JP3032662B2 - 支柱への筋交い材の取付け構造 - Google Patents
支柱への筋交い材の取付け構造Info
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- JP3032662B2 JP3032662B2 JP5091650A JP9165093A JP3032662B2 JP 3032662 B2 JP3032662 B2 JP 3032662B2 JP 5091650 A JP5091650 A JP 5091650A JP 9165093 A JP9165093 A JP 9165093A JP 3032662 B2 JP3032662 B2 JP 3032662B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支柱の上端部に筋交い
材を取付けるものに関する。
材を取付けるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来カーポートなどにおいて支柱1の上
端部に筋交い材3を取付けるに当たっては、図28に示
すように筋交い材3の端部に筋交い材取付け金具16′
を設け、この筋交い材取付け金具16′を支柱1の上部
外側面に当接した状態でねじ具20により支柱1に固定
していた。
端部に筋交い材3を取付けるに当たっては、図28に示
すように筋交い材3の端部に筋交い材取付け金具16′
を設け、この筋交い材取付け金具16′を支柱1の上部
外側面に当接した状態でねじ具20により支柱1に固定
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例に
おいては、筋交い材取付け金具16′が支柱1の外面に
突出するため外観が悪いという問題があった。また、支
柱1に対する筋交い材3の取付け角度が一定であり、筋
交い材3の取付け角度の調整ができないという問題があ
った。
おいては、筋交い材取付け金具16′が支柱1の外面に
突出するため外観が悪いという問題があった。また、支
柱1に対する筋交い材3の取付け角度が一定であり、筋
交い材3の取付け角度の調整ができないという問題があ
った。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、筋交い
材取付け金具が支柱の外面に露出せずに外観が良く、ま
た、支柱に対する筋交い材の取付け角度を調整できる支
柱への筋交い材の取付け構造を提供するにある。
明したものであって、その目的とするところは、筋交い
材取付け金具が支柱の外面に露出せずに外観が良く、ま
た、支柱に対する筋交い材の取付け角度を調整できる支
柱への筋交い材の取付け構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するため、本発明の支柱へ
の筋交い材の取付け構造は、支柱1の上端部に筋交い材
3を取付けるものにおいて、角筒状の支柱1の上端部に
内外及び上方に開口する切欠部19を設け、筋交い材3
の端部両側面にL状の筋交い材取付け金具16の一片1
6aを固着し、切欠部19に筋交い材3の他端部をはめ
込むと共に筋交い材取付け金具16を支柱1内に差し込
み、L状の筋交い材取付け金具16の他片16bを支柱
1の内面に当てると共に支柱1の外面より挿入したねじ
具20を切欠部19の両側の支柱1の側面部を貫通して
筋交い材取付け金具16の他片16bに固着して成るも
のである。
解決して本発明の目的を達成するため、本発明の支柱へ
の筋交い材の取付け構造は、支柱1の上端部に筋交い材
3を取付けるものにおいて、角筒状の支柱1の上端部に
内外及び上方に開口する切欠部19を設け、筋交い材3
の端部両側面にL状の筋交い材取付け金具16の一片1
6aを固着し、切欠部19に筋交い材3の他端部をはめ
込むと共に筋交い材取付け金具16を支柱1内に差し込
み、L状の筋交い材取付け金具16の他片16bを支柱
1の内面に当てると共に支柱1の外面より挿入したねじ
具20を切欠部19の両側の支柱1の側面部を貫通して
