JP6356439B2 - 食品生地練込用油脂組成物 - Google Patents

食品生地練込用油脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6356439B2
JP6356439B2 JP2014041751A JP2014041751A JP6356439B2 JP 6356439 B2 JP6356439 B2 JP 6356439B2 JP 2014041751 A JP2014041751 A JP 2014041751A JP 2014041751 A JP2014041751 A JP 2014041751A JP 6356439 B2 JP6356439 B2 JP 6356439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
mass
oil
parts
kneading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014041751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015165788A (ja
Inventor
健太郎 兼子
健太郎 兼子
上野 学
学 上野
横山 春樹
春樹 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Adeka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adeka Corp filed Critical Adeka Corp
Priority to JP2014041751A priority Critical patent/JP6356439B2/ja
Publication of JP2015165788A publication Critical patent/JP2015165788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6356439B2 publication Critical patent/JP6356439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

本発明は、粉末素材を多量に含有するにも係わらず、食品生地練込用、とくにベーカリー練込用として好適な油脂組成物に関する。
食品生地に粉末素材を分散させるために、食用油脂、とくにマーガリンやショートニングなどの可塑性油脂組成物に粉末素材を分散させた油脂組成物を使用することがある。例えば、食品生地が水分が多い生地、たとえばパン生地、ケーキ生地などのベーカリー生地製造の最終段階で、食物繊維や増粘多糖類などの吸湿性の製パン改良成分を均質に練り込む場合などである。
このような油脂組成物を製造する場合、食用油脂中に分散させる粉末素材が少量の場合はとくに問題はないが、粉末素材を大量に分散させると粘度が上昇して可塑性が失われ、ついにはそぼろ状となってしまう。このような性状であると、粉末素材を油脂組成物中に均質に分散させることが困難であることはもちろん、食品生地に粉末素材を均質に練り込むことも困難になってしまう。
粉末素材を多量に且つ均質に含有する生地練込用油脂組成物の製造法としては、例えば、澱粉などの粉体10〜38重量%と常温で液状の油脂を20〜45重量%とを含有する加熱処理済ペースト状食品基材およびその製造方法(例えば特許文献1参照)、可塑性油脂をクリーミングしながら2段階に分けて粉末素材を添加、混合する方法(例えば特許文献2参照)などがある。
特許文献1に記載の方法は、液状油脂を使用するため、マーガリン・ショートニング等の可塑性油脂組成物を使用する場合に比較すると多くの粉末素材を含有させることが可能であるが、それでも2倍程度しか含有させることができない。
また、特許文献2に記載の方法は、たしかに多量の粉末素材を含有させることができるが、クリーミングで生じた気泡内に粉末素材を保持する形態となるため粉末素材と油脂とのなじみが不十分な場合が多く、良好な可塑性が得られず、パン生地などのベーカリー練込用として使用した際の分散性(油脂組成物が生地中にすばやく均質に練りこまれること)が十分ではないという問題があった。
ここで、さらにベーカリー練込用油脂組成物、とくに製パン練込用油脂組成物として、粉末素材を分散させた油脂組成物を用いる際にはさらに別の問題も存在する。
製パンにおける練込油脂配合量は、例えば食パンの場合、パン生地に使用する小麦粉100質量部に対し、わずか5〜10質量部と大変少ない。よって従来は、上記理由により練込油脂中に配合できる粉末素材量が少なかったため、粉末の酵素製剤や糊料など、少量でも添加効果のある成分しか配合できないという問題があった。
このように、ベーカリー練込用、とくに製パン練込用油脂組成物中に粉末素材を多く含有させるのは、油脂中への粉末素材添加量の限界と、製パン時の油脂配合量の限界、および、可塑性を有しなければならないという物性面の限界の、3重の意味で大変困難であった。
特開平10−51号公報 特開2004−129578号公報
したがって、本発明の目的は、粉末素材を多量に含有するにも係わらず、食品生地、とくに、パン生地などのベーカリー練込用として使用した際の分散性(油脂組成物が生地中にすばやく均質に練りこまれること)が良好である食品生地練込用油脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく種々検討した結果、粉末素材含有油脂組成物に良好な可塑性は必ずしも必要ではなく、粉末素材含有油脂組成物がたとえ硬い物性であっても、崩れやすさ、すなわち解れ性を良好なものとすることで、食品生地に添加した際に食品生地中にすばやく均質に粉末素材を分散させることが可能であるを見出した。
