JP6352163B2 - 簡易建物 - Google Patents
簡易建物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6352163B2 JP6352163B2 JP2014241730A JP2014241730A JP6352163B2 JP 6352163 B2 JP6352163 B2 JP 6352163B2 JP 2014241730 A JP2014241730 A JP 2014241730A JP 2014241730 A JP2014241730 A JP 2014241730A JP 6352163 B2 JP6352163 B2 JP 6352163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- corner
- ridge
- column
- rafter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
本発明の第1実施の形態にかかる簡易建物1は、図1に示すように、角度Rを形成するコーナー屋根部3と、コーナー屋根部3の両側端部には各々コーナー屋根部3に連続する直線状屋根部5、5が設けてある。このコーナー屋根部3は出隅タイプのコーナー屋根部である。
コーナー屋根部3は、稜角部柱(柱)7、一方の屋根9と、他方の屋根11とを備えており、一方の屋根9と他方の屋根11は、隣り合う端部を連結してコーナー角度Rを形成している。稜角部柱7は、一方の屋根9と他方の屋根11の後側に位置して一方及び他方の屋根9、11を支持している。
図1及び図7に示すように、直線状屋根部5は、直線部屋根13と直線部柱15とを備えている。
図2及び図11に示すように、第1実施の形態では、コーナー屋根部3では、稜角部柱7に連結した片持ちの稜角部梁17の下側で左側に設けた稜角部垂木19で一方のコーナー屋根9の稜角側を支持しており、同様に直線状屋根部5では、直線部柱15に連結した片持ちの直線部梁21の下側に設けた直線部垂木23で一方のコーナー屋根9の直線部側を支持している。
同様に、稜角部梁17の右側に設けた稜角部垂木19で他方のコーナー屋根11の稜角側を支持しており、他方の直線部柱15の直線部垂木23でコーナー屋根11の直線部側を支持している。
図3及び図5に示すように、一方の樋27と他方の樋29とは、稜角部柱7側の端部を互いに突き合せてあり、突合せ端部側に各々排水孔27a、29aが形成されている。
空間部35には、一方の樋27及び他方の樋29の突合せ端部及び集水部品33が配置してあり、集水部品33の下に排水管31が配置されている。
図3及び図5に示すように、集水部品33は、その輪郭壁が平面視略円形を成しており、稜角部柱7側の輪郭部33aが直線状を成し、その他の周囲部33bが円弧状を成している。集水部品33の底面33cには稜角部柱7側に排水孔33dが形成されている。
一方の樋27と他方の樋29との各突合わせ端部側の排水孔27a、29aは、各々集水部品33の底面33cの上方に位置しており、且つ集水部品33の底面33cに形成されている排水孔33dよりも前側にずれた位置に配置されている。尚、突合せ端部の排水孔27a、29aは、各樋27、29の下面に各々取り付けた導水部品34により排水孔27a、27bの水を集水部品33内に案内している。
集水部品33の排水孔33dには、排水管31の上端が接続してあり、排水管31の下端は稜角部柱7の外へ導出して排水するようにしてある。
図4に示すように、柱カバー7bの上端部は柱本体7aと稜角部梁17との連結部を隠している。
即ち、直線部柱15にも、直線部屋根13の後側端部13aが入り込む空間部35が設けてあり、この空間部35には直線部屋根13の後側に設けた直線部屋根樋37が配置してあり、直線部屋根樋37には、排水管31の上端に対応する位置に排水孔37aが形成してある。その他の構成は、図4に示す稜角部柱7の排水構造と略同じである。
直線部柱15における直線部梁21との連結部は、図8に示すように、柱本体7aに柱カバー7bの上側部で隠し、直線部柱15の上端にキャップ16を被せてある。稜角部柱7においても同様に柱カバー7bの上側部で柱本体7aと稜角部梁17との連結部を隠して、柱本体7aの上端にはキャップ16を被せてある。
図2(a)及び図13に示すように、直線部梁21に設けた直線部垂木21の下面には断面略L字形状を成す補助樋部49が設けてあり、コーナー屋根パネル51の直線部垂木側端部51bの下方に配置してある。
図12に示すように、コーナー屋根パネル51は、平面視略台形形状を成し、直線部垂木23と稜角部垂木19との間で直線部垂木23に対して長辺51aを直角にして配置してある。また、コーナー屋根パネル51は、直線部垂木側端部51bを長辺51aに対して直角にしてあり、稜角部垂木側端部51cを長辺51aに対して所定の角度Sにしてある。