筋交い材取付け金具16の他片16bに固着して成るも
のである。
【0006】また、筋交い材3の端部側面に筋交い材取
付け金具16の一片16aをボルト17にて取付けるも
のにおいて、筋交い材取付け金具16乃至筋交い材3に
縦長孔60を設けてボルト17を該縦長孔60に挿通し
て筋交い材3に対して筋交い材取付け金具16のなす角
度を変更自在とすることも好ましい。
付け金具16の一片16aをボルト17にて取付けるも
のにおいて、筋交い材取付け金具16乃至筋交い材3に
縦長孔60を設けてボルト17を該縦長孔60に挿通し
て筋交い材3に対して筋交い材取付け金具16のなす角
度を変更自在とすることも好ましい。
【0007】
【作用】しかして、上記の構成の本発明によれば、支柱
1の切欠部19に筋交い材3の他端部をはめ込むと共に
筋交い材取付け金具16を支柱1内に差し込み、L状の
筋交い材取付け金具16の他片16bを支柱1の内面に
当てると共に支柱1の外面より挿入したねじ具20を切
欠部19の両側の支柱1の側面部を貫通して筋交い材取
付け金具16の他片16bに固着する構成とすること
で、筋交い材取付け金具16が支柱1の外面部に露出す
ることなく筋交い材3を支柱1に取付けることができる
ようになったものである。
1の切欠部19に筋交い材3の他端部をはめ込むと共に
筋交い材取付け金具16を支柱1内に差し込み、L状の
筋交い材取付け金具16の他片16bを支柱1の内面に
当てると共に支柱1の外面より挿入したねじ具20を切
欠部19の両側の支柱1の側面部を貫通して筋交い材取
付け金具16の他片16bに固着する構成とすること
で、筋交い材取付け金具16が支柱1の外面部に露出す
ることなく筋交い材3を支柱1に取付けることができる
ようになったものである。
【0008】また、筋交い材取付け金具16乃至筋交い
材3に縦長孔60を設けてボルト17を該縦長孔60に
挿通して筋交い材3に対して筋交い材取付け金具16の
なす角度を変更自在とすることで、支柱1に対する筋交
い材3の取付け角度を調整できるようになったものであ
る。
材3に縦長孔60を設けてボルト17を該縦長孔60に
挿通して筋交い材3に対して筋交い材取付け金具16の
なす角度を変更自在とすることで、支柱1に対する筋交
い材3の取付け角度を調整できるようになったものであ
る。
【0009】
【実施例】以下本発明を実施例により詳述する。本発明
において用いる支柱1の上端部に筋交い材3を取付ける
技術は、例えば図4、図5に示すようなカーポートなど
の支柱1の上端部に筋交い材3を取付けるものに実施さ
れる。以下カーポートの実施例につき説明する。筋交い
材3の一端部の両側面部には図2に示すように、筋交い
材取付け金具16の一片16aがボルト17により固着
される。ここで、筋交い材取付け金具16の一片16a
は筋交い材3に対して2個のボルト17により固着され
るが、一方のボルト17は筋交い材取付け金具16及び
筋交い材3の両方に設けた丸孔61に挿通してナットに
より締着しているが、他方のボルト17は筋交い材取付
け金具16乃至筋交い材3のいずれか一方に縦長孔60
を設けると共に他方に丸孔61を設けてこの縦長孔60
と丸孔61とに挿通してナットにて締着してある。した
がって、ボルト17による取付けの際に縦長孔60に対
してスライドさせて位置調整することで筋交い材取付け
金具16の筋交い材3への取付け角度を調整できるよう
になっている。
において用いる支柱1の上端部に筋交い材3を取付ける
技術は、例えば図4、図5に示すようなカーポートなど
の支柱1の上端部に筋交い材3を取付けるものに実施さ
れる。以下カーポートの実施例につき説明する。筋交い
材3の一端部の両側面部には図2に示すように、筋交い
材取付け金具16の一片16aがボルト17により固着
される。ここで、筋交い材取付け金具16の一片16a
は筋交い材3に対して2個のボルト17により固着され
るが、一方のボルト17は筋交い材取付け金具16及び
筋交い材3の両方に設けた丸孔61に挿通してナットに
より締着しているが、他方のボルト17は筋交い材取付
け金具16乃至筋交い材3のいずれか一方に縦長孔60