そして解れ性を良好なものとするためには、粒径が小である不溶性粉末素材と粒径が大である水溶性粉末素材とを特定比でショートニング中に分散させることが有効であることを見出した。
すなわち本発明は、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、5:95〜49:51の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して100〜500質量部含有することを特徴とする食品生地練込用油脂組成物を提供するものである。
本発明の食品生地練込用油脂組成物は、粉末素材を多量に含有するにも係わらず、十分な解れ性を有し、食品生地練込用、とくにベーカリー練込用として使用した場合、分散性(油脂組成物が生地中にすばやく均質に練りこまれること)が良好である。
以下、本発明の食品生地練込用油脂組成物について詳述する。
本発明の食品生地練込用油脂組成物で使用する食用油脂としては、例えば、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、綿実油、大豆油、ナタネ油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、牛脂、乳脂、豚脂、カカオ脂、魚油、鯨油等の各種植物油脂及び動物油脂、並びにこれらに水素添加、分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した加工油脂等が挙げられる。これらの油脂は、単独で用いることもでき、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。本発明では、これらの中でも、食品生地に添加した際の分散性が良好であることから、ヨウ素価52〜70、好ましくはヨウ素価60〜70のパーム分別軟部油を70質量%、好ましくは100質量%含む油脂配合物をランダムエステル交換したエステル交換油脂を、その含有量が油脂中に50〜100質量%、好ましくは80〜100質量%となるように使用することが望ましい。
本発明の食品生地練込用油脂組成物においては、使用油脂のSFC(固体脂含量)を、10℃で好ましくは20〜60%、より好ましくは20〜50%、且つ、20℃で好ましくは10〜40%、より好ましくは10〜30%とする。
なお、上記のSFCは、次のようにして測定する。即ち、油相を60℃に30分保持して完全に融解した後、0℃に30分保持して固化させる。次いで、25℃に30分保持し、テンパリングを行ない、その後、0℃に30分保持する。これを各測定温度に順次30分保持した後、SFCを測定する。
本発明の食品生地練込用油脂組成物における上記食用油脂の含有量は、本発明の食品生地練込用油脂組成物中、好ましくは17〜36質量%、より好ましくは23〜33質量%である。上記油脂の含有量が17質量%未満では、そぼろ状になってしまい可塑性を得られないおそれがある。一方、上記油脂の含有量が36質量%超では、粉末を多く含有するという本発明の目的に合致しないものとなってしまうことに加え、使用温度によっては良好な可塑性が得られない問題がある。なお、上記食用油脂の含有量には、下述の粉末素材に含まれる油脂分は含まないものとする。
本発明の食品生地練込用油脂組成物の水分含量は、好ましくは5%以下、より好ましくは2質量%以下、最も好ましくは0.5質量%以下とする。水分含量が5質量%を超えると、粉末素材が吸水し、保存性が悪化することに加え、可塑性が大きく悪化するおそれがある。なお、上記水分は、下述の粉末素材に含まれる水分は含まないものとする。
本発明で使用する粉末素材としては、好ましくは水分含量15%以下、より好ましくは10%以下の粉末素材、例えば、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、アルギン酸類、ペクチン、キサンタンガム、プルラン、タマリンドシードガム、サイリウムシードガム、結晶セルロース、CMC、メチルセルロース、寒天、グルコマンナン、ゼラチン等の増粘安定剤、澱粉、小麦粉等の澱粉類、全粉乳、脱脂粉乳、クリームパウダー、ホエイパウダー、蛋白質濃縮ホエイパウダー、バターミルクパウダー、加糖粉乳、調製粉乳等の乳製品、カゼインカルシウム、カゼインナトリウム、ホエープロテインコンセートレート、トータルミルクプロテイン等の乳蛋白、乾燥全卵、乾燥卵黄、乾燥卵白、及び各種卵加工品等の乾燥卵類、食塩や塩化カリウム等の塩類、アミラーゼ、プロテアーゼ、アミログルコシダーゼ、プルラナーゼ、ペントサナーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、ホスフォリパーゼ、カタラーゼ、リポキシゲナーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ、スルフィドリルオキシダーゼ、ヘキソースオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ等の粉体の酵素、粉末トコフェロール、粉末茶抽出物等の酸化防止剤、粉末β―カロチン、粉末カラメル、紅麹色素等の着色料類、調味料、pH調整剤、食品保存料、日持ち向上剤、果実、粉末果汁、コーヒー粉末、香辛料、ココアパウダー、豆類、グラニュー糖、コーヒーシュガー、粉糖、粉末水飴、オリゴ糖等の糖類、クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、コハク酸、アジピン酸、グルコン酸、フィチン酸、グルコノデルタラクトン、アスコルビン酸等の酸味料及びこれらの塩類、乾燥チーズ粉末、ナッツ粉砕物、キャラメル破砕物、乾燥野菜粉末、肉類、魚介類等の食品素材、着香料、花粉、球根、植物種子等の草花類及びその加工品、ケーキクラム、パンクラム、パイクラムなどのベーカリー製品破砕物等が挙げられる。これらの食品素材のうち、最初から水分が15%以下のものはそのまま、それ以上のものは適宜乾燥、脱水して用いるのが好ましい。また、上記食品素材は一種または二種以上混合して用いることができる。
