JP6341029B2 - 物品収納設備 - Google Patents

物品収納設備 Download PDF

Info

Publication number
JP6341029B2
JP6341029B2 JP2014191710A JP2014191710A JP6341029B2 JP 6341029 B2 JP6341029 B2 JP 6341029B2 JP 2014191710 A JP2014191710 A JP 2014191710A JP 2014191710 A JP2014191710 A JP 2014191710A JP 6341029 B2 JP6341029 B2 JP 6341029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mast
article storage
article
storage device
ladder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014191710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016060621A (ja
Inventor
昌重 岩田
昌重 岩田
旭 江本
旭 江本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2014191710A priority Critical patent/JP6341029B2/ja
Publication of JP2016060621A publication Critical patent/JP2016060621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6341029B2 publication Critical patent/JP6341029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、物品搬送体の移動通路を挟んで水平方向に並べて対向配置された一対の物品収納棚を備える物品収納装置と、物品収納装置に対して移動通路の延在方向の一方側である第一方向側に並べて配置されて、上下方向において複数設定された物品移載位置において物品収納装置との間で物品を移載する物品移載装置と、を備え、物品移載装置が、上下方向に沿って立設される第一マストと、第一マストによって昇降自在に支持されると共に複数の物品移載位置のそれぞれに対応する高さにおいて物品収納装置との間で物品を移載する第一昇降台とを、移動通路の幅方向における移動通路の中央部よりも一方側に備えると共に、上下方向に沿って立設される第二マストと、第二マストによって昇降自在に支持されると共に複数の物品移載位置のそれぞれに対応する高さにおいて物品収納装置との間で物品を移載する第二昇降台とを、幅方向における移動通路の中央部よりも他方側に備えた物品収納設備に関する。
上記のような物品収納設備として、特開平7−109008号公報(特許文献1)に記載された物品収納設備が知られている。特許文献1に記載の物品収納設備は、一対の物品収納棚(1A,1B)の間に架設される歩廊(2,3)と、歩廊(2,3)に作業者が登るための梯子(22,23)とを備えている。作業者は、梯子を利用して歩廊に登ることで、物品収納棚の上方部分に対するメンテナンス作業(保守点検作業)を容易に行うことができる。
特開平7−109008号公報
ところで、梯子の高さや設置環境等によっては、梯子を昇り降りする作業者を部分的に囲む落下防止体(背かご)が設けられる場合がある。上記のような物品収納設備に落下防止体を備える場合には、物品の移載が行われる物品収納装置と物品移載装置との間の配置関係に大きな制約を与えることなく、落下防止体が設けられることが望ましい。なぜなら、当該配置関係に大きな制約が与えられる場合には、設備の構成の複雑化により設備の設置コストが増大したり、物品収納装置と物品移載装置とにより占められる空間が大きくなることで設備が大型化したりするおそれがあるからである。しかしながら、特許文献1には落下防止体に言及した記載はなく、物品収納装置と物品移載装置との間の配置関係に大きな制約を与えることのない落下防止体の配置構成は未だ判明していない。
そこで、物品の移載が行われる物品収納装置と物品移載装置との間の配置関係に大きな制約を与えることなく、落下防止体を設けることが可能な物品収納設備の実現が望まれる。
本発明に係る、物品搬送体の移動通路を挟んで水平方向に並べて対向配置された一対の物品収納棚を備える物品収納装置と、前記物品収納装置に対して前記移動通路の延在方向の一方側である第一方向側に並べて配置されて、上下方向において複数設定された物品移載位置において前記物品収納装置との間で物品を移載する物品移載装置と、を備え、前記物品移載装置が、上下方向に沿って立設される第一マストと、前記第一マストによって昇降自在に支持されると共に複数の前記物品移載位置のそれぞれに対応する高さにおいて前記物品収納装置との間で物品を移載する第一昇降台とを、前記移動通路の幅方向における前記移動通路の中央部よりも一方側に備えると共に、上下方向に沿って立設される第二マストと、前記第二マストによって昇降自在に支持されると共に複数の前記物品移載位置のそれぞれに対応する高さにおいて前記物品収納装置との間で物品を移載する第二昇降台とを、前記幅方向における前記移動通路の中央部よりも他方側に備えた物品収納設備の特徴構成は、前記延在方向に見て前記一対の物品収納棚の間に配置される部分を有するように、前記物品収納装置に対して前記第一方向側から着脱自在に又は固定的に取り付けられる作業者用の梯子と、前記梯子を昇り降りする作業者を前記幅方向の両側及び前記第一方向側から部分的に囲む落下防止体と、を備え、前記落下防止体が、前記第一マストと前記第二マストとによって前記幅方向の両側で支持されるように、前記第一マスト及び前記第二マストのそれぞれに固定されている点にある。