そして、図12及び図13に示すように、コーナー屋根パネル51の直線部垂木側端部51bを直線部垂木23の下に配置し、稜角部垂木側端部51cを稜角部垂木19の下に配置して上から止めるボルト46で各垂木23、19に固定してある。また、図14に示すように、隣り合うコーナー屋根パネル51どうしもビス52で固定してある。
図2(a)に示すように、コーナー屋根パネル51の直線部垂木側端部51bは補助樋部49の上方に位置し、図2(b)に示すように、コーナー屋根パネル51の稜角部垂木側端部51cは補助樋部47の上方に位置している。
尚、各垂木19、23の上面には垂木カバー54が被せてある。
尚、図2(a)に示すように、コーナー屋根部3における直線部梁21では、野縁59の下に屋根パネル受け65が取り付けてあり、この屋根パネル受け65に直線部屋根パネル53の直線部梁側端53aを固定している。
まず、図9に示すように、稜角部柱7及びその両側に各々直線部柱15、15を設置し、稜角部柱7に稜角部梁17を固定し、直線部柱15、15に各々直線部梁21を固定し、各直線部梁21には野縁吊り金具57により野縁59を取り付ける。野縁59にはその下面に屋根パネル吊り具61を固定する。
その後、図10(a)に示すように、各直線部梁21の下面には、稜角部梁17側に直線部垂木23を垂木吊り金具41で固定する。また、図10(b)に示すように、稜角部梁17の下面には左右両側に垂木吊り金具41で稜角部垂木19を固定する。図2及び図15に示すように、左右の稜角部垂木19の下には、止水材45を取り付けたコーナー樋43を固定する。
図12に示すように、予め各コーナー屋根パネル51の稜角部垂木側端部51cを所定角度Sに切断しておき、取付け位置に応じた長さの異なるコーナー屋根パネル51を用意して、直線部垂木23と稜角部垂木19との間に取り付ける。コーナー屋根パネル51は、長さの短いものから、即ち、矢印Eで示すように、後側から前側に並べるようにして順次取付ける。
図13に示すように、各コーナー屋根パネル51において、直線部垂木側端部51bは補助樋部49の上方に配置し、稜角部垂木側端部51cはコーナー樋43に隣接して配置し、各垂木23、19に上から止めるボルト46で固定する。図14に示すように、隣り合うコーナー屋根パネル51どうしはビス52で固定する。
その後、図2(b)に示すように、コーナー樋43の下面に補助樋部47を固定する。補助樋部47は、コーナー屋根パネル51の稜角部垂木側端部51cの下に配置する。
稜角部柱7の柱本体7aにはサドル67で排水管31を取り付けると共に集水部品33の下面にも排水孔33dの位置に導水部品34を取り付けて、集水部品33を柱本体7aに固定する。尚、図3に示すように、一方の樋27の排水孔27aと、他方の樋29の排水孔29aは、集水部品33の排水孔33dに対して前側にずれた位置で並んで配置する。
その後、図4に示すように、柱本体7aに柱カバー7bを取り付ける。
排水経路を備える直線部柱15では、集水部品33を設けることなく、直線部屋根樋37の排水孔37aの位置の下に排水管31を配置して、排水管31を柱本体7aに固定した後、柱カバー7bを取り付ける。
尚、図17に示すように、直線状屋根部5には前枠25及び直線部屋根樋37の他に側枠69及び野縁カバー71を取り付ける。
図3〜5に示すように、一方の屋根9の後側に設けた一方の樋27と、他方の屋根11に設けた他方の樋29には突合せ端部に各々排水孔27a、29aが設けてあり、集水部品33が一方の樋27の排水孔27a及び他方の樋29の排水孔29aから水を受けて、集水部品33の排水孔33dから稜角部柱(柱)7内部の排水管(排水路)31に直接排水するから、排水路を目立たなくでき、外観が良い。
一方及び他方の樋27、29の突合せ端部の突合せ角度が異なる場合にも、一方の樋27及び他方の樋29の各排水孔27a、29aが集水部品33の水受け面(底面33c)内に位置することで、各排水孔27a、29aから集水部品33が水を受けて柱7の内部に排水できる。
特に、集水部品33の柱側を除く輪郭を円弧にしているので、突合せ角度を変える場合でも、小さい集水部品の輪郭で、各排水孔27a、29aから水を受けることができる。
垂直部垂木23と稜角部垂木19とが形成する角度を任意に設定して、コーナー屋根パネル51の長さ及び端部の切断角度を調整することで、任意の角度のコーナー屋根部3を容易に形成できる。
コーナー屋根パネル51が直線部垂木側端部51bと稜角部垂木側端部51cとのいずれかに傾斜して配置している場合には、少なくとも傾斜している下側にある補助樋部47又は補助樋部49を設ければ良いが、本実施の形態では、コーナー屋根パネル51の両側に補助樋部47、49を設けているので、例えば、積雪等により屋根の傾斜が変わった場合でも、コーナー屋根パネル51の下面又は中空内に浸入した水を排水できる。