本発明では、上記粉末素材を使用するにあたり、平均粒径が100μm以下、好ましくは75μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上、好ましくは350μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粉末素材を使用する点に特徴がある。
このような2種の粉末素材を併用することにより、油脂組成物が硬い物性であっても、崩れやすさ、すなわち解れ性を良好なものとすることができ、食品生地に添加した際に食品生地中に均一に粉末素材を分散させることが可能となるのである。
ここで、該粉末素材として平均粒径が100μm以下の微粒粉末のみ使用した場合は、もろい物性となってしまう問題があり、反対に該粉末素材として平均粒径が200μm以上の粗粒粉末のみ使用した場合は、十分な解れ性が得られないことに加え、ベーカリー生地、とくにパン生地に添加した場合に分散性が悪いという問題がある。
また、平均粒径が100μm以下の微粒粉末が水可溶性であると、食品生地に添加した場合に一気に増粘してしまい、良好な生地物性が失われてしまう。とくにパン生地に添加した場合はべたついた生地になってしまい、成形時に扱いにくい物性になってしまう。
また、平均粒径が200μm以上の粗粒粉末が不溶性であると、食品生地にざらが残り、とくにパン生地に添加した場合はグルテン構造を破壊してしまうおそれがある。
なお、本発明において水可溶性とは25℃の水100gに粉末素材10gを添加・攪拌した際に容易に溶解して透明溶液を得る程度の易溶性であることをいうものとする。一方本発明において不溶性とは水溶性でも油溶性でもないことを指し、詳しくは粉末素材10gを、25℃の水に添加・混合した際にも、液状油100gに添加・攪拌した際にも懸濁液となり放置した場合に分離してしまうことをいうものとする。
なお、微粒粉末の平均粒径の下限は好ましくは0.1μm、より好ましくは10μmであり、さらに好ましくは30μmである。一方、粗粒粉末の平均粒径の上限は好ましくは10000μm、より好ましくは5000μmであり、さらに好ましくは1000μmである。
なお、上記粒径の微粒粉末を得るには、各種の粉砕機を用いて各種食品原料あるいは粉末原料を微細化し、必要に応じ、篩別することによって得ることができる。
一方、上記粒径の粗粒粉末を得るには、各種の粉砕機を用いて各種食品原料を破砕し、必要に応じ、篩別することによって得ることができる。また、食品原料の水溶液から該当する粒度となるように結晶化させる方法などもある。さらに、各種結着剤を用いて崩壊性を呈さない範囲で該当する粒度になるように造粒したものであってもよい。
なお、本発明ではあらかじめ、上記粒度となっている粉末素材を選択して使用することが、安定した物性の食品生地練込用油脂組成物を製造可能な点で好ましい。
なお、本発明では上記平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末としては澱粉類を使用することが好ましい。
上記澱粉類としては、例えば、強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉、デュラム粉、全粒粉などの小麦粉、ライ麦粉、大麦粉、米粉などのその他の穀粉類、アーモンド粉、へーゼルナッツ粉、カシューナッツ粉、オーナッツ粉、松実粉などの堅果粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、タピオカ澱粉、小麦澱粉、甘藷澱粉、サゴ澱粉、米澱粉、モチ米澱粉などの澱粉や、ばい焼、α化処理、分解処理、エーテル化処理、エステル化処理、架橋処理、微細化、グラフト化処理などの中から選ばれた1種又は2種以上の処理を施した加工澱粉や化工澱粉等が挙げられるが、本発明では、澱粉類中、小麦粉を50質量%以上使用することが好ましく、70質量%以上がより好ましく、100質量%がさらに好ましい。
また、上記澱粉類は、不溶性を高めるために、ばい焼及び/又は架橋処理されたものであることが好ましく、より好ましくはばい焼されたものであることが好ましい。
すなわち、ばい焼された小麦粉類であることが最も好ましい。
一方、本発明では、上記平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末として糖類及び/又は塩類を使用することが好ましい。
上記糖類としては、上白糖、グラニュー糖、コーヒーシュガー、蔗糖、粉末はちみつ、ブドウ糖、果糖、黒糖、麦芽糖、乳糖、シクロデキストリン、還元澱粉糖化物、還元糖、ポリデキストロース、還元乳糖、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、キャラメル、かえで糖、オリゴ糖、キシロース、トレハロース、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、アラビノース、パラチノースオリゴ糖、アガロオリゴ糖、キチンオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ヘミセルロース、イソマルトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、カップリングシュガー、ラフィノース、ラクチュロース、テアンデオリゴ糖、ゲンチオリゴ糖等が挙げられ、これらの中から選ばれた1種または2種以上を用いることができるがグラニュー糖を用いることが好ましい。