を設けると共に他方に丸孔61を設けてこの縦長孔60
と丸孔61とに挿通してナットにて締着してある。した
がって、ボルト17による取付けの際に縦長孔60に対
してスライドさせて位置調整することで筋交い材取付け
金具16の筋交い材3への取付け角度を調整できるよう
になっている。
【0010】支柱1には上端部の一側面部に図1に示す
ように上方及び内外に開口する切欠部19が設けてあ
り、切欠部19に筋交い材3の他端部をはめ込むと共に
筋交い材取付け金具16を支柱1内に差し込み、L状の
筋交い材取付け金具16の他片16bを支柱1の内面に
当て、この状態で支柱1の外面より挿入したねじ具20
を切欠部19の両側の支柱1の側面部を貫通して筋交い
材取付け金具16の他片16bに固着することで筋交い
材3を支柱1に取付けるようになっている。この場合、
上記のように筋交い材取付け金具16の筋交い材3への
取付け角度を調整することで筋交い材3の支柱1への取
付け角度が調整できるものである。
ように上方及び内外に開口する切欠部19が設けてあ
り、切欠部19に筋交い材3の他端部をはめ込むと共に
筋交い材取付け金具16を支柱1内に差し込み、L状の
筋交い材取付け金具16の他片16bを支柱1の内面に
当て、この状態で支柱1の外面より挿入したねじ具20
を切欠部19の両側の支柱1の側面部を貫通して筋交い
材取付け金具16の他片16bに固着することで筋交い
材3を支柱1に取付けるようになっている。この場合、
上記のように筋交い材取付け金具16の筋交い材3への
取付け角度を調整することで筋交い材3の支柱1への取
付け角度が調整できるものである。
【0011】筋交い材3の支柱1への取付け部分には図
3(a)のように、筋交い材カバー21をはめ込み、更
に、図3(b)のように支柱キャップ22を取付けるも
のである。筋交い材3の一端部には上面部に孔が設けて
あり、この孔が被引っ掛け部2を構成している。支柱1
の筋交い材3を取付けるための切欠部19を設けた面の
該切欠部19を設けた部分よりも下方位置の支柱1上部
に図8のように、軒樋ブラケット4がボルト23により
取付けられる。ここで、支柱1への筋交い材3の取付け
と軒樋ブラケット4の取付けとはどちらを先におこなっ
てもよい。また、軒樋ブラケット4は後述の支柱1の地
盤18への立設後におこなってもよい。
3(a)のように、筋交い材カバー21をはめ込み、更
に、図3(b)のように支柱キャップ22を取付けるも
のである。筋交い材3の一端部には上面部に孔が設けて
あり、この孔が被引っ掛け部2を構成している。支柱1
の筋交い材3を取付けるための切欠部19を設けた面の
該切欠部19を設けた部分よりも下方位置の支柱1上部
に図8のように、軒樋ブラケット4がボルト23により
取付けられる。ここで、支柱1への筋交い材3の取付け
と軒樋ブラケット4の取付けとはどちらを先におこなっ
てもよい。また、軒樋ブラケット4は後述の支柱1の地
盤18への立設後におこなってもよい。
【0012】上記のように少なくとも筋交い材3の他端
部を取付けた支柱1は複数本地盤18に立設されるもの
である。この場合、例えば、図6に示すように、地盤1
8に形成した穴25等に支柱1の下端部を挿入してコン
クリート等を充填することで支柱1を立設するものであ
る。ここで、複数本の支柱1は筋交い材3が互いに平行
となるように立設するものである。
部を取付けた支柱1は複数本地盤18に立設されるもの
である。この場合、例えば、図6に示すように、地盤1
8に形成した穴25等に支柱1の下端部を挿入してコン
クリート等を充填することで支柱1を立設するものであ
る。ここで、複数本の支柱1は筋交い材3が互いに平行
となるように立設するものである。
【0013】図7に示すように、支柱1に取付けた軒樋
ブラケット4には軒樋5が仮支持される。ここで、軒樋
5は図9に示すように上下に2段の仕切り部5a、5b
を設けてあり、上段の仕切り部5aには複数の流水口5
cが設けてあり、更に、下段の仕切りの両端部には排水
孔5dが設けてある。また、軒樋5の下端部の下方開口
の凹部5fの両内側面部にはレール部5eが設けてあ