上記の特徴構成によれば、落下防止体が、第一マスト及び第二マストのそれぞれに固定されるため、物品の移載が行われる物品収納装置と物品移載装置との間の配置関係に大きな制約を与えることなく、落下防止体を設けることが可能な物品収納設備を実現することができる。
補足説明すると、第一マストは第一昇降台を昇降自在に支持するマストであり、第二マストは第二昇降台を昇降自在に支持するマストである。そのため、上記のように物品収納装置と物品移載装置とが延在方向に並べて配置される構成においても、第一マストや第二マストの周辺には、一般に、他の部材が配置されない空間が存在する。上記の特徴構成では、第一マスト及び第二マストのそれぞれに落下防止体を固定する構成を採用することで、上記の既存の空間を利用して落下防止体を設けることができる。この結果、物品収納装置と物品移載装置との間の配置関係に大きな制約を与えることなく、落下防止体を設けることができる。
なお、上記の特徴構成によれば、落下防止体を梯子に固定する場合に比べて梯子の軽量化を図ることができるという利点や、落下防止体を支持する専用の支持部材を備える場合に比べて設備の簡素化を図ることができるという利点もある。
ここで、前記第一マストは、前記第一昇降台よりも前記幅方向における前記移動通路の中央部側であって、前記幅方向に見て前記第一昇降台と重複する位置に配置され、前記第二マストは、前記第二昇降台よりも前記幅方向における前記移動通路の中央部側であって、前記幅方向に見て前記第二昇降台と重複する位置に配置され、前記落下防止体は、前記第一マスト及び前記第二マストに対して前記第一方向側に突出するように設けられていると好適である。
この構成によれば、第一マスト及び第二マストに対して第一方向側に、移動通路の中央部から幅方向の両側に広がる空間が形成され、当該空間を利用して落下防止体を設けることができる。よって、物品収納装置と物品移載装置との間の配置関係に大きな制約を与えることなく、落下防止体の幅方向や延在方向の長さ(大きさ)を適切に確保することができる。
上記のように、前記落下防止体が前記第一マスト及び前記第二マストに対して前記第一方向側に突出するように設けられている構成において、前記第一マストと前記第二マストとは、前記延在方向における互いに同じ位置に配置され、前記梯子は、前記第一マストと前記第二マストとの間に配置される部分を有するように、前記物品収納装置に対する取付部から前記第一方向側及び下方側に延びるように前記物品収納装置に取り付けられる構成とすると好適である。
この構成によれば、第一マストと第二マストとの間の空間を利用して、作業者の昇り降りのしやすさを考慮した傾きで、梯子を物品収納装置に取り付けることができる。また、物品収納装置における梯子が取り付けられる部分と第一マスト及び第二マストとの間の延在方向の間隔が、梯子により制約を受けることも抑制することができる。よって、落下防止体だけでなく梯子についても、物品収納装置と物品移載装置との間の配置関係に大きな制約を与えることなく設けることができる。
また、上記の各構成の物品収納設備において、前記物品収納装置は、前記延在方向に沿って移動する作業者が歩行する歩廊を前記一対の物品収納棚の間に備え、前記梯子は、作業者が前記歩廊に登ることが可能に前記物品収納装置に取り付けられ、前記落下防止体の少なくとも一部は、前記歩廊よりも高い位置に配置されていると好適である。
この構成によれば、作業者は、梯子を利用して歩廊に登ることで、移動通路における歩廊よりも上側の空間において、物品収納装置に対するメンテナンス作業を行うことができる。この際、落下防止体の少なくとも一部が、作業者が登る歩廊よりも高い位置に配置されるため、梯子を昇り降りする作業者の安全を適切に確保することができる。
本発明の実施形態に係る物品収納設備の一部の斜視図 本発明の実施形態に係る物品収納設備の一部の側面図 本発明の実施形態に係る物品移載装置の一部の斜視図 本発明の実施形態に係る物品移載装置の一部の側面図 本発明の実施形態に係る物品収納設備の一部の平面図
本発明に係る物品収納設備の実施形態について、図面を参照して説明する。図1、図2、及び図5に示すように、物品収納設備1は、物品収納装置10と物品移載装置30とを備えている。物品収納装置10は、物品搬送体20の移動通路21を挟んで水平方向Hに並べて対向配置された一対の物品収納棚を備えている。すなわち、互いに水平方向Hに離間して配置された一対の物品収納棚の間に、移動通路21が形成されている。ここで、一対の物品収納棚のうちの一方を第一物品収納棚11とし、他方を第二物品収納棚12とする。移動通路21の幅方向Wは、第一物品収納棚11と第二物品収納棚12とが対向する水平方向Hであり、移動通路21の延在方向Lは、幅方向Wに直交する水平方向Hである。以下、延在方向Lにおける一方側へ向かう方向を第一方向L1とし、延在方向Lにおける他方側へ向かう方向(第一方向L1とは反対方向)を第二方向L2とする。
図2に示すように、第一物品収納棚11及び第二物品収納棚12のそれぞれには、物品2が収納される。物品2は、例えば、コンテナや段ボール箱等とされる。第一物品収納棚11及び第二物品収納棚12のそれぞれは、上下方向V(鉛直方向)に複数段(本例では6段)の収納部17を備えている。図1に示すように、収納部17のそれぞれは、延在方向Lに位置をずらしながら複数の物品2を載置支持可能な支持体16を備えている。すなわち、収納部17のそれぞれには、複数の物品2を延在方向Lに並べて収納することができる。第一物品収納棚11及び第二物品収納棚12のそれぞれは、上下方向Vに沿って延びる複数の支柱14と、延在方向Lに沿って延びる複数のビーム材15(水平材)とを備えている。本明細書において「ある方向に沿う」とは、当該方向に平行な場合に限らず、当該方向に対して傾斜した場合(例えば傾斜角度が10度未満の場合)を含む概念として用いている。支柱14は、物品収納設備1の床面に立設され、ビーム材15は、支柱14に支持されている。支持体16は、上下方向Vの同じ位置において幅方向Wの互いに異なる位置に配置された一対のビーム材15の間に、架設されている。