また、上記塩類としては、食塩、海塩、岩塩や塩化カリウム等を挙げることができるが、食塩を使用することが好ましい。
本発明の食品生地練込用油脂組成物は、上記平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、上記平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、5:95〜49:51、好ましくは20:80〜49:51、より好ましくは20:80〜40:60の質量比(平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末:平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末)で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して100〜500質量部、好ましくは150〜300質量部、さらに好ましくは200〜300質量部含有する。
ここで、5:95よりも上記平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末の比が少ないと、もろい物性になってしまい、49:51よりも上記平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末の比が大きいと十分な解れ性が得られないことに加え、とくにパン生地に添加した場合に分散性が悪いという問題がある。
また、食用油脂100質量部に対し、上記2種の粉末素材の合計量が100質量部未満であると十分な解れ性が得られず、また500質量部を超えると、そぼろ状となってしまう。
なお、本発明の食品生地練込用油脂組成物における、上記平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末の含有量は、良好な可塑性を得るために、食用油脂100質量部に対し好ましくは240質量部以下、より好ましくは140質量部以下とする。
なお、本発明の食品生地練込用油脂組成物は、上記2種の粉末素材以外の粉末素材を含むものであってもよいが、良好な解れ性を得るためには、上記2種以外の粉末素材は、全粉末素材中、15質量%以下とすることが好ましく、より好ましくは10質量%以下とする。
とくに、平均粒径が200μm未満の水可溶性微粒粉末については、全粉末素材中、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下とする。また、平均粒径が100μm超の不溶性粗粒粉末については、全粉末素材中、好ましくは5質量%以下、より好ましくは2質量%以下とする。とくに、平均粒径が100μmを超え200μm未満の粉末素材については、全粉末素材中、合計して5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、さらに好ましくは1質量%未満とする。
また、粉末乳化剤、粉末油脂などの油溶性の粉末については、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下とする。
本発明の食品生地練込用油脂組成物の製造方法について述べる。
本発明の食品生地練込用油脂組成物は、食用油脂中に、上記平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、上記平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、5:95〜49:51、好ましくは20:80〜49:51、より好ましくは20:80〜40:60の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して100〜500質量部、好ましくは150〜300質量部、さらに好ましくは200〜300質量部分散させることによって得ることができる。
ここで食用油脂中に上記2種の粉末素材を分散させる方法は、マーガリン、バター、ショートニング、ラード、ヘット等の可塑性油脂組成物を製造する際に上記2種の粉末素材を添加・混合してから急冷可塑化する方法や、あるいは液状〜流動状の食用油脂に上記2種の粉末素材を添加し、混合、分散する方法であってもよいが、好ましくはマーガリン、バター、ショートニング、ラード、ヘット等の可塑性油脂組成物、特に好ましくはショートニングに上記2種の粉末素材を添加し、混合、分散する方法であることが好ましい。
なお、2種の粉末素材は予め混合してから食用油脂に添加してもよく、また、粗粒粉末を添加、混合後に、微粒粉末を添加、混合してもよく、また、微粒粉末を添加、混合後に粗粒粉末を添加、混合してもよいが、2種の粉末は予め混合してから食用油脂に添加することが、食用油脂中に2種の粉末を、より均質に分散可能な点で好ましい。
また、粉末素材を添加する前、又は添加した後に、クリーミングや強制的な気泡の導入により比重を下げる操作を行ってもよい。
このようにして得られた食品生地練込用油脂組成物は、例えばハンバーグ、ミートボール、肉団子、ミートローフ、ミートパテ、チキンナゲット、ミートコロッケ、メンチカツ、つくね、ハム、ソーセージ、ウインナーなどの畜肉及び水産加工生地、食パン、菓子パン、デニッシュ・ペストリー、ブリオッシュ、バラエティーブレッド、バターロール、ソフトロール、ハードロール、スイートロール、米菓、蒸しパン、蒸しケーキ、パイ、どら焼、今川焼き、ホットケーキ、クレープ、バターケーキ、スポンジケーキ、クッキー、ビスケット、クッキー、クラッカー、乾パン、プレッツエル、カットパン、ウェハース、サブレ、マカロン、シュー、ドーナツ、ワッフル、スコーン、発酵菓子、ピザ生地、中華饅頭等などのベーカリー生地、うどん、中華麺、そば、そうめん、冷麦、冷麺、ビーフン、きしめん、ちゃんぽん、にゅう麺、マカロニ、パスタ、スパゲッティーなどの麺類生地、餃子の皮、しゅうまいの皮、ラビオリの皮、ワンタンの皮、春巻きの皮などの惣菜生地、餅、求肥、団子などの餅生地などの食品生地全般に使用可能であるが、ベーカリー生地に添加した際の分散性に優れるため、特にベーカリー練込用として好適に使用される。なかでも食パン、菓子パン、デニッシュ・ペストリー、ブリオッシュ、バラエティーブレッド、バターロール、ソフトロール、ハードロール、スイートロール、蒸しパン、乾パン、カットパン、イーストドーナツ、ワッフル、スコーン、発酵菓子等などの製パン練込用として好適に使用される。