り、このレール部5eに図8のように、裏板5gがスラ
イド自在に取付けてあり、軒樋ブラケット4の載置片4
aに軒樋5を載せ、載置片4aから挿入したボルト26
を裏板5gに固着して軒樋5を軒樋ブラケット4に固定
するものである。
ブラケット4には軒樋5が仮支持される。ここで、軒樋
5は図9に示すように上下に2段の仕切り部5a、5b
を設けてあり、上段の仕切り部5aには複数の流水口5
cが設けてあり、更に、下段の仕切りの両端部には排水
孔5dが設けてある。また、軒樋5の下端部の下方開口
の凹部5fの両内側面部にはレール部5eが設けてあ
り、このレール部5eに図8のように、裏板5gがスラ
イド自在に取付けてあり、軒樋ブラケット4の載置片4
aに軒樋5を載せ、載置片4aから挿入したボルト26
を裏板5gに固着して軒樋5を軒樋ブラケット4に固定
するものである。
【0014】前枠7には上部に上レール部7aが設けて
あり、この上レール部7a内に図11に示すように、裏
板7bをスライド自在にはめ込んであり、筋交いブラケ
ット6に設けた固定片6aを上レール部7aの任意の位
置に載せ、固定片6aに挿入したボルト27を裏板7b
に設けたねじ孔に螺合することで、前枠7の長手方向の
任意の位置に筋交いブラケット6を取付ける。このよう
にして前枠7に取付けた筋交いブラケット6にははめ込
み部11が設けてある。はめ込み部11は後方及び下方
が開口しており、このはめ込み部11の上面片12の下
面部にははめ込み部11内に突起が垂設してあってこの
突起が引っ掛け部8となっている。
あり、この上レール部7a内に図11に示すように、裏
板7bをスライド自在にはめ込んであり、筋交いブラケ
ット6に設けた固定片6aを上レール部7aの任意の位
置に載せ、固定片6aに挿入したボルト27を裏板7b
に設けたねじ孔に螺合することで、前枠7の長手方向の
任意の位置に筋交いブラケット6を取付ける。このよう
にして前枠7に取付けた筋交いブラケット6にははめ込
み部11が設けてある。はめ込み部11は後方及び下方
が開口しており、このはめ込み部11の上面片12の下
面部にははめ込み部11内に突起が垂設してあってこの
突起が引っ掛け部8となっている。
【0015】前枠7に筋交いブラケット6を取付けた状
態で筋交い材3の一端間に配置して図11に示すよう
に、はめ込み部11を筋交い材3の一端部にはめ込んで
はめ込み部11により筋交い材3の一端部の上面、両側
面及び前面を覆うと共に筋交いブラケット6に設けた引
っ掛け部8を筋交い材3の一端部の上面の被引っ掛け部
2に引っ掛けて前枠7を筋交い材3に仮支持する。この
ようにして前枠7を筋交い材3に仮支持した状態で、ボ
ルト28により筋交いブラケット6を筋交い材3に固定
し、このことにより図10のように前枠7を筋交い材3
の一端部間に架設するものである。
態で筋交い材3の一端間に配置して図11に示すよう
に、はめ込み部11を筋交い材3の一端部にはめ込んで
はめ込み部11により筋交い材3の一端部の上面、両側
面及び前面を覆うと共に筋交いブラケット6に設けた引
っ掛け部8を筋交い材3の一端部の上面の被引っ掛け部
2に引っ掛けて前枠7を筋交い材3に仮支持する。この
ようにして前枠7を筋交い材3に仮支持した状態で、ボ
ルト28により筋交いブラケット6を筋交い材3に固定
し、このことにより図10のように前枠7を筋交い材3
の一端部間に架設するものである。
【0016】前枠7と軒樋5との間には図12、図16
のように、横架材9が架設される。横架材9としては、
側枠13と垂木29とがある。側枠13の一端部には図
13のように、コーナ連結金具30が取付けてあり、コ
ーナ連結金具30の側面には逆L状をした係止突部14
が設けてある。また、側枠13の他端部には図14のよ
うに、他のコーナ連結金具31が取付けてあり、このコ
ーナ連結金具31にははめ込み突部31aが設けてあ
る。一方、軒樋5の端部には図13のように係止孔15
が設けてあり、更に、前枠7には図11のように、タッ
ピングホール用リブ7cが設けてある。そして、側枠1
3の一端部の係止突部14を軒樋5に設けた係止孔15