物品収納装置10は、当該物品収納装置10における第一方向L1側の端部に、物品収納装置10に入庫される物品2や物品収納装置10から出庫される物品2を支持する中継部を備えている。具体的には、物品収納装置10は、第一物品収納棚11における第一方向L1側の端部に第一中継部91を備え、第二物品収納棚12における第一方向L1側の端部に第二中継部92を備えている。本実施形態では、第一中継部91及び第二中継部92のそれぞれは、載置支持した物品2を延在方向Lに搬送するコンベヤ(本例ではローラコンベヤ)を用いて構成されている。また、本実施形態では、第一中継部91は、第一物品収納棚11の収納部17のそれぞれに対応して、当該収納部17と同じ段数(本例では6段)設けられ、第二中継部92は、第二物品収納棚12の収納部17のそれぞれに対応して、当該収納部17と同じ段数(本例では6段)設けられている。第一中継部91のそれぞれは、第一物品収納棚11における対応する段(同じ段)の収納部17に対して、第一方向L1側に並べて配置され、第二中継部92のそれぞれは、第二物品収納棚12における対応する段(同じ段)の収納部17に対して、第一方向L1側に並べて配置されている。
物品搬送体20は、移動通路21を延在方向Lに沿って走行移動するように構成されている。物品搬送体20は、(自己と)移載対象部との間で物品2を移載する移載装置を備えている。移載対象部には、第一物品収納棚11の収納部17、第二物品収納棚12の収納部17、第一中継部91、及び第二中継部92が含まれる。物品搬送体20は、走行作動及び移載装置の移載作動により、第一中継部91と収納部17との間や、第二中継部92と収納部17との間で、物品2を搬送する。例えば、物品収納装置10に物品2を入庫する際には、物品搬送体20は、第一中継部91又は第二中継部92に支持されている物品2を、第一物品収納棚11又は第二物品収納棚12の収納部17に搬送する。また、物品収納装置10から物品2を出庫する際には、物品搬送体20は、第一物品収納棚11又は第二物品収納棚12の収納部17に収納されている物品2を、第一中継部91又は第二中継部92に搬送する。なお、本例では、物品搬送体20が備える移載装置は、物品2を延在方向Lの両側から挟む一対のクランプ部を、幅方向Wに移動させる機構を用いて構成されている。
物品搬送体20の走行経路は、移動通路21において上下方向Vに複数段形成されている。本実施形態では、物品搬送体20の走行経路は、第一物品収納棚11又は第二物品収納棚12の収納部17のそれぞれに対応して、当該収納部17と同じ段数(本例では6段)形成されている。物品搬送体20は、当該物品搬送体20が走行する走行経路と同じ段の収納部17と、当該走行経路と同じ段の第一中継部91又は第二中継部92との間で、物品2を搬送する。少なくとも一台の物品搬送体20が、複数段の走行経路のそれぞれに備えられる。本実施形態では、物品搬送体20の走行経路は、移動通路21を挟んで幅方向Wに対向する一対のビーム材15によって形成されている。走行経路を形成する一対のビーム材15の一方は第一物品収納棚11に備えられるビーム材15であり、他方は第二物品収納棚12に備えられるビーム材15である。走行経路を形成する一対のビーム材15のそれぞれは、物品搬送体20を下側から支持する支持面を備え、物品搬送体20は、当該支持面に支持された状態で延在方向Lに沿って移動する。
本実施形態では、物品収納装置10は、延在方向Lに沿って移動する作業者が歩行する歩廊13を、一対の物品収納棚(第一物品収納棚11及び第二物品収納棚12)の間に備えている。本例では、歩廊13は、移動通路21を挟んで幅方向Wに対向する一対のビーム材15の間に架設された板状体により構成されている。この板状体は、例えば、メッシュ板(網板)やパンチング板等の多孔板とされる。本実施形態では、図2に示すように、歩廊13は、移動通路21を、下側の3段の走行経路が形成される空間(下側の3段の収納部17が形成される空間)と、上側の3段の走行経路が形成される空間(上側の3段の収納部17が形成される空間)とに、上下に区画する位置に設けられている。
物品移載装置30は、物品収納装置10に対して第一方向L1側に並べて配置されている。物品移載装置30は、上下方向Vにおいて複数設定された物品移載位置P(図2参照)において、(自己と)物品収納装置10との間で物品2を移載する。物品移載位置Pは、第一中継部91及び第二中継部92の少なくとも一方が設けられた上下方向Vの位置のそれぞれに対応して設定される高さ(上下方向Vの位置)である。本実施形態では、互いに異なる6つの上下方向Vの位置のそれぞれに、第一中継部91及び第二中継部92の双方が設けられ、当該6つの上下方向Vの位置のそれぞれに対応して合計6つの物品移載位置Pが設定されている。物品移載装置30は、物品収納装置10に入庫する物品2を、移載対象の第一中継部91又は第二中継部92に渡すと共に、物品収納装置10から出庫する物品2を、移載対象の第一中継部91又は第二中継部92から受け取る。この際、物品2の移載は、移載対象の第一中継部91又は第二中継部92に対応する物品移載位置Pで行われる。なお、移載対象の第一中継部91又は第二中継部92は、物品2の入庫先又は出庫元の収納部17と同じ段の中継部である。
物品移載装置30は、上下方向Vに沿って立設される第一マスト31と、第一マスト31によって昇降自在に支持される第一昇降台41と、上下方向Vに沿って立設される第二マスト32と、第二マスト32によって昇降自在に支持される第二昇降台42と、を備えている。第一マスト31及び第二マスト32のそれぞれは、物品収納設備1の床面に立設されている。図5に示すように、第一マスト31及び第一昇降台41は、幅方向Wにおける移動通路21の中央部21aよりも(幅方向Wの)一方側に配置され、第一物品収納棚11も、幅方向Wの一方側に配置されている。また、第二マスト32及び第二昇降台42は、幅方向Wにおける移動通路21の中央部21aよりも(幅方向Wの)他方側に配置され、第二物品収納棚12も、幅方向Wの他方側に配置されている。第一昇降台41は、上下方向Vに見て、第一中継部91に対して第一方向L1側に並べて配置され、第二昇降台42は、上下方向Vに見て、第二中継部92に対して第一方向L1側に並べて配置されている。