本発明の食品生地練込用油脂組成物をベーカリー練込用、とくに製パン練込用として使用する際のベーカリー生地への添加量は、ベーカリー生地に使用する原料穀粉100質量部に対し、好ましくは5〜40質量部、より好ましくは10〜40質量部、更に好ましくは10〜30質量部である。なお、上記「ベーカリー生地に使用する原料穀粉」の中には、本発明の食品生地練込用油脂組成物に含まれる穀粉は含まないものとする。
また、製パン練込用として使用する場合、製パン工程における本発明の食品生地練込用油脂組成物の添加時期は、通常の油脂組成物のと同様、ミキシングの終期のグルテンがしっかり出てからの添加が基本であるが、ブリオッシュ等のリッチな配合のパンを製造する場合は、本発明の食品生地練込用油脂組成物を使用したベーシックスイートドウ方式とすることもできる。
以下に実施例および比較例をあげて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
(実施例1)
20℃に調温したショートニング(食用油脂99質量%、グリセリンモノ脂肪酸エステル1質量%)(油脂配合はヨウ素価60のパーム分別軟部油のランダムエステル交換油脂:パームステアリン=95:5)(使用油脂の10℃のSFC=31%、20℃のSFC=16%)30質量部をミキサーボウルに入れ、ビーターを装着したたて型ミキサーを用いて比重が0.7になるまでクリーミングを行なった。ここで、あらかじめ混合しておいた、ジアセチル酒石酸モノグリセリド粉末(油溶性粉末・平均粒径100μm)1質量部、グリセリンモノ脂肪酸エステル粉末(油溶性粉末・平均粒径200μm)4質量部、ばい焼小麦粉(不溶性微粒粉末・平均粒径60μm)15質量部、グラニュー糖(水可溶性粗粒粉末・平均粒径450μm)50質量部からなる混合粉末を添加し、低速で攪拌を2分行なった後、中速2分攪拌を行ない、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、23:77の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して217質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Aを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Aは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(実施例2)
実施例1で使用したばい焼小麦粉に代えて、薄力粉(不溶性微粒粉末・平均粒径55μm)を使用した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、23:77の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して217質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Bを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Bは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(実施例3)
実施例1で使用したグラニュー糖50質量部を、食塩(水可溶性粗粒粉末・平均粒径420μm)12質量部とグラニュー糖38質量部の混合物に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、23:77の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して217質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Cを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Cは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(実施例4)
実施例1におけるばい焼小麦粉の添加量を15質量部から5質量部に、グラニュー糖の添加量を50質量部から60質量部に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、8:92の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して217質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Dを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Dは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(実施例5)