に係止して仮止めした状態で側枠13の他端部のはめ込
み突部31を前枠7のタッピングホール用リブ7cに被
嵌し、この状態でビス32をタッピングホール用リブ7
cのタッピングホールに螺合して固着し、その後で側枠
13と軒樋5とを図15のようにビス33により固着す
るものである。このように側枠13の一端部の係止突部
14を軒樋5に設けた係止孔15に係止して仮止めした
状態で側枠13の他端部を前枠7に固着し、その後で側
枠13と軒樋5とを固定することで、一人作業でも側枠
13の施工ができるものである。垂木29は図18に示
すように、軒樋5に設けた載置用突片34に一端部を載
置すると共に他端部を前枠7に設けたはめ込み凹部35
にはめ込んで仮支持した状態でねじ具36により固着し
て図16のように垂木29を架設するものである。
のように、横架材9が架設される。横架材9としては、
側枠13と垂木29とがある。側枠13の一端部には図
13のように、コーナ連結金具30が取付けてあり、コ
ーナ連結金具30の側面には逆L状をした係止突部14
が設けてある。また、側枠13の他端部には図14のよ
うに、他のコーナ連結金具31が取付けてあり、このコ
ーナ連結金具31にははめ込み突部31aが設けてあ
る。一方、軒樋5の端部には図13のように係止孔15
が設けてあり、更に、前枠7には図11のように、タッ
ピングホール用リブ7cが設けてある。そして、側枠1
3の一端部の係止突部14を軒樋5に設けた係止孔15
に係止して仮止めした状態で側枠13の他端部のはめ込
み突部31を前枠7のタッピングホール用リブ7cに被
嵌し、この状態でビス32をタッピングホール用リブ7
cのタッピングホールに螺合して固着し、その後で側枠
13と軒樋5とを図15のようにビス33により固着す
るものである。このように側枠13の一端部の係止突部
14を軒樋5に設けた係止孔15に係止して仮止めした
状態で側枠13の他端部を前枠7に固着し、その後で側
枠13と軒樋5とを固定することで、一人作業でも側枠
13の施工ができるものである。垂木29は図18に示
すように、軒樋5に設けた載置用突片34に一端部を載
置すると共に他端部を前枠7に設けたはめ込み凹部35
にはめ込んで仮支持した状態でねじ具36により固着し
て図16のように垂木29を架設するものである。
【0017】垂木29間、あるいは端部に位置する垂木
29と側枠13との間には図17のように、母屋37が
架設して取付けられる。この場合、図18に示すように
垂木29や側枠13の側面部に載置部38を形成し、こ
の載置部38に係止用凹部38aを形成し、この載置用
凹部38aに母屋37の端部をはめ込んで取付ける。軒
樋5には図20のように、パネル受け39が取付けら
れ、一方、前枠7にはパネル差し込み部7dが設けてあ
る。そして、屋根パネル10を横架材9及び母屋37の
上に載せ、はじめに図20(a)の矢印イのように屋根
パネル10の一端部をパネル受け39に差し込み、その
後、図20(b)の矢印ロのように屋根パネル10の他
端部をパネル差し込み部7dに差し込んで屋根パネル1
0を図19のように取付ける。この状態で、図21に示
すように、隣り合う屋根パネル10の端部同士を屋根押
え材40により押え、ねじにより垂木29や側枠13に
固着するものである。
29と側枠13との間には図17のように、母屋37が
架設して取付けられる。この場合、図18に示すように
垂木29や側枠13の側面部に載置部38を形成し、こ
の載置部38に係止用凹部38aを形成し、この載置用
凹部38aに母屋37の端部をはめ込んで取付ける。軒
樋5には図20のように、パネル受け39が取付けら
れ、一方、前枠7にはパネル差し込み部7dが設けてあ
る。そして、屋根パネル10を横架材9及び母屋37の
上に載せ、はじめに図20(a)の矢印イのように屋根
パネル10の一端部をパネル受け39に差し込み、その
後、図20(b)の矢印ロのように屋根パネル10の他
端部をパネル差し込み部7dに差し込んで屋根パネル1
0を図19のように取付ける。この状態で、図21に示
すように、隣り合う屋根パネル10の端部同士を屋根押
え材40により押え、ねじにより垂木29や側枠13に
固着するものである。
【0018】軒樋5の両側に設けた排水孔5dのうち一
方の排水孔5dには図23に示すように、止水キャップ
45を取付け、他方の排水孔5dには図22に示すよう
に、集水口プレート46を取付ける。図22、図24、
図25に示すように、集水口プレート46を設けた側の
軒樋5の下端部の下方開口の凹部5fには集水器47を
はめ込み、縦樋エルボ48で集水器47の端部を下方か
ら凹部5fに押し付けた状態で縦樋エルボ48を支柱1
にねじ49により固着することで集水器47を取付け
る。ここで、集水器47の両端部はそれぞれ端板47
a、47bを取付けて遮蔽してあるが、一方の端板47
aが他方の端板47bよりも上方に突出しており、この
ため、軒樋5の下端部の下方開口の凹部5fに集水器4
7をはめ込んで縦樋エルボ48で集水器47の端部を下
方から凹部5fに押し付けて取付けた場合、両端板47
a、47bの上端部が凹部5fの上面に当接することで
縦樋エルボ48が図25のように傾斜するように取付け
られる。そして、上方に突出した端板47a側が縦樋エ
ルボ48側となり、端板47bが集水口プレート46側
となるようにすることで、集水器47は縦樋エルボ48
側が下となるような下り傾斜の水勾配となる。支柱1に
取付けた縦樋エルボ48には縦樋52の上端部が嵌合さ
れ、また縦樋52の下端部には排水口部材53をはめ込
んで該排水口部材53をねじで支柱1に固定する。
方の排水孔5dには図23に示すように、止水キャップ
45を取付け、他方の排水孔5dには図22に示すよう
に、集水口プレート46を取付ける。図22、図24、
図25に示すように、集水口プレート46を設けた側の
軒樋5の下端部の下方開口の凹部5fには集水器47を
はめ込み、縦樋エルボ48で集水器47の端部を下方か
ら凹部5fに押し付けた状態で縦樋エルボ48を支柱1
にねじ49により固着することで集水器47を取付け
る。ここで、集水器47の両端部はそれぞれ端板47
a、47bを取付けて遮蔽してあるが、一方の端板47
aが他方の端板47bよりも上方に突出しており、この
ため、軒樋5の下端部の下方開口の凹部5fに集水器4
7をはめ込んで縦樋エルボ48で集水器47の端部を下
方から凹部5fに押し付けて取付けた場合、両端板47
a、47bの上端部が凹部5fの上面に当接することで
縦樋エルボ48が図25のように傾斜するように取付け
られる。そして、上方に突出した端板47a側が縦樋エ
ルボ48側となり、端板47bが集水口プレート46側
となるようにすることで、集水器47は縦樋エルボ48
側が下となるような下り傾斜の水勾配となる。支柱1に
取付けた縦樋エルボ48には縦樋52の上端部が嵌合さ
れ、また縦樋52の下端部には排水口部材53をはめ込
んで該排水口部材53をねじで支柱1に固定する。
【0019】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、角筒
状の支柱の上端部に内外及び上方に開口する切欠部を設
け、筋交い材の端部両側面にL状の筋交い材取付け金具
の一片を固着し、切欠部に筋交い材の他端部をはめ込む
と共に筋交い材取付け金具を支柱内に差し込み、L状の
筋交い材取付け金具の他片を支柱の内面に当てると共に
支柱の外面より挿入したねじ具を切欠部の両側の支柱の
側面部を貫通して筋交い材取付け金具の他片に固着する
ので、筋交い材取付け金具が支柱の外面部に露出するこ
となく筋交い材を支柱に取付けることができ、外観をす
っきりし、商品価値を高めるものである。
状の支柱の上端部に内外及び上方に開口する切欠部を設
け、筋交い材の端部両側面にL状の筋交い材取付け金具
の一片を固着し、切欠部に筋交い材の他端部をはめ込む
と共に筋交い材取付け金具を支柱内に差し込み、L状の
筋交い材取付け金具の他片を支柱の内面に当てると共に
支柱の外面より挿入したねじ具を切欠部の両側の支柱の
側面部を貫通して筋交い材取付け金具の他片に固着する
ので、筋交い材取付け金具が支柱の外面部に露出するこ
となく筋交い材を支柱に取付けることができ、外観をす
っきりし、商品価値を高めるものである。
【0020】また、筋交い材取付け金具乃至筋交い材に
縦長孔を設けてボルトを該縦長孔に挿通して筋交い材に
対して筋交い材取付け金具のなす角度を変更自在とする
ものにおいては、支柱に対する筋交い材の取付け角度を
調整でき、現場における誤差を調整できて施工がし易く
なるものである。
縦長孔を設けてボルトを該縦長孔に挿通して筋交い材に
対して筋交い材取付け金具のなす角度を変更自在とする
ものにおいては、支柱に対する筋交い材の取付け角度を
調整でき、現場における誤差を調整できて施工がし易く
なるものである。
【図1】(a)は本発明の筋交い材を支柱に取付ける状
態を示す分解斜視図であり、(b)は取付け後の側面図
であり、(c)は取付け後の正面図である。
態を示す分解斜視図であり、(b)は取付け後の側面図
であり、(c)は取付け後の正面図である。
【図2】同上の筋交い材に筋交い材取付け金具を取付け
ている状態の分解斜視図である。
ている状態の分解斜視図である。
【図3】(a)は同上の筋交い材カバーをはめ込んでい
る状態を示す斜視図であり、(b)は支柱キャップを取
付けている状態を示す斜視図である。
る状態を示す斜視図であり、(b)は支柱キャップを取
付けている状態を示す斜視図である。
【図4】同上の全体正面図ある。
【図5】同上の全体側面図である。
【図6】同上の筋交い材を取付けた支柱を立設している
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図7】同上の軒樋を取付けている状態の斜視図であ
る。
る。
【図8】同上の軒樋を取付ける状態を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図9】同上に用いる軒樋を示し、(a)は側面図であ
り、(b)は平面図であり、(c)は下面図である。
り、(b)は平面図であり、(c)は下面図である。
【図10】同上の前枠を取付けた状態の斜視図である。
【図11】(a)は同上の筋交い材に前枠を仮支持して
いる状態の断面図であり、(b)は同上の本固定してい
る状態の分解斜視図である。
いる状態の断面図であり、(b)は同上の本固定してい
る状態の分解斜視図である。
【図12】同上の側枠を取付けている状態の斜視図であ
る。
る。
【図13】同上の側枠を仮支持する状態を示す分解斜視
図である。
図である。
【図14】同上の側枠を前枠に固定する状態を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図15】同上の側枠を軒樋に本固定している状態の斜
視図である。
視図である。
【図16】同上の垂木の取付けを示す一部分解斜視図で
ある。
ある。
【図17】同上の母屋の取付けを示す一部分解斜視図で
ある。
ある。
【図18】同上の母屋の取付けを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図19】同上の屋根パネルの取付けを示す一部分解斜
視図である。
視図である。
【図20】(a)は同上の屋根パネルのパネル受けへの
取付け部分を示す断面図であり、(b)は屋根パネルを
パネル差し込み部に取付けている部分を示す断面図であ
る。
取付け部分を示す断面図であり、(b)は屋根パネルを
パネル差し込み部に取付けている部分を示す断面図であ
る。
【図21】同上の屋根押えの取付けを示す一部分解斜視
図である。
図である。
【図22】同上の集水器の取付けを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図23】同上の止水キャップの取付けを示す分解斜視
図である。
図である。
【図24】同上の集水器の取付けを示す正面図である。
【図25】同上の集水器の取付けを示す側面図である。
【図26】同上の筋交い材、前枠、垂木、屋根パネルの
取付け部分の断面図である。
取付け部分の断面図である。
【図27】同上の軒樋の支柱への取付け部分を示す断面
図である。
図である。
【図28】従来例の分解斜視図である。
1 支柱 3 筋交い材 16 筋交い材取付け金具 16a 一片 16b 他片 17 ボルト 19 切欠部 20 ねじ具 60 縦長孔
Claims (2)
- 【請求項1】 支柱の上端部に筋交い材を取付けるもの
において、角筒状の支柱の上端部に内外及び上方に開口
する切欠部を設け、筋交い材の端部両側面にL状の筋交
い材取付け金具の一片を固着し、切欠部に筋交い材の他
端部をはめ込むと共に筋交い材取付け金具を支柱内に差
し込み、L状の筋交い材取付け金具の他片を支柱の内面
に当てると共に支柱の外面より挿入したねじ具を切欠部
の両側の支柱の側面部を貫通して筋交い材取付け金具の
他片に固着して成ることを特徴とする支柱への筋交い材
の取付け構造。 - 【請求項2】 筋交い材の端部側面に筋交い材取付け金
具の一片をボルトにて取付けるものにおいて、筋交い材
取付け金具乃至筋交い材に縦長孔を設けてボルトを該縦
長孔に挿通して筋交い材に対して筋交い材取付け金具の
なす角度を変更自在として成ることを特徴とする請求項
1記載の支柱への筋交い材の取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091650A JP3032662B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 支柱への筋交い材の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091650A JP3032662B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 支柱への筋交い材の取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299607A JPH06299607A (ja) | 1994-10-25 |
JP3032662B2 true JP3032662B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14032397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5091650A Expired - Fee Related JP3032662B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 支柱への筋交い材の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032662B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4828858B2 (ja) * | 2005-05-09 | 2011-11-30 | 三協立山アルミ株式会社 | 建築構造体 |
JP6081808B2 (ja) * | 2013-01-31 | 2017-02-15 | 三協立山株式会社 | 簡易構造物 |
JP6293641B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2018-03-14 | 三協立山株式会社 | 組立建物 |
JP6352163B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2018-07-04 | 三協立山株式会社 | 簡易建物 |
JP6877162B2 (ja) * | 2017-02-02 | 2021-05-26 | 株式会社Lixil | 屋根構造体 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP5091650A patent/JP3032662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06299607A (ja) | 1994-10-25 |
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