JP4738202B2 - 組立屋根 - Google Patents

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本発明は、渡り廊下等を構成する組立屋根に関し、特に直角に屈曲するように設けられる組立屋根に関する。
従来から、渡り廊下等の簡易建築物の屋根として組立屋根が用いられている。組立屋根は、2本の桁材間にそれらをまたぐように垂木を複数取付け、各垂木間にアクリル板等のパネルを配設して構成されるものである。
このような組立屋根は、コーナー部において直角に屈曲するように設けられる場合がある。この場合、2つの屋根体が直交配置され、連結部には内側角部である入隅から外側角部である出隅にかけて対角垂木が対角状に設けられる。このような組立屋根としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開平9−88183号公報
しかし、直角に屈曲する組立屋根において、コーナー部に設けられる対角垂木は他の垂木に比べて強度が必要であるため、他の垂木より太くしたり、形状の異なるものを用いたりしていた。このため、対角垂木を専用の部品として形成する必要があって、コストアップにつながっていた。また、コーナー部では桁材の連結部分に対角垂木を傾斜状に連結しなければならないため、施工性の悪いものであった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、通常の組立屋根と部品を共用化しつつ、施工性もよい直交するコーナー部を有した組立屋根を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る組立屋根は、2本の桁材間に湾曲した垂木を複数取付け、該垂木間にパネルを配設してなる2つの屋根体を直交配置し連結してなる組立屋根において、
前記屋根体の連結部分における内側角部と外側角部の直交する屋根体の各桁材間にそれぞれ短尺で直線状の連結桁材を取付け、前記内側角部連結桁材から外側角部連結桁材にかけて対角状に2本の対角垂木を平行に取付けてなり、該対角垂木は前記垂木と同断面形状からなり、前記対角垂木と連結桁材に囲まれた領域には方形状のパネルが配設されることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る組立屋根は、前記2つの屋根体は連結屋根体を介して連続状とされ、該連結屋根体は前記2つの屋根体の各桁材とそれぞれ連続状となる内外桁材を有すると共に、角部には前記対角垂木を有してなることを特徴として構成されている。
本発明に係る組立屋根によれば、屋根体の連結部分における内側角部の桁材から外側角部の桁材にかけて対角状に2本の対角垂木を平行に取付け、対角垂木は垂木と同断面形状からなることにより、通常の屋根体に用いられる垂木を直角の角部において用いることができるため、角部のために専用の部品を用意する必要がなく、部品の共用化を図ることができる。
また、本発明に係る組立屋根によれば、内側角部と外側角部の直交する屋根体の各桁材間にそれぞれ短尺の連結桁材を取付け、対角垂木は連結桁材に固定されることにより、角部における対角垂木の連結を通常の桁材に対する連結と同様にすることができるので、施工性を高めることができる。
さらに、本発明に係る組立屋根によれば、対角垂木間にはパネルが配設されることにより、角部において連続的に屋根をパネルにより覆うことができる。
さらにまた、本発明に係る組立屋根によれば、2つの屋根体は連結屋根体を介して連続状とされ、連結屋根体は2つの屋根体の各桁材とそれぞれ連続状となる内外桁材を有すると共に、角部には対角垂木を有してなることにより、通常の屋根体と連結屋根体を組み合わせることにより、容易に直角に屈曲した組立屋根を構成することができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。本実施形態では、本発明を適用した組立屋根を用いた渡り廊下屋根について説明する。図1には、本実施形態における組立屋根を用いた渡り廊下屋根の正面図を、図2には、渡り廊下屋根の側面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態における渡り廊下屋根は、直角に屈曲させたコーナー部を有する組立屋根1を、左右両側に立設される支柱2によって支持してなるものである。
組立屋根1は、互いに直交する方向に配置された2つの屋根体30、30をコーナー部に設けられる連結屋根体31によって連続状としたものである。屋根体30は、支柱2に対して固定される桁材10を左右2本有し、2本の桁材10間に湾曲した垂木11を複数懸架すると共に、各垂木11間にアクリル板からなるパネル12を設けて中央部を頂点に湾曲した平面状に構成してなるものである。また、垂木11と直交するように中骨11cが設けられる。
図3には、屋根体30における垂木11とパネル12の断面図を示している。垂木11は、断面中空状に形成されており、上面には取付部11aが形成されている。取付部11aに対しては垂木11の上面を覆うような形状に形成された押さえ材13がネジ止め固定される。そして、垂木11と押さえ材13によってパネル12の周縁部の両面を挟持し、垂木11間のパネル12を固定する。
図2に示すように連結屋根体31は、直交配置される2つの屋根体30、30の桁材10、10とそれぞれ連続状となる内桁材15と外桁材16を備え、屈曲するコーナー部には、内側角部から外側角部にかけて対角状となるように2本の対角垂木18を平行に設けてある。対角垂木18は、屋根体30を構成する他の垂木11と同じ断面形状を有してなる。また、対角垂木18に対しては、連続する屋根体30の垂木11と平行となるように垂木11が取付けられる。2本の対角垂木18、18間には、他の垂木11間の場合と同様にパネル12が設けられて、連結屋根体31の角部がパネル12により連続的に覆われるようにしている。
このように、連結屋根体31においてコーナー部に桁材間を対角状に懸架する対角垂木18を2本平行に設けたことにより、他の垂木11と同じ部品を用いつつ、コーナー部における強度を充分に確保することができる。これによってコーナー部に専用の部品を用意する必要がなく、部品の共用化によるコストダウンを図ることができる。