図18〜図20に第2実施の形態にかかる簡易建物1を示す。図18に示すように、この第2実施の形態では、コーナー屋根部3は入隅タイプであり、後側に稜角部柱7、直線部柱15、15が設けてあり且つこれらの柱7、15,15は第1実施の形態に比較して互いに離れた位置にある。
また、図19に矢印Fに示すように、入隅タイプのコーナー屋根部3では、コーナー屋根パネル51は、前側の方がその長さが短いので、前側から後側へ順次設置している。
図20に示すように、入隅タイプのコーナー屋根部3でも、稜角部柱7に設けた集水部品33は、一方の樋27と他方の樋29との突合せ端部の下に配置してあり、一方の樋27の排水孔27aと他方の樋29の排水孔29aからの排水を受けている。
その他の構成は第1実施の形態と同様である。
例えば、第1実施の形態の出隅タイプの場合において、コーナー屋根部3で一方の屋根9と他方の屋根11とが形成する角度Rは90度にすることに限らず、図21に示すように、鈍角にするものであっても良いし、形成する角度は制限されない。この場合でも、一方の樋27と他方の樋29の突合せ部における排水孔27a、29aは、集水部品33内に配置することができる。
同様に、第2の実施の形態にかかる入隅タイプにおいても、図22に示すように、コーナー角度Rを鈍角に形成するものであっても良く、形成する角度は制限されない。
また、図21や図22に示すように、第1実施の形態や第2実施の形態とは異なる角度で一方の屋根9と他方の屋根11を施工する場合には、コーナー屋根パネル51の稜角部垂木側端部51cを切除する角度S(図19参照)を調整し、各柱7、15の設置位置を調整することにより、各角度のコーナー屋根を容易に施工できる。
図2に示すように、上述した実施の形態では、稜角部垂木19に補助樋部47を設け、直線部垂木23に補助樋部49を設けて、屋根パネル51の両端に補助樋部47、49を設ける構成としたが、これに限らず、稜角部垂木19にのみ補助樋部47を設けたり、直線部垂木23にのみ補助樋部49を設ける構成であっても良い。
本発明にかかる簡易建物は、通路シェルターに限らず、カーポート等でも良く、用途は限定されない。
また、簡易建物は梁17、21の下に屋根9、11、13を設けて梁17、21で支持する上吊りタイプを例に説明したが、これに限らず、梁17、21の上に各屋根9、11、13を設置するタイプであっても良い。
上述した実施の形態では、一方の屋根9と他方の屋根11は、隣り合う端部を稜角部垂木19を挟んで連結して任意の角度Rを形成しているが、隣り合う端部を付き合わせて連結することで任意の角度Rを形成しても良い。
7 稜角部柱(柱)
9 一方の屋根
11 他方の屋根
13 直線部屋根(屋根)
27 一方の樋
27a 排水孔
29 他方の樋
29a 排水孔
31 排水管(排水路)
33 集水部品
33d 排水孔
Claims (1)
- 稜角部柱と、一方の屋根と、他方の屋根とを備え、稜角部柱は一方の屋根と他方の屋根の連結部の後側に位置して一方及び他方の屋根を支持しており、一方の屋根と他方の屋根は隣り合う端部を連結して任意の角度を形成しており、一方の屋根は後側に一方の樋を有し、他方の屋根は後側に他方の樋を有し、一方の樋と他方の樋とは互いに端部を突き合せて配置してあると共に突合せ端部に各々排水孔が設けてあり、一方の樋と他方の樋の突合せ端部の下方側に集水部品が設けてあり、集水部品は、稜角部柱に取付けてあり、一方の樋の排水孔及び他方の樋の排水孔から排水を受けると共に、稜角部柱内部に設けた排水路に連通する排水孔を有することを特徴とする簡易建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014241730A JP6352163B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | 簡易建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014241730A JP6352163B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | 簡易建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016102349A JP2016102349A (ja) | 2016-06-02 |
JP6352163B2 true JP6352163B2 (ja) | 2018-07-04 |
Family