実施例1におけるばい焼小麦粉の添加量を15質量部から30質量部に、グラニュー糖の添加量を50質量部から35質量部に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、46:54の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して217質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Eを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Eは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(比較例1)
実施例1におけるばい焼小麦粉の添加量を15質量部から2.5質量部に、グラニュー糖の添加量を50質量部から62.5質量部に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、4:96の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して217質量部含有する比較例の食品生地練込用油脂組成物Fを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Fは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(比較例2)
実施例1におけるばい焼小麦粉の添加量を15質量部から35質量部に、グラニュー糖の添加量を50質量部から30質量部に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、54:46の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して217質量部含有する比較例の食品生地練込用油脂組成物Gを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Gは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(比較例3)
実施例1におけるばい焼小麦粉及びグラニュー糖を無添加とし、代わりに上白糖(水可溶性粉末・平均粒径150μm)65質量部を配合した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末も、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材も含有しない比較例の食品生地練込用油脂組成物Hを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Hは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(比較例4)
実施例1におけるばい焼小麦粉を上白糖に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末を含有するが、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末を含有しない比較例の食品生地練込用油脂組成物Iを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Iは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(比較例5)
実施例1におけるグラニュー糖を上白糖に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末を含有せず、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末を含有する比較例の食品生地練込用油脂組成物Jを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Jは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(比較例6)
実施例1におけるばい焼小麦粉を粉糖(水可溶性微粒粉末・平均粒径60μm)に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の粉末が不溶性微粒粉末ではなく水可溶性微粒粉末である比較例の食品生地練込用油脂組成物Kを得た。得られた食品生地練込用油脂組成物Kは品温25℃においてやや軟らかい不十分な可塑性を有していた。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Kは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(実施例6)
実施例1におけるショートニングを30質量部から35質量部に、グラニュー糖の添加量を50質量部から45質量部に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、25:75の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して171質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Lを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Lは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(実施例7)
実施例1におけるショートニングを30質量部から25質量部に、ばい焼小麦粉の添加量を15質量部から17質量部に、グラニュー糖の添加量を50質量部から53質量部に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、24:76の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して280質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Mを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Mは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
(実施例8)
実施例1におけるショートニングを30質量部から20質量部に、ばい焼小麦粉の添加量を15質量部から17質量部に、グラニュー糖の添加量を50質量部から58質量部に変更した以外は実施例1と同様の配合・製法で、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、23:77の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して375質量部含有する本発明の食品生地練込用油脂組成物Nを得た。なお、得られた食品生地練込用油脂組成物Nは下記のベーカリー生地混合試験に供した。
<ベーカリー生地混合試験>
下記の配合・製法で食パン生地を製造する際の、食品生地練込用油脂組成物の解れ性および分散性について、下記の評価方法にしたがって評価を行ない、結果を表1に記載した。
[プルマン型食パン生地の配合・製法]
強力粉(カメリア:日清製粉製)70質量部、生イースト2質量部、イーストフード0.1質量部及び水40質量部をミキサーボウルに投入し、フックを使用し、低速で2分、中速で2分混合し、中種生地を得た。捏ね上げ温度は24℃であった。この中種生地を生地ボックスに入れ、温度28℃、相対湿度85%の恒温室で、4時間中種醗酵を行なった。終点温度は29℃であった。この中種醗酵の終了した生地を再びミキサーボウルに投入し、更に、強力粉(イーグル:日本製粉製)30質量部、上白糖5質量部、脱脂粉乳2質量部、食塩1.8質量部及び水25質量部を添加し、低速で3分、中速で3分本捏ミキシングした。ここで、食品生地練込用油脂組成物15質量部を投入し、フックを使用し、低速で3分、中速で3分、高速で1分ミキシングを行ない、食パン生地を得た。得られた食パン生地の捏ね上げ温度は28℃であった。
なお、食塩を含有する食品生地練込用油脂組成物Cについては、生地配合における食塩1.8質量部を無添加とした。
[解れ性評価]
食品生地練込用油脂組成物を添加してから完全に練りこまれるまでの状態を目視観察した。
[分散性評価1]
食品生地練込用油脂組成物が食パン生地に練りこまれた時点の油脂組成物の状態を下記の評価基準にしたがって評価した。
○:均質に練りこまれた。
△:一部はそぼろ状のまま練りこまれた。
×:一部は塊状のまま練りこまれた。
[分散性評価2]
食品生地練込用油脂組成物を添加してから完全に練りこまれるまでの時間を下記評価基準にしたがって評価した。
◎:低速3分ミキシング中に練りこまれた。
◎−:中速1分ミキシング中に練りこまれた。
○:中速3分ミキシング中に練りこまれた。
△:高速1分ミキシング中に練りこまれた。
×:高速1分ミキシングでも練りこまれなかったため時間を延長した。
Figure 0006356439
上記の試験結果からわかるように、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、5:95〜49:51の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して100〜500質量部含有する、本発明の食品生地練込用油脂組成物は、十分な解れ性を有し、パン生地に添加した際の分散性(油脂組成物が生地中にすばやく均質に練りこまれること)が良好である。(実施例1〜8参照)
とくに、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、上記平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、20:80〜40:60の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して200〜300質量部含有する食品生地練込用油脂組成物は、良好な解れ性を有し、パン生地に添加した際の分散性が優れている。(実施例1〜3、7)
それに対し、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材の質量比が5:95〜49:51の質量比の範囲外である場合(比較例1、2参照)や、2種の粉末素材ではなく、単種の粉末素材を使用した場合(比較例3参照)は十分な解れ性が得られず、パン生地に添加した場合の分散性は不良であった。
また、2種の平均粒径の粉末素材を5:95〜49:51の質量比で含有するが、平均粒径が近接している場合(比較例4、5参照)はある程度の解れ性を有しているが、パン生地に添加した場合の分散性は不良であった。
なお、平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末に代えて、同粒径の水可溶性微粒粉末を使用した場合(比較例6)は、十分な解れ性は有しているが、パン生地に添加した場合の分散性が不良であった。

Claims (4)

  1. 平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末と、平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末の2種の粒径の粉末素材を、5:95〜49:51の質量比で、且つ、食用油脂100質量部に対し、合計して200〜500質量部含有することを特徴とする食品生地練込用油脂組成物。