また、連結屋根体31のコーナー部には、直交する内桁材15と外桁材16を連結する連結桁材17が設けられている。図2に示すように連結桁材17は、直交する2本の内桁材15、15に対してそれぞれ135°の角度を有し、直交する2本の外桁材16、16に対してもそれぞれ135°の角度を有する。
図4には、連結屋根体31の外側角部における桁材及び垂木の連結構造の平面図について示している。この図に示すように、外桁材16と連結桁材17は、各端面から中空内部に挿入される連結材19によって135°の角度で連結される。また、2本の対角垂木18、18は、連結桁材17の内側面に対して直交するように連結される。連結屋根体31の内側角部も、対角垂木18の連結位置が連結桁材17の反対側となる点以外は、図4と同様の連結構造である。このように直交配置される桁材間に連結桁材17を設けることによって、対角垂木18を桁材に対しその連結部分をまたぐように角度をなして連結する必要がなく、また連結桁材17に対して直交するように連結できるので、施工性のよい組立屋根とすることができる。
図5には、対角垂木18と垂木11との連結部分の平面図を示している。この図に示すように垂木11は、対角垂木18に対して垂木ブラケット40を介して連結される。垂木ブラケット40は、対角垂木連結部41と垂木連結部42とを備え、対角垂木連結部41が対角垂木18の側面に対してネジ止めされ、垂木連結部42が垂木11の中空内部に挿入されボルト43によって垂木11と固定される。
図6には、垂木11と垂木ブラケット40の分解斜視図を示している。垂木ブラケット40の垂木連結部42は、垂木ブラケット40の本体に対しボルト44によって取付角度を自在に設定できるように取付けられる。これによって、湾曲した形状の対角垂木18に対して、垂木11を適切な角度で取付けることができる。
また、垂木11の端部近傍側面には長孔11bが形成されており、垂木11の垂木ブラケット40に対する上下方向位置を調整できるようにされている。これによって、対角垂木18と垂木11の上面位置を合わせて、パネル12を対角垂木18と垂木11上に確実に載置できるようにすることができる。垂木ブラケット40と対角垂木18及び垂木11との継ぎ目部分には、シーリング材を設けて水の浸入を防止する。なお、垂木11の内桁材15または外桁材16と連結される側については、固定ブラケット11dが端面に設けられて、これを介して内桁材15または外桁材16の側面にネジ止め固定される。
この組立屋根1を有した渡り廊下は、以下のように組立てられる。まず、渡り廊下の設置場所に沿って支柱2を立設する。次に、支柱2の上部に屋根体30の桁材10と連結屋根体31の内桁材15、外桁材16、及び連結桁材17をそれぞれ連結しながら取付ける。屋根体30に対しては垂木11を桁材10間に固定し、連結屋根体31に対してはまず対角垂木18を連結桁材17に対して連結し、その上で対角垂木18から外桁材16にかけて設けられる垂木11を連結する。
ここで、対角垂木18から外桁材16にかけて設けられる垂木11は、外桁材16側については端面に固定ブラケット11dが設けられてネジ止め固定される。対角垂木18側については、まず垂木11の対角垂木18に対する取付位置に応じて、垂木ブラケット40の垂木連結部42のブラケット本体に対する取付角度を設定し、ボルト44を本締めすることで固定する。次に、垂木11の端面に垂木ブラケット40の垂木連結部42が挿入され、ボルト43によって仮止めがされる。その状態で垂木ブラケット40の対角垂木連結部41が対角垂木18の側面に対してネジ止め固定され、対角垂木18と垂木11の上面が面一状となるように、長孔11bを介して垂木11の垂木ブラケット40に対する上下方向位置を定める。最後にボルト43を本締めすることで垂木11と対角垂木18が固定される。
その他の垂木11は、両方の端面にそれぞれ固定ブラケット11dを設けて各桁材10に固定する。次に、垂木11間にそれと直交するように中骨11cを固定し、さらに各垂木11間及び対角垂木18間にそれぞれパネル12を取付ける。これによって渡り廊下を完成させる。
以上、本発明の実施形態について示したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、組立屋根1の長さ及び幅については、本実施形態のものに限られず、どのようなものであってもよい。また、本実施形態では左右の支柱2によって両側から組立屋根1を支持するものを示したが、左右いずれか片方の支柱2によって片側から組立屋根1を支持するものであってもよい。
本実施形態における組立屋根を用いた渡り廊下屋根の正面図である。 本実施形態における組立屋根を用いた渡り廊下屋根の側面図である。 垂木とパネルの断面図である。 連結屋根体の外側角部における桁材及び垂木の連結構造を示した平面図である。 対角垂木と垂木との連結部分の平面図である。 垂木と垂木ブラケットの分解斜視図である。
符号の説明
1 組立屋根
2 支柱
10 桁材
11 垂木
11a 取付部
11b 長孔
11c 中骨
11d 固定ブラケット
12 パネル
13 押さえ材
15 内桁材
16 外桁材
17 連結桁材
18 対角垂木
19 連結材
30 屋根体
31 連結屋根体

Claims (2)

  1. 2本の桁材間に湾曲した垂木を複数取付け、該垂木間にパネルを配設してなる2つの屋根体を直交配置し連結してなる組立屋根において、
    前記屋根体の連結部分における内側角部と外側角部の直交する屋根体の各桁材間にそれぞれ同じ長さの短尺で直線状の連結桁材を取付け、前記内側角部連結桁材から外側角部連結桁材にかけて対角状に2本の対角垂木を平行に取付けてなり、該対角垂木は前記垂木と同断面形状からなり、前記対角垂木と連結桁材に囲まれた領域には方形状のパネルが配設されることを特徴とする組立屋根。
  2. 前記2つの屋根体は連結屋根体を介して連続状とされ、該連結屋根体は前記2つの屋根体の各桁材とそれぞれ連続状となる内外桁材を有すると共に、角部には前記対角垂木を有してなることを特徴とする請求項記載の組立屋根。
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