記計測した消費電力Phの現時点の値が設定値Ph2未満かつ設定値Ph1以上の領域(Ph1≦Ph<Ph2)に低下した場合に、前記加熱手段の寿命が終り間近であると判定し、
    前記計測した消費電力Phの現時点の値が前記設定値Ph1未満(Ph<Ph1)に低下し、かつ前記計測した消費電力Phの過去の所定時点の値Phbが前記設定値Ph2以上(Ph2≦Phb)である場合に、前記加熱手段が故障であると判定し、
    前記計測した消費電力Phの現時点の値が前記設定値Ph1未満(Ph<Ph1)に低下し、かつ前記計測した消費電力Phの過去の所定時点の値Phbが前記設定値Ph2未満(Phb<Ph2)である場合に、前記加熱手段が寿命に達したと判定する
    ことを特徴とする状態判定方法。
  3. 前記加熱手段は、浴室内の空気を加熱するPTCヒータである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の状態判定方法。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の状態判定方法により寿命および故障が判定される前記加熱手段を備えた電気機器であって、
    前記消費電力を計測する電力計測手段、この電力計測手段の計測結果を記憶する記憶手段、および前記判定を行う判定手段備える
    ことを特徴とする電気機器。
JP2014217188A 2014-10-24 2014-10-24 状態判定方法および電気機器 Active JP6357399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217188A JP6357399B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 状態判定方法および電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217188A JP6357399B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 状態判定方法および電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085840A JP2016085840A (ja) 2016-05-19
JP6357399B2 true JP6357399B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=55973183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014217188A Active JP6357399B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 状態判定方法および電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6357399B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005009102A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 融雪装置
JP2006163017A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP5441353B2 (ja) * 2008-04-30 2014-03-12 マックス株式会社 設備機器
JP5742731B2 (ja) * 2012-01-13 2015-07-01 株式会社島津製作所 水分計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016085840A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10859280B2 (en) Dynamic thermostat temperature compensation modeling and control in an HVAC system
JP7033703B2 (ja) 機器管理システム
CN109154449B (zh) 空调控制装置、空气调节机及空调系统
JP2008061733A (ja) 衣類乾燥システム
JP2014077562A (ja) 温度調整システム、温度調整方法、システムコントローラ及びプログラム
JP2013164191A (ja) 浴室暖房乾燥機
JPWO2018109942A1 (ja) 制御装置、空調システム、空調制御方法及びプログラム
JP6671479B2 (ja) 電気機器、消費電力削減システム、通信アダプタ及び消費電力削減方法
JP2010038386A (ja) 設備機器監視システム
JP6357399B2 (ja) 状態判定方法および電気機器
WO2020066581A1 (ja) 空調システム、コントローラ、制御方法及びプログラム
WO2015083359A1 (ja) 運転制御装置、冷暖房制御システムおよび地域冷暖房制御システム
JP2017089996A (ja) 空調制御システム、空調制御方法及び制御プログラム
JP6727541B2 (ja) 2室暖房システム
JP5375214B2 (ja) 浴室暖房装置
JP2014121425A (ja) 浴室暖房乾燥機
JP2013057473A (ja) 浴室暖房乾燥機
JP6843242B2 (ja) 浴室乾燥機
JP6091547B2 (ja) 温度調整システム、温度調整方法、システムコントローラ及びプログラム
JP5874943B1 (ja) 換気装置
JP2013061106A (ja) 浴室暖房乾燥機
JP2014161471A (ja) ミストサウナ装置
JP5711562B2 (ja) 暖房乾燥機
JP6748901B2 (ja) 暖房装置
CN105299741A (zh) 智能暖风设备和温度控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6357399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150