  2. 平均粒径が100μm以下の不溶性微粒粉末が澱粉類である請求項1記載の食品生地練込用油脂組成物。
  3. 平均粒径が200μm以上の水可溶性粗粒粉末が糖類及び/又は塩類である請求項1又は2記載の食品生地練込用油脂組成物。
  4. ベーカリー練込用であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の食品生地練込用油脂組成物。
JP2014041751A 2014-03-04 2014-03-04 食品生地練込用油脂組成物 Active JP6356439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014041751A JP6356439B2 (ja) 2014-03-04 2014-03-04 食品生地練込用油脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014041751A JP6356439B2 (ja) 2014-03-04 2014-03-04 食品生地練込用油脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015165788A JP2015165788A (ja) 2015-09-24
JP6356439B2 true JP6356439B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=54257036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014041751A Active JP6356439B2 (ja) 2014-03-04 2014-03-04 食品生地練込用油脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6356439B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3445399B2 (ja) * 1995-02-20 2003-09-08 旭電化工業株式会社 食品練り込み用油脂組成物
JP2002078448A (ja) * 2000-06-27 2002-03-19 Asahi Denka Kogyo Kk 可塑性油脂組成物及びこれを用いたベーカリー製品
JP4311885B2 (ja) * 2001-03-09 2009-08-12 株式会社Adeka 可塑性油脂組成物
JP3495345B2 (ja) * 2001-05-23 2004-02-09 キユーピー株式会社 シュガートースト用油脂食品
JP4439174B2 (ja) * 2002-10-10 2010-03-24 株式会社Adeka ベーカリー食品スプレッド用油脂組成物
JP4588007B2 (ja) * 2006-10-10 2010-11-24 株式会社Adeka 可塑性油脂組成物の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015165788A (ja) 2015-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5153610B2 (ja) 穀粉含有生地及びその製造方法
JP6999359B2 (ja) 菓子類用穀粉組成物、菓子類用生地及び菓子類
JP2011062086A (ja) 酵素含有油中水型乳化油脂組成物
JP6307781B2 (ja) 焼き菓子
JP4129259B2 (ja) 食品品質改良剤の製造方法及びその方法で製造された食品品質改良剤
JP2018157771A (ja) 菓子用生地
JP7480061B2 (ja) ベーカリー食品の製造方法
JP2011244777A (ja) 食パン類の製造方法
JP2009201468A (ja) ベーカリー製品用湯種生地、及び該湯種生地を用いたベーカリー製品
TW201517802A (zh) 油脂組成物、添加有該油脂組成物之小麥膨化食品、及該油脂組成物的製造方法
JP2015073474A (ja) ベーカリー上掛け用バッター生地
JP2010075138A (ja) パン生地
JP6741399B2 (ja) 食物繊維を含有するパン用生地及びパン
JP6430753B2 (ja) 油脂組成物、該油脂組成物が配合された製菓製パン類
JP6356439B2 (ja) 食品生地練込用油脂組成物
WO2021153694A1 (ja) ベーカリー食品用生地の製造方法
JP3891715B2 (ja) 花粉含有食用油脂組成物
JP2019058117A (ja) ベーカリー用上掛け生地
JP7545861B2 (ja) ドーナツ用ミックス粉、ドーナツ用生地及びドーナツ
JP6912085B2 (ja) ベーカリー製品及びその製造方法
JP7017288B2 (ja) ベーカリー生地及びベーカリー食品
WO2023013429A1 (ja) ベーカリー食品用生地の製造方法
JP6774750B2 (ja) 製パン用組成物、及びパンの製造方法
TW202304308A (zh) 烘烤食品用之可塑性油脂組成物
JP2024124341A (ja) ベーカリー食品用食感改良剤

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160229

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20171101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6356439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150