本実施形態では、第一マスト31と第二マスト32とは、延在方向Lにおける互いに同じ位置に配置されている。すなわち、第一マスト31と第二マスト32とは、延在方向Lにおける互いに同じ位置において、幅方向Wにおける移動通路21の中央部21aに対して(幅方向Wの)両側に分かれて配置されている。ここで、「延在方向Lにおける互いに同じ位置に配置」とは、延在方向Lにおけるそれぞれの中央部が延在方向Lにおける互いに同じ位置に配置される場合に限らず、延在方向Lにおけるそれぞれの配置領域が少なくとも一部で重複する範囲内で、延在方向Lにおけるそれぞれの中央部が延在方向Lにずれて配置される場合を含む概念として用いている。本例では、図5に示すように、第一マスト31及び第二マスト32のそれぞれの断面形状(上下方向Vに直交する断面の形状)は、中央部21aを通って延在方向Lに平行に延びる直線を対称軸として、互いに線対称な形状に形成されている。そして、第一マスト31及び第二マスト32のそれぞれの延在方向Lにおける中央部は、延在方向Lにおける互いに同じ位置に配置されている。
また、本実施形態では、図5に示すように、第一マスト31は、第一昇降台41よりも幅方向Wにおける移動通路21の中央部21a側であって、幅方向Wに見て第一昇降台41と重複する位置に配置されている。また、第二マスト32は、第二昇降台42よりも幅方向Wにおける移動通路21の中央部21a側であって、幅方向Wに見て第二昇降台42と重複する位置に配置されている。本例では、第一マスト31は、幅方向Wに見て第一マスト31の全体が第一昇降台41と重複する位置に配置され、第二マスト32は、幅方向Wに見て第二マスト32の全体が第二昇降台42と重複する位置に配置されている。
物品移載装置30は、第一昇降台41及び第二昇降台42のそれぞれに対応して昇降モータ43(図3、図4参照)を備え、対応する昇降モータ43を回転駆動することにより、第一昇降台41及び第二昇降台42が各別に昇降移動される。なお、図3及び図4では、後述する梯子50や落下防止体60についての理解を容易にすべく、第一昇降台41や第二昇降台42を省略して示している。本実施形態では、第一昇降台41及び第二昇降台42のそれぞれは、載置支持した物品2を延在方向Lに搬送するコンベヤ(本例ではベルトコンベヤ)を用いて構成されている。第一昇降台41及び第二昇降台42のそれぞれは、複数の物品移載位置Pのそれぞれに対応する高さにおいて、(自己と)物品収納装置10との間で物品2を移載する。具体的には、第一昇降台41が移載対象の第一中継部91に対応する物品移載位置Pに昇降移動した状態で、すなわち、第一昇降台41及び移載対象の第一中継部91のそれぞれの物品載置面の高さが一致した状態で、第一昇降台41及び移載対象の第一中継部91のそれぞれの搬送作動を制御することで、これらの間で物品2が移載される。また、第二昇降台42が移載対象の第二中継部92に対応する物品移載位置Pに昇降移動した状態で、すなわち、第二昇降台42及び移載対象の第二中継部92のそれぞれの物品載置面の高さが一致した状態で、第二昇降台42及び移載対象の第二中継部92のそれぞれの搬送作動を制御することで、これらの間で物品2が移載される。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、物品収納設備1は、物品収納装置10へ入庫する物品2を物品移載装置30に渡したり、物品収納装置10から出庫する物品2を物品移載装置30から受け取るためのコンベヤとして、第一コンベヤ81、第二コンベヤ82、第三コンベヤ83、及び第四コンベヤ84を備えている。図1及び図5に示すように、第一コンベヤ81及び第三コンベヤ83は、上下方向Vに見て、第一昇降台41に対して第一方向L1側に並べて配置され、第二コンベヤ82及び第四コンベヤ84は、上下方向Vに見て、第二昇降台42に対して第一方向L1側に並べて配置されている。第一昇降台41が第一コンベヤ81に対応する高さに昇降移動した状態で、第一昇降台41と第一コンベヤ81との間で物品2が移載され、第一昇降台41が第三コンベヤ83に対応する高さに昇降移動した状態で、第一昇降台41と第三コンベヤ83との間で物品2が移載される。また、第二昇降台42が第二コンベヤ82に対応する高さに昇降移動した状態で、第二昇降台42と第二コンベヤ82との間で物品2が移載され、第二昇降台42が第四コンベヤ84に対応する高さに昇降移動した状態で、第二昇降台42と第四コンベヤ84との間で物品2が移載される。
第一昇降台41を物品収納装置10に入庫する物品2を支持する入庫用の昇降台とし、第二昇降台42を物品収納装置10から出庫する物品2を支持する出庫用の昇降台とする場合には、第一コンベヤ81及び第三コンベヤ83は入庫用のコンベヤとなり、第二コンベヤ82及び第四コンベヤ84は出庫用のコンベヤとなる。また、第一昇降台41を物品収納装置10から出庫する物品2を支持する出庫用の昇降台とし、第二昇降台42を物品収納装置10に入庫する物品2を支持する入庫用の昇降台とする場合には、第一コンベヤ81及び第三コンベヤ83は出庫用のコンベヤとなり、第二コンベヤ82及び第四コンベヤ84は入庫用のコンベヤとなる。
図3〜図5に示すように、物品収納設備1は、物品収納装置10に対して第一方向L1側から着脱自在に取り付けられる作業者用の梯子50と、梯子50を昇り降りする作業者を幅方向Wの両側及び第一方向L1側から部分的に囲む落下防止体60と、を備えている。梯子50は、延在方向Lに見て一対の物品収納棚(第一物品収納棚11及び第二物品収納棚12)の間に配置される部分を有するように、物品収納装置10に対して取り付けられる。本例では、梯子50が物品収納装置10に取り付けられた状態で、梯子50の全体が、延在方向Lに見て一対の物品収納棚の間に配置される。梯子50は、一対の縦桟と、縦桟の長手方向に間隔を空けながら一対の縦桟の間に架設された複数の横桟とを備える。梯子50は、横桟が幅方向Wに沿う向きで物品収納装置10に対して取り付けられる。作業者は、第一方向L1側から横桟に足を乗せて梯子50を昇り降りする。すなわち、梯子50における作業者が昇り降りする側は、梯子50に対して第一方向L1側である。
図3〜図5に示すように、梯子50は、物品収納装置10に設けられた被取付部18に係脱自在な取付部51を備えている。本例では、被取付部18は、第一マスト31及び第二マスト32よりも第二方向L2側に配置されている。図4に示すように、物品収納装置10に対して第一方向L1側から運ばれた梯子50の取付部51を被取付部18に係合させることで、梯子50が物品収納装置10に対して第一方向L1側から取り付けられる。本実施形態では、被取付部18は、物品収納装置10の第一方向L1側の端部に配置された一対の支柱14である一対の対象支柱14aに支持されている。一対の対象支柱14aは、延在方向Lにおける互いに同じ位置において、幅方向Wにおける移動通路21の中央部21aに対して(幅方向Wの)両側に分かれて配置されている。被取付部18は、一対の対象支柱14aを幅方向Wに連結する連結部材に固定されることで、一対の対象支柱14aに支持されている。本実施形態では、被取付部18は、幅方向Wに沿って設けられた棒状部材により構成されており、取付部51は、被取付部18に対して上方側から係合するフック状部材により構成されている。取付部51は、縦桟の長手方向での梯子50の端部(上側の端部)における、幅方向Wの両側のそれぞれに設けられている。本例では、梯子50が物品収納装置10に取り付けられた状態で、梯子50における取付部51とは反対側の端部(下側の端部)は、作業者が通行するために昇降モータ43の上側に設けられた踏み台44に対して固定される。また、本例では、梯子50を昇降する作業者が把持する手摺70が、一対の対象支柱14aのそれぞれに固定されている。
本実施形態では、梯子50は、作業者が歩廊13に登ることが可能に物品収納装置10に取り付けられる。このような梯子50の取付を可能とすべく、図3及び図4に示すように、被取付部18は、歩廊13の高さに対応した高さに設けられている。具体的には、本例では、被取付部18は、歩廊13と同じ高さ(同程度の高さ)に設けられている。作業者は、梯子50を利用して歩廊13に登ることで、移動通路21における歩廊13よりも上側の空間(本例では、上側の3段の収納部17が形成される空間)において、収納部17等に対するメンテナンス作業を行うことができる。また、作業者は、梯子50が物品収納装置10に取り付けられていない状態で、踏み台44の上を通行して第一マスト31と第二マスト32との間から移動通路21における歩廊13よりも下側の空間(本例では、下側の3段の収納部17が形成される空間)に立ち入ることで、当該空間において収納部17等に対するメンテナンス作業を行うことができる。図4及び図5に示すように、本実施形態では、梯子50は、第一マスト31と第二マスト32との間に配置される部分を有するように、物品収納装置10に対する取付部51から第一方向L1側及び下方側に延びるように物品収納装置10に取り付けられる。本実施形態では、梯子50が物品収納装置10に取り付けられた状態で、梯子50における取付部51とは反対側の端部は、第一マスト31及び第二マスト32よりも第一方向L1側(本例では僅かに第一方向L1側)に配置される。
落下防止体60は、梯子50を昇り降りする作業者を、幅方向Wの両側及び第一方向L1側から部分的に囲むように設けられる。ここで、「部分的に囲む」とは、作業者を上から見た場合に作業者を部分的に囲むこと、すなわち、作業者を周方向(体の中心軸を基準とする周方向)において部分的に囲むことを意味する。すなわち、落下防止体60は、梯子50を昇り降りする作業者に対して第二方向L2側に配置される部分を有していない。落下防止体60は、第一マスト31と第二マスト32とによって幅方向Wの両側で支持されるように、第一マスト31及び第二マスト32のそれぞれに固定されている。本実施形態では、図3〜図5に示すように、落下防止体60は、上下方向Vに並べて設けられる複数の枠体62と、上下方向Vに沿って延びるように形成されて複数の枠体62を連結する連結部63と、延在方向Lに沿って延びるように形成されて連結部63を第一マスト31又は第二マスト32に固定する固定部61とを備えている。落下防止体60は、第一昇降台41や第二昇降台42の昇降移動を阻害しないように、第一マスト31及び第二マスト32のそれぞれに固定される。本例では、第一マスト31及び第二マスト32のそれぞれにおける、互いに向かい合う側の端部に、固定部61が連結されている。
本実施形態では、複数の枠体62は、上下方向Vの配置位置を除いて互いに同様に構成されている。具体的には、枠体62のそれぞれは、上下方向Vに見て、第二方向L2側に開口する角張ったU字状に形成されている(図5参照)。すなわち、枠体62は、幅方向Wに沿って延びる第一部分と、幅方向Wにおける第一部分の一端部(図5における上側の端部)から第二方向L2側に向かって延在方向Lに沿って延びる第二部分と、幅方向Wにおける第一部分の他端部(図5における下側の端部)から第二方向L2側に向かって延在方向Lに沿って延びる第三部分とを備えている。なお、第一部分は、梯子50を昇り降りする作業者の後側(背中側)に配置される部分であり、第二部分は、延在方向Lに見て梯子50を昇り降りする作業者の左側に配置される部分であり、第三部分は、延在方向Lに見て梯子50を昇り降りする作業者の右側に配置される部分である。そして、連結部63として、複数の枠体62のそれぞれの第一部分を連結する第一連結部63aと、複数の枠体62のそれぞれの第二部分を連結する第二連結部63bと、複数の枠体62のそれぞれの第三部分を連結する第三連結部63cとが設けられている。第二連結部63bは、上下方向Vの複数箇所(本例では2箇所)において固定部61によって第一マスト31に固定され、第三連結部63cは、上下方向Vの複数箇所(本例では2箇所)において固定部61によって第二マスト32に固定されている。
本実施形態では、図3〜図5に示すように、落下防止体60は、第一マスト31及び第二マスト32に対して第一方向L1側に突出するように設けられている。本例では、固定部61が第一マスト31又は第二マスト32から第一方向L1側に延びるように設けられ、複数の枠体62のそれぞれの全体が、第一マスト31及び第二マスト32よりも第一方向L1側に配置されている。また、本実施形態では、落下防止体60の少なくとも一部(本例では一部のみ)は、歩廊13よりも高い位置に配置されている。すなわち、落下防止体60の上端部(本例では最上部の枠体62)は、歩廊13よりも高い位置に配置され、本例では、手摺70の上端部よりも高い位置に配置されている。また、落下防止体60の下端部(本例では最下部の枠体62)は、歩廊13よりも低い位置に配置されている。物品収納装置10に取り付けられた状態の梯子50との関係では、落下防止体60の上端部は、梯子50の上端部よりも高い位置に配置され、落下防止体60の下端部は、梯子50の上端部よりも低い位置に配置されている。
〔その他の実施形態〕
本発明に係る物品収納設備の、その他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、落下防止体60が第一マスト31及び第二マスト32に対して第一方向L1側に突出するように設けられる構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、落下防止体60が第一マスト31及び第二マスト32に対して第二方向L2側に突出するように設けられる構成や、落下防止体60が第一マスト31及び第二マスト32に対して第一方向L1側及び第二方向L2側の双方に突出するように設けられる構成とすることもできる。また、落下防止体60が第一マスト31及び第二マスト32に対して第一方向L1側及び第二方向L2側のいずれにも突出しないように設けられる構成、すなわち、落下防止体60が第一マスト31と第二マスト32との間に配置される部分のみを有する構成とすることも可能である。
(2)上記の実施形態では、第一マスト31が、第一昇降台41よりも幅方向Wにおける移動通路21の中央部21a側であって、幅方向Wに見て第一昇降台41と重複する位置に配置されると共に、第二マスト32が、第二昇降台42よりも幅方向Wにおける移動通路21の中央部21a側であって、幅方向Wに見て第二昇降台42と重複する位置に配置される構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、第一マスト31が幅方向Wに見て第一昇降台41と重複しない位置に配置される構成、すなわち、第一マスト31が幅方向Wにおいて第一昇降台41とは異なる位置に配置される構成とすることも可能である。この場合、幅方向Wの配置領域に関して、第一マスト31の配置領域の少なくとも一部が第一昇降台41の配置領域と重複する構成とすることもできる。同様に、第二マスト32が幅方向Wに見て第二昇降台42と重複しない位置に配置される構成、すなわち、第二マスト32が幅方向Wにおいて第二昇降台42とは異なる位置に配置される構成とすることも可能である。この場合、幅方向Wの配置領域に関して、第二マスト32の配置領域の少なくとも一部が第二昇降台42の配置領域と重複する構成とすることもできる。
(3)上記の実施形態では、第一マスト31と第二マスト32とが、延在方向Lにおける互いに同じ位置に配置され、梯子50が、第一マスト31と第二マスト32との間に配置される部分を有するように、物品収納装置10に対する取付部51から第一方向L1側及び下方側に延びるように物品収納装置10に取り付けられる構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、梯子50が第一マスト31と第二マスト32との間に配置される部分を有さないように、物品収納装置10に取り付けられる構成とすることもできる。例えば、第一マスト31と第二マスト32とが延在方向Lにおける互いに異なる位置に配置される構成、取付部51から梯子50が延びる方向の上下方向Vに対する傾斜角が上記実施形態の例よりも小さい構成(例えば、取付部51から下方側のみに梯子50が延びる構成)、或いは、第一マスト31及び第二マスト32が上記実施形態の例よりも第一方向L1側に配置される構成とした場合に、物品収納装置10に取り付けられた梯子50が、第一マスト31と第二マスト32との間に配置される部分を有さないように構成することができる。
(4)上記の実施形態では、落下防止体60の一部が、歩廊13よりも高い位置に配置される構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、落下防止体60の全体が歩廊13よりも高い位置に配置される構成や、落下防止体60の全体が歩廊13よりも低い位置に配置される構成とすることも可能である。
(5)上記の実施形態では、枠体62が上下方向Vに見て第二方向L2側に開口する角張ったU字状(角のあるU字状)に形成される構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、枠体62の上下方向Vに見た場合の形状を、第二方向L2側に開口する丸まったU字状(角のないU字状)や、第二方向L2側に開口する丸まったV字状(角のないV字状)等としても良い。また、上記の実施形態では、落下防止体60が、上下方向Vに並べて設けられる複数の枠体62を備える構成、すなわち、落下防止体60が、梯子50を昇り降りする作業者を、上下方向Vにおいて部分的に囲む構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、落下防止体60が、梯子50を昇り降りする作業者を、上下方向Vにおいて連続的に囲む構成とすることも可能である。この場合、落下防止体60は、例えば、板状部材を用いて構成される。
(6)上記の実施形態では、落下防止体60が備える複数の枠体62の構成が、上下方向Vの配置位置を除いて互いに同様である構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、複数の枠体62が、上下方向Vの配置位置に加えて他の構成についても互いに異なる構成とすることも可能である。例えば、枠体62における第一方向L1側の端部(上記実施形態の例では、幅方向Wに沿って延びる第一部分)の配置位置について、最下部の枠体62が最上部の枠体62よりも第一方向L1側に配置される構成とすることができる。この場合、最上部の枠体62と最下部の枠体62との間に配置された枠体62のそれぞれの、第一方向L1側の端部の配置位置については、上側の最も近い他の枠体62と同じ位置又は当該枠体62よりも第一方向L1側に配置される構成とすることができる。
(7)上記の実施形態では、梯子50が物品収納装置10に対して第一方向L1側から着脱自在に取り付けられる構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、梯子50が物品収納装置10に固定的に取り付けられる構成とすることも可能である。この場合、梯子50が図3に示すような傾斜姿勢で物品収納装置10に固定される構成としても、梯子50が上下方向Vに沿う姿勢で物品収納装置10に固定される構成としても良い。後者の構成の場合には、梯子50が上下方向Vに平行な揺動軸心周りに揺動自在に物品収納装置10に固定される構成とすることもできる。この場合、作業者が第一マスト31と第二マスト32との間から移動通路21における歩廊13よりも下側の空間に立ち入ることができるように、梯子50を使用しない場合には、梯子50を使用時の向き(梯子50を構成する横桟が幅方向Wに沿う向き)から揺動軸心周りに90度程度回転させて、当該横桟が延在方向Lに沿う向きで梯子50が配置される構成とすることができる。
(8)上記の実施形態では、物品収納装置10が歩廊13を備える構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されず、物品収納装置10が歩廊を備えない構成とすることもできる。例えば、各物品搬送体20の移動空間よりも上方側の高さである退避高さと、当該移動空間内の高さである作業高さとの間で、移動通路21内を昇降自在な作業者用足場が、歩廊に代えて設けられる構成とすることができる。この場合、作業高さに位置する作業者用足場に作業者が登ることが可能に梯子50が物品収納装置10に取り付けられ、落下防止体60の少なくとも一部が、作業高さに位置する作業者用足場よりも高い位置に配置される構成とすることができる。また、上記の実施形態では、物品収納装置10が1つの歩廊13を備える構成を例として説明したが、物品収納装置10が上下方向Vにおける互いに異なる位置に複数の歩廊13を備える構成とすることもできる。この場合、例えば、落下防止体60上端部が、最も高い歩廊13よりも高い位置に配置され、落下防止体60の下端部が、最も低い歩廊13よりも低い位置に、或いは、当該歩廊13と二番目に低い歩廊13との間の位置に配置される構成とすることができる。
(9)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
1:物品収納設備
2:物品
10:物品収納装置
11:第一物品収納棚(物品収納棚)
12:第二物品収納棚(物品収納棚)
13:歩廊
20:物品搬送体
21:移動通路
21a:中央部
30:物品移載装置
31:第一マスト
32:第二マスト
41:第一昇降台
42:第二昇降台
50:梯子
51:取付部
60:落下防止体
70:手摺
H:水平方向
L:延在方向
L1:第一方向
P:物品移載位置
V:上下方向
W:幅方向

Claims (4)

  1. 物品搬送体の移動通路を挟んで水平方向に並べて対向配置された一対の物品収納棚を備える物品収納装置と、前記物品収納装置に対して前記移動通路の延在方向の一方側である第一方向側に並べて配置されて、上下方向において複数設定された物品移載位置において前記物品収納装置との間で物品を移載する物品移載装置と、を備え、
    前記物品移載装置が、上下方向に沿って立設される第一マストと、前記第一マストによって昇降自在に支持されると共に複数の前記物品移載位置のそれぞれに対応する高さにおいて前記物品収納装置との間で物品を移載する第一昇降台とを、前記移動通路の幅方向における前記移動通路の中央部よりも一方側に備えると共に、上下方向に沿って立設される第二マストと、前記第二マストによって昇降自在に支持されると共に複数の前記物品移載位置のそれぞれに対応する高さにおいて前記物品収納装置との間で物品を移載する第二昇降台とを、前記幅方向における前記移動通路の中央部よりも他方側に備えた物品収納設備であって、
    前記延在方向に見て前記一対の物品収納棚の間に配置される部分を有するように、前記物品収納装置に対して前記第一方向側から着脱自在に又は固定的に取り付けられる作業者用の梯子と、
    前記梯子を昇り降りする作業者を前記幅方向の両側及び前記第一方向側から部分的に囲む落下防止体と、を備え、
    前記落下防止体が、前記第一マストと前記第二マストとによって前記幅方向の両側で支持されるように、前記第一マスト及び前記第二マストのそれぞれに固定されている物品収納設備。
  2. 前記第一マストは、前記第一昇降台よりも前記幅方向における前記移動通路の中央部側であって、前記幅方向に見て前記第一昇降台と重複する位置に配置され、
    前記第二マストは、前記第二昇降台よりも前記幅方向における前記移動通路の中央部側であって、前記幅方向に見て前記第二昇降台と重複する位置に配置され、
    前記落下防止体は、前記第一マスト及び前記第二マストに対して前記第一方向側に突出するように設けられている請求項1に記載の物品収納設備。
  3. 前記第一マストと前記第二マストとは、前記延在方向における互いに同じ位置に配置され、
    前記梯子は、前記第一マストと前記第二マストとの間に配置される部分を有するように、前記物品収納装置に対する取付部から前記第一方向側及び下方側に延びるように前記物品収納装置に取り付けられる請求項2に記載の物品収納設備。
  4. 前記物品収納装置は、前記延在方向に沿って移動する作業者が歩行する歩廊を前記一対の物品収納棚の間に備え、
    前記梯子は、作業者が前記歩廊に登ることが可能に前記物品収納装置に取り付けられ、
    前記落下防止体の少なくとも一部は、前記歩廊よりも高い位置に配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の物品収納設備。
JP2014191710A 2014-09-19 2014-09-19 物品収納設備 Active JP6341029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191710A JP6341029B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 物品収納設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191710A JP6341029B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 物品収納設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016060621A JP2016060621A (ja) 2016-04-25
JP6341029B2 true JP6341029B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=55797064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191710A Active JP6341029B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 物品収納設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6341029B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739349Y2 (ja) * 1978-12-01 1982-08-30
JPS58176388A (ja) * 1982-03-30 1983-10-15 株式会社ナカ技術研究所 避難装置
JPH02198901A (ja) * 1989-01-30 1990-08-07 Hitachi Ltd 自動倉庫
JP2545276Y2 (ja) * 1991-05-08 1997-08-25 石川島播磨重工業株式会社 自動倉庫の移載装置
JPH0589309U (ja) * 1991-08-23 1993-12-07 村田機械株式会社 自動倉庫の保守・点検装置
JPH0645921U (ja) * 1992-11-25 1994-06-24 株式会社イトーキクレビオ 自動倉庫におけるスタッカクレーンの梯子装置
JPH07109008A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Daifuku Co Ltd 自動倉庫
JP3394238B2 (ja) * 2000-10-06 2003-04-07 有限会社アシスト 自動倉庫
JP2004019156A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Itoki Crebio Corp 什器等に架設する移動式梯子
US9051779B2 (en) * 2012-03-23 2015-06-09 Material Control, Inc. Dual track ladder for use with mobile shelving

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016060621A (ja) 2016-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6443264B2 (ja) 物品収納設備
TWI733928B (zh) 物品搬送設備
JP5403358B2 (ja) 物品保管設備
JP6315098B2 (ja) 仕分けシステムと仕分け方法
JP4400756B2 (ja) 昇降搬送装置
KR102572057B1 (ko) 물품 반송 설비
JP2007331906A (ja) 天井走行車システム
TWI828842B (zh) 保管系統
US2966956A (en) Extension tower for use with a fork lift truck
RU2688499C2 (ru) Установка для укладки объектов на поддон, содержащая поддоноподъемник и укладочное устройство
JP6341029B2 (ja) 物品収納設備
JP3776654B2 (ja) 自動倉庫
JP2021528333A (ja) 保管システム
JP6841250B2 (ja) 自動倉庫
JP6970552B2 (ja) 作業用防護装置
JP2016050109A (ja) 物品搬送装置
JP2015017367A (ja) 地下シェルターの昇降装置
JP6986982B2 (ja) 駐車装置
KR100458096B1 (ko) 이동형 간이 리프트 장치
JP2545276Y2 (ja) 自動倉庫の移載装置
JP6287699B2 (ja) 物品搬送装置
JP4505754B2 (ja) 天井走行式搬送装置における走行レール昇降装置
JP2682316B2 (ja) 昇降搬送装置用支柱
KR20230128057A (ko) 천장 보관 시스템
JP3344071B2 (ja) ストレージコンベヤ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6341029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250