ID=56088513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014241730A Active JP6352163B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | 簡易建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6352163B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH044092Y2 (ja) * | 1985-03-21 | 1992-02-06 | ||
JP3032662B2 (ja) * | 1993-04-19 | 2000-04-17 | 松下電工株式会社 | 支柱への筋交い材の取付け構造 |
JP3000196B2 (ja) * | 1995-06-21 | 2000-01-17 | 昭和アルミニウム株式会社 | アプローチ等組立建物における排水装置 |
JP3238362B2 (ja) * | 1997-11-27 | 2001-12-10 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 組立建物 |
JP4612555B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2011-01-12 | 新日軽株式会社 | 組立屋根 |
JP4738202B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2011-08-03 | 新日軽株式会社 | 組立屋根 |
JP2008127861A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 雨樋集水ます |
US7963072B2 (en) * | 2008-10-14 | 2011-06-21 | Suncast Technologies, Llc | Gazebo structure |
JP5322165B2 (ja) * | 2009-05-07 | 2013-10-23 | 株式会社ツヅキ | コーナ庇構成体 |
-
2014
- 2014-11-28 JP JP2014241730A patent/JP6352163B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016102349A (ja) | 2016-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6347738B2 (ja) | 組立建物 | |
JP6823489B2 (ja) | 屋外構造物 | |
JP2010150801A (ja) | 軒先構造 | |
JP2007217965A (ja) | 組立屋根 | |
JP2016102331A (ja) | 組立建物 | |
JP6307422B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP6352163B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP6418921B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP5209931B2 (ja) | 玄関ポーチ | |
JP2018105016A (ja) | 軒先排水構造 | |
JP2009270406A (ja) | 簡易建物、簡易建物の組立方法 | |
JP6995647B2 (ja) | 簡易構造物 | |
JP5408728B2 (ja) | バルコニーの前桁、及び、それを備えるバルコニーの架台 | |
JP5734760B2 (ja) | 庇の取付構造および取付方法 | |
JP2018178545A (ja) | 屋外構造体 | |
JP2003013564A (ja) | バルコニー | |
JP2019190051A (ja) | 簡易建物の製造方法、簡易建物 | |
JPH11159002A (ja) | 組立建物 | |
JP4600138B2 (ja) | バルコニーおよび住宅建物 | |
JP3873278B2 (ja) | シェルター | |
JP5147419B2 (ja) | カーポート | |
JP6773584B2 (ja) | 支持部材及び屋外構造物 | |
JP5917882B2 (ja) | 建物の水勾配構造 | |
JP2016204883A (ja) | 屋根構築物 | |
JP2840144B2 (ja) | ドーマ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180529 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6352163 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |