JP6348330B2 - 水素放出器、水素ガス供給方法及び水素放出システム - Google Patents

水素放出器、水素ガス供給方法及び水素放出システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば水素ガスを放出する水素放出器、水素ガス供給方法及び水素放出システムに関するものである。
近年、体内に取り込むことにより、活性酸素などを除去する効果があるとして、水素が注目されている。例えば、一般的な水道水やミネラルウォータよりも水素が高濃度で含まれている水素水が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−128882号公報
ところで、水素水の状態で水素を体内に取り込むには、水素水を飲む必要がある。水素ガスは分子量が低く、溶媒となる水から揮発しやすいため、水素水の製造後、当該水素水を速やかに飲むことが好ましい。
しかしながら、例えば動物に水素水を与えても、動物がすぐに水素水を飲んでくれるとは限らないなど、人間が飲む以外の方法を用いて、水素の効果を活用することが難しかった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、人間が飲む以外の方法で水素の効果を活用できる水素放出器及び水素放出システムを提供することである。
かかる課題を解決するため、本発明の水素ガス供給方法は、水素ガスの透過率が高い管を同一平面上に広げて水素液充填層を形成し、
前記水素充填層を挟んで対向する2つの対向のうち少なくとも1面を放出面として水素ガスを放出させるようにした。
これにより、水素ガス供給方法では、一定の面積を有する放出面から水素ガスを供給できるため、さまざまなシチュエーションで供給対象に水素ガスを供給することができる。
本発明の水素ガス放出システムでは、水素を含有する水素液を生成する水素液生成装置と、水素ガスの透過率が高い管を同一平面上に広げた水素液充填と、前記水素液充填層を挟んで対向する2つの対向面と、前記水素液充填層から前記水素液を排出する水素液排出口とを有し、前記対向層のうち少なくとも1面を放出面として、該放出面から水素ガスを放出するようにした。
これにより、水素ガス放出システムでは、一定の面積を有する放出面から水素ガスを供給できるため、さまざまなシチュエーションで供給対象に水素ガスを供給することができる。
本発明の水素放出器では、水素を含有する水素液を供給する水素液供給装置に接続される水素液供給口と、水素ガスの透過率が高い管を同一平面上に広げた水素液充填層と、前記水素液充填層から前記水素液を排出する水素液排出口とようにした。
これにより、本発明は、一定の面積を有する放出面から水素ガスを供給できるため、さまざまなシチュエーションで供給対象に水素ガスを供給することができる。
本発明は、一定の面積を有する放出面から水素ガスを供給できるため、さまざまなシチュエーションで供給対象に水素ガスを供給することができ、かくして人間が飲む以外の方法で水素の効果を活用できる水素ガス供給方法、水素放出システム及び水素放出器を提供できる。
水素放出システムの構成を示す略線図である。 水素放出器(1)の構成を示す略線図である。 水素充填層の構成(1)を示す略線図である。 水素放出器(2)の構成を示す略線図である。 水素放出器(3)の構成を示す略線図である。 水素充填層の構成(2)の構成を示す略線図である。 水素充填層の構成(3)の構成を示す略線図である。 水素充填層の構成(4)の構成を示す略線図である。 水素放出システムの使用(1)の説明に供する略線図である。 水素放出システムの使用(2)の説明に供する略線図である。 水素放出システムの使用(3)の説明に供する略線図である。 水素放出システムの使用(4)の説明に供する略線図である。
次に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
<1.水素放出システムの構成>
水素ガスは、分子量が極めて小さく軽いため、種々の物質を通り抜けてしまい貯蔵するのが難しく、さらにすぐに上に上ってしまうという性質がある。このため、水素ガスを活用することが難しかった。
そこで本発明では、水素ガスを一旦水などの液体に混合して溶解させた水素液を生成することにより、水素ガスが再びガスとして揮発するまでの間の短い時間だけトラップしておく。
そしてこの水素液を平たく広げ、少なくとも一面を放出面として水素ガスを少しずつ放出させるようにした。これにより、本発明では、様々な用途・状況において水素ガスを利用することが可能となった。
図1において1は、全体として水素放出システムを示している。水素液生成部2は、水素を含有させた液体を生成する。水素液の媒質としては、特に限定されないが、水、アルコール、有機溶剤など、種々の媒質を使用することができる。
当該媒質は、好ましくは水であり、水素を高濃度で溶存させるために種々の添加剤を添加することも可能である。水は、水道水や、ミネラルウォータ、イオン交換水、精製水など種々のものを使用できる。水素液は、流動性があればよく、例えば軟らかいジェル状であっても良い。以下、便宜上、媒質を水として説明する。
水素液生成部2は、水素ガスを生成し、当該水素ガスを媒質に溶解させることにより、水素液を生成する。水素ガスは、ガスボンベで貯蔵してあるものを使用したり、水を電気分解又はマグネシウムと水との化学反応などによってその場で製造したりしてもよい。
水素液生成部2は、例えば水に対して水素ガスを吹き込んでバブリングしたり、水素ガスを吹き込みながら水を高速旋回させてファインバブルを発生させたり、水と水素ガスを高圧環境にすることで水素ガスを高濃度で水に含有させて水素液を生成し、温度調整部3に供給したりする。
温度調整部3は、水素液を加温又は冷却することにより、水素液を設定された温度に調整し、当該水素液を水素放出器4へ供給する。
水素放出器4は、水素液に含有する水素を水素ガスとして放出(詳しくは後述する)し、当該水素液を補水部5へ供給する。
補水部5は、必要に応じて水を補水して液量の調整を行い、調整された水素液を循環部6に供給する。
循環部6は、例えばポンプであり、水素液に圧力をかけて水素液生成部2へ供給する。この水素液は、水素液生成部2において、媒質として使用される。一旦使用した水素液を媒質として再利用することにより、残留する水素によって水素液の水素濃度を向上させることができると共に、水及び温度調整のエネルギーを節約することができる。
次に、水素放出器4の構成について説明する。図2に示すように、水素放出器4Xは、水素液が充填される水素液充填層10を、水素ガスの透過率が高い水素ガス透過層11と、水素ガスの透過率が低い水素ガス不透過層13によって挟んだ構成を有している。
例えば水素ガス透過層11と水素ガス不透過層13の周囲がヒートシールや接着剤などによって接着されることにより、水素液充填層10が構成される。水素ガス透過層11の材料としては、特に限定されないが、一般的なプラスチックや、プラスチックと金属薄層とが組み合わされたものなどが好適に使用される。
水素ガス不透過層13の材料としては、特に限定されないが、高密度のプラスチックや金属、若しくはこれらを組み合わせたものなどが好適に使用される。水素ガス不透過層13は、水素ガスを完全に遮断する必要はなく、水素ガス透過層11と比較して水素ガスの透過性が低ければよい。
水素液充填層10は、水素液供給口10aと水素液排出口10bを有しており、水素液供給口10aから供給された水素液が水素液排出口10bから排出される。
図3に示すように、水素液充填層10には、水素水通過パス10cが設けられている。水素液供給口10aから供給された水素液は、この水素水通過パス10cに沿って蛇腹状に進んで水素液排出口10bから排出される。この水素水通過パス10cは、例えば、水素ガス透過層11と水素ガス不透過層13とが線状に接着されることにより形成される。
ここで、水素液充填層10は、その片面が水素ガス透過層11によって形成されている。水素ガスは、分子量が低いことから、水素液中から随時、水素ガスとして揮発する。すなわち、水素液中から揮発した水素ガスは、水素ガス透過層11を通過し、水素放出器4Xの外へ放出される。
このようにして、水素放出器4Xは、水素ガス透過層11を放出面として、水素液中から揮発する水素ガスを放出することができる。
また、図4に示す水素放出器4Zのように、水素ガス透過層11及び16によって水素液充填層10の両面を挟むように構成することにより、水素ガスを水素ガス透過層11及び16の両面から放出する両面タイプを形成することができる。
さらに、図5に示す水素放出器4Yのように、水素ガス透過層11と水素ガス不透過層13によって水素充填10を形成し、水素ガス不透過層13に保温材14及び外装材15を組み合わせるようにしても良い。これにより、水素液の温度変化を抑制しつつ、水素液充填層10を保護することができる。
例えば、外装材15として板状部材を使用することにより、水素放出器4Zを自立可能なパネル状に形成することも可能である。もちろん、水素放出器4X及び4Yの外側に保護材や外装材を使用することも可能である。例えば水素放出器4Yに水素ガス透過層11や水素ガス不透過層13を選択して貼り合わせることにより、片面タイプと両面タイプを適宜選択して製造することもできる。
また、図6に示すように、水素液充填層10には、水素水通過パス10cは必ずしも必要ではない。また、図7に示すように、水素水通過パス10cを渦巻状に形成しても良い。図8に示すように、水素ガスを透過する素材で形成された管を同一平面上で何度も折り返すようにして平面上に広げて水素水通過パス10cとし、当該水素水通過パス10cを水素ガス透過層11と水素ガス不透過層13によって挟むようにしてもよい。
水素放出器4は、シート状又はパネル状に形成することが可能なため、矩形状以外の形状にすることが可能である。例えば、箱状、ロール状、袋状、筒状、棒状、球状、被服状、ヘルメット状、マスク状など、用途に応じて平面・曲面を含めた様々な形状にすることができる。
このように、水素放出システム1では、水素を含有させた水素液を平たく広げると共に、形成された面の少なくとも一面を水素ガス透過層11として形成するようにした。これにより、水素放出システム1では、水素ガス透過層11を放出面として水素液から揮発する水素ガスを放出させることができる。
以上の構成によれば、水素放出器4は、水素を含有する水素液が供給される水素液供給口10aと、水素液を平たく広げる水素液充填層10と、水素液充填層10から水素液を排出する水素液排出口10bとを有し、水素液充填層10の少なくとも一面である放出面としての水素ガス透過層11から、水素ガスを放出するようにした。
これにより、水素放出器4は、一旦水素液中にトラップした水素ガスを水素液充填層10において放出することができ、ユーザの要望に応じた場所で安定的に水素ガスを放出することができる。
水素放出器4Xにおいて、水素液充填層10を挟んで放出面である水素ガス透過層11と対向する対向面としての水素不透過層13は、水素ガスの透過率が低い水素ガス不透過層である。これにより、水素放出器4Xは、水素ガス透過層11から選択的に水素ガスを放出させることができる。
水素放出器4において、水素液充填層10には、水素液が通過する水素液通過パス10cが設けられている。これにより、水素放出器4は、水素液を一部の場所に滞留させることなく、スムーズに循環させることができる。
水素放出器4において、水素液充填層10は、水素ガスの透過率が高い管を水素液通過パス10cとして平たく配置することにより形成される。これにより、水素放出器4は、水素液を広い面積に行き渡らせることができ、水素液の量を節約できる。
また、水素放出器4は、分岐や配置を自由に設計できる。例えば早い段階で3本に分岐させ、並行してそれぞれの管を延ばすことにより、水素液供給口10aから水素液排出口10bまでの距離を短くすることができる。これにより、放出される水素ガスの偏りを減少させることができるため、放出面が広い面積を必要とする場合に適している。
水素放出器4は、放出面又は対向面の少なくとも一面の外側に保護シートとしての保護材15を有する。これにより、水素放出器4は、使用状況に応じて水素液充填層10を適切に保護することができる。
水素放出器4Zは、水素液充填層10を挟んで互いに対向する2面である水素ガス透過層11及び16を放出面として水素ガスを放出する。これにより、より沢山の水素ガスを放出させることが可能である。
<2.水素放出システムの利用>
次に、かかる水素放出システム1の利用方法について説明する。なお、図では、便宜上、水素放出器4以外の構成を省略している。
図9に示すように、水素放出器4は、例えば室内の床に敷かれた状態で使用される。この場合、人間の体重が水素放出器4に加えられることが想定されるため、水素ガス透過層11を丈夫な材質に形成する、又は当該水素ガス透過層11を保護する保護材を設けることが好ましい。
これにより、室内のユーザは肺呼吸や皮膚呼吸により水素を取り入れることが可能となる。水素を取り込むことにより、体内の活性酸素を除去することができ、病気の予防効果が得られる他、乳酸の分解を促進して疲労回復の効果を得ることができる。
また、床暖房設備を利用して、水素ガスを供給することも可能である。すなわち、水素ガスを透過する素材で形成された管を同一平面上に満遍なく広げて水素液充填層とする。そして下側に水素ガス不透過層13を敷き、側に水素ガス透過層11及び水素ガスを透過する材質の床材を敷く。
これにより、上面を放出面として水素ガスが放出される。水素ガスは比重が軽いためすぐに上に上昇するため、ユーザは確実に水素ガスを体内に取り込むことが可能となる。例えば水素液充填層10に暖めた水素液を循環すれば暖房+水素放出器として使用でき、常温の水素液を循環すれば通常の水素放出器として使用可能である。もちろん、通常の温水を使用することにより、暖房のみとしての稼働も可能となる。
図10に示すように、水素放出器4を顔に合わせた形状にし、フェイスマスクとして使用することができる。肌に密着させることにより、水素放出器4から放出される水素を効果的に皮膚に接触させることができ、肌の新陳代謝を促進すると共に、皮膚呼吸により皮膚から水素を取り込ませることができる。
図11に示すように、ヘルメットの内側に水素放出器4を設置することにより、肺呼吸及び皮膚呼吸により水素を体内に吸収することができる。この場合、肌だけでなく、髪の毛に水素を接触させることができ、髪の毛に対する美容効果が得られる他、頭部から水素を取り込むことにより脳細胞を活性化することができる。
さらに、水素放出器4は、人間だけでなく、動物や植物に対しても使用することが可能である。
図12に示すように、例えば水素放出器4を箱の底面に敷き、箱内に水素ガスを充満させることにより、野菜や果物などの糖度を上昇させると共に、鮮度保持することができる。この原理を応用して、例えば冷蔵庫の野菜室内に水素放出器4を設置することにより、野菜を長持ちさせることが可能となる。
また、図示しないが、牛・豚・鶏などの家畜の舎屋に水素放出器4を設置することにより、家畜が水素ガスを体内に取り込んで健康効果を得ることができ、肉質改善や乳量増加をすることができる。また、舎屋における糞尿などの腐敗を抑制することができる。床暖房と同様、家畜の下に敷くようにして水素放出器4を設置することにより、皮膚・肺呼吸により家畜の体内に水素ガスを取り込ませることができる。
さらに、水槽内に水素放出器4を設置することにより、魚の生存率を高めたり、水槽内が汚れるのを抑制したりすることができる。
他にも、生花保管庫、輸送コンテナ、健康カプセル、サウナ、浴室、浴槽、ベッド、ソファ、椅子、机、枕、棺桶、美容器、医療施術器、海産物保存、農産物保存、総菜保存、インテリアなどに水素放出器4を設置することができる。
以上の構成によれば、水素放出システム1では、水素を含有する水素液を生成し、当該水素液を曲面又は平面状に平たく広げることにより、当該広げられた水素液充填層10の少なくとも一面を放出面として、当該放出面から水素ガスを放出させる。
これにより、水素放出システム1は、面から水素ガスを放出することができるため、広い面積の場所でも満遍なくかつ効果的に水素を放出することができる。
水素放出システム1において、放出面は、水素ガスを供給したい供給対象である人間、動植物などの下側に設置される。これにより、水素放出システム1では、軽量な水素ガスが上へ上る性質を利用して、供給対象に対して確実に水素ガスを供給できる。
水素放出システム1において、供給対象は、家畜である。これにより、飲用としての水素水よりも確実に家畜に対して水素を供給することができるため、家畜の健康を増進することができる。
水素放出システム1において、放出面である水素ガス透過層11は、冷蔵しながら食品などを保存する冷蔵庫内に設置される。これにより、冷蔵庫内に保存される食品や花などの酸化を防止でき、食品などの鮮度を保つことができる。
水素放出システム1において、例えばマスクや被服の形状でユーザの皮膚に密着させたり、家畜や人間のベッドとして使用することにより水素ガスを供給したい供給対象に放出面を密着させたりする。これにより、水素放出システム1は、供給対象の皮膚から効果的に水素ガスを吸収させることができる。
水素放出システム1において、魚が生息する水槽内に放出させた水素ガスを放出する。特に熱帯魚などでは、水質の微妙な変化に影響されるため、水槽内にむやみに水素水を添加することはできない。水素放出システム1では、水素ガスのみを水槽内に放出できるため、魚の生存率を高めると共に、水質を保つことができる。
本願発明人は、空気中よりも水素ガスの濃度を高めた雰囲気中で農作物を保存することにより、野菜や果実の糖度を向上させ得ることを見出した。例えば水素放出システム1を用いて野菜や果実を追熟させることにより、野菜や果実の価値を向上させることができる。
以上の構成において、水素放出システム1は、水素を含有する水素液を生成する水素液生成装置としての水素液生成部2と、平たく広げられた水素液充填層10の一面である放出面から水素ガスを放出する水素放出器4とを有するようにした。
これにより、水素放出システム1は、一定の面積を有する放射面から水素ガスを放出することができるため、広い空間や広い面積に満遍なく水素ガスを行き渡らせることができ、水素ガスの利用方法を広げることができる。
さらに、水素放出システム1において、水素液生成部2は、水素放出器4から排出された水素液を用いて水素液を生成するようにした。
これにより、水素放出システム1では、水素液に残存する水素と、水と、エネルギーを有効活用でき、環境に優しい水素放出システムを形成できる。
また、水素放出システム1は、水素液生成部2によって生成された水素液の温度を調整する温度調整装置としての温度調整部3を有するようにした。これにより、水素放出システム1は、例えば暖房設備と兼用したり、簡易的な冷蔵装置として使用したりすることができ、さらに活用方法を広げることができる。
<3.他の実施の形態>
さらに上述の実施の形態においては、水素放出システム1が温度調整部3を有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、温度調整部3は必ずしも必須ではない。
また上述の実施の形態においては、水素放出システム1が循環部6を有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、循環部6は必ずしも必須ではない。例えば、水素水生成部2が水素液を供給する水圧によって全体の系が循環するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、水素放出システム1が補水部5を有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、補水部5は必ずしも必須ではない。また、例えば水素液生成部2の前段に補水部5を設けても良い。
また上述の実施の形態においては、水素放出システム1が水素放出器4で使用した水素液を原水として水素液を生成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、随時供給される原水や原材料液を使って水素液を生成しても良い。
さらに上述の実施の形態においては、水素液供給口としての水素液供給口10aと水素液充填層としての水素液充填層10と水素液排出口としての水素液排出口10bと放出面としての水素ガス透過層11とによって水素放出器としての水素放出器4を構成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる、水素液供給口と、水素液充填層と、水素液排出口と、放面とによって本発明の水素放出器を構成しても良い。
また上述の実施の形態においては、水素生成装置としての水素生成部と、水素放出器としての水素放出器4とによって水素放出システムとしての水素放出システム1を構成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる、水素生成装置と水素放出器4とによって本発明の水素放出システムを構成しても良い。
本発明は、例えば医療、美容サービスや精密部品及び野菜洗浄などに適用することができる。
1・・・・・・水素放出システム
2・・・・・・水素液生成部
3・・・・・・温度調整部
4、4X、4Y、4Z・・・・・・水素放出器
10・・・・・・水素液充填層
10a・・・・・・水素液供給口
10b・・・・・・水素液排出口
11、16・・・・・・水素ガス透過層

Claims (13)

  1. 水素を含有する水素液を生成し、
    水素ガスの透過率が高い管を同一平面上に広げて水素液充填層を形成し、
    前記水素充填層を挟んで対向する2つの対向面のうち少なくとも1面を放出面として水素ガスを放出させる
    ことを特徴とする水素ガス供給方法。
  2. 前記放出は、
    水素ガスを供給したい供給対象の下側に設置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の水素ガス供給方法。
  3. 前記供給対象は、
    家畜である
    ことを特徴とする請求項2に記載の水素ガス供給方法。
  4. 前記放出は、
    冷蔵しながら食品などを保存する冷蔵庫内に設置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の水素ガス供給方法。
  5. 水素ガスを供給したい供給対象に前記放出を密着させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の水素ガス供給方法。
  6. 魚が生息する水槽内において前記放出面から水素ガスを放出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の水素ガス供給方法。
  7. 水素を含有する水素液を生成し、
    水素ガスの透過率が高い管を同一平面上に広げて水素液充填層を形成し、
    前記水素充填層を挟んで対向する2つの対向面のうち少なくとも1面を放出面として水素ガスを放出させることにより、
    空気中よりも水素ガスの濃度を高めた雰囲気中で農作物を保存する
    ことを特徴とする農作物の保存方法。
  8. 水素を含有する水素液を生成する水素液生成装置と、
    水素ガスの透過率が高い管を同一平面上に広げた水素液充填層と、
    前記水素液充填層を挟んで対向する2つの対向面と、
    前記水素液充填層から前記水素液を排出する水素液排出口と
    を有し、
    前記対向のうち少なくとも1面を放出面として、該放出面から水素ガスを放出する
    ことを特徴とする水素放出システム。
  9. 前記水素液生成装置は、
    前記水素液排出口から排出された水素液を用いて前記水素液を生成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の水素放出システム。
  10. 水素を含有する水素液を供給する水素液供給装置に接続される水素液供給口と、
    水素ガスの透過率が高い管を同一平面上に広げた水素液充填層と、
    前記水素液充填層から前記水素液を排出する水素液排出口と
    を有することを特徴とする水素放出器。
  11. 前記水素液充填層を挟んで対向する2つの対向面のうち1面を水素ガスを透過させる放出面とし、他方の面を水素ガスの透過率が低い水素ガス不透過面として、前記放出面から水素ガスを放出させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の水素放出器。
  12. 前記水素液充填層における2つの対向面のうち少なくとも一面の外側に保護シート
    を有することを特徴とする請求項10に記載の水素放出器。
  13. 前記2つの対向面の双方を前記放出面として前記水素ガスを放出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の水素放出器